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就活に失敗したら人生終わり?その後の進路や就職を成功させる方法も紹介
更新日
この記事のまとめ
- 就活に失敗しても、その後の人生が終わりというわけではない
- 就活失敗とは、1社も内定が出ないことや第一志望の企業に落ちてしまうことを指す
- 就活失敗のその後は、もう一度就活を行ったりアルバイト先で正社員を目指したりできる
- 就活失敗のその後は、企業研究や自己分析をもう一度徹底するのがおすすめ
- 就活に失敗した場合も、1人で抱え込まず周囲を頼ることで就職成功の道が開ける
「就活失敗のその後はどうなる?」「就職に失敗したら人生終わり?」と考える方は多いでしょう。「就活失敗」とは、どこからも内定をもらえなかった場合だけではなく、希望の企業に就けなかったり、入社後すぐに退職してしまったりする場合などが当てはまります。
このコラムでは、就活失敗後の進路や、次の就職活動を成功させる方法をご紹介。就活を成功に導く第一歩として、ぜひ参考にしてみてください。
就活に失敗しても人生終わりではない!
就活に失敗したからといって、「人生終わり…」というわけではありません。学生でなくなっても就活を行うことはできるので、過度に自分を責めるのは避けましょう。長い人生で失敗は必ずあると考え、経験を糧にして前向きにチャレンジすることが大切です。
この項では、就活の成功率や失敗したあとにリカバリーが可能である理由を解説します。気持ちを切り替えて、今後の進路を前向きに考えるための参考にしてみてください。
就活に失敗する人の割合は1.9%と低め
すべての求職者が第一志望の会社に合格したり、正社員として入社できたりしているわけではありません。厚生労働省の「令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」では、2024年3月卒業の大卒者の就職内定率は98.1%。高い数値ではあるものの、就職が叶わなかった人も1.9%いるといえます。
自分だけが就職に失敗したのではないと考え、あまり深刻にならず気持ちを切り替えることが就職成功への近道といえるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します
既卒や第二新卒の需要は高い
採用市場において、既卒や第二新卒の需要は高いとされています。厚生労働省の「第7回 今後の若年者雇用に関する研究会資料 図表17 既卒者の募集状況」では、新卒枠で既卒者を募集した会社が2019年時点で70%ありました。また、新卒枠で既卒者を受け入れる場合、応募可能な卒業後の経過期間を2年超や上限なしとする会社が増えており、2010年には64%だったのが、2019年には75%に増加しています。
既卒・第二新卒の需要が高い理由は、採用競争の激化により新卒採用だけでは人材を確保しきれない企業側の事情や、少子化の影響で20代の若い人材のニーズが高いという点が挙げられるでしょう。就活に失敗したその後も、既卒や第二新卒として就職するチャンスは十分にあるといえます。
就活失敗を繰り返さないためには、内定を得られなかった背景もあわせて分析することが大切です。就活の失敗を振り返ることは、より自分に合った企業や働き方を見つけるチャンスにもなり得るでしょう。詳しくは、「就活の失敗は取り返せる!原因と改善策について考えよう」のコラムをご一読ください。
参照元
厚生労働省
今後の若年者雇用に関する研究会
内定をもらえないまま卒業しても既卒には強みがある
既卒のように若く柔軟性があり、特定の会社のやり方に慣れていない人材は広く歓迎されるようです。また、「就活失敗」という苦労を乗り越えようと努力する姿を、高く評価してくれる会社もあります。就活に失敗したあと既卒として再度就活している場合は、強みである年齢や働く意欲をアピールするのがポイントです。強みとあわせて、もっているスキルや学んだことをどのように活かすかをポジティブに示しましょう。
既卒就活を成功させるためのポイントは、「既卒就活の成功ポイント!プロによる面接対策のコツや実際の体験談をご紹介」のコラムで詳しく解説しているので、こちらもあわせてご一読ください。
「就活失敗」と感じる瞬間は?6つの例
就活に失敗してしまった例として「どこからも内定をもらえなかった」「入社後に早期退職してしまった」などが挙げられます。ここでは、「就活に失敗してしまった」と感じる瞬間について6つの例を紹介するので、確認してみましょう。
1.どこからも内定をもらえなかったとき
就活に失敗したと感じる例の一つは、「どの企業からも内定をもらえなかったとき」です。意欲をもって就活したのに結果が内定ゼロの場合、ひどく落胆してしまうことも少なくないでしょう。
また、すでに内定を得ている友人・知人と比較してしまい、「自分一人だけが就活に失敗している」と不安を感じる可能性もあります。
2.内定はもらえたが第一志望の会社ではないとき
就活に失敗した状態の例として、「内定はもらえたものの、第一志望の会社ではなかった」というケースも挙げられます。自分の第一志望の会社で不採用になると、「どうしても働きたかった」「第一志望の会社以外考えられない」などの思いから、就活に失敗したと捉える方は多いようです。
3.興味がない会社の内定しかもらえないとき
「興味がない業界や会社の内定ばかり」という状況も、就活に失敗したと感じやすくなります。キャリアビジョンを叶えられない不安や、「興味がある業界や会社に求められていない」などの考えが、就活に失敗したという気持ちを強くさせるようです。
4.正社員として就職できなかったとき
正社員への就職が叶わず、派遣社員や契約社員などの非正規社員として入社した場合、就活に失敗したと考える方もいます。安定した収入や充実した福利厚生、ボーナスの有無などから、「正社員就職=就活成功」とする求職者が多いのが一因のようです。
5.入社はしたものの早期離職してしまったとき
内定をもらった企業に入社したものの早期離職をする場合も、「就活に失敗した」と感じやすいようです。
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によると、2020年3月卒業の社会人のうち入社3年目までに離職しているのは、大学卒業者で32.3%、高校卒業者では37.0%ほどいることが分かります。なお、2016年から2020年の5年間の入社3年以内での離職率は以下のとおりです。
卒業年 | 大卒 | 高卒 |
---|---|---|
2016年 | 32.0% | 39.2% |
2017年 | 32.8% | 39.5% |
2018年 | 31.2% | 36.9% |
2019年 | 31.5% | 35.9% |
2020年 | 32.3% | 37.0% |
参照:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します 新規学卒者就職率と就職後3年以内離職率(p.4)」
上記の結果から、卒業年度にかかわらず、入社3年以内の離職率はおおよそ3割程度で推移していることが分かります。主な離職理由として、自分が思っていた業務と異なったり、給与や労働環境に不満が生じたりする点が考えられるでしょう。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
6.入社してみたらブラック企業だったとき
入社した会社が「極端な長時間労働やノルマがあった」「サービス残業やパワーハラスメントが横行している」といったブラック企業だった場合も、就活に失敗したと感じる例として挙げられます。
業務時間が長過ぎたり、理不尽な叱責を日常的に受けたりする環境で長く勤めることは難しく、無理して働き続けると心身の健康を害してしまう可能性も。このような状況下では、自分の心身の状態を見て、転職や休職といった次の行動に移るほうが良いといえるでしょう。
ブラック企業に入社した場合の対応方法は、「ブラック企業の特徴とは?入社前の見分け方と対処法を解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
就活失敗につながりやすい11のパターン
就活失敗につながりやすい原因として、「就活の準備をスタートさせるのが遅い」「企業研究や自己分析が不十分」などが考えられます。以下で、就活失敗につながりやすい11のパターンを紹介するので、就活を控えている方やこれから再度就活に臨む方はぜひ参考にしてみてください。
1.就活の準備をスタートさせるのが遅い
就活で失敗する原因の一つに、就活の準備を始めるのが遅いことが挙げられます。新卒の場合、就活は大学3年生の3月から始まるのが一般的。しかし、就職に成功している方は、就活が一斉にスタートする時期よりも前から準備に取り組んでいます。
たとえば、3年生になった時点で自己分析や業界・企業研究を始めたり、6月ごろから始まるインターンシップに参加したりするなどして、少しでも有利になるように準備を進めているようです。
一方、まだ本格的に始まっていないからと何の準備もせずにいると、スタートに出遅れてしまい、結果として失敗しやすくなります。
2.規模や知名度を重視して企業を選んでいる
企業規模や知名度を優先して大手企業や人気企業の選考ばかり受けるのも、就活に失敗しやすいといえるでしょう。大手企業や人気企業は応募者が多く倍率が高いため、ほかの企業と比べて選考のハードルが自然と高くなる傾向にあります。
選考を通過しにくい人気企業ばかり受けていると、内定獲得の確率が低くなりやすいもの。就活では、企業の規模や知名度にこだわり過ぎず、視野を広くもつことが大切です。
職種や職業に対するこだわりが強過ぎる
特定の職種や職業に対するこだわりが強過ぎるのも、就活失敗につながる特徴の一つ。こだわりが多く業界や業種を絞り込み過ぎてしまうと、応募できる企業数は少なくなります。応募企業が少ないと、その分内定をもらえる確率も低くなり、失敗につながりやすくなるでしょう。
また、職種や業種によっては専門的な知識や経験、技術が必要となる場合も。それらが不足していれば、いくらこだわりをもって就活を行っても、志望企業からの内定は得にくいといえます。
3.企業研究と自己分析が不足している
企業研究や自己分析をしっかり行っていない場合も、就活で失敗しやすいパターンに含まれるでしょう。企業について十分理解せず、自己分析を怠ったまま面接に臨むと、面接官の質問に対して上手く受け答えできない可能性も。仮に入社できても、「思っていた仕事や環境と違う」「自分には合わなかった」など、ミスマッチを起こし早期離職のリスクも高まります。
企業研究と自己分析は時間を掛けて行うものです。就活スケジュールを把握し、逆算して早めの準備を心掛けましょう。
4.応募書類や面接の準備が不足している
就活に欠かせない応募書類や面接の準備を怠ると、自分のスキルや熱意を十分に伝えられず就活失敗につながりやすくなります。志望動機やこれまでの経験といった応募書類の内容が不十分だと、採用担当者の目に留まりにくくなり、書類選考通過が難しくなるでしょう。
また、面接では求職者の価値観やコミュニケーション能力を見られるのが一般的です。準備を怠ると、緊張や対策不足から本来の力を発揮できなかったり、応募先企業に対する熱意を十分に伝えられなかったりする恐れがあります。
5.就職先に求める条件が多過ぎる
就職先に求める条件が多過ぎるのも、就活失敗の原因の一つです。希望する条件が多過ぎると、理想の会社に出会うのが難しくなるうえ、自分の能力以上の会社にエントリーしてしまう恐れがあります。
自分の市場価値と求める条件のバランスが整っていない状況で就活を続けても、内定をもらえる確率は低いといえるでしょう。
理想や目標を高く設定し過ぎている
理想や目標を高く設定し過ぎるのも、応募する企業の選択肢が狭まってしまうことにつながり、就活失敗の原因となります。また、自分のスキルに見合っていない高過ぎる理想を追い求めると、企業とのミスマッチが原因で内定は遠のいてしまうでしょう。
応募できる企業が少ない場合は、一度すべての希望条件を見つめ直すのがおすすめです。譲れない条件を2~3つだけに厳選したり、自分のスペックに合わない条件を設定していないか考えたりしてみると良いでしょう。
6.なんとなく就活している
「就職に対する意欲がない」「周りがやっているからなんとなく就活している」という場合も、内定をもらえずに失敗する可能性が高いといえます。求職者のなかには、就職後に自分が何をしたいのか分からず就活のやる気が湧かない方もいるでしょう。目標がないと、志望動機や自己PRでアピールする内容に悩むことが多く、就活のモチベーションを維持するのが難しいようです。
やる気のなさは態度や声のトーンで採用担当者に伝わりやすいので、やりたいことを見つける努力や働くメリットなどを洗い出す作業が大切。就職は自分にとってどのようなメリットがあるのか、じっくり考えてみましょう。
就活を楽観的に考え過ぎている
「どこかの企業からは内定をもらえるだろう」と楽観的に考えているのも、就活失敗によくあるパターンの一つです。
前向きな姿勢は大切ですが、なんとかなるだろうという気持ちから準備や対策をせずに就活を進めてしまうと、失敗のもとになることも。ポジティブな気持ちをもちつつも、必要な対策や準備は入念に行いましょう。
7.周囲の意見や助言を聞き入れない
ほかの人からの意見やアドバイスを聞き入れず自分の考えに固執してしまうのも、就活失敗の原因となります。
アピールポイントを探すために周囲に相談をしたり、企業選びについて社会人の先輩からアドバイスをもらったりすることは、自分の就活を客観視するうえで大切なこと。周りの人の意見を柔軟に取り入れ、自分に欠けている視点を補うのが重要です。
8.就活のマナーが身についていない
就活失敗につながるパターンの一つに、「基本的なマナーが身についていない」という点が挙げられます。たとえば、面接の場で「あいさつができていない」「言葉遣いが乱れている」などの行動があると、「入社後に仕事を任せられるか不安」といった懸念を抱かれる恐れがあるでしょう。
また、就活では身だしなみも大切なポイント。だらしない服装では、面接官からの第一印象が悪くなってしまいます。就活中はシワのないスーツを着るだけでなく、頭の先から爪先までしっかり身だしなみを整えましょう。髪は切りそろえ、ネイルなどはせず、磨いた靴を履くのがマナーです。
9.企業へのエントリー数が少ない
企業へのエントリー数が少ないと、選考を受ける企業の母数が限られるため内定ゼロの可能性が高まります。また、自分に合った職種や職場環境を見逃したり、就活の情報収集ができなかったりする場合も。幅広くエントリーすることで、選考の経験値を得られるほか、自分の希望や適性にマッチした企業に出会える機会が増えるでしょう。
就活に対して慎重になり過ぎている
就活に慎重になり過ぎてしまうのも、失敗につながる原因の一つとして考えられます。
就活は人生を大きく変えるものでもあるため、「慎重に行いたい」「よく考えて取り組みたい」という気持ちになることもあるでしょう。しかし、慎重になった結果、仕事選びの段階で時間を掛け過ぎてしまったり、「この企業に興味があるけど自分のスキルでは受からないだろう」と決めつけてエントリーせずにいたりすると、内定をもらえる可能性も減ってしまいます。応募しなければ内定はもらえないので、慎重になり過ぎず、まずは応募してみることも重要です。
10.不採用になった理由が分かっていない
不採用になった結果だけを受け入れ、その理由を分析せずに就活を続けるのも失敗につながりやすくなります。不採用の理由が分からないまま就活をすると、次の選考でも同じ失敗を繰り返しやすくなり、内定が遠のく可能性があるでしょう。
業界・企業研究不足や面接対策不足など、「なぜ不採用になったのか」をしっかり分析し次回の選考に活かすことで、内定獲得の道が見えてきます。
11.「内定獲得」が最終ゴールになっている
就活の最終ゴールが「内定獲得」になっている場合も、失敗しやすいパターンの一つ。特に、内定がもらえず焦りや不安が強くなると、「自分のやりたいことを叶える」から「内定をもらう」がゴールになる求職者も少なくないようです。
内定獲得を意識するあまり、将来のキャリアビジョンや希望する条件を見失ってしまうのは本末転倒といえます。実際に働くことを想像し、応募先企業での長期的な視点を踏まえてゴールを設定するのが大切です。
コミュニケーションを取るのが苦手な人も要注意
就活に失敗しやすい人の特徴として、コミュニケーションを取るのが苦手であることが挙げられます。就活を効率良く進めるには、ほかの就活生と情報共有をしたり、面接練習を繰り返したりするのが有効です。しかし、コミュニケーションが苦手だとなかなか機会を得られず、対策不足のまま選考を迎えなければならない恐れがあります。また、コミュニケーションへの苦手意識から、面接では採用担当者との意思疎通を難しく感じることも。結果として内定を逃しやすくなったり、希望の企業に入社できなかったりと就活に失敗する可能性が高まります。
就活が失敗してしまう原因は、「就活に失敗してもなんとかなる?結果が出せない原因やその後の対処法を解説」のコラムでも解説。あわせてチェックし、就活が失敗してしまう理由を把握しましょう。
「高学歴」にもかかわらず就活に失敗してしまう原因
「高学歴」を強みとして臨んだ就活で失敗してしまう原因は、「理想年収を高く設定し過ぎている」「学歴に最も価値があると思い込んでいる」などです。
学歴が高いからといって、就職に成功するとは限りません。ここでは、高学歴にもかかわらず就活に失敗してしまう原因を解説するので、ぜひチェックしてみてください。
理想年収を高く設定し過ぎている
理想の年収を高く設定し過ぎると、応募できる企業が限定されてしまい、結果的に内定をもらえる可能性が低くなります。「学歴が高ければ必ずしも年収が高い企業に入れる」とは限らないので、理想年収の設定には注意が必要です。
年収が高い企業は魅力的に見えますが、公開されている情報どおりの給料を絶対にもらえるという保証はありません。年収は業績や評価によっても左右され、絶対的なものではないため、囚われ過ぎないことが大切です。
学歴に最も価値があると思い込んでいる
「学歴にこそ最も価値がある」と思い込んでしまうのも、就活が失敗してしまう原因になり得るでしょう。自分の学歴自体の価値を高く見積り過ぎていると、企業の条件を高く設定し過ぎたり、学歴以外のアピールポイントを明確にしないまま選考に臨んだりする恐れがあります。
仕事をするうえで求められる能力は、コミュニケーション力や分析力など、学歴以外にもさまざまです。そのため、学歴のみを長所としても企業から好印象を得るのは難しいでしょう。協調性や課題解決能力など、学歴以外に仕事で活かせるアピールポイントを明確にすることが大切です。
就活失敗のその後の8パターンの進路
就活に失敗したあとの進路としては、「既卒として就活浪人になる」「留年する」などがあります。ほかにも公務員を目指したり、知人の紹介で就職したりするなど、さまざまな進路を選ぶことが可能です。
たとえ就活に失敗しても、その後の人生には幅広い可能性や選択肢があることを覚えておきましょう。
就活に失敗したあとの具体的な進路について以下で詳しく解説しているので、確認してみてください。
1.既卒として就活浪人になる
就活に失敗したら、いわゆる「就活浪人」として卒業後も就活を続ける選択肢があります。就活浪人は「既卒」とも呼ばれ、卒業後に正社員として就職せず就活を続けている方のこと。明確な定義はありませんが、学校を卒業して1~3年以内の方が該当する場合が多いようです。
厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」によると、2010年に「学校を卒業してから3年以内は新卒枠で応募受付できるようにすること」という指針が企業宛てに出されたため、既卒者が新卒枠で応募できる求人も見受けられます。失敗を乗り越え就職に向けて努力している姿にポテンシャルを感じてくれる会社もあるので、前向きな姿勢で就活を継続しましょう。
参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!
2.留年する
在学中に就活に失敗したその後、あえて留年して翌年も「新卒者」として就活を行う方法もあります。一般的に「高学歴」や「難関」といわれる大学に在学している場合、留年することで「高学歴の新卒」という点をアピールポイントの一つとして残し、再び就活に挑戦するほうがメリットが大きいパターンもあるようです。
ただし、新卒として就活できる一方で、学費など金銭面の負担が大きいというデメリットが考えられるため、よく検討する必要があるでしょう。
高学歴を活かすのであれば早めの就活を!
卒業後に高学歴を活かして就活を行うのであれば、早めに行動するのがおすすめ。高学歴であっても、年齢を重ねると正社員として採用してくれる企業は少なくなる傾向にあるためです。フリーター期間が長くなり過ぎないよう、できるだけ早めに行動を起こしましょう。「高学歴フリーターを続けても大丈夫?将来のリスクと就職成功のコツを解説」のコラムでは、高学歴の方が正社員になる方法をまとめています。就活に失敗してしまった高学歴の方は、あわせてご覧ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
3.公務員を目指す
就活に失敗して就活浪人や留年をするなかで、公務員を目指してシフトチェンジするという選択肢もあります。
公務員への就職は、学歴や経歴にかかわらず「公務員試験に合格した人」が対象なので、しっかりと対策を行えば内定獲得の確率が上がるのがメリット。ただし、職域や自治体によって年齢に上限を設けていることもあるため、既卒就活や転職で公務員を目指す方は事前に調べておきましょう。
4.進学・留学する
就活に失敗したあと大学院や専門学校などに再び進学すれば、改めて新卒として就活に挑戦するチャンスが得られます。ただし、進学はあくまでも「学び」が目的。単に学生期間を伸ばしたり、新卒という肩書を求めたりする目的で進学すると、学業に励むことを困難に感じる場合もあるでしょう。ほかにも、「周囲の新卒者に比べて年齢が高くなる」「カリキュラムに応じた学費が掛かる」「入試対策が必要」というリスクも忘れてはいけません。
また、留学という進路も選択肢のうちです。留学で気をつけたいのは、「1年以上の正規・交換留学が学歴として認められる」という点。正規留学とは、現地の学校に入学して学生と同じ授業を受け、専門分野の単位・学位を取得する留学のことです。そのため、語学留学やボランティア留学、ワーキングホリデーは正規留学に該当しません。
「3年間語学留学をした」「ワーキングホリデーの経験がある」などは、履歴書において「学歴」ではなく「自己PR」の分野となるため注意しましょう。
5.起業・フリーランスとして働く
就活に失敗し進路に迷ったら、自ら起業するというのも一つの手です。起業するメリットは、働き方の自由度が高いことや努力次第で高収入を得られる可能性がある点。ただし、会社を興したあと経営を安定させるためには事業資金や人脈、経営ノウハウなどさまざまな要素が必要となります。軌道に乗らず経営破綻するリスクも高いため、起業する場合はしっかりと準備や対策を行ってから挑むのが良いでしょう。
就活失敗後にフリーランスとして働く方も少なくありません。一般的にフリーランスとして働きやすいといわれる職種は、システムエンジニアやWebデザイナー、Webライターなどです。これらはプログラミングやSEOといった専門的な知識が必要ですが、「自分には無理だ」と諦める前に働き方の選択肢に加えてみましょう。
6.アルバイトを始めてフリーターになる
就活に失敗したあと、フリーターになる方もいます。生活するうえでは家賃や食費、光熱費などが必要となるため、フリーターとしてアルバイトで収入を確保しながら就活を続けると良いでしょう。正社員に比べて収入や雇用が不安定ではあるものの、パートやアルバイトを継続しながら生活することも可能です。
また、企業によっては、正社員登用制度を利用して非正規雇用から正規雇用への転換を目指せる場合も。アルバイト求人をチェックする際に、制度や登用実績の有無を確認しておくことをおすすめします。
フリーターにおすすめの職種や就活のポイントは、「大卒フリーターの割合は?就職活動の進め方やおすすめの職種も紹介」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
7.知人の紹介で就職する
知人や周囲に相談し、仕事を紹介してもらえないか頼んでみるのも一つの方法です。「就活に失敗してしまった」と正直に話すことで、知り合いの企業を紹介してもらえる可能性があります。
企業によっては紹介による採用を重視しているところがあるほか、内定を辞退した人がいて補充要員を探している場合も。周りの方に相談するなかで、思いがけない選択肢が見つかることもあるでしょう。
8.派遣社員から正社員を目指す
派遣社員として就職し、派遣先企業で正社員を目指すのも進路の一つです。派遣会社に登録し、派遣された企業での仕事ぶりが認められれば、直接雇用での正社員勤務を勧められる場合もあります。正社員就職を諦めず、自分の仕事に丁寧に取り組んで成果を出すことが重要です。
雇用期間に定めがあるという派遣社員の特徴を活かし、「契約満了までにこのスキルを身につける」など、計画的に目標を立てることでモチベーションを維持し成長していけるでしょう。
就活に失敗したあとの進路については、「就職に失敗した原因とは?その後の進路や内定獲得のポイントを解説」のコラムでも紹介しています。自分の進路に悩んでいる場合は、こちらもあわせてチェックしてみてください。
就活に失敗したその後にニートや引きこもりになることも
就活失敗のショックや挫折感により、ニートや引きこもりになってしまう方も一定数いるようです。一度引きこもってしまうと再び外に出る勇気をなくしてしまい、人と会うことを避けがちになったり、生活リズムが崩れたりする恐れがあります。
この項では、ニートや引きこもりから脱して就職するための方法を解説しているので、ぜひお役立てください。
ニートや引きこもりから就職するための方法
ニートを脱するためにはいくつかの段階があります。生活リズムが乱れている場合は生活習慣を改善することから始め、周囲の人との会話を増やしてみましょう。いきなり正社員就職するのに不安を感じる方は、アルバイトに挑戦してみるのも手です。
就活失敗のあとに引きこもりがちになったものの、「この生活を続けたくない」「なんとか就職したい」と思うニートの方は、以下で解説するニート脱出の方法をぜひ試してみてください。
生活習慣を改善する
「起床・就寝時間を固定する」「朝・昼・晩の食事の時間を決める」などの取り組みをして、生活習慣を整えましょう。ニート生活が続くと、夜型の生活になったり食事のタイミングが不規則になったりしがちです。生活習慣が乱れると体調を崩しやすくなるほか、働き始めた際に今の生活とのギャップを感じて疲れやすくなります。
正社員として就職すると就業時間が決まっていることが多いため、「生活リズムが崩れているかも」と感じる方は規則正しい生活に体を慣れさせておくのがおすすめです。
周囲の人と積極的に会話する
家族や親しい友人など、信頼できる周囲の方と積極的に会話をし、人と接することに慣れていきましょう。
就職して働く場合、程度の差はあれど同僚や上司、取引先などとコミュニケーションを取りながら業務を進めていく必要があります。引きこもっていたことで人とのコミュニケーションに不安を覚えていると、ニート脱出が難しくなる恐れも。そのため、まずは身近な人とのやり取りで周囲と接する機会を増やしてみてください。
アルバイトから始めてみる
「働きたいけれど、いきなり正社員になるのは不安…」という方は、自分のペースで働きやすいアルバイトからスタートするのがおすすめです。
アルバイトは未経験からもチャレンジしやすく、基本的に勤務日数・時間に融通が利くのが魅力。アルバイトとして働くなかで、業務の知識やビジネスマナー、コミュニケーションスキルを磨くこともできます。自分に自信がついたり、アルバイト先の業務が合っていると感じたりしたら、正社員就職へ向けて行動を起こすと良いでしょう。
ニートから正社員への就職を目指している方は、「ニートの定義とは?フリーターとの違いや就職を目指す際のコツも解説」もあわせて参考にしてください。
就活に失敗したときに避けたほうが良い5つの行動
就活に失敗すると、焦りや不安から「内定がもらえればどこでも良い」と考えたり、周りと比較して自分を責めたりしがちです。以下で、就活に失敗したときに避けたほうが良い行動を5つ紹介するので、現状に当てはめてチェックしてみてください。
就活に失敗したときに避けたほうが良い行動
- 内定がもらえればどこでも良いと考える
- 誰にも相談せず1人で抱え込む
- 周りと比較して自分を責める
- 焦って同じ失敗を繰り返す
- 就活を辞める・諦める
1.内定がもらえればどこでも良いと考える
第一志望に落ちたり、どこからも内定をもらえなかったりすると、「内定がもらえればどこでも良い」と思う方も少なくないようです。自分に合うかどうかや、やりたいことができるかを考えずに就職先を決めてしまうと、仮に入社できても社風や業務内容とのミスマッチが生じ早期離職のリスクが高まります。
焦る気持ちをおさえて、「とりあえず」の就職先ではなく、しっかり企業研究を行ったうえで就活に取り組みましょう。
2.誰にも相談せず1人で抱え込む
就活に失敗して悩んでいるときに、誰にも相談せず1人で抱え込んでしまうのは要注意。悪い考えや失敗した経験ばかり思い浮かび、自信喪失やモチベーション低下につながる恐れがあります。一緒に就活を頑張っている大学の友人や信頼できる先輩、家族などに悩みや不安を打ち明け、ストレスを発散するのも大切です。
身近な人に話しにくいという場合は、大学のキャリアセンターや学生相談室、就活相談窓口などを利用するのも良いでしょう。
3.周りと比較して自分を責める
就活をしていると、周囲の就活状況や内定獲得の一報などが耳に入り、つい比較してしまいがちです。情報収集するのは悪いことではありませんが、周りと比較し過ぎて自分を責めるのは避けましょう。
特に、自分だけが内定をもらえていない状況では、「なぜ上手くできないのだろう」といった自責の念に駆られてしまう場合も。過度な自責は就活失敗につながりやすいため、それぞれのペースで進めていくことが大切だと覚えておきましょう。
4.焦って同じ失敗を繰り返す
焦る気持ちから、内定をもらえない理由や原因を分析しないまま就活を進めるのも、避けたほうが良い行動の一つです。就活成功のカギは、不採用になった原因を明確にし同じ失敗を繰り返さないようにすること。上手くいかないときこそ、「改善できる部分は何か」をじっくり振り返る時間を設けるのが重要です。
5.就活を辞める・諦める
就活に失敗しても、完全に辞めたり諦めたりしてしまうのは避けましょう。就活を辞めると内定をもらうチャンスがなくなるうえ、無職の期間が長いほど、のちの選考でマイナスに働く恐れがあります。
自分に合った業界や職種を再検討してみたり、苦手分野を克服してみたりして、内定獲得に向けてポジティブに取り組んでみましょう。
就活に失敗したときに行うと良い5つの行動
就活に失敗したとしても、諦めずに就活をやり直したりリフレッシュする時間をもったりすることで、成功へとつながる場合があります。この項では、就活に失敗したときに行うと良い行動を5つ紹介するので、前向きな思考を得るきっかけにしてみてください。
就活に失敗したときに行うと良い行動
- 諦めずに就活をやり直す
- 「不合格=新しい企業に出会えるチャンス」と捉える
- なりたい自分や実現したいキャリアを想像する
- 好きなことでリフレッシュする時間をもつ
- 小さな目標を設定して成功体験を得る
1.諦めずに就活をやり直す
第一志望に落ちたり内定がもらえないまま卒業したりしても、諦めなければ就活は何度でもやり直せます。焦って興味や適性がない企業に入社すると、希望するキャリアが叶わなかったり、仕事へのやる気を保てなかったりするリスクが高まる恐れも。「就活はやり直せる」という意識のもと、諦めずにチャレンジし続けるのも一つの選択肢といえるでしょう。
2.「不合格=新しい企業に出会えるチャンス」と捉える
「不合格は新しい企業に出会えるチャンス」と前向きに捉えるのもおすすめです。求職者に多い勘違いとして、「不合格=自分はダメだ」という思い込みが挙げられます。しかし、不採用通知は必ずしも能力不足を知らせるものではなく、自分が活躍できそうな環境が応募先企業になかったというパターンも考えられるでしょう。
また、選考を受ける過程で企業に求める条件や業界の知識、希望する働き方などが明確になる場合もあるため、より自分に合った企業選びができる可能性があります。
3.なりたい自分や実現したいキャリアを想像する
就活に失敗して落ち込んでしまうときは、将来なりたい自分や実現したいキャリアを想像してモチベーションを維持するのも効果的です。具体的なビジョンがあると、実現に向けて「今」しなければならないことが明らかになり、行動の指針を立てられます。
将来像やキャリア達成という大きな目標に向けて「今」から始められる小さな目標を設定し、それらを一つずつ達成していくと良いでしょう。
4.好きなことでリフレッシュする時間をもつ
就活失敗でやる気や気分が低下している場合は、好きなことをしてリフレッシュする時間をもつのも大切です。やる気や意欲がない状態は採用担当者にも伝わりやすく、選考に直接影響する恐れがあります。気持ちを切り替えるためにも、友人と遊んだり趣味に没頭したりして、自分を癒す時間を作りましょう。
心身が疲弊しているときは一旦休むのもアリ
不合格が続いたり周囲とのギャップを感じたりすると、辛い気持ちを抱え込み心身ともに疲弊してしまう方も少なくないようです。そのようなときは、思い切って就活を休むのも一つの方法。一旦休んで疲れた身体と心を癒やすほか、就活に役立つ勉強をしたり、就職が有利になる資格を取得したりするのもおすすめです。
焦って妥協した会社に就職したり、就職すること自体を諦めたりしても良い結果には結びつきにくいもの。急がば回れというように、一度休んで就活が有利になる方法を考えてみましょう。
ただし、ダラダラ休んでしまうと就活を再開するタイミングを逃してしまう可能性があるため、あらかじめ休む日数を決めてから休息すると安心です。
5.小さな目標を設定して成功体験を得る
就活の失敗が続いて努力の成果を感じられないときは、日々のなかで達成できそうな小さな目標を設定し、成功体験を得ると良いでしょう。たとえば、「エントリー候補の企業を新たに3つ見つける」「△日までに企業研究をする」など、些細な目標を達成することで、「自分はできている」「頑張っている」といった自信や前向きな姿勢につながります。
就活失敗後の次の就職を成功へ導く10の方法
就活で失敗しても次の就職で成功するには、「就活に失敗した原因を振り返る」「業界・企業分析や自己分析を徹底する」などの方法があります。一度失敗してしまった場合、以前と同じように就活を行っても、また失敗してしまう可能性も。大切なのは、同じ失敗を繰り返さないよう失敗の原因を分析し、それに合わせた対策を取ることです。
ここでは、就活で失敗してしまった場合、次の就職を成功に導く方法をご紹介します。
1.卒業まで諦めずに就活を続ける
卒業まで時間がある学生の場合は、諦めずに引き続き就活を行うのがおすすめです。
厚生労働省の「令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します 就職(内定)率の推移(大学)」によると、2024年3月卒の新卒者の内定率は、2023年10月1日時点で74.8%、2024年4月1日時点で98.1%。10月から翌年4月までの半年間で、23.3%の方が新たに内定を獲得しています。このことから、諦めずに就活を続ければ、新たな企業との出会いや意外な可能性が見つかり、卒業までに内定をもらえるチャンスがあると考えられるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します
採用を継続している企業の情報収集を行う
就活シーズン後も採用を継続している企業や、1年を通して採用活動を行っている企業は存在します。しかし、就活シーズンと比べて採用情報が少なくなる傾向にあるため、大学のキャリアセンターや就活相談窓口を活用して効率的に情報を集めましょう。
「就活シーズンが終わってしまう」という焦りは禁物。適性に合わない企業に入社してしまわないよう、自分なりのペースで就活を進めるのがポイントです。
2.就活に失敗した原因を振り返る
就活に失敗したら、「なぜ失敗したのか」を考え原因を分析しましょう。これまでの選考過程でつまづいた部分や苦手に感じたことを洗い出せば、改善に向けた行動計画を立てられます。
失敗の原因として挙げられるのは、面接対策不足や自己PRの準備不足、企業理念とのミスマッチなどさまざま。問題点をしっかり把握し、次に向けて対策を講じるのが就活成功への第一歩です。
第一志望に落ちたら第二志望の選考に力を注ぐ
第一志望だからこそ落ちてしまったときの悲しみはひとしおですが、すぐに気持ちを切り替えて第二志望・第三志望の選考に向けて準備を進め、全力を注ぎましょう。
必ずしも「第一志望の会社だからこそ自分のやりたいことができる」というわけではありません。本命の会社でなくても、スキルアップしキャリアを積んでいくことは可能です。失敗を乗り越え、前向きに働き続ければ、仕事の楽しさややりがいを感じられたり、「あのとき頑張って良かった」と思えたりする可能性もあるでしょう。
3.業界・企業分析や自己分析を徹底する
業界・企業分析を徹底して行うことも、就職成功に欠かせない行動の一つです。応募先企業が属する業界の展望やビジネスモデルについての理解、企業の強み、今後の事業展開の把握など多角的な分析を行うことで、自分が働くうえでの解像度を高められたり、キャリアの方向性とのマッチ度を測ったりできます。
また、自分の強みや弱み、適性などを明らかにする自己分析も重要なプロセスです。自分自身について適切に把握できれば、説得力のある自己PRやアピールポイントの強化につながります。自己分析の結果は相性の良い企業を見つける指針にもなるため、就活で失敗する方は自己分析をやり直してみるのもおすすめです。
4.インターンや就活イベントに参加する
インターンや合同説明会などの就活イベントに参加して、業界や仕事への理解を深めたり人事担当者と話をしたりするのも、就職成功に向けた有効な方法といえるでしょう。インターンは大学3年生の6月ごろから本格化しますが、大学4年生から参加できる短期インターンシップもあります。
就活に失敗して今後に行き詰まっているという方は、インターンや就活イベントを「新たな可能性を見出す機会」として活用しましょう。
5.幅広い求人に応募して可能性を広げる
限られた職種や業界のみに絞って応募していた場合は、視野を広げて幅広い求人への応募を検討してみると内定獲得のチャンスが高まります。多彩な業界や企業をターゲットにし、職種や業界別の成長性や働き方、待遇などの情報収集を行うことで、より精度の高いマッチングのきっかけにもなり得るでしょう。
採用されやすい求人に応募する
就活に失敗したその後、正社員を目指して引き続き就活をするのなら、既卒やフリーター、未経験者を歓迎している求人に応募するのも一つの手。特に、未経験者を積極的に採用している求人は業務に対する専門的な知識やスキルを求められないことが多く、コミュニケーション能力や働く熱意を上手くアピールできれば採用されやすいといえます。
なお、即戦力を求める中途採用では社会人として働いた経験が必要とされる場合が多いので、アピールできる経験や実績がない方は中途採用への応募は避けたほうが無難でしょう。
興味がもてそうな同業他社を探す
志望していた企業に落ちてしまったという場合は、同じ業界のなかから興味がもてそうな他社を探すなどして就活を継続するのも大切です。「第一志望だから自分に合う」「その企業でしか実現できない」というわけでは必ずしもなく、数ある求人をよく調べていくと魅力を感じる企業に出会える可能性もあるため、自分の将来のためにも諦めずに取り組みましょう。
大企業ばかり選ばない
競争率の高い大企業や人気企業ばかりを選ばずに、中小企業やベンチャー企業をエントリーの選択肢に入れるのも就活を成功に導くカギです。このコラムの「規模や知名度を重視して企業を選んでいる」で述べたように、大企業を狙って就活に失敗してしまった場合は、選択肢を広げてみる必要があります。
なかには、自分の興味がある分野に早い段階で挑戦できたり福利厚生が整っていたりする中小企業やベンチャー企業も。視野を広くもち、あらゆる選択ができるような就活を行いましょう。
6.地元に戻って就職する
都会や都市部での就活が上手くいかなかった場合は、地元に戻って就職先を探してみるのもおすすめです。就職する地域を広く考えることで、より幅広い企業の求人に応募できるようになります。
また、地域に根ざしている企業では、その地域出身の人材を求めている場合も。このような点を踏まえてみると、地元での就活は都会や都市部に比べて有利に進められる可能性があるといえます。
7.社会人経験や業務経験を積んだあとに転職する
理想の企業に就職できなかった場合は、ほかの企業で社会人経験や業務経験を積んだあとに転職するのも一つの方法です。社会人としての基本マナーを身につけたり同業種の企業で業務経験を積んだりすることで、理想の企業へ転職する際に有利に働く場合があります。
「第一志望から内定をもらえなかった」という場合でも落ち込み過ぎず、まずは内定をもらえた企業に入社し、必要な経験を積んだうえで理想の企業に転職することも検討してみましょう。
8.バイト先や派遣先で正社員を目指す
就活失敗後、アルバイトや派遣といった非正規雇用で働いている方の場合、バイト先や派遣先の正社員を目指すのも良い方法です。勤務先の正社員登用に関する基準や要件を満たせば、非正規雇用から正規雇用への転換が可能になります。
正社員登用制度を導入しているかどうかや、登用の基準は企業によって異なるため、制度の利用を検討する方は事前に確認しておくと良いでしょう。正社員登用制度についての詳しい説明は、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムをご一読ください。
9.応募先の仕事に役立つ資格を取る
就職で有利に働きやすい資格や、希望する業種に関連する資格を取るのも良いでしょう。専門的な知識を有しているというアピールになるだけでなく、資格取得のために努力した姿勢を企業から評価してもらえる可能性があります。また、特定の業種や職種では、資格をもっていることが応募の必須条件となっている場合も。十分に調べたうえで業務に役立つ資格を取得すれば、就職先の選択肢が広がることにもつながるでしょう。
しかし、資格取得を優先して仕事に就いていない期間が長引き過ぎてしまうと、選考の際にマイナスなイメージを与えかねません。取得までに必要な時間も踏まえたうえで、資格勉強を始めるかどうかを考えてみてください。
10.1人で悩まず就職・転職エージェントに相談する
「自分1人で就活を成功させる自信がない」という方は、就職・転職エージェントに依頼するのも効果的です。就職・転職エージェントとは、民間企業が運営する求職支援サービスのこと。一人ひとりに担当者がつき、応募する会社選びや履歴書の添削、面接練習などのサポートを行ってもらえます。就活のプロから客観的なアドバイスをもらえるので、前回就活に失敗した原因を明らかにしたうえで的確な対処法を講じられるでしょう。
今後の進路や就活のやり方に困っている場合は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代のフリーターや既卒、第二新卒といった若年層の求職支援に特化。扱う求人の多くが未経験者歓迎や学歴不問です。人柄やポテンシャルを重視する企業もご紹介できるので、経歴に自信がない方もご安心ください。
自己分析の深堀りや応募書類の書き方、面接練習などはキャリアアドバイザーと一緒に進められます。また、1分程度で行える適職診断も利用可能です。これらすべてのサービスは無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
就活失敗のその後に関するQ&A
ここでは、就活失敗のその後に関するよくある疑問について解説しています。就活に関する後悔や引きこもりからの就活についても触れているので、今後の進路に迷っている方はぜひチェックしてみてください。
就活失敗したことを後悔する気持ちが消えません…
就活に後悔がある場合は、再び就活するときに同じ失敗を繰り返さないためにも、これまでの経緯や何に失敗を感じたかを記録しておくと良いでしょう。また、入社した会社でミスマッチを感じたりパワハラが原因で「就活に失敗した…」と後悔したりしている場合は、もう一度就活を行うのも手。その場合は、「就活で後悔しないためには対策が重要!転職時の注意点なども解説」のコラムを参考に、後悔しない就活に向けた準備をしてみてください。
就活失敗した女子におすすめの進路は?
卒業後も就活を続ける就活浪人や、新卒として再度就活を行うために留年するといった選択肢が考えられます。そのほかに、公務員を目指したり起業したりするのも、就活失敗後の進路として挙げられるでしょう。
どの進路を選択したとしても、後悔しないよう慎重に考えるのが重要です。就活失敗後の進路は、このコラムの「就活失敗のその後の8パターンの進路」でまとめているので、参考にしてみてください。
就活に失敗して引きこもりになったら人生終わりですか?
引きこもりから正社員就職を目指すことは可能なので、落ち込み過ぎないようにしましょう。引きこもりの方が就活する場合、「未経験者歓迎」「経歴不問」といった求人を選ぶのがおすすめ。そのような条件で求人を出している企業のなかには、未経験者向けに入社後の研修や資格取得の支援体制を整えている企業が多くあるため、働きながらスキルを身につけることが可能でしょう。
若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブは、20代のニートやフリーター、第二新卒、既卒の方の就職を支援しています。キャリアアドバイザーがマンツーマンで支援を行うので、気になる方はぜひお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。