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「青田買い」って何のこと?就職事情を知って就活に活かそう!
更新日
この記事のまとめ
- 青田買いとは、就職活動を行う学生に対して企業が早い時期で内定を出すこと
- 青田買いには、就職活動を行う優秀な学生を他企業より先に確保する目的がある
- 青田買いを行う企業が増えた理由には、企業や業界の人材不足の問題がある
- 人材確保のため、インターンシップやリクルーター制度を導入する企業が増加している
- リクルーターとは、就職活動を行う学生と直接コンタクトを取る企業の社員のこと
「青田買い」というワードを就職活動の際に耳にした人も多いのではないでしょうか?青田買いとは、企業が新入社員の採用を行う際に早い時期に内定を出すことを指します。当コラムでは、企業が青田買いをする目的やメリットなどを解説。さらに、優秀な人材を確保するために行われるリクルーター制度についても詳しくご紹介しています。青田買いから見える昨今の就職事情を知って、今後の就活に活かしてみてはいかがでしょうか?
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「青田買い」から見える就職事情
「青田買い」というワードを就職活動中に聞いた人も多いかもしれません。青田買いの本来の意味は、稲がまだ青いうちにその年の収穫量を見越し、あらかじめ米を買い取ることを指します。そのことから、企業が新入社員の採用を行う際に、学生に対して早い時期に内定を出すことを指して用いられるようになりました。企業が青田買いをする目的や背景には、何があるのでしょうか?
青田買いをする目的
企業が青田買いをする目的は、優秀な学生を確保するためです。どの企業も優秀な学生に社員として働いてほしいと考えているため、他社に先を越されないよう早い段階で人材を確保する傾向があるようです。特に近年では、多くの業界や企業で人材不足が懸念されています。そのため、優秀な人材を確保することが企業にとっての重要課題だともいわれています。また、人材不足の業界では求人数が多く、就職成功率が高いともいえるでしょう。人材不足といわれている業界について知りたい方は、こちらの「人手不足の業界とは?原因を考察するとともにメリット・デメリットも解説」も併せてご一読ください。
青田買いの背景
以前は、経団連により採用活動を行うルールが定められていました。しかし、2018年10月に経団連は「採用選考に関する指針」を策定しないことを表明。2021年の春入社以降は、ルールが撤廃されています。これにより現在は、企業の採用活動時期が定まっておらず、早期に学生とコンタクトを取ることができるようになりました。そのため、インターンシップやリクルーター制度を活用して実質的な選考を行うようになったというのが、青田買いの背景です。実際近年は、大企業だけでなく中小企業でもインターンシップの開催件数が増加傾向にあります。企業側にとっては、インターンで早期に学生と出会うことで、優秀な学生とじっくり話す時間が取れるということがメリットといえるでしょう。一方、内閣官房では「就職・採用活動に関する要請」を毎年度とりまとめており、就活・採用活動日程といった事項を遵守するよう要請しています。そのため、就職活動を行う際には事前に日程を確認しておくようにしましょう。
参照元
内閣官房
就職・採用活動に関する要請
就職活動における「オワハラ」とは?
優秀な人材を確保したいあまりに企業から「オワハラ」を受けたという学生も少なくないようです。オワハラとは、「就活終われハラスメント」を略した呼び方。企業が内定を出す条件として、他社の就職活動を終わらせようと強要することを指します。オワハラを受けた場合は、こちらのコラム「これってオワハラ?具体例&対処法」に対処法が記載されているので、読んでおくと良いでしょう。- 自分でも丁寧に話を聞いてもらえるかな
- 無理な勧誘されないかな
- 最後までお金はかからないのかな
青田買いで増えているリクルーター制度とは?
インターンシップ同様、リクルーター制度を導入する企業も増えています。リクルーター制度とは、企業社員が採用を目的に求職者や学生に接触・採用活動を行う制度のこと。ここでは、リクルーター制度についてご紹介します。
リクルーターとは?
リクルーターとは、学生と直接コンタクトを取るために選ばれた企業の社員のことです。リクルーターの役割は、学生に対する企業側からのPRによって入社意欲を高めてもらうことと、学生に接触して実質的な選考を行い、優秀な人材を早くに囲い込むことです。一般的にリクルーターは、会社説明会やセミナー参加後、ES提出後などのタイミングで学生に接触します。OB・OGがリクルーターに抜擢されることも多く、学生には懇親会や企業PRといった形で会合の場が設けられます。
学生にとってのメリット
学生にとっては、企業の社員と直接会って話ができるチャンスであり、具体的な話を聞くことによって、面接だけではわからない社風や仕事についての理解を深めることができます。その企業で実際に働いている人の「生の声」を聞くことで想像とのギャップが埋まったり、自分が働いている姿をイメージしやすくなったりと、ミスマッチを防ぐという意味でもメリットがあるようです。また中には、リクルーター面接を受けると一次・二次面接をパスできるという企業もあります。リクルーター面接によって得た業界や企業についての詳しい知識をもとに、最終面接の対策ができるということは、学生にとっての強みとなるのではないでしょうか。
インターンシップのメリットは?
リクルーター制度と同じく増えているインターンシップには、どのようなメリットがあるのでしょうか?就職活動のグランドオープン前の企業の青田買いについては賛否両論ありますが、インターンは業界や企業研究にもなる貴重な機会といえるでしょう。実際に働くことで仕事内容だけでなく、現場の雰囲気や社風を直に感じられることがインターンの大きなメリットです。自分にとってメリットがあるのであれば、積極的に参加することをおすすめします。インターンシップに興味がある方は、「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」のコラムに詳細が紹介されています。ぜひこちらもご覧ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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