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職場いじめはどこに相談したらいい?退職すべき事例と乗り越え方
更新日
この記事のまとめ
- 職場いじめは増加傾向にあり、個別労働紛争の相談件数全体の24.4%を占める
- 職場いじめには無視や暴言に加えて、膨大な仕事や仕事をまったく与えないなどがある
- 職場いじめに遭いがちな人は、おとなしかったりミスが多かったりする傾向がある
- 職場いじめに遭ったなら、毅然とした態度を取って信頼できる人に相談するのがよい
職場いじめに遭っていると、仕事が辛く感じるものです。職場いじめは許されるものではなく、会社が適切に対処しなければなりません。職場いじめに悩んでいる方のために、効果的な対処法について詳しく解説します。さらに社内外に設置されている職場いじめに対処するための窓口についても説明するので、いじめに悩んでいる方はぜひコラムをチェックしてみてください。
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職場いじめは増加傾向にある
職場いじめは決して珍しいものではなく、社会的にも大きな問題になっています。厚生労働省が発表している「令和3年度個別労働紛争解決制度の施行状況」によれば、令和3年度に発生した民事上の個別労働紛争の総数は352,914件でした。そのうち職場いじめや嫌がらせに関連したものは86,034件で全体の24.4%を占めています。
引用:厚生労働省「令和3年度個別労働紛争解決制度の施行状況」
職場いじめや嫌がらせの相談件数は前年から8.6%増加しており、平成24年度以降の相談件数ではトップとなっています。次点の自己都合退職の相談件数の約2倍の件数という結果からも、いかに職場いじめの問題が深刻なものかわかるでしょう。
こうした現状を企業も理解しており、職場いじめのない環境づくりや相談窓口の設置などを行っています。
職場いじめが起こりやすい環境についてさらに知りたい方は、詳しく書かれたコラム「職場でのイジメについて考える」もご覧ください。
ポイント:いじめはハラスメント?
次項で詳しく解説していますが、暴力や権力、立場を利用したいじめなら「パワハラ」など、いじめはハラスメントに該当します。企業は男女雇用機会均等法やパワハラ防止法などでハラスメントを防止する義務があるため、いじめで悩んだり被害を被ったりするなら必ず相談しましょう。
参照元
厚生労働省
「令和3年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します
職場いじめの8つのパターン
職場いじめにはいろいろなパターンがあります。中には「これがいじめになるの?」と感じるものもあるかもしれません。
気づかないうちに職場いじめに遭っていることもあり得ます。適切な対処や自分の身を守るためにも、職場いじめの8つのパターンを知っておきましょう。
1.無視や仲間外れ
職場いじめの典型的なパターンが無視や仲間外れです。あいさつをしても毎日無視されたり、とくに忙しいわけではないのに会話をしてくれなかったりする場合には、職場いじめを受けていると考えてよいでしょう。
さらに、自分にだけ必要な連絡が回ってこない、資料やファイルが共有されない、全員が参加するはずの会議などに自分だけ招待されないなども職場いじめの可能性があります。
重要な情報が共有されないので、業務に支障が出たり、他の社員と連携するのが難しくなったりするでしょう。
無視や仲間外れは、身体的な暴力とは違い痛みはありませんが、精神的なダメージは非常に大きいものです。
2.暴力や暴言
直接的な暴力が振るわれているのであれば、疑いようもなく職場いじめです。殴られたり蹴られたりしているのであれば、職場いじめの範囲を超えて暴行罪という犯罪ともなりかねません。
暴言も同様に脅迫罪や侮辱罪が適用されることがあります。暴力や暴言が続くようであれば、法的措置も含めて対処することができるでしょう。
3.嫌味や陰口
暴力や暴言とまではいかなくても、日常的に嫌味や陰口を言われているのであれば職場いじめといえます。性別や経歴に関する内容を言われることもあるでしょう。
最初はそれほど気にならないかもしれませんが、嫌味や陰口が長期間続いたり、職場全体に広がったりしている状況では職場いじめとして対処が必要でしょう。
4.無理難題の要求
暴力や暴言といったわかりやすいいじめだけでなく、無理難題の要求なども職場いじめに該当します。
たとえば、絶対に達成できないノルマを設定し、達成できないと批判するのは職場いじめの一つです。さらに一日では到底こなせない量の仕事を与えたり、終業間近になってから膨大な量の仕事を押し付けたりするのも職場いじめといえます。
加えて、引継ぎなどが不十分な状態で仕事を行うよう圧力をかけることも職場いじめのパターンです。
5.通常の範囲を超えた指導や叱責
職場いじめには、通常の範囲を超えた指導や叱責も含まれます。
もちろん、仕事をしていればミスが生じることはあり、上司から部下へ適切な指導が行われたり叱責されたりする事はあるでしょう。
しかし、通常の範囲を超えた指導や叱責、とくに暴言を吐いたり何度も反省文を書かせたりするといった行為があれば、職場いじめと判断されることがあります。度を越した指導や叱責が行われていると感じるのであれば、相談窓口を利用することも検討しましょう。
6.仕事を与えられない
とてもこなせない膨大な量の仕事を与えることもいじめですが、逆にまったく仕事をさせないといういじめの手法があります。仕事がまったく与えられないと、自分の存在意義を見出せなくなり、出社するのが苦痛になることがあるのです。
仕事は与えられるものの、職場全体の業務とは関係ない掃除や草むしりをさせられるのも職場いじめに該当します。
7.責任を押し付けられる
職場いじめの別のパターンは無理やり責任を取らされたり、手柄を横取りされたりするものです。
たとえば、上司からの指示通りに仕事を行ったのにトラブルになって自分のせいにされることがあるかもしれません。また、毎日遅くまで仕事をさせられたのに、いつの間にかプロジェクトの成功が上司の手柄になっているというケースもあります。
こうした仕事の妨害や責任を押し付けられること、手柄の横取りなども立派な職場いじめです。
8.プライベートへの過度な干渉
プライベートへの過度な干渉も、職場いじめとなりえます。プライベートなことへの質問はコミュニケーションの一環として必要なこともありますが、度が過ぎるとハラスメントとなるでしょう。
たとえば、恋人はいるのか、どんな人なのかなどを根掘り葉掘り聞かれる状況は普通とはいえず、職場いじめと見なされる可能性があります。メールの内容やパソコンを勝手にチェックされたり、有給休暇の理由を執拗に尋ねてきたりする場合もプライベートへの過度な干渉と考えられるでしょう。
職場いじめのパターンについてさらに知りたい方は、詳しく書かれたコラム「職場で嫌がらせを受けたときの対応は?具体的な対処法をご紹介」もご覧ください。
職場いじめに遭いがちな人の7つの特徴
疑いようもなく、職場いじめはいじめる方が100%悪いといえます。しかし、職場いじめに遭いがちな人の特徴もいくつかあり、自分が変わることが解決につながる可能性もあります。
では、職場いじめに遭いがちな人に見られる特徴を7つ見ていきましょう。
1.おとなしい
職場いじめに遭いがちな人の特徴の一つは、おとなしくオドオドしている点です。
こうした人は、自分の意見を強く主張できないことが多いので、職場いじめの標的になりがちになります。とくに、せっかちな人や物事をはっきり言うことを好む人からのあたりが強いと感じることが多いようです。
さらに、おとなしいのでいじめなどに対して意見や反発が起きないと思われるのも理由のひとつ。不快に感じたならはっきりと「嫌だ」と拒否感を出すようにしましょう。
2.ミスが多い
仕事をしていればミスはつきものですが、ミスがあまりに多いと職場いじめの標的になります。
仕事は自分一人で行うものではなくチームで取り組むものです。つまり、誰かが大きなミスを犯すとチーム全体に迷惑がかかります。ミスが多かったり改善が見られなかったりする人は、他の人から迷惑な存在と感じられてしまうでしょう。
結果的に他の人から文句や嫌味を言われ、それがエスカレートして職場いじめにつながってしまう恐れがあります。
ミスを100%防ぐことはできないとしても、ダブルチェックを行うなどしてミスを減らす努力をすることも必要です。仕事のミスで悩んでいるなら「仕事でミスをしたときの対応方法は?防止策や落ち込むときの対処法も解説」のコラムもご確認ください。
3.遅刻や欠勤が多い
遅刻や欠勤の多い社員も、職場いじめに遭いがちです。もちろん病気が理由の欠勤や産休、育休などは正当な理由があるものです。一方、とくに理由がないのに遅刻や無断欠勤を繰り返すと、職場いじめの対象になる恐れがあります。
もし、誰かが無断で遅刻したり欠勤したりすれば、その分の仕事を別の社員が行わなければなりません。自分の通常の業務に加え、遅刻や欠勤をする人の分の仕事をこなさなければならないのは大変でしょう。
遅刻や欠勤を繰り返していると、迷惑をかけられたと感じた同僚や上司、先輩からの評判が下がり職場いじめに遭う恐れがあります。遅刻や欠勤はできるだけしないようにする努力が必要です。
4.反抗的な態度を取る
ミスを指摘されたり、適切な指導を与えられたりしたのに反抗的な態度を取るのも、職場いじめに遭いやすい人の特徴です。
自分なりのこだわりやプライドを持って仕事をすることは重要ですが、指導やアドバイスを受け入れないのはよくありません。とくに、上司や先輩からのアドバイスを無視したり、反抗的な態度を取ったりすると、生意気だと思われていじめられることがあります。
5.他の人よりも優れている点がある
他の人よりも優れている点があると、やっかみやひがみから職場いじめにつながる場合があります。たとえば、他の人よりも成績が優秀な人は、本人の努力の結果にもかかわらず職場いじめの対象になることがあります。普段から謙虚な姿勢や積極的なコミュニケーションを心がけるのがよいでしょう。職場いじめへの効果的な4つの乗り越え方
職場いじめに遭っている場合、ただ耐える必要も、逃げ出す必要もありません。しっかりと対処することで職場いじめの被害を少なくしたり、なくしたりすることができる場合もあります。では、職場いじめへの効果的な対処法を4つご紹介します。
1.毅然とした態度を取る
職場いじめへのもっとも効果的な方法は、「毅然とした態度」です。
職場いじめは、おとなしそうな人やオドオドしている人を標的にすることが少なくありません。仕返しをしないだろうと思っているからです。そこで「やめてください」「不愉快です」といった言葉でしっかりと拒否していることを伝えれば、職場いじめが収まることがあります。
2.証拠を集める
職場いじめを解決するために必要な別のポイントは、事実を示す証拠です。いじめがあったことを証明できれば、会社としても対処せざるを得ないでしょう。さらに、職場いじめの加害者に処分を下す場合にも証拠が必要となります。
具体的には、悪口や暴言が書かれているメッセージのスクリーンショット、実際にひどいことを言われた場合にはその日付や状況、目撃者の証言などをメモにしておきましょう。今ではスマートフォンに録音機能がついていることが多いので、どのような発言があったかを録音しておくこともよい手です。
暴力を振るわれたのであれば、医師の診断書も有効な証拠となります。
3.信頼できる人に相談する
職場いじめに対処するための別の方法は、信頼できる同僚や友人に相談することです。
職場いじめの加害者がよく使う方法の一つに、被害者を孤立させることが挙げられます。職場いじめの被害者に「自分は一人で誰も味方がいない」と感じさせるのです。
社内に味方がいれば、職場いじめに対処しやすくなります。とくに、上司が状況を理解してくれる人であれば、加害者に注意してくれたり、加害者と一緒に仕事をしなくてすむように配慮してくれたりする可能性は高まります。
4.転職を検討する
もし、対策を講じたのに職場いじめが一向になくならないのであれば、転職を検討するのも一つの手です。
上司に相談したり、同僚に助けを求めたりしたのに状況が改善しない場合、職場や会社の雰囲気がいじめを許容するものであると考えられます。いっそ転職してしまった方が、すべてをリセットして気持ちよく働き始められるでしょう。
転職という選択肢が「負け」「逃げ」と感じるかもしれませんが、職場いじめの加害者から離れ、自分の心身の健康を守るための積極的な対策を考えることが重要です。
職場いじめに遭っている時の効果的な対処法についてさらに知りたい方は、詳しく書かれたコラム「つらい会社でのいじめ…解決するには?対処法をご紹介」もご覧ください。
職場いじめについて相談できる3つの窓口
職場いじめで悩んでいるなら、早急に相談を行ってください。まずは会社の相談窓口を利用しましょう。そのほか、労働局などに設置されている相談コーナー、ハラスメント悩み相談室などが活用できます。
1.社内の相談窓口
職場いじめが社会問題になっていることを受けて、2020年6月から大企業は社内にハラスメントの相談窓口を設けることが義務付けられました。中小企業の場合も、2022年4月から設置が義務付けられます。
この社内の相談窓口を利用して、上層部に職場いじめの実態が報告されれば、何らかの対策が講じられる可能性があるでしょう。
参照元
厚生労働省
労働施策総合推進法に基づく「パワーハラスメント防止措置」が中小企業の事業主にも義務化されます!
2.総合労働相談コーナー
総合労働相談コーナーは、各都道府県の労働局や労働基準監督署内に設置されている窓口で、職場いじめはもちろん、解雇やパワハラなどさまざまな相談を受け付けています。
土日祝日と年末年始を除く平日9時から17時まで営業しており、無料かつ予約不要。積極的に活用できるでしょう。
参照元
厚生労働省
総合労働相談コーナーのご案内
3.ハラスメント悩み相談室
ハラスメント悩み相談室は、厚生労働省が運営するハラスメントに特化した相談窓口です。
セクハラやパワハラなどに悩んでいる方が利用できる窓口で、どのような対処が可能か教えてもらえます。実際に相談窓口に行く必要はなく、電話やメールで相談できるので使いやすいといえるでしょう。
匿名での利用も認められており、気軽に利用できる窓口となっています。
参照元
厚生労働省
ハラスメント悩み相談室
こうした窓口で相談した結果、職場いじめが解決すれば素晴らしいことです。しかし、そうならなかった場合には、転職を検討するのがよいでしょう。
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