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最終面接の準備に必要なことは?合格のコツやよくある質問について解説
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この記事のまとめ
- 最終面接に向けて、企業で働く将来像を明確にするための準備が必要
- 最終面接では、応募者が企業理念に共感しているかを確認している
- 最終面接で企業とマッチしていないと判断され、不採用になる
- 最終面接では、調べて分かるような質問や待遇面に関する質問は避ける
最終面接でどのような準備をしたら良いか分からないと悩んでいる人もいるでしょう。企業研究や志望動機を深掘りしておくことが大切です。選考の場では企業とのマッチ度を確認しているため、入念に企業研究を行いましょう。
このコラムでは、最終面接後にやることや、よくある質問に対する回答例も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
最終面接に向けて必要な準備は?
最終面接に向けて、企業研究と志望動機を深掘りしたり、エントリーシートや履歴書を見直したりすることが大切です。
ここでは、最終面接に向けて必要な準備を解説しているので、参考にしてみてください。
1.企業研究と志望動機を深堀りしておく
最終選考の前に、企業研究を入念に行いましょう。すでに企業研究を行っている人も、業界や企業についてさらに理解を深めることが大切です。
また、業界で話題になったニュースも確認しておきましょう。アンテナを高くして情報を集めていることが伝わり、入社意欲の高さをアピールできます。
「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムでは、企業研究を行う目的や方法を解説しているので、参考にしてみてください。
2.エントリーシートや履歴書を見直す
一次面接と最終面接で矛盾が生じないために、エントリーシートや履歴書を見直しておきましょう。矛盾が生じると、軸が定まっておらず一貫性がないと、ネガティブな印象をもたれる恐れがあります。
志望動機を見直し、仕事への熱意をアピールできるように意識しましょう。
3.企業の最新情報を確認しておく
選考には1ヶ月以上掛かることがあるため、この期間に更新される情報を確認しておきましょう。最新情報を確認しておくと、最終面接の質問に明確に答えられ、企業や業界への関心が高いと好印象を与えられる可能性があります。
企業のホームページやSNSを事前に確認し、最新情報を見ておきましょう。
4.自分ができることを深堀りしておく
これまで経験してきたことを振り返り、今の自分の能力を客観的に評価し、言語化できるようにしておきましょう。
これまでどのような場面で自身の能力を発揮し、課題を解決してきたのか、具体的なエピソードを交えて回答することが大切です。
5.企業で働く将来像を想像する
入社後どのように活躍していきたいか、明確に伝えられるようにしましょう。
10年後どのような業務に携わり、どのように成長していたいか考えておくことが大切です。将来像を明確に伝えることで、採用担当者も入社後の活躍をイメージしやすくなります。
最終面接では常にアピールすることを心掛けよう
最終面接では、企業とのマッチ度を最終確認しているため、常に価値観が合うことをアピールしましょう。
志望動機や自己PRを聞かれた際には、一次面接と同じ内容を答えるのではなく、企業理念へ共感している姿勢を示し、志望度が高まっていったことをアピールするように心掛けてください。企業理念に深く共感していることや、入社後に活躍できることをアピールすることが大切です。
最終面接で採用担当者が確認している5つのこと
最終面接では、人柄や価値観が合うか、企業理念に共感しているかなどを確認されています。
ここでは、最終面接で採用担当者が確認していることをまとめました。
1.人柄や価値観が合うか
最終面接では、企業の社風と応募者の人柄が合っているかどうか確認しています。人柄が企業と合わないと「長く続かずすぐに辞めてしまうのではないか」と採用担当者がネガティブに捉える恐れがあります。
企業が求める人物像を把握し、価値観が同じことをアピールすることで、入社後に能力を発揮してくれると評価される可能性があるでしょう。
2.企業理念に共感しているか
最終面接では、企業の理念に共感しているかどうかも確認しています。事前に企業理念を確認し、入社後どのように活躍していきたいか、目標を伝えることが大切です。
志望動機に企業理念への共感を織り交ぜながら入社意欲を伝えると良いでしょう。
3.将来的なビジョンを語れるか
最終面接では、入社後に長期的に働く意欲がある人かどうかを確認しているようです。そのため、10年後の自分のキャリアイメージを問われることがあります。このときに具体的なイメージをもっていないと判断されると、「意思がなく行き当たりばったりで、入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」と思われてしまう恐れがあるようです。
「将来的には△△のポジションに就いて、責任ある仕事を任されたいです」と、自分がどのような働き方をしたいのか伝えましょう。
将来のビジョンを明確にする方法が知りたい人は、「『3年後の自分』の例文を紹介!具体的な考え方や回答時のポイントも解説」のコラムもあわせてご一読ください。
4.変化に対応できるか
企業を取り巻く環境は変化が目まぐるしいため、企業は変化に対応できる人材を求めています。
「今までと異なる事業領域を担当することになったとき、柔軟に対応できるか」「自分が変化するだけでなく、先頭に立って周りを引っ張っていけるか」などが見られているようです。
5.熱意があるか
最終面接では内定辞退を避けるために、仕事に対する熱意や入社意欲の高さを確認しています。企業に入りたい理由を明確に伝えることが大切です。
事前に企業について入念に調べることで、「ここまで調べていて入社意欲が高い」と好印象を与えられるでしょう。
最終面接を突破するポイントは?
最終面接を突破するために、企業理念に共感していることや相性の良さ、志望度の高さをアピールしましょう。採用担当者は選考を通して、入社後に活躍できる人材なのか確認しています。企業理念に共感していることが伝わらないと、「長く貢献してくれないのでは」と、ネガティブな印象を与える恐れがあるようです。
最終面接と一次・二次選考が異なる部分はある?
最終面接は一次・二次選考と比べ、所要時間や採用担当者が異なります。
ここでは、最終面接と一次・二次選考が異なる部分についてまとめました。
所要時間
最終面接の所要時間は一般的に30分から1時間程度です。一次・二次選考の評価を踏まえて最終面接が行われるため、時間が短い傾向にあります。
ただし、人材を見極めるために1時間じっくりと話をする企業もあるようです。
採用担当者
最終面接の採用担当者は、役員以上が担当することが一般的なようです。選考の場は企業にとって、企業に貢献してくれる人材か見極める必要があります。そのため、経営者目線で応募者を見極めているようです。
「一次面接と最終面接は何が違うの?」のコラムでは、一次面接と最終面接の違いについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
最終面接で落ちてしまう人の3つの特徴
最終面接で落ちてしまう人は、「価値観が合っていない」「入社したいという気持ちが伝わってこない」などの特徴があります。
ここでは、最終面接で落ちてしまう人の特徴をまとめました。
1.価値観が合っていない
最終面接は、企業とのマッチ度を最終確認する場です。仕事への価値観や人生観を質問する場合が多いようです。
たとえば、自ら考えて動ける人材を求めている企業に対して、任された仕事を誠心誠意頑張ることをアピールするとズレが生じます。こういったズレが生じないように、どのような人材が求められているのか企業ホームページを入念に確認してください。
2.入社したいという気持ちが伝わってこない
「当社が第一志望と考えていいのでしょうか」と聞かれたときに返答に困り、曖昧な反応をしてしまうとネガティブな印象を与える恐れがあります。
事前に答えを用意しておき、正直な気持ちを伝えましょう。「御社が第一志望です」と言っても、曖昧な受け答えでは見破られてしまう可能性があります。事前にどのように答えるのか用意をしておいてください。
3.最終面接までの面接で伝えていたことが違う
一次面接や二次面接で伝えたことと、最終面接で伝えることが違うと「言うことが変わって信用できない」と悪い印象を与える恐れがあります。
選考の途中で変化する部分があったとしても、志望動機や自己PRは一次・二次面接から変えることは避けましょう。一貫性をもって、最終面接に臨めるように心掛けてください。
最終面接で悩むような態度は避けよう
最終面接では、予想される質問内容に対して事前に回答を用意しておきましょう。曖昧な答えになってしまったり、面接官が不安になってしまう回答をしてしまったりした場合、好印象を与えられずに面接が終わってしまう恐れがあります。
ハキハキと明確に答えるために、事前準備を入念に行いましょう。
最終面接後にやるべきことは?
最終面接後はお礼メールを送りましょう。以下、お礼メールについて詳しく解説します。最終面接のお礼メールを送る
最終面接が終わったら、できる限り当日中にお礼メールを送りましょう。お礼メールは、志望度をアピールすることが目的ではありません。面接で伝えられなかったことをアピールするのは避けましょう。
面接の時間を設けてもらったことへの感謝の気持ちを素直に伝えることを心掛けてください。
お礼メールについて詳しく知りたい人は、「お礼メールの件名や返信はどう書く?ビジネスで使える例文も交えて解説」のコラムを参考にしてみてください。
最終面接の結果通知がくるのはいつ?
企業によって結果を伝える時期は異なります。最終面接後にその場で内定を伝えられることがあります。また、最終面接後に「結果は2週間後にお伝えします」と教えてもらえる場合もあるようです。
通知が遅いからといって不採用というわけではないため、メールや着信履歴を確認しておきましょう。
最終面接でよくある質問と回答例
ここでは、最終面接でよくある質問と回答例をまとめました。最終面接の準備の参考にしてみてください。
「志望動機と自己PRをお願いします」
以下、「志望動機と自己PRをお願いします」の回答例です。
「これまでの営業経験を活かし、御社の製品を広めていきたいと思い志望しました。前職では、チームリーダーを担当し、同僚や部下と売上向上に向けて、力を合わせて業務を進めていきました。チームの売上を向上するために、1週間に2回情報共有を行う時間を設け、契約が多く取れている社員が意識していることを共有するようにしていました。これまで経験してきたことを御社の業務でも役立てていきたいと考えています」
「あなたの長所と短所(強みと弱み)はなんですか」
以下、「あなたの長所と短所(強みと弱み)はなんですか」の回答例です。
「私の長所は計画的に業務を遂行できることです。納期に間に合わせるために、1週間ごとでどこまで業務を進めると良いか、ゴールを見据えてやるべきことを細分化していました。チームで業務を進めていくうえで周囲の人とコミュニケーションを取り、業務分担を見直したり、業務を手伝ったりして、円滑に業務が遂行するように意識していました。また、短所は柔軟性に欠ける点です。1日1日でやるべきことを考えているため、イレギュラーなことが起こると対応に時間が掛かることがありました。それを踏まえて、優先度の高い業務から取り掛かることを意識しています」
「入社後どのようなことに挑戦したいと思いますか」
以下、「入社後どのようなことに挑戦したいと思いますか」の回答例です。
「前職ではチームリーダーを務め、チームで協力し目標を達成する喜びを実感しました。また、チームの士気を高めるために、前向きな声掛けを意識して取り組むことで、行動も前向きに変化していくことを目の当たりにしました。この経験を活かして今後は、新入社員の育成に携わり、経験を共にして、能力を高められる存在になりたいと考えています」
「今話題の●●について意見を聞かせてください」
以下、「今話題の●●について意見を聞かせてください」の回答例です。
「介護業界の企業が、入居者が所有する不動産を有効活用できるように支援しているというニュースに関心をもちました。入居者は所有している不動産をどのようにしたら良いか分からず悩んでいるようです。そのため、入居者のサポートをすることで、利用者も安心して入居していられると感じました。御社も介護施設を展開しているため、既存の事業ノウハウを活かして今後もサービスを拡大していけると考えました」
「なぜ他社ではなく当社なのですか」
以下、「なぜ他社ではなく当社なのですか」の回答例です。
「御社は企業理念に基づいて、事業展開をされており、取引先からも深く信頼されていると感じました。私は、御社の『顧客の満足を生み出す』という理念に強く共感しています。今後は御社の一員となり、満足を生み出す商品をつくり、より多くの企業に広めたいと考えています」
「最後に伝えておくことはありますか」
以下、「最後に伝えておくことはありますか」の回答例です。
「一次面接から最終面接まで、私の話を聞いていただきありがとうございました。面接を通して、御社の業務内容をお伺いし、これまでの営業経験や自身の強みを活かせると感じました。また、御社で働きたいという気持ちが一層強くなりました。よろしくお願いいたします」
「最終面接の質問内容と回答例を紹介!上手く答えるためのポイントも解説」のコラムもあわせてご一読ください。
最終面接で逆質問するときは事前準備を入念に!
面接の最後には、一般的に「何か質問はありますか」と聞かれるようです。この逆質問は入社意欲や自己アピールができる機会です。できる限り質問するようにしましょう。
ただし、内容によっては印象を悪くしてしまう場合もあるので注意が必要です。
避けたい逆質問
調べて分かるような質問、福利厚生や待遇面に関する質問などは避けましょう。
以下、避けたい逆質問を解説しています。
調べて分かるような質問
企業サイトで調べると分かる内容を質問するのは避けましょう。
「企業研究をしていない」「自社への興味や志望度が低い」と思われ、マイナスな印象を与える恐れがあります。事前に調べて疑問に感じたことを質問しましょう。
福利厚生や待遇面の質問
待遇面についての質問は悪いことではありませんが、仕事内容より待遇面を重視していると思われる恐れがあります。
最終面接は、入社意欲を示す場のため、仕事よりも待遇が大切と思われるような言動は控えましょう。
一次・二次で聞くような具体的な仕事内容についての質問
「現場では何を大切に仕事を行っていますか」のような、一次面接・二次面接で聞く質問は避けましょう。
最終面接は、仕事への熱意や企業理念に共感しているかを確認しているため、自身のやる気をアピールするようにしてください。
逆質問の例
以下、逆質問の例です。
- ・「経営者から見た御社の魅力はなんですか」
- ・「御社の今後の課題を教えてください」
- ・「企業経営を行ううえで、従業員に求めることはなんですか」
- ・「今後、御社の主力となるサービスはどの分野になると予想していますか」
- ・「企業理念に深く共感したのですが、どのような背景で設定されたのですか」
社長のブログやSNS、関連する書類があれば事前にチェックしておき、調べた内容と関連した質問をすると良いでしょう。
「逆質問で好印象を与えるには?意欲や長所をアピールできる方法もご紹介!」のコラムでは、逆質問で好印象を与えるポイントを初回しているので、逆質問を考える際の参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。