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若者向け就職支援とは?若年層就職サポートの現状もご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 若者向け就職支援には「わかものハローワーク」「ジョブカフェ」などの施設がある
- 若者向け就職支援の行政サービスは、基本的にすべて無料で利用できる
- 社会に対する順応性を持つのが現代における若者の就活のポイント
- 若者の早期離職や正社員離れへの対策として、政府はさまざまな就職支援を行っている
「若者向け就職支援にはどのようなサービスがある?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。このコラムでは、若年層に特化した2種類のハローワークなど、若者に向けた就職支援を行う5つの施設をご紹介。また、売り手市場といわれる現代における若者の就職活動事情も解説しています。若者向け就職支援サービスを利用して就活を進めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
若者の就職支援に特化した5つの施設
ここでは、正社員雇用を目指す若者に向けて、就活に役立つ情報を無料で提供したり、就労体験などの就職支援サービスを行ったりしている施設を5つご紹介します。
若者の就職支援に特化した施設
- 新卒応援ハローワーク
- わかものハローワーク
- 地域若者サポートステーション
- 若者就職支援センター(ジョブカフェ)
- 東京しごとセンター・ヤングコーナー
新卒応援ハローワーク
全都道府県に設置された、新卒者の就職を支援するための施設です。大学・高専などの新卒者の方や、卒業後概ね3年以内の方を対象とした若者向け就職支援サービスを実施。学校と連携し、ジョブサポーターと呼ばれるキャリアコンサルティングの有資格者が、若年利用者の就職活動をサポートします。具体的には、次のようなサービスがあります。
1.担当サポーターによる個別の就職支援
専任のジョブサポーターがハローワークや学校を訪問し、定期的な求人情報の提供、就職活動の進め方の相談、応募書類などの作成相談、面接対策などを個別に実施します。
2.職業適性検査や各種セミナーの開催
進路に迷う場合、自分に合う職業を見つける適性検査を行うことが可能です。また、企業面接会や説明会、自己PRの書き方やビジネスマナーなどといった就活に必要な情報を提供するセミナーを無料で開催しています。
3.就職後のアフターフォロー
就職が決定した人に対して、就業後のアフターフォローも充実しています。職場に関する相談に対応しているため、就職後も仕事への不安を抱えることなく就労できるでしょう。
わかものハローワーク
正社員としての雇用を目指す若者の就職活動を支援する施設です。概ね35歳までの方が利用でき、個別の就職相談や就活に関するセミナーの開催などのサポートを行っています。具体的には、次のようなサービスがあります。
1.予約担当制の相談員による就職支援
正社員での就職を希望している方や、これまで正社員として働いた経験が少ない若年層のフリーター、ニートの方を対象に就職支援を行っています。求人紹介や就職活動に関する相談にも個別で対応しているため、不安や疑問を早めに解消できるでしょう。
2.各種セミナーの開催
応募書類の書き方や面接対策、ビジネスマナーなど、就活に関する情報を幅広く提供するセミナーを開催しています。いずれも参加費は基本的に無料です。具体的には、次のようなサービスがあります。
3.職業訓練相談やあっせんの実施
スキルを身に付けたい方のために、職業訓練相談やあっせんを実施。また、訓練所での修了者の方へ求人情報の紹介も行っています。
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーションとは、働くことが難しい15~49歳の方とその保護者の方に向けた就職支援を行っている機関。「サポステ」という略称で呼ばれることが多いようです。就活に関する相談や職業見学、面接指導などといった就職支援を幅広く行っています。
1.サポステ相談支援事業
キャリアコンサルタントによる相談やコミュニケーション訓練、協力企業での職業体験などを行っています。ワードやエクセルなど就職に役立つ基礎的な情報や知識を得られるパソコン講座なども実施。不得意なことによっては、専門機関などを紹介してもらえる場合があります。
2.若年無業者等集中訓練プログラム事業
合宿形式で生活支援と職場実習を原則無料で行っています。集団で宿泊することにより、規則正しい生活習慣や就職に必要なスキルを身に付けることを目的とした事業です。ただし、すべてのサポステが行っているわけではなく、一部の地域若者サポートステーションでのみ実施されているサービスであるため、注意しましょう。
ハローワークとサポステの違い
ハローワークでは職業相談や求人情報の紹介、職業訓練などが主な支援の内容です。一方サポステは、就職に必要なカリキュラムがあり、職業見学やインターンを実施しながら就職支援と就職後のアフターフォローを行います。サポステについてさらに詳しく知りたい方は、「サポステとは?就職支援サービスの内容や利用方法を解説」もぜひご参照ください。若者就職支援センター(ジョブカフェ)
若者就職支援センター(ジョブカフェ)とは、現在46の都道府県に設置されている若年者向けの就職支援を行う施設を指します。「ジョブカフェ」というのは通称で、正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」です。
ジョブカフェでは、各地域の特色を活かした就職セミナーや職場体験、求人情報の紹介などといった就職支援サービスを行っています。ハローワークを併設しているジョブカフェもあるようです。具体的には、次のようなサービスがあります。
1.各種セミナーの開催
就職活動の進め方など就活に関する基本的な情報が得られるセミナーを開催しています。参加費は無料ですが、セミナーの日時と定員はあらかじめ決まっており、予約が必要なので注意しましょう。また、正社員雇用を目指す就職希望者の保護者の方に向けたセミナーも開催しています。
2.カウンセリング
キャリアカウンセラーに就職活動で生じた悩みや不安を相談できます。カウンセリングはマンツーマンで行われるため、周囲を気にせず落ち着いて話せるでしょう。
3.就活に関する対策や指導
履歴書の書き方や面接対策などの指導を行っています。採用のポイントを知っているプロのアドバイザーからの意見を得られるため、就活のコツを効率良く学びながら正社員雇用を目指せるでしょう。
ジョブカフェについて詳しく知りたい方は「ジョブカフェはニートも利用できる?ハローワークとの違いとは」もあわせてご覧ください。
東京しごとセンター・ヤングコーナー
東京しごとセンターとは、東京都民の方の就職活動を支援するために設置された「しごとに関するワンストップサービスセンター」です。なかでも、ヤングコーナーでは29歳以下の若年層を対象にした転職・就職支援サービスを無料で行っています。また、ヤングコーナーは、前述したジョブカフェの機能も兼ねているようです。以下のようなサービスを受けられます。
1.就職支援アドバイザーによる個別カウンセリング
専任の就職支援アドバイザーがカウンセリングを行います。1回の相談時間は約45分あるので、一人ひとりの状況に応じたプロ目線のアドバイスを十分に受けられるでしょう。
2.各種セミナーやイベントの開催
就職活動に関する情報を提供するセミナーやイベントが多数用意されているため、ニーズに合ったプログラムを選択して正社員雇用を目指すことが可能です。また、企業と直接交流できる企業説明会などのイベントも定期的に開催されています。
3.職業相談・職業紹介
「ハローワーク飯田橋U-35」という施設を併設しており、求人情報の提供も行っています。求人内容を企業へ確認したり面接日程を調整したりするサービスも行っているため、安心して就活を進められるでしょう。
東京しごとセンターについては、「東京しごとセンターの就職支援サービスとは?年齢別の利用方法を紹介!」のコラムでも詳しく解説しているので、ぜひご参照ください。
現代における若者の就職活動事情は?
売り手市場といわれている現代では、既卒や第二新卒、20代などの若年者も正社員雇用を目指しやすい傾向があります。 即戦力としての経験やスキル不足を心配する人も多いようですが、応募書類や面接で、入社への意欲や説得力のある志望動機をアピールすれば、ポテンシャル採用も可能です。
そのためには、「自分が何をしたいか」「自分には何が向いているか」を見つけることが必要となります。
さらに就職後は、業務の経験を一から積むことで、スキルを吸収しようとする姿勢が重要でしょう。企業が本当に求めている人材や企業に貢献できる人材になること、いわゆる「順応性」を身に付けることが、就活を成功させる第一歩であるといえます。
若者の就労問題の現状
厚生労働省が公表している「第7回今後の若年者雇用に関する研究会資料 新規大学卒業(予定)者の就職(内定)率の推移」によると、2020年3月卒業予定の新規大学卒業者の就職(内定)率は98%と比較的高い傾向にあります。しかし、新卒就職後3年以内の離職率も低いわけではありません。
同資料の「新規学卒就職者の離職状況」によれば、新卒で就職後3年以内に離職する人の割合は、中学卒で約6割、高校卒で約4割、大学卒で約3割でした。また、同資料からは不安定な就労状況にある若年フリーターや若年無業者(ニート)なども一定数存在することが分かります。
政府は若者の早期離職や正社員離れを減らすために、新卒応援ハローワークやわかものハローワーク、サポステなどで就職支援をサポートする政策を行っています。
そのほか、学校卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で採用するよう企業に呼びかけも行っているようです。厚生労働省のリーフレットによると、学校卒業見込者の採用枠について「既卒者が卒業後少なくとも3年間は応募できるように努めること」「 できる限り上限年齢を設けないように努めること」と定めています。
参照元
厚生労働省
第7回今後の若年者雇用に関する研究会資料
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について
人材紹介サービスや就職エージェントを利用するのも一つの手
前項で紹介した5つの若者向け施設のほかにも、厚生労働省の認可を受けた職業紹介事業者が行う人材紹介サービスや、民間の就職エージェントが存在します。
一人での就職活動に不安がある方は、これらのサービスも活用してみるのがおすすめです。受けられる就職支援の幅が広がり、就職後のミスマッチ防止や正社員就職に対する不安軽減が期待できるでしょう。「就活エージェントを利用するメリットとは?どんな人におすすめ?」では、就活エージェントの活用方法について解説しているので、あわせてご覧ください。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、20代のフリーターや第二新卒、既卒の方を対象に、専任のアドバイザーが就活をサポート。無料でカウンセリングや求人情報紹介、応募書類の添削、面接対策などのサービスを実施しています。将来のビジョンを見据えた就職先を見つける支援を行っているため、一人で就活を進めるのが不安な方も安心して正社員雇用を目指せるでしょう。
若者の就職支援に関するQ&A
ここでは若者向け就職支援サービスに関する疑問をQ&A方式で解決していきます。
新卒応援ハローワークでは何ができるの?
新卒応援ハローワークでは、専任担当者による個別サポートが受けられます。ほかにも、適性検査やビジネスマナーといった就職活動に役立つ情報が得られるセミナーの開催、在職している方に向けた相談窓口なども実施。就職後のアフターフォロー体制も整っているのが特徴です。
詳しくは「第二新卒はハローワークを利用するべき?メリットとデメリットを解説」で解説しているので、ぜひご参照ください。
わかものハローワークでは何ができるの?
わかものハローワークの特徴は、スキルを身に付けたい若者に向けて開催されている職業訓練です。そのほか、相談員による各種支援や就活セミナーなども実施。さらに詳しく知りたい方は、「わかものハローワークとはどんなサービス?利用内容や注意点を解説」もあわせてご確認ください。
若者向け就職支援を使って就活するメリットとは?
基本的に無料で職業相談や面接対策を行ってもらえたり、職業訓練を受けられたりするのが魅力の一つといえます。各施設ごとに特徴があるため、それぞれどのようなサービスが行われているのかを事前に調べたうえで、自分のニーズに合った就職支援サービスを選択しましょう。
たとえば、ハローワークは各自治体に所在しており、その管轄エリアの企業の求人が多い傾向があります。そのため「地元で働きたい」など特定のエリアで就職したい人は利用すると良いでしょう。「ハローワークを活用した就職活動とは?応募の流れや注意点を解説」では、ハローワークやそのほかの就職支援サービスについても言及しているので、参考にしてみてください。
若者向けに就職支援をする民間のサービスはある?
就職支援を行っている民間サービスには、転職・就職エージェントがあります。「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」でも説明しているように、ハローワークと同様、無料で求職者に職業紹介をする支援機関です。
ハタラクティブも、就職エージェントの一つ。20代の若年層や第二新卒に特化した就職支援を行っています。そのため、若手社員向けや未経験歓迎の求人を豊富に取り扱っているのが特徴です。
ハローワークや求人サイトには公開していない非公開求人も多く、専任の就活アドバイザーがカウンセリングを通して一人ひとりにおすすめの仕事を紹介しています。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご連絡ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。