高卒が学歴コンプレックスを感じる6つの理由と対処法まとめ!

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この記事のまとめ

  • 高卒は就職や転職の際に、学歴コンプレックスを感じる可能性がある
  • 学歴コンプレックスの原因は、人と比べる癖や就職でのつまずきなどが考えられる
  • 学歴コンプレックスがある高卒は、学歴について考え過ぎている可能性がある
  • 高卒の学歴コンプレックスを解消するには、通信制大学への進学もおすすめ
  • 高卒が学歴に関係なく評価される仕事にはIT業界や建設業界、介護職などがある

高卒で就職した人は、大卒との待遇の差や世間からの評価に学歴コンプレックスを感じることがあるでしょう。学歴で個人の価値が決まることはなく、高卒で活躍している社会人は数多くいます。しかし、一度学歴コンプレックスを感じると克服するのが難しいのも事実です。そこで、このコラムでは学歴コンプレックスへの対処法を解説します。実力で評価される仕事も紹介するので、転職の際に参考にしてください。

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高卒が学歴コンプレックスを感じる6つの理由

高卒は「大学に進学できなかった」「志望企業に入社できなかった」といったタイミングで、学歴コンプレックスを感じる傾向にあります。ここでは、主に高卒が学歴コンプレックスを感じる理由を紹介するので、チェックしてみましょう。

1.就職・転職活動が思うように進まない

就職・転職活動がうまくいかないときに、「自分が高卒だからかも…」と学歴コンプレックスに陥ることがあります。高卒だからといって大卒に能力面で劣ることはありませんが、企業は効率的な採用活動のために学歴を採用基準にする場合があるのです。実際に応募者が多い人気企業は、応募条件を大卒以上に限定していたり高卒の採用を見送ったりすることも。「同じ条件の高卒と大卒なら、後者を採用する」という採用担当者もいるので、仕事が見つからないのは学歴のせいだと感じやすいようです。

2.給与・待遇面に差が出る

業種や職種、会社にもよりますが高卒と大卒では給与に差が出る傾向にあります。厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1学歴別にみた初任給」によると、2019年の高卒・大卒の初任給は以下のとおりです。

高卒の初任給(男女計):167,400円
大卒の初任給(男女計):210,200円

初任給で比較すると、高卒と大卒では4万円以上の差があります。また、厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査結果の概況」によると2021年の学歴別平均賃金は以下のとおりです。

高卒の平均賃金(男女計):271,500円
大卒の平均賃金(男女計):359,500円

高卒と大卒の平均賃金は8万円以上の差があります。年齢が上がるにつれて高卒と大卒の給与格差が広がるため、働くうちに学歴コンプレックスを抱える人もいるようです。学歴による生涯年収の差は「高卒と大卒の生涯賃金の差はいくら?学歴が就職や年収に影響する理由」で紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。

参照元
厚生労働省
令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1学歴別にみた初任給
令和3年賃金構造基本統計調査結果の概況

3.仕事内容に差が出る

企業によっては学歴に応じて仕事の内容を分けていることがあり、業務を限定されたことで学歴コンプレックスを感じる人もいるようです。特に、やりたい仕事があるにもかかわらず、高卒を理由に任せてもらえなかったときは、学歴コンプレックスを強く感じるでしょう。
大卒と高卒で生じる差については、「学歴は就活に影響を与える?大卒と高卒の就活事情!」でもご紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

4.世間の偏見

高卒が学歴コンプレックスを抱える理由として、世間からの「勉強ができない」「努力を怠っている」といった偏見も挙げられます。高卒の中には経済的な理由や家庭の都合で就職した人もいるため、大学に進学しなかったからといって一概に努力不足とはいえません。しかし、高卒は能力が低いという前提で接してくる人がいるのも事実。高卒という理由で偏見の目で見られたり不当な扱いを受けたりしたことをきっかけに、学歴コンプレックスを感じる人もいるようです。

5.大学進学が叶わなかった

大学進学を希望していたものの、学力不足や経済的な事情から実現できなかった高卒は、後悔や未練から学歴コンプレックスを抱えやすい傾向にあります。学歴そのものよりも、大学に進学できなかった理由・背景にコンプレックスを感じる人もいるでしょう。

6.大卒の友人がいる

親しい友人に大卒がいると、ふとした拍子に学歴コンプレックスを感じる場合があります。たとえば、仕事やライフスタイルの話をしているときに、相手が自分より充実した生活を送っていると「もし高卒じゃなかったら…」と考えることもあるでしょう。実際はその人の能力や性格が仕事や生活に反映されるため、学歴の影響は大きくありませんが、事実に関わらず気にしてしまうのがコンプレックスです。対等な関係の友人に学歴コンプレックスを感じ、自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
学歴に限らず人からどう見られているのか気になるときは、他人との比較がコンプレックスの原因になっている可能性も。周りの人にコンプレックスを感じる人は、他人の優れたところや自分の欠点ばかりに目がいっていないか考えてみましょう。

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高卒が学歴コンプレックスを克服する方法4選

高卒が学歴コンプレックスを解消するには、ほかの部分で能力を磨き、自分に自信を持つのが大切です。入社のタイミングでは学歴で判断される部分がありますが、実際に働くときは実力や人間性のほうが評価されます。自分自身の価値を高めて、学歴コンプレックスに打ち勝ちましょう。

1.学歴関係なく社会で評価される力を身につける

学歴コンプレックスを感じる場合は、コミュニケーションスキルやビジネスマナー、順応性など社会で評価される能力を身につけるのがおすすめです。学歴では補えない力は、ビジネスの場で必ず役に立ちます。たとえば、コミュニケーションスキルを磨けば交流が活発になり、独自の人脈を築けます。取引や社内でのやり取りもスムーズになるので、働きやすくなるでしょう。また、ビジネスマナーがしっかりしている人は信用を得やすい傾向にあります。仕事に役立つ能力が身につくと自信につながり、自己肯定感も高まるでしょう。

2.資格取得やセミナー参加でスキルアップする

仕事に役立つ資格を取ったことで、学歴コンプレックスから脱却できた人もいます。高卒も専門的な資格を取れるので、自分に自信をつけたい方は取得を目指しましょう。主な高卒が取れる専門資格は以下のとおりです。

・行政書士
・司法書士
・簿記検定
・宅地建物取引士
・介護福祉士
・通関士
・保育士

専門性の高い資格の取得は難しいですが、あれば転職や人事評価で有利に働きます。また、セミナーを受講するのも学歴コンプレックスを克服するのにおすすめの方法です。異業種で働く人のセミナーを受講したり高卒の講師の話を聞いたりすることで、考え方や価値観が変わることもあります。ただし、セミナーは講師や主催者によって質に差があるので、受講前に情報収集をして参加する意義があるか判断してください。

3.大学進学を目指す

「自分が大卒にならないと、学歴コンプレックスの解消は無理」という高卒は、大学進学を検討しましょう。社会人の中には大学に通う費用のために働き、貯金できたら退職して学生になる人もいます。とはいえ、社会人を辞めるのは将来のキャリア形成に響くことも。「仕事は辞めたくないけど、学歴も諦められない…」という人は、通信制大学や夜間大学に通うのがおすすめです。
通信制大学では、自宅学習を中心にカリキュラムを進めます。定期的に学校や指定の会場に出向くスクーリングでは、先生やほかの学生とコミュニケーションを取れるので、勉強のモチベーションを維持できるでしょう。通信制大学の多くは入学試験がなく、書類選考のみで入学できます。また、学費も一般的な国立・私立大学と比べて抑えられるのが魅力です。普通の大学と同じように学士号を取得できるので、卒業すれば大卒資格を得られます。
夜間大学は夕方から夜にかけて授業が行われるので、社会人でも通学しやすいのが魅力です。仕事が終わってから授業を受けるので体力が必要ですが、昼間部と同じようにキャンパスライフを送りたい方には向いています。

4.学歴について考える時間を減らす

学歴コンプレックスがある人は、無意識のうちに学歴について考え過ぎていたり、気にしなくて良いことに過敏になっていたりする可能性があります。「学歴コンプレックスがある=学歴について考え過ぎている」という自覚を持ち、意識して考える機会を減らしましょう。学歴はその人の価値を決めるものではありません。そのことを忘れず、目の前の仕事ややりたいことに集中し、学歴以外の事柄に意識を向けましょう。
学歴で評価されない仕事に就くのもコンプレックスの解消に適した対処法です。「学歴に左右されない仕事ってどんな仕事?自分に合った仕事を見つけよう」でおすすめの仕事を紹介しているので、就職・転職の参考にしてください。

大卒の部下に学歴コンプレックスを刺激される場合もある

大卒の部下がいることで、学歴コンプレックスを刺激される高卒の人もいるようです。そのような場合は、学歴コンプレックスが原因で部下にきつくあたらないように注意しましょう。自分と部下を学歴で比べたりせず、仕事で成果を出すことに集中したり自分を磨く努力をしたりすることが大事です。学歴に関係なく部下の人となりを知ることに尽力して、信頼関係を築きましょう。

高卒が学歴コンプレックスを感じにくい業界・職種は?

学歴コンプレックスで働きにくさを感じている高卒は、実力で評価される仕事への転職をおすすめします。ここでは、学歴に関係なく活躍できる業種・職種を紹介するので、転職の参考にしてください。

営業職

営業職は学歴に関係なく実力が評価されるので、学歴コンプレックスのある方におすすめの仕事です。成績に応じてインセンティブがつく職場の場合、結果を出せば若いうちから高収入が狙えます。未経験者歓迎の求人も多く、初めて正社員を目指す方にもおすすめの職種です。
営業職に対して「飛び込み営業がきつそう」というイメージを持つ人もいますが、仕事の厳しさは営業方法によります。営業職の働き方は既存の顧客を相手にする「ルート営業」や、店舗で顧客に対応する「内勤営業」などさまざま。働き方によって向き・不向きがあるので、自分の適性を見極めたうえで応募する求人を決めましょう。

建設業界

建設業界は業界内の高齢化が進んでおり、若手人材の募集に積極的です。建設業界の中でも有名な職種の一つの施工管理は、現場のリーダーとして、工事のスケジュール管理や安全管理を行います。施工管理は未経験からスタートでき、文系・理系に関係なく目指せるのがメリットです。現場での経験を積むことで、「1級・2級建築施工管理技士」や「1級・2級土木施工管理技士」といった国家資格の受験条件を満たせるため、キャリアアップも目指せます。

正社員

施工管理職(経験者)

  • 年収 420万円 ~ 480万円

  • 賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり

介護業界

介護業界は学歴に関係なく、資格取得でキャリアアップできる業界なので学歴コンプレックスを抱えている人におすすめです。高齢化が進む昨今は介護職員の人手不足が課題となっているため、未経験・無資格者も介護士になれます。多くの介護施設が資格取得支援制度を用意しているので、働きながら資格取得を目指せるでしょう。介護業界には訪問介護やデイサービス、老人ホームといったさまざまサービス形態があります。施設によって夜勤の有無や仕事内容が異なるので、自分に合った働き方ができる職場を探してみましょう。

正社員

介護職

  • 年収 330万円 ~ 390万円

  • 大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり

IT業界

IT業界というと専門的な知識が必要なイメージがありますが、専門学校を卒業していなくても問題ありません。特にプログラマーは未経験からチャレンジできるので、興味があればスクールや独学で初歩的なプログラミングを学んでみましょう。IT系の仕事は、実力があれば学歴に関係なく評価されるので、学歴コンプレックスがある人に適しています。ただし、日々移り変わる技術をキャッチアップする努力が求められるため、学び続ける姿勢が大切です。向上心がある人、新しいことを知るのが好きな人はIT業界への就職を検討してみましょう。

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まずは会社選びの参考に

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学歴コンプレックス抱える高卒に関するQ&A

ここでは、学歴コンプレックスに関するいろいろな疑問やお悩みについて、Q&A方式で解決します。

学歴コンプレックスとは?

他人の学歴を過剰に気にしたり高学歴の人にネガティブな感情を持ったりすることを、学歴コンプレックスといいます。自分より学歴が低い人に対して優越感を覚えるのも、学歴コンプレックスの特徴です。「学歴コンプレックスとは?克服するための方法」でコンプレックスを抱える理由を解説しているので、詳しく知りたい方は参考にしてください。

高卒が学歴コンプレックスを克服する方法は?

高卒で学歴コンプレックスに悩んでいる方は、このコラムの「高卒が学歴コンプレックスを克服する方法4選」をチェックしてみましょう。学歴に左右されない力を身につけて、自信を高めるのがコンプレックス克服への第一歩です。また、大卒になるために社会人から大学進学を目指すのも、学歴コンプレックスの解消方法といえます。

高卒は就職・転職において不利になる?

高卒は大卒に比べて応募できる企業が限られるため、就職・転職はやや不利です。また、選考では学歴や出身校のネームバリューが重視される傾向にあります。「今も続く学歴社会…高学歴は信用度が高めで就活に有利?」では、高学歴が就職に有利な理由を解説。学歴に左右されずに就職する方法も紹介しているので、気になる方はチェックしてみましょう。

高卒も働ける学歴不問の仕事は?

介護職や営業職、エンジニアなど人手が必要な仕事は、高卒が働きやすい職種といえます。需要が高まっている仕事は、人材確保のために学歴不問・未経験歓迎などの条件で求人募集を掛けることが多いようです。20代向けの転職エージェントであるハタラクティブは、高卒で応募できる求人の紹介も行っています。学歴に関係なく活躍できる仕事に就きたい方は、お気軽にご相談ください。

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