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面接で不採用になるのはなぜ?企業が見ているポイントも解説
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この記事のまとめ
- 面接では、「会社に必要な人材か」「本音で話しているか」などが見られている
- 「会社の概要を調べていない」「遅刻をする」などは、面接で不採用になりやすい
- 面接官の態度や言動から、採用か不採用かを予想できる場合がある
- 面接官の反応だけで、採用か不採用かを決めつけたり左右され過ぎないことが大切
面接で上手く受け答えができず、不採用になったことがある人も多いのではないでしょうか。面接官がどのようなところをチェックしているのか、どのような言動が不採用に結びつきやすいのかなど、面接官目線で考えて対策を打つことも大切です。このコラムでは、面接で見られていることや採用・不採用を予想するポイントについて解説します。面接対策の参考にしてみてください。
面接で不採用を決める際に企業がチェックしていること
新卒と中途採用では、企業がチェックするポイントが異なります。面接官がどのようなところに注目しているのかを把握したうえで、面接対策を行いましょう。
面接で企業がチェックしていること
- 求める人材像と合っているかどうか
- 本音で話しているかどうか
- 社会人としてのマナーを守れているかどうか
- 入社意欲があるかどうか
求めている人材像と合っているかどうか
中途採用の場合、時期や企業によって求める人材は異なります。たとえば、どれだけ高い英語力を持っていても、そのときに企業が求めているのが経理スキルの高い人材であれば、英語力はそこまで重要視されない可能性があるでしょう。
採用されるには、そのときに求められているスキルや能力を満たしていることが大切です。企業のサイトや求人情報で、「企業先の理念と自分の考え方はあっているか」「応募先企業が利益を出すために自分が活かせるスキルはあるのか」などどのような人材が求められているのか確認しておきましょう。
本音で話しているかどうか
長所・短所や退職理由、志望動機に矛盾があると、面接官に「本当のことを言っていないのではないか」と疑われてしまう可能性があります。もちろん嘘をつくことは避けるのが無難ですが、本当のことを言っていても、上手く言語化ができなかったり表現方法によっては矛盾していると感じられることもあるかもしれません。
面接で聞かれると予想される質問は、事前に答えを用意し、その答えに一貫性があるかどうかも確認しておきましょう。このとき、自分だけで確認するよりも、家族や友達など第三者に確認してもらうのがおすすめです。
社会人としてのマナーを守れているかどうか
転職活動の面接では、基本的な社会人としてのマナーが身についていることが求められます。面接で基本的なマナーが守れていなければ、会社に入ったあともトラブルが起こる可能性があるのではないかと思われてしまう恐れもあります。
面接対策では「挨拶ができる」「服装がきちんとしている」「正しい敬語が使える」「話を簡潔にまとめられる」など、基本的なマナーを徹底しましょう。ビジネスシーンで相手に不快感を与えない人物であるというアピールが効果的です。
入社意欲があるかどうか
面接でいくら的確な回答ができても、入社意欲が低ければ「入社しても自社に貢献できないのでは?」と不安を抱かせ、不採用となるケースもあります。入社意欲は単純に「やる気があります」ではなく、「入社後のビジョン」や「企業に入ることでどう貢献していくのか」など具体的に話すことが大切です。
面接対策について不安がある方は、「面接対策のやり方は?押さえておきたいポイントと注意点を解説」のコラムをご一読ください。面接対策のコツをご紹介しています。
面接でよくある不採用の理由
面接で不採用となる原因に挙げられるのが、遅刻や態度の悪さといった基本的なマナー違反。また、「仕事に対する意欲が見られない」「コミュニケーションがうまく取れない」といった社会人として不安の残る対応も、不採用につながりやすいといえるでしょう。
遅刻をする
電車の遅延など予期せぬことが起こり、面接に遅刻してしまう可能性はあります。予期せぬ事態にも備えて「早めに家を出る」「面接会場への道を調べておく」「面接時間や持ち物など事前に確認しておく」などの準備をしたかどうかは、面接官には関係ありません。面接の時間に遅刻したという事実だけが判断材料となるため、だらしない印象を与えるでしょう。
交通機関の乱れなどやむを得ない理由で遅刻してしまう場合は、早めに電話連絡をして到着予定時刻を伝えたり、遅れても面接を受けられるか確認したりすると、誠意が伝わりやすくなるでしょう。
熱意を感じられない
会社概要や仕事内容などについて調べていないことが伝われば、会社や仕事への熱意がないと判断されてしまう可能性があります。「企業サイトに記載があることを質問してしまう」「募集している仕事内容とかけ離れた志望動機を言ってしまう」といったことにならないよう、事前に企業研究をきちんとしておきましょう。
企業研究の方法について詳しく知りたい方は「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」をご覧ください。また、インターンなどを利用して企業について知っておくことで面接時に参加したことをアピールすれば、入社への意欲が伝わりやすくなり、入社後のミスマッチを防ぐこともできます。
コミュニケーション能力が低い
声が小さかったり質問に対して答えが噛み合っていなかったりすると、面接官とコミュニケーションが上手く取れず、マイナスな印象を与えてしまいます。
普段は上手く話せても、面接の場では緊張してしまってスムーズな受け答えができなくなってしまうこともあります。よく聞かれる質問に対する答えは、自信を持って話せるものを用意し、面接対策は十分に行いましょう。
ネガティブな発言が多い
転職の理由として前の会社への不満や愚痴を話されると、面接官は「不満があるとすぐに辞めてしまうのではないか」と感じてしまいやすくなります。
ネガティブな内容を話すこと自体がダメなのではなく、質問の答えに対してネガティブな理由で終わることで面接官にマイナスな印象を与えます。ネガティブな理由を話すとしても面接の際は伝え方を工夫し、ポジティブな印象を残せるよう意識しましょう。
面接日程が合わない
面接を行う役員や社長のスケジュールを押さえるのは、大変なことです。応募者の都合が合わず、面接の日程調整があまりにも難航したり何度も日程変更があったりすると、入社意欲を疑問視されてマイナスイメージにつながってしまう恐れがあります。なるべく会社側が提示した候補日のなかから面接日を決められるよう、予定を調整できると良いでしょう。
スキルや経験が足りていない
書類選考を通過しているにも関わらず自分のスキルや経験が足りないと面接官から感じられ不採用になるケースもあるようです。この場合、書類選考を通過している時点で最低限の基準はクリアしているので、自分のスキルや経験を上手く説明することが重要です。
面接を受ける前に自身のスキルや経験を洗い出し、入社後にどのように貢献できるのかを話せるようにしておきましょう。
面接で採用・不採用を見分けるコツ
面接の雰囲気や面接官の言動により、合否の結果を見分けるコツには、どのようなものがあるのでしょうか。以下で詳しくご紹介します。
採用時にみられるサイン
面接で採用されるときによくみられるサインには、以下のようなものがあります。
- ・入社可能日を聞かれる
・勤務地や仕事内容、待遇などの具体的な説明があった
・制服のサイズを聞かれた
・面接時間が長い
・面接官から仕事へのアドバイスがあった
・会社の雰囲気や成長性を話してくる
ほかの採用・不採用のサインについては、「面接合格のサインには何がある?落とされる人の特徴や対処法を解説!」でご紹介しています。あわせてご覧ください。
面接で入社可能日を聞かれて落ちることはある?
面接で入社可能日を聞かれた場合、採用の可能性は非常に高いといえます。なぜなら、不採用にする予定の応募者に対して具体的な入社に関する質問をすることは少ないからです。ただし、会社によってはすべての応募者に確認していることもあるため、入社可能日を聞かれたら必ず採用されるとは言い切れないでしょう。採用のサインがあったからといって最後まで油断しないことが重要です。不採用時にみられるサイン
面接での不採用時によくあるサインは、以下のとおりです。
- ・面接が早く終わる
・今後の選考についての説明がない
・面接結果の通知時期が曖昧
・自分の話に興味を持たれなかった
・メモを取る様子がない
・逆質問の機会が与えられなかった
・不採用の場合の話をされた
採用・不採用ともにサインのとおりの結果になることもありますが、それだけで判断できるとは限りません。たとえば、「入社可能日を聞かれる」「仕事内容や待遇などの具体的な質問があった」などは、面接官によってはすべての応募者に対してそうしている可能性があります。
また、「面接が早く終わる」「メモを取る様子がない」なども、すでに採用を決めていたので時間を掛けたりメモを取ったりする必要がなかったという場合もあるでしょう。サインに左右されて一喜一憂するよりも、自信を持って受け答えができるよう、きちんと面接対策をすることが大切です。
面接結果の時期については、「面接の結果が遅い=合格?企業に問い合わせる際の注意点を解説」を参考にしてみてください。
不採用時によくあるサインに気づいた場合の対処法
サインはあくまでも傾向や可能性の1つであり、必ず不採用になるわけではありません。そのため、面接官の不採用時によくあるサインに気づいた場合でも、気にせずに落ち着いて面接を最後までやりきることが大切です。また、面接中に自身が言いたいことを上手く伝えられなかった場合でも、逆質問で挽回することは可能です。企業研究をしっかりと行い、自身の強みなどを絡めながら入社意欲を示せる逆質問を行いましょう。「最終面接の逆質問で好印象を与えるには?やりがいを聞く際のコツもご紹介」のコラムもご確認ください。
面接結果が不採用の場合の連絡方法
ほとんどの企業で「1週間以内に連絡します」など連絡期日を面接で伝えられます。ただし、連絡方法をあらかじめ言われることは少ないでしょう。「採用なら電話、不採用ならメールで連絡する」という企業が多いためです。
これは、不採用の場合は企業と応募者の間でやりとりが不要なため。不採用を通知した時点でその応募者の選考は終了します。それ以降、企業と応募者の間でやりとりをすることはなくなるため、不採用通知のメールなどに返信する必要はありません。
採用の場合は今後のスケジュールや必要書類についての連絡が必要なことから、意思疎通や確認がしやすい電話が多いでしょう。ただし、1週間以上掛けて選考を進める会社も多くあるため、面接を受けたあとはメールボックスや着信履歴などはこまめにチェックしておくことをおすすめします。
なお、「サイレントお祈り」といわれるように不採用の場合は連絡をしないという企業もあるようです。「サイレントお祈りは失礼じゃない?企業に結果を問い合わせても良い?」のコラムもご確認ください。
面接で不採用が続くなら就職エージェントに相談しよう
面接対策や転職活動を一人でするのが不安という方は、転職エージェントへの相談をおすすめします。エージェントを活用すれば、面接を通過できない理由を客観的に判断してもらえるからです。
エージェントの担当者は、多くの就職・転職希望者をサポートしてきた実績のあるスタッフです。これまでの面接対策やアプローチ方法を伝えることで、改善点のアドバイスをもらえるでしょう。また、より相談者に合った企業を紹介してもらえることも。エージェントについては、「転職エージェントとは?利用の流れや使うメリットなどを紹介」のコラムをご覧ください。
転職エージェントのハタラクティブは、20代を中心とした若年層の就職・転職活動を応援しています。ご紹介するのは、実際に取材を行い、社内の雰囲気や仕事内容などをきちんと把握している企業のみです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。