職歴として履歴書に書ける?試用期間が設けられる目的

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この記事のまとめ

  • 試用期間とは、内定者が入社に見合う能力を持っているかを確認するために設けられている期間のこと
  • 本採用との違いは、賃金が安いケースがあることと、本採用とは雇用条件が異なる点
  • 試用期間中に退職した場合でも、働いた事実があれば職歴として記載する
  • 書かないと経歴詐称となり、発覚すれば不採用や解雇の可能性もあるので注意しよう
採用時に試用期間を設けている企業も見受けられますが、そもそもなぜ試用期間は設定されているのでしょうか。
当コラムでは、目的や本採用との違いといった試用期間の概要に加え、期間中に退職した場合の扱いなども解説。
履歴書に職歴として書けるか、書き方はどうしたら良いのかなどもまとめたので、気になる方は参考にしてください。


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◆試用期間とは

試用期間とは言葉通り「試しに採用する期間」を意味しており、内定者が入社に見合った能力を持っているか、実際に働く姿を見て判断するために設けられています。
長期雇用を前提とした内定者に対して実施されることが多く、本採用との違いは以下のとおりです。

・賃金が安い場合がある
・本採用時とは別に雇用条件が定められている

試用期間中は賃金が本採用より安い場合がありますが、都道府県の最低賃金を下回ったり残業代を支払わなかったりすることは認められていません。
また、試用期間であっても、急に辞めさせらるようなことはないと言って良いでしょう。
明確な理由なしに労働者を解雇することは認められておらず、企業は原則として解雇30日前までには本人に解雇予告を行うか、30日分以上の解雇予告手当てを支払う必要があります。
ただし、入社後14日以内であれば事前の解雇告知は不要となっているので注意しましょう。

試用期間は企業によって異なりますが、3~6ヶ月が一般的。
就業規則などに定めがあり、理由に合理性が認められれば期間が延長されることもありますが、最大でも1年程度が上限と考えられています。

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◆試用期間は職歴として書くべき?

試用期間中に退職するケースもあると思われますが、その場合でも職歴として記載することをおすすめします。
これは、試用期間は本採用ではないものの職歴に数えられるケースが多いことや、書かないことによって「職歴詐称」として捉えられる可能性があるため。

履歴書は自分の履歴を正しく記載する正式書類です。
そのため、虚偽を記載した履歴書で選考を受けても、事実が判明すれば不採用になるかもしれません。
また、その履歴書で採用されたとしても、虚偽が発覚したら解雇される…というケースも考えられます。

短期間で退職した履歴を書かないことを重要視しない企業もある一方で、「試用期間中に退職していた事実を知っていれば採用しなかった」と考える企業も。
さらに、正しい職歴を書かないことで「嘘をつく人」「信用できない人」という印象を与えてしまう可能性もあるため、試用期間中に退職した場合でも、正直に履歴書に記載するのが良いでしょう。

◆職歴の書き方

ここでは職歴の書き方についてまとめているので、参考にしてください。

職歴と学歴を書くスペースがまとまっている履歴書が多いため、最終学歴を書いたらその下に1行あけて「職歴」と書き、次の行から入社年月や会社名を書き始めます。
その際、会社名や部署名は略さないのが正しい書き方。「(株)」などは使用しないよう注意しましょう。

また、在籍期間が短くてもすべて記載する、「契約期間満了のため退職」「会社都合により退職」など退職理由も書く、年号は履歴書全体で統一するのもポイント。
年号は西暦と和暦どちらを使用しても問題ありません。
直近の職歴が在職中なら「現在に至る」、退職が決まっていれば「退職予定」と書き、全て書いたら最後に右寄せで「以上」と記載して締めます。

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