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Web面接はスマホでOK?よくある失敗パターンと面接準備のコツ
更新日
この記事のまとめ
- Web面接はスマホで行っても良い
- Web面接の注意点は、通信トラブルが起こる可能性があること
- Web面接でスマホを使うときは、電話感覚にならないように気をつけよう
- Web面接で使えるスマホスタンドは、百均で購入できる
- Web面接を行う前に、スマホの充電やツールの確認など準備を入念に行うことが大切
Web面接を行う際にスマホを使って良いのか迷う方もいるでしょう。Web面接に臨む際に、スマホを使用することは問題ありません。基本的にカメラやマイク機能つきのデバイスであれば、Web面接を受けられます。このコラムでは、スマホで行うWeb面接の流れや実施する場所、基本的なマナーを解説。また、Web面接でのよくある失敗例も紹介します。Web面接を行う際の注意点を参考にしながら、入念に準備をしましょう。
Web面接はスマホで良いの?
Web面接を受ける際は、パソコンを使う人が多いようですが、企業から特別な指定がない場合はスマホでも構いません。昨今は、就職や転職の面接を行う際にWeb面接を実施する企業が増えています。通信環境が整っているデバイスであれば問題ないので、スマホを使ってWeb面接を行うことが可能です。
Web面接に使えるデバイス
Web面接にはパソコンやスマホのほか、タブレットも使えます。パソコンやタブレットを持っていない場合も考えられるので、多くのWeb面接ではデバイスの種類は問われません。カメラ機能とマイク機能が搭載されているデバイスであれば、使用できるでしょう。
ただし、パソコンにはカメラがない種類もあるため、事前によく確認しておくことが大切です。パソコンが利用できない場合はスマホやタブレットなど、カメラがついたデバイスを用意しましょう。また、マイクが正常に機能するかも面接前にチェックしてください。
Web面接の基本的なことをおさらいしたい方は、「Web面談とは?聞かれることや服装・背景の注意点を解説」のコラムにて詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
Web面接とは
Web面接とは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスを使用し、インターネットを通じてリモートで行う面接のこと。一般的にWeb面接では、画面越しに相手の顔を見ながらやり取りが行われるため、遠方の応募者も居住地で面接を受けることが可能です。また、Web面接を行う際に使用されるツールは、入社後も仕事の打ち合わせや会議などで使うことがあります。
企業に足を運ぶ形での面接が一般的ですが、利便性を考慮して、リモートでWeb面接を行う企業は増えています。なかには、一次と二次はWeb選考を行い、最終面接のみをオフィスで行う企業もあるようです。
Web面接のメリット
Web面接には、以下のようなメリットがあります。
- ・遠くの企業の選考を受けられる
・交通費がかからない
・面接にかかる時間が短縮できる
・適度にリラックスできる
自宅と企業の距離が遠い場合でも、リモートで仕事の面接を受けられるのは、Web面接の大きなメリットといえるでしょう。場所を問わないため交通費や移動時間が掛からず、お金や時間の節約にもなります。また、自宅で受けられるため、オフィスよりもリラックスして面接に臨めるのも利点です。
Web面接のデメリット
Web面接には、以下のようなデメリットもあります。
- ・通信機器やネット回線のトラブルに弱い
・相手との間合いがとりづらい
Web面接は、通信機器やネット回線にトラブルが起きると、強制的に中断してしまうこともあります。詳しくは次項で解説しますが、面接の前に自宅のネット環境や、使用するアプリの動作を確認しておくことが大切です。
また、「面接官と話すタイミングが被ってしまう」「会話のリズムがつかめない」など、対面の面接と比べて相手との間合いが取りにくいと感じる可能性もあります。自分の話の最後に「以上です」という文言で締め、話の区切りを分かりやすくするとスムーズに進むでしょう。
スマホでWeb面接を受ける際の注意点
スマホでWeb面接を受ける際は、面接前に以下の点を確認しておきましょう。
- ・Web面接のソフトやアプリは使える状態になっているか
・充電が十分に完了しているか
・電波状況に問題がないか
・周りの環境はうるさくないか
・相手の声が鮮明に聞こえる状態か
・マナーモードになっているか
特にWeb面接が初めての場合、上記の項目を面接前にチェックしておくのがおすすめです。Web面接アプリがインストールされていなかったり、音声トラブルが生じたりすると、採用担当者から「段取りが悪い」という印象を与える恐れがあります。面接の数日前と当日にしっかり確認し、不備のないよう念入りに準備しておきましょう。
また、スマホを使用してWeb面接を受ける際は、下記のような状態にも注意が必要です。
スマホの画面がぶれないようにする
スマホでWeb面接を行う場合、画面がぶれないように注意してください。手で持ちながら面接を受けると画面がぶれてしまうため、何かに固定しておきましょう。
Web面接でスマホを固定するなら、スマホスタンドを使うのがおすすめです。スマホスタンドは百円均一やWebストアで購入できます。Web面接の当日になって「スマホのスタンドがない」などと焦らないために、事前に準備をしておきましょう。
スマホは横向きにして使用する
Web面接をスマホで受ける場合は、横向きにして使用しましょう。横向きにすることで画面が大きく表示され、面接官や自分の顔を確認しやすくなります。また、横置きにすれば身振り手振りをしても画面から途切れる心配もありません。加えて、横向きに画面ロックをしておくと、スマホが縦横に動かないのでおすすめです。電話感覚にならないようにする
スマホを用いたWeb面接の場合も、面接官は通常の面接と同じようにマナーをチェックしています。目の前に相手がいないため、ついつい油断してしてしまう人もいるかもしれませんが、言葉遣いが乱れないよう注意しましょう。スマホを通したやり取りであっても、あくまで仕事の面接であることを忘れず、企業を訪問するときと変わらない態度で臨んでください。
スマホを使用してWeb面接を受ける際の流れ
スマホを使用してWeb面接を受ける際の流れは、以下のとおりです。「Web面接やリモート自体が初めてでやり方が分からない」という方は、おおまかな流れを掴みましょう。
デバイスの準備
面接開始の10〜15分前にはスマホを起動し、インターネットの接続状況に問題がないか確かめましょう。また、アプリケーションが正常に起動するか、スマホに不具合がないかの確認も必要です。
何らかのトラブルがあった場合は、企業に連絡して指示を受けます。面接開始時間の直前に連絡をするのは印象が良くないため、早めに準備しておくと良いでしょう。Web面接は、「道に迷う」「交通機関が遅れる」というリスクがないため、時間に関してシビアな面接官もいるようです。
ツールにログインする
面接開始の5分前になったら、企業が指定するアプリケーションにログインし、いつでも面接を開始できるようにします。Web面接では、民間企業が提供している電話サービスやWeb会議ツール、会社が独自に開発したツールを使うのが一般的。企業からログイン時間を指定されている場合は、指定時間よりも少し早めに準備をしておきましょう。
面接開始
自分と面接官がログインしたら、面接の開始です。面接が開始したら、自分から名乗って「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶しましょう。Web面接であっても、基本的な挨拶ややりとりは通常の面接と変わりません。相手が聞き取りやすいように、明るい声でハキハキと話してください。
面接終了
面接が終了したら、「本日はありがとうございました」と挨拶してログオフします。挨拶をしっかりすることで、丁寧な印象を与えられるでしょう。
また、必須ではないものの、Web面接の終了後にお礼メールを送るとより丁寧です。
「オンライン面接の流れは?マナーやコツを押さえて就職・転職を成功させよう」のコラムでも、Web面接の流れを解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
Web面接を行う場所
Web面接を行うのは、通信環境が整い、静かな場所を選ぶのがおすすめです。自宅以外の場所で行う場合は、事前に下見をしてインターネットの接続や騒音をチェックすると良いでしょう。
以下で、Web面接に適した場所を紹介するので、参考にしてみてください。
自宅
インターネット環境が整っているなら、自宅がおすすめです。自宅で行う場合、混雑状況や費用、営業時間に左右されません。
ただし、家族と同居している場合は、面接中に家族の生活音が入ってしまうことも。そのようなことにならないよう、あらかじめ家族に面接の時間を伝えて、面接中は配慮してもらえるよう相談しておきましょう。また、インターホンを消音にする、電話の音量を下げるなど、音が入らない工夫をしておくことも大事です。
大学のフリースペース
新卒で就職活動をしている場合は、大学のフリースペースや自習室を使ってもOK。利用する際は、インターネット通信の有無や周りの音などを確認し、Web面接を行うのに適した環境かどうかを確認しましょう。
個室ではない場合、周りの騒音で相手の言葉が遮られる恐れがあるので、あまりに利用者が多い場合は、別の場所を探すのが無難かもしれません。
コワーキングスペース
周囲にWeb面接ができる環境がない場合は、コワーキングスペースの利用もおすすめです。共通スペースの場合、周囲で話していたり仕事をしていたりする人もいるので、個別ブースがある施設を探すと良いでしょう。
レンタル会議室
Web面接を行う場所として、レンタル会議室を予約するという手もあります。小規模な個室は手頃な価格で貸し出されている場合があるので、予約サイトで情報収集してみましょう。
Web面接を行ってはいけない場所はある?
Web面接では背景の画面が映し出されるため、不適切な場所で行うと悪印象を与える恐れがあります。以下に、面接を行うのにふさわしくない場所の例をまとめました。- ・散らかった自室
・ファストフード店やファミリーレストランなどの飲食店
・周囲が賑やかな場所
・通行の妨げになる通路
・駅のホーム
自宅でWeb面接をする場合は、写真やポスターなどを貼っていない壁紙を背景にして、余計なものが映りこまない環境で受けましょう。
Web面接を行う場所については、「Web面接を受けるのに最適な6つの場所!必要なマナーも合わせて紹介」のコラムで解説しています。
Web面接を行うときの服装
Web面接を行うときの服装は、対面の面接と変わりません。職種によって指定がある場合はこの限りではありませんが、新卒の場合はリクルートスーツ、既卒や第二新卒などはスーツやオフィスカジュアルが一般的です。
ここでは、基本的なスーツの着こなしと身だしなみのポイントをまとめました。
スーツを着用しよう
企業を訪問するときと同様に、スーツを着用して面接を受けましょう。「上半身しか映らないから」とボトムスだけスーツ以外を着用していると、立ち上がったときに不自然な服装をしていたことが相手に見えてしまう可能性も。身だしなみに手を抜かず、全身スーツを着用しておくのがベターです。
また、Web面接は上半身がアップで映るため、ネクタイの緩みにも要注意。シャツの襟も開きすぎないように気をつけてください。
顔色に気をつけよう
面接官に良い印象をもってもらうために、顔色にも気をつけましょう。カメラ越しだと、照明によっては顔色が暗く見えてしまうことも。カメラの彩度を調整したり、メイクで顔色を明るく見せたりすることを意識すれば、良い印象を与えられるかもしれません
髭や髪型に気をつけよう
Web面接でも対面の面接と同様、清潔感があるかどうかをチェックされます。面接前には必ず鏡を見て、身だしなみを整えましょう。特に、髭は剃り残しがないか、髪の毛は目に掛かっていないかがチェックポイント。前髪は眉毛より短くするか、横に流して目元をしっかり見せましょう。
「私服OK」「髪型自由」の場合はどうする?
職種によっては、「私服OK」「髪型自由」など指定がある可能性もありますが、その場合も清潔感のある身だしなみを意識するのがコツです。面接時の服装に関しては、「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」にて、詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
Web面接の失敗事例
Web面接では、リモート特有の失敗事例も多々あります。よくある失敗のパターンを知り、実際の面接に活かしてください。
キーボードの音が聞こえる
面接中にパソコンでメモをとると、キーボードを打つ音が相手に聞こえてしまいます。面接官が不快に感じる可能性もあるので、メモは手元のメモ帳でとるようにしましょう。
アイコンのプライベート感が強い
普段利用しているツールを使ってWeb面接をする場合、アイコンにプライベート感が出ることがあります。Web面接の際は、アイコンがキャラクターやペット、趣味の画像になっていないか確認しましょう。アイコンも面接官にチェックされているので、ビジネスシーンにふさわしい無地や証明写真のような画像にするのが望ましいといえます。
アイコンタクトが取れていない
Web面接中は相手の顔が映っている画面に目が行きがちですが、それでは面接官とアイコンタクトが取れません。話すときはスマホのカメラ部分を見るようにしましょう。Web面接も通常の面接と同様に、アイコンタクトによるコミュニケーションが大切です。
通信が途切れて慌てる
通信が途切れるといったトラブルの際、慌てた様子を見せると「柔軟性がない」と思われてしまう可能性があります。通信が復旧しないときは、慌てずに電話やメールで状況を説明しましょう。スマホの再起動を行っても解決しない場合は、採用担当者に連絡して面接を再設定してもらうのも方法の一つです。
面接に不安を抱えている求職者は多い
ハタラクティブの「若者しごと白書2024 3-11. 就職活動・転職活動における選考中の不安度(p.42)」によると、正社員とフリーターのどちらも選考中の不安として「事前の面接対策」を挙げています。不安要素の多い面接だからこそ、対策をしっかり行うことで大きなアドバンテージとなる可能性も。Web面接に臨む際は、振る舞いや機器の操作といった不安要素を解消すれば、自信をもって当日を迎えられるでしょう。一人での面接対策が不安な場合は、就職・転職エージェントといった支援サービスを活用するのもおすすめですよ。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
面接に対して不安に感じている方は、面接に不安を感じる原因と払拭方法を詳しく解説している「面接への不安は解消できる?気をつけるべきポイントと対策を解説!」を参考にしてみてください。
スマホを使ったWeb面接に関するよくある質問
ここでは、Web面接をスマホで行うときによくある疑問について、Q&A方式でまとめました。「スタンドがない」「イヤホンは必要?」といったお悩みにもお答えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
スマホスタンドがない…手持ちでも良い?
手持ちでは画面がブレる恐れがあるため、Web面接ではスマホスタンドを用意するのがおすすめです。スタンドがない場合は、三脚などを代用しスマホの位置を固定しましょう。ポイントは、スマホを目線と同じ高さにセッティングすること。机の上に直接立てかけるとカメラの位置が下になるため、「見下ろされている」と面接官に悪印象を抱かれる可能性があります。
スマホスタンドは百円均一のショップなどで購入できるので、Web面接前に準備しておきましょう。
スマホでWeb面接するときはイヤホンを用意すべき?
面接官とスムーズなやり取りをするためにも、イヤホンを使用するのがおすすめです。スマホのスピーカー機能を使用すること自体に問題はないものの、音声が聞き取りにくく面接に集中できない可能性があります。イヤホンを用意するときは、「マイクが内蔵されているか」「デザインは派手過ぎないか」などを確認しておきましょう。
Web面接の注意点については、「Web面接ってどうやるの?守るべきマナーや準備のポイントを紹介!」のコラムで詳しく紹介しています。
Web面接が初めてで、やり方が分かりません…
Web面接は、機材や周辺環境を整えるなどの準備が必要ではあるものの、面接内容は対面のものと変わりません。面接対策に不安のある方は、友人や家族と模擬的にWeb面接の練習をしておくと良いでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、20代を中心とした若年層に向けて、求人をご紹介しています。サービスの一環として、面接対策も行っているので、ぜひお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。