- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- 中卒就職TOP
- 中卒の就職支援サービスはある?就職状況と実情やおすすめの仕事も紹介
中卒の就職支援サービスはある?就職状況と実情やおすすめの仕事も紹介
更新日
この記事のまとめ
- 中卒が利用できる就職支援には、ハローワークやエージェントなどがある
- 中卒向けの就職相談は、若年層に特化したサービスを選ぶのがポイント
- 就職支援では、就職サイトにはない就活サポートをしてもらえる
- 中卒からの就職におすすめの仕事は営業職や介護職など
- 正社員を目指す中卒は、就職支援サービスを活用して効率良く進めよう
中卒が利用できる就職支援サービスは何か、正社員就職を目指すにあたって気になる方もいるでしょう。学歴不問の仕事探しや面接の準備を一人でこなすのは難しいため、就職活動をスムーズに行うにはハローワークやエージェントといった就職支援サービスの活用が欠かせません。当コラムでは、中卒向けの就職支援の特徴や就職活動の基本をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
中卒が就職支援サービスを使うメリット
中卒向けの就職支援とは、若年層の就職活動をサポートしてくれる機関のことを指します。35歳未満を対象にした公的機関のわかものハローワーク、民間の就職エージェントなど、種類はさまざまありますが、中卒から仕事が探せる若年層向けの就職支援サービスを選ぶことが大切です。
ここでは、中卒が就職支援サービスを使うメリットを紹介します。
参照元
厚生労働省
わかものハローワーク
中卒から働ける仕事を紹介してもらえる
就職支援では、中卒の方が働ける仕事を効率的に探したり紹介してもらえたりします。自分一人の力で仕事を探す場合、莫大な求人のなかから応募する求人を選び出さなければなりません。就職活動を始めたばかりの方にとって、自分の条件や適性に沿った仕事を見つけるのは骨の折れる作業でしょう。
就職就職支援サービスでは、就活のプロが仕事探しのサポートをしてくれるので、就活が初めてであっても自分に合った求人をスムーズに探し出せます。
就活のプロに就職相談ができるので心強い
就職支援サービスの一環として、応募書類作成のアドバイスや添削、面接の日程調整、面接対策などを含めた就職相談があります。ハローワークなら窓口の職員が、エージェントなら就活アドバイザーが、繊細な悩みや疑問にも答えてくれるので、一人で就職活動をするよりも安心です。
就活で不安なとき、その道のプロに相談できることは、中卒者にとって非常に心強いでしょう。
就活セミナーや模擬面接を利用できる場合もある
学校や企業が主体となって行う就活セミナーが豊富にある新卒に比べ、中卒は就職活動のノウハウを覚える場が少ない傾向があります。中卒が就活のノウハウを学ぶには、就職支援サービスを活用するのがおすすめです。
ハローワークやエージェントでは、「自己分析」「履歴書作成」「面接対策」「模擬面接」「ビジネスマナー」といったカテゴリー別にセミナーやイベントを実施している場合があるので、見つけたら積極的に利用しましょう。
中卒が使える就職支援サービスとは
大学中退者が使える就職支援サービスには、わかものハローワークのほかにも、ジョブカフェや就職サイト、就職エージェントなどさまざまな種類があります。ジョブカフェとは、若者がカフェに立ち寄るような気軽さで利用できることをコンセプトにした就職支援を提供する施設です。
就職サイトは、求人情報や就活情報を掲載するWebサイトを指します。また、就職エージェントは、選考のスケジューリングや企業とのやり取りを代行する民間企業が運営する就職支援サービスです。それぞれのサービスの詳細は「大学中退者向けの就職支援とは?おすすめのサービスと就活成功のコツを解説」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
中卒からの就職状況と実情
中卒から就職するにあたって、就職活動を本格的にスタートさせる前に中卒からの就職状況と実情を知っておくのは大切です。中卒で正社員として就職した人の割合や中卒の求人数と求人倍率も紹介するので、就職を検討する際の参考にしてください。
そもそも中卒とは
「中卒」とは、一般的に中学校卒業後にすぐに社会に出た人や高校を中退した人など「最終学歴が中学校卒業の人」のことです。また、高等学校卒業程度認定試験に合格後に大学・短大・専門学校を卒業していない場合も、中卒となります。
中卒の求人数と求人倍率
厚生労働省の「令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和6年3月末現在)」によると、2024年度の中学新卒者の求人数は986人でした。求職者数は342人で求人倍率は2.88倍となり、就職内定率は79.5%です。
求職者数に対して求人数は多く、求人倍率は2.88倍のため、就職先を選り好みし過ぎなければ、中卒からの就職は可能だといえるでしょう。
一方、高校新卒者の求職者数は約12万1,000人であるのに対し、求人数は約48万2,000人、求人倍率は3.98倍と、中卒と比較して倍率が高かったようです。就職内定率も99.2%と高く、この結果からは中卒よりも高卒のほうが、就職しやすかったことが分かります。
なお、上記の結果はハローワークを経由した就職者によるものなので、それ以外で就職した人は含まれていません。
参照元
厚生労働省
令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和6年3月末現在)
中卒の正社員率
「中卒の求人数と求人倍率」では、中卒の就職内定率は79.5%で、就職先を選ばなければ中卒からの就職は難しくはないと紹介しましたが、あくまで勤務形態を問わない場合です。
厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況/現在の就業状況」によると、2018年時点の中卒者のうち、在学せず働いているのは2.7%となっています。そのうち、正社員は35.4%、正社員以外は 64.0%でした。
高卒の正社員の割合は56.3%であり、このことから、中卒から正社員になるのは高卒と比較して難しいことが分かります。
参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況
中卒の平均年収
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 新規学卒者/表番号1」によると、中卒の平均月収は18万5,400円でした。12ヶ月分として計算すると、222万4,800円となります。ただし、この数値は時間外手当などの超過労働給与額を差し引いた金額です。残業をした場合や賞与、特別手当などがある場合は年収はさらに高くなるでしょう。
以下は、学歴別の所定内給与額です。
学歴 | 所定内給与額 | 所定内給与額×12ヶ月 |
---|---|---|
中卒 | 18万5,400円 | 222万4,800円 |
高卒 | 18万6,800円 | 224万1,600円 |
大卒 | 23万7,300円 | 284万7,600円 |
全体 | 22万4,400円 | 269万2,800円 |
参照:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和5年賃金構造基本統計調査(新規学卒者の学歴別所定内給与額)」
中卒者と高卒者の金額は1,400円と大きな差はありませんが、学歴全体と比べると約4万円の差があります。ただし、上記の金額はあくまで平均です。職種や企業によって金額は異なります。
参照元
政府統計の総合窓口(e-Stat)
令和5年賃金構造基本統計調査
中卒向けの就職先
中卒者におすすめの仕事は、募集要項に未経験OK・学歴不問と記載のある職種です。具体的には、「接客スタッフ」「介護職」「営業職」など、特別なスキルがなくてもスタートしやすい仕事が挙げられます。
詳しくは当コラムの「中卒からの就職におすすめの仕事8選」でも紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。
中卒で就職するメリット・デメリット
中卒で就職するには、メリットもデメリットも存在します。後悔しないためには、メリットとデメリットの両方を理解したうえで就職するのが大切です。ここでは、それぞれを詳しく紹介するので、ぜひご一読ください。
中卒で就職するメリット
中卒で就職するメリットとして、早くに自立できる点や若さを活かして働ける点が挙げられます。ここで、それぞれ詳しく確認しておきましょう。
早くに自立できる
中学校卒業後にすぐ働くことで、高卒や大卒の人よりも早く社会人として自立できます。親に経済的な負担を掛けずに済んだり、自分で稼いだお金を自由に使えたりするのもメリットだといえるでしょう。
しかし、高卒や大卒の人に比べると給与は少ない傾向があるため、中学校卒業後すぐに一人暮らしをするのは難しい可能性があります。独立して一人暮らしをしたい、という場合は給与や社宅などの条件をチェックしておくと良いでしょう。
15歳という若さを活かした仕事ができる
中学校卒業時点では、基本的に15歳と若く、身軽さや体力が要求される仕事で活躍しやすいのもメリットの一つです。また、コミュニケーションを求められる仕事では、元気ではつらつとした様子が評価される可能性があります。
体力のあるうちに経験を積みたいと考えている場合、中卒で働くのはメリットとなるでしょう。
中卒で就職するデメリット
中卒で就職するにはメリットがある一方で、デメリットもあります。年齢制限のある資格の取得ができない点や、学歴差別の恐れなどが考えられるため注意が必要です。ここでは、それぞれのデメリットを解説していきます。
正社員率が低い
中卒の正社員率は「中卒の正社員率」で紹介しているように35.4%と、高卒の56.3%に比べて20%以上低いです。正社員でなくてはならないというわけではありませんが、正規雇用は非正規雇用に比べて収入面による生活の安定や社会的信用度が高い傾向があります。
非正規雇用では、採用されやすく辞めやすい点や自由度の高さなどがメリットです。「正社員になるべきか?雇用形態を比較して自分に合った働き方を見つけよう!」では、正社員以外の雇用形態の特徴や違いを紹介しているので、こちらもぜひご一読ください。
中卒では取得できない資格がある
資格のなかには、「高等学校卒業資格を持っていること」を前提としているものがあるため、中卒では取得できない資格もあります。
たとえば、トラック運転手やドライバーなど自動車の運転が必要な仕事の場合「普通自動車第一種運転免許」以上の運転免許が必要です。しかし、運転免許を取得するには「満18歳以上」でなくてはなりません。
このように、資格が必要な仕事のなかには、中卒では資格そのものが取得できない場合があります。この場合、いくら学問不問であっても就職は難しいでしょう。こうした点が、中卒からの就職でデメリットになる可能性はあります。
学歴差別をされる恐れがある
学歴で人を判断するのは良くないものですが、なかにはそういう見方をする人がいます。高卒や大卒に比べると、授業を受けて勉強している時間が短いぶん、知識が乏しいと考える人もいるようです。
「中卒の平均年収」でも紹介しているように、高卒や大卒と比較すると中卒の年収は低い傾向があります。さらに、中卒の正社員率は「中卒の正社員率」で紹介しているように35.4%と、高卒の56.3%に比べて20%以上低いのも事実です。
そのため、結婚を考えた際に相手の家族が「中卒で不自由なく暮らせる収入を得られるのか」「病気や倒産で会社を辞めた場合、再就職できるのか」と不安を感じる恐れもあるでしょう。
また、「就職差別に関する調査2023」によると、「就活で学歴フィルターを感じたことがある」人が全体で40.4%も存在しています。学歴フィルターを名言する企業は基本的にはありませんが、その存在を感じている人がいることは事実です。
したがって、学歴を理由に就活・転職のしづらさを感じる可能性はあるでしょう。中卒の場合、こうした学歴がデメリットになる可能性があります。学歴フィルターの詳細は「学歴フィルターとは?転職・就職時にどう影響するのか解説」で解説しているので、こちらもチェックしてみてください。
参照元
日本労働組合総連合会
就職差別に関する調査2023
中卒からの就職におすすめの仕事8選
中卒からの就職を成功させるには、中卒から就職しやすい仕事を選ぶのも大切です。ここでは、おすすめの仕事を8つ紹介します。このなかに自分にあった仕事はないか、一度目を通してみてください。
また「中卒向けの就職先はある?学歴不問の職種15選と仕事探しのポイントを紹介」でも、学歴不問の職種を紹介しています。中卒からの仕事探しのポイントも解説しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
1.営業職
営業職は、中卒から目指しやすい職種の一つです。自社の商品やサービスを売るのが営業の仕事で、販売相手は企業の場合と個人の消費者の場合があります。業界としては、雑誌やWebなどの広告業界や家やマンション販売を行う不動産業界などさまざまです。
営業に求められる資質は、コミュニケーション能力の高さや洞察力など、学歴に関係ないものが多く、実力主義である傾向があります。努力次第で活躍していきやすい職種のため、中卒から目指すのにもおすすめです。
中卒からの営業職の目指し方は「中卒から営業の仕事に挑戦できる?おすすめの業界や資格を紹介」で詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
2.介護職
介護職の仕事は、介護サービスの利用者の生活をサポートすることです。特別養護老人ホームやデイサービス、有料老人ホームなどが就職先として挙げられます。少子高齢化に伴い、介護業界では人手が不足しているため、介護職は需要が高く学歴を問わず挑戦しやすい仕事の一つです。
介護職の目指し方は「中卒から介護職は目指せる?就職するメリットや資格を解説」で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
3.公務員
公務員は目指すのが難しそうというイメージがあるかもしれませんが、学歴を問わずに応募できる仕事もあるため、興味のある方はチェックしてみましょう。たとえば、地方公務員や自衛官、警察、消防官などが挙げられます。ただし、「18歳以上から応募可能」といった年齢制限や各職業内の応募可能職種に制限がある場合もあるので、応募の際は注意しましょう。
「中卒から公務員を目指す!おすすめの職種4選やメリット・デメリットを解説」では中卒からの公務員の目指し方や注意点を解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
4.警備員
警備員の仕事は、事務所や住宅などの施設、工事現場付近の歩行者やお祭りやイベントの来場者、美術品などの警備を行うことです。ほかにも、現金や核燃料といったハイリスクなものの運搬時の警備やボディガードなどを行う場合もあります。
警備員に必須の資格はなく、学歴や年齢などは問われない傾向があるため、中卒から目指しやすい仕事だといえるでしょう。警備員の仕事内容や就職に役立つスキルは、「中卒から目指せる警備員の仕事について解説!」のコラムで紹介しているため、あわせてチェックしてみてください。
5.力仕事
力仕事はその名のとおり体力が求められるため、若く力のある中卒の人が目指すのにおすすめの仕事だといえるでしょう。以下のような職業が、力仕事として挙げられます。
- ・工場・倉庫作業
- ・建設作業・施工管理・大工
- ・トラック運転手・ドライバー
- ・新聞配達
- ・農業・漁業
- ・林業
- ・畜産業
上記のような職種は、仕事量に応じて給料が上がりやすく、努力次第で高収入を目指しやすい傾向があります。ただし、体力がなくなってきた際に続けるのが難しい場合もあるので、将来的にどうするかも考えておくと良いでしょう。
6.サービス業
以下のようなサービス業も、特別な資格が必要なく、学歴を問わない求人が多い傾向があります。
- ・飲食・調理スタッフ
- ・販売・接客スタッフ
- ・ガソリンスタンドのスタッフ
- ・遊園地のスタッフ
- ・ネイリスト
- ・美容師
- ・エステティシャン
ただし、飲食・調理スタッフは就職先によっては調理師免許が必要な場合もあるため注意が必要です。ネイリストや美容師、エステティシャンといった美容関連の職種では専門的なスキルは求められますが、未経験から挑戦しやすい仕事のため、興味があれば中卒から目指せるでしょう。
7.IT職
IT業界は実力主義な傾向があり、学歴よりも成果物が重視されやすいため、中卒から目指しやすい業界だといえるでしょう。具体的には、以下のような業種が挙げられます。
- ・Webライター
- ・IT営業
- ・セールスエンジニア
- ・プログラマー
- ・システムエンジニア
- ・ネットワークエンジニア
- ・ヘルプデスク・テクニカルサポート
- ・Webデザイナー
- ・Webマーケター
IT業界では人材不足が続いているため、未経験でも採用されやすい傾向があります。ただし、自分で作ったアプリやWebサイトなどの成果物の提示が求められる場合があるため、独学でも何か学んでいる方向けの仕事だといえるでしょう。
未経験からIT業界を目指したい方は「IT業界は未経験者も挑戦できる?おすすめな職種と転職成功のコツをご紹介」も参考にしてみてください。
8.事務職
事務職には、経理事務や総務事務、営業事務などさまざまな種類があり、それぞれ仕事内容が異なります。基本的には必須となる資格はなく、中卒から目指しやすい職種だといえるでしょう。ただし、簿記やMOSといった資格があると、選考で評価されやすく、採用されやすいと考えられます。
「事務員は未経験から目指せる?業務内容と求められるスキルをチェック」では、事務員の種類やチャレンジしやすい業界、持っておきたいスキルなども紹介しているので、こちらもぜひご一読ください。
職人へ弟子入りする方法もある
伝統工芸などの後継者不足が問題とされている分野では、弟子を求めている場合があります。職人には、ハードルの高い印象があるかもしれませんが、専門分野に特化している特徴上、学歴が問われない傾向が強いです。
ただし、未経験から職人を目指す場合、はじめは雑務を任されることも多く、根気良く続ける覚悟がないと厳しいと感じる人も多いでしょう。さらに、求人を見つけにくいことも多く、求人探しが難航する場合もあります。
そのため、職人へ弟子入りしたい場合、本当に興味のある分野を選ぶようにしましょう。
中卒からの就職活動を成功させるポイント
ここでは、中卒からの就職活動を成功させるポイントを解説します。「中卒はどうやって就活すれば良い?」「正社員になるために何をすべきか分からない」という人は、以下を参考にしてみましょう。
高校認定試験の受験やアルバイトも視野に入れる
中卒の場合、高卒や大卒に比べて就職率が低い傾向があります。そのため、今すぐ正社員になる特別な理由がなければ、高校認定試験を受けたりアルバイトから正社員登用を狙ったりするのがおすすめです。学歴や経験を積んで、就職活動に臨めば成功率がアップするでしょう。
中卒の就職事情について詳しくは、「中卒から就職を目指せるおすすめの職業9選!就活のコツや資格もご紹介!」で解説しています。
自己分析・企業研究をしてキャリアプランを設定する
中卒からの就職活動を成功させるには、自己分析と企業研究をしっかり行ったうえで就職先を決めることが大切です。自己分析とは、自分の好き嫌いや得意なこと、不得意なことを洗い出し、強みを明確にする作業を指します。強みが分かれば、就職活動の自己PRも説得力のあるものになりますし、苦手なことが分かれば入社後のミスマッチを防げるため、就職活動の早い段階で行いましょう。
企業研究は、企業の特徴や求める人物像、他社との違いといったさまざまな情報を収集する作業を指します。この作業も、自分に合った就職先を見つけるのに欠かせません。
また、就職先を決めるにあたって、自分の将来像をイメージしてキャリアプランを設定するのも大切です。キャリアプランとは、なりたい自分のイメージを明確にし、そのゴールへ向かってどのような経験をいつまでに積んでいくかといった設計のことを指します。キャリアプランを設定することで、自分がどのような会社・業種に就職するのが良いか、分かるようになるでしょう。
また、キャリアプランは採用面接で聞かれることもあるため、事前に考えておくことをおすすめします。キャリアプランの立て方は「面接でキャリアプランを質問されたときの答え方は?例文もご紹介!」で詳しく紹介しているで、ぜひチェックしてみてください。
学歴不問の求人や教育制度の整った求人を探す
中卒から就職を目指す場合、学歴不問の求人や教育制度の整った求人を選択すると良いでしょう。学歴不問の求人では、学歴を問わずそれ以外のスキルや経験、ポテンシャルなどを重視して採用を行っているため中卒の方も応募が可能です。
ただし、学歴不問であっても即戦力となる経験者を求めている場合、経験がない方は採用が難しい可能性があります。「学歴不問」の求人であっても、自分が条件にマッチしているかのチェックもしたうえで応募するようにしましょう。
また、中卒からの就職の場合、教育制度が整った企業を探すのがおすすめです。教育制度が整っている企業では、人材を自社で育成する全体で採用する傾向があるため学歴や経験よりもポテンシャルや向上心、やる気、意欲などを評価する傾向があります。
「学歴不問とは?応募する際の注意点や中卒から高収入を目指せる職種を紹介」では、学歴不問の求人に応募する際の注意点などを紹介しているため、こちらもぜひあわせてチェックしてみてください。
中卒の履歴書はマナーを守ることが大切
書類選考に通る履歴書を作成するには、マナーを守ることが大切です。履歴書のマナーは、「学歴欄は中学校卒業から記入する」「中卒なのに高卒と嘘をつかない」「見やすく分かりやすい書類にする」などが挙げられます。
詳細は、「中卒の履歴書はこう書く!学歴欄や志望動機の書き方の基本を押さえよう」に掲載しているので、履歴書が苦手な方は参考にしましょう。
学歴に自信のない中卒は資格を取得するのも手
社会人経験がないことや中卒の学歴に自信のない方は、就職支援を受ける前に資格を取得してスキルを身につける方法があります。
取得する資格は、希望する職種に関連するものを選ぶのがおすすめです。IT業界なら「ITパスポート」、介護業界なら「介護職員初任者研修」というように、興味のある業界で活かせそうな資格を探してみると良いでしょう。
中卒におすすめの資格は、「中卒者から取れる資格22選!取得するメリットや高卒認定の必要性も解説」で詳しくご紹介しています。
中卒で初めての就活なら面接対策も万全にしておく
中卒か否かにかかわらず、初めての就活は戸惑うことが多いのが面接です。最初は、「面接官の視線に緊張してしまい何もいえなかった」という人も少なくありません。面接本番で緊張しないためにも、事前によくある質問への回答を用意したり、模擬面接を繰り返し行ったりしておくのがポイントです。
中卒向けの面接対策のコツは、「中卒者が面接で気をつけることとは?成功させるコツや想定される質問を紹介」のコラムでチェックできます。
中卒からも利用可能!ハタラクティブの就職支援の特徴
「今すぐ正社員になりたい」とお考えの中卒は、今の年齢で利用しやすい就職支援サービスを選ぶことが大切です。ここでは、既卒、第二新卒、フリーターなど若年層に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブの就職支援の特徴をご紹介します。
-
中卒などの若年層に特化
「中卒でもOKの仕事はあるの?」「どうやって就職活動すればいいの?」 など不安に思う方もいらっしゃるかと思いますが、ハタラクティブでは中卒の方に向けた求人情報を多数ご用意しています。多彩なお仕事の中からあなたにぴったりなお仕事を紹介すると共に、スムーズな就職活動のためのお手伝いいたします。
-
就活アドバイザーがマンツーマンで対応
何かと不安な中卒からの就職活動、でももう心配しなくて大丈夫です。ハタラクティブでは、これまで数多くの就職支援を行なってきたプロの就活アドバイザーが、マンツーマンであなたの就職活動を徹底サポート。ていねいなカウンセリングであなただけの長所や適性を引き出し、本当にマッチしたお仕事をご紹介します。
-
求人サイトにはない非公開求人多数
ハタラクティブでは、ここだけにしかない非公開求人を多数ご用意しています。全国の企業の最新の求人情報にアクセスできる大チャンス!学歴不問の企業も多数あり、正社員就職を目指している中卒の方にぴったりの就職支援サービスです。ハタラクティブで、あなたの適性に合ったやりがいのある仕事を探してみませんか?
-
サービスはすべて無料!
ハタラクティブの就職支援サービスはすべて無料!仕事探しから書類添削、面接対策まで無料でご利用頂けます。豊富な求人の中から、正社員就職を目指す中卒の方にぴったりのお仕事をご紹介します。
求人サイトでは受けられない無料サポートを受けて、あなたが行きたい会社から内定をもらいましょう。
ご利用の流れ
ハタラクティブのご利用方法は、非常に分かりやすい仕組みです。登録後にオンライン面談か来社面談を選び、キャリアアドバイザーと面談を行います。そのあとは、キャリアアドバイザーに相談しながら書類作成や面接対策を実施。希望の企業で面接を行い内定を貰えれば完了です。
面接前後のフォローや内定獲得後の交渉サポートもあるので、「面接が苦手」「希望条件を交渉したい」という方も安心してご利用いただけます。難しいことはキャリアアドバイザーに質問・相談しながら進めていけば良いので、初めて就職支援を利用する中卒の方にもぴったりです。
なお、ハタラクティブの就職支援サービスはすべて無料ですので、まずは気軽にご登録ください。プロのキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、豊富な求人のなかからあなたに合ったお仕事をご紹介します。書類の書き方や事前の面接対策、日程の調整などもすべてハタラクティブにお任せください。自信を持って面接に臨めるよう、就職活動中はもちろん、入社後まで長期的にフォローいたします。
中卒の就職支援に関するFAQ
ここでは、中卒が就職支援を受ける際に悩みがちな事柄をQ&A方式でまとめました。
中卒はどんな人が該当しますか?
中卒に該当するのは、最終学歴が中学校卒業の方です。 中学校を卒業してから進学していない方だけでなく、高校に行ったものの中退している方も「中卒」に該当するので注意しましょう。
「中卒の履歴書はこう書く!学歴欄や志望動機の書き方の基本を押さえよう」では、中卒向けの履歴書の書き方をご紹介しています。正しい書き方を知って、完成度の高い履歴書を作成しましょう。
就職サイトとハローワーク、エージェントの違いは?
中卒で就職活動をする場合、ハローワークや就職エージェントのほかに、就職サイトを利用できます。
就職サイトとは、求人情報が記載されたWebサイトのこと。ただし、ハローワークやエージェントのような就職支援を行っているわけではないので、自分の力で仕事を見つける必要があります。就職サイト(転職サイト)とエージェントの違いについては、「転職エージェントとは?特徴や選び方について解説」をご覧ください。
中卒は学歴でマイナス評価を受けますか?
中卒だからといってマイナス評価になるとは限りません。 中卒になる要因は人によって異なり、やむを得ない事情やポジティブな理由もあるからです。
中卒でいち早く就職していれば、周りより早く社会経験を積めるので、年齢以上のスキルを持つことも可能でしょう。中卒の学歴を活かしたい方は、「中卒者のメリットとは?強みを活かして就職活動を行おう!」を参考に自身の強みを探してみることをおすすめします。
中卒の就職活動は何から行えば良い?
やみくもに就職活動をするのではなく、まずはプロに相談しましょう。 アルバイトの選考対策と正社員の選考対策は全く異なるため、プロに相談して効率良く進めるのがおすすめです。
就職支援サービスのハタラクティブは、就職経験がない方や学歴に自信がない方でも安心して利用できます。人物重視の企業を数多くご用意しているので、ぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。