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第二新卒におすすめの業界や職種は?大手は目指せる?転職成功のコツも解説
更新日

この記事のまとめ
- 第二新卒におすすめな企業の特徴は、「中途採用の実績がある」「若手が活躍している」など
- 転職先で活かせる職務経験がある第二新卒者は、評価されやすくなる
- 第二新卒は転職におすすめの時期の一つで、ポテンシャルを評価する企業もある
- 第二新卒からの転職は、未経験から挑戦しやすい業界を選ぶのがおすすめ
- 第二新卒の転職では、十分なサポートを受けられるエージェントの利用がおすすめ
第二新卒の転職において、「どんな企業を選ぶべき?」「おすすめの業界・職種は?」など、気になる方もいるでしょう。第二新卒は、若さや前職で培った社会経験を活かし、企業に十分なアピールをすることが必要です。このコラムでは、第二新卒が転職を成功させるために大切なことや、おすすめの業界・職種を解説。企業選びのポイントや大手企業へ転職するメリット・デメリットもご紹介しています。
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第二新卒におすすめ!企業選びの8個のポイント
第二新卒からの転職で希望の働き方を実現するために、求人票から優良企業を見極めるポイントを解説します。経営が安定した企業や大手企業だけが、優良企業というわけではありません。
優良企業の特徴を知り、働きやすい会社を見極めましょう。
第二新卒におすすめ!企業選びのポイント
1.仕事に見合った給与であるか
第二新卒で転職先を選ぶ際は、給与体系に着目しましょう。優良企業は、業務内容に見合った給与体系になっています。なかには固定残業代を含めた給与を掲載している場合もあるので、みなし残業代についての記載を確認することが大切です。給与のモデルケースがある場合は業務内容や残業代、給与の内訳などをしっかり確認し、「仕事に見合った給与かどうか」を考えてみましょう。
2.第二新卒を採用した実績があるか
第二新卒の方が転職先を探す際は、第二新卒を採用した実績の有無をチェックしてみましょう。第二新卒の採用実績がある企業なら、これまでの経験やスキルだけでなく、若さや将来性などからポテンシャルを見てもらえる可能性があります。
第二新卒を採用した実績がある企業を見つけたい場合は、転職サイトで「第二新卒歓迎」の求人を探す、エージェントに相談して該当する求人を紹介してもらうといった方法がおすすめです。
3.福利厚生は充実しているか
優良企業は、福利厚生が充実している傾向があるでしょう。福利厚生は、雇用保険や健康保険など法律で定められているもののほかに、企業が任意で従業員に提供する住宅手当や育児支援などの法定外福利厚生があります。法定外の福利厚生を充実させている会社は、従業員を大切にする優良企業といえるでしょう。
4.従業員数や業績は増加しているか
年々社員数が増加し、企業規模が拡大している会社は優良企業である可能性があります。事業や業績が好調であれば、さらなる発展を見越して企業規模を拡大させようとすることが考えられるためです。勢いのある会社の一員になることで、自分のスキルアップにもつながるでしょう。
5.若手社員が活躍しているか
若手社員が活躍している企業は、第二新卒者を積極的に採用している可能性があります。若手社員がどのように活躍しているか、風通しが良い社風かなどを、企業の採用ページや転職サイトなどで確認してみましょう。また、若手社員を育成するための教育体制や研修制度が整っているかをチェックしてみるのもおすすめです。
6.評価・表彰制度はあるか
社員の評価制度が充実している会社は優良企業の可能性があるでしょう。企業によっては、業績を残した社員の表彰を行っている会社もあります。正当な評価をしてもらうことで、モチベーションを保ちながら働き続けられるでしょう。
7.職場環境は整っているか
優良企業には、職場環境が整っていることも特徴として挙げられます。職場環境の良さを確かめるには、残業時間や有給休暇取得率に着目してみましょう。
「労働基準法第36条」で定められている残業時間の上限は、月45時間、年360時間です。平均残業時間が45時間以上ある場合、長時間労働の恐れがあります。また、有給休暇の取得率が約50%以下だと、「休みが取りにくい」「忙し過ぎる」と感じる可能性もあるでしょう。
参照元
e-gov 法令検索
労働基準法
8.将来性に期待できそうか
第二新卒で転職を検討している方は、志望先企業の将来性にも注目してみましょう。将来性がある企業なら、安定した状態で長く働ける可能性があります。
将来性がある企業を探す際は、「会社で扱っている事業のニーズが高いか」「経営状態が情勢に左右されにくいか」「将来AIに代替えされにくいか」といった点に注目してみましょう。
上記に挙げた条件のなかには、自分だけで判断するのが難しいものもあるでしょう。特に「将来性のある」「仕事に見合っている」といった条件の企業は、プロに相談して一緒に探してもらうのがおすすめです。エージェントを利用して、自分の求める条件に合った企業を紹介してもらいましょう。
第二新卒のタイミングで転職がおすすめな理由
転職を検討しているなら、第二新卒のうちに行動に移すのがおすすめです。ここでは、第二新卒のタイミングで転職するのがおすすめな理由を解説しているので、参考にしてみてください。
ある程度の職務経験を積んでいるから
第二新卒はある程度の職務経験を積んでいる状態のため、転職におすすめのタイミングといえます。特に応募先の仕事に関連する実務経験があれば、スキルを応用できる可能性を見出してもらえるでしょう。
第二新卒の場合、職務経験は長くても3年程度と考えられますが、少しでも応募先企業で活かせる経験があれば選考でアピールすることが大切です。
ビジネスマナーが備わっているから
第二新卒の場合、職務経験で身についたビジネスマナーを評価してもらえる可能性があります。企業としては、社会人に必要な最低限のビジネスマナーが備わってる人材は、研修や教育にかかるコストを削減できるというメリットがあるようです。
転職を考えている第二新卒の方は、選考に備えて正しい敬語や来客対応などのビジネスマナーを改めて確認しておきましょう。
柔軟性やポテンシャルを評価してもらえるから
第二新卒は年齢が若いため、転職活動で柔軟性やポテンシャルを評価してもらえる可能性が高いでしょう。第二新卒は前職の経験が短いため、転職先のルールや社風に馴染みやすい点を期待される場合もあるようです。
第二新卒が転職する際は、志望先企業に仕事への熱意をアピールしましょう。
第二新卒から大手企業への転職は難しい?
第二新卒から大手企業への転職を目指すことは可能です。第二新卒の転職市場での立ち位置や企業の考えを理解することで、転職活動をよりスムーズに進められるでしょう。
大手企業ほどコミュニケーション力を求める傾向がある
厚生労働省の調査「若年者雇用を取り巻く現状(p.2)」によると、中途採用枠の選考における重視項目は「実務経験」「コミュニケーション力」「熱意・意欲」が高い傾向にあります。さらに、「コミュニケーション力」は企業規模が大きいほど重視されやすいことが分かりました。
引用:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状(採用選考の際に重視する項目、p.2)」
また、同調査によると「新卒枠」「第二新卒枠」「中途採用枠」で比較した場合、第二新卒枠で重視される項目は「熱意・意欲」と「コミュニケーション力」という結果も出ています。したがって、第二新卒が大手企業への転職を目指す場合、コミュニケーション力のアピールが重要なポイントであるといえるでしょう。
大手企業への転職を成功させるために大切なこと
第二新卒から大手企業への転職を成功させるためには、ほかの候補者と少しでも差をつけることが重要です。大手企業への転職では、キャリアに自信があったり、即戦力となるスキルがあったりする方がライバルになります。採用担当者に「ぜひ一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、応募先企業で活かせる経験を洗い出し、キャリアプランを練ったうえで書類作成や面接対策を行いましょう。
また、就職エージェントを利用して、プロからのアドバイスを貰うのもおすすめです。具体的な対策に関しては、後述する「第二新卒が希望の企業に転職する8個のコツ」を参考にしてくださいね。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
参照元
厚生労働省
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第二新卒におすすめの業界11選
ここでは、第二新卒の転職におすすめの業界を紹介します。応募する職種が定まっていない場合は、業界から絞ってみると良いでしょう。
1.コンサルティング業界
コンサルティング業界の企業は、経営や人事、ITなど様々な領域で課題を抱えている顧客に対し、経営戦略やIT戦略などを提供することで課題解決を支援します。やりがいのある仕事をしたい方や、若いうちに幅広いビジネススキルを身につけたい方におすすめの業界です。
コンサルティング業界で、コンサルタントとして働くためには、コミュニケーション能力やプレゼンスキル、論理的思考力などが求められるでしょう。また、コンサルティング業界の仕事には、経営コンサルタントやITコンサルタント、人事コンサルタントなど様々な分野があります。
第二新卒の場合、前職で身につけた業界知識やスキルが活かせるコンサルティング企業を目指すのがおすすめです。コンサルティング業界に興味がある第二新卒の方は、「コンサル業界の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
2.機械業界
機械業界には、建設用重機やOA機械、医療機器などを製造する企業があります。技術職は、専門的な知識を求められることもあるため、大学院で専門的な分野を専攻してから就職する人も一定数いるようです。ただし、企業や職種によっては入社後の研修によりスキルが身につけられる可能性があるため、未経験可の求人を探してみてください。
また、前職で営業経験がある第二新卒者は、営業職として機械業界の企業に転職を目指すのもおすすめです。
3.製造業(メーカー)
製造業(メーカー)には、自動車や食品、アパレル、化粧品などを生産・製造する企業があります。製造業ならではの職種としては、製造にかかわる工場での仕事や生産管理、マーケティング職や広報などです。
研究や生産などに関する技術系の職務経験がある第二新卒者は、即戦力として活躍が期待できるため選考時に評価されやすいでしょう。また、学生時代に応募企業と関連することを学んでいた場合は、関連性の高さから選考で有利になる可能性があります。
4.商社業界
商社業界は、総合商社と専門商社の2種類に分かれています。第二新卒で未経験から商社業界に挑みたいと考えるなら、専門商社がおすすめ。なぜなら、総合商社は事業規模が大きく知名度もあるため競争率が高く、即戦力となる転職希望者が優遇されるためです。
商社のなかには、海外支店があったり、海外企業の顧客がいたりするため、英語力が問われる可能性があります。
5.広告業界
広告業界には、広告を作成する会社とマーケティングや販売促進を支援する会社があります。世の中の動向にアンテナを張り、トレンドを意識できる方なら、広告業界で幅広く活躍していけるでしょう。
大手企業の場合は新卒者や実績のある中途採用者が歓迎される傾向があるため、未経験の方は転職の難易度が高いと感じる可能性も。業界未経験の第二新卒者は、下請けの会社や中小企業への転職を目指し、まずは実務経験を積むのがおすすめです。
広告業界の仕事について知りたい方は、「広告代理店の仕事内容とは?働くやりがいや向いている人の特徴を解説」のコラムをご覧ください。
6.サービス・インフラ業界
サービス業界にはホテルや旅行、アミューズメント施設などの企業が、インフラ業界には水道やガス、エネルギー、鉄道などの企業が該当します。
サービス業界のなかでも、接客に関する職種は人柄や働く姿勢が重視されるため、未経験から始めやすいのが特徴です。インフラ業界の職種としては、エネルギーであれば保守や管理などの技術職、鉄道であれば整備士や運転士などが挙げられます。専門的な職種では特定の職務経験や学歴が問われる可能性があるため、未経験の第二新卒者は、営業職や事務職としてインフラ業の企業を目指すのがおすすめです。
7.金融業界
社会貢献や政治経済に興味がある第二新卒者は、銀行や証券会社といった金融業界への転職を検討してみてください。
大手の銀行は新卒採用や職務経験者の採用に力を入れている場合もあるため、未経験の第二新卒者は地方銀行や保険会社など幅広い視野を持って求人を探しましょう。金融業界の仕事について詳しく知りたい方は、「金融業界の仕事」のコラムもご参照ください。
8.小売業界
小売業界には、メーカーの商品を仕入れ消費者に販売する百貨店やスーパー、コンビニエンスストアなどの企業が含まれます。小売業界ならではの職種としては、バイヤーや店舗のマネージャー、店長などです。
第二新卒者のなかでも、接客経験がある方やコミュニケーションに自信がある方におすすめの仕事といえるでしょう。小売業界について詳しく知りたい方は、「小売業界の仕事」のコラムをご参照ください。
9.出版・マスコミ業界
出版業界とは主に出版社や書店、編集プロダクションなどです。マスコミ業界には、新聞や雑誌、テレビ、ラジオなどの企業が該当します。
出版・マスコミ業界は、世の中の動向にアンテナを張り、トレンドを意識できる方におすすめです。大手企業の場合は新卒者や実績のある中途採用者が歓迎されるため、未経験で第二新卒の方は転職の難易度が高いと感じる可能性もあります。ただし、中小企業や下請けの企業では、未経験から熱意やポテンシャルが評価されて転職できる可能性はあるでしょう。
10.官公庁・公社・団体
官公庁とは、国や地方自治体の役所を指します。公社・団体には、地方公共団体や公立の学校、病院などが含まれ、公的な業務を担当。国家公務員、地方公務員を目指す場合は、必ず公務員試験に合格する必要があります。
国や地域に貢献していく仕事であるため、責任感の強い方や真面目にコツコツ取り組める方は向いているでしょう。
11.人材業界
人材業界は、求職活動をしている人と働く人材を探している企業の間に立ち、仲介を行う業界のことです。派遣会社や人材紹介会社、求人広告会社などが該当します。
昨今は転職活動をする人が多い傾向にあり、人材業界はニーズが高く、未経験を歓迎している企業もあるようです。そのため、人材関係の仕事に興味があり、人と関わるのが好きな第二新卒の方に合っているでしょう。
第二新卒におすすめの職種6選
第二新卒の転職活動では、職種から応募先を考えるという方法もあります。職種によって、身につけられるスキルやキャリアパスはさまざまです。自分にとって理想の働き方が実現できる職種を選びましょう。
第二新卒の転職におすすめの職種
- 営業職
- 販売職
- 公務員
- 事務職
- クリエイティブ職
- 前職と同じ職種
1.営業職
営業職は業務に関する知識を入社後に身につけられるため、業界未経験から採用されやすい職種です。実力主義の会社が多いので、成果を出せばインセンティブをもらえることもあります。キャリアアップや、数字を追う働き方に興味がある第二新卒の方は、モチベーションを保ちながら働けるでしょう。
営業職については、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムでも詳しく解説しています。
正社員
ソリューション営業
年収 550万円 ~ 880万円
-
賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
2.販売職
販売職には従事するために必須となる資格がなく、業務のマニュアルも整備されている傾向にあります。前職で接客スキルやコミュニケーション能力を身につけた方は、仕事に活かせるでしょう。一定の売上を超えれば手当が付与されたり、店長を目指せたりする可能性もあるため、やりがいを感じやすい職種であるといえます。
販売職の仕事内容について詳しくは、「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」のコラムをご参照ください。
正社員
セールスアドバイザー
年収 326万円 ~ 457万円
-
大手企業,未経験OK,学歴不問,安定的な仕事,諸手当あり
3.公務員
第二新卒は、試験に合格すれば公務員への転身も可能です。受験するための条件や年齢制限は自治体によって異なるため、事前に調べておきましょう。
公務員になる方法については、「公務員に転職したい!民間との違いや成功のポイントを解説」のコラムをご参照ください。
4.事務職
基本的なビジネスマナーや柔軟性に自信がある第二新卒の方は、事務職を目指すのもおすすめです。事務職はスキルよりも人柄や働く姿勢が重視される傾向があるため、未経験から転職しやすいでしょう。また、MOSや日商簿記の資格を保有している方は、事務職への転職で有利になる可能性があります。
事務職の仕事内容について詳しくは、「事務職とは?種類や仕事内容を解説!平均年収とおすすめの資格も紹介」のコラムをご参照ください。
正社員
事務(ポジションサーチ)
年収 353万円 ~ 403万円
-
大手企業,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
5.クリエイティブ職
クリエイティブ職も、第二新卒の転職におすすめの仕事の一つです。クリエイティブ職は、広告やメディア作品などの制作に携わる仕事全般を指します。該当する仕事の具体例は、デザイナーやライター、イラストレーターなどです。
IllustratorやPhotoshopといったデザイン系のソフトを取り扱った経験がある、文章を書くのが好き、イラストを描くのが好きという方は、クリエイティブ職も検討してみましょう。
クリエイティブ職については、「クリエイティブな仕事がしたい!おすすめの職種20選や向いている人を解説」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
6.前職と同じ職種
同じ職種への転職であれば、経験を活かしながら働けます。前職の仕事内容が自分に合っていると感じていた第二新卒の方は、もう一度同じ職種にチャレンジするのも良いでしょう。
ただし、短期間で同じ職種への転職を志望すると、採用担当者から「人間関係や待遇に不満を持ちやすいのでは?」と懸念を抱かれる可能性もあります。そのため、面接で退職理由について聞かれたら前向きに答えられるようにしておきましょう。
退職理由の答え方に関しては、「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例を9つ紹介!」で詳しく解説しています。
第二新卒が希望の企業に転職する8個のコツ
ここでは、第二新卒からの転職活動を成功につなげるコツを紹介します。事前準備をしっかり行い、万全の状態で転職活動に臨みましょう。
1.志望企業と同じ業界・職種で経験を積む
志望する企業と同じ業界や職種で経験があると、転職活動で有利になる可能性があります。実務経験がある場合は、即戦力として活躍が期待できるからです。
選考の際は、前職でどのような経験をしてきたか、身につけたスキルをどのように活かしていきたいかをアピールしましょう。
2.転職に適切な時期を考える
第二新卒の方が転職を成功させるためには、適切な時期に行動を始めることも重要です。第二新卒が就職しやすい時期は、「1~3月」と「4~6月」といわれています。
1〜3月は新年度に合わせて転職をする方が多くなる時期であり、その穴埋めとして中途採用を行う企業が増えるようです。4〜6月は新卒者が内定を辞退したり、入社後すぐに退職したりすることがあるため、足りない人材を確保する採用情報が出やすくなります。
これらの時期に転職活動を始められるよう、求人情報をこまめにチェックし、企業研究や応募書類の作成、面接対策などの準備をしっかりと進めておきましょう。
大手企業を目指す場合も募集が増える時期に就活するのがおすすめ
大手企業を目指す場合は、「1〜3月」と「7〜9月」に転職活動するのがおすすめです。1〜3月は、12月のボーナス後や3月末での退職者分の補充で募集を増やす傾向があります。7〜9月は、異動や転勤による欠員補充や下半期に向けての人員補充で募集される可能性があるでしょう。3.自己分析や業界・企業研究を入念に行う
第二新卒の場合も新卒の就活と同じく、自己分析や業界・企業研究は入念に行いましょう。自己分析とは、過去の経験を振り返って長所や短所、価値観などを知り、自分の「強み」を明らかにすることです。自己分析をすれば転職活動の軸がぶれにくくなったり、企業とのミスマッチを防げたりします。
自己分析の方法は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」で触れているので、ぜひチェックしてみてください。
また、「思っていた会社と違った」という理由で転職を繰り返さないためにも、企業研究を念入りに行いましょう。企業研究で応募先の求める人物像を把握すれば、面接で志望動機を答える際の説得力が増します。
企業研究の方法について詳しく知りたい方は、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムを参考にしてみてください。
4.大手だけでなく中小企業も並行してエントリーする
第二新卒で大手企業への転職を志望している場合でも、並行して中小企業を受けるのがおすすめです。広い視野で就活すれば、自分とマッチした企業に出会いやすくなります。
また、最初に中小企業の選考を受けられれば、大手企業の選考の練習になるでしょう。前職での経験や退職理由など、第二新卒ならではの面接対策が必要となるため、実戦形式で感覚をつかむのは有効です。
中小企業への転職については、「中小企業に就職するメリットは?後悔しない求人の探し方も紹介」のコラムを参考にしてみてください。
5.応募先企業に合わせて書類作成や面接対策をする
応募書類は、志望する企業ごとに適切な内容に仕上げましょう。たとえば、異業種に応募する場合は、その企業で求められるスキルに焦点を当てて経歴を記載するのがおすすめです。募集要件に合わせた内容にすれば、採用担当者の目を引く印象に残りやすい応募書類になるでしょう。
6.応募先企業に転職したい理由を明確にする
転職活動では、「その企業でなければならない理由」の説明を準備しておくことが重要といえます。就職経験があるという強みを活かし、前の会社を比較対象として以下の3つについて考えてみてください。
- ・現状の課題
- ・転職先に何を求めるか
- ・それが叶う企業の条件は何か
まずは転職を機に現状の何を変えたいのかを言語化し、そのためにどのような企業を選ぶのが望ましいのかを考えてみましょう。給与や福利厚生といった労働者側のメリットではなく、理念や方向性といった観点から志望する理由を固めるのがおすすめです。
キャリアプランを明確にしておこう
第二新卒の転職活動では、キャリアプランを明確にしておきましょう。転職した後どうしていきたいか、その目標を達成するためにどのような経歴を積むべきか具体的なイメージを固めておきます。キャリアプランが明確になれば自分が何をすべきか発見でき、転職活動の指標になるでしょう。
7.面接では長期的に活躍したい意欲をアピールする
第二新卒の就活では、長期的に活躍したいという意欲や姿勢をアピールしましょう。前述のとおり、第二新卒とは、一般的に入社後3年以内に離職した人のことを指すため、早期退職を懸念される可能性があるからです。
採用には時間もコストもかかるため、面接官は長期的に活躍できる人材であるかを重視しています。選考では、5年後や10年後のキャリアビジョンやそれに向けて具体的に取り組む姿勢など、長期的に活躍したいという意欲をアピールしましょう。
前職の経験をもとに新卒と差別化した自己PRをする
第二新卒の就活では、新卒とは異なる「第二新卒ならでは」の選考対策が必要です。第二新卒者は、基本的なビジネスマナーが身についているという前提で見られています。服装や姿勢、言葉遣いなど基本的な部分で評価を落とさないように注意しましょう。また、前職での経験や退職理由を聞かれたときは、ポジティブな言葉を使い、端的に伝えられるようにします。8.退職は内定が出てからにする
転職したいと考えても、転職先が決まらないうちに退職するのはおすすめできません。在職中に転職活動をしたほうが、金銭面も精神面も安定した状態で選考が進められます。働きながら転職活動をするのは大変な部分もありますが、就職・転職支援サービスをうまく活用し、在職中の内定獲得を目指しましょう。
自己分析や応募書類の作成、面接対策などは、就職支援機関を利用すればサポートしてもらえる可能性があります。
次項の「第二新卒の転職ならエージェントの利用がおすすめ」では、おすすめのサービスの一つである転職エージェントについて解説しているので、参考にしてみてください。
第二新卒の転職ならエージェントの利用がおすすめ
「第二新卒から転職を成功させられるか不安…」という方もいるかもしれません。転職活動への不安や悩みがある場合は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。この項では、第二新卒の転職に転職エージェントをおすすめする理由や選び方、利用する流れを解説するので、参考にしてみてください。
転職をサポートしてくれる人がおらず不安な人は49.3%
ハタラクティブの調査「若者しごと白書2025 3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度(p.35)」によると、正社員が転職活動を始める際、「転職の相談、サポートをしてくれる人がおらず不安」と答えた人は49.3%(「非常に不安」「やや不安」を合算)です(※正社員519人に聞いたうちの回答)。
転職エージェントはキャリアアドバイザーが求職者の相談に乗り、希望を叶えるためのサポートをしてくれます。1人での転職活動に不安がある第二新卒者は、転職エージェントに相談してみましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
第二新卒におすすめの転職エージェントの選び方
第二新卒には、「転職活動のサポートが手厚い」「自分の希望とエージェントが取り扱っている求人がマッチしている」といった条件の転職エージェントがおすすめです。
転職活動のサポートの手厚さは、エージェントを選ぶうえで重要な要素の一つ。ヒアリングに基づいた求人紹介や応募書類の添削、面接対策などのほか、エージェント独自のサポートを行っている場合もあります。
また、エージェントが取り扱う求人が自分の希望と合っているかどうかも大切です。転職したい業界や職種が決まっている場合は、特定の分野の求人を専門的に取り扱っている特化型のエージェントの利用を検討しましょう。
口コミもチェックしてみよう
転職エージェントを選ぶ際は、比較サイトやSNSなどの口コミもチェックしてみましょう。特に直近の日付の口コミに注目すれば、現状受けられるサポートの内容や、どのようなアドバイザーがいるかといった情報を得られる可能性があります。口コミを全て真に受ける必要はありませんが、自分に合ったエージェントを選ぶための参考程度にチェックするのがおすすめです。
第二新卒の転職エージェント利用の流れ
第二新卒が転職エージェントを利用する流れは、以下の通りです。
- ・転職エージェントに登録する
- ・アドバイザーと面談する
- ・面談後に求人紹介を受ける
- ・書類作成や面接対策のサポートを受ける
- ・実際に選考を受ける
- ・内定
転職エージェントに登録したら、面談の日程を決める流れになるので、自分の都合が合う日時を指定しましょう。アドバイザーと面談する際は、転職先に求める希望条件や経歴を伝えます。面談後はアドバイザーがヒアリング結果に基づいた求人を紹介してくれるので、応募しましょう。ただし、自分に合わないと感じた場合は無理に応募する必要はありません。
アドバイザーは転職活動中だけでなく、内定が決まった後もフォローしてくれるので、不安なことがあったら遠慮なく相談しましょう。
第二新卒が転職エージェントを有効活用するには?
第二新卒が転職エージェントを有効活用するには、「複数のエージェントを併用する」「転職活動に積極的な姿勢を示す」ことがポイントです。
エージェントが自分に合っているかどうかは実際に利用してから分かる場合もあるので、複数のエージェントに登録して併用してみましょう。
また、アドバイザーに積極的に質問して自分の強みに合ったアドバイスをしてもらう、転職活動に対する熱意をアピールするなど、積極的な姿勢を示すことも大切です。転職活動に意欲的な人は、優先的にサポートを受けられる可能性があります。
転職エージェントを活用するコツについては、「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」のコラムもあわせてご覧ください。
第二新卒がエージェントを利用して転職した体験談
H.Yさん(24歳)は、新卒で出版社に入社したものの4ヵ月後に会社が倒産し、その後はしばらくライティングのアルバイトをしていました。その中で編集やライティングの仕事が好きな気持ちを再確認し、転職活動を決意。十分な経験がないため、経験者として扱われることに不安を覚え、ハタラクティブを利用して希望に合った企業を探し、内定を獲得しました。
「第二新卒から正社員へ 体験談」では、ハタラクティブを利用して転職した方の体験を掲載しているので、気になる方はご覧ください。
ハタラクティブは、20代を中心とする若年層に向けた就職・転職エージェントです。キャリアアドバイザーが丁寧なカウンセリングを行い、一人ひとりにぴったりの求人をご紹介。面接練習や書類作成、自己分析のサポートも行っています。無料でできる適職診断もあるため、企業選びに悩む方はお気軽にご相談ください。
第二新卒の企業選びに関するよくある質問
第二新卒の企業選びに関する質問を、Q&A形式で紹介します。「転職先企業の選び方が分からない」「求人票から優良企業を見極めたい」といったお悩みを抱える第二新卒の方は、ぜひ参考にしてください。
第二新卒におすすめな企業の選び方は?
成長企業や優良企業を選ぶのがおすすめです。優良企業は、「残業時間が短め」「福利厚生が充実している」といった特徴があります。隠れ優良企業もあるので、転職情報誌や転職サイトを利用して調べてみましょう。
優良企業の見極め方を知りたい第二新卒者は、このコラムの「第二新卒におすすめ!企業選びの8個のポイント」をご参照ください。
第二新卒が大手企業へ転職するときの注意点はある?
大手企業への転職を希望する際は、必ず企業側が求める人物像を調べておきましょう。企業研究を疎かにしていると、転職活動が長引いたりミスマッチの会社に入社してしまったりするリスクにつながります。
また、大手企業と平行して中小企業も受けてみるのがおすすめです。中小企業のなかにも自分に合った働きやすい職場がある可能性もあるため、幅広い視野を持ちましょう。
第二新卒から大手企業の総合職に転職できる?
転職のハードルは上がりますが、不可能ではありません。第二新卒として大手企業の総合職へ転職が可能かは、個人の能力や前職での経験によって異なります。
また、実力主義の企業では入社してすぐに総合職に就けなくても、経験を積み、能力を評価されれば異動できる場合もあるでしょう。
第二新卒で大手から大手に転職できる?
第二新卒の方が大手から大手に転職することは可能です。就業期間が短くても、倍率の高い大手企業に勤めていたという経験は、別の大手企業に転職する際に武器になる可能性があります。
転職活動では、前職で培った経験をアピールし、活躍したいという意欲を示しましょう。また、前職を退職した理由はポジティブに伝えるのがポイントです。
第二新卒で優良企業に転職するには?
前職で身につけたスキルや経験に加えて、長期的に働きたいという意欲をアピールしましょう。また、退職理由を聞かれた際には、前向きな表現で伝えるのがポイントです。求人が多く掲載される時期を狙い、採用担当者の不安を解消できるよう面接対策をしましょう。
「優良企業を見極める自信がない…」とお悩みの方は、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。プロのキャリアアドバイザーが面談を行い、求職者にぴったりの求人をご紹介します。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。