フリーターとは?正社員とは何が違うの?

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この記事のまとめ

  • フリーターとは、アルバイトなどの非正規雇用で働く若者のこと
  • フリーターになった理由には、夢のため、就活失敗などが挙げられる
  • フリーターと正社員では賃金や安定性などの違いがある
  • 正社員を目指す時に悩みがあるなら、就職エージェントに相談してみる

現在フリーターをしている方は、フリーターとはどんな人を指すのか知っていますか?詳しい定義を見て、正社員との違いなどに関しても学んでみましょう。

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◆フリーターとは

フリーターとは、アルバイトで生計を立てている人を意味する和製の造語。「フリーアルバイター」「フリーランスアルバイター」を略した言葉です。
正社員としてではなく、アルバイトやパート、契約社員、派遣社員などで非正規雇用として働く人がこれに当たります。学生や主婦、アルバイトなどもしていない無職の人は含まれません。

政府が示す定義では、フリーターは「若年のパート・アルバイト及びその希望者」となっています。対象年齢は15~34歳。現在アルバイトをしていなくても、探している仕事の形態が非正規雇用であればフリーターと呼ぶこととしています。

【なぜフリーターになるの?】

フリーターになる理由としては、以下のような例が挙げられます。

・夢を実現するため
・新卒時にやりたい仕事が見つからなかったから
・新卒時に内定を得られなかったため
・前職の職場環境が悪く、再就職するのが怖いから

「フリーター」という言葉が使われ始めたのは、正社員としての就職もそれほど難しくなかった1980年代。その頃は、フリーターは自由な生き方を選択した人の新しい雇用スタイルとして捉えられていました。
しかし、1990~2000年代の就職氷河期になると、就職難で仕方なくフリーターになるという人が増加。フリーターの数は、ピーク時には200万人を超えました。現在は150万人程度に落ち着いていますが、今のフリーターには、望んでも正社員になれないという事情を持つ人が多くなっているようです。

参照元:内閣府 - 平成29年版子供・若者白書 http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h29honpen/sanko_10.html

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◆フリーターと正社員の違い

フリーターと正社員の違いは、単なる雇用形態の違いにとどまりません。

【安定性】

フリーターが従事する非正規雇用の特徴は、「期間を定めた契約である」という点。無期雇用である正社員に比べて、雇用の安定性に欠けています。会社の経営が傾いた時には、契約の更新がされないこともあるかもしれません。

【スキルアップ】

フリーターは有期雇用であり、ずっと同じ会社で働き続ける訳ではないという前提があります。そのため、企業もフリーターのスキルアップに投資することにはあまり熱心ではありません。
アルバイトの場合、難しい業務や責任が重い業務にはチャレンジさせてもらえないことが多いでしょう。研修制度は正社員のみを対象とするという企業も多いようです。

【昇給】

給与形態の種類には、年齢が上がると給与も上がっていく年齢給や、能力によって給与が決まる職能給、仕事内容で給与が決まる職務給などがあります。
正社員の給与は、年齢給や職能給であることが多いでしょう。これは、働き続けていれば昇給のチャンスがあるということです。
これに対してフリーターは、職務給で働くことがほとんど。難易度の高い業務は給与も高く設定されていますが、【スキルアップ】の項目で述べた通り、アルバイトには難しい業務を任せてもらえないことが多いようです。そうなると、長く働き続けても、給与が大きくアップすることはありません。

【生涯年収】

フリーターと正社員の年収を比べると、10~20代のうちはそれほど格差はありません。しかし年齢が上がり正社員が昇給するにつれて格差は大きくなり、最も開きがある50~54歳では正社員398.9万円、非正規205.2万円と2倍近く。これを生涯年収で比較すると以下のようになります。

正社員
男性 2億7,000万円
女性 2億2,000万円

フリーター
男性 1億5,000万円
女性 1億2,000万円
(いずれも大学・大学院卒、フルタイムで60歳まで働き続けた場合)

生涯年収では2億円もの差がつくことに。この金額に、賞与は含まれていません。賞与は正社員にのみ支給される企業が大多数となっているため、実際の金額にはさらに格差が出てくるでしょう。

【社会的信用度】

フリーターは、ローンを組めなかったりクレジットカードが作れなかったりすることが正社員よりも多いようです。これは、審査の際に基準となる信用情報に年収などの情報が含まれていることが理由だと考えられます。
また、残念なことですが、フリーターだというだけで「定職につかずフラフラしている」「考え方が甘い」という見方をする人もいるのが現状です。

参照元:厚生労働省 - 平成29年賃金構造基本統計調査 http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/dl/06.pdf
    労働政策研究・研修機構 - ユースフル労働統計2017 http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2017/documents/useful2017_21_p304-348.pdf


◆正社員を目指すときに生じやすい悩み

学生の時にやりたい仕事が見つからずフリーターになった人は、また就活をしてもやりたい仕事には出会えないのではないかと悩んでいるかもしれません。
新卒での就活で内定がもらえなかった人は、何をアピールすれば就職につながるのかわからなくなってしまっているでしょう。
また、一度就職したもののうまくいかずに辞めてしまった人は、また同じ困難に陥るのを恐れているのではないでしょうか。
そんな時は、就職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

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