面接練習をして就活・転職を成功させよう!一人で行う方法やよく聞かれる質問も紹介

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この記事のまとめ

  • 面接練習は本番での緊張を抑え、自分の考えを的確にアピールするために重要
  • 面接練習は「イメージする」「紙に書き出す」「声に出す」「実践する」の流れで行う
  • 面接練習を行う際は「表情と目線」「姿勢」「話し方」に気をつける
  • 面接練習を一人で行う際は、スマホアプリや録音機能を活用するのがおすすめ
  • プロのアドバイザーと面接練習したい場合は、転職エージェントを活用しよう

面接練習の方法が分からずに悩んでいる方もいるでしょう。本番でしっかりと自分をアピールするためには、面接練習が重要です。このコラムでは、面接練習を行うメリットや、具体的なやり方を解説します。練習相手がいないときにアプリを使って一人で練習する方法や、ハローワークなどのサービスで行う模擬面接もご紹介。就活の面接でよくある質問や回答例もまとめました。面接練習を行って万全の準備をし、選考を突破しましょう。

就活・転職に成功するには面接練習が重要

就活や転職活動で面接試験を受けるなら、面接練習が重要です。「志望動機や自己PRは覚えているから大丈夫」と面接練習をせずに本番に挑むと、多くの場合、緊張してうまく話せません。普段はプレゼンが得意な人も、面接の独特な雰囲気の中だとスムーズにアピールできないことはよくあります。緊張して回答を思い出せなかったり、まとまりのない回答をしてしまったりする可能性もあるでしょう。

面接試験で緊張を抑え、自分の能力や考え方を的確にアピールするためには面接練習が欠かせません。練習を重ねる中で緊張感のある独特な雰囲気に慣れ、面接の場での話し方を学ぶことが重要です。面接の流れやマナーをしっかり把握しておけば、当日落ち着いて質問に集中できるでしょう。事前の対策を徹底しておけば、ライバルとの差別化も可能です。練習を何度も重ね、万全の準備をして本番の面接に臨みましょう。

面接練習を就活前に行う3つのメリット

面接練習を行うメリットを3つ紹介します。面接練習を行って本番の成功率を高めましょう。

1.スムーズに受け答えできるようになる

前もって面接での回答を用意しておくと、本番でスムーズに受け答えができます。就職・転職における面接の流れや質問内容は、ある程度予測が可能です。

練習を繰り返しておけば、本番で緊張しても質問に沿った回答ができるでしょう。面接練習をするうちに要点をつかんで話すことに慣れ、面接で想定外の質問をされてもうまく回答できる応用力も身につきます。

2.面接の本番で緊張しづらくなる

面接練習で本番の流れをシミュレーションしておけば、実際の面接でも心に余裕が生まれ、緊張しにくくなります。面接練習では、練習だからと気を抜かずに対策をするのがコツです。

本番と同じ流れで、ドアをノックするところから実践しましょう。自己紹介や志望動機も、声に出して何度も練習しておくことが大事です。

3.話し方のコツをつかめる

面接練習を行えば、話し方のコツをつかむことも可能です。面接選考では、口調や話すスピードによって面接官に与える印象が変化します。自分が話している言葉を録音したり、誰かに聞いてもらったりすると改善点を把握できるでしょう。

声が聞き取りづらくはないか、声のトーンはちょうど良いかといった点をチェックしてください。面接での言葉遣いや敬語の正しい使い方も確認したい方は「面接で言葉遣いを間違えたら落ちる?気にしすぎ?マナーや敬語一覧も紹介!」のコラムにも目を通しておきましょう。

面接練習におすすめの5つの方法

面接練習は一人で行う方法と、第三者に協力してもらう方法がいくつかあります。どの方法を選ぶ場合も、面接本番をイメージしながら緊張感を持って取り組むことが大切です。

1.面接練習ができるアプリを活用する

一人で面接練習を行うなら、スマートフォンのアプリを活用するのがおすすめです。質問をランダムに読み上げる機能や評価機能付きのアプリを活用すれば、自主練習の精度が上がります。

面接対策アプリは、質問が複数登録されているものや、マナーに関する情報をまとめたもの、ゲーム感覚でできるアプリなどさまざまです。模擬面接前の準備としても活用できるでしょう。

2.身近な人に面接官役を頼む

家族や友人など身近な人に面接官役をしてもらい、模擬面接を行うのも一つの方法です。身近な人に頼む場合は、声量や話すスピード、口癖といった項目をリストアップし、見て欲しいポイントを事前に伝えておくと良いでしょう。

身近な人と面接練習を行うときは、緊張感がなくならないように意識して行うことがポイントです。「面接官になりきって欲しい」「他人だと思って見て欲しい」とお願いして、緊張感を保ちながら練習しましょう。

3.面接練習セミナーや講座に参加する

地方自治体や企業などが開催する面接セミナーや、講座に参加するのも一つの方法です。要点を押さえた講義や、短期集中でトレーニングを行う実践型セミナーなどがあるので、自分に合うものを探しましょう。

セミナーでは面接官目線のフィードバックを受けられるため、本番での成功率を高められます。無料のセミナーもあるので、積極的に活用してみましょう。

4.ハローワークの面接練習を受ける

ハローワークの面接練習は公的な就職支援サービスの一環なので、求職中の人なら誰でも受けられます。職員を変えて何度でも面接練習ができるため、より多くの人の意見を聞けるでしょう。

なお、ハローワークの面接練習は求職登録した人が対象で、事前予約が必要です。ハローワークでの面接練習を受けたい方は「ハローワークの面接練習を活用しよう!申込方法やおすすめの服装は?」のコラムで確認してください。

参照元
厚生労働省
ハローワークインターネットサービス

5.就職・転職エージェントの模擬面接を活用する

就職・転職エージェントでも、本番の選考を意識した面接練習が可能です。就職・転職エージェントでは、カウンセリングで応募者の特徴や希望を把握したうえで、面接練習を行います。

志望業界・業種に合わせた練習ができ、効果的な対策ができるのがメリットです。エージェントによっては、紹介する企業について独自に取材を行っており、より踏み込んだ質問への対策ができるので、就職・転職の成功率を上げられるでしょう。

面接練習の流れを覚えて効果を上げよう

面接練習は「基本の流れを知る」「イメージする」「紙に書き出す」「声に出す」「実践する」の順で進めます。それぞれの手順を具体的に確認しておきましょう。

1.練習前に面接の基本の流れを把握する

面接練習をする際は、選考の流れを知っておくと本番の面接をイメージしやすくなります。一般的な面接の流れは以下のとおりです。

  • 1.入室
    2.自己紹介
    3.職務経歴や前職の退職理由に関する質問
    4.自己PRや志望動機に関する質問
    5.募集内容に関する説明や補足、応募者への条件の確認
    6.応募者から面接官への逆質問
    7.面接終了
    8.退室

面接選考において、面接官からの第一印象は非常に大切です。面接対策を行うときは、入室のタイミングから表情を明るくしたり、ハキハキ元気良く話したりするなど、基本的なマナーも確認しましょう。面接のマナーは「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」のコラムで詳しく解説しています。身だしなみや入退室のマナーを知っておけば、面接の基本的な流れもスムーズにこなせるでしょう。

2.実際の面接をイメージする

実際に面接を受ける場面をイメージし、よく聞かれる質問の回答を用意しましょう。コミュニケーション能力に自信がある人でも、本番では緊張して的外れな回答をしたり、ダラダラと話したりすることがあります。

面接の質問には、簡潔かつわかりやすく答えることが重要です。本当にアピールしたいポイントが的確に伝わるように、質問の意図に沿った回答を用意しましょう。面接でよく聞かれる質問は「面接練習で本番に備えよう!よくある5つの質問と回答例」の項で紹介します。

3.回答を考えたら紙に書き出す

イメージした質問や答えは、紙に書いて可視化しましょう。文字にすることで頭の中が整理され、回答内容が明確になります。メモのように思いついた言葉を箇条書きにしておくのも良いですが、最後は実際に面接で発する言葉遣いに変換しておきましょう。

4.声に出して練習する

文字にした回答は声に出して練習しましょう。声に出せば、回答の長さや話すスピードを実感できます。次のようなポイントに注意し、練習してみてください。

  • ・回答は短か過ぎたり長過ぎたりしないか
    ・自然な伝え方ができているか
    ・話すスピードや声の大きさは適切か

なお、質問の回答は一つの質問に対して1〜2分にまとめるのが理想です。長過ぎる場合は文章の量を調整しましょう。「面接の志望動機の長さはどのくらいがベスト?上手くまとめるコツを紹介」のコラムでは、志望動機を例に適切な長さにまとめるコツを紹介しています。1分・2分・3分別の例文も紹介しているので、回答文字数の目安にしてください。

5.面接官役を立てて実践する

一人での準備・練習が終わったら、面接官役を立てて面接練習を行いましょう。模擬面接は就活の雰囲気を再現できるため、本番での緊張を和らげるのに役立ちます。模擬面接では、本番と同じように入室から退室まで行い、面接官役から積極的にフィードバックを受けましょう。第三者の客観的な意見を聞くことで、面接内容の改善点を見い出せます。

面接で気をつけるべきことを詳しく知りたい方は「面接で気をつけることは?模擬面接もやるべき?就職成功のコツを解説」も参考にしてください。

面接練習はいつから何回やるのが良い?

面接練習を行う時期や回数に基準はないため、いつから始めても構いません。ただし、自信を持って本番に臨むためには、できるだけ早めに対策をしておくと良いでしょう。面接練習をする時期や回数にこだわらず、自分が納得できるまで練習するのがおすすめです。なお、実際に回答を用意して自主練習を行い、面接官役を立てて模擬面接をする時間を考えると2〜3日では足りません。志望分野が定まってきた段階で、面接練習の準備を始めておくのが望ましいでしょう。

一人でできる!面接練習でチェックする3つの項目

第三者と面接練習を行う前には、表情や姿勢をセルフチェックしておくのがおすすめです。面接練習の効果を上げるためにも、自分で改善できる点は先に直しておきましょう。一人でチェックする方法とポイントを紹介します。

1.表情と目線

相手に真剣さが伝わるような表情づくりを意識しましょう。面接では、緊張して表情が強張ってしまいがちです。口角を上げ、柔らかい印象を与えられるよう心がけてください。一人で面接練習をする際は、鏡を見ながらチェックするのがおすすめです。表情の作り方は「笑顔は面接の重要ポイント!落ちる原因になる?受かる表情の練習方法」のコラムを参考にしてください。

オンライン面接では目線に注意しよう

オンライン面接では、画面越しの面接官の目ではなく、カメラを見て話すことを意識しましょう。目線が合わないとカンペを見ていると思われたり、自信がないと思われたりする可能性があります。オンライン面接の準備や面接官に見られるポイントは「Web面接ってどうやるの?守るべきマナーや準備のポイントを紹介!」のコラムで確認しておきましょう。

2.姿勢

正しい姿勢にするには、顎を引いて背筋を真っ直ぐに伸ばします。猫背は「意欲がなさそう」「元気がない」といった印象を与える恐れがあるため、注意が必要です。姿勢が悪いと感じる人は、椅子に座るときに体を正面に向けて、浅めに腰を掛ける練習をしてください。

座っているときは、背もたれに寄りかからないのが正しい姿勢です。正しい座り方については「面接時の印象は座り方で変わる!NGなクセは事前に確認」のコラムも参考にしてください。

3.話し方

声の大きさや話すスピード、滑舌をチェックしておきましょう。緊張していると早口になったり、声が小さくなったりします。面接練習でも口を大きく開き、ハキハキした話し方を意識しましょう。

話し方を確認するには、スマホの録音アプリを使うのがおすすめです。録音すれば、声のトーンや話すスピード、回答の時間をチェックできます。何度も録音することで、改善の過程やどうしても直らない癖などが分かるでしょう。

口癖や仕草にも気をつけよう

面接練習の際には、口癖や仕草にも注意しましょう。「えっと…」「あの…」といった言葉を何度も口にすると、面接官に「回答を用意していない」「志望度が低いのでは」と思われる可能性があります。口癖を直すのが難しい場合は、回答する際に「そうですね。私の長所は…」と質問を言い直すのも一つの手です。緊張するとつい髪を触ってしまう、手が動いてしまうという人も、練習の段階で気づいて直せるようにしましょう。

面接練習でプレゼン能力を高める3つのコツ

面接本番で自分をしっかりとプレゼンできる人は少ないものです。少しでも好印象を残すために、プレゼンのコツを押さえて、繰り返し練習しましょう。

1.回答は分かりやすく簡潔に

面接官の質問の意図を的確に把握し、相手が知りたい情報を分かりやすく簡潔に伝えましょう。就活者と面接官のやりとりは、一種のコミュニケーションです。自分をアピールしようと情報を詰め込み過ぎると、うまく伝わらずにアピールポイントがぼやけてしまいます。

たとえば、強みを聞かれたら自分の強みだと思う部分をすべて話すのではなく、その業界や企業にあった強みを1つに絞って伝えましょう。

2.仕事の成果は客観的なデータでアピール

転職時の面接で前職の仕事の成果をアピールするときは、客観的なデータを活用して具体的に説明しましょう。面接官は、応募者がこれまでにどのような成果を上げたのか知りたいと考えています。

たとえば「営業が得意で、顧客に良い印象を持ってもらうことが多かった」とアピールしても、具体的にどの程度企業に貢献できていたのかが分かりません。「月間で平均300万円を売り上げ、年間目標を120%達成させました」と具体的な数値を入れたほうが、面接官も理解しやすいでしょう。

転職面接における自己PRのコツを知りたい方には「転職面接の自己PRとは?効果的なアピール方法とよくある質問をご紹介」のコラムも役立ちます。具体的な例文を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

3.自己PRには具体的なエピソードを盛り込む

自己PRには、具体的なエピソードを盛り込むと説得力が増します。実際の経験や成果などを伝えると、面接官も長所やスキルがイメージしやすくなるでしょう。自分の強みとともに、課題を解決した経験などをアピールできれば、面接官に自社でも活躍できる人材であるような印象を与えられます。

効果的にアピールするためには、企業が求める人物像に合わせた強みを具体的なエピソードとあわせて伝えるのがコツです。

どうしても面接で緊張してしまうときは?

面接が苦手な方は、その場の流れに任せてみるのも良いでしょう。完璧に答えるよりも緊張感が伝わる回答のほうが、好感を持ってもらえる場合もあります。自己紹介のタイミングで「緊張しています」と面接官に伝えるのも一つの手です。正直な気持ちを打ち明けることで緊張がほぐれ、スムーズに回答できるようになることもあります。緊張しやすく、面接練習をしても不安が消えない方は「面接で緊張しない方法と気持ちをコントロールするコツ」を参考に、面接当日にできる緊張対策をしてみてください。

面接練習で注意したい3つのポイント

面接練習のやり方を間違えると、マイナスの効果になる恐れがあります。本番に備えて、正しい方法で面接練習を行いましょう。

1.回答の丸暗記は避ける

回答を丸暗記することは避けましょう。丸暗記した回答は棒読みに聞こえてしまい、熱意や感情がうまく伝わらない可能性があります。暗記をするのは特に伝えたい一文や使いたい単語だけにして、回答自体は自然な言葉で伝えるのがポイントです。

面接はその場の流れで進むので、練習していない質問をされたときに無理して暗記した内容で答えると、話の辻褄が合わなくなります。臨機応変に自分らしい回答をすることが、就活・転職を成功させるカギです。

2.定番の質問だけ練習する

志望動機や入社後のビジョンなど、定番の質問しか練習していないと、想定外の質問をされたときに答えられない恐れがあります。面接本番では「自分を●●に例えると?」「命が永遠に続くとしたら何をする?」といった、変わった質問をされることも珍しくありません。

予想できない質問の回答は用意できないとはいえ、柔軟に対応するための心構えはしておきましょう。面接で変わった質問をされる意図と予想外の問いに対する回答例を解説」のコラムも参考にしながら、定番以外の質問に答える練習もしておくのがおすすめです。

3.緊張感を持たずに練習する

緊張感を持たずに面接練習を行うと、十分な効果を得られない可能性があります。友人など身近な人に面接官役を頼むと、気恥ずかしさから緊張感を保つのが難しいこともあるでしょう。

しかし、緊張感がないと、真剣に回答できなかったりチェックが甘かったりして、練習の意味がなくなります。本番で失敗しないために、練習では率直なフィードバックを受けることが重要です。面接官役の人にも緊張感を持ってもらえるように、本番と同じスーツを着用し、身だしなみを整えたうえで練習を行うのも良いでしょう。

面接練習のやりすぎで「やった気」になるのはNG

面接練習を繰り返し行うのは大切ですが、やりすぎて「練習した」という事実だけに満足してしまうとマイナス効果になる場合があります。「口癖が出ていないか」「話を1分にまとめられているか」といったポイントを確認して、回を重ねるごとに改善できているかを意識しましょう。

面接練習で本番に備えよう!よくある5つの質問と回答例

面接練習を行う際は、採用面接でよくある質問の回答を用意しておきましょう。面接でよくある質問とその意図や回答例をまとめたので、面接練習を行う際の参考にしてみてください。

1.「自己紹介をお願いします」

面接時に自己紹介を求めるのは「応募者の緊張をほぐしたい」「人柄を知りたい」といった意図があります。自己紹介は、長くなり過ぎないよう1分程度でまとめましょう。氏名や学歴、職務経歴をまとめ、最後に簡単な志望動機とあいさつを添える形がおすすめです。

<回答例>
「本日は、面接のお時間をいただきありがとうございます。△△と申します。大学卒業後、■■に就職して企画を行ってきました。チームが効率良く動けるように正確な情報を集めながら、数々のプロモーションをサポートした経験があります。前職で培ってきたコミュニケーション能力や協調性を活かし、御社に貢献できればと思い、応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします」

2.「志望動機は何ですか」

志望動機は、企業への入社意欲や熱意をチェックするための重要な質問です。業界や職種に関する志望動機を述べる人もいますが、面接官は「なぜこの会社で働こうと思ったのか」を知りたいと思っています。企業の強みや特色に触れ、応募先に合わせた志望動機を考えましょう。内容が浅過ぎるものや、どの企業にも当てはまるようなものは避けるのがポイントです。

<回答例>
「△△という考えを軸に求職活動を行っている中で、御社の求人を拝見しました。御社の□□という理念は自分の考えに通じるものがあり、主力商品である▽▽には▲▲という面で大きな魅力を感じています。〇〇には自分がこれまでに培ってきたスキルを活かせる部分もあると考え、御社を志望いたしました」

3.「自己PRをお願いします」

面接官は、自己PRを通じて入社後に活かせる能力があるかどうかを判断しています。自己PRで語られる経験から、性格や価値観などの人柄もチェックしているでしょう。企業研究を入念に行い、応募先の求める人物像と絡めてアピールすることが重要です。

面接練習では、自己紹介と自己PRを混同しないように注意しましょう。「面接の自己紹介は何を伝えるべき?自己PRとの違いと例文」のコラムでは例文を紹介していますので、ご覧ください。

<回答例>
「私は、前職で□□の個人営業を行っており、入社1年目から多くの新規顧客を獲得した実績があります。入社2年目で上半期目標であった売上△△%を達成し、営業担当××名中2位の売上となりました。この目標を達成できたのは、お客さまへの□□を通して、ニーズを正確に把握した点にあると考えています。このような取り組みが顧客獲得につながり、売上目標を達成できました。御社では、お客さまの需要を把握する力を活かして、新規の顧客獲得に貢献したいと考えています。」

4.「仕事をするうえで大切だと思うことは?」

面接官はこの質問から「仕事に対してどのような姿勢をもって取り組むのか」を判断しています。回答の内容だけではなく「なぜそう思うのか」「そのためにどのような工夫をしたか」などもチェックされるため、実際のエピソードを添えて具体性のある内容を伝えましょう。

回答をもとに社風と合った人材かどうかを見極めることもあります。「時間厳守」「報告・連絡・相談を徹底する」など、社会人として当たり前の内容は避け、自分の考え方が伝わる内容にしましょう。

<回答例>
「私が仕事をするうえで大切だと思うことは、失敗しない環境づくりと、失敗をリカバリーする対応力です。前職の△△という業務では、失敗を防ぐため、□□のような工夫をしていました。また、失敗してしまった際には▽▽のような対応を素早く行い、周囲と共有することでミスが大きくならないように努めています」

5.「前職の退職理由を教えてください」

人間関係の悪化や残業の量など、ネガティブな理由で退職した場合は伝え方を工夫しましょう。前職の愚痴や悪口のような内容になると、面接官にマイナスイメージを与えかねません。「残業が多いから」「仕事に飽きたから」といった理由をそのまま伝えると「同じようなことで辞めるのではないか」と懸念される可能性もあるので注意してください。

ネガティブな退職理由を前向きに言い換える方法は「前向きな退職理由で好印象を与えよう!転職時の面接のコツや例文を紹介」のコラムで確認しましょう。

<回答例>
「前職では、営業職として数字を追う働き方をしていましたが、次第に、『成果を意識するあまりにお客さまの要望へ応えきれていないのでは』と感じるようになりました。今後は数字だけではなく、お客さまへのサービスにも力を入れた営業に取り組みたいと思うようになったことが、転職を決意した理由です」

ほかにも面接の質問と回答例を知りたい方は「面接の質問と回答例について解説!答え方のコツと注意点とは」もご覧ください。転職面接の場合やブランクがあった場合の回答例も掲載しているため、さまざまなシチュエーションに対応できるようになるでしょう。

「面接で話す回答に自信がない」「一人では面接練習のやる気が出ない」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職支援を行う民間のサービスです。求職者一人ひとりの適性に合わせた求人の紹介や、企業にアピールできる書類作成のアドバイス、面接対策などのサポートを行います。

模擬面接ではキャリアアドバイザーが面接官役を務め、改善点も一緒に確認が可能。当日の服装や面接マナーもアドバイスしますので、安心して本番を迎えられるでしょう。サービスはすべて無料なので、悩んでいる方はぜひ利用してみてください。

面接練習に関するお悩みQ&A

面接練習のやり方や面接選考が不安な方に向けて、よくある疑問とその回答をまとめました。

面接練習をしないで本番に臨んでも良い?

面接練習は一人でもできるので、本番前に一度はやっておきましょう。
練習をしないで面接に臨むと必要以上に緊張したり、普段の口癖が出たりしてしまう可能性があります。面接選考では、入室からチェックされているので「面接の流れやマナーを受付・入室・退室の場面別で解説!」を読み、入退室の流れも確認しておきましょう。

面接練習は就活の何日前からすべき?

できるだけ早くから練習しておくのがおすすめです。
面接の2~3日前に練習しようとすると、面接官役の人が見つからなかったり、回答を考える時間が足りなかったりして、不安を抱えたまま本番を迎える恐れがあります。「就活の時間配分は?自己分析・企業研究にかかる期間や面接の長さを解説!」のコラムで、就活にかかる時間を詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

面接で逆質問には答えるべき?

逆質問には積極的に回答しましょう。
逆質問は、入社意欲の高さや伝えきれなかった長所をアピールするチャンスです。疑問や不安を解消できるメリットもあるため、うまく活用してミスマッチを回避しましょう。「面接で役立つ逆質問例!質問の意図は?目的や状況に応じた回答で選考を突破」のコラムで、状況別の質問例を紹介していますので、目を通してみてください。

面接練習の相手がいないときはどうする?

就職支援サービスを利用しましょう。ハローワークや就職・転職エージェントでは、模擬面接を行っています。プロのアドバイスを受けられ、本番に近い練習ができるのでおすすめです。面接練習は一人でも行えます。自分の口癖や話すスピードをチェックして、本番の面接選考に備えましょう。就活のプロを相手に面接練習をしたい方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。入室から退室まで、面接本番の流れも確認できます。

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