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退職理由は「やりたいことが見つかった」でもいい?上司に伝える注意点とは
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この記事のまとめ
- 退職理由は、「やりたいことが見つかったため」と上司に伝えても問題ない
- 退職理由を伝えるタイミングは退職予定日の2~3ヶ月前が一般的
- やりたいことが見つかって退職したいと思ったら、まずは直属の上司に相談する
- 退職理由を尋ねられたとき、愚痴やネガティブな内容を伝えるのは避けよう
- 退職理由の伝え方に悩んだらエージェントに頼るのも選択肢の一つ
退職理由を上司に伝える際に「『やりたいことが見つかった』でもいいのか知りたい」という方もいるでしょう。上司に退職理由を話すときは、スキルアップなどのポジティブな理由に変換することがおすすめです。このコラムでは、円満退社と転職成功に向けて、勤め先への退職理由の伝え方と、面接での退職理由・転職理由の回答方法を紹介します。転職を検討している方は、コラムの内容を参考にしてみてください。
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退職理由は「やりたいことが見つかった」でもいい?おすすめの例文
退職理由は、「やりたいことが見つかったため」と上司に伝えても問題ありません。「自分が挑戦したいことのため」「スキルアップのため」などポジティブで引き止められない理由を伝えることが大切です。
また、退職の意思を上司に伝える際は、できるだけ前向きな理由を伝え、感謝の気持ちを忘れないよう心掛けましょう。突然の報告にならないよう、事前に「お話ししたいことがあるのですが、お時間をいただけますか?」とアポイントを取るとスムーズです。以下では、退職理由別に例文を紹介しています。
退職理由が「やりたいことが見つかった」の場合の例文
退職理由が「やりたいことが見つかった」の場合の例文は、以下のとおりです。
退職の意思を伝えたあとは、上司から質問されることも考えられます。その場合は、「今の仕事に不満があるわけではなく、新しい挑戦をしたいと考えています」と前向きに伝えると角が立ちにくくなるでしょう。
体調不良を理由とした例文
体調不良を理由とした例文は以下のとおりです。
体調不良で退職をする際は、正直に伝えましょう。このとき、症状や病名などを詳しく説明する必要はありません。体調不良で退職するコツは「体調不良で退職できる?診断書の必要性や転職活動のコツを解説」を参考にしてみてください。
ほかの企業への転職を理由とした例文
転職を理由とした例文は以下のとおりです。
転職を退職理由にする場合は、自分のスキルアップや、やりたいことのためということをアピールしましょう。今の会社でできないことにチャレンジをしたいという理由も引き止めにくいため、おすすめです。
家庭の事情を理由とした例文
家庭の事情を理由とした例文は以下のとおりです。
家庭の事情の場合も、正直に伝えて問題ありません。自分が話せる範囲で上司に伝えましょう。
人間関係を理由にした例文
人間関係や会社都合などの理由で退職をする場合は、別の理由に言い換えることがおすすめです。
「給料が低いから」「合わない人がいるから」とストレートに伝えてしまうと、あとになってトラブルにつながる恐れがあります。また、「給料を上げる」「人事異動をする」といった理由で引き止められる可能性もあるでしょう。
退職理由で嘘をつくのは避けよう
退職理由で嘘をつくのはなるべく避けましょう。嘘をつくと、退職を伝えた日から退職日までつじつまを合わせるために気を使ったり、本当のことを言えずにストレスを感じたりする可能性があります。
「退職理由の伝え方は?本音は言わない方がいい?ポイントと注意点を解説」のコラムでは、退職理由を伝える際のポイントまとめているので、参考にしてみてください。退職理由を上司に伝える際のポイント
退職理由を上司に伝えるときは、「退職の意思表示は2〜3ヶ月前に伝える」「直属の上司に対面で相談する」「スキルアップなどの前向きな理由にする」などのポイントを意識しましょう。以下ではそれぞれを詳しく解説しています。
退職の意思表示は2~3ヶ月前に伝える
上司に退職を伝える時期は、退職日より2~3ヶ月前にしましょう。引継ぎや挨拶の時間などを考慮し、余裕を持って退職意思を伝えるのが円満退職の鉄則です。退職の意思が固まったら、できるだけ早く会社側にその旨を伝えましょう。
退職予定日に合わせて業務の引継ぎを計画しよう
退職予定日が決まったら、計画的に引継ぎを行いましょう。マニュアルや資料作成、顧客への挨拶などを忘れずに行うことも、円満退職のために欠かせません。退職日までに余裕を持って引継ぎを終わらせるようにしましょう。
引継ぎのポイントについては「退職時の引き継ぎにおけるポイントとは?辞めるまでの手順も解説」を参考にしてみてください。直属の上司に対面で相談する
退職について最初に伝えるのは、社長や部長などではなく、直属の上司です。上司より職位が上の人に退職を申し出てしまうと、直属の上司が部下の管理能力を疑われる可能性があります。その結果、上司との関係が悪くなると、退職の手続きがスムーズにいかなくなる恐れがあるので、注意しましょう。
また、上司に退職について話す際は、対面で伝えるのがおすすめです。上司にアポイントを取り、職場の人に聞こえない場所で話すようにしましょう。
スキルアップなどの前向きな理由にする
上司に伝える転職理由は、スキルアップやキャリアアップなどの前向きな理由がおすすめ。待遇や人間関係などを理由に退職を検討している方は、ストレートに伝えると、あとになってトラブルになる可能性があるからです。
円満退職のためにも、スキルアップや「やりたいことがあるため仕事を辞める」など、ポジティブな理由に変換して伝えることで、上司に納得してもらいやすくなるでしょう。転職理由を「やりたい仕事がある」や「スキルアップ」とする際の注意点は「転職理由はスキルアップ!考える際のポイントは?面接で伝える例文も紹介」を参考にしてみてください。
やりたいことが見つかって退職理由を上司に伝える際の注意点
今の会社を辞めたい気持ちは、スキルアップやキャリアアップなどのポジティブな理由であることもあれば、職場への不満からくるネガティブな理由であることも。「給与に不満がある」「この会社では、やりたいことができない」など、退職理由は人によってさまざまですが、愚痴ととらえられる内容やネガティブな本音を伝えるのは、円満退社のために避けるのが無難です。
感謝の気持ちを忘れずに伝える
退職理由を伝える際には、これまでお世話になった感謝の気持ちを忘れずに伝えるようにしましょう。会社に不満があったり、人間関係がうまくいかなかったりしても、礼儀として感謝の気持ちを伝えることは大切です。
退職理由を伝える際に、「これまで多くのことを学ばせていただき、感謝しています」と付け加えることによって、上司も「気持ちよく送り出そう」と思いやすくなるでしょう。
転職先の企業を伝えないようにする
上司や同僚に、転職先の企業を伝えないことがおすすめ。たとえば、競合他社への転職理由が「やりたいことがある」だと、「給与や部署を調整するから残ってほしい」と引き止めにつながる可能性があるからです。スムーズに退職するには、転職先を伝えず「一身上の都合」としてシンプルに報告するのが無難です。
繁忙期は避ける
退職を繁忙期に伝えることは避けましょう。繁忙期は会社が忙しい時期のため、上司の時間がなかなか取れない可能性もあります。上司と話すのが遅くなることで、退職の手続きや、引継ぎに時間がかかる場合もあるでしょう。できるだけ余裕のある時期を選び、退職の意向を伝えるのがおすすめです。
上司に伝えるまでほかの社員に退職意思を漏らさない
上司に退職を伝えるまでは、周囲に漏らさないように注意しましょう。自分が伝えるより前に、噂で上司が先に知ってしまうと、トラブルの原因になり得ます。「正式な報告もないのに周囲に話している」と不信感を持たれないように、退職の意思や理由は、最初に上司に伝えましょう。
退職理由が「やりたいことが見つかった」である場合の退職届の記載例
退職届は、指定されない限り手書きとパソコンのどちらで作成しても問題ありません。以下では詳しい退職届の書き方を解説しています。
退職届
私儀
この度、一身上の都合により、
令和△年△月△日をもって退職いたします。
××年×月×日
○○部
自分の名前
代表取締役社長 ◇◇ 殿
冒頭の一行目には「退職届」と記載しましょう。次に、二行目の下部に「私儀」または「私事」と記入します。「私事ではありますが」という意味を持つ言葉です。その下に本文を記載します。
退職理由が「やりたいことが見つかった」である場合も、自己都合による退職の場合は、「この度、一身上の都合により、令和△年△月△日をもって退職いたします」と記載するのが一般的です。
「一身上の都合」とは、個人的な都合のことを示し、自分自身に起こる出来事だけでなく、家庭の事情がある場合も「一身上の都合」と記載できます。
退職理由を面接で伝える際の注意点
面接で退職理由を伝える際には、「一貫性のある退職理由にする」「嘘をつかない」などに注意しましょう。以下では詳しい注意点を解説しています。
一貫性のある退職理由にする
退職理由は、自分のキャリアプランと一貫性を持たせることが大切です。たとえば、同業他社への転職で、「新しい分野にチャレンジしたい」という転職理由を話しても、一貫性がないと思われてしまう可能性があります。志望動機やキャリアプランと退職理由を関連付けることで、「自分のやりたいことが明確である」というアピールができるでしょう。
前職の会社を否定しない
面接で退職理由を伝える際には、前職の会社を否定するのは避けるのが無難です。「給料が低かった」「上司と合わなかった」などの理由では、面接官に転職をしても同じ理由で退職してしまうのではないかと思われる可能性があります。できる限りポジティブな理由に変換して伝えましょう。
嘘をつかない
面接で話す退職理由で嘘をつくのは注意が必要です。ネガティブな理由は建前を必要とする場面もありますが、全くの嘘を伝えるのは避けたほうが良いでしょう。あとから嘘が判明したり、見透かされてしまったりしたときに信頼を失う可能性があるためです。
応募先の企業が納得する理由にする
面接で転職理由を伝える際には、応募先の企業が納得する理由にしましょう。転職理由で納得してもらえないと、採用担当者から「転職の必要があるのか」と思われてしまう可能性があります。
面接での好印象な退職理由については「面接官が退職理由を聞く理由は?好印象な例文と思いつかないときの対処法」を参考にしてみてください。
履歴書や職務経歴書には「一身上の都合」と記載してもOK
転職活動で提出する履歴書や職務経歴書に記載する退職理由には、「一身上の都合」と記載して問題ありません。基本的に履歴書や職務経歴書には、詳しい退職理由を記載しないのが一般的です。会社都合の場合は「会社都合により退職」、契約満了の場合は「契約満了につき退職」と記載すれば問題ありません。退職理由が「やりたいことが見つかった」の場合における面接の例文
求人先への説明の仕方も、入社を希望する企業への伝え方も「愚痴や不満を言わない」というポイントは同じです。ここでは面接で退職理由を伝える際の例文を紹介します。
面接で伝えるのに適した退職理由の例
面接で伝えるのに適した退職理由の例は以下のとおりです。
面接で伝える退職理由は「御社では、前職とは違う仕事がしたい」や、「やりたいことが見つかった」などと述べると良いでしょう。前向きにこれから挑戦したいことを話すと、意欲があるアピールにもなります。
面接で伝えるのに適さない退職理由の例
一方、面接で伝えるのに適さない退職理由の例は、以下のとおりです。
「前職の会社を否定しない」でも触れたように、ネガティブな退職理由や前職の愚痴ととらえられる内容を伝えると、面接官に「またすぐに不満を持って辞めてしまうのではないか?」「不平不満ばかりで仕事や人間関係に問題が生じるのではないか?」といった疑いを持たれかねません。面接では、採用につながりやすい前向きな姿勢が感じられる退職理由を伝えましょう。
前職への不満だけで退職した人よりも、前職で成長したうえでスキルアップしたいと思っている人のほうが、面接官が「採用したい」という気持ちになる可能性があります。
退職理由は、そのまま志望動機につなげるのがポイントです。「とにかく転職したい、今の会社を辞めたい」という内容ではなく、「今の職場(前職)には満足しているけれど、さらに目指したいことがある」という印象を与えることで、採用担当者の転職者に対するマイナスな印象を払拭できるでしょう。
退職理由の伝え方に悩んだらエージェントに頼るのも手
「退職理由の切り出し方が分からない」「面接で退職理由を伝えるのが不安」という方は、転職エージェントに頼るのもおすすめです。プロのキャリアアドバイザーから面接対策や求人紹介を受けられるため、一人で転職活動を行うのが不安な方は、頼ってみるのも良いでしょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。