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プロ意識とは?意味や高め方、仕事におけるメリットを解説
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この記事のまとめ
- 「プロ意識」は専門職に限らず、仕事を持つすべての人に向けられた言葉
- プロ意識は「仕事への責任感や使命感」とも言い換えられる
- プロ意識があると、仕事にやりがいが芽生え仕事を通した成長が実感できる
- プロ意識を高めるには主体的に仕事をし、モチベーションに依存し過ぎない姿勢が大切
- 今の仕事が適職ではない人や非正規雇用で職域が狭い人は、プロ意識を持ちにくい
プロ意識とは、自分の仕事への責任感や使命感を持つことや、さらに成長したいという意欲的な気持ちや向上心の高さのことです。この意識を身につけることで、自身の成長だけでなく組織の発展にも繋がるでしょう。このコラムではプロ意識の構成要素や身につけ方、行動例を紹介します。自分が社会人として目指したい姿を探す足がかりにするのにぜひ参考にしてください。
プロ意識とは?
「プロ意識」とは、自分自身が携わる職務に対してプロフェッショナルであるという自覚を持って取り組むことを指します。プロというと、サッカーや野球選手、職人系の職種の人をイメージするかもしれませんが、近年では専門分野に限らず働く人すべてに当てはめられる言葉です。
プロであるためには、受け身になるのではなく、自身で考え行動を起こす積極性が欠かせません。プロ意識を持って仕事に取り組めば、自身の成長だけでなく組織の発展にも繋がります。
プロとプロ意識の違い
「プロ」が専門家やスペシャリストを指すのに対し、「プロ意識」は、仕事に真剣に取り組む姿勢や考え方を指します。したがって、プロ意識を持つのにかならずしも専門家やスペシャリストである必要はありません。反対に、プロであってもプロ意識を持てない人もいます。プロ意識を持つのに、今自分の携わる仕事が完璧にできているか否かは関係ありません。
仕事において、一般的な期待値を大幅に上回るパフォーマンスを発揮し続ける人が「プロ」であり、そのためにどう行動するかを考え続ける思考が「プロ意識」です。
プロとアマの違い
プロフェッショナルが何かを理解するためには、対義語である「アマチュア」との違いを考えてみるのが良いでしょう。アマチュアとは、プロに近い技術や知識を持っているが、その能力で報酬を得ていなかったりその能力に関する職業に就いていなかったりする人を指す言葉です。
職業や分野によってプロとアマの違いはさまざまですが、ここではその一例をご紹介します。
・最終的な結果を出すか出さないか
・不調のときに休むか休まないか
・常に成長のための努力をしているかどうか
・自分に対する評価基準が厳しいか甘いか
・成果が出たときにすぐ切り替えるか、いつまでも喜んでいるか
・責任があるかないか
上記のような、プロ意識を持って仕事に取り組めているかどうかがプロとアマの主な違いだといえるでしょう。
プロ意識を言い換えると?
プロ意識をほかの言葉に言い換えると「自分の仕事への責任感や使命感を持つことや、さらに成長したいという意欲的な気持ちや向上心の高さ」といえるでしょう。ほかにも、成果、結果に対する執着心や自己実現能力の高さもプロ意識に言い換えられます。プロ意識を構成する5つの要素
プロ意識を構成するのは、専門知識や技術力だけではありません。仕事へ取り組む姿勢や情熱といった、ひたむきさもプロ意識のうちだといえます。そのため、入社して日が浅くベテランではなかろうと、プロ意識を持つことは可能です。以下では、プロ意識を構成する5つの要素を解説しますので、仕事にどのような意識で取り組むか考えるのにお役立てください。
プロ意識を構成する要素
- 責任感の強さ
- 倫理観
- 専門知識
- 向上心
- 仕事への情熱
1.責任感の強さ
責任感を持って仕事に取り組む誠実さは、プロ意識の構成要素の1つです。具体的には、自分の言動が、所属する企業や組織にどのような影響を与えるかを考えながらの行動・発言が求められます。
2.倫理観
ビジネスパーソンとしてプロ意識を持って正しい行動をするには、倫理観は欠かせません。倫理観とは、法律など社会的に守るべき規範や秩序を守る考え方を指します。言い換えれば、法令遵守の考え方ともいえるでしょう。倫理観を持って働くことで、社内外からの信頼を獲得でき、評価を上げられます。
3.専門知識
専門知識を身につけることもプロ意識を構成する要素の1つです。自身の担当分野の技術や知識に精通している人は、他者から見てもプロ意識が高いと思われやすい傾向があります。また、担当分野以外の幅広い知識を持っていれば、視野も広くなり、あらゆる角度から物事を考えられるようになるでしょう。
4.向上心
プロ意識を高めるにあたって、向上心を持つことは重要な要素です。向上心を持って、業界の最新情報を仕入れたり、新しいことにチャレンジしたりすることで、必要なスキルや知識が身につき、企業や組織内でより活躍できるでしょう。また、苦手な仕事や弱点の克服のためにも、学び続ける姿勢が大切です。
5.仕事への情熱
プロ意識を発揮するにあたって、仕事に対して情熱や誇りを持つことも重要です。仕事に情熱や誇りを持つためには、自分の業務が実際にどのような価値があり、企業や組織、そして社会にどのように貢献しているかを知ると良いでしょう。
仕事においてプロ意識を持つ意味・メリット
そのプロ意識を持つことで得られるメリットは、以下のとおりです。
・仕事にやりがいを感じられる
・求められる人材になれる
・責任感に目覚め、質の良い仕事をこなせるようになる
・知恵やスキル、向上心が芽生える
・自身の成長を感じられる
上記のメリットは、どのような仕事でも大切にしたい意識や心がけともいえるでしょう。プロ意識という言葉は、人によっては重圧や重荷のような感覚を覚えるかもしれませんが、仕事をしてお金をもらうことがプロともいえます。
この意識を持っているだけで、仕事の効率やスキル、向上心などに大きな違いが出るはずです。はじめは「プロである自分」を意識する努力が必要ですが、慣れていけば自然と仕事への姿勢が楽になってくるでしょう。
プロ意識が高い行動例
プロ意識は、実際のプロフェッショナルでなくとも持てるものです。プロ意識を持って仕事に取り組めば成果を挙げやすくなり、自分にとっても会社にとってもメリットになります。しかし、プロ意識を持とうと思っても、突然意識を変えるのはなかなか難しいでしょう。まずは、以下で紹介するプロ意識が高い具体的な行動例を知り、行動に移すことから始めるのもおすすめです。
当事者意識を持って仕事に取り組んでいる
当事者意識を持って仕事に取り組むのは、プロ意識が高い行動の1つです。具体的には、自分の仕事に責任を持ち、ミスや問題などがあればすぐに報告したり、改善策の立案・実行をしたりします。日ごろからどうしたら業務が効率化できるかなどを考え、積極的に上司に提案をするなどしてみると良いでしょう。
普段から建設的な質問や提案を行っている
質問というのは、業務において不明点を解決するために行うだけでけではありません。プロ意識が高い人は、普段から建設的な質問や提案を行っている傾向があります。たとえば、業務において改善できそうな点や問題点を見つけ、どうしたら解決できるかといった質問などが考えられるでしょう。また、自身で考えた解決策の提案を行うこともあります。このようなプロ意識のある行動は、企業の生産性向上に繋がるでしょう。
質問は自分で何が分からないか考えてからする
分からないことを尋ねるときでも、プロ意識の高さによって質問の仕方に違いが出ます。プロ意識がないと、疑問に対する回答を求めるだけになってしまいがちです。しかし、漠然と分からないことを質問するだけでは、相手に伝わらなかったり、伝えるのに必要以上に時間が掛かってしまうことがあります。
質問一つをするにも、自分は何がどう分からないのか自問自答し、深堀りするかどうかで伝わり方は異なります。プロ意識を持つには、どのように質問すれば自分の聞きたいことが相手に伝わるかを考えてから行うと良いでしょう。
小さい仕事でも手を抜かない
大きい仕事に比べると目立たない小さな仕事でも、手を抜かずに取り組むことも、プロ意識が高い行動例の1つです。小さい仕事だからと手を抜いてミスをしていては、大きい仕事を任せようとは思ってもらえません。小さい仕事で手を抜いてしまうと、その癖がほかの仕事でも出てしまう恐れもあるでしょう。日ごろからどのような仕事にも真面目に向き合うことが、プロ意識を持って仕事に取り組む姿勢に繋がります。
新しい情報をキャッチアップし続けている
業務を効率的に進めたり自分の可能性を広げたりするには、新しい情報をキャッチアップし続けることが大切です。今後関わる可能性のある仕事を見越して知識を身につけることで、新しい仕事のチャンスが舞い込んだ際に臆することなく飛び込んでいけるでしょう。プロ意識が高いと、こうしたチャンスをすぐに自分のものにしやすくなります。
プロ意識を身につける方法とは?
プロ意識の高い人は、自己管理や向上心といった面で周囲から評価されます。もちろんこれは専門職だけではなく、企業で働く社員にもいえることです。プロ意識があれば周囲の信頼が得られるのはもちろんのこと、仕事の質が高まり、日々やりがいを持って働けるようになるでしょう。
「毎日漫然と仕事をしている」「自分の仕事を誇りに思えない」という方は、プロの自覚を高める方法を知り仕事への取り組み方を見直してみることをおすすめします。
受け身の姿勢にならない
仕事に対して受け身の姿勢で取り組む人は、目的意識が薄くなりがちで職場の信頼を得られません。常に明確な目標を設定し、そこに向かって自律的に取り組むのがプロとしてのあり方です。プロと呼ばれる人たちは、自ら課題を見つけ解決に向けての策を考えています。
人からの指示を待っていわれた仕事だけをやっているだけでは、プロ意識が芽生えないでしょう。主体的な行動は失敗のリスクや責任を伴いますが、結果的にはその経験が自分の成長に繋がります。自らの提案や行動で得られた成果は何にも増してうれしいものです。
また、余裕が出てきたら目の前の業務だけではなく、会社全体のビジョンや目標を意識して仕事をしてみましょう。「自分が経営者ならば、業務をどう改善するか」といった視野で仕事に取り組むと、新たな発見に繋がる可能性があります。
成功に満足しない
大きな成功を納めたとき、その成果に満足して現状にとどまるのではプロとはいえません。成功すればうれしい気持ちになるのは当たり前ですが、すぐに切り替えて再び次の目標を設定しましょう。プロ意識の高い人は「成長の余地はまだある」と考え、向上し続ける姿勢を持っています。一度成功しても常に「次」の段階を考え自分を伸ばしていくのが、プロです。
自己評価が甘い人、成功した後喜びに浸る時間が長い人は、自分の次のステージがどこにあるのかを考えてみましょう。
モチベーションの不安定性を知る
多くの人が、仕事の原動力は「モチベーション」と考えています。もちろんそれは間違っていませんが、モチベーションは置かれた状況によって日々変化するものです。たとえば、虫歯で歯が痛い日に、高いモチベーションを保つのは難しいことでしょう。
しかし、納期が決まっている限り仕事は終わらせなければならず、顧客が待っているならば笑顔で対応しなければなりません。ここでモチベーションに関わらず、普段と変わらず仕事に取り組む姿勢が「プロ意識」といえます。プロ意識を高めるには、仕事の動機をモチベーションに依存し過ぎないことが大切です。
仕事の価値観を押し付けるだけのプロ意識ならいらない
プロ意識は、自分を高めるために持つものであり、人に持つよう押し付けるものではありません。「プロ意識を持って働いて」と強要しても、なかなか相手には響きませんし、相手に嫌な思いをさせたり反発されてしまったりするリスクもあります。
しかし、プロ意識を持つこと自体は自己成長に繋がったり、他者から仕事上で認められるようになって求められる人材になったりとメリットが多いのも事実です。誰かに強要したり押し付けたりは良くありませんが、自分自身がプロ意識を持って働いていれば、自ずと周りに良い影響を与えられるでしょう。周りの人にプロ意識を持ってほしいと思っても、押し付けることはせず、自己研鑽に励むことをおすすめします。
仕事にプロ意識を持てないときは
プロ意識を持とうとしても、そう簡単にはいかないのが現実です。なかなかプロ意識を持てないと感じる原因として、主に以下の2点が考えられます。
(1)合わない仕事や興味のない仕事をしている
(2)雇用形態が原因でプロ意識を持ちにくい(パートやアルバイトだから)
適性のない仕事では能力は伸びにくく、やりがいを感じるのは難しいでしょう。
パートやアルバイトは正社員と比べて仕事の責任や範囲が限られているので、どうしても成長の機会が少なく、プロ意識を持ちにくい傾向があります。
このように、仕事が合わないことが理由でプロ意識を持てないと感じているのなら、転職や正社員への就職を目指してみるのも選択肢の一つです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。