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「人のせいにする人」の心理とは?特徴や職場での適切な対応方法を知ろう
更新日

この記事のまとめ
- 人のせいにする人は、「評価されたい」「責任を負いたくない」といった思いが強い可能性がある
- 他人のせいにする人への対処法は、「深く関わり過ぎない」「会社に相談する」など
- 人のせいにする人とやり取りを行うときは、証拠が残るメールやチャットがおすすめ
- いつまでも人のせいにしていると、信用をなくし円滑な人間関係を築けない可能性がある
「人のせいにする人」に失敗や責任を押し付けられて、悩んでいる方もいるでしょう。責任転嫁されたときは、証拠となるようにやり取りを履歴で残したり、深く関わり過ぎないようにしたりすることが大切です。
このコラムでは、失敗や責任を人のせいにする人の心理についてご紹介します。また、周囲に「人のせいにする人」がいる場合の対処方法も解説しているので、失敗や責任を押し付けられてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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職場における「人のせいにする人の心理」とは
ミスを人のせいにする理由には、「自分の評価を下げたくない」「責任から逃れたい」などの原因が考えられます。面倒ごとを避けて自身を守りたがる人ほど、ミスを他人に押し付ける傾向があると推察できるでしょう。
ここでは、「人のせいにする人の心理」として考えられる主な原因を詳しく解説していきます。
評価されたい
ミスを人のせいにする人の心理として、「他人から認められたい」という気持ちが強い可能性が考えられるでしょう。たとえば、「仕事で評価されたい」という思いから、ミスなくスムーズに業務をこなせていると周囲にアピールするために、自分のミスを他人に押し付ける場合が挙げられます。
また、自己評価の低さから自分の評価が下がるのを過剰に恐れている場合も、自分のミスや改善点を他人の責任にして、自分のイメージを守ろうとすることがあるようです。なかには、人のせいにして他者を批判することで、自分の価値や自尊心を相対的に高めようとしているパターンもあるでしょう。
待遇を下げられたくない
人のせいにする人の心理として、「待遇を下げられたくない」という気持ちがある可能性も考えられます。
仕事の成果や役職によって、給与や勤務形態などの待遇に影響がでやすい職場の場合、「待遇を下げられたくない」と感じるのは自然なことともいえるでしょう。仕事で大きなミスをすれば評価が下がり、査定や昇進・昇格に影響がでると考えられるため、自分のミスを人のせいにして「ミスをしない人」という印象を上司に与えようとする場合があるようです。
責任を負いたくない
仕事に対する責任を負いたくない人も、失敗や間違いを人のせいにする傾向にあります。仕事で失敗すると、責任を持って問題を解決・挽回しなければいけないため、業務が増えるのを危惧して人に責任を押し付けることもあるようです。
仕事の責任については、「仕事の責任とは?重いと感じる場合の対処法と当事者意識の大切さを解説!」のコラムにて詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。
失敗したと考えたくない
なかには、「自分が失敗したと考えたくない」という気持ちから、仕事のミスを人のせいにする人もいるようです。人によっては、少しのミスでも自己嫌悪に陥ってしまい、それが原因で仕事に集中できなくなることがあります。自己嫌悪から抜け出すのに時間が掛かる場合、責任転嫁して自己嫌悪を回避しようとする人もいるでしょう。
また、「自分が失敗したと考えたくない」という気持ちがある人は、失敗を恥ずかしいものだと捉えている可能性もあります。恥ずかしい思いをしたくないという考えから、ミスを隠ぺいする目的で人のせいにしてしまう場合があるようです。
気づかないうちに人のせいにしていることも
仕事で失敗をしたとき、気づかないうちに自分を守ろうとする防衛本能が働き、無意識に責任転嫁して自分を正当化してしまっている場合もあるようです。このパターンは、人のせいにしているという自覚が当事者にないため、直接伝えても問題が解決しづらい可能性があるでしょう。
他人のせいにする人への対処法
人のせいにする人が周囲にいるなら、深く関わり過ぎないことが大切です。どうしても関わりを持たなければいけない場合は、履歴を残せるようメールでやり取りを行ったり、必要以上の情報を与えないようにしたりと工夫を行いましょう。
他人のせいにする人への対処法
- 深く関わり過ぎない
- 業務のやりとりはメールで行う
- 会社に相談して改善を求める
深く関わり過ぎない
すぐに人のせいにする人とは、深く関わり過ぎないように距離感を保つことが大切です。相手に近づき過ぎると、自分のせいにされたり嘘に巻き込まれたりする恐れがあるため、適度な距離感で付き合うように意識しましょう。
すでに自分の近くに人のせいにする人がいる場合は、ビジネス上の付き合いとして割り切り、適度に距離を置くことが重要です。プライベートで関わったり、個人的な話をしたりするのは、避けるように心掛けましょう。
業務のやりとりはメールで行う
仕事で失敗を押し付けられると、押し付けられた側の責任となり、周囲からの信頼を失ってしまう恐れがあります。仮に失敗を押し付けられたときには、だだ「相手の失敗だ」と主張するよりも、自分の失敗ではないという証拠を客観的に示すことが大切です。
人のせいにする人が職場にいる場合は、証拠となるよう自分の行動を記録したり、業務に関するやりとりはメールやチャットに残したりするのがおすすめ。「その時間は別の業務に携わっていた」「確認されたときにこう答えた」など、自分の失敗ではないと冷静に伝えることで、周囲からの誤解が解ける可能性が高くなります。
会社に相談して改善を求める
職場の人から失敗や責任を押し付けられたときは、冷静に事実を整理して会社に相談しましょう。トラブルを個人で解決しようとすると、感情的になり衝突してしまったり、人間関係が悪化したりする恐れがあります。そのため、客観的な視点を持つ上司や上役などの第三者に状況を共有し、会社の考えを踏まえて改善を求めることが望ましいでしょう。
また、会社に相談する際は、可能な限り証拠となりそうな記録やメールを提示することで、スムーズに解決しやすい可能性があります。証拠となりそうな記録がなく、会社が動いてくれない場合は、ほかにも被害を知っている複数人で相談するのが効果的でしょう。
「自分が人のせいにしている当事者かも?」と思ったら
「自分がミスをしたときに誰かのせいにしている側かもしれない」と思ったら、その考えや行動を改めるチャンスだと捉えましょう。ミスを起こす前に困っている段階で周囲に相談をしたり、ミスをしてもすぐにリカバリーできるよう努力したりなど、自分の意識や行動を変えれば、ミスを恐れて人のせいにする必要はなくなります。
ミスが多く、仕事で成長できていないと感じる方は、「仕事で成長できないときはどうする?理由別の対処法を解説!」のコラムもぜひご覧ください。
人のせいにする人に見られやすい特徴は?
失敗を人のせいにする人に見られやすい特徴として、「自分に自信がない」「自分は優秀だから失敗しないと考えている」などが挙げられます。いずれも、責任感のなさやプライドの高さが原因の一部として考えられるでしょう。
以下では、人のせいにする人に見られやすい特徴について、詳しく解説していきます。
自分に自信がなく他責思考に陥りやすい
自分の発言や考えに自信がないと、悪気なく他責思考に陥ってしまうことがあるようです。「私は違うと思ったけど、上司がそう言っていたから従った」「みんながしていたので間違っていないと思った」というような言い訳も、人のせいにしていることに含まれます。
特定の誰かのせいにしたいというよりも、自分に非がないようにしたいという考えが働き、自分は悪くないといった発言をしてしまうようです。
自己中心的に物事を考える傾向にある
人のせいにする人に見られやすい特徴として、自己中心的に物事を考える傾向にある点が挙げられます。何事も自分を第一に考えている人は、保身のために自分のミスを人のせいにしてしまう可能性があるでしょう。
なかでも、「自分さえ得をすれば、ほかの人はどうでもよい」という考えを持っている場合は、他人に被害が及んでも罪悪感が沸きません。そのため、自分の評価が上がり出世できるのであれば、他人に不利益があっても関係ないと思い、責任を人に押し付けてしまうようです。
「自分は優秀だから失敗しない」と考えている
人のせいにする人に見られやすい特徴の一つに、「自分は優秀だから失敗しない」と考えている場合も挙げられます。「優秀だから失敗しない」という考えから他人へ責任転嫁する要因として、プライドが高く、失敗をすることが自己評価を傷つけると感じている可能性が考えられるでしょう。「優秀でいたい」という自己保身のために、自分の欠点や失敗した事実を素直に認められず、人のせいにしてしまうようです。
また、実際の能力に関係なく自分が優秀だと信じているため、失敗の原因がほかにあると思い込んでしまい、無意識のうちに人に責任を押し付けてしまっているというパターンもあるでしょう。
いつまでも人のせいにしているとどうなる?問題点や末路は?
職場において、いつまでも人のせいにしていると周りからの協力が得にくくなり、仕事がうまく進められなくなる可能性があります。ほかにも、日常的に自分のミスを人のせいにしている場合は、以下のような問題に直面することがあるようです。
受動的で反省がないため成長しづらい
人のせいにすることは、自分の失敗や課題と向き合うための機会を失う行為ともいえます。失敗から学んで反省したり改善策を見つけたりした経験が少なくなるため、社会人として成長しづらい恐れがあるでしょう。
また、自分から積極的に成長を目指そうとせず受動的な対応を続ければ、自分で物事の判断をするのが苦手になってしまいかねません。人のせいにすることは、結果的に自分自身の成長の妨げにつながってしまう可能性があるでしょう。
信用をなくし円滑な人間関係が築けない可能性がある
ミスを人のせいにしていると、周囲からの信用をなくす恐れがあります。仕事は決して1人で成立することではありません。多くの仕事はチームで取り組むため、信用がなければ周囲からのサポートを期待できず、人間関係の悪化により業務に支障をきたす可能性があるでしょう。
どうしても会社の人間関係に馴染めなければ、「一人でできる仕事25選!在宅勤務OKなどタイプ別におすすめの職種を紹介」のコラムをご覧ください。一人でできる仕事についてまとめています。
結果的に評価が落ちるリスクがある
自分の失敗や責任を人に押し付けて評価されても、いつか「人のせいにした」という事実が発覚する可能性があります。一次的に評価されていても、結果的に「自分の仕事に対して責任を持てない」「職場の仲間と協力できない」「自己保身ばかり考えている」などと思われて、評価を落とすことになりかねません。会社からの評価が下がると、昇給や出世に影響を及ぼすリスクがあるでしょう。
仕事で評価されないことに悩んでいるなら、「仕事が評価されないと感じたら退職すべき?改善策などを紹介」のコラムがおすすめ。自分の行動や思考を振り返り、正当な評価を受けられる意識を持ちましょう。
人間関係に疲れたら転職という選択肢も検討しよう
人のせいにする人から被害に遭っていて、距離を置いたり会社に相談したりなどの対処法を試しても改善されない場合は、環境を変えるために転職を検討するのも選択肢の一つです。
転職しようか悩んでいる方や、一人での転職活動に不安を感じている方は、転職エージェントを活用するのがおすすめ。転職エージェントでは経験豊富なプロのアドバイザーによって、転職成功に向けた幅広いサポートを受けられます。「転職エージェントとは?利用の流れや使うメリットなどを紹介」のコラムでは、転職エージェントについて詳しく紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
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人のせいにする人が職場にいるときに関するFAQ
ここでは、失敗や責任を人のせいにする人が職場にいるときに関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。
ミスを自分のせいにされて困ったときの対処法は?
こまめに議事録を作成したり、発言をメールやチャットなどの文章で残したりと、責任を押し付けられた証拠を残しておくのも一つの方法です。
同じチーム内や接する機会が多いポジションにミスを人のせいにする人がいる場合、関わりを避けるのが難しいこともあります。証拠や状況を冷静に整理したうえで、会社に相談してみましょう。
人のせいにする上司がいて辛いときは?
上司が自分のミスを押し付けてくる場合は、人事や上司よりも上の立場の人へ相談するのがおすすめです。ミスを押し付けられたことが客観的に分かる証拠や複数人からの証言があると、よりスムーズに解決できる可能性があるでしょう。
なお、「ダメな上司に共通点はある?該当する特徴とおすすめの付き合い方」では苦手な上司との付き合い方や対処法を紹介しているので、あわせてご覧ください。
人のせいにする人へ仕返ししたくなったときの対処法は?
人のせいにする人から被害に遭って仕返ししたくなったとしても、大きなトラブルに発展する恐れがあるため、仕返しは控えるのが望ましいでしょう。同じ職場で完全に関わりを断つことは難しいですが、「プライベートな関わりは避ける」「個人的な話はしない」など、なるべく距離を置くように工夫してみてください。
また、人のせいにする人と距離を置くのが難しいなら、転職を検討するのもおすすめです。転職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートを行います。転職をお考えの方は、ぜひハタラクティブをご利用ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。