学歴ロンダリングの意味とは?学歴アップは就職に有効か

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この記事のまとめ

  • ロンダリングは、「洗濯する」という意味を持つ英語
  • マネーロンダリングは不正な手段で得た資金を、合法的に手に入れたお金に見せる違法行為
  • 学歴ロンダリングとは、出身大学より上のレベルの大学の院に進学し、最終学歴をレベルアップすること
  • 学歴ロンダリングは悪いことではない!ただし就職目的の進学には注意が必要
  • 就職には、学歴だけではなく企業が納得する志望動機や自己PRが必要

「学歴ロンダリング」という言葉を知っていますか?日本の就職活動では学歴が重視されるといわれますが、全ての企業が学歴で人材を評価するわけではありません。今回のコラムでは、学歴ロンダリングで本当に就活が有利に運ぶのかを考えていきたいと思います!

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ロンダリングってどういう意味?

ロンダリング(英:laundering)は、「洗濯する」という意味を持つ言葉です。
時々ニュースで「マネーロンダリング(資金洗浄)」という言葉を耳にしますが、これは不正に得たお金を合法的に手に入れた資金に見せかける違法行為のこと。
具体的には、麻薬取引や粉飾決済によって得た資金を、複数の口座を使って移動させてお金の出所をわからなくする行為を指しています。

最近では、ロンダリングは「出所を隠す」「ごまかす」という意味合いで様々な分野で使われ、ニュースや新聞で食品の産地偽装を表わす「〇〇ロンダリング」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
たとえば、「マグロロンダリング」は、漁獲制限のある海域で獲ったマグロを、別のエリアで捕獲したように見せかける偽装行為を意味しています。

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学歴ロンダリングを知っていますか?

最近大学生の間では、「学歴ロンダリング」というワードが広まり、インターネットスラングとして普及しつつあります。
学歴ロンダリングとは、自分の出身大学よりもレベルの高い大学の院への進学を指す言葉で、例えばN大学を卒業した人が母校より偏差値の高いT大学に院生として進学した場合、最終学歴はT大学卒業となります。
学歴ロンダリングはネット上では「学歴ロンダ」「院ロンダ」と言われることもあり、「学歴をごまかす」というネガティブな意味合いで使われているようです。

ロンダリングといっても、正規の入学試験に合格して大学院に進学すること自体に何か問題があるというわけではありません。
より上の大学でなければ学べないことがある、違う大学に指導を受けたい教授がいるという理由での進学は、前向きで有意義だといえるでしょう。
ただ、「就職に有利だから」という学問とは関係のない動機で進学を目指す一部の学生たちの存在が、学歴ロンダリングというスラングを生んだのではないでしょうか。

学歴ロンダリングは本当に就職に有利?

ネット上ではネガティブな意味合いで使われる学歴ロンダリングですが、企業の採用担当者は高いレベルの大学院への進学を「努力家で向上心がある」と評価することがあります。
学歴コンプレックスを解消するために有名大学への進学を目指す人に対しても、「相当頑張ったんだな」というプラスの印象を抱く人事は少なくないよう。
研究職をはじめ専門性を求める職種の場合は、院で学んだ高度な知識が評価されることもあるでしょう。

ただ注意したいのは、学歴の書き換えや就職だけを目的とする進学はリスクが高いということです。
院に進学するとその分採用時の年齢が上がって就職先の選択肢が狭まる可能性ありますし、学費の負担も軽くはないはずです。特に日系の企業では年齢の若さを重視するところも多く、学部新卒者のほうが有利になることがあります。
また、日本は学歴を重視する傾向があるといっても、全ての企業が学歴を重要項目としているわけではなく、学歴ロンダリングが就活にプラスに働くとは限らないのです。

「学問に関心はないが学歴のために進学したい」という人は、院に進学してからの研究生活をつまらなく感じてしまう可能性があります。
自分がやりたい学問に打ち込んでいれば問題はありませんが、そうでない人は社会人として活躍する同期を見て気持ちが焦り、辛くなることもあるでしょう。
就職を念頭に院への進学を目指している方は、学歴ロンダリングが自分にとって本当にメリットがあるのかを考え直してみることをおすすめします。

就職に必要なのは学歴だけではない!

学歴が就職を有利に進める一要素であることは否定できませんが、就職活動にはほかにもさまざまなポイントがあります。
いくらレベルの高い学歴を持っていても、志望動機や自己PRの内容が企業のニーズとずれていたら採用には至りません。
たとえ学歴が高くても、自分のやりたいことが定まらないままでは面接官を納得させるアピールはできないでしょう。

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