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履歴書の職歴欄の書き方とは?在職中に転職活動を行う際のポイントも解説
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この記事のまとめ
- 履歴書の「現在に至る」は、現在(書類提出時)も会社へ在籍している場合に書く
- 履歴書の職歴欄で退職前である旨を伝える場合、「現在に至る」または「在職中」と書く
- 退職予定日は、日付が確定していれば履歴書の職歴欄か本人希望欄に書く
- 入社予定日は履歴書の本人希望欄に退職予定日とセットで記載すると分かりやすい
- 在職中に転職活動をするときは、スケジュール管理に気をつけるのがポイント
「履歴書の職歴欄の書き方が分からない」と悩む人もいるでしょう。たとえば、「現在に至る」をどの位置へ書くべきか迷うケースは多いようです。当コラムでは、履歴書の職歴欄の書き方における基本的なマナーを紹介。「現在に至る」「在籍中」の記入方法も例文付きで解説します。在職中に転職活動をする場合のコツについてもまとめているため、履歴書作成時のマナーや働きながらの求職活動に不安がある方は参考にしてください。
履歴書の職歴欄における書き方の基本マナー
「履歴書の職歴欄を書くときに気を付けるべきポイントを知りたい」という人は多いでしょう。以下では、履歴書の職歴欄における基本的な書き方のマナーをまとめています。履歴書を作成する際の参考にしてみてください。
社名は正式名称で書く
会社名は省略せず、正式名称で記入しましょう。たとえば、(有)は有限会社、(株)は株式会社と書くのがマナーです。
日付は西暦・和暦のどちらかに統一する
職歴欄に記載する日付は西暦・和暦のどちらでも問題ありませんが、統一して記載しましょう。なお、職歴欄だけでなく履歴書の作成日や資格取得日など、履歴書内の日付はすべて統一します。日付の書き方が履歴書内でバラバラだと、読みにくいうえに、マナーが身に付いていない印象を与える恐れもあるので気をつけましょう。
退職理由の書き方は2種類を使い分ける
退職理由は、「自己都合」と「会社都合」の2種類に大きく分けることができます。退職理由が自己都合による場合は「一身上の都合により退職」、リストラや倒産など会社都合の場合は「会社都合により退職」と記載しましょう。
会社概要や職務内容も記載する
職歴は、会社名だけでなく、業種や従業員数、所属していた部署、役職、職務内容などをできるだけ記入しましょう。採用担当者が会社についてイメージしやすいだけでなく、経験が応募先企業で役立つ場合はアピールにつながります。
正規雇用なら勤務期間が短くても記載する
職歴欄は、正社員経験のみを記載するのが一般的です。正社員として働いた経験があれば、勤務期間が短くても記載しましょう。
アルバイト・パート経験のみなら「職歴なし」
正社員経験のない新卒者やフリーターの場合は、「職歴なし」とするのが基本です。ただし、フリーター歴が長い場合や、アルバイト経験から得たことが応募先の企業で活かせそうな場合は、書いておくことをおすすめします。記載すると自己PRにつながる可能性もあるでしょう。
職歴欄の最後は「以上」で締める
職歴の最後は改行し、右詰めで「以上」と書いて締めくくりましょう。職歴がない場合は、「なし」と書いてから改行し、右詰めで「以上」と書きます。
職務経歴書とは
職務経歴書とは、経歴やスキル、自己PRなどをA4サイズの用紙にまとめたものを指します。求人に応募すると、履歴書と職務経歴書の両方の提出を求められることがほとんど。履歴書と職務経歴書では、採用担当者がチェックしているポイントが違うため、どちらも丁寧に作成する必要があります。職務経歴書の作成方法については、「職務経歴書の作成方法とは?必須項目や書くときのコツをご紹介」でまとめているので、あわせてご覧ください。在職中であれば履歴書の職歴欄に「現在に至る」を記載する
会社に在籍しながら転職活動を行う場合は、履歴書の職歴欄に現在の勤務先の企業情報を記載したあとに「現在に至る」などと付け加えます。「現在に至る」とは、「現在も在籍している」という意味です。そのため、すでに退職している場合や新卒など職歴がない場合は「現在に至る」と記載する必要はありません。職歴の最後に記した会社に今も勤務していることを伝えたいときに記載しましょう。もし、在職中にもかかわらず「現在に至る」を書き忘れてしまうと、「今は退職済みで、すぐに入社できる状態である」と採用担当者に誤って判断される可能性があるため注意が必要です。
在職中に就職・転職活動をしている場合の職歴欄の書き方
前述のとおり、仕事を続けながら就職・転職活動を行っている場合、履歴書の職歴欄で採用担当者にきちんと伝えることが大切です。なお、「現在に至る」の代わりに「在職中」という表現を使うこともできます。会社名を記載した行に収まる場合は「在職中」、次の行へ改行する場合は「現在に至る」を記載すると良いでしょう。以下で、「現在に至る」「在職中」の書き方を例文と一緒にご紹介します。
「現在に至る」の書き方
「現在に至る」は、以下のように改行して左詰めで書きます。
(例)
令和◯◯年◯月 株式会社◯◯入社
◯◯業、従業員数◯◯◯名
◯◯職として◯◯の業務に従事
現在に至る
以上
職歴内に、会社名のほか、事業内容や従業員数、職務内容について詳しく記載したい場合は、改行して「現在に至る」を使用したほうが見栄えが良くなるでしょう。
「在職中」の書き方
「在職中」は、会社名の横に並べて記載します。
(例)
令和◯◯年◯月 株式会社◯◯入社
令和◯◯年◯月 一身上の都合により退社
令和◯◯年◯月 株式会社△△入社 在職中
以上
上記のように、職歴が多く記入欄に余裕がないときや会社名のみ記載する場合は、短くまとめられる「在職中」を選ぶと良いでしょう。
「現在に至る」と「在職中」はしっくりくる方を選ぼう
「現在に至る」は職務内容などを書く場合、「在職中」は会社名のみ書く場合に使用するのがおすすめです。なお、どちらを使ったとしても評価に違いが出ることはありません。見栄えを重視してしっくりくる方を選びましょう。「現在に至る」の使い方については、「職務経歴書の「現在に至る」の正しい書き方とは?注意点などとあわせて解説」でも解説しているので参考にしてください。退職予定日や入社可能日はどこに書く?
「退職予定日」や「入社可能日」を履歴書に書きたい場合は、どの欄に書けば良いのでしょうか。以下で、例文と一緒に書き方を説明していますので参考にしてください。
退職予定日は職歴欄か本人希望欄に書く
退職予定日は職歴欄か本人希望欄に書きます。ただし、履歴書に退職予定日を書くべきか否かは、会社の上司に報告済みかどうかなどの状況によって異なります。
会社と相談して退職予定日が決まっている場合
会社と相談し、退職予定日が確定している場合は、履歴書の職歴欄、または本人希望欄にその旨を記載します。
(例1)職歴欄に記載する場合
令和◯◯年◯月 株式会社◯◯入社
◯◯業、従業員数◯◯◯名
◯◯職として◯◯の業務に従事
現在に至る(令和◯◯年◯月◯日退職予定)
以上
(例2)本人希望欄に記載する場合
令和◯◯年◯月◯日に退職予定です。
会社に退職意思を伝えていない場合
会社に退職意思を伝えていない場合は、無理に記載する必要はありません。退職予定日が確定していないにもかかわらず適当な日付を書いてしまうと、採用担当者はその日に入社できるものと考えて採用を進めてしまう可能性も。入社時の混乱を避けるためにも、退職予定日が確定していない場合は履歴書に書くのは避けた方が無難です。履歴書を作成する時点で退職予定日が確定していない場合は、面接の際に伝えられるよう、勤務先の上司と日付の調整を進めておきましょう。
退職の意思は希望日の1~3ヶ月前に伝えよう
退職を決意した場合、職場の上司には辞めたい日付の1〜3ヶ月前には伝えるようにしましょう。ただし、就業規則で退職日について定められている場合は会社のルールに従います。退職希望を現在の勤め先に伝える際のマナーについては「退職は何ヶ月前に伝えるのが常識?相談の時期や法律上のルールを紹介」で詳しくまとめているので、あわせてご覧ください。入社可能日は本人希望欄に記入する
入社可能日は職歴欄ではなく、本人希望欄に記載しましょう。以下のように、退職予定日とセットで記載すると分かりやすくなります。
(例)
令和◯◯年◯月◯日に退職予定。同年◯月△日から入社可能です。
在職中の転職活動を効率よく進めるコツ
働きながら求職活動をしていると、なかなか思うように進まないこともあるでしょう。以下では、働きながら転職活動を効率よく進めるコツをご紹介します。「現職の業務をこなしながら転職活動をするのが難しい」と感じている場合は、スムーズに進めるための参考にしてみてください。
スケジュール管理に気をつける
在職中の転職活動は、スケジュール管理に気を付けましょう。求職者の中には、「大事な商談と面接日が重なってしまった」「事前準備が不十分なまま面接当日を迎えてしまった」というケースも。「選考のために有給や半休を取得する」「面接までの日程を詰めすぎない」などのように対策し、綿密に計画を立てておくことが大切です。
すきま時間や休暇をうまく活用する
在職中の場合は、就職・転職活動に費やせる時間が限られています。そのため、通勤時間や休憩時間、就寝前といったすきま時間や、休暇をうまく活用しましょう。転職活動には、履歴書や職務経歴書の作成はもちろん、面接対策などの事前準備が必要です。自己分析や企業研究まで含めると、やらなければならない工程は意外と多いと感じるでしょう。すきま時間を活用するなら、スマートフォンや手帳を利用するのがおすすめ。いつ、何を、どこまで進めたのかをいつでもチェックできるようにしておけば、短い時間で効率の良い作業ができるでしょう。
転職支援サービスを活用する
「スケジュール管理が苦手」「すきま時間が見つからない」など、在職中に1人で転職活動を行うことに不安を感じる人もいるでしょう。その場合は、転職支援サービスを利用してプロの手を借りるのも1つの方法です。転職支援サービスを利用するメリットには、以下のようなものがあります。
・求人紹介が受けられる
・転職に関する相談に乗ってくれる
・選考のスケジュール調整をしてくれる
・応募書類や面接のアドバイスを受けられる
特に、在職中に転職活動をする場合は、「日中に応募先企業へ連絡するタイミングがない」「転職に関する相談相手がいない」という悩みを抱えるケースが多いようです。転職支援サービスを利用すれば、普段仕事で忙しい方も効率よく転職活動を進められるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。