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マイペースな人に向いている仕事10選!特徴と自分らしい働き方のコツ
更新日

この記事のまとめ
- マイペースな人の特徴は、「コツコツと仕事に取り組める」「他者と比較しない」など
- 1人でできる業務や自由度が高い仕事は、マイペースな性格の強みを活かしやすい
- マイペースな人に向いている仕事には、自営業やIT関連の職業が挙げられる
- マイペースな人が仕事を選ぶときは、チームワーク重視のものは避けるのがおすすめ
- 周りへの相談や進捗報告を欠かさないことが、マイペースな人が仕事をする際のポイント
「マイペースな性格の強みを活かせる仕事はある?」と悩む方もいるでしょう。マイペースな人は、周りの意見に左右されず、集中して自分の作業に取り組めるのが特徴。一方、自分のペースを崩さないため、協同作業が苦手だったり「仕事が遅い」と言われたりすることも。
このコラムでは、マイペースな人に向いている仕事をご紹介します。マイペースな性格の特徴を理解し、自分に合う仕事を見つけましょう。
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マイペースに仕事をしている人に見られがちな特徴
「マイペースに仕事をしている人」には、「他者の意見に流されにくい」「コツコツと仕事に取り組める」「他者と自分を比較しない」「チームで働くことが苦手」といった特徴が見られるようです。以下で詳しく解説するので、自分の性格が該当するかどうかチェックしてみましょう。
マイペースな性格とはどのような性格ですか?また、仕事における良し悪しを教えてください
マイペースとは「自分のリズムを持っている」こと。仕事の場では、自分の価値観を軸に目標達成に向けて行動できる良い点があります
「マイペース」という言葉をイメージするときには「協調性がない」「自己中心的に見える」など、ネガティブなイメージを抱く人が多いように見受けられます。しかし、「自分の価値観を大切にして生きている」「焦らず着実に目標に向かっている」とポジティブな目線で考えれば、「他人と比較せず、自分自身の基準で満足感を得られる」長所と言い換えることが可能です。
マイペースな一面があると、独自のアイデアやクリエイティブな発想を活かしたり、結果を追求し計画の完成度を高められたりと、仕事で活躍できる長所をもっています。一方で、仕事の進め方やスピード感が周囲と合わず「協調性がない」と誤解されやすく、悪意なく周囲にストレスを与えてしまうこともあるでしょう。
以前、「スキルアップしたい」という方を支援した際、マイペースな面があまりにも強かったので「相手への配慮」を意識してもらうために、同じ仕事にかけている時間を測定しました。周囲とのギャップを埋めるための改善に取り組んだ結果、その方から「周囲の仲間と信頼関係が深まった」と喜んでいただきました。
「自分の仕事にかける時間は『周囲と共有すべき時間』でもある」と意識することで、マイペースであることの良さをより発揮できるようになるでしょう。
1.他者の意見に流されにくい
マイペースに仕事をしている人は、他者の意見に流されにくいという特徴があるようです。自分の軸やこだわりをもち、目標達成のための自分なりの方法が確立している点は、マイペースな人の長所といえるでしょう。
2.コツコツと仕事に取り組める
マイペースな性格の人は、集中して自分のペースで仕事に取り組むため、コツコツと作業を進められるのが特徴といえます。自分の好きなことや得意なことには特に力を入れて取り組む傾向もあるので、適性に合った仕事では、「仕事が早い」と評価を得られることも珍しくありません。
3.他者と自分を比較しない
他者と自分を比較しないという点も、マイペースな人がもつ特徴といえます。仕事をするうえで競争心や向上心は大切です。しかし、常に誰かと比較していると、過度に自分を卑下し「あの人と比べて自分は仕事ができない」とネガティブになる場合もあるでしょう。
マイペースに仕事をしている人は、他者と自分を切り離して考える傾向にあるので、ネガティブ思考になりにくいようです。
4.チームで働くことが苦手
「マイペースな性格」といわれる方には、チームで働くことが苦手といった特徴が見られることも考えられます。チームワークが必要な仕事では、自分の作業スピードがチーム全体に影響を及ぼす可能性があるので、他者のペースややり方に合わせることも必要です。そのため、自分の思ったとおりに仕事が進められないと感じる可能性があるでしょう。
しかし、先述したとおり、マイペースといわれる方は、自分のやり方で仕事を進めるのが得意なことも。自分のペースで物事を進めることに長けているため、自分に合った仕事を選べば実力を発揮できる可能性があるでしょう。
マイペースに仕事をする人は明確な期限を設けてみよう
「自分はマイペースな性格かも」とお悩みの場合は、一つひとつの仕事に対して、明確に「△月△日の△時まで」と期限を設けるのがポイントです。期限が迫っているときは、周りにサポートを依頼したり、忘れないよう定期的にリマインドしたりするなどの工夫をしましょう。マイペースな人にはどのような仕事が向いている?
「若者しごと白書2025 2-5. 仕事で一番大切にしている価値観(p.22)」によると、求職者のうちのフリーター、正社員ともに「仕事で一番大切にしている価値観」は、「プライベートを大切にできること」「人間関係の良い職場環境で働くこと」「自分らしい生活ができること」が上位の3つとして挙げらました。多くの人が、ストレスなく自分のペースで働ける環境を望んでいることが分かるでしょう。
「自分はマイペースな性格だ」「のんびりした性格に向いている仕事を知りたい」と感じている場合は、どのような環境だと働きやすいか下記を参考に考えてみてください。
自分のことをマイペースと感じる人に向いている可能性がある仕事は、「自分の環境を自分で作れる仕事」や「自分の意志に沿って進められる仕事」です。
たとえば、営業職のように主体性が求められる仕事が挙げられます。また、ライター・デザイナー・エンジニアなど、ユーザーのために創造的なアイデアを発揮し、他者や社会に貢献できる仕事に就くと、確かなやりがいを感じられるでしょう。
マイペースな人に向いてる仕事
- 一人で取り組める仕事
- 自由度が高い仕事
- 自分の判断で進められる仕事
- 時間を掛けて取り組める仕事
- クリエイティブな発想を活かせる仕事
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
1.一人で取り組める仕事
一人で取り組める仕事は、自分自身の「マイペース」と感じる一面を強みとして活かせる可能性があります。チームで働く仕事は、お互いに助け合えるメリットがありますが、周りの状況を気にしたり、進捗状況をこまめに報告したりと、周りのペースに合わせる姿勢が必要です。一方、一人で進められる仕事なら、周りに合わせることなく自分のペースで作業ができるでしょう。
「一人でできる仕事25選!在宅勤務OKなどタイプ別におすすめの職種を紹介」のコラムでは、一人でできる仕事を25種類紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.時間や場所の自由度が高い仕事
「マイペースな性格だから自由がきく仕事をしたい」という希望がある方には、時間と場所の制約が少ない仕事がおすすめです。たとえば、始業・終業時間が固定されている職場より、フレックスタイム制度を取り入れている職場のほうが合っている場合もあるでしょう。また、リモート勤務制度を導入していて、自宅やカフェなど好きな場所で働ける会社を選ぶのも手です。
3.自分の判断で進められる仕事
自分自身を「マイペースな性格」と感じる方のなかには、「同僚や上司から細かく指示されたり、仕事のやり方を決められたりするのが苦手」という方もいるでしょう。そのような場合、目標は設定されているとしても、1から10までマニュアルどおりではなく、自分の判断で進められるような仕事が向いている可能性があります。
4.時間を掛けて取り組める仕事
「マイペースに仕事がしたい」と考えている人には、時間を掛けて取り組む仕事がおすすめです。スピード感を重視する職場でマイペースに仕事をしていると、「のんびりし過ぎている」「仕事が遅い」という印象を与えることも考えられます。一方、地道な作業を積み重ねて結果を出すような仕事であれば、自分の能力を発揮しやすいでしょう。
5.クリエイティブな発想を活かせる仕事
自分を「マイペースな性格だ」と感じる方のなかには、自由な発想でアイデアを生み出したり、イメージを広げたりするのが得意な方もいるでしょう。独自の発想力や創造力は、芸術家やデザイナーのように、アイデアを必要とする仕事で活かせる可能性があります。
クリエイティブな発想が活かせる仕事に就きたい方は、「クリエイティブな仕事がしたい!おすすめの職種20選や向いている人を解説」のコラムも参考にご覧ください。
マイペースな人にはどのような仕事が向いていますか?
ここには30文字程度のAテキストが入ります。
タイトル:マイペースな人には、自分のリズムを活かせる職種が向いています
本文:マイペースな人には、時間管理が比較的自由で、自分のペースで作業を進められる仕事が向いています。たとえば、在宅ワークやフリーランスのライター・デザイナーなどは、自分のスケジュールで働けるため、急がされることが苦手な人も自分のペースを乱さずに取り組める可能性があります。納期はありますが、作業時間を自由に調整できる点が魅力です。
また、データ入力やコツコツ型の事務作業もおすすめです。これらはマニュアルが整っていることが多く、淡々と進められるため、周囲に左右されにくい環境で働けます。ほかにも、ルーチンワークが中心の製造業や検査業務も向いている傾向があるでしょう。決まった手順をこなす仕事は集中力を活かせるうえ、急な対応が少なく、計画通りに進めやすい特徴があります。
重要なのは、無理に周囲のペースに合わせず、自分の強みを活かせる職種を選ぶこと。マイペースな性格を理解し、自分に合った働き方を探してみましょう。
マイペースに仕事をしたい人に向いている職業10選
ここでは、マイペースな性格を強みとして活かせる可能性がある12種類の職種を紹介します。
「自分の性格に合っているか」や、「自分の働いている姿」をイメージしながら下記の解説を読み進めてみましょう。
1.営業職
営業職というと、「ノルマに縛られて大変そう」というイメージを持つ方もいるでしょう。しかし、営業は結果が重視される傾向にあるので、仕事のやり方やスケジュールの立て方は自由な場合もあります。「自分のやり方で結果を出したい」という意欲があれば、営業の仕事が肌に合う可能性も。特に、外回りの営業はオフィスにいない時間もあるため、自分のペースで仕事を進めやすいでしょう。
2.事務職
事務職は、ほかの部署や職種のサポート役として、来客対応や電話対応、データ入力、書類整理などを行う仕事です。スタッフが仕事をしやすいように気を使ったり、効率良く作業をしたりすることを求められます。
事務職は、残業が少なくプライベートと両立しやすいため、ワークライフバランスを保って働きたいという方にも向いている可能性があるでしょう。また、事務職は基本的に社内で業務に取り組むので、「1つの場所で落ち着いて働きたい」「コツコツとマイペースに作業したい」という方におすすめです。
3.研究職
研究職には探究心や発想力が必要です。そのため、特定の物事に対して、マイペースにとことん調べたり考えたりすることが好きな性格の人に向いているでしょう。研究職は、社会の発展に貢献できる可能性がある仕事です。ただし、研究に掛けた労力が必ず結果につながるとは限らないので、研究そのものに楽しみを見出せる方に適しているといえます。
研究職の仕事のやりがいや、メリット・デメリットについては、「研究職の種類には何がある?文系・理系の就職先や向いている人の特徴も解説」のコラムで解説しているので、あわせてご覧ください。
4.自営業(フリーランス)
自営業は企業に雇用されるのではなく、自分でお店を開いたり、クライアントから直接案件の依頼を受けたりして収入を得る働き方です。自分で働き方や働く場所を決められる点で、自分自身を「マイペースな性格だ」と感じる方に向いている可能性があります。
状況によっては多忙な日々が続くことがあるものの、自分の裁量で仕事が進められるのは、自由な働き方をしたい人にとってメリット。後述する職人やアーティスト、IT関連の仕事をフリーランスで行う人もいるようです。
自営業としての働き方に興味がある場合は、「自営業とは?確定申告は必要?個人事業主との違いや始め方を解説」のコラムで詳しくまとめているので、ぜひご覧ください。
5.IT関連の仕事
マイペースに働ける仕事を探している場合は、IT関連の仕事も選択肢になり得るでしょう。
IT関連の仕事にはWebライターやデータアナリスト、動画編集者などが挙げられます。以下で、それぞれの仕事内容や特徴を解説するので参考にしてみてください。
Webライター
Webライターは、コラム記事やネット広告の文章などを書く仕事です。納期を意識する必要があるものの、1人で取り組めるうえ、未経験からチャレンジしやすいのがメリットといえます。また、自宅で作業ができる場合もあるため、副業としてWebライターを始める人も増えているようです。
IT系の技術職
IT系の技術職も、マイペースな性格の人に向いている可能性のある仕事です。IT系の技術職は、納期に間に合わせるペース配分は必要になるものの、1人で作業を行う場面が多いのが特徴。キャリアアップには専門的な知識が必要になりますが、IT業界は人手不足が続いている業界でもあるため、未経験から挑戦できる求人も見つけやすいでしょう。向上心があり、自分のペースで知識を身に付けたい方に向いている職種といえます。
データアナリスト
データアナリストは、データを収集し細かく分析する仕事です。クライアント企業にある顧客データをもとに、ニーズを分析したり予測したりします。分析システムを使いこなすスキルをはじめ、提案力や分析力も必要です。データを読み解いたり、戦略を練ったりするのが好きな場合は、データアナリストに向いているでしょう。
動画編集者
動画編集者の仕事は現在高い需要があり、広告やプロモーションビデオ制作だけでなく、動画プラットフォーム向けのコンテンツ制作にも広がっているでしょう。専門知識が必要になるので、オンラインスクールでスキルを習得する道もあります。
外資系やスタートアップ企業の仕事もおすすめ
自主性を発揮したいという方には、外資系やスタートアップ企業の仕事もおすすめです。特に少人数の企業の場合は、既存のやり方よりも個人の実力や行動力、発想力などが重視される傾向があります。成果を出したときは、年齢や就業年数に関係なく年収アップや昇進が期待できるのも特徴です。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
6.施設管理
施設管理人はマンションやビルなどの管理人室に駐在し、施設内の清掃や設備の点検、住人・来客の対応などを行う仕事です。施設管理人は、トラブル発生時に対応を行う必要がありますが、「常に大量の仕事に追われる」ということは少ないでしょう。そのため、マイペースに働きたい場合に向いているといえます。
7.ドライバー
トラックやタクシーなどのドライバー職は、基本的に1人で業務を行うため、マイペースに働きたいという方に向いているといえる仕事の一つです。トラック運転手は主に荷物の集荷や荷積み、配送などを行います。配送時に顧客へ営業活動を行うこともあるようですが、運転中は1人であることが一般的。タクシードライバーは接客業のため、トラックドライバーと比べるとコミュニケーション能力が求められることもあるでしょう。
いずれも、効率の良いルートを自分で決められるので、仕事における裁量があるのも特徴です。
正社員
タクシー乗務員(一般乗務員)
年収 396万円 ~ 504万円
-
未経験OK,賞与あり
8.職人・アーティスト
職人やアーティストといった自分自身の技術やスキルが必要な仕事は、自分のペースで仕事に取り組める可能性があるようです。たとえば、靴職人やガラス職人、絵画や楽曲を製作するアーティストなどが挙げられます。「手に職をつけたい」「職人として一つの道を極めたい」と考える人にとっては、適した職業といえるでしょう。
9.法務職
法務職は、「一つの場所で落ち着いて仕事をしたい」という方に向いている可能性があります。法務職の仕事は、企業の法務部で契約に関わる書類の作成を行ったり、労務管理が正しく行われているかチェックしたりするのが一般的です。
法務職は、弁護士や行政書士など、法律に関する知識や資格が必要な傾向にあります。一般的に、難易度が高い職業といわれていますが、そのぶん年収も高い傾向にあるでしょう。
10.警備員
警備員は、施設内の巡回や駐車場での交通誘導などを行うのが仕事です。活躍の場には、ショッピングセンターやオフィスビルなどがあります。警備員は現場の状況に応じて、臨機応変に動くことが求められる仕事です。ただし、普段はルーティーンワークも多いので、自分のペースを乱さず働けることから、「マイペースな性格」の強みを活かせる可能性がある仕事といえます。
警備員の仕事内容を詳しく知りたい場合は、「警備員の仕事」のコラムもご参照ください。
正社員
常駐警備員
年収 322万円 ~ 497万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
マイペースな人が自分に合った仕事を見つける3つのコツ
マイペースな人が自分に合った仕事を見つけるコツの1つ目は、「自分のペースを大切にできる環境」を明確にすることです。たとえば、決まった時間に縛られにくい在宅ワークや、裁量権のあるフリーランスは、自分のリズムで働きやすいといえます。
2つ目として、得意なことや好きな作業の整理をしましょう。得意なことや好きなことを軸にしてみることで、自分に合った仕事を見つけられる可能性があります。具体的には、集中力を活かしたいならデータ入力、クリエイティブな作業が得意ならデザイン業務、黙々と作業を進めるのが好きなら工場のライン作業などが考えられるでしょう。
3つ目のコツは、焦らず段階を踏むことです。すぐに完璧な仕事を探すのではなく、アルバイトや短期派遣で試しながら、自分にフィットする職場や働き方を探るのも有効な方法といえます。
自分のペースを守りながら少しずつ行動することで、無理なく続けられる仕事に出会えるでしょう。
マイペースな人に向いていない可能性がある仕事
「マイペースな人」といわれる方には、先述したような「コツコツ仕事ができる」「周りに流されない」などの強みがあるものの、仕事内容によってはそれらが上手く活かしきれないこともあるようです。ここでは、「マイペース」という強みを活かしきれない可能性がある仕事の特徴をまとめました。
マイペースな人に向いていない可能性がある仕事
- チームワーク重視の仕事
- 柔軟な対応が必要な仕事
- 締め切りが設けられている仕事
チームワーク重視の仕事
チームワークを重視する仕事では、マイペースに仕事を進められない可能性があるでしょう。チームで取り組む仕事は、目的のために互いに協力し、仲間と達成感を共有できるというメリットがあります。しかし、自分のペースを大切にしたいと考える場合は、思いどおりに仕事を進められないことにストレスを感じる可能性があるでしょう。
柔軟な対応が必要な仕事
マイペースな人のなかには、柔軟な対応を求められる仕事が苦手な方もいるようです。たとえば、接客業でお客さまとトラブルが起きたときは、状況に応じて最善の対応を考えなければなりません。また、予定どおりに仕事が進まないときには、別の方法を模索したり、予定変更を余儀なくされたりすることもあるでしょう。
目の前にある仕事と同時にイレギュラーな出来事への対応が必要になる職種は、「マイペースに仕事をしたい」という考えに合わない可能性があります。
締め切りが設けられている仕事
「マイペースに働きたい」と感じる方にとって、締め切りが設けられている仕事は窮屈に感じてしまう恐れがあるでしょう。締め切りを意識するあまり、本来持つ能力を存分に発揮できないことも。しかし、納期が迫っているにも関わらずマイペースに仕事を進めていると、スケジュールが乱れ周りに迷惑を掛ける可能性があります。
一方で、締め切りがあるからこそ納期に向けて集中でき、実力を発揮しやすいという人もいるようです。性格的にどちらが向いているかを考慮したうえで、希望する職種や働き方を決定するのが望ましいでしょう。
マイペースに仕事をしたい人が意識すべきこと
ここでは、「マイペースに仕事をしたい」という人が意識すべきことをまとめました。男性・女性関わらず、「仕事が遅い」「のんびりした性格」などと周りから言われ悩んでいる場合は、以下を参考にしてみてください。
マイペースな人が周囲と協調して仕事を進めるコツは「相手のペースを尊重すること」です
マイペースと感じる人が自分の強みを活かして周囲と協調しながら働くためには、「自分のペースを守りながら、相手のペースも尊重するバランス感覚」を大切にしましょう。
たとえば、周囲と足並みをそろえるために報・連・相を徹底したり、自分の集中タイムを作るために仕事の場所を変えたりと、コミュニケーションのとり方で工夫することが一つのポイントです。
もし、クリエイティブな発想力や分析力が高い方なら、チームのなかで役割を決める際に「自分の得意なこと(強み)を活かせる仕事を任せてほしい」と、遠慮せずに申し出てみてください。
また、焦っている人がチーム内にいる時はサポートしてあげたり、コツコツ積み上げて進めるタスクを担当したりと、相手の強みを活かせる仕事を頼むようにしましょう。
かつて、組織内のコミュニケーション改善に取り組んだ際、マイペースな人は「独自の基準で判断する」という思考の特徴が見られたため、報・連・相のルールを強化し「こうした場合には必ず報告する」という基準を決めて実施したことがあります。その際には「チーム全体の結束力が大きく向上した」という改善がみられました。
「マイペースに仕事をしたい」という人が意識すべきこと
- 何を求められているかを考える
- 仕事の優先順位を決める
- 困ったときは誰かに相談・報告する
- 納期を守る
何を求められているかを考える
マイペースに仕事を進めたいという人は、自分の作業に集中するあまり「何を求められているか」を見失いがちな傾向があるようです。たとえば、取引先企業の意向を汲まずに自分のこだわりばかりを優先すれば、仕事として成立しなくなってしまう可能性も。自分のペースや気持ちを大事にするだけでなく、「相手がどのように感じるか」「どのような影響を与えるか」も意識するよう心掛けましょう。
仕事の優先順位を決める
作業の優先順位を決めることで、マイペースを保ちつつ効率的に仕事が進められるでしょう。作業の締め切りや提出者などをまとめ、優先度順に並べ替えると、今取り組むべきことを可視化することができます。自分がやりたい仕事から始めるのではなく、優先度の高い仕事や協同者がいる仕事から優先的に着手することを意識しましょう。
作業スケジュールを立ててToDoリストを作成しよう
仕事をするときは、スケジュールを必ず確認する習慣をつけるのも一つの手。納期や締め切りから逆算して作業スケジュールを立て、ToDoリストを作成すると、時間の意識や優先度の高い仕事が可視化できるのでおすすめです。
困ったときは誰かに相談・報告する
仕事中に「締め切りまでに間に合わないかも…」「作業の進め方が分からない…」という状況になったときは、誰かに相談や報告をするのも大切です。進捗状況を報告しないと、周囲に状況が伝わらず、「本当に間に合うのか?」と思われてしまう可能性があります。また、報告せずに納期に間に合わなかった場合、取引先からの信用を失うことにつながりかねません。ギリギリまで1人で抱え込まず、早めに相談しアドバイスやサポートを受けましょう。
周囲に相談相手がいないときは、まずオンラインでの情報収集を活用しましょう。キャリアや悩みに特化したオウンドメディアでは、専門家のアドバイスや他人の体験談が豊富に掲載されており、視野を広げるきっかけになります。
また、匿名で利用できる相談窓口やチャットサービスを活用するのも有効です。自分の気持ちを整理しながら話せるため、心の負担が軽くなることもあります。
さらに、SNSコミュニティやオンラインサロンでは、同じ悩みを持つ人と交流でき、思わぬ解決策が見つかることも。「誰かに相談したい」という方は、活用してみてください。
納期を守る
「マイペースな仕事がしたい」という方が意識すべきこととして、納期を守ることが挙げられます。自分のペースや進め方に、こだわりをもって仕事に取り組むのは悪いことではありません。しかし、マイペースな性格かどうかに関わらず、納期を守るのは社会人として当たり前のこと。自分のペースを優先して、業務に関わるメールや急を要する確認などを後回しにすることは避けましょう。
約束を守れなければ、「仕事が遅い人」「仕事ができない人」といったネガティブな評価につながる可能性もあります。周りのスケジュールに影響を及ぼす場合もあるため、メールの返信はできる限り早めに行い、納期は厳守しましょう。
「マイペース過ぎる」「仕事が遅い」と言われたら?
「マイペース過ぎる」「仕事が遅い」などと言われたときは「周りをイライラさせている…」と落ち込み過ぎず、前向きに捉えながら改善を図ることが大切です。
自分のペースで業務に集中し周りが見えなくなっている場合は、日ごろから上司や同僚とコミュニケーションを取って指導やサポートを仰げる関係性を構築したり、定期的に自分のペースを見直すタイミングを作ったりしてみましょう。
また、周りとの関係がうまくいかない場合、環境や仕事内容が自分に合っていない可能性もあります。マイペースな性格の人は、自分に合った仕事に就くことで本来持っている能力を発揮でき、ストレスなく働きやすいでしょう。
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マイペースな人にまつわるQ&A
ここでは、マイペースな性格の人に向いている仕事や、マイペースな人が仕事を進めるときのコツについて、Q&A形式で解説します。転職先の選び方や仕事の進め方が気になる方は、参考にしてみてください。
マイペースな性格の強みを活かせる仕事は?
一人でコツコツと業務をこなす仕事や、ある程度裁量をもって働ける仕事なら、「マイペースな性格」が強みになる可能性があります。具体的な仕事の例は、このコラムの「マイペースに仕事をしたい人に向いている職業10選」で紹介しているので、参考にしてみてください。
マイペースな人に向いていない可能性がある仕事は?
チームワーク重視の仕事や、マニュアルが細かく決められている仕事、時間に追われる仕事などは、マイペースな性格の人にとって窮屈に感じる可能性があります。自分のペースを大事にしたい場合は、1人でできる仕事や自分の裁量で進められる仕事がおすすめです。
自分のペースで働ける仕事は「人と関わらない仕事31選!正社員や一人で在宅勤務できる職種をご紹介」のコラムで紹介しているので、あわせてご一読ください。
マイペースに仕事をするのはダメですか?
職種や業務の進捗状況などによって良し悪しは異なります。納期を過ぎたり進捗状況を報告しなかったりすると、周りに迷惑を掛ける場合も。マイペースに仕事をしながらも、締め切りを守ったり、周りのペースやタスク状況を考えられたりすると、信頼度が上がるでしょう。
「社会人に必要なコミュニケーション能力は?苦手な方の向上ポイントを解説!」のコラムでは、仕事をするうえで必要なコミュニケーションの取り方を解説しているので、参考にしてください。
仕事が遅いのが悩みです…どうすれば良い?
スケジュールを立て、優先順位の高い順に業務を行うのが、効率良く仕事を進めるコツです。「仕事が遅いと言われる人はずるい?特徴や改善するポイントを紹介!」のコラムでは、仕事のスピードを早める方法を解説しているので、参考にしてみてください。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。