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昇進したくない人が増加?その理由と最適な断り方とは
更新日
この記事のまとめ
- 「出世したくない症候群」と言われるほど昇進したくない人が多くなっている
- 昇進したくない理由は、残業量増加や責任の重さなどさまざま存在している
- 昇進したくない場合には後輩が上司になる、会社に居づらくなるなどのリスクもある
- 給与のアップ、やりがいを感じられるなど昇進にもメリットがある
- 昇進したくない場合は、感謝をしつつ前向きな理由で断ろう
近年、昇進したくないと考える人が増えているようです。仕事をしている以上は昇進を目指す…という考え方が変わってきていると考えられますが、昇進をしないことによるリスクも十分考えられるのです。ここでは、昇進したくないと考える理由や昇進によるメリットとデメリットなどをご紹介。そして、昇進を断る場合はどうしたらよいのかも解説していきます。
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昇進したくないと思う理由
近年では、役職に就くと業務量が増えたり指導の立場になることから、昇進したくないと考える人が多くなっているといわれています。また、特に若い世代のなかでは仕事よりもプライベートに重点を置く考えがスタンダードになりつつあるため、昇進したくないと考える人が増えているのでしょう。昇進したくないと思う理由についてまとめました。
仕事の量が増える
昇進すると、まず単純に仕事量や責任が増えるということが理由として挙げられます。
今は価値観が多様化し、仕事を最優先としない人も多くなっています。業務や責任が増えることを好まない傾向にあるようです。
自分の時間が減ってしまう
仕事の量が増えると、それに伴い自分の時間が減ってしまうこともあるでしょう。
部下や業務、責任が増えるとともに残業も多くなるイメージがあり、家族や趣味などプライベートを優先したい人にとっては、自分の時間が減ってしまうデメリットを考え、昇進はしたくないと思うようです。
家事や育児との両立も難しい
昇進して役職が就くと、会社によっては休みを取りづらくなることも。特に介護を必要とする人や子どもと同居している場合、急な体調不調などでも休めない状況になり得ます。役職に就けば、業務量やストレスも増えるでしょう。家庭との両立が難しくなるのも、昇進したくないと考える一因といわれています。
管理職になるよりも、現場で仕事をしたい
昇進すれば管理職になることが予想されますが、現場での実務が楽しい人にとってはこれもデメリット。
現場での仕事にやりがいや楽しさを感じている場合、管理職として部下を指揮したり書類仕事をすることで、仕事へのやりがいがなくなってしまうのでは、という不安から昇進はしたくないと考えるようです。
部下の指導に自信がない
多くの場合、昇進すれば部下を持つことになるでしょう。
今までと違い、部下を指導・育成することに自信がない、コミュニケーション能力に自信がない、部下の失敗が自分の責任になる、などの理由から昇進したくないと考える人もいるようです。
また、かつてほど終身雇用、年功序列の考え方が強くなくなり、長時間労働などが問題視されている現代。努力して昇進してもあまり報われない、業務や責任、残業が増えるだけで実質給与が減る、今より負担が増えたら体を壊しそう、そこまでして昇進は考えない、という人も少なくないようです。昇進したくない人の理由に関しては、「出世したくない人がいる?その理由とは」のコラムも参考にしてみてください。
公務員も昇進したくない?
公務員は勤続年数に比例して昇給する制度を設けているため、たとえ昇進しなくてもある程度の収入アップが望めます。もちろん役職手当・管理職手当は支給されますが、それ以上に業務量が増えたり責任が重くなったりするでしょう。さらに、管理職手当が支給されると残業手当の支給がなくなるため、人によっては収入が減る可能性も。こういった背景から昇進を望まない公務員の方も多いようです。昇進しないメリット
昇進を断ることで、今と同じ業務を続けられるため現場での仕事を望む人にはメリットになり得るでしょう。また、プライベートとの両立を重視する方にとって、業務量が変わらないことはメリットといえます。
現場の仕事を続けられる
昇進を断れば、今まで通り現場での業務を引き続き担当することになります。第一線で働く人材として、現場や顧客のリアルな意見を取り入れながら実践的なスキルアップを狙えるでしょう。
プライベートの時間を確保しやすくなる
昇進しなければ現状維持となるため、業務量も大きく変わることはありません。これまでのように、プライベートと仕事のバランスを保ちながら働けるでしょう。
昇進するメリット
昇進に対してあまりメリットを感じない、という人が増えているようですが、決して昇進することによるメリットが無いわけではありません。昇進するメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
やりがいを感じられる
昇進すればできる仕事の幅が広がり、自分の能力も上がるでしょう。
部下や組織を自分で動かすことにやりがいを感じることも。また、昇進して経験を積めば、転職を考えた際のキャリアにもなります。
年収アップが期待できる
中には、管理職になると手当がつく代わりに残業代が出なくなる企業もありますが、役職による昇給が期待できることは、大きなメリットと言えるでしょう。
マネジメント能力が身につく
昇進すれば、チームや部署の管理を行ったりこれまでより規模の大きな仕事に携わったりする機会が増えます。指導の立場に立つこともあるため、昇進前に比べてマネジメントを行う機会が多くなるでしょう。マネジメントスキルは業界や職種を問わずに評価される能力。社会人としてスキルアップのチャンスです。
このように、昇進にはメリット・デメリットの両面があります。昇進したくないと思っている人も、昇進しないことによるリスクを考慮した上で、自分のキャリアについて考えていく必要があると言えるでしょう。
どうしても昇進したくない時の断り方の例
昇進や管理職登用は、仕事に真面目に取り組み一定の評価を出すと打診されるようになります。しかし、先述したように昇進が必ずしも良いことにつながる訳ではありません。人によっては、昇進するよりも現状維持が良いということもあるでしょう。昇進の話を断るときの伝え方や例文を紹介します。
家庭やプライベートを優先したい時
昇進の話を家庭事情やプライベートを大事にしたいという理由から断る場合は、正直に理由を話すようにしましょう。特に子供や介護などの理由がある場合は、職場に対してはっきりと現状を伝えることが大切。昇進の話を受けたその場で断るのではなく「一晩、考えさせてください。」などを伝えておくと、考えたけれども難しい現状であることが良く伝わるようになるでしょう。
例文
「昇進の話をいただき、本当にありがとうございます。私事なのですが、現在の勤務時間や形態の方が、子育てをする上で最適と考えております。そのため、今回は辞退させていただきます。」
自己評価が低いと感じている時
自己評価が低い場合も昇進を断ることができます。自己評価が低い場合は、管理職になった際の自信にも影響を及ぼします。打診を受けて、本当に自分に務める自信がなければ断ってもいいでしょう。
例文
「出世の話をして頂き、本当にありがとうございます。昇進をして、任せていただける仕事内容で結果を出し、期待に応えられる自信が正直ありません。自信をつけてから昇進をしたいので、今回は辞退させていただきます。」
現状に満足している時
現状に満足している場合も、正直に伝えるべきです。家庭事情や自己評価などを理由にして辞退する方法もありますが、嘘や偽りを入れてしまうと今後の働き方にも影響が出るかもしれません。
例文
「昇進のお話ありがとうございます。しかし、私は現状の仕事内容に満足しています。また、まだまだ上司のもとで学びたいことだらけです。今回は辞退させていただきます。」
昇進しなかった場合のリスクを考えよう
昇進を断る前に、昇進しないリスクについて考えてみてください。単に「仕事量が増えるのが嫌」「責任を負いたくない」といった理由で昇進を断ると、長きにわたって後悔する可能性も。昇進しなかった場合の将来について考えてみましょう。
周囲に対して劣等感を抱くことがある
昇進したくないから、と断れば、同期や後輩が上司になる可能性は十分あります。
自分の意思で昇進を断ったのに、同期はどんどん出世して役職に就いた…という状態になると、劣等感から人間関係が難しくなる可能性も。劣等感が強くなれば、仕事のパフォーマンスや自己評価にも影響が出るでしょう。
給料が上がりにくくなる
昇進したくない、と出世を断ると、年齢に応じたスキルや経験、肩書が身につかずに給料が上がりにくくなる可能性があります。
厚生労働省が実施している賃金構造基本統計調査によると、非役職者の賃金が277,400円に対し、部長級の役職者は577,900円。年齢や勤続年数の差もあるものの、給与差は大きいことが分かります。
賃金(千円) | 年齢(歳) | 勤続年数(年) | |
---|---|---|---|
部長級 | 577.9 | 52.8 | 22.4 |
課長級 | 476.3 | 48.7 | 20.5 |
係長級 | 367.8 | 45.3 | 17.9 |
非役職者 | 277.4 | 40.7 | 10.4 |
※男女計
引用:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 (7) 役職別にみた賃金」
また、近年では年功序列制度ではなく実力・能力に対する評価で給料が決まる企業も珍しくありません。昇進したくない人の多くは成長や変化にネガティブな印象を持っているため、現状維持を続けると今より給料が下がる可能性もあるでしょう。
参照元
厚生労働省
賃金構造基本統計調査
会社に居づらくなる場合がある
昇進を断る社員に対して、「成長意欲がない」とマイナスイメージを抱く企業は多いもの。年齢に見合った役職や肩書がなければ、周囲から「年齢の割に成果を持っていない」「年齢だけ高くて扱いづらい」と思われる可能性も高まります。会社に居づらさを感じても、相応の成果や経験がなければ転職も難しいでしょう。
昇進を断ると出世コースに戻れなくなる
会社にもよりますが、昇進を一度でも断ってしまうと、その後は出世コースに戻れなくなることが多いようです。打診があったときの気持ちや環境だけで回答するのではなく、10年後や20年後を見据えて答えを出しましょう。
昇進したくない人の選択肢は?
昇進したくない人が働き続けるための選択肢には、「非役職者として働きづつける」「専門スキルを身に着けてスペシャリストになる」「転職を検討する」が挙げられます。
「非役職者として働き続ける」については、前項「昇進しなかった場合のリスクを考えよう」を確認するとリスクの高い選択肢ということが分かるでしょう。
今の会社で、昇進せずに働き続けたいなら、「専門スキルを身に着けてスペシャリストになる」のがおすすめです。「この人にしかできない」「この人が担当すれば問題ない」と思われるように、現場で活かせる専門スキルを身に着けます。会社にとって必要な人材になれば、役職がなくても長く働き続けることが出来るでしょう。
昇進が断れないなどの場合は転職をして新たな職場へ移ることも考えてみてください。新たな職場であれば、前職での評価はリセットされた状態から始まります。そのため、昇進という話が出るまでは再び時間がかかることになるでしょう。現代は、考え方や働き方など多様な考え方が存在しています。1つの企業や仕事で一生を終えるという時代ではないのです。昇進をすることから逃れることが転職理由というのも問題ない時代と言えるでしょう。
また、今の職場では昇進したくない、昇進しても意味がないと思っている方は、職場の評価制度が明確でなかったり、業務が能力に見合っていないなどの問題があるかもしれません。
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