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ごますりの意味とは?手段に選ぶ理由や出世につながるのかを解説
更新日
この記事のまとめ
- ごますりとは職場で評価を得るために、周囲に気に入られるよう行動すること
- ごますりをしても期待される成果を出せなければ評価につながりにくい
- 実績を評価する制度がある職場だと、ごますりをしなくても不利になりにくい
- ごますりをせずに評価をされるには、目に見える形で成果をアピールすると良い
- 業務に関する専門性のあるスキルがあると評価を得て重宝されやすくなる
「ごますりの意味とは?」と感じる方はいるでしょう。ごますりとは職場で評価を得るために周囲に気に入られるよう振舞う行為のこと。好印象を得て良好な人間関係を築き、出世を目指す手段として行われる場合もあるでしょう。
このコラムでは、ごますりが出世に影響するのかや行わずに評価をされるための方法を解説。「職場で評価をされるには?」とお悩みの方は、ぜひご一読ください。
ごますりの意味とは
ごますりとは、私利私欲のために他人に気に入られるよう振る舞う行為のこと。 例えば、会社においては部下が上司に対して、過剰に褒める、考え・行動に同調する、自分の手柄を相手のお陰として称えること、などが挙げられるでしょう。
以下では、ごますりの語源や文章でどのように使われているかを紹介します。
ごますりの語源は
ごますりの語源は、ごまをすり鉢で擦る際に、ごまがすりこぎ棒に張り付いたり、至るところに飛んでいってくっついてしまったりする様子が、「自身の好き嫌いを問わず、利益さえあれば目上の人の機嫌を取ろうとして張り付く人」と似ていることからきています。
ほかにも、商人が顧客に対して手を擦り合わせながら商売をする姿が、すり鉢でごまを擦る様子と類似していたことからきているという説もあるようです。
ごますりを英語で言い換えると?
ごますりは英語で言い換えると、「Apple polisher」といわれています。りんごを磨くことが直訳であり、子どもが先生に好かれたい気持ちからりんごを磨いて渡したことが始まりで使用されているようです。「ごますり」を使った例文
「ごますり」という言葉は皮肉まじりに用いられる傾向があります。そのため、誤って使用して相手にマイナスイメージに捉えられないよう注意が必要です。以下では、「ごますり」を使った例文をご紹介します。
- ・○○さんはごますりが上手いから出世が早かった
・たとえ評価されても自分にはごますりはできない
・部下がごますりをしてきて困る
いずれの例文も、使用することで相手に不快感を与える恐れがあるといえるでしょう。
ごますりは「おべっか」「媚びを売る」と同様の意味
「おべっか」「媚びを売る」は、「ごますり」と同様の意味を持つ言葉です。おべっかとは、「弁口」が語源と考えられている方言で、上手い口のきき方で相手の機嫌を取ることを指します。媚びを売るとは、眉を動かして愛嬌を振りまき人の気を惹こうとしている様子を指す言葉。どちらも、ごますりと同じように用いられる言葉です。
ごますりをする理由
「相手から好印象を持たれたい」という気持ちが背景にあり、ごますりをすることがあるでしょう。
特に、実績での評価をあまりせず、自分のお気に入りの人を贔屓にする傾向がある上司がいるケースだと、ごますりを評価を得るための手段の1つにする場合も考えられます。
ときには、評価を伴わなくても、「相手から好かれたいから」を理由にごますりを無意識に行う場合もあるようです。
ごますりする人は出世できる?
ごますりをすることで必ずしも良い評価を得て出世できるとはいえないでしょう。
ここではごますりをしたらどのような評価を受ける可能性があるかを解説します。「出世をするためには、ごますりをしたほうが良いのだろうか?」とお悩みの方は、ご一読ください。
必ずしも高い評価を得て出世できるわけではない
コミュニケーションのなかでごますりを取り入れても、必ずしも高い評価を得て出世できるわけではありません。
ごますりにより相手に好印象を与えて、良好な人間関係が構築できたり、仕事のチャンスをもらえたりする場合もあるでしょう。しかし、業務で期待される成果を出せなければ、高い評価を得るのは難しいと考えられます。
出世につながるような評価を得るには、好感度だけではなく、スキルを発揮することが大切です。
ごますりがマイナス印象になり出世できない末路もある
ごますりをすることでマイナス印象を与えてしまい、出世できなくなる可能性もあります。
仕事上の実績を重視している上司のなかには、表面的に褒められても嬉しさを感じるどころか、「ごますりをする余裕がある=やるべき業務を疎かにしている」と感じる人もいるようです。
ごますりをすることが必ずしも悪いことではないものの、あくまで仕事は実績を上げることが大切であることを忘れないようにしましょう。
客観的な視点を持つことも大切
相手と上手くコミュニケーションをとるには、客観的な視点を持つことが大切です。普段のコミュニケーションのなかで、自分の言動に対する反応を確認することで、相手への理解を深めやすくなります。理解を深められていないと、相手に合わせた会話ができず、ごますりをしたとしても逆効果となってしまうこともあるでしょう。
「相手に好印象を与えたい」「周囲と良好な関係を築きたい」場合は、自分自身のコミュニケーションの仕方を振り返ってみることが大切です。「コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!」のコラムでは、上手くコミュニケーションをとるためのポイントを解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
ごますりが上手い人の上司との関わり方の特徴
ごますりが上手い人の上司との関わり方を知ることで、周囲との良好な人間関係を構築するのに役立つこともあるでしょう。
ここでは、ごますりが上手い人の上司との関わり方の特徴を紹介します。上手く人付き合いをするために、普段のコミュニケーションで取り入れられる部分がないか確認してみましょう。
挨拶や笑顔を欠かせない、絶やさない
ごますりが上手い人は、常に挨拶や笑顔を忘れない傾向があるようです。
挨拶や笑顔は、普段の関わりのなかで、相手に対する好意を示せる手段の1つといえるでしょう。相手との会話が生まれるきっかけになる場合もあります。コミュニケーションをとることで相手への理解を深められれば、良好な関係を築きやすくなるでしょう。
忙しいと挨拶が疎かになったり、笑顔を忘れてしまったりしがちです。普段から周囲との関わりのなかで意識して行ってみてください。
上司との共通点をアピールする
上司との共通点をアピールして、ごますりを成功させている人もいます。
自分と価値観が近いことが分かれば、好意につながる場合はあるでしょう。たとえば、趣味や服装の類似、好きな食べ物やお店などといった相手との共通点を話題に取り入れると、会話が弾みやすくなります。「何を話したら良いか迷う」と感じる方は、相手の行動や言動で共感できる部分がないか探してみましょう。
また、人は同じ行動をする人に対して好感をもちやすいといわれているようです。上司の仕事に対する姿勢や仕事に対するこだわりを観察して、普段の業務で実践できる部分があればやってみると良いでしょう。好感を得られるだけでなく、仕事に対する姿勢への評価につながる可能性があります。
上司からの誘いをできる限り断らない
ごますりが上手い人は上司からの誘いをできる限り断らないようにしているようです。
上司との親睦を深められる機会に参加することで、良好な関係を築きやすくなるでしょう。関係が深まることで、自分の仕事に対する考え方や知識、スキルなどが相手に伝わりやすくなり、新しい仕事を任される場合もあるようです。
一方、「仕事とプライベートを分けたい」といった思いから上司の誘いを断り続けてしまうと、業務以外で関わる機会を増やせず、相手の自分に対する理解度を深めるのが難しくなる可能性があります。
必ずしも、「上司からの誘いを断ってはいけない」とはいえないものの、親睦を深めるきっかけにして仕事上への評価につなげるのも良い方法です。
ごますりしない人が仕事で不利になるわけではない
ごますりをしないと仕事上で不利になるとは断定できないでしょう。
企業のなかには、実績をもとにした評価制度を取り入れている場合があり、着実に成果を積み重ねていけば、正当な評価を得られると考えられます。
また、業務をするうえで先を見据えて考えたり、自主性を持ったりして行動することで上司から好感を得られて評価につながることもあるでしょう。詳しくは、「会社で評価される人が持っている特徴とは?」のコラムで評価を上げるためのポイントを紹介しているので、ご一読ください。
ごますりをせずに職場で評価されるにはどうする?
ごますりをしなくても評価を得る方法はあるでしょう。ここでは、ごますりをせずに職場で評価されるためのコツを解説します。「職場で評価されるにはどのように努力すれば良い?」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
業務で成果を出す
職場で評価されるには、業務で成果を出すことが重要です。
特に、数字で表すといった目に見える形で業務上の成果をアピールできると良いでしょう。目に見える形だと上司に活躍が伝わり、「自社に貢献している人材」と判断されて、評価を得やすくなると考えられます。
「頑張っているのに良い評価を得られない…」と感じている人のなかには、ほかの人の成果とあまり差別化できていないこともあるようです。実績に差がなければ、「ほかの人よりも活躍しており評価されるべき人材である」とは判断されにくいと考えられます。
ときには、適切な目標設定をすることで成果が上げられるようになることも。目標を立てる際のポイントは、「目標で仕事の成果が変わる!成功に繋がる設定の仕方とは」のコラムで解説しているので、ご参照ください。
専門性のあるスキルを身につける
専門性のあるスキルを身につけることも職場で評価される方法の1つです。
業務に関する知識やスキルがあると、業務で活かせるため、より高い成果を出しやすくなります。成果を出して周囲からの信頼につながれば、業務を任せられる機会が増え、評価をされるチャンスも増えることが期待できるでしょう。
また、ほかの人にはないスキルを身につけていることで、「企業に欠かせない人材」だと重宝されやすいと考えられます。業務に関連した資格にはどのようなものがあるのかを調べて、取得を目指すといった積極的な姿勢を見せることも「自社への貢献が期待できる」と好印象につながる場合もあるでしょう。
自分のスキルに合う職場で働けば評価につながる?
自分のスキルに合う職場を選ぶことも職場での評価を得る方法として有効です。仕事で成果を出すうえでは、業務内容に対する適性があるかどうかも大事なポイント。自分のスキルに合う仕事だと、業務をスムーズに進めやすくなり、高い成果を出せる可能性があります。「努力しているのに、職場で思うように成果を出せない…」と感じる場合は、今の仕事が自分のスキルに合っているのか考えてみることも大切です。
自分のスキルに合った職場を選ぶことは、仕事に対するモチベーションを維持しやすくなるメリットもあります。詳しくは、「自分の適職が分からない…向いている仕事を見つける方法とは?」のコラムで紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。
「ごますりをせずにきちんと評価をされる職場で働くには?」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブに相談するのも方法の1つ。ハタラクティブは、既卒や第二新卒、フリーターの若年層に特化した就職・転職エージェントです。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。