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仕事量が多いと感じる原因は?多くなる人の特徴や状況を改善する対策を紹介
更新日

この記事のまとめ
- 仕事量が多いと悩んでいるなら、原因を考えてそこから解決策を見出そう
- 業務効率化やスケジュール管理を徹底して、仕事量が多い状況の改善を目指そう
- 仕事量が多い原因を上司が理解してくれない場合は、転職も視野に入れてみる
- 転職理由は仕事量が多い原因を端的に伝えて、前向きに伝えよう
仕事量が多いことで悩んでいる方は、決して少なくありません。終わりが見えない業務にストレスを抱え、退職が頭をよぎってしまうこともあるでしょう。こうした悩みを抱いたら、まずは冷静に、仕事量が多い原因を探ってみてください。このコラムでは、原因を探るためのヒントから、多過ぎる仕事量にどう対処していくか、注意点までを分かりやすくまとめています。
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仕事量が多いと悩む人は少なくない
厚生労働省の「令和5年 雇用動向調査結果の概要 3 転職入職者の状況」によると、労働時間や休日等の労働条件の悪さを退職理由として挙げた人の割合は男性で8.1%、女性で11.1%でした。
※一部抜粋
前職を辞めた理由 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
仕事の内容に興味を持てなかった | 7.4% | 5.0% |
能力・個性・資格を生かせなかった | 5.1% | 5.4% |
職場の人間関係が好ましくなかった | 9.1% | 13.0% |
会社の将来が不安だった | 5.2% | 4.6% |
給料等収入が少なかった | 8.2% | 7.1% |
労働時間、休日等の労働条件が悪かった | 8.1% | 11.1% |
参照:厚生労働省「令和5年 雇用動向調査結果の概要(表5 転職入職者 1)が前職を辞めた理由別割合)」
「残業時間の多さ」や「有給の取りづらさ」など仕事量の多さ以外の理由も含まれていますが、労働条件に不満を持って仕事を辞めている人は一定数いることが分かります。
参照元
厚生労働省
雇用動向調査
仕事量が多い原因
抱えきれないほど多くの仕事が集中してしまう理由は、企業側と労働者側それぞれに原因が考えられます。よくある原因は以下のとおりです。
企業側に原因がある場合
企業側が人材採用や育成を怠ることで、一人あたりの業務量が増えたり特定の社員に業務が偏ったりと適切な配分ができなくなります。
人材・人手不足
仕事量が多い原因が企業側にある場合で最も考えられるのが人手不足でしょう。人を雇えば人件費が発生するため、最低限の人員しか雇わないという企業もあるようです。働く人材が少なければ、自ずと一人あたりの業務量は増えていきます。
管理者の能力不足
人員が足りていても、上司の管理能力が低いことが原因で特定の人に業務が偏ることも。管理者が部下のスキルや特性を把握していないと、一人あたりの仕事量が多い状況が起こりやすいでしょう。このほか、「事業所内の雰囲気がよくない」、「集中しづらい環境で働いている」なども、仕事の質の低下につながり仕事が終わらない原因になり得ます。
労働者側に原因がある場合
適切な人員やマネジメントにも関わらず仕事量が多い場合は、労働者側に理由があると考えられます。
業務の優先順位が適切ではない
複数の仕事があるなかで優先順位をつけずに取り組んでいたり、適切ではない優先順位で取り組んでいたりすると仕事が終わらず「仕事が多い」状況になりやすいようです。仕事量が多い状態では、ミスが起こりやすい可能性も高まります。
自分の能力を正しく把握していない
自分の能力を正しく把握できていないと、能力以上の業務や仕事量を任せられるなどキャパオーバーを起こす原因になります。また、能力より高いスキルを求められる業務を担当することで余裕がなくなってしまい、ほかの仕事が終わらなくなることもあるでしょう。
自分だけ仕事量が多い?勘違いか判断する際のポイント
自分だけ仕事量が多いのか判断するポイントとして、「残業が多い」「休日も仕事をしている」などの特徴が挙げられるでしょう。以下で2つのポイントについて紹介します。
周囲と比べて定時で帰れないことが多い
周囲と比較して残業することが多い場合、自分だけ仕事量が多い可能性があるでしょう。周囲とおおよそ同じ業務量を任されていれば、仕事が終わる時間に大差は生まれないと考えられます。しかし、周囲が定時で退勤しているなかで、自分だけが長時間働いているならば、周囲よりも多く仕事が割り振られている可能性もあるといえるでしょう。
休みの日も仕事をしないと終わらない
自分だけ仕事量が多いのか判断するポイントとして、休日も仕事をしなければならないほど業務に追われているという特徴があります。本来休日は仕事から離れた個人の時間であり、心身を休められる時間です。普段効率よく作業を進めているにも関わらず、休日も仕事をしている状況は仕事量が多いと考えられるでしょう。休息する時間が確保できない日が続くと、ストレスが溜まったり疲れが取れなかったりする恐れがあります。
できる人ほど仕事が多いことも
仕事が早く終わる人は、追加で仕事が割り振られている可能性が考えられるでしょう。仕事が早い人は、周囲の人と同じ業務時間でより多くの仕事をこなしている場合があります。そのため、仕事が早く終わっても、次の仕事を割り振られたり最初から多めに仕事を与えられたりすることも。「仕事ができる人だから」と上司から好評価を受けていたとしても、仕事量が多過ぎたり給料がほかの人と変わらなかったりする場合、「働き損だ」と感じて仕事へのモチベーションが低下する恐れがあります。
仕事量が多いことで起こるリスク
キャパオーバーした状態で仕事を続けると、どうしても業務時間内に終わらず残業や休日出勤が増えることに。休息時間が減るため体調を崩しやすくなる可能性があります。そのほか、仕事へのモチベーションや評価にも影響が出るため、「仕事が多くて終わらない」という状態は早急に改善することを心がけましょう。
プライベート時間の減少
仕事が業務時間内に終わらなければ、残業や休日出勤をする機会が増えます。プライベートの時間を業務に当てるため、家事や趣味といった私的な時間が減少し、ストレスの原因になるでしょう。
体調不良
労働時間が長くなることで十分な休息や睡眠が取れなくなり、疲労が溜まって体調不良の原因に。また、仕事量が多いことでストレスが増え、精神面に影響が出る可能性もあるでしょう。
自己管理力に対する評価の低下
担当する仕事が業務時間内や期限内に終わらないと、企業からは「自己管理力がない」「計画性に欠ける」と評価される可能性があります。仕事を依頼しているのは企業側でも、受けた以上は完遂させることが求められるからです。
ミスが増える可能性が高まる
仕事量が多いと、やることが増えたり作業を急いだりしてミスが増えるリスクが高まります。仕事量が多いにも関わらず、勤務時間内に無理に業務を終わらせようとするあまり、十分なチェックが行き届かずミスを見逃してしまう可能性もあるでしょう。
仕事量が多くなりやすい人の特徴
ここからは、仕事量が多いことでキャパオーバーになりがちな人の特徴をご紹介します。前述した仕事量が多い原因のうち、企業側が当てはまらない場合は確認してみましょう。
業務スピードが遅い
性格的に業務がゆっくりめという場合以外に考えられるのが、業務の全体を理解していなかったり仕事に対して当事者意識を持てなかったりすること。また、業務の優先度を決めずに取り組むことも、業務スピードが遅くなる一因です。
「仕事の進め方が上手い人とは?効率を上げる方法も紹介」では、業務効率を上げる方法について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
仕事を断るのが苦手
「頼られたら断れない」「周囲が困っていたら手を貸してしまう」など、優しい性格だと頼まれた仕事を断れずどんどん引き受けてしまった結果、仕事を抱え過ぎてしまうことも。周りの目を気にして、上手く仕事を断れない人によくみられる状況です。
抱えている仕事量が多過ぎる
責任感が強い人は、「与えられた仕事は自分でなんとかしなければ」という思いから、つい無理をして仕事を引き受けてしまいがち。抱えている仕事の量が多い場合、キャパオーバーしてしまうのは当たり前のことです。
「仕事が終わらない人は必見!原因・理由と解決法まとめ」でも、仕事が終わらない原因について触れているので参考にしてみてください。
スケジュール管理が苦手
計画的に仕事を進めるのが苦手な方は、業務の優先順位を決められずに手元の仕事量が多くなることも。月末に仕事量が多いと感じる方は、どのように仕事をこなしていくか具体的なスケジュールを立てるのがおすすめです。
自分が担当する作業全体を把握し、タスクにかかる時間を確認したあと、それぞれの優先順位を決めてスケジュールを組みます。そのスケジュール通りに取り掛かっていけば、仕事量が偏らずバランスのとれた仕事ができるようになるでしょう。
完璧主義
自分の仕事を完璧に終わらせたいと考えていると、ひとつのタスクに対して必要以上に時間をかけてしまい仕事が終わらず抱える業務量が増えることに。また、進みが厳しいと分かっても周囲に仕事を任せることを避け、自分で終わらせようと考えてしまうようです。
仕事量が多い状況を改善する5つの対策
仕事量が多いときは、まずは自分の仕事の進め方を見直してみましょう。無駄を省いて仕事の効率化に取り組むことや、仕事の優先度を決めて仕事量をコントロールすることで、業務を円滑に進められます。
1.優先順位をつけて仕事量をコントロールする
抱えているタスクを洗い出して、どれを優先的に進めるか決めると、やるべきことが明確になり仕事量をコントロールしやすくなります。自分が担当できる業務量を正しく把握することで、周りに迷惑を掛ける可能性を避けられるでしょう。
優先順位をつけるときは、重要度だけでなくかかる時間も含めて考えるのがポイント。優先度は低いけどすぐに終わる仕事と、優先度が高く完了まで時間がかかる仕事では、先に優先度の低い仕事を終わらせたほうが作業がスムーズに進むことも。「段取りがいい人の特徴とは?効率的な進め方や必要なスキルを解説!」を参考に、自分の仕事を重要度と緊急度で振り分け、優先順位を考えてみましょう。
2.仕事を効率化する
仕事量の多さで悩んでいるなら、仕事の効率化に取り組んでみましょう。仕事の大枠だけを理解して進めると、疑問や課題があったときの対応に時間がかかってしまいます。ひとつの仕事のなかにも段階や手順があるはずなので、細分化してみましょう。
また、固定的な作業はテンプレート化するのもおすすめ。送信メールの雛形を作成しておく、チェックリストを作成して定型的に業務を進めるといった方法があります。
「要領が悪い人と良い人の違いは?仕事を効率的に進めるための対処法を紹介!」では、仕事の効率化について詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
業務時間内で集中する時間を作ろう
ダラダラと仕事をしてしまう、モチベーションを保てないといった場合は、一日の業務のなかで「集中する時間」を設けるのもおすすめです。たとえば毎日11時~12時は集中時間にすると決めたら、メールやチャットなどの通知を切ったり共有カレンダーを「取り込み中」に設定したりすることが大切。周囲に集中する時間を伝えておけば、相談や会議は避けてもらえる可能性が高くなります。3.目標を具体的に決める
目標を具体的に決めて取り組むのもおすすめ。たとえば本来の期日が25日なら、万が一を考えて早めの20日を目標として設定しましょう。目標から逆算すると、その業務に費やせる日にちや時間を導き出せます。
仕事が終わらないことで悩んだときには、できている人から学ぶのもおすすめ。「仕事を早く終わらせるコツとは?できる人はどうしてる?」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
4.周囲を頼る
自分で対応しきれないほどの仕事量になる前に、周囲を頼ることも検討しましょう。すべてを自分でこなそうとせず、チームを組んでいるなら適切に割り振ることが大切。部下がいるなら仕事を任せるという選択肢もあります。取り組んでいたものの作業が停滞しているときは、相手の状況を確認したうえで引き継いでもらうことも検討しましょう。
5.上司に相談する
仕事量が多くキャパオーバーになっている状況を、上司に相談し認識してもらうことも大切です。仕事量を割り振っている上司が、部下がキャパオーバーになっていることに気づいていないことも。仕事量を見直したり、人材を増やすといった対応をとってもらうためには、早い段階で相談する必要があります。
異動や配置換えを希望する
異動や配置換えを希望して部署や事業所を変えることが、解決につながる可能性があります。たとえば、営業部は顧客対応があるため勤務時間が不規則になりがちですが、事務は定型的な作業が多いことから残業も少なく、定時退社が叶いやすいといった特徴があるでしょう。
突発的な仕事や差し込みのタスクが苦手なら、それを上司に伝えたうえで異動や配置の希望を出すと、配慮してもらえるかもしれません。
仕事量が多いと悩むなら転職するのも解決策の一つ
前項で紹介した方法で仕事量の多さが解決しなければ、働き方や社風が合わない可能性もあります。
たとえば、企業全体として人員が不足している状況では、部署を変えても仕事量の負担は軽減されません。仕事量の多さを上司に相談したり、周囲に頼ったりしても解決しなければ、社風が合わないと考えられます。
優先順位をつける、業務効率化に取り組むなど自分で取り組める改善を行っても効果がなければ、転職を検討してみましょう。現職で不満に感じていることを、次の転職先の条件にすることが大切です。たとえば、「残業が少ない」「人員が不足していない」といった条件で転職サイトにて求人を探してみてください。就職・転職サービスを利用する方法もあります。
仕事量が多い!辞める際の転職理由はどうする?
転職の際に「仕事量が多い」という理由だけを伝えてしまうと、「忙しくなったら辞めてしまうのでは」という懸念を抱かれる可能性があるでしょう。
現職で仕事量が多くなった理由はシンプルに伝えるようにして、自分が努力したことや転職の目的をポジティブに伝えるのがポイント。「今回もすぐに辞めてしまうのでは」という面接担当者の懸念を払拭するために、長く働きたい気持ちを伝えることを意識しましょう。以下で、転職理由の例文を紹介します。
仕事量が多い場合の転職理由の例文
人員の補充や外注を提案しましたが、変更は難しいとのことだったため、専任で業務を行える環境でスキルを高めていきたいと考え、転職を希望いたしました。
現職の仕事量が多い原因をシンプルに説明し、自分が努力したことや今後やりたいことをメインに伝えることがポイント。経験から学んだことを転職先で活かしたいと説明し、長く働きたい気持ちをアピールしましょう。
現職の「仕事量が多い」の言い換えとは
転職理由を「仕事量が多い」と伝える際の言い換え方はさまざまです。仕事がキャパオーバーしている職場環境は、「人手不足」「残業の常態化」「休みが取れない」などと説明できます。現職の業務量が多い原因を端的に説明し、転職の目的はキャリアアップといった前向きな理由を伝えるように心がけてみましょう。残業の少ない企業や自分にとって働きやすい仕事を探しているなら、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
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仕事量の多さに関するお悩みQ&A
ここでは、仕事量の多さに悩んでいる際に想定されるお悩みを、Q&A方式でまとめました。
仕事量が多いのに残業できない場合は?
企業によっては、人件費の削減や社員の健康管理の観点などさまざまな理由から残業を制限している場合があるようです。
仕事が多いにも関わらず、残業ができないことでストレスを感じる方もいるでしょう。まずは仕事量が多くなる原因を探り、業務の効率化を目指すことが大切です。業務効率を上げる方法については、「仕事ができるようになるには?うまくいく人の特徴や意識するポイントを解説」のコラムを参考にしてみてください。
派遣は仕事量が多い?
一概に、派遣だから仕事量が多いとは限りません。
しかし、雇用形態に関係なく、携わる業務や職場環境によっては仕事量が多い可能性もあるでしょう。事前に仕事内容や部署の人数などが分かっていると、ミスマッチのリスクを減らせるかもしれません。プロの意見を参考にしたい方は、ハタラクティブへお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。