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既卒の悩み

既卒は人生終了ではない理由を解説!就職を成功させるコツも詳しくご紹介!

既卒

2025.02.12

この記事のまとめ

  • 既卒の強みをメリットと感じて採用する企業も多いため、「人生終了」とはいえない
  • 「既卒は人生終了」といわれるのは、新卒より応募できる求人数が少ない傾向があるから
  • 卒業後3年以内なら新卒扱いになる可能性があるため、「既卒=人生終了」ではない
  • 既卒は企業からマイナスなイメージを持たれる場合もあるので、払拭できる対策が必要
  • 既卒からの就職を成功させるコツは、自己分析や業界・企業研究を入念に行うこと

「既卒=人生終了」と考えて不安に感じる方もいるでしょう。しかし、既卒も就活のコツを学べば正社員として就職することは可能であり、一概に「人生終了」とはいえません。
このコラムでは、「既卒は人生終了ではない」といえる理由や正社員に就職するためのコツを解説します。また、「既卒は人生終了」といわれる理由やこのまま就職しないとどうなるのかも詳しく解説。既卒から正社員就職を目指したい方は参考にしてみてください。

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目次

  • 既卒は人生終了ではない!
  • 既卒とは
  • 「既卒は人生終了」といわれる4つの理由
  • 「既卒は人生終了ではない」といえる3つの理由
  • 既卒者に対して企業が抱きやすい印象とは?
  • 「人生終了」になりやすい既卒の状態とは
  • 既卒のまま就職しないリスク
  • 既卒からの就職を成功させる8つのコツ

既卒は人生終了ではない!

既卒から就職を目指すことは可能なため、「既卒になったら人生終了」ではありません。厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況」によると、新規学卒者の採用枠で既卒者が応募可能だった事業所の割合は調査産業計で72%となっており、その内、採用に至ったのは40%との結果が出ています。

 既卒者は応募可能だった採用に至った
調査産業計72%40%
建設業78%24%
製造業60%28%
情報通信業85%43%
運輸業・郵便業82%44%
卸売業・小売業72%40%
金融業・保険業61%41%
不動産業・物品賃貸業66%24%
学術研究・専門/技術サービス業68%39%
宿泊業・飲食サービス業73%39%
生活関連サービス業・娯楽業71%34%
医療85%56%
サービス業(他に分類されないもの)78%42%

参照:厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況(p.14)表12 令和5年度新規学卒者の採用枠で正社員を募集した際の既卒者の応募の可否及び採用状況別事業所割合」

上記の表を見ると、どの産業も60%以上は既卒者も応募可能としていることが分かります。また、応募後に採用に至った割合も一定数あるため、一部の企業を除き既卒を理由に就活が不利になるとは限らないでしょう。日本では少子高齢化の影響により人手不足が慢性化している業界も多く、若手人材である既卒を積極的に採用している企業も増えているようです。

就活における既卒の強みが知りたい方は、「既卒就活の成功ポイント!プロによる面接対策のコツや実際の体験談をご紹介」をご覧ください。既卒の就活方法について詳しく解説しています。

既卒の強みとは

「既卒には利点がない」と考えてしまうこともあるかもしれませんが、既卒には以下のような強みがあります。

  • ・新卒並みのポテンシャルに期待できる
  • ・過去の失敗を糧にして入社後に活躍できる
  • ・アルバイトや留学をしていた場合は経験や知識に期待できる

既卒になってそこまで期間が立っていない場合は、年齢やポテンシャルは新卒とそれほど大差がないといえます。欲しいタイミングで新卒並みの人材を採用できるため、既卒は企業にとって採用するメリットがあるといえるでしょう。

また、自社への入社意欲や熱意がある人材であれば、企業は「入社後に過去の失敗を糧にして業務に励んでくれそうだ」と既卒者への期待は高まりやすくなります。既卒になってからの期間が長い場合も、アルバイトや留学などの経験で知識やスキルが身についていれば、それらも強みといえるでしょう。

既卒で公務員は目指せる?

職歴がない場合も、既卒から公務員を目指すことは可能です。また、公務員は福利厚生や手当が充実しており、社会的信用度も高いため人気のある職業といえます。
既卒から公務員を目指す場合、一般企業で働いている社会人に比べ、勉強する時間が取りやすいため集中して試験対策を行えるでしょう。

既卒から公務員を目指したい方は「既卒だと公務員就職は厳しい?試験の概要や職歴なしで合格するコツを解説!」のコラムで詳しい内容を紹介しているので、ぜひご覧ください。

参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和5年8月)の概況

既卒とは

「そもそも『既卒』ってどんな人のこと?」と思う方もいるでしょう。「既卒」とは、大学や大学院、短大、専門学校、高校などを卒業したあとに就職せず、社会人経験が一度もない方のことです。卒業後、アルバイトをしながら就職活動を続けている人も既卒に含まれます。

また、既卒と混合しやすい言葉には、「第二新卒」が挙げられるでしょう。第二新卒は、大学卒業後に一度就職し、その後退職した方のことを指します。

既卒と第二新卒の違いについては、「既卒と第二新卒の違いは?どちらが有利?定義やメリット・デメリットを解説」のコラムで詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

「既卒は人生終了」といわれる4つの理由

既卒は新卒より応募できる求人数が少ない傾向にあり、「採用してもすぐに辞めてしまうのでは」と懸念されてしまうことも。そのため、実際は違っていても「既卒は人生終了」というイメージをもたれることがあるようです。
そのほか、市場価値が低いと判断される可能性があったり、好条件の求人がないイメージがあったりすることも「既卒は人生終了」といわれる理由として挙げられます。以下で、「既卒は人生終了」といわれる理由を詳しく解説します。

1.既卒は新卒より就職率が下がる傾向にあるから

既卒は新卒と比較したときに、就職率が大きく下がる傾向にあるようです。厚生労働省の「令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)」によると、現役大学生の就職率は98.1%となっています。

前述のとおり、既卒者が新卒採用枠で応募可能な70%の企業のうち、採用に至った割合は38%程度です。このことから、既卒者は新卒者に比べて就職が難しいといえるでしょう。

2.企業に空白期間を懸念されやすいから

既卒として過ごす時間が長い場合、企業に空白期間を懸念されやすくなります。空白期間で懸念されやすいのは以下の3点です。

  • ・「採用してもすぐに辞めてしまうのでは?」と思われる
  • ・「何か問題のある人物ではないか」と懸念される
  • ・「ビジネスマナーが身についていないのでは?」と思われる

既卒から正社員就職を目指す場合は、「空白期間に何をしていたか」「今後どうしていきたいか」などを伝えて、企業が抱える懸念を払拭する必要があります。以下で、それぞれの懸念される理由と払拭する方法をご紹介します。

「採用してもすぐに辞めてしまうのでは?」と思われる

既卒は「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」と企業から懸念される傾向があります。新卒時に就職活動をしなかったことや社会人経験がないことから、「就業意欲が低い」と思われやすいためです。

そのため、既卒の方は新卒採用時以上に自己分析や企業分析に時間を掛け、仕事に対する熱意や自分の強みを十分に確認してから就活に臨むことが重要になるでしょう。

「何か問題のある人物ではないか」と懸念される

新卒時に就職をしなかった既卒に対し、「何か問題のある人物ではないか」と懸念する企業もあります。とくに、大学卒業後にニートとなっていた場合は、コミュニケーション能力を不安視されやすいでしょう。どのような仕事であっても、最低限のコミュニケーションは必要です。

「どうしても人と話すのが苦手で、コミュニケーション能力が心配」という方は、就活と並行して人と積極的に関わるよう練習をするのがおすすめ。コミュニケーションスキルを高め、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」という好印象を与えられれば、採用の可能性が高まるでしょう。

コミュニケーション能力を高めたい方は、「コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!」のコラムもあわせてご一読ください。

「ビジネスマナーが身についていないのでは?」と思われる

既卒は社会人としての経験がないので、基本的なマナーやビジネススキル不足も懸念されがちです。新卒時の就活もビジネスマナーや基本スキルは重視されるので、「既卒だから身についてなくて当たりまえ」と考えず、社会人としての基本的なマナーを身につけておきましょう。

「社会人の立ち振る舞いのマナーとは?仕事や就活でのポイントを紹介」のコラムでは、社会人としてのマナーについて紹介しているので参考にしてみてください。

3.市場価値が低いと判断される可能性があるから

既卒になって間もない場合はポテンシャルを評価されることもありますが、年齢を重ねるにつれ市場価値が低いと判断される可能性が高まります。就職の場において、年齢を重ねていくと経験やスキルが求められる傾向にあるためです。既卒の期間が長くなるほど就職の難易度は高くなるので、ポテンシャル採用が見込める年齢が若いうちに行動しましょう。

4.好条件の求人がないイメージがあるから

「好条件の求人は新卒採用の枠が多く、既卒採用の枠は少ない」というイメージを持つ人もいるでしょう。既卒者を歓迎する企業では、業務内容や人間関係などの理由から人手不足となっている場合もあり、「既卒の仕事はつらいものが多い=人生終了」と感じてしまうことがあるようです。

しかし、実際には既卒向けの求人で好条件のものも多数見られます。新卒入社の人が早期離職をすることもあり、そういった場合に企業は中途採用者を募集するためです。既卒者も好条件の求人を見つけられる可能性があるため、諦めずに就職活動を行いましょう。

参照元
厚生労働省
令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)

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「既卒は人生終了ではない」といえる3つの理由

先述のとおり、既卒者も正社員として就職できるため「既卒は人生終了ではない」といえます。そのほかにも、「既卒は人生終了ではない」といえる理由があるので、以下でみていきましょう。

1.卒業後3年以内なら新卒扱いになる可能性があるから

厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」によると、「青少年雇用機会確保指針」の改正に伴い、卒業から3年以内は新卒枠で募集をするよう企業に呼びかけました。

卒業から3年以内であれば新卒扱いされる機会が増えるため、既卒者が就職しやすくなったといえるでしょう。

2.既卒・第二新卒を採用したい企業もあるから

既卒・第二新卒は社会人経験が短いため、新しい環境になっても柔軟に対応し、新しい業務を吸収しやすい印象がもたれています。そのため、社会人経験が長い方より、社会人経験が短い既卒・第二新卒を採用したいと考える企業もあるようです。

求人募集を確認する際は、「未経験者歓迎」「既卒・第二新卒歓迎」などの記載に注目しましょう。

売り手市場な傾向にある

売り手市場とは、求職者よりも人材を求める企業のほうが多い状況のことです。現在、人手不足に悩む企業は少なくなく、求職者に有利な状況といえるため、既卒者も就職しやすいといえます。

「受かりやすい仕事とは?未経験者OKの求人が多めな企業の特徴や業界を紹介」のコラムでは、比較的就職が成功しやすい業界を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

3.正社員以外にも充実した働き方があるから

雇用形態は正社員だけではなく、契約社員やアルバイトなど多様な働き方があります。自分に合った働き方が実現できるのであれば、正社員以外の選択をしたからといって「人生終了」とはならないでしょう。正社員以外の働き方としては、以下が考えられます。

  • ・契約社員
  • ・派遣社員
  • ・業務委託
  • ・アルバイト
  • ・フリーランス
  • ・起業

正社員として就職することで安定した生活を送りやすくなりますが、ほかの雇用形態にもメリットは存在するため、自分に合った働き方を見つけることが大切です。「長く続けられるか不安なため、まずは短期間で働きたい」「家庭と両立するために勤務時間を調整したい」など、自分の理想の働き方を整理してみましょう。

参照元
厚生労働省
【事業者の皆さまへ】卒業後3年以内の既卒者は、「新卒枠」での応募受付を!

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既卒者に対して企業が抱きやすい印象とは?

「実際に企業は既卒をどう思っているんだろう?」と、気になる方もいるでしょう。既卒に対してマイナスな印象を抱く人もいれば、プラスに捉えてくれる人もおり、面接担当者によって異なるといえます。
ここでは、既卒者に対して企業が抱きやすいマイナスな印象とプラスな印象をそれぞれ解説するので、参考にしてみてください。

既卒になった理由がマイナスな事情なのではないか

既卒であることに対し、「何かマイナスな事情があって就職できなかったのではないか」と思われる可能性があります。以下は、考えられるマイナスな事情の一例です。

  • ・内定を取り消された
  • ・就活を怠っていた
  • ・働くつもりがなかった

既卒者のなかには上記のような理由から就職できなかったという人もいるため、採用担当者によってはマイナスな印象を抱くこともあるでしょう。マイナスな印象のまま選考を進めると採用は難しくなってしまうので、質問への答え方や内容で自分の印象をプラスに変えることが大切です。
「既卒の面接でよく聞かれる22の質問と回答例!就職成功のポイントも紹介」のコラムで、既卒がよく聞かれる質問と回答例を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

社会人経験がないことがプラスになるのではないか

採用担当者のなかには、既卒にプラスな印象を抱いている人もいるようです。既卒の場合、社会人としての経験がないため、「入社後の順応性に期待ができる」と考える企業もいます。

また、伸び代があることもプラスに捉えてくれる場合も。選考時は、入社意欲や仕事への熱意、将来の展望などについて伝え、自分をアピールすることが大切です。

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「人生終了」になりやすい既卒の状態とは

ここでは、「人生終了」になりやすい既卒の状態をご紹介します。以下の状態に当てはまる場合、「人生終了」になる恐れがあるため、改善に向け行動を始めるのがおすすめです。

就職への意識が低い

就職への意識が低く、既卒の状態が続いている場合は注意が必要です。現在、周囲の支えによって生活が成り立っているとしても、この先ずっとサポートを受けられるかは分かりません。既卒の期間が長くなるほど企業に懸念されやすくなり、年齢的にもポテンシャル採用は難しくなります。

サポートを受けられなくなってから就職活動を始めるよりも、若いうちに経済的な自立を目指して行動を始めることが大切です。

企業の知名度にこだわり過ぎている

知名度の高い企業への就職にこだわり過ぎていると、既卒の状態が長引く可能性があります。大手企業や有名企業は人気が高いため倍率が高く、選考では学歴や経歴、スキルが判断材料になる場合が多いようです。そのため、既卒から人気が高い企業への就職成功は狭き門といえます。

企業の知名度へのこだわりはそこそこに留め、中小企業やベンチャー企業のなかから優良企業を探すのも就職成功のコツです。

手当たり次第に求人に応募している

既卒であることに焦りや不安があるからといって、手当り次第に求人に応募をするのはおすすめできません。自分と企業がマッチしていないと採用されにくいため、手当り次第に応募をしても既卒を抜け出すのは難しいでしょう。

また、手当り次第に応募をして内定を貰えたとしても、入社後にミスマッチに気づいてつらい思いをしたり、早期離職をしたりする恐れも。既卒から就職を目指すなら、自分に合う企業を見つけて応募をすることが大切です。

悩みを抱え込んでいる

既卒であることへの悩みを誰にも相談をせず、一人で抱え込んでいる状態は適切とはいえません。就職活動がうまくいかずに既卒になってしまったという場合、就活の進め方が間違っていたり、自分とミスマッチな企業を選んでしまっていたりすることも。その際、周囲に相談することで解決する可能性がありますが、悩みを抱え込んでしまうとなかなか改善点に気づけず、既卒の状態が長引く恐れがあります。

「就職したいけどうまく選考が進まない」という場合は、家族や友人、求職支援サービスなどに相談してみるのがおすすめです。

何も行動をしていない

既卒の状態に焦りや不安がありつつも、何も行動をしていない場合は危険な状態といえます。何も行動をしていないと就職が決まることはないため、既卒から抜け出せません。

空白期間が長引くほど就職の難易度は高くなるので、既卒を脱出したいと考えているのであれば、自己分析や業界・企業研究といったことから始めてみましょう。

既卒になってしまった原因を知ることが大切

「既卒=人生終了」を逃れるためには、自分が既卒になった原因を知ることが大切です。既卒になる理由は人それぞれであり、資格取得や夢の実現のためといったプラスな理由もあれば、「やる気が出ない」「内定を貰えない」などのマイナスな理由もあるでしょう。
原因を明確にしないと就職に向けての対処方法が分からないため、まずは自分が既卒になった事実と向き合い、今後について考えていくことが重要です。

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既卒のまま就職しないリスク

既卒者は卒業から期間が経つほど、正社員就職が難しくなる傾向が見られます。ここでは、既卒のまま就職しないデメリットについてまとめたので、確認していきましょう。

空白期間が長くなるほど就職率が下がる

既卒の場合、卒業から時間が経つほど就職率が下がる傾向があります。既卒の期間が3年を超えてくると、新卒扱いでの採用枠に応募するのが難しくなり、中途採用枠で応募することになるためです。

中途採用では社会人未経験の既卒者だけでなく、経験やスキルが豊富な転職者もいるので、競争率は高くなります。

「既卒で空白期間があっても就活に影響はないの?面接対応の仕方も解説!」のコラムでは、面接で空白期間について聞かれた際の答え方を解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

空白期間とは?

空白期間とは、学生でなくなってから就職していない期間のことです。卒業後以外にも一度就職し、その会社を退職して次の就職までに空いた期間が空白期間に該当します。
空白期間が生じる理由は人によって異なりますが、空白期間中に何をしていたかによって就職活動での評価に影響する可能性も。面接で質問された際に明確な理由を答えられるように準備をしておくことが大切です。

就職活動で年齢に応じたスキルを求められるようになる

転職市場では、年齢が上がるほど年齢に応じた専門性やマネジメント経験が求められるようになり、採用基準が上がります。そのため、既卒といえる卒業後3年程度の期間を過ぎてから就職しようとしても、なかなか採用につながらないようです。

そのため既卒の方は、できるだけ年齢が若いうちに就職活動を行うことをおすすめします。

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既卒からの就職を成功させる8つのコツ

既卒が就職をスムーズに行うためには、自己分析や企業・業界分析など、入念な準備が必要です。
ここでは、既卒からの就職を成功させるコツを紹介します。既卒脱出を目指して就職を検討している方は、以下を参考にしてみてください。

既卒からの就職を成功させるコツ

  • なるべく早く就職活動を始める
  • 就活の軸を明確にする
  • 資格取得のために勉強する
  • 空白期間をポジティブに説明できるようにする
  • 既卒枠を狙う
  • 人材不足の業界や企業を狙う
  • アルバイトや紹介予定派遣から正社員を目指す
  • 就職エージェントを利用する

1.なるべく早く就職活動を始める

既卒の方が就職を目指すなら、できるだけ早めに就活を行うことが重要です。行動を先延ばしにしていると、「気づいたら3年が過ぎていて新卒枠で応募できなくなっていた」ということも考えられます。

さらに、既卒2年目・3年目になると、新卒者はある程度社会人経験を積み、専門性やスキルを身につけているため、就活で不利になりがちです。新卒者との差が開いてしまう前に、できるだけ早めに就活をスタートさせることが大事なポイントといえます。

自己分析や業界・企業研究をする

既卒の方がスムーズに就職活動を行うためには、自己分析をしっかりと行い、自分に合った業界や企業を見つけることが重要です。自分の適性と合った業界や企業を見つけることで、「自社とマッチする人材だ」と判断されやすくなり、採用される可能性が高まります。自分に合う就職先であれば、入社してからギャップを感じることも少なく、長期的に働けるでしょう。

また、業界・企業研究も入念に行うことが大切です。同じ業界や職種でも企業によって全く違う方針であったり、仕事の進め方も違ったりします。自分とマッチした企業を探し、就職活動を行いましょう。

企業研究のやり方が知りたい方は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムで企業研究のやり方を紹介しているので、参考にしてみてください。

就活に関する情報を得る

既卒からの就職活動を成功させるために、求人サイトを確認したり企業のWebサイトをチェックしたりして、情報を集めましょう。自分の希望条件を入力して求人サイトで検索すると、より自分の理想に近い働き方を見つけられます。

また、企業のWebサイトを確認すると企業が求める人物像が分かるため、面接で自己アピールする際に役立つでしょう。

既卒者向け求人サイトも活用しよう

既卒者向けの求人サイトでは、「既卒者歓迎」企業の求人が多く掲載されているためおすすめです。「既卒者を採用している企業なのか」「既卒者を歓迎している企業なのか」詳しく知りたい方は、既卒者向け求人サイトを活用してみましょう。既卒者向け求人サイトを活用すると、既卒者を採用したいと考えている企業のなかから、自分に合った企業が見つけられる可能性が高まります。

面接対策をする

面接対策として、応募書類で書いた内容をより詳しく説明できるようにしておくのがコツです。面接官に何を聞かれるかをあらかじめ考え、どのように答えるか準備しておくと本番で落ち着いて答えられるでしょう。

また、新卒時に面接を経験したことがない場合は、本番を想定して面接練習を行うことが重要です。既卒の就活が上手くいかないのは、面接練習が足りていない可能性があります。選考が進むにつれ緊張感が高まるため、自然に受け答えができるようになるように練習しておきましょう。

2.就活の軸を明確にする

既卒から正社員へ就職するためには、就活の軸を決めることが大切です。就活の軸とは、就活において自分が大切にする事柄のこと。就活の軸がはっきりとしていれば、仕事選びの基準も明確になるため、ミスマッチを起こしにくくなるでしょう。

「就活の軸がよく分からない…」という方は、「就活の軸とは?大切な理由と答え方の例文を紹介」を参考に考えてみてください。

3.資格取得のために勉強する

既卒者が就職活動をスムーズに進める方法として、資格を取得するのもおすすめです。資格があると、専門性が高い職種にも挑戦できます。また、面接で空白期間について聞かれた際に、「資格取得のために勉強していた」と説明すると、面接官にポジティブな印象を与えられるでしょう。

4.空白期間をポジティブに説明できるようにする

既卒者が就活を成功させるには、空白期間をしっかりと説明できるようにしておくことも重要です。既卒の場合、卒業後から就職するまでの空白期間があり、企業に懸念されやすくなります。そのため、空白期間中に何をしていたのかという質問は、企業側からされる可能性が高いといえるでしょう。

空白期間中に以下のような経験がある場合は、その点に触れてアピールするのがおすすめです。

留学経験

卒業後に留学をしていた場合、年数や活動内容について具体的に伝えましょう。留学で得た経験や語学力をアピールできれば、企業が抱く空白期間への懸念を払拭し好印象を残せます。

「卒業後に留学をした場合は新卒扱いになる?就活への影響やデメリットを解説!」のコラムでは、留学経験のある既卒者に向けてアピール方法を説明しているので、あわせてご一読ください。

アルバイト経験

内定が貰えないまま卒業を迎えたり、自分のやりたい仕事が決められなかったりした方のなかには、アルバイトをしながら就活をしている人もいるでしょう。アルバイト経験がある方は、身につけた知識や能力をアピールすることで、企業に評価される可能性があります。

就職時にアルバイトの経験をアピールする方法については、「就職にバイト経験は活かせる?志望動機や面接でのアピール方法を解説!」のコラムで解説しているのでご一読ください。

資格取得への挑戦

卒業後に資格取得のための時間を過ごしていた場合は、取得した資格や目指していた資格などをアピールして、既卒でいた理由を伝えましょう。公務員試験や税理士、公認会計士などの難易度が高いとされる資格では、取得のために浪人をして勉強をしている場合も少なくないようです。

上記で紹介した理由以外にも、既卒になった背景として「病気の治療」「家族の介護」などもあるでしょう。どのような理由であっても、既卒となった背景は聞かれる可能性が高いため、面接前にしっかりと内容をまとめておくことが大切です。

5.既卒枠を狙う

新卒枠での就職が難しいと感じている場合は、既卒枠を狙うのも就職成功のコツです。卒業して3年以内であれば新卒枠での応募も可能ですが、選考時に自分と同等の能力の新卒者がいた場合、新卒者が採用される可能性も。しかし、既卒枠であれば、そのような心配は少なくなります。

6.人材不足の業界や企業を狙う

人材不足の業界を狙うことで、正社員へ就職できる可能性が高まります。人材不足の業界は、既卒や新卒問わず「仕事に意欲のある人材を確保したい」と考えている企業が多い傾向にあるためです。

とくに、IT業界や介護業界では、技術の発展や高齢化が進んでいることで人材不足といわれています。また、建設や運輸、医療業界なども、この先さらに需要が高まっていくでしょう。「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」も参考にして、自分の強みやスキルを活用できる業界を探してみましょう。

7.アルバイトや紹介予定派遣から正社員を目指す

現在アルバイトや派遣で働いている既卒の方は、勤務先で正社員を目指す方法もあります。正社員登用制度がある企業であれば、アルバイトから正社員へのステップアップが期待できるでしょう。

今の仕事で正社員になりたい方や、正規採用の前に仕事を経験したい方は、このような制度を活用するのもおすすめです。

8.就職エージェントを利用する

スムーズに就職活動を進めたい方は、既卒者向けの就職・転職エージェントを利用するのもコツの一つ。キャリアアドバイザーが自分の希望条件や経歴、得意な仕事内容などを把握したうえで求人紹介から内定までのサポートをしてくれるため、就職活動を効率良く進められるでしょう。
「既卒からの就職が上手くいかない」とお悩みの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。

ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職サービスです。求職者一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつき、就職活動の進め方や求人の紹介、面接対策、職業訓練での経験をどのようにアピールするかなどをマンツーマンでアドバイスします。1分程度でできる適職診断を行えば、自分に合った仕事を知ることも可能です。
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
  • 働きたいだれもが就職できる社会を目指す「ハタラクティブ」
  • 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談
  • 定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ
  • 厚労省認定「サポステ」で若者の就労支援厚労省認定「サポステ」で若者の就労支援
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