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わかものハローワークとジョブカフェの違いとは?対象者やサービスは同じ?
更新日

この記事のまとめ
- わかものハローワークは個別指導の場、ジョブカフェは就活を学ぶ場であるのが主な違い
- わかものハローワークは厚生労働省、ジョブカフェは都道府県と運営主体にも違いがある
- わかものハローワークは、就職までの流れを専任の担当者がマンツーマンでサポート
- ジョブカフェは、就職活動をサポートする多くのサービスを一つの施設に集約して提供
- わかものハローワークとジョブカフェの違いを押さえて利用を検討しよう
「わかものハローワーク」と「ジョブカフェ」の違いが分からない方もいるでしょう。わかものハローワークは、求職者の就職活動を専任の担当者が支援するのに対し、ジョブカフェは職場体験や適性診断などのサービスがメインであることが主な違いです。このコラムでは「わかものハローワーク」と「ジョブカフェ」の対象年齢やサービス内容の違いについて詳しく解説します。うまく使い分けながら、効率よく就活を進めましょう。
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わかものハローワークとジョブカフェの違い
わかものハローワークは、個別指導で求人紹介からアフターフォローまで行うのに対し、ジョブカフェは「求人票の読み方」や「仕事探しのコツ」など、主に就職に関する授業のようなサービスがメインであることが違いといえます。
わかものハローワークは厚生労働省が運営する公的な施設であり、ジョブカフェは各都道府県が運営している機関です。ジョブカフェは、地域のニーズに応じて柔軟に運営されている点もハローワークとの違いといえます。
わかものハローワークとは
わかものハローワークとは、若年層の就職活動を支援するサービス。厚生労働省の「わかものハローワーク」によると、全国21ヶ所に設置されています。わかものハローワークの具体的な目的や支援内容について見てみましょう。
わかものハローワークの利用対象
わかものハローワークの対象者は、正規雇用を希望する34歳以下の方です。以前は45歳未満の方が対象でしたが、2020年4月から34歳以下に変更となりました。これまで正社員として働いたことがない、もしくは経験が浅い方や、長期間非正規社員として働いている方を中心にサポートします。
参照元
東京労働局
わかものハローワークの利用対象年齢が変わります
わかものハローワークの運営目的
わかものハローワークは、就職活動に関する不安や悩みを軽減し、安心して就業できる体制を整えることを主な目的として運営されています。同世代の求職者が集まる場を提供することで、利用しやすい雰囲気を提供し、就職活動への意欲を高めることを目指しています。
入社後のミスマッチ防止や、長期的なキャリアの実現を支援することも目的の一つ。若年求職者に寄り添った総合的な就職支援サービスを展開し、安定した雇用の実現を目指す機関です。
わかものハローワークが提供するサービス
わかものハローワークでは、それぞれの目標や状況に合わせて就職活動ができるよう、さまざまなサービスが提供されています。わかものハローワークで利用できるサービスを具体的にチェックしましょう。
担当者による個別指導
わかものハローワークでは、専任の担当者がマンツーマンで就職活動をサポートします。初回利用時に、正社員雇用に向けた就職プランを作成して目標を定め、課題を明確に把握して取り組める点がポイントです。キャリアプランの作成や応募書類の添削、面接対策など、就職活動を成功に導くための支援も受けられます。
企業説明会やセミナーの開催
定期的に企業説明会やセミナーを開催し、求職者と企業が直接対話できる機会を提供しています。企業の担当者から仕事の詳細や求める人材について直接聞けるため、求人票では分からない情報を得られるでしょう。面接マナーや就職活動に役立つセミナーもあり、知識やスキルを磨く場として活用できます。
グループワークの実施
一部のわかものハローワークでは、求職者同士でのグループワークの場も提供されています。参加者が協力しながら就職活動での課題解決に取り組んだり、応募書類の作成や面接対策などを一緒に学んだりと、活動内容はさまざまです。他の求職者との交流も深めながら、コミュニケーション能力を高められるでしょう。
職業訓練の相談
求職者のスキルや希望する職種に応じた職業訓練についての相談も受け付けています。適切な訓練コースを紹介してもらえるので、希望する職種に合わせたスキルの習得が可能です。未経験から専門知識を身につけたい方や、新たなスキルを習得したい方に向けたアドバイスも提供しています。
就職後の定着支援
長く安定して働けるよう、就職後のフォローアップも行われています。職場での人間関係や仕事上の悩みについて相談できる体制が整っており、早期離職を防ぐための支援を受けられる点がメリットです。就職先がいわゆるブラック企業だった場合の相談にも対応しているので、就職後に不安を抱える方には心強いでしょう。
わかものハローワークで利用できるサービスは「わかものハローワークとは?対象年齢や初めて利用する際の流れを解説!」でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
わかものハローワークを利用するメリット
わかものハローワークは、担当者と協力しながら就職活動できることがメリットです。同じ担当者がマンツーマンで支援してくれるため、これからの目標や希望の働き方なども共有でき、就職活動での悩みや不安について相談ができます。
それぞれの能力やスキル、人柄などを見極めて、利用者にマッチする求人を紹介してもらえることもポイントです。就活や転職活動の経験が少なく、何から始めたらよいかわからない方も、安心して進められるでしょう。
ハローワークとの違いは?
ハローワークとわかものハローワークの違いは、対象者の年齢です。ハローワークは全年齢の人が対象なのに対し、わかものハローワークは、35歳未満の若者を対象に求職支援を行っています。
わかものハローワークでは、一人ひとりの求職者に対して専門職員がつくことも、ハローワークとの大きな違いです。面接時のマナー指導や面接の質問に対する対策、書類作成のサポートなど、ハローワークの就職支援サービスをより強化した支援が受けられます。
わかものハローワークについてより詳しく知りたい方は「若者ハローワークって何?基本情報や利用できるサービスをご紹介!」もチェックしてみてください。ハローワークとの違いについても解説しています。
参照元
厚生労働省
わかものハローワーク
ハローワークとは?
ハローワークとは、国(厚生労働省)が運営する総合的雇用サービス機関のこと。仕事を探している方や求人事業主に対して、さまざまなサービスを無償で提供しています。地元密着型の求人を中心に、幅広い業界や職種の求人を扱っているので、条件に合う企業を見つけやすいでしょう。
ハローワークには無料で求人を掲載できるため、採用コストをかけられない中小企業も利用可能です。ただし、求人の情報は審査していないので、いわゆる「ブラック企業」の求人が紛れているリスクもある点には注意してください。ハローワークについては「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」もご覧ください。
ジョブカフェとは
ジョブカフェとは、都道府県が主体的に設置している就職支援施設です。正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」といい、多くの場合、ハローワークと隣接しているか同施設内に設けられています。ジョブカフェの運営目的や支援内容を紹介するので、わかものハローワークとの違いにも注目しながらチェックしてみてください。
ジョブカフェの利用対象
ジョブカフェの利用対象は、正規雇用を目指して就職活動をしている15~34歳の方です。高校生や大学生などの学生も利用できます。ただし、ジョブカフェの対象年齢は、地域によってさまざまです。39歳以下もしくは40代前半(おおむね45歳未満)まで利用できる施設もあるので、お住まいの地域にあるジョブカフェの対象年齢を確認してみましょう。
ジョブカフェでの運営目的
ジョブカフェの目的は、若者の就職活動を総合的にサポートすることです。「ワンストップサービス」の名前のとおり、就職活動に役立つサービスを一ヶ所にまとめて提供し、求職者が自分に適した企業を見つけやすいようサポート。複数の窓口をまたぐことなく、効率的かつ効果的な就職活動の実現を目指しています。
ジョブカフェは、若者の就業に関する不安を軽減し、キャリア形成をサポートするための環境を整えることも役割です。ワンストップの支援体制により、求職活動の負担や不安を軽減し、スムーズな就職を実現することがジョブカフェの運営目的といえるでしょう。
ジョブカフェが提供するサービス
ジョブカフェは、地域ごとの特性に応じて、若者のスキル向上や雇用促進を目指したさまざまなサービスを提供しています。ジョブカフェが提供している主なサービスをチェックしましょう。
就活に関する情報の提供
求人票や企業情報、就職活動に役立つ資料など、幅広い情報を提供しています。勤務地や職種など、希望する条件に合わせて求人を検索できる場合もあるので、自分に合った企業や業界を見つけやすいでしょう。最新の採用トレンドや地域特化型の求人情報も入手できるため、効率良く就活を進められます。
職業適性診断
自分の適性や強みを把握できる職業適性診断を受けられます。診断結果を基に、向いている職種や業界を具体的に提案してもらえるため、将来のキャリア選択に役立つでしょう。客観的なデータを活用することで、迷いがちな就活の方向性を明確にできるのが魅力です。
職業相談・職業紹介
求職者の状況や希望に応じて職業相談を行い、適した企業を紹介しています。ジョブカフェは、地域に密着した求人情報も多く取り扱っている点が強みです。キャリアアドバイザーが一人ひとりに寄り添ってサポートするため、不安や疑問を解消しながら就活を進められるでしょう。
就活セミナー・企業説明会
就活スキルを高めるセミナーや企業説明会を定期的に実施しています。セミナーでは面接対策や自己PRのコツを学べ、説明会では企業担当者と直接交流する機会が得られることが利点です。就活生の保護者に向けたセミナーも開催されています。
職場見学・職場体験(インターンシップ)
一部のジョブカフェでは、企業見学やインターンとしての職場体験の機会も提供しています。実際に働く体験を通じて、職場の雰囲気や業務内容を知れる点がメリットです。実際に企業を見学したり、仕事を経験したりすることで入社後のギャップを減らせるため、ミスマッチによる早期離職の防止に役立ちます。
個別カウンセリング
専任のキャリアカウンセラーが、就活に関する悩みや相談に応じます。一人ひとりの目標や適性に基づいた具体的なアドバイスを受けられるため、就職活動を効率的に進められるでしょう。応募書類の添削や面接のアドバイス、就活プランの作成サポートなどにも対応可能です。多くの場合、完全予約制で、対面での相談のほか、メールや電話で対応してもらえる場合もあります。
ジョブカフェについて詳しく知りたい方は「ジョブカフェとは?利用できるサービスやハローワークとの違いを解説」のコラムも参考にしてみてください。ジョブカフェのサービスについて詳しく解説しています。
ジョブカフェを利用するメリット
ジョブカフェのメリットは、多様なサービスを1ヶ所で受けられる点です。就活に役立つ情報提供やセミナーへの参加、職場体験などを通じて実践的なスキルを身につけられます。職業適性診断やカウンセリングにも対応しているので、自分に合った職業や企業を見つけやすいでしょう。
わかものハローワークが個別サポートを重視する一方、ジョブカフェは就活や就労に対して学ぶ機会が豊富で、若者の幅広いニーズに応える環境が整っています。ジョブカフェは各都道府県が設置・運営しているため、各地域の特色を活かしたサポートが受けられる点も魅力です。
参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援
若者サポートステーション(サポステ)とは?
若者サポートステーション(通称サポステ)とは、厚生労働省が15〜39歳までの若者を対象に委託した支援機関です。コミュニケーションや人間関係、面接など、働くことに不安を感じる若者の悩みを解消するために設立されました。キャリアコンサルタントや臨床心理士などの専門スタッフが、個々の悩みに合わせたサポートを提供しています。
ジョブカフェは就職活動全般をサポートするのに対し、サポステは就労に向けた準備段階からの支援や心理的なケアを重視している点が違いです。「日本のニートの割合は多い?少ない?世界と比較!」のコラムでも、ジョブカフェとサポステの違いについて触れているので、ぜひご一読ください。
民間の就職・転職エージェントを併用 利用しよう
わかものハローワークやジョブカフェといった公的機関は、無料で多様なサポートを提供しており、基本的な就活スキルや情報収集には非常に有益です。しかし、民間の就職支援サービスを併用することで、より効率的に就職活動を進められる可能性があります。
民間の就活支援サービスには、専門分野に特化した求人情報や、企業との密接なネットワークを活用した非公開求人が多く、選択肢が豊富です。担当者による個別のキャリアコンサルティングや応募書類の徹底添削、模擬面接など、公的機関では対応しきれない部分を細かくサポートしてもらえます。複数のサービスを活用することで、自分に合った企業に出会えるチャンスが広がるでしょう。
わかものハローワークとジョブカフェに関するQ&A
わかものハローワークやジョブカフェの利用方法についての疑問にQ&A方式で回答します。
わかものハローワークの利用が向いている人は?
わかものハローワークは、現在住んでいる地域での就職を目指している方におすすめです。
地域密着型の求人が豊富な傾向があるため、地元企業の求人を探しやすいでしょう。地元で就職先を探す方法については「地元就職先の探し方!成功するための方法とは?」でも紹介しているので、あわせてご覧ください。
ジョブカフェのセミナー参加は求職活動実績になる?
特定の就職支援セミナーへの参加は、求職活動としてカウントされる場合があります。
ただし、すべてのセミナーが対象になるわけではありません。セミナーの申込時に、雇用保険の求職活動実績になるか必ず確認しましょう。ハローワークの求職活動で実績を作る方法は「ハローワークの求職活動とは?セミナー受講や職業相談で実績作りをする方法」のコラムも参考にしてください。
わかものハローワークと新卒応援ハローワークは違う?
わかものハローワークと新卒応援ハローワークは、対象者や提供する支援が異なります。
わかものハローワークは、主に正社員経験が少ない若者や既卒者を対象にしており、職業訓練や長期的な就業支援に力を入れている機関です。一方、新卒応援ハローワークは、卒業前後の学生や新卒3年以内の若者を対象に、就職活動の基本スキルの習得や求人情報の提供を中心に支援します。
新卒応援ハローワークについては「第二新卒はハローワークを利用するべき?メリットとデメリットを解説」のコラム内で解説しているので、参考にしてください。
ジョブカフェを利用するには予約が必要ですか?
個別カウンセリングやセミナーへの参加などは、原則予約が必要です。
利用したいサービスがある場合は、ジョブカフェに直接問い合わせてみましょう。各都道府県のジョブカフェは厚生労働省のジョブカフェ一覧ページから探せます。地域によって「若者就職支援センター」「しごとセンター」など、さまざまな名称が使われているので、厚生労働省のページから探すのがおすすめです。
ジョブカフェ以外の就職支援サービスを活用したい方は、若者に特化した就職・転職支援サービス「ハタラクティブ」がおすすめです。専任のアドバイザーが個別にカウンセリングを行い、一人ひとりにあった求人の提案や選考対策のサポートを無料で行っています。自分に合う職場を効率的に探したい方は、ぜひ利用を検討してみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。