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手取り14万円で一人暮らしはきつい?貯蓄を増やす方法とは
更新日
この記事のまとめ
- 手取額は「総支給額×0.8」で算出することができる
- 手取り14万円は、厚生労働省のデータによると20代前半の給与平均より低め
- 手取り14万円でも一人暮らしはできるが、旅行などの趣味の出費を抑える必要がある
- 手取り14万円の場合も、やり方を工夫すれば貯金することができる
- 将来のために十分な貯蓄をしたいなら、転職活動で収入アップを図るのも1つの手
手取り14万円の場合、20代前半の社会人と比べてどの程度収入に差があるのでしょうか。このコラムでは、厚生労働省のデータをもとに、20代前半の男女における学歴別の平均賃金を解説。手取り14万円の場合との差額を具体的にまとめています。また、手取り14万円の場合の生活費の使い方や収入アップの方法についても記載しているので、「一人暮らしがきつい」と感じている方はぜひ参考にしてみてください。
手取り14万円と20代前半の給与平均額との比較
20代前半で手取り14万円は、十分であるとは言い難いかもしれません。以下では、男性と女性それぞれの学歴ごとの平均給与を表にしています。手取り14万円の場合とどれくらい差があるのか比べてみましょう。
学歴別 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
大学卒 | 23万5,100円 | 23万2,100円 |
高専・短大卒 | 22万4,000円 | 21万3,900円 |
高校卒 | 21万1,400円 | 19万3,500円 |
参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査結果の概況(3)学歴別にみた賃金
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査結果」では、税金や保険料などを差し引いていない総支給額(額面給与)で算出されています。自分のおおよその手取り額が知りたいときは、「総支給額×0.8」で計算してみましょう。手取り14万円で考えた場合、総支給額は約18万円前後になります。平均給与を参考に手取り額を算出すると、大卒は約18万~19万円、高専・短大卒は約17万円、高校卒は約16万円です。20代前半の平均と比較すると、手取り14万円は低めであることがわかります。
手取りが少なすぎると感じる場合
手取り額が最低賃金を下回るのは違法です。正社員として働いているのに手取り14万円未満の場合など、少しでもおかしいと感じる場合は、給与額に問題がないか確認してみましょう。最低賃金を割り出す計算方法については、「手取りが少なすぎる?最低賃金よりも給料が下回っている場合の対処法」をご覧ください。
手取り14万円の生活レベル
東京都内で一人暮らしをする場合はどのように生活費を振り分ければ良いのでしょうか。一般的な家計の内訳は、以下のとおりになります。
家賃(約4万5千円)
一般的には収入の3割程度が望ましいといわれています。
水道光熱費(約1万円)
電気代は季節によっておよそ4千円前後の変動があります。
食費(約3万5千円)
なるべく自炊して外食を控えれば節約できます。
通信費(約1万1千円)
パソコンとスマホの通信にかかる費用です。
交際費(約1万4千円)
友人や仕事仲間との付き合いにかかる費用です。冠婚葬祭などが入った場合は、さらに上がる可能性があります。
雑費(約1万5千円)
日用品や医療などにかかる費用です。余った分は予備費として蓄えておくと生活に多少余裕が出てくるでしょう。
貯金(約2万円)
手取り14万円の場合も、毎月の貯金額を決めると貯めやすくなります。別口座で行うと管理しやすいでしょう。20代の平均貯蓄額やお金を貯めるコツについては、「お金を貯めたい…20代にオススメの貯金方法とは?」を参考にしてみてください。
節約などして工夫をすれば、手取り14万円でも生活していくことは可能です。しかし、あまり贅沢もできないため、外食や旅行などの楽しみが制限されてしまう恐れがあります。節約するためのコツについては、「貯金がない人は多い?効果的な節約術と対処法を紹介」にもまとめているので、あわせてご覧ください。
手取り14万円で貯蓄は難しい?収入を増やすには
手取り14万円では、1人で生活していくだけで精一杯になりがちなため、貯金額を増やすのは難しいかもしれません。一人暮らしがきついと感じている方や、ゆくゆくは結婚し、家庭を持つことを視野に入れている方は、一度現在の収入やキャリアについて改めて考えてみたほうが良いでしょう。
一般的に、お金を貯めやすい時期は就職から結婚するまで、子供が小学校に入学する前、子供が独立してからの3回訪れるといわれています。子供の教育費や住宅ローン、老後の生活など、それぞれのケースで大きな出費が必要となるため、手取り14万円ではますます厳しくなるでしょう。将来のためにも、今のうちにキャリアプランを明確にしておくのが賢明です。
手取り14万円から収入を上げたいと考えているなら、思い切って転職活動に踏み切っても良いかもしれません。エージェントを活用すれば、就職・転職活動のプロによるサポートを受けられます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。