転職活動を始める前に…SPI試験の内容や対策とは

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この記事のまとめ

  • SPI試験は、企業側が応募者の能力や性格を知るために実施している 
  • 能力検査は事前に対策をしても良いが、性格検査はありのままの解答を心がけよう 
  • SPI試験の受検方法は企業によって異なる

就活や転職活動でよく耳にするSPI試験とは、一体どのような試験なのでしょうか。現在、多くの企業で導入されているため、事前に対策を立てておいて損はありません。 
ここでは、SPIの内容や対策方法、受検方法などについてまとめました。

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◆SPIとは?

SPIとは、企業が新卒採用や中途採用などで行う適性検査のひとつ。SPIは、Synthetic(総合的な) Personality(個性・性格) Inventory(評価)の略です。
リクルートが開発したもので、大卒向けSPI3-Uや中途採用向けSPI3-G、高卒採用向けSPI3-H、グローバル採用向けGSPI3などがあります。
SPIを行う目的は、面接だけでは知りえない応募者の人柄、仕事への適性、能力などを知ること。SPIの結果は、面接での質問内容や入社後の配属先を決めるときなどに活用しています。

SPIの内容は、大きく分けて能力検査と性格検査の2つです。

【能力検査】

文章理解や慣用句などの国語的な能力を測る「言語分野」と、数学的な能力が問われる「非言語分野」の2種類があります。英語の問題を出題する企業も。
どちらも高校卒業程度のレベルで、専門的な知識を必要としない問題が多い傾向です。
求める水準は企業によって異なるため、得点が高ければ高いほど良いという訳ではありません。

【性格検査】

日ごろの行動や考え方などについての質問が出題されます。応募者の人となりを把握し、どのような仕事に適性があるのかを判断する検査です。
約200問の質問に対して「はい・いいえ」や「あてはまる・あてはまらない」などで回答します。


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◆対策はどうする?

SPIは、出題された問題を理解して、処理することが求められるテストです。そのため、事前に学習をしても得点にはあまり影響がでないとされています。
しかし、SPIは問題数が多いので、当日落ち着いて対応するためにも事前に問題に慣れておいたほうが良いでしょう。
それでは、SPIの対策はどのように取り組んだら良いのでしょうか。

【能力検査の対策】

能力検査対策は、問題の傾向が大きく変わるケースは稀です。そのため、市販されている問題集や参考書を用いて過去問題を中心に勉強するのがおすすめ。
どのような問題が出題されるのか、まずは一通りの問題を解いてみると良いでしょう。しばらく解いていない問題や苦手分野などは、重点的に練習することが大切です。
本番では時間制限があるため、普段の練習から注意して時間の感覚掴めるようにしておきましょう。

【性格検査の対策】

性格検査の対策は必要ありません。自分に正直に答えるように心がけましょう。
ライスケールという嘘を見破るための設問があるため、自分を良く見せようとしても虚構性があると判断されてしまいます。
取り繕った回答をしても面接で矛盾が生じてしまいますし、もし内定が獲得できても入社後のミスマッチに繋がるかもしれません。


◆受検の方法

SPIには主に以下の4つの受検方法があります。

【Webテスティング】

自宅のパソコンなどで受検する方法です。受検依頼メールに記載されている期間内に、受検サイトにアクセスして受検します。
能力検査の言語分野、非言語分野、性格検査の順番で出題され、1問ごとに制限時間があるのが特徴です。

【テストセンター】

能力検査と性格検査を別々の場所で行うのが特徴です。
事前に自宅のパソコンやスマートフォンなどで性格検査を受検し、能力検査は後日企業テストセンター会場で受検します。
受検者が正解するほど問題の難易度が上がり、難易度の高い問題に正解すると高評価になる仕組みです。Webテスティングと同じく、1問ごとに制限時間が設けられています。
1年以内にテストセンターで受検した経験がある場合は、直前の受検結果を別の企業に送ることも可能です。しかし、企業によって合格基準が違うことや、自分の得点を知る方法がないため、使い回すかどうかは慎重に判断しましょう。

【ペーパーテスティング】

応募先企業で受検します。マークシート方式で、全員同じ問題が出題されるのが特徴です。
パソコンでの受検とは違い、解答順序や時間配分は決められていません。

【インハウスCBT】

応募先企業に行き、企業のパソコンで受検する方法です。Webテスティングと同じく、能力検査の言語分野、非言語分野、性格検査の順番で出題されます。
1問ごとに制限時間があり、全て解答した時点で受検完了です。


新卒だけではなく、中途採用でも企業とのマッチングを図るために、SPIを始めとする適性検査が実施される場合があります。
適性検査の結果が合否に直接影響するわけではありませんが、事前にしっかりと対策を立てておいて損は無いでしょう。

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