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学歴と職歴の書き方とは?履歴書作成のポイントと記載例を解説

就活

この記事のまとめ

  • 学歴と職歴の書き方の把握は、就職活動をするうえで欠かせない
  • 学歴と職歴の書き方のポイントは、年度表記を統一すること
  • 学歴は中学卒業から記入するのが一般的な書き方
  • 職歴は「会社名」「配属先」「業種」「従業員数」「職務内容」などを記入する
  • 職歴欄には、応募する企業に関連するスキルを記載するのがおすすめ
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履歴書を作成する際、学歴や職歴の書き方に悩む人もいるでしょう。学歴と職歴の書き方のポイントには、「学校名や社名を正式名称で書く」「年度表記を統一する」などが挙げられます。

このコラムでは、履歴書の学歴と職歴の書き方のポイントを解説。また、ケースごとに分けて例文をご紹介します。「学歴の入学・卒業はどこから書けば良い?」「職歴が多くて書ききれない」などで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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学歴と職歴の書き方の基本

学歴と職歴の書き方に共通するポイントとして、「学校名や会社名を正式名称で書く」「年度表記を統一する」が挙げられるでしょう。履歴書の学歴欄や職歴欄は、一人ひとりの状況によって記載方法が異なる部分もありますが、いくつか共通する書き方のルールもあります。

以下では、学歴と職歴の書き方それぞれに共通するルールをご紹介。まずは履歴書の書き方の基本から確認してみましょう。

正式名称を記入する

学校名や会社名、部署、資格などは、省略せずに正式名称を書きましょう。学校や会社名に変更が合った場合、その旨を明記しておくのがおすすめです。
住所を記入する際には都道府県から記入し、建物名や部屋番号なども正確に書きます。

自分の目的に合った書式を選ぼう

履歴書には、「就活用」や「転職用」、「アルバイト(パート)用」などいくつかの種類があります。購入する際は、応募先に合った書式のものかを確認しましょう。
履歴書の種類については「履歴書を売ってる場所は?コンビニで買える?就活用とバイト用とは」で詳しくまとめているので、あわせてチェックしてみてください。

年度表記は統一する

年度は和暦・西暦のどちらでも表記可能ですが、履歴書全体で統一する必要があります。また、記入日欄の年度表記を統一させることも忘れないようにしましょう。記入日欄には作成した日ではなく、郵送日または提出日を書きます。

加えて、履歴書と一緒に職務経歴書を提出する場合は、二つの書類で使用される年度表記を統一するように気をつけましょう。

計算ツールや早見表の利用もおすすめ

自分の入学や卒業の年を計算する場合には、Webサイトの計算ツールや早見表の利用もおすすめです。自分の入学・卒業年数を覚えている方も、ケアレスミスを防ぐ意味で計算ツールや早見表を利用すると良いでしょう。
ハタラクティブのコラム「履歴書の入学・卒業年表は早見表を活用しよう!」でも、入学・卒業年を確認できます。

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履歴書の学歴欄の書き方

学歴を履歴書に書く際は、中学校卒業時点から記入するのが一般的です。学歴と職歴の欄がまとめられている履歴書では、一行目の中央に「学歴」と記入してから書き始めましょう。

以下で、学歴の基本の記入例をご紹介します。

履歴書の学歴欄の書き方の画像

 

入学と卒業は分け、省略せずに記載してください。高校は「高等学校」と正式名称で記入しましょう。

学歴の書き方の例

在学中に就活をしていたり中退経験があったりして、「どのように記載すれば良いか分からない」と感じることもあるでしょう。
以下では、ケースごとに学歴の書き方をご紹介します。

新卒で在学中の場合

新卒の就活生の場合、在学中に履歴書を書く必要があります。以下の例のように書いてください

新卒で在学中の場合の画像

新卒の場合、卒業予定の年月を記入し、学校名の右側に「卒業見込み」と書くのが一般的です。学部や学科も省略せずに記載してください。

最終学歴が中学校の場合

最終学歴が中学の場合、以下のように記入します。

最終学歴が中学校の場合の画像

 

前述したように、履歴書の学歴欄は中学校卒業時点から記入するのが一般的です。ただし、中学入学以前の学歴を書いてはいけないというルールは存在しないため、すべての学歴を記載することもできます。

中退している場合

学校の中退経験がある場合は、以下の例のように書くと良いでしょう。

中退している場合の画像

 

中退を学歴欄に書く際には、学校名の隣に「中途退学」と表記します。「中退」は省略した表現なので、誤って使用しないように注意しましょう。また、可能であれば中退理由を書いておくのがおすすめです。中退理由を明記すると、採用担当者に疑問を残した状態で選考に進まずに済みます。

履歴書に中退理由を書かなくても、面接で質問される場合が多いようです。面接での伝え方も考えつつ、履歴書を作成すると良いでしょう
中退理由を伝えるポイントは、「大学中退の理由ランキング!面接や履歴書での伝え方・書き方も紹介」のコラムで解説しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

学歴の書き方のポイント

学歴を書く際のポイントは以下のとおりです。

  • 履歴書の一行目の中央に「学歴」と記入し、次の行から学校名を書く
  • 基本的には中学校卒業から記入する
  • 入学と卒業は分けて記入する
  • 学校名は正式名称で書き、「〃」のような記号は使用しない
  • 高校は「高等学校」と表記する
  • 年度表記は和暦か西暦で統一する
  • 職歴で書くことが多い場合は、高校卒業から記入しても良い
  • 大学は学部や学科、専攻も正式名称で書く

上記のポイントを押さえられているかを確認しつつ、履歴書作成に取り組んでみてください。

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履歴書の職歴欄の書き方

職歴と学歴の欄が一つにまとめられている履歴書では、職歴は学歴の下に記入します。これまでの経歴は省略せず、正確な職歴を書くようにしましょう。在籍期間が短い場合も職歴として記載します。

以下は、職歴の書き方の一例です。

履歴書の職歴欄の書き方の画像

 

従業員数や業務内容を簡潔に記載すると、採用担当者に自分の働きを想像してもらいやすくなります。志望企業で活かせる経験やスキルをアピールしましょう。

そもそも職歴とは?

職歴とは、「職務経歴」の略で、これまでの職業や業務の経験のこと。そのため、履歴書の職歴欄には入社した企業名や年度だけでなく、どの部署でどのような業務に従事したのかも簡潔に記載する必要があります。

一般的に、アルバイト経験は職歴欄に記入しなくても良いとされていますが、就活や転職に活かせるスキルを得られた場合やアルバイト経験が長い場合には、アピール材料として職歴欄に記載するのがおすすめです。

履歴書と職務経歴書の違い

履歴書は、氏名や生年月日、所有資格など応募者自身の情報を伝えるための書類です。一方、職務経歴書は応募者の職歴や実績をアピールするための書類といえます。

履歴書と職務経歴書の違いについては、「職務経歴書と履歴書の違いは?それぞれの役割や作成のポイントを紹介」で詳しくまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

職歴の書き方の例

職歴欄には、転職経験や部署移動を記載することもあるでしょう。ケースごとの正しい記入方法を押さえているなら、採用担当者に誤解なく自分の経歴をアピールできます。
以下ではケースごとの職歴の書き方例をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

転職経験がある場合

転職経験がある場合、以下の例を参考に履歴書を作成してみてください。

転職経験がある場合の画像

 

転職経験を記載する際には、退職と入社の月を間違えてしまわないよう注意が必要です
転職経験が複数回ある場合、履歴書に書ききれないことがあります。職務経歴書も活用し、これまでの経験をアピールしましょう。

部署異動や昇格があった場合

部署異動や昇格は、以下のように記載します。

部署異動や昇格があった場合の画像

 

異動や昇進は、時期が明確に分かるように年月を記載するのがポイント。職歴欄に余裕があるなら、具体的な業務内容も書きましょう。

在職中に社名が変わった場合

在籍中に社名が変わった場合、職歴欄は以下のように記載してください。

在職中に社名が変わった場合の画像

 

在職中に社名が変わった場合には、元の会社名の隣に変更後の会社名を書きましょう。社名変更後、時間が経っていて、現在の社名のほうが一般的に知られている場合には、「株式会社◇◇(旧 株式会社△△)」のように記載しても良いでしょう。

職歴にアルバイト経験を書く場合

職歴としてアルバイト経験を書く際も、基本的には正社員の職歴と同様に記入します。特に、長期間続けたアルバイトや、職務内容が応募する求人の職種に関連している場合は、業務内容を詳細に記入するのがおすすめです。

アルバイト経験は、以下の例のように記載します。

職歴にアルバイト経験を書く場合の画像

 

アルバイト経験を書く際は、志望企業の求人情報の事前確認が大切です。志望業界や業務で活かせるスキルや経験を記載し、企業にとって魅力的な人材であることをアピールしましょう。
また、職歴欄に経験を書くだけでなく、自分の持つスキルが応募する職種にどのように役立つかを自己PR欄に記載することで、採用担当者に熱意を伝えやすくなります

ただし、新卒就活や豊富な正社員経験をアピールしたいケースでは、アルバイト経験は記載しないのが一般的です。詳しくは、「アルバイトは職歴欄に書いていい?好アピールにつながる書き方のコツ」のコラムで解説しています。

職歴の書き方のポイント

職歴欄の書き方のポイントは、以下のとおりです。

  • 学歴の最後から一行空けて「職歴」と記入し、次の行から書き始める
  • 会社名と配属先を書く
  • 会社の規模や業務内容を書き、アピールに繋げる
  • 社名は「株式会社」なども省略せずに書く
  • 短期間しか働いていない場合でも、職歴はすべて正確に書く
  • 入退社の年度や月に間違いがないか注意する
  • 社名変更があった場合、旧社名と現社名を記載する
  • すでに退職日が決まっている場合、「退職予定」と記入する
  • 最後に「現在に至る」と記載し、次の行に右寄せで「以上」と記入する

職歴が多く書ききれないケースでは、詳細は「職務経歴書」にまとめましょう。
新卒の場合は、職歴がないので記載する必要はありません。一方、中途採用は職務経歴書の提出が求められる場合があります。

履歴書の賞罰欄の書き方

履歴書には賞罰を記載する欄もあります。賞罰とは、「表彰歴や受賞歴」と「犯罪歴」のことです。

賞罰の書き方の例

賞罰欄は、以下のように書くと良いでしょう。

賞罰の書き方の例の画像

 

表彰歴や受賞歴は一般的に、全国大会の優勝歴や国際大会での受賞歴などを記載します。
罰を記載する場合、罪の内容と判決を書きましょう。過去の犯罪歴を隠すと、経歴詐称の罪に問われる場合もあるので注意してください。ただし、未成年時の犯罪や交通違反などは記入する必要はありません。

賞罰の書き方のポイント

賞罰の書き方のポイントは以下のとおりです。

・賞罰欄がない場合はあえて作る必要はない
・賞は国際レベルでの受賞を書くのが一般的
・交通違反や未成年時の犯罪などの行政罰は書かなくて良い
・罰を隠すと経歴詐称の罪に問われる場合もある

賞罰がない場合には「なし」と記載するか、未記入のまま提出しても問題ありません。賞罰欄の詳しい記載方法は「履歴書に賞罰欄がある!なしの場合は何を書けばいい?」のコラムをチェックしてみてください。

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学歴や職歴を書く際の疑問に関するQ&A

ここでは、履歴書に学歴や職歴を書く際に生じる質問にお答えしていきます。履歴書の書き方に自信がないとお感じの方はぜひご一読ください。

履歴書の学歴はどこから書くと良いですか?

中学校卒業から書くのが一般的です。ただし、厳密なルールが定められているわけではないので、すべての経歴を書いても問題ありません。また、職歴欄に書くことが多い場合には、高校から記載することもできます。

職歴が多い場合の対処法については「履歴書に職歴を書ききれないときの8つの対処法!書き方の見本付き」でもまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

履歴書の職歴はどこまで書きますか?

現在に至るまでの職歴を省略せずに書きましょう。転職した年や月を間違ってしまわないよう注意が必要です。職歴欄を記入するポイントや記入例は、このコラムの「履歴書の職歴欄の書き方」をチェックしてみてください。

履歴書を一人で作成する自信がありません…

履歴書を作成する際は、履歴書全体を和暦か西暦で統一するように心掛けましょう。学校名や会社名は省略せず、正式名称で記入します。職歴欄で会社や業務の情報を簡潔に記入しておくのがおすすめです。

一人での就活や書類作成に不安を感じる方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。プロのキャリアアドバイザーが条件に合う求人探しや履歴書作成など、就職・転職を丁寧にサポートします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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