清掃員の正社員は、体力面や給与面できついと感じる場面もあるが、未経験から始めやすく、資格でキャリアアップを目指すことも可能!
「清掃員として正社員で働くのはきつい?」と気になる方もいるでしょう。清掃スタッフの仕事はきついと感じる場面もありますが、長く働きやすく、将来キャリアアップも期待できます。また、清掃員は正社員としてのやりがいや魅力も多いのが特徴です。
このコラムでは、清掃員の仕事内容や正社員になるメリット、面接時のポイントについて解説します。清掃員の正社員の年収や月給にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
あなたの強みをかんたんに
発見してみましょう!
あなたの隠れた
強み診断
正社員の清掃員がきついといわれる理由

清掃員の仕事は需要が安定している一方で、体力面や待遇面で負担を感じる場面もあり、「きつい」といわれることもあるのが実情です。ここでは、正社員として働く場合にきついと感じやすい4つの点を、統計や制度とあわせて整理します。事前に実態を知っておくと、自分に合うかどうかを判断しやすくなるでしょう。
正社員の清掃員がきついといわれる理由
- 清掃の仕事には体力が必要
- 清掃員の平均給与は全国平均よりやや低め
- 年齢差のある同僚とやり取りする必要がある
- 作業時間が決められている
清掃の仕事には体力が必要
清掃業務員をはじめ、清掃スタッフの仕事のなかには体力が問われるものもあります。重いごみや掃除用具を持ったり腰をかがめて作業したりするので、多くの場面で体に負担がかかりやすいでしょう。
また、冷暖房が使用できない現場では暑さや寒さが厳しいことも多く、体力面できついと感じる方もいるようです。体力に自信がない場合は、あらかじめ仕事内容の詳細をよく確認しておくことをおすすめします。
清掃員の平均給与は全国平均よりやや低め
清掃員の平均給与は、ほかの職種に比べて高いとはいえません。政府統計の総合窓口 e-Statの「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 第1表」によると、ビル・建物清掃員の所定内給与額は20万4,800円です。ほかの職種と比較しても、やや低い傾向にあることが分かります。
すべての企業に該当するわけではありませんが、「月給を上げたい」「インセンティブや手当を多めにもらいたい」などの希望がある人には向かない可能性があるでしょう。清掃員の月給については後述する「清掃員の平均月給と年収」で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
また、仕事内容によっては高い月給を得られる場合もあるため、将来的に月収を上げたい方は、以下のコラムもおすすめです。
年齢差のある同僚とやり取りする必要がある
前出の「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 第1表」によると、ビル・建物清掃員の平均年齢は53.2歳でした。清掃員の仕事は年齢を問わず始めやすいこと、一度就職すると長く働きやすいことから、就業者の平均年齢が高い傾向にあります。就職先によっては、自分の両親世代のスタッフと作業をする可能性もあるでしょう。
また、清掃員の正社員になると、アルバイトやパートで働く年配スタッフの指導を担当することもあります。年上の人と話すのが苦手だったり、うまく話題を探せなかったりする人はコミュニケーションが取りにくいと感じることもあるでしょう。
清掃員として働く際は、詳細な仕事内容を確認し、業務内容や職場環境についてしっかり把握しておくことが重要です。
作業時間が決められている
清掃する場所が商業施設やホテルなどの場合、開館やチェックインまでの限られた時間で掃除を終わらせなければいけないこともあります。ゆっくり掃除をしていると、「気づいたら終了の時間になっていた」ということにもなりかねません。
それ以外にも、清掃の仕事は担当箇所を決められた時間内で終えるのが基本です。時間を確認しながら効率良く掃除を進めていくことが求められるため、マイペースで時間管理が苦手な方は先輩のペースに合わせて作業を進めていきましょう。
参照元:政府統計の総合窓口 e-Stat「賃金構造基本統計調査」
まずはあなたのモヤモヤを相談してみましょう
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
こんなお悩みありませんか?
- 向いている仕事あるのかな?
- 自分と同じような人はどうしてる?
- 資格は取るべき?
実際に行動を起こすことは、自分に合った働き方へ近づくための大切な一歩です。しかし、何から始めればよいのか分からなかったり、一人ですべて進めることに不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。
そんなときこそ、プロと一緒に、自分にぴったりの企業や職種を見つけてみませんか?
清掃員(正社員)の仕事内容とは

清掃員(正社員)の仕事は、清掃のプロフェッショナルとして専門知識や技術を駆使し、あらゆる場所を衛生的に保つことです。一口に清掃員といっても、就職する会社の事業内容によって清掃する場所や役割はさまざまで、男性・女性問わず活躍できる仕事といえます。
ここでは、代表的な4つの清掃員の仕事内容と種類について紹介します。それぞれやりがいや身につく技術も異なるので、以下を参考に「自分がどのような清掃員として正社員を目指すか」をイメージしてみましょう。
清掃業務員の仕事内容
清掃業務員は主に、日常生活で排出されるごみの回収を担当します。また、店舗・工場などから出る廃棄物の処理や動物の死体処理、道路・歩道の清掃を行うこともあるでしょう。
町の衛生と美観を守る重要な仕事といえます。重いごみ袋を持ったり、次のごみ収集所まで走ったり、体力が問われる業務が多いようです。
清掃業務員として正社員になる2つの方法
清掃業務員として正社員になる方法は、大きく2つに分かれています。
1つ目は、各自治体の公務員として就職する方法です。公務員採用試験を受ける必要がありますが、「最低限の学力を確認するため」として通常より難易度を下げている自治体や、面接を重視し筆記試験を免除している自治体もあります。
2つ目は、民間の委託業者に就職する方法です。最近では、清掃業務を委託する自治体が増えています。公務員の新着求人が少なく倍率が高い場合、民間企業への就職を狙った方が内定を得やすいでしょう。
ビル清掃員の仕事内容
オフィスビルや商業施設などを清掃するのがビル清掃員です。ビル清掃員の仕事は、主に室内クリーニングと室外クリーニングに分かれているのが特徴。室内クリーニングは壁・床・ドア・トイレなどの清掃、室外クリーニングは外壁・窓ガラス・屋上・建物周辺の清掃を行います。
施設利用者の妨げにならないよう短時間で清掃するため、効率を重視する職場が多いようです。また、清掃する場所の規模によっては複数のスタッフで業務にあたるので、チームワークやコミュニケーション力を求められることもあるでしょう。
| 仕事内容 | オフィスビル、店舗、学校、病院などの室内外を清掃し、清潔できれいな環境を保つ |
|---|
| 平均年収 | 286.3万円 |
|---|
| 向いている人 | ・体力のある人
・几帳面で細かい作業が得意な人
・ほかの人と共同作業ができる人 |
|---|
| ポイント | ・清掃場所によっては早朝や夜間で勤務することがある
・資格を取得すれば、清掃作業監督者になれる道がある |
|---|
参照元:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag ビル清掃」
特殊清掃員の仕事内容
特殊清掃員とは、亡くなった方の部屋を清掃し、原状回復する業務を行うスタッフのことです。室内に染みついた血液や体液の除去・害虫駆除・消臭・滅菌など、仕事内容はほかの清掃の仕事に比べて専門的な知識やスキルが必要といえます。また、遺品整理作業や供養も行うため、故人への敬意や冥福を祈る心も忘れてはいけません。
近年ニーズが高まっており、メディアでも紹介される機会が増えた職種ですが、体力面と精神面の強さを求められます。やりがいは大きいものの、「きつい」と感じる場面も多いでしょう。応募前に、現場の過酷さや仕事内容の詳細を把握しておくことが大切です。
正社員
清掃、害虫駆除、除菌抗菌コーティングスタッフ
年収 343万円 ~ 530万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
ハウスクリーニングの仕事内容
ハウスクリーニングの清掃スタッフは、「顧客の自宅をきれいに清掃する」業務を担います。清掃する場所は、浴室・キッチン・トイレ・洗面所などの居住スペースが中心です。特殊な洗剤や機器を使い、普段の掃除では落ちにくい汚れや細かい部分までをきれいにします。
共働きなどで忙しい家庭が増え、近年ハウスクリーニングのニーズは増加傾向にあるようです。ハウスクリーニングの分野はフランチャイズ募集も多く、正社員の清掃スタッフとして知識や技術を身につけたあとは、独立・開業する人もいます。
独立や開業を視野に入れている方は、月給や業務内容をしっかり把握したうえで仕事に取り組み、将来の足がかりとしましょう。将来的に独立を目指している方は、以下のコラムも参考にしてみてください。
あなたの強みをかんたんに発見してみましょう
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
こんなお悩みありませんか?
- 自分に合った仕事を探す方法がわからない
- 無理なく続けられる仕事を探したい
- 何から始めれば良いかわからない
自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない 仕事を選ぶと早期退職のリスクもあります。そこで活用したいのが、「隠れたあなたの強み診断」です。
まずは所要時間30秒でできる診断に取り組んでみませんか?強みを客観的に把握できれば、進む道も自然と見えてきます。
清掃員(正社員)の就業条件
ここでは正社員の清掃員の平均年収や月給、おおよその勤務時間・休日について紹介します。正社員の清掃員が、一般的にどのような就業条件で働いているのか確認してみましょう。
清掃員(正社員)の勤務時間
清掃員として正社員で働く場合の勤務時間は、企業が定めた労働時間です。商業施設やビルの清掃を担当する場合は、午前7時〜午後4時、午前8時〜午後5時など、比較的朝の早い時間帯に始業する傾向があるでしょう。
ただし、施設の利用者や通行人が少ない時間を狙って清掃するため、勤務時間を深夜帯に設定している企業もあります。早起きが苦手だったり夜勤を希望しなかったりする人にとってはきついと感じる可能性があるため、応募する際はあらかじめ作業内容や勤務時間などをよく確認しましょう。
清掃員(正社員)の休日
清掃会社のなかには、完全週休2日制を導入している企業も多いようです。正社員の清掃員の休みをビルや施設の休館日、ごみの収集日などに合わせている清掃会社もあるため、土日祝休みのところもあるでしょう。
ただし、必ずしも土日祝休みであるとは限りません。土日に需要が高まるホテルや商業施設の清掃員として働く場合、土日祝日も含めたシフト制での勤務になることが多いようです。
清掃の仕事は、しっかりと休みを取り、プライベートの時間を確保しながら働きたい人に向いている仕事といえます。土日祝休みでプライベートも充実させたい方は、詳細を確認したうえで応募してみましょう。
清掃員(正社員)の手当や福利厚生(資格手当・深夜手当など)
清掃員の正社員には、基本給に加えて、さまざまな手当が支給される場合があります。深夜の午後10時から翌午前5時までに働いた場合は、通常の賃金の25%以上の割増賃金を受け取れるのが法律上のルールです。
このほか、ビルクリーニング技能士などの資格を取得すると、資格手当が付く企業もあり、社会保険の加入や制服の貸与といった福利厚生の内容も企業によって異なります。求人票の「給与」の欄で、基本給と手当の内訳を確認しておくと、総支給額のイメージが具体的になるでしょう。
参照元:厚生労働省「確かめよう労働条件 アルバイトの深夜割増について、22時以降はどうなりますか?」
清掃員の勤務体系は企業により異なるのでしっかりと確認しよう
清掃スタッフは、残業や休日出勤が少ない傾向にある職種ですが、企業によっては深夜や土日勤務が中心の職場もあります。「昼夜逆転の仕事は避けたい」「土日はしっかり休みたい」などの希望がある場合は、応募前に確認しておくのが大切です。
自分が望む働き方や勤務形態かをどうやってチェックしたら良いか分からない方は、就職・転職エージェントへ相談するのがおすすめです。プロのアドバイザーが清掃員の正社員求人をしっかりと見極め、あなたの希望条件に合う求人を提案してくれますよ。
ハタラクティブキャリアアドバイザー
後藤祐介からのアドバイス
正社員の清掃員の特徴
清掃員の仕事は、正社員も未経験からはじめやすいのが特徴です。また、仕事の性質上、景気や社会情勢に影響されにくく、長い間働けるのも清掃の仕事のポイントといえるでしょう。
自分の将来に不安を感じる方も、清掃員の仕事で安定した月給と長く働ける環境を手に入れられる可能性があります。ここでは、就職の難易度や仕事の進め方、職業としての安定性などを紹介していきます。
清掃員は新卒や未経験からスタートOK
清掃員の求人には、「未経験者歓迎」が多い傾向にあります。清掃作業にはさまざまなスキルや知識が必要ですが、入社時点で求められることはほとんどありません。そのため、初めて正社員として就職する人や、職歴や社会人経験に自信のない人にも挑戦しやすい仕事といえるでしょう。
清掃員(正社員)を目指すのに学歴は関係ない
清掃員の求人では学歴不問のものが多数あり、面接でも学歴以外の部分を問われることが多いようです。そのため、学歴に不安を感じている方も十分就職が可能なので、興味がある方はぜひ新着求人に目を通し、応募してみましょう。
学歴がどうしても気になる場合は、以下のコラムもぜひ一読ください。
一人で黙々と作業ができる
清掃業は黙々と作業に取り組む時間が多いため、人と接するのが苦手な人や、作業に集中し効率的に仕事を進めたい人には向いている仕事といえるでしょう。ただし、現場によっては複数名のスタッフと作業を進めるので、コミュニケーション力が求められることもあります。
景気に左右されにくい
人が生活している限りごみや汚れは必ず発生するものです。そのため、清掃員の需要がなくなることは考えにくいでしょう。正社員として豊富な知識とスキルを身につければ、より多くの現場で必要とされ、長期にわたって安定して活躍できる仕事といえます。
清掃員の経験を積めば将来は独立開業もできる
正社員として経験を積めば、清掃のプロフェッショナルとして独立することも可能です。清掃は生活の一部であり、なくなることは考えにくく、将来性が高い職種といえます。特にハウスクリーニングの分野では、清掃の技術を武器に独立し、高い収入を得ている人もいるようです。
清掃員は中高年になっても活躍できる
清掃スタッフの求人には年齢不問の募集が多く、中高年からの活躍が可能な業界です。正社員として長く月給を得ながら働き続けたいと考える人にはおすすめの仕事の一つと考えられます。清掃員の正社員として月収を得たい方は、新着の求人をこまめにチェックしておきましょう。
ただし、清掃の仕事には体力を必要とされる場面も多いため、年齢を重ねても作業に問題がない体力づくりが大切になってくるでしょう。体力に自信がなくなると、「仕事がきつい」と感じてしまう可能性もあります。
正社員の清掃員を目指す人におすすめの資格3つ

未経験者から始めやすい清掃員の仕事ですが、正社員を目指すにあたって取得しておくと有利になる資格も多数あります。資格があればスキルを証明でき、より待遇の良い職場を目指せるでしょう。月給アップを実現するために、試験勉強に取り組んでみるのも選択肢の一つです。
ここでは、清掃業務に活かせる資格を3つ紹介します。
正社員の清掃員を目指す人におすすめの資格
- ビルクリーニング技能士
- 建築物環境衛生管理技術者
- 清掃作業監督者
1.ビルクリーニング技能士
ビルクリーニング技能士は、ビルのクリーニング作業について必要な技能を評価する国家検定です。1級・2級・3級・基礎級の4等級に分かれており、3級は実務経験がなくても受験できます。検定では学科試験と実技試験に合格する必要があり、その内容は清掃機材の取り扱い方やトイレ・床の清掃作業など、多岐にわたるのが特徴です。
1級に合格すると、清掃作業監督者の講習を受講できるので、正社員の清掃員として責任者の立場を目指したい人は受験してみましょう。
2.建築物環境衛生管理技術者
建築物環境衛生管理技術者は、特定建築物(延べ面積3,000平方メートル以上、学校は8,000平方メートル以上)の環境衛生管理を担う国家資格で、「ビル管理士」「ビル管」と呼ばれることもあります。
取得方法は、国家試験に合格する方法と、登録講習会を修了して修了試験に合格する方法の2つです。 試験は実務経験2年以上で受験資格が得られ、講習は約3週間にわたって合計101時間の講義を受ける必要があります。講習の受講資格(実務経験の年数など)は、事前に実施団体へ確認しましょう。清掃員の正社員として就職後に資格取得を目指したい人は、検討してみるのがおすすめです。
3.清掃作業監督者
清掃作業監督者の資格は、現場監督・責任者として清掃作業の工程を管理したり、人員配置やスタッフへの指示を行ったりする際に活用できます。厚生労働大臣の登録を受けた講習を修了すると取得でき、受講資格があるのは、前述のビルクリーニング技能士の1級、もしくは建築物環境衛生管理技術者を取得した人です。講習の内容や形式は実施団体によって異なるため、最新の案内で確認しておきましょう。 正社員の清掃員として長く活躍したい人は、挑戦してみるのもよいでしょう。
正社員の清掃員になるために役立つ資格は多数
上記以外にも、清掃する場所に特化した資格や、建物の設備に関わる資格などがあります。以下のコラムでは、おすすめの資格を紹介しているので、「履歴書に書けるような資格を取りたい」と考えている人は詳細をご確認ください。
清掃員の正社員として役立つ資格は多岐にわたるため、興味のある分野からチャレンジしてみるのがおすすめです。
清掃員の「正社員採用面接」でチェックされる4つのポイント
ここでは、清掃員の面接で採用担当者にチェックされやすいポイントを4つ紹介します。企業側がどのような人材を求めているのかを知り、それに見合った自己PRを行いましょう。
清掃員の「正社員採用面接」でチェックされるポイント
- 清潔感があるか
- きつい仕事も前向きに頑張れる忍耐力や向上心があるか
- 清掃員として活躍できるだけの基礎体力があるか
- 同僚の清掃員とコミュニケーションがとれるか
清潔感があるか
清掃員に限らず、面接では第一印象の良さが重要です。上下とも清潔感のあるスーツを着用し、髪型や爪などの身だしなみにも注意して臨みましょう。
会社によっては私服での参加を許可することもあるようですが、その場合はオフィスカジュアルがおすすめです。正社員面接はあくまでもビジネスの場であると考え、目上の人に会っても失礼に当たらない服装を心がけましょう。
きつい仕事も前向きに頑張れる忍耐力や向上心があるか
清掃業は、頑固な汚れや臭いにも向き合い、清潔な状態を目指さなければいけません。そのため、きつい作業もコツコツと続けられるような忍耐力が求められるでしょう。
また、洗剤の種類や効果を覚えたり、作業手順を工夫したりする向上心も正社員の清掃員になるために重要な要素です。粘り強く物事に取り組んだ経験のある人や勉強すること、追求することが好きな人は面接でアピールしてみましょう。
清掃員として活躍できるだけの基礎体力があるか
正社員に限らず、多くの清掃の現場では体力が求められます。重いごみや清掃機材を運んだり、腰をかがめて作業したりする必要があるほか、暑さや寒さに耐えなければいけないこともあるでしょう。
そのため、健康面や体力面のアピールは採用担当者に好印象を与えます。体力に自信がある人は、スポーツの経験や日々行っているトレーニングなど、具体的なエピソードを盛り込むのがおすすめです。
同僚の清掃員とコミュニケーションがとれるか
清掃員の正社員面接では、一定のコミュニケーション力があることや、周囲への気遣いができることをアピールすると評価を得られやすい傾向にあります。清掃作業は黙々と取り組むイメージがありますが、案外コミュニケーションを必要とする場面が多いもの。チームで作業する場合は、ほかのスタッフとの連携が欠かせません。
また、施設の利用者やビルのオーナー、不動産業者など社外の人とやり取りする可能性もあるでしょう。黙々と仕事がしたい人も挨拶や言葉遣いなどには注意し、社会人としての対人能力をもっていることを面接官に示せると印象が良くなります。
清掃員(正社員)へ応募する前に「向き不向き」を確認しよう
清掃員の正社員は、特徴を知ったうえで応募すると、入社後のミスマッチを減らせるでしょう。ここでは、清掃員に向いている人の特徴と、負担を感じやすい人の特徴を紹介します。当てはまる項目が少なくても、職場選びや働き方の工夫で補える部分は多いです。応募の前に、自分の希望と照らして確認してみましょう。
清掃員に向いている人の特徴
清掃員に向いているのは、次のような特徴がある人です。
- ・体を動かすことが苦にならず、立ち作業を続けられる
- ・決められた手順を守り、仕上がりを丁寧に確認できる
- ・一人での作業と、チームでの連携を、どちらも大切にできる
たとえば、家の掃除で「ここまで終わったら次」と区切りをつけて進める人は、現場の手順にも順応しやすい傾向があります。向き不向きは、経験を重ねる中で変わる部分もあるため、一つの目安として考えるのがよいでしょう。
清掃員に向いていない人の特徴
次のような点に負担を感じやすい人は、職場の条件を慎重に確認することをおすすめします。
- ・朝が早い勤務や、夜間・土日の勤務に生活を合わせにくい
- ・暑さや寒さのある場所での作業に、強い抵抗がある
- ・ほかの人と話す機会がまったくない仕事を望んでいる
これらに当てはまる場合も、日勤のみの施設や、空調が整った現場を選べば、働きやすくなる可能性があります。
まとめ
清掃員の正社員は、体力面で負担を感じたり、平均的な給与が全国平均を下回ったりと、きついと感じる場面もあるのが実情です。一方で、未経験から始めやすく、資格を取れば責任者を目指せるといった魅力もあります。応募前には、熱中症対策などの安全面、休日や深夜勤務の条件、手当の内訳を、求人票や面接で確認しましょう。
自分に合った働き方を続けられれば、将来の安定にもつながります。「未経験歓迎」「学歴不問」で挑戦できる求人も豊富なので、就職・転職の際は清掃員の仕事も視野に入れてみるのも手です。
清掃員として正社員を目指したいけれど、就活の経験が浅く自信がないとお悩みの方は、ぜひ就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層を対象に、プロのキャリアアドバイザーが希望の月収やスキル、経験に合った求人を紹介する就職・転職エージェントです。応募書類の添削や面接対策、1分程度でできる適職診断も無料で利用できるので、お気軽にお問い合わせください。
清掃員として正社員を目指すためのQ&A
ここでは、清掃員として正社員を目指す際に想定される疑問を、Q&A形式で解消します。「清掃員の仕事はきつい?」と不安を抱いている方は、ぜひチェックしてみてください。
清掃業界はなぜ人手不足なのでしょうか?
人手不足といわれる背景には、体力の負担や、早朝・夜間の勤務、全国平均を下回る給与水準があると考えられます。また、ビル・建物清掃員の平均年齢が高めであることも、担い手の確保が課題となる要因の一つです。一方で、未経験歓迎の求人が多く、働き方を選びやすい面もあるので、就職・転職の際は清掃の仕事を視野に入れてみるのもよいでしょう。
清掃員が活躍する現場にはどのようなものがありますか?
オフィスビルや商業施設、ホテルの客室、個人宅など多岐にわたります。市区町村のごみを回収する公務員「清掃業務員」も清掃員の一つに挙げられるでしょう。
また、近年は、亡くなった方の部屋を清掃する「特殊清掃員」も需要が高まっています。詳細は以下のコラムや、このコラムの「清掃員(正社員)の仕事内容とは」を参考にしてみてください。
清掃業は恥ずかしい仕事ですか?
清掃業は、恥ずかしい仕事ではありません。建物の衛生を保ち、利用者が安心して過ごせる環境をつくる、社会に欠かせない仕事です。建築物衛生法でも、清掃は建築物の環境衛生管理の基準の一つとして位置づけられています。周囲の意見が気になる場合は、仕事が果たす役割と、自分の働き方に納得できているかを基準に考えましょう。
参照元:厚生労働省「第5章 清掃の管理」
日常清掃はどこまでやればいいですか?
日常清掃の範囲は、契約や仕様書で定められているため、まずは担当する施設の作業内容と頻度を確認することが出発点です。一般的には、床のごみやほこりの除去、ごみ箱の回収、トイレの清掃などが日常清掃にあたり、ワックスがけなどは定期清掃に分けられます。判断に迷う場合は、自己判断で広げず、責任者に確認しましょう。
参照元:厚生労働省「第5章 清掃の管理」
清掃の一人現場で大変なことは何ですか?
一人現場で大変なのは、体調不良や事故が起きたときに、すぐ助けを呼びにくい点です。また、夏場は熱中症のおそれがあります。2025年6月施行の労働安全衛生規則の改正により、事業者には熱中症のおそれがある労働者を把握する体制の整備や、報告手順の作成・周知が義務付けられています。応募前に、緊急時の連絡手段や報告体制、熱中症の対応手順が整っているかを確認しておきましょう。重い道具を一人で運ぶ場合の決まりも、確認したい点です。
仕事選びに不安を感じている方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。あなたの適性や希望条件に合う求人を無料でご紹介いたします。
参照元:富山労働局(厚生労働省)「職場における熱中症対策の強化について(令和7年6月1日施行)」