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引きニートを脱出したい…アルバイトからスタートできる?
更新日
この記事のまとめ
- 引きニートとは、「引きこもり」と「ニート」の両方の状態にある人を指すネット用語
- 引きニートのアルバイトは、黙々と作業する仕事や大量募集の仕事がおすすめ
- 引きニートがアルバイトを開始する際は、徐々に段階を踏むことが大切
- アルバイトに慣れた引きニートは、正社員への就職を検討するのがおすすめ
「引きニートからアルバイトはできる?」とお悩みの人もいるでしょう。働きたい気持ちが出てきたら、無理のない条件でアルバイトから始めてみましょう。段階を踏んで、徐々に慣らしていくことが大切です。
このコラムでは、引きニートからアルバイトをする際におすすめの仕事を紹介します。アルバイトに慣れてから正社員に就職する方法も解説するので、参考にしてみてください。
そもそも「引きニート」とは?
引きニートとは、「家に引きこもっているニート」を指します。主に若者の間で使用されているネット用語です。
厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書 3.ニートの類型化と試算(p.63)」によると、「15~34歳の若者で、仕事に就かず、家事も通学もしていない人」のことをニートといいます。これに加え、自宅にこもって家族以外との交流がない状態が6ヶ月以上続いている「引きこもり」の状態になっている人が、いわゆる引きニートです。
現在引きニート状態の人のなかには、「現状を変えたい」という前向きな気持ちはあるものの、社会に出る、あるいは復帰することに対する不安から一歩を踏み出せないでいる人も多いでしょう。
参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究
引きニートからアルバイトはできる?
働きたい気持ちが出てきたら、アルバイトを開始してみるのがおすすめです。しかし、働いてみたいという気持ちがあっても、同時に不安を感じる人もいるでしょう。いきなり無理して働くのではなく、体力面や精神面など、段階的に慣らしていくことが大切です。
アルバイトへの不安を解消することが大切
働くうえで、「人と上手く関われるか」や「長時間働けるか」、「仕事を覚えられるか」など不安に感じることもあるでしょう。引きニートからアルバイトに挑戦する際に不安に感じやすいことは、以下のとおりです。
人間関係への不安
引きニートから仕事を始める際、人間関係を適切に築けるか不安に感じることもあるでしょう。その場合は、「コミュニケーションをとる機会が少ない職種を選ぶ」という解決方法があります。仕事をする以上、必要最低限のコミュニケーションは必要ですが、個人で作業を進める仕事ならコミュニケーションを多くとらずに済むでしょう。
「人と関わらない仕事はある?高収入・在宅勤務・正社員で働ける職種を紹介」のコラムでは、コミュニケーションが少なく済む仕事を紹介しています。
体力面での不安
自宅にいる時間が長かった場合は体力面で不安に感じることもあるでしょう。急に仕事を開始すると体力がついていかない可能性があります。体力面で不安がある人は、週2日や3日からアルバイトを開始するなど短い時間から始めると良いでしょう。無理なく身体を慣らすことが大切です。
仕事を上手くこなせるか不安
仕事が覚えられるか不安な人は、ルーティン化やマニュアル化がなされている作業の仕事を選ぶと良いでしょう。清掃や梱包、倉庫作業などの仕事がおすすめです。日常的によく利用するお店で働くのも、仕事へのギャップが生まれにくいため良いでしょう。
採用されるか不安
社会経験が少ないために採用されないのではと不安に感じることもあるでしょう。特に、一度不採用の通知をもらってしまうと、「どこにも採用されないのでは」とネガティブになりやすいものです。しかし、不安になり過ぎる必要はありません。経験よりも、やる気を重視して採用してくれる会社も多くあります。今回は縁がなかったと割り切り、より自分にあった会社があると考えて前に進みましょう。
「ニートがバイトの面接に受かるコツ!空白期間はどう説明する?マナーも解説」のコラムも参考にしてみてください。
社会復帰するには段階を踏むのがおすすめ
引きニートから社会復帰するには、焦らずに段階を踏むことが大切です。仕事といえば週5日フルタイム勤務が当たり前と考えて仕事を選ぶと、身体面や精神面に負担がかかる可能性があります。勤務時間が短い仕事や週2日の仕事など、今の現状から考えて負担が大き過ぎないよう、少しずつ慣らしていきましょう。
引きニートにおすすめのアルバイトの特徴
アルバイトから始めて脱ニートにつなげるには、以下のような条件の仕事がおすすめです。ぜひ一歩を踏み出す際の参考にしてみてください。
黙々とこなせる仕事
コミュニケーションに自信がないという方は、警備員や工場、清掃系のアルバイトを選択肢に入れてみましょう。これらは基本的に人と接する機会が少なく、各個人で黙々とこなすタイプの仕事な傾向があります。コミュニケーションを最低限に留め、仕事に専念したい方におすすめです。
個人で黙々と進める仕事は「コツコツできる仕事とは?タイプ別の職種や正社員を目指すポイントを紹介!」で紹介しています。
大量募集の仕事
なるべく早めにアルバイトを始めたいという場合は、オープニングなどで大量募集をかけている求人から探すのもおすすめです。せっかく「仕事を探そう」と動き出しても、不採用が続くとモチベーションの低下を招く恐れがあります。大量募集であれば、1名や2名募集の求人よりも採用される可能性が高くなるでしょう。
未経験者歓迎の仕事
経歴に不安がある方は、未経験者を歓迎している求人も探してみましょう。未経験者歓迎のアルバイトであれば応募条件のハードルは低く、採用後は仕事を丁寧に教えてもらえる可能性もあります。特別なスキルや経験を必要としない仕事のため、挑戦しやすいでしょう。
シフトの融通がききやすい仕事
シフトの融通がききやすい仕事もおすすめ。アルバイトを開始したばかりの時期は、疲れやすいものです。シフトの量を徐々に増やしていける職場や短時間からシフトを入れられる仕事なら、始めやすいでしょう。
在宅でできる仕事
在宅でできる仕事も始めやすいでしょう。人と直接コミュニケーションをとらなくてよいことや、通勤の負担が減る利点があります。仕事をするには、家から出なければいけないと考えている方もいるでしょう。しかし、パソコンがあれば在宅でできるアルバイトもあるので、視野を広げて仕事探しをするのがおすすめです。
在宅ワークについては、「在宅ワークでニート卒業を目指す!おすすめの仕事や失敗しないコツを解説」のコラムもご一読ください。
引きニートからアルバイトに慣れたら正社員を目指そう
働くことに慣れたら、正社員としての就業も検討してみましょう。正社員はアルバイトより高待遇で安定して働ける雇用形態です。以下で、正社員を目指す方法を紹介するので参考にしてみてください。
就労支援機関を利用する
引きニートの方が正社員を目指して就職活動を行う場合は、就労支援機関を利用する方法があります。それぞれ特徴があるので、自分にあったものを利用してみましょう。
ハローワーク
ハローワークは公共の職業安定所です。就職相談や求人検索、面接対策などを行ってもらえます。厚生労働省の「ハローワーク」によれば、全国に500ヶ所以上あるため、自宅近くのハローワークが見つかりやすいでしょう。
ハローワークの使い方は、「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」をご一読ください。
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション(サポステ)は、15〜49歳までの働くことに不安や悩みを持つ人を対象とした公的な就労支援機関です。厚生労働省の「地域若者サポートステーション」によると、全国に177ヶ所設置され、就業体験や就活セミナー、面接対策を通して「働くために必要な力」を育てられます。
ジョブカフェ
ジョブカフェは、「若年者のためのワンストップサービスセンター」ともいい、若者が自分に合った仕事を見つけるためのサービスが受けられる施設です。
厚生労働省の「ジョブカフェにおける支援」によると、46の都道府県に設置され、就職セミナーや職場体験、職業相談などを無料で受けられます。
参照元
厚生労働省
若者への就職支援
就職エージェントを利用する
引きニートの方は、民間の転職エージェントで、求人紹介や書類作成のアドバイス、面接対策などをサポートしてもらうのもおすすめです。専任のアドバイザーがつくので、一人で就活を進めるのが心配な人は、不安を軽減できるでしょう。
エージェントには新卒向けや転職向けなど対象が決まっていることがあるので、自分にあったエージェントを利用しましょう。引きニートの方の場合、「ニート向け」をうたっていたり、未経験歓迎の求人を多く扱っていたりするエージェントを選ぶのがベターです。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、ニートやフリーター、既卒など若年層に特化した就職支援エージェントです。プロのキャリアアドバイザーが専任であなたをサポート。希望にあった求人をご紹介します。書類の書き方や面接練習などの具体的な内容も、しっかりとサポート。「働きたい気持ちはあるけど就活が不安」という方は、ぜひお気軽にハタラクティブへご相談ください。
引きニートによくあるお悩みQ&A
引きニートからアルバイトを始める際によくあるお悩みをQ&A方式で解決していきます。働きたいと考えている人は参考にしてみてください。
長期の引きこもりからアルバイトを開始できる?
働きたい気持ちが出てきたら、アルバイトを開始してみましょう。身体や精神面に負担がかかり過ぎないよう、段階的に仕事に慣れていくことが大切です。
引きこもりからの脱却方法については、「ニートや引きこもりから脱却するには?おすすめの方法や支援機関を紹介」で詳しく紹介しています。
女性の引きニートにおすすめなアルバイトは?
コールセンターや接客、梱包のような仕事は、未経験歓迎の求人が多く女性も活躍している職場のため、おすすめです。
引きニートの方におすすめのアルバイトについては、「ニート脱出におすすめのバイトは?正社員として就職できる?」も参考にしてみてください。
面接が怖いと感じるときは?
面接が怖いと感じるときは、面接でよく聞かれる質問の回答を準備したり、模擬面接で繰り返し練習したりして不安を少なくするのがおすすめです。面接を怖いと感じるのは特別なことではありません。怖いからといって面接対策を疎かにするのではなく、しっかり対策をとることで怖い気持ちは和らぐでしょう。
「面接が怖い!行きたくないのはなぜ?逃げたいときに役立つおすすめの対処法」のコラムで、面接の練習方法を解説しています。
なかなか面接に受からないときはどうする?
アルバイトの面接に受からない原因としては、シフトの条件が合わない、履歴書でミスが多い、面接マナーが守られていないなどが考えられます。落ち込み過ぎずに気持ちを切り替えて次へと進みましょう。履歴書の作成方法は「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」で解説しています。
就職活動の進め方に不安がある引きニートの方は、ハタラクティブまでお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。