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スキル・キャリアの悩み

CCNAとはどんな資格?難易度やおすすめの勉強方法を分かりやすく解説

資格

2024.09.26

この記事のまとめ

  • CCNAとは、ネットワークエンジニアとしての基礎能力を示せる登竜門的な資格
  • CCNAは誰でも受験できるが、受験料が高いのでしっかり対策するのがおすすめ
  • CCNAの勉強方法は参考書やオンラインスクール、公式チュートリアルなどがある
  • CCNAは、実務経験がなくても所持していることで就活でアピールできる
  • 資格取得後に活かせる仕事を効率的に探すなら、エージェントの活用も一つの手

「CCNAとはどんな資格?」「CCNAは就活で役に立つの?」と思う人もいるでしょう。CCNAとは、シスコ社主催の技術者認定試験で、ネットワークに関する知識があることを示す資格です。専門性が高い資格のため、特にIT業界への就活ではアピールポイントになります。

このコラムでは、CCNAの資格概要や難易度を解説。おすすめの勉強方法や取得するメリット、活かせる職種も紹介するので、参考にしてみてください。

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目次

  • CCNAとはどんな資格?
  • CCNAの受験方法
  • CCNAの出題内容となる6つの分野
  • CCNAの出題形式は5種類
  • CCNAの資格はどうすれば取得できる?
  • CCNAの合格率を上げるためにおすすめの勉強方法
  • CCNAを取得するメリット
  • CCNAを活用できる仕事
  • CCNA取得後におすすめの資格

CCNAとはどんな資格?

CCNAとは、ネットワークエンジニアとして基本的な知識やスキルをもっていることを証明できる資格です。以下で、難易度や必要性について解説します。

シスコ社技術者認定試験の一つ

CCNAは、シスコ社が実施する技術者認定試験の一つです。シスコ社はアメリカに本社がある会社で、ネットワーク構築に欠かせないルーターやスイッチの開発や販売を行っています。シスコ社の「シスコ認定」によると、シスコ技術者認定試験は難易度が高い順に以下の4つに分かれており、CCNAはアソシエイトです。

  • ・エキスパート(CCIE)
    ・プロフェッショナル(CCNP)
    ・アソシエイト(CCNA)
    ・エントリー(CCT)

なかでもCCNAはポピュラーなレベルであり、ネットワークエンジニアの登竜門的な存在といえるでしょう。

難易度のグレードは初級レベル

CCNAはアソシエイトレベルであり、難易度としては比較的低めの初級レベルといわれています。初めてネットワークを学ぶ人や、これから知識を身につけていく人に適した資格です。

CCNAの試験時間は120分

CCNAの試験時間は120分です。時間内に100問前後出題され、全問正解すると1000点となります。時間がかかる出題形式もあるため、時間配分も考慮して対応する必要があるでしょう。結果は終了後に表示されるため、すぐに合否を確認できます。

参照元
シスコシステムズ合同会社
トップページ

CCNAの受験方法

CCNAの具体的な受験方法は以下のとおりです。CCNAの受験を検討している人は、ぜひ確認してみてください。

対象者

CCNAの認定試験において特別な受験資格は設けられておらず、前提となる資格もありません。そのため、CCNAの認定試験はネットワークに関する知識や実務経験がない方であっても受験でき、努力次第で取得を目指せる資格といえます。

試験日・会場

CCNAは、自宅もしくは全国の試験会場(テストセンター)で受験できます。祝日を除いてほぼ毎日試験が実施されているので、自分のスケジュールに合わせて予約が可能です。土日は人気なので早めに予約を入れましょう。

なお、自宅で受験する場合には、身分証明書の提示や適切な環境設定などの条件を満たしたうえで、オンライン上での試験監督者の監視のもと実施されます。

受験料

受験料は税込みで42,900円です。決して安くはない金額なので、しっかりと対策してから臨みましょう。支払いは、クレジットカードとバウチャー方式という事前購入のチケットで支払う方法から選べます。

バウチャー方式は割引がされる場合もありますが、有効期限や一定の数量をまとめて購入する必要があり、団体や教育機関などが購入することが多いようです。学校や企業がバウチャーを所有している場合には、それを利用して申し込むのも一つの方法でしょう。

合格点の目安

CCNA認定試験の合格点についてはシスコ社から公式に発表されていないため、明確な基準はありません。一般的には1000点満点中825点以上が合格だといわれています。

ただし、CCNA認定試験では、試験前にアンケートが設定されており、回答すると300点加算される仕組みになっているようです。そのため、実際は525点以上で合格となる計算になります。

申し込み方法

試験への申し込み方法は以下の3つがあります。

  • ・ホームページから申し込む
    ・コールセンターから申し込む
    ・テストセンターで申し込む

特に申し込みの期間は設定されておらず、随時申し込みが可能です。ただし、テストセンターで受験できる人数には定員があるため、予定が分かったら早めに予約しましょう。

当日の流れ

テストセンターで受験する場合は、まず本人確認やスコアレポートに貼る写真撮影を済ませます。その後ロッカーに私物をしまい、メモ帳替わりのホワイトボードを受け取ったらパソコンでアンケートに回答後、試験開始です。自宅で受験する場合は、作業スペースや身分証明書をWebカメラで撮影した後、試験開始となります。合否はどちらの受験方法でも終了後すぐに確認することが可能です。

再受験

不合格となった場合も、試験日から中5日空けた翌日から再受験できます。パソコンの不具合で適切に受験できなかった場合はこの限りではなく、別の日程で再受験が可能です。

有効期限と更新方法

CCNAは最新技術やトレンドを反映した資格であり、定期的に内容の見直しが行われるため有効期限が3年間に設定されています。そのため、資格をもち続けるには勉強を続けることが必要です。

更新方法は、再度CCNAの試験を受験する方法と、CCNAの上位資格であるCCNPやCCIEを取得する方法の二つがあり、上位資格を取れば自動的にCCNAの保有期間も延長されます。

CCNAの出題内容となる6つの分野

CCNAの出題内容は、「ネットワークの基礎」「ネットワークアクセス」「IPコネクティビティ」「IPサービス」「セキュリティの基礎」「自動化とプログラマビリティ」の6分野です。シスコ社の「CCNA 試験 v1.0(200-301)」によると、各分野ごとの配点割合は以下のようになります。

  • ・ネットワークの基礎(20%)
    ・ネットワークアクセス(20%)
    ・IPコネクティビティ(25%)
    ・IPサービス(10%)
    ・セキュリティの基礎(15%)
    ・自動化とプログラマビリティ(10%)

出題される割合は分野によって変わりますが、大きな偏りはなくほぼ満遍なく出題される傾向にあります。そのため、苦手な分野がある場合にはしっかりと対策しておくことが重要です。

以下で、それぞれの分野でどのような内容を問われるのか詳しく解説します。

ネットワークの基礎

「ネットワークの基礎」は、エンジニアとして必要な基礎的な知識が問われる分野です。基本となる分野のため、比較的難易度は低めといえるでしょう。

この分野では、OSI参照モデルや、TCP/IPスタックという標準的に利用されている通信ルール、基本的なネットワーク機器などが出題されます。ネットワークの通信は階層型に例えられることが多く、役割ごとに7階層に分割しているのが「OSI参照モデル」です。OSI参照モデルには、通信時にケーブルを使うなど物理的なつながりに関する「物理層」や、メールを送るなどソフトを使用する際の「アプリケーション層」などがあり、それぞれの内容を理解する必要があります。

このほかに、ルーターやL2・L3スイッチの役割と機能、IPアドレスの計算、無線LANの通信原理なども主な出題内容です。

ネットワークアクセス

「ネットワークアクセス」の分野は、ネットワークを接続する際に使用する仕組みや設定についての知識が問われます。たとえば、企業内においてパソコンを使用する際、スイッチというネットワーク機器を使用することで、業務システムやインターネットを利用することが可能です。企業では複数台のスイッチを導入することが多く、スイッチ同士はLANケーブルで接続されます。LANケーブルの接続方法によってはネットワークがダウンしてしまう場合があり、また、インターネットを使わない部署はアクセス制限を掛けるなど、目的や状況に合わせてスイッチを適切に設定することが必要です。

「ネットワークアクセス」の分野では、こうした場合の正しい設定方法を問われるほか、トラブルの際も安定的な通信ができるようにする仕組みや無線LANの設定方法なども出題されます。

IPコネクティビティ

「IPコネクティビティ」は、ルーターを使った接続の種類や設定方法などが出題される分野です。

「IPコネクティビティ」の分野では、たとえば同じ企業の各支店や事業所で通信を行う場合と、他企業同士が行う場合では、どのようなルーティングの種類や設定を使用するべきかなどが問われます。「ルーティング」とは、ルーターを使った接続において、通信相手にデータを転送する際にネットワーク上で行われる道案内のようなものです。ルーティングの規則や要素、トラブル時にも安定して通信が行えるようなルーティングの設定などについて把握しておきましょう。

また、ルーティングを行うためにはIPアドレスが必須です。IPアドレスを割り当てることでネットワーク上でルーターの識別を可能にし、通信における手順や規則などを指す「プロトコル」を使って、通信を実現します。目的の通信をする際に、どのようなルーティングプロトコルを使用するべきか、動作フローを確認しておくのが大切です。

「IPコネクティビティ」は、6つの分野のなかでも配点割合が25%と高い割合のため、十分に対策することで合格率アップにつなげられるでしょう。

IPサービス

「IPサービス」は、ネットワークを使用した通信方式の細かなチューニングや、設定などについて出題される分野です。

出題される主な内容には、時刻同期を行う通信方式であるNTPに関する問題や、IPアドレスを自動で取得するための設定・確認方法、データ転送のための設定・確認方法などがあります。接続そのものではなく、ネットワークで安定した通信を行うためには欠かせない、細かな技術や知識が求められる分野です。

配点割合は10%と低めですが、各プロトコルがどのように動作するのかを把握しながら、油断せずに対策を行いましょう。

セキュリティの基礎

「セキュリティの基礎」は、セキュリティの種類や考え方などについて知識を問われる分野です。インターネットの普及により増加したサイバー攻撃など、ネットワーク上の攻撃からどのようにデータやシステムを保護し、脅威を排除するかについて問われます。セキュリティの概念やリモートアクセスをする際の設定、無線LANの暗号化方式の設定などの知識をもっておくことが必要です。

まずは、現在のネットワークにおける脅威や脆弱性に対しどのような対策や技術が使われているのかを把握したうえで、OSI参照モデルやTCP/IPスタックの階層ごとのセキュリティ技術を確認すると良いでしょう。

IPアドレスや、TCP/IPスタックにおけるポート番号を使ってネットワークを制御することも可能です。すべてまとめて考えると混乱する可能性があるため、各セキュリティ対策で使われている動作フローを、それぞれに分けて考えるのがおすすめです。

自動化とプログラマビリティ

「自動化とプログラマビリティ」は、自動化の影響やツールの理解など、ネットワーク管理の自動化に関する知識が問われる分野です。従来のように、ネットワーク機器を個別に設定する方法だと機器が複数ある場合に対応時間が長くなるため、時間短縮を目的としてネットワーク管理の自動化が取り入れられています。

この分野では、SDNと呼ばれる仮想的なネットワークを作り上げる技術について確認しておきましょう。SDNとは、ネットワーク機器ごとに設定を行うのではなく、複数のネットワーク機器の設定を一括で行えるようにする技術のこと。ネットワーク機器を個別で操作する場合と、一括で操作する場合の仕組みや違いを理解するのが大切です。

参照元
シスコシステムズ合同会社
試験の概要

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CCNAの出題形式は5種類

CCNAの試験では、「選択問題」「ドラッグアンドドロップ問題」「穴埋め入力問題」「シナリオ問題」「シミュレーション問題」の5つの形式で出題されます。

選択問題

選択問題は4つある選択肢から正しいものを1つ選ぶ形式と、6つから複数選ぶ形式があります。なかには「正しくないもの」を回答する問題もあるため、問題文をしっかりと読み込みましょう。問題によっては、正しい選択肢を選ぶよりも、明らかに間違っている選択肢を消去法で消していくほうが回答しやすい可能性もあります。

ドラッグアンドドロップ問題

ドラッグアンドドロップ問題は、用意された選択肢から選んでクリックしたまま適切な位置に当てはめる回答形式です。回答枠より選択肢が多く用意されているケースでは使用しない項目もあるため、注意しましょう。

穴埋め入力問題

穴埋め入力問題は、文章の空欄に文字や数字を入力して回答する形式です。たとえば、スイッチ同士を接続した場合の通信速度などを求められた際には、その場で計算する必要があります。回答の選択肢が与えられないため比較的難易度が高く、問題を読んで記憶を辿ったり計算したりするため、時間配分を多くしておくのがおすすめです。

シナリオ問題

シナリオ問題は長文の問題文から複数出題される形式であり、CCNAの知識だけでなく問題文を読み解く能力も問われます。問題を最後まで確認し、回答漏れがないようにすることが大切です。

シナリオ問題の多くは、あらかじめ複数のネットワークが接続されている環境が用意されており、必要な機器を確認したうえで適切なコマンドを入力できるかなどが問われます。実務に近い考え方が必要になるため、回答するためには出題分野の知識をしっかりと習得することがポイントです。

シミュレーション問題

シミュレーション問題では、準備されたシミュレーション環境において、実際にネットワーク機器や端末の操作を行いコマンドを入力するなどして、指示された課題を解決する能力が試されます。たとえば、複数台のパソコンやネットワーク機器が接続されている環境において通信の不具合を改善する場合、スイッチやルーターを確認したり、通信できるように設定したりする知識や技術が必要です。CCNAの知識を学習するとともに、実際にコマンド入力の練習もしておきましょう。

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CCNAの資格はどうすれば取得できる?

CCNAはIT経験者や未経験者を問わず誰でも受けられるため、努力次第で取得可能な資格です。以下で、CCNAの受験に必要なスキルや知識や勉強時間の目安を紹介するので、参考にしてみてください。

必要なスキルや知識

CCNAはネットワークに関する資格のため、以下の3つを所有することが望ましいとされています。

  • ・1年以上のシスコソリューションの実装及び管理経験
    ・基本的なIPアドレス指定の知識
    ・ネットワークの基礎に関する深い理解

上記は必須ではなく、ネットワークに関する実務経験がなくても受験は可能です。

前提資格は必要ない

CCNAには、受験前に取得しておくべき前提資格はありません。資格によっては、受験する前段階の資格を取らなければ受験できなかったり、実務経験が必要だったりすることもあり、そのぶん目的の資格を取得するまでに時間や労力がかかることがあるでしょう。しかし、CCNAはネットワークに関わる業界において評価されやすいうえに、ネットワークに関して知識のない初心者からIT経験者まで、広く受験できるのが特徴です。

勉強時間の目安

学習を開始する前に、どの程度IT系の知識があるかどうかで必要な勉強時間は変わってくるでしょう。CCNAの資格に合格するための勉強時間の目安は以下のとおりです。

初心者の場合

ITに関する知識がない場合や、ネットワークについて学んだ経験がない場合、200時間程度の学習時間が必要でしょう。個人による差もありますが、基礎部分から学習が必要なため余裕をもって勉強時間を取る必要があります。

ITエンジニアの経験がある場合

ITエンジニアとしての経験がある場合は、60~180時間程度の学習が必要でしょう。経験年数や経験領域によって必要な時間は前後します。経験のある分野だけでなく、満遍なく学習を進められるよう意識しましょう。

ネットワークエンジニアの経験がある場合

ネットワークエンジニアの経験がある人なら、60時間程度の学習が必要でしょう。業務で使用していた分野の知識については、学習量が少なく済む場合もあります。自分の苦手分野を重点的に学習しましょう。

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CCNAの合格率を上げるためにおすすめの勉強方法

ここでは、CCNAの合格率を上げるためにおすすめな勉強方法を3つ紹介します。自分に合った方法を見つけて学習を進めましょう。

CCNAの合格率を上げるためにおすすめの勉強方法

  • 参考書や問題集を使って独学で勉強する
  • オンラインサービスやスクールに通って勉強する
  • 公式チュートリアルや練習問題を活用する

参考書や問題集を使って独学で勉強する

独学で勉強したい人は、参考書や問題集を活用しましょう。CCNA試験対策にはシスコ社が出版する公式の書籍がおすすめです。CCNAは試験内容の改定頻度が高く、古い問題集や参考書では出題範囲が異なる場合があるため、最新版を購入するようにしましょう。公式の書籍はCCNAの試験内容に沿って基礎から学べるほか、コストを抑えられる勉強法です。

働きながら勉強時間をつくりたいという方は、「社会人が勉強時間を確保するには?意識したいポイントなどもあわせて解説」のコラムもチェックしてみてください。

オンラインサービスやスクールに通って勉強する

分からない部分を講師に質問しながら学習を進めたい人は、オンラインサービスやスクールに通う方法がおすすめです。効率よく学習を進められるうえ、一緒に学習する仲間や講師に出会える可能性があるためモチベーションを維持しやすいでしょう。

公式チュートリアルや練習問題を活用する

CCNAの資格試験を運営しているシスコ社が提供する必須試験項目や、推奨トレーニングを活用する方法もあります。サインアップは無料ででき、多くの自習用リソースが活用可能です。本番同様の試験形式での回答もできるため、受験前には公式Webサイトをチェックしましょう。

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CCNAを取得するメリット

CCNAを取得すれば、ネットワークに関する知識が身につき、専門性の高い資格で就活でアピールしやすくなるといったメリットがあります。以下で、CCNAを取得するメリットを紹介するので、参考にしてみてください。

CCNAを取得するメリット

  • ネットワークに関する基礎知識や最新の知識が身につく
  • 業務で使用する機器について詳しくなれる
  • 専門性の高い資格のためアピールしやすい
  • 会社によっては資格手当が支給される場合も
  • 初心者の場合は資格取得までの努力がより伝わりやすい

ネットワークに関する基礎知識や最新の知識が身につく

CCNAを取得するメリットの一つは、ネットワークに関する基礎知識や最新の知識が身につくことです。合格するためには、各分野についての知識を全体的に学習する必要があります。資格取得のために学習を続けることで、ネットワークについての知識を網羅し、幅広く知識を身につけられるでしょう。

業務で使用する機器について詳しくなれる

CCNA取得のために学習を進めることで、実務で使用する機器について詳しくなれるのもメリットです。シスコ社の機器は業界シェア率が高いため、IT系の仕事に就けば、シスコ社の機器を使用する機会があるでしょう。シスコ社の機器の操作方法を身につけることで、学んだ知識を実際の業務で使用できたり、国内外を問わず活躍できたりする可能性があります。

専門性の高い資格のためアピールしやすい

資格を取得することで、ネットワークに関する知識をもった人を採用したい企業にアピールしやすくなります。「勉強した」「知識がある」と伝えても、どのくらい知識があるのか具体的には伝えにくいものです。資格を取得することで、一定のレベルを客観的に示す指標になるでしょう。面接でアピールする際には「面接でどう自己PRする?好印象を与えるコツや例文もご紹介」のコラムも参考にしてみてください。

会社によっては資格手当が支給される場合も

CCNAの資格をもっていることで、会社によっては資格手当が支給される場合もあるでしょう。専門的なスキルが必要な業務では、従業員のスキルアップのために資格取得を推奨する会社もあるようです。資格をもっていれば支給される手当によって、実質的な年収アップが叶うでしょう。

初心者の場合は資格取得までの努力がより伝わりやすい

IT業界が未経験の初心者の方の場合、CCNAの取得までの努力や熱意がより伝わりやすくなるでしょう。CCNAは専門的な要素が多いため初心者には難易度が高く、多大な勉強時間が必要となるためです。また、ネットワーク機器を操作するための知識や技術も問われるため、実践を通じて学ぶことや環境を整える努力も必要となります。選考ではこうした過程や努力したことが伝わり、知識や技術だけでなく、仕事への熱意や姿勢もみせられるアピールポイントになるでしょう。

未経験からIT業界に就職したいという方は、「IT業界は未経験者も挑戦できる?おすすめな職種と転職成功のコツをご紹介」のコラムもあわせてご一読ください。

CCNAを取得するデメリットはある?

CCNAの受験料は約4万円ほどであり、受験料が高めなことがデメリットです。何度も受け直すのにはコストがかかるものの、未経験者が独学で学ぶのは難しい部分もあるため、スクールに通う選択肢もあります。その場合は受験料に加えてスクールの受講料や参考書代などのコストがかかるでしょう。
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CCNAを活用できる仕事

CCNAの資格を活かせる職業は、「ネットワークエンジニア」や「クラウドエンジニア」、「インフラエンジニア」などがあります。以下で、それぞれの仕事について紹介するので、参考にしてみてください。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、快適なネットワーク環境の実現に向けてネットワークシステムをゼロから作り上げる仕事です。ネットワークシステムの設計のほか、各機器の配置や配線・ソフトウェアの設定などの構築を行います。

また、設計書どおりに構築ができたあとに問題なく動くかどうかの動作確認も業務の一つです。構築したネットワークに障害が起こらないかどうかを監視し、トラブルへの保守対応や実際に運用を開始してからの拡張、新しい機器の導入など、多様な要望に対応することもネットワークエンジニアの仕事といえます。

ネットワークエンジニアとSE・PGとの違い

ネットワークエンジニアのほかにも、IT業界ではシステムエンジニアやプログラマーなど似た職種があり、違いが分かりにくいと感じる人もいるでしょう。それぞれの違いは以下のとおりです。

職種ネットワークエンジニア
(NE)
システムエンジニア
(SE)
プログラマー
(PG)
大まかな業務内容ネットワークシステムコンピューターシステムコンピューターシステム
業務詳細・設計
・構築
・保守
・運用
・要求分析、要件定義
・基本設計
・詳細設計
・テスト
SEが作成した設計書をもとにプログラミング

詳しくは「SEの仕事」「プログラマーの仕事の種類はどんなものがある?」のコラムをご覧ください。

クラウドエンジニア

AWSやAzureなどのクラウドを使用してシステム構築を行うクラウドエンジニアも、CCNAの資格を活かせるでしょう。近年クラウド型のサーバーへの移行が進んでいることから、重要な職種です。クラウドエンジニアもネットワークに関する知識が基礎となるため、身につけると役立つでしょう。

インフラエンジニア

インフラエンジニアも、ネットワークの知識を活かせる職種です。インフラエンジニアの仕事は、ネットワークやシステムインフラストラクチャの設計、構築、管理などが含まれます。ネットワーク運用を確保し安定性とセキュリティを維持するために、インフラエンジニアにもネットワークに関する知識は欠かせません。

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CCNA取得後におすすめの資格

CCNAを取得したあとは、さらに別の資格を目指し専門性を高めることも可能です。おすすめの資格を以下にまとめたので、参考にしてみてください。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験です。ネットワークに関する高度な知識が必要で、ネットワークの企画や要件定義、構築、運用などの幅広い知識が問われます。ITに関する能力を評価するための指標とされる「ITスキル標準」のレベル4に当たる、難易度の高い資格です。

LinuC

LinuCは、Linux技術者に向けた新しい認定資格です。LPI-Japanによって、2018年3月にスタートしました。LinuCは日本で作られている試験のため、問題が日本語で書かれているのが特徴です。

LinuCにはLinuxのシステム設計やネットワーク構築、アーキテクチャに関する内容などが含まれます。ネットワーク分野に加えて、インフラに関する幅広い知識が必要となり、より専門性を高めたい人におすすめです。

CCNP

CCNPはシスコ技術者認定試験の一つで、CCNAの上位資格です。CCNPを取得するとCCNAが自動的に更新されます。CCNA取得後にさらに知識を深めたい人や、CCIEの取得を目指している人におすすめの資格です。

資格取得後には、せっかくの知識やスキルを活かせるような職場を選ぶことも重要なポイントになります。資格を活かして自分らしく働ければ、仕事にやりがいを感じられたり、長く働き続けられたりするでしょう。仕事を探すうえではさまざまな方法がありますが、特に未経験者の場合には自身に合った職場を効率的に見つけるために、就職・転職エージェントを活用して求人を紹介してもらうのがおすすめです。

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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

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