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ニートの就職面接対策!ブランクの説明の仕方や自己紹介の例文を紹介
更新日
この記事のまとめ
- ニート状態で就職面接を受けるときは、自信を持って自分の言葉で回答するのがコツ
- ニートでの空白期間に何をしていたか面接で聞かれたら、相手が納得できる理由を話そう
- ニートのみならず、面接対策のためには企業研究や業界研究をしておくことが大事
- ニートから正社員を目指すなら、就職支援機関で模擬面接を受けておくのがおすすめ
ニート状態で就職面接を受ける場合「怒られるのでは」「説教されるのでは」と心配で、面接が怖いと思う人もいるでしょう。不安を解消するには、事前に面接練習を行うことが大事です。このコラムでは、ニートの方の面接対策を詳しく解説。空白期間にしていたこと、ブランクができた理由など、面接でよく聞かれることも紹介します。面接での自己紹介に備え、ニートの方向けの回答例文も紹介するので、参考にして面接に備えましょう。
ニート状態で就職面接を受けるときのポイント
ニート状態で正社員の就職面接を受けるときは「回答内容で嘘をつかない」「自分の言葉で伝える」「話し方や姿勢に気を配る」ことがポイントです。各ポイントについて詳しく解説します。
回答で嘘をつかない
面接の質問に対して嘘の回答をするのは避けましょう。「ニートだとネガティブな印象を与えるのでは」「ニートになった理由をいうと怒られるのでは」などと考える必要はありません。
採用担当者や面接官は多くの人を見てきた選考のプロです。嘘を伝えても話の内容や挙動から見抜かれる可能性があります。嘘でごまかさず正直に答えましょう。
自分の言葉で話す
志望動機や自己PRなどは、自分の言葉で説明することが大切です。志望動機などが思いつかないからと、Webなどにある例文をそのまま使うのはやめましょう。
特に「なぜこの企業に興味を持ったのか」「この企業のどこに惹かれたのか」といった志望動機は、自分の言葉で話した方が、面接官に意欲が伝わりやすくなります。過去の体験やエピソードも関連づけて伝えるとより効果的です。
姿勢や話し方に気を配る
面接では自信を持ち、普段より大きな声でハキハキと話すことを意識しましょう。「経歴に自信がない」「あまり人と話すのが得意ではない」と不安になると、下を向いたり猫背になったりしがちです。面接で姿勢が悪いと「自信がないのでは」「採用しても結果を出せないのでは」とネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
正しい姿勢と明瞭な話し方を意識して、面接官に好印象を与えましょう。面接で好印象を与えられるよう「面接時の印象は座り方で変わる!NGなクセは事前に確認」のコラムも確認してください。
面接での服装にも注意しよう
ニート状態だからといって、普段着で面接を受けるのはマナー違反です。働いているかどうかに関わらず、正社員の選考を受けるときはスーツを着用しましょう。既卒ニートの人は、リクルートスーツではなく一般的なビジネススーツを着用するのが一般的です。身だしなみを整え、清潔感のある服装で面接に臨みましょう。面接での服装は「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」のコラムで詳しく解説しています。ポイントを確認し、マナーを守った服装を心がけましょう。ニートで面接を受けるとき不安になること
ニート状態の人が面接を受ける場合「面接そのものが怖い」「ニートの経歴を怒られるのではないか」と不安に感じることが多いようです。ニート状態の人が面接時に抱えやすい不安の乗り越え方をお伝えします。
面接が怖いときはどうしたら良い?
面接や就職が怖いと感じるときは、気持ちに向き合って理由を考えてみましょう。「ニートが就活を『怖い』と感じる理由とは?面接対策やよくある質問例も紹介」のコラムでも触れているとおり、経歴に空白期間があったり、働いた経験がなかったりすることが原因で就職にネガティブになる人もいるようです。
面接が怖いと感じるなら、まず原因を探って適切な対策を取る必要があります。職歴がないことが不安なら、これからの意欲をポジティブに伝えることが大事です。
また、面接は独特な雰囲気で行われるため「怖い」「怒られそう」「うまく話せない」と感じることもあるでしょう。面接への不安や恐怖を解消するには、面接の雰囲気や流れに慣れることもポイントです。後述する面接練習を何度も行えば、自信がついてきて徐々に怖いという気持ちも軽減できるでしょう。
面接でニート経験があると怒られる?
一概にはいえませんが、ニート経験があるからといって面接で怒られることはありません。ただし、ニート経験がある人に対して、ネガティブな印象を抱く人がいるのも事実です。「働ける状態にも関わらず働かない」といったイメージから、強い口調や態度を示す採用担当者もいるでしょう。
しかし、初対面かつ入社を希望する人材に対して、頭ごなしに怒ったり否定したりするのはマナー違反です。少しでも違和感を覚えたら、選考を辞退することも検討してみてください。
面接で緊張してうまく話せないときは?
面接でうまく話せない理由として「緊張している」「もともと人と話すのが苦手」の大きく2パターンに分けられます。面接は独特の雰囲気の中で行われます。面接はいつもと違う雰囲気で緊張する人が多いため「緊張すること=悪いこと」と捉えないようにしましょう。
自ら「緊張しています」と採用担当者に伝えてしまうのも一つの方法です。もともと人と話すのが苦手な場合は「コミュニケーションが苦手…不得意に感じる原因や仕事での対処方法も解説!」を参考に、話し方のコツをつかみましょう。
面接で自己紹介と言われたら何と答える?
面接で自己紹介をするよう言われたら、ニートの場合は「氏名」「最終学歴」「学校卒業後にしていたこと」「現在の状況」を答えましょう。「なぜニートから就職を目指したのか」など、選考を受ける理由を添えると、志望度や意欲の高さのアピールになる可能性もあります。ニートからIT業界への就職を目指す場合を例に、面接での自己紹介の例文を紹介するので参考にしてください。
<例文>
(氏名)と申します。
私は△△大学を卒業し、△△株式会社で2年間営業事務の仕事をしておりました。営業事務の仕事はやりがいがありましたが、以前から関心のあったIT業界で働きたいと思うようになり、一時的に仕事を離れてスキル習得の勉強に励みました。
昨年、基本情報技術者試験の試験に合格し、現在はプログラミングの勉強をしております。スキルを身に付けていくうちに現場で活躍したいという思いが強くなり、御社に応募いたしました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
面接での自己紹介の仕方は「面接の自己紹介では何を言う?自分なりの内容を考えて好印象につなげよう」のコラムでも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ニート経験がある人の面接での空白期間の答え方
ニート経験のある人が面接で最も不安に思うのは「無職の間に何をしていたか聞かれたらどう答えよう」という点ではないでしょうか。空白期間について触れる場合は、正直かつ前向きに話すことが大切です。
面接官が納得できる理由を話す
まずは、なぜ空白期間があるのかを答える必要があります。病気の療養や家族の介護、資格取得、進学といった明確な理由がある場合は、理解されやすいので事実をそのまま伝えましょう。
一方で、卒業時に就職活動をしなかったり、前職でトラブルのため退職して休養していたりした場合は、深掘りされやすくなります。「就活が長引いた理由」「転職活動までに時間を要した理由」などをじっくり考え「自分の適性に合う仕事をじっくり検討していた」など、嘘はつかずに前向きな回答を意識しましょう。具体的な答え方は「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」のコラムも参考にしてください。
反省していることを伝える
ブランクができた理由を伝えたあとは、空白期間を作ってしまったことへの反省の言葉も添えましょう。「前職を退職後、自分に合った仕事を探したいと思うあまり、半年間という貴重な時間を無駄にしてしまいました。しかし、アルバイト経験と自己分析を通して自分が本当にやりたいことを見極めることができました」というように、反省を活かしてどんな行動をしたかも添えて伝えられるとベターです。
やむを得ない事情でニート状態になった場合も、言い訳と取られないよう注意しましょう。事情はどうあれ、開き直った態度を取るのは禁物です。これからどうしていきたいかという意志を示して、働く意欲をアピールしましょう。
期間の長さや職歴をごまかさない
空白期間が長いからといって経歴をごまかすのはやめましょう。空白期間の年数を短めに申告したり、アルバイトをしていたと嘘をついたりするのはNGです。職歴の嘘は雇用保険の加入期間などで判明することがあるため、場合によっては経歴詐称とみなされます。
入社後に嘘が発覚すれば、懲戒解雇となる可能性もゼロではありません。もし嘘に気づかれなくても、後ろめたい思いのままで仕事を続けるのは気持ちが良いものではないでしょう。正直に話したうえで、今後はしっかり働いていきたいと伝えることが大切です。
面接対策として企業研究・業界研究を行おう
空白期間の答え方は、どの企業も同じで構いません。しかし、企業によって求める人物像は違うため、志望動機や自己アピールは企業ごとに内容を変えるのが効果的です。どんな人材が求められているのかを知るために、企業研究や業界研究を行いましょう。
企業研究は同業他社と比べて独自性を見つけるのがコツ
まずは企業の基本的な情報を確認します。企業概要や企業理念、事業内容、社員向けの制度などを調べてみましょう。沿革や採用情報にも目を通すとさらに理解が深まります。同じ業界の大手企業や比較検討したい企業についても、同様に情報を集めておくのがポイントです。
情報がまとまったら、各項目について志望する企業とそのほかの企業を見比べます。比較することで、志望する企業の独自性や規模の大きさが見えてくるでしょう。企業の特徴がわかれば、自分のやりたいことや考え方とマッチするのかを照らし合わせられます。「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムでは、さらに詳しく企業研究のやり方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
業界研究では急成長している企業や事業にも注目
最初に、大きなシェアを持つ企業や市場規模、成長の度合いなどから業界の大枠を把握します。続いて、業界内での細かい業種の分類や、他業界との関わりなどを見ていきましょう。業界内で急成長した企業や、独自性のある事業を行っている企業をチェックすることも大切です。
最後は企業研究と同様に複数の業界について調べ、比較検討しながら自分との適性を見極めましょう。企業や業界についての知識があれば、企業がどんな人材を欲しがっているかが見えてきます。企業が求める人物像をイメージしながら、志望動機や自己アピールを作成すれば、企業に好印象を与えられるでしょう。業界研究のやり方について詳しく知りたい方は「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムにも目を通してみてください。
ニートから就職するなら面接練習は必須!
ニート状態から就職を目指す場合、不安要素になるのが面接です。面接の雰囲気に慣れたり、基本的な流れや質問を把握したりするためにも、できるだけ面接練習を行いましょう。
面接練習はできるだけ第三者に依頼する
一口に面接練習といっても、練習内容や練習方法はさまざまです。ニートから正社員を目指すなら、できるだけ就職活動に詳しい第三者に模擬面接をしてもらうと良いでしょう。家族や友人だと慣れや照れが出てしまい、十分に対策できないことが多いものです。就職活動に詳しい第三者の力を借りれば、より面接官に近い感覚で模擬面接ができ、しっかりとフィードバックがもらえます。
なお、どうしても面接練習を第三者に頼めない場合は「面接練習のやり方を解説!よく聞かれる質問や一人で行う方法は?」のコラムを参考に、一人で練習してみましょう。
公的機関や民間エージェントで面接練習が可能
面接対策や模擬面接ができる場所は、ハローワークやジョブカフェ、地域若者サポートステーションといった公的機関が代表的です。民間企業が運営している就職エージェントでも、模擬面接に対応してもらえるので相談してみましょう。
ハローワークは仕事を探す人すべてに広く門戸を開いている機関。拠点が多く立ち寄りやすいこともポイントです。ジョブカフェと地域若者サポートステーションは、どちらも若年層向けの就職支援を行っています。ジョブカフェはカウンセリングやセミナー、求人紹介などを1カ所で受けられるワンストップサービスも魅力です。地域若者サポートステーションは学校中退者や就職未経験の層に向けた機関なので、ニートの人も利用しやすいでしょう。
なお、ハローワークは各自治体で取り組みが異なります。面接練習をじっくり行える場合もあるので、お住まいのハローワークの公式サイトを確認し参加してみましょう。ハローワークについては「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムでも詳しく解説しています。
ニート期間が短いうちに就職活動を始めよう
就職活動はニート期間が短いうちに動き出しましょう。ニート期間が長くなると履歴書の空白期間が長くなり、社会との関わりも薄れてしまうため、より行動に移しにくくなる傾向があります。
厚生労働省が発表した「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書(7p)」によると、若年層はニート歴が短いうちに支援機関に相談する傾向があることが分かりました。
1年以下 | 1年以上2年以下 | 2年以上3年以下 | 3年以上5年以下 | 5年超 | |
---|---|---|---|---|---|
19歳以下 | 88 | 12.0 | - | - | - |
20〜24歳 | 71.1 | 17.8 | 5.6 | 3.3 | 2.2 |
25〜29歳 | 42.5 | 15.8 | 13.3 | 10.8 | 17.5 |
30〜34歳 | 33.8 | 18.8 | 13.8 | 11.3 | 22.5 |
35歳以上 | 44.4 | 11.1 | - | 5.6 | 38.9 |
引用:ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書(7p)
一方で、年齢を重ねるとニート歴も長くなり、相談に行くまでに抵抗を感じたり勇気がでなかったりする傾向がみられます。
参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究
ニートであることに不安を感じて行動に移せない場合は、各種相談機関の力を借りるのがおすすめです。就職・転職をサポートする機関は、ハローワークのほかに民間のエージェントでも行っています。ハローワークだとサポートが不十分と感じる場合は、民間の就職・転職エージェントに相談するのも良いでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、ニートから正社員就職を目指す方に向けても就職支援を行っています。面接対策では、ニートでの空白期間や志望動機などよく聞かれる質問にも、一つひとつ丁寧にアドバイスするので安心です。企業や業界についても詳しく、直接足を運んで得たリアルな情報をお伝えできます。専門のアドバイザーがマンツーマンでじっくり対応するので、人と話すことが苦手な方も利用しやすいでしょう。一人での転職活動が不安なら、まずはお気軽にご相談ください。
ニートの面接対策に関するQ&A
ニート期間が長く、面接で何を聞かれるか不安な人もいるでしょう。就職の面接を受けるにあたって、ニートの人が抱える疑問をQ&A方式で解決します。
空白期間に何をしていたか聞かれたら?
空白期間中、資格取得の勉強など意欲的に行動していたのであれば、積極的にアピールしましょう。「特に理由がなくニート期間を過ごしてしまった」という場合は、これからの目標など前向きな内容を伝えることでポジティブな印象を与えられます。 「空白期間が半年から1年以上あると転職に不利?履歴書にはこう書く!」では、空白期間に対する回答例も紹介しているので「どう答えたら良いか分からない」という方は参考にしてみてください。
ニートは正社員就職の面接で受からない?
ニート期間があるからといって、正社員就職の面接で落ちるとはいえません。
ニート期間に得た気付きや反省点を正直に伝え、これからの意欲を示せれば、正社員として就職できる可能性は十分にあります。徹底的に自己分析や企業分析を行い、自分の強みやポテンシャルをしっかりアピールしましょう。ニートから正社員を目指す方は「ニートから正社員を目指そう!受かるための方法やおすすめの仕事を紹介」のコラムもチェックしてみてください。
ニートが就職の面接でよく聞かれることは?
ニート期間が6カ月以上ある場合「空白期間がある理由」「空白期間にしていたこと」「再就職しようと思った理由」といったことをよく聞かれます。面接を受ける前に、あらかじめよく聞かれることの質問と回答を準備しておき、本番でしっかり答えられるよう練習しておきましょう。よく聞かれる質問の答え方がわからない場合は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、面接対策や模擬面接はもちろん、自己分析や企業分析などの就活に関するアドバイスも行います。1人での就活に不安がある方は、ぜひご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。