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年収を上げるためのスキル7選!収入が増えやすい人の特徴を解説
更新日
この記事のまとめ
- 年収を上げるには、昇進を狙ったり転職したりなどの選択肢が挙げられる
- 年収が上がりやすい人は、努力を怠らずプラスアルファの仕事をしていることが多い
- 転職で年収を上げるには、賃金が高い業界を狙うと効果的
年収を上げるスキルについて知りたい方に向けて、より高収入になるための7つの方法をご紹介します。年収を上げる方法に加え、収入が上がる人の特徴についても解説するので、どうすれば自分がより高収入になるのか気になる方はチェックしてみましょう。年収を上げる方法を実践する際の注意点もまとめたので、今より高収入になりたいを目指す方はぜひご覧ください。
年収を上げる7つの方法
年収を上げる方法にはいくつかあり、自分が置かれた状況によってどの方法が適しているのかを見極める必要があります。年収を上げる方法を探している方のために、今から実践できる7つの方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
この記事のまとめ
- 年収を上げる方法
- 昇進や出世をする
- スキルを磨く
- 上司に交渉してみる
- 副業を始める
- 起業する
- 投資を始める
- 転職する
1.昇進や出世をする
年収を上げる方法の一つは、昇進や出世をすることです。会社によって昇給金額は異なるものの、会社のなかで昇進したり出世したりすれば、年収は上がるでしょう。特に、管理職に就けば基本給アップが見込めます。
厚生労働省 の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、非役職者、係長級、課長級、部長級の平均賃金の差は、以下のとおりです。
賃金(男女計) | 賃金(男性) | 賃金(女性) | |
---|---|---|---|
部長級 | 59万6,000円 | 60万4,100円 | 52万1,000円 |
課長級 | 49万800円 | 50万700円 | 43万800円 |
係長級 | 37万800円 | 38万2,300円 | 33万5,900円 |
非役職者 | 29万1,100円 | 31万1,900円 | 26万300円 |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (7)役職別にみた賃金」
男性の場合、非役職者と部長級の平均賃金には、約2倍の開きがあることが分かるでしょう。女性の場合も同様に、非役職者と部長級の平均賃金は約2倍の差が生じています。
ボーナスや残業代の単価を考慮すると、非役職者と管理職の年収の差はさらに広がっていると考えられるでしょう。また、昇給や昇進の基準は年齢や経験、勤続年数などがあり、企業によってスピードも評価方法も異なります。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
2.スキルを磨く
自分のスキルを磨いたり資格を取得したりするのも、年収を上げる方法として効果的です。仕事に役立つ資格を取得すると、企業によっては資格手当が支給される場合があります。勤務先に資格手当があるかどうか、ある場合はどういった資格が対象になっているかを調べてみましょう。
また、営業力やコミュニケーション能力、情報管理能力、行動力などのビジネススキルをアップすることで、会社や上司から信頼された結果、評価が高まり年収も上がる可能性は十分にあります。たとえ今の会社で年収が上がらなかったとしても、評価されやすいビジネススキルは転職に有利に働くことも。汎用的に仕事に役立つスキルを磨いておきましょう。
3.上司に交渉してみる
上司へ給与交渉をすることも、年収を上げる方法の一つです。特に、自分の能力や上げている成果が年収と釣り合っていないように感じる、誰が見ても明らかに大きな成果を上げている場合には、上司に交渉することで年収がアップする可能性があります。
ただし、上司への交渉にはいくつかの注意点があります。ただ単純に年収を上げてほしいとお願いするのではなく、自分がどの程度成果を上げているのか、どのように会社に貢献しているのか具体的な数字とともに説明することが大切です。給与アップにつながる自分の功績を分かりやすくまとめ、準備をしておきましょう。
4.副業を始める
年収を上げる方法を探している方は、副業を始めるのもおすすめです。会社員として働いている場合、出世して平均賃金を数万円上げるには、ある程度の期間が必要でしょう。しかし、本職と兼業できる副業であれば、月に数万円程度稼ぐことも可能です。休みの日や帰宅後の時間にゆとりのある方は検討してみても良いでしょう。
副業の種類は多種多様なため、自分に合った仕事を探せるのがメリット。たとえば、本業としている仕事が始まる前や、終わった後にアルバイトをするのも一つの方法です。
また、Webライターやプログラマー、システムエンジニアなど、在宅でできる仕事をする選択肢もあるでしょう。多くの在宅ワークはパソコンとインターネット環境が整っていれば行うことができ、外出する必要もないので取り組みやすい副業です。そのほか、アフィリエイトやブログなどで広告収入を得て副業とする方もいます。
なお、本業に関連する業務を副業とすると、スキルや知識を一から身につけなくて良いため、学習時間の手間を省けます。副業でスキルや知識を磨けば、本業でも良い成果を出せるといった相乗効果も期待できるでしょう。
副業を始める場合は必ず就業規則を確認する
副業を禁止している会社で副業を行った場合、就業規則違反として戒告や減給などの処分が下される恐れがあります。加えて、年収を上げる方法として副業を選んだ場合、確定申告が必要となることも。副業による収入が年間20万円以下の場合には確定申告は必要ありませんが、住民税の申告は必要となるので注意しましょう。詳しくは、「副業をする会社員が注意したいこと」をご覧ください。5.起業する
起業して運営側に回ることで、年収を大幅に上げられる可能性もあります。ただし、起業にはある程度のお金、人脈や営業力、提供する商品力が必要で、やみくもに起業しても成功するとは限りません。事業が軌道に乗れば年収を上げることもできますが、うまくいかなかった場合には、逆に年収が下がってしまう恐れもあります。起業はリスクもともなうので、慎重に検討すべき方法です。起業を考えている方は「起業に失敗する確率は?成功のポイントやその後について解説」をご一読ください。
6.投資を始める
年収を上げる方法としては、投資も有効です。副業の一環として投資をしている方もいますが、労働以外の方法で年収を上げられるのが魅力といえるでしょう。
スマートフォンから行える少額投資や、リターンは少ないもののリスクが低く確実性の高い投資も人気があります。大幅に年収を上げる方法というわけではありませんが、検討する価値があるでしょう。
7.転職する
今の会社で年収を上げる方法が見つからない場合、転職も一つの手です。転職することで、自分の能力やスキルを正しく評価してくれる会社に出会える可能性もあります。大手企業への転職にこだわる必要はなく、中小企業やベンチャー企業などへ転職しても、大幅な年収アップが提示されることも。
どのような資格を持っているか、どのようなキャリアを積んできたかによって異なりますが、面接の段階でしっかりと能力をアピールできれば、年収の交渉がしやすくなるでしょう。転職で年収を上げる方法についてさらに知りたい方は、「転職で年収アップはできる?企業の選び方や交渉のコツもご紹介」もご覧ください。
年収が上がりやすい人の3つの特徴
同じように仕事をしていても、年収が上がりやすい人とそうでない人には違いがあります。ここでは、年収が上がりやすい人の3つの特徴を見ていきましょう。
1.努力を怠らない
年収が上がりやすい人の特徴には、「努力を怠らない」ことが挙げられます。たとえば、新たな資格を取るために通信講座を受講したり、ほかの社員よりも早く出社して仕事をしたりという努力です。常に努力を怠らない人は評価につながりやすく、徐々に年収が上がっていく可能性が高まるでしょう。
2.プラスアルファの仕事をする
年収が上がりやすい人は、任された仕事だけでなくプラスアルファの仕事をしていることが多いです。任された仕事に加えて、業務をスムーズにするための仕事に取り組めると、高評価につながります。たとえば、まだ誰も取り掛かっていない仕事に気づいて作業を進めてみたり、空いた時間を使ってほかの人の書類や領収書の整理をしたりするなどが挙げられるでしょう。プラスアルファの仕事をこなすことで、会社への貢献度がより高いと見なされ、年収が上がる可能性があります。
3.コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高い人も、年収が上がりやすい傾向があるでしょう。コミュニケーションをきちんととることで上司や同僚から信頼され、高評価につながる可能性があります。特に、上司に対しては報告や連絡、相談をこまめに行って、信頼を得られるようにしましょう。
もしかしたら自分は年収が上がらない人なのかもしれないと思った方は、給料が上がらない人の特徴について詳しく書かれたコラム「給料が上がらない場合の原因とその対処の仕方」もご覧ください。
転職で年収を効果的に上げる3つの方法
先述した通り年収を上げる方法の一つは転職です。今の年収に不満があり、努力したものの給与が上がらないように思える場合には、転職を検討してみましょう。ここでは、転職する際に押さえるべき3つのポイントを紹介します。
転職で年収を効果的に上げる方法
- 平均年収が高い業界に転職する
- 特定のスキルが求められる業界に転職する
- 給与テーブルが高い企業に転職する
1.平均年収が高い業界に転職する
転職する際に給与の高い業界を選ぶと、効率良く年収を上げられる可能性があります。厚生労働省 の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」の結果を参考に、賃金の高い業界をチェックしていきましょう。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
1位 | 金融業、保険業 | 電気・ガス・熱供給・水道業 |
2位 | 教育、学習支援業 | 情報通信業 |
3位 | 学術研究, 専門・技術 サービス業 | 教育, 学習支援業 |
引用:厚生労働省 「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
男性の場合、産業別の賃金がもっとも高いのは「金融業・保険業」です。続いて教育や学習支援業、65歳以上になるとほかの産業が下がっていくのに比べ、医療や福祉業界は上がっています。
一方、女性は「電気・ガス・熱供給・水道業」の賃金がもっとも高く、情報通信業が続きます。逆に、もっとも賃金が低いのは、男性・女性ともに「宿泊業、飲食サービス業」でした。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
2.専門性の高いスキルが求められる業界に転職する
転職によって年収を上げるためのポイントには、専門性の高いスキルが求められる業界を選ぶことも挙げられます。ほかの人があまり取得していない、もしくは難易度が高く取得できないスキルを持って転職すれば、年収を上げられる可能性があるでしょう。
たとえば、行政書士や司法書士、弁護士などの士業、データベーススペシャリスト試験やネットワークスペシャリスト試験などIT関連の資格、不動産鑑定士や一級建築士など土木関連の資格などが例として挙げられます。専門性の高いスキルを活かせる会社に転職する場合、資格が高く評価されて年収がアップが見込めるでしょう。
仕事に活かせる稼げる資格については、「稼げる資格とは?選び方のポイントや注意点を解説」をご一読ください。
3.給与テーブルが高い企業に転職する
転職して年収を上げる方法として、給与テーブルが高い企業へ応募する方法があります。給与テーブルとは、社員のランクに応じた給与が定められている表のようなもののこと。社員のランクや期待される役割と給与額が記載されています。
給与テーブルが低ければ、昇進してもそれほど年収が上がらないことになるでしょう。一方、給与テーブルの高い企業に転職できれば、成果を上げたり出世したりすることで、年収を大きく上げられる可能性があります。
しかし、各企業の給与テーブルを求職者が知るのは非常に困難なので、より詳しい会社の内部情報を持つ転職エージェントの力を借りる必要があるでしょう。
スキルや資格がないと年収は上がらない?
スキルや資格がなくても年収を上げることは可能です。たとえば、実力主義・インセンティブのある営業職では成果をあげれば上げるほど年収をアップさせることできます。また、営業職の中でも不動産など扱う商品が高額な業界であれば、インセンティブも高くなる傾向があります。「高収入の仕事29選!無資格・未経験者から年収アップを目指す方法を解説」では、無資格・未経験でも年収をアップさせる方法について解説していますので、合わせてご確認ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。