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ニートの就職活動

ニートの履歴書の書き方を例文つきで解説!就職活動を成功に導く方法とは?

ニート

2024.12.25

この記事のまとめ

  • 履歴書の書き方に迷うニートの方は、例文を参考しよう
  • ニート期間を含めた経歴は履歴書に正直に記載することが大切
  • 職歴がないニートの方は、履歴書で就業意欲や入社後の目標を伝えるのが大切
  • 履歴書には、ニート期間にチャレンジしたことを記載するのも有効
  • 履歴書の書き方に自信がない場合は、就職エージェントに相談するのも一つの手

正社員を目指して就職活動を行うニートの方のなかには、「履歴書が書けない…」と悩む方もいるでしょう。ニート期間がある方の場合、空白期間があることをカバーしつつ、就業意欲が伝わる履歴書を書くことが大切です。
このコラムでは、書類審査を通過しやすい履歴書の書き方を例文つきで解説します。ニートの経歴が不利にならないように、書き方のコツをマスターして就職活動を成功させましょう。

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目次

  • ニートからの就職活動を成功させる履歴書の書き方
  • ニートの方の履歴書で企業が確認している要素
  • ニートの方が効果的な履歴書を作成するための準備
  • ニートの方が履歴書を作成する際の5つのポイント
  • 履歴書でニートの空白期間を説明する方法と回答例文
  • 履歴書がうまく書けないときは転職支援サービスを活用しよう
  • ニートから就職を目指す際の履歴書に関するQ&A

ニートからの就職活動を成功させる履歴書の書き方

一般的に就職活動は、書類選考通過後に面接という流れで進むため、採用担当者が「会いたい」と思うような履歴書を書くことが大切です。

ここでは、無職期間があるニートの方向けに履歴書の書き方を解説します。基本事項や学歴欄、職歴欄、自己PR欄、志望動機欄、本人希望欄と、項目ごとに書き方をまとめているので、参考にしてみてください。

基本事項

履歴書の基本事項には、氏名や生年月日、住所などを記入します。具体的な記入例は、以下の通りです。

基本事項の画像

基本情報は間違いのないよう、丁寧に記入しましょう。上部の日付は履歴書を作成した日ではなく、持参日または郵送日を記載します。

正社員の選考に応募する履歴書の場合、スーツを着用して撮った証明写真を貼りましょう。履歴書提出後に写真が剥がれてしまっても誰のものか分かるよう、裏面には氏名を書いておくことが大切です。

学歴欄

学歴欄には通っていた学校の正式名称と通学時期を記載します。中退していたり高卒認定試験を受けていたりする場合も、学歴欄への記入が必要です。ニートの方は、以下の記入例と注意点を参考に、履歴書を作成してみましょう。

学歴欄の画像

西暦・和暦は履歴書内で統一する

学歴欄の入学・卒業年は、西暦・和暦のどちらかに統一しましょう。履歴書内で表記が統一されていないと、分かりにくいだけでなく雑な印象を与える恐れがあります。また、「書類作成能力がない」「基本的なビジネスマナーが分かっていない」と判断される場合もあるため、和暦・西暦は統一して記載しましょう。

入学・卒業年を明記する

学歴を書く際は、いつ入学・卒業したのかが一目で見て分かるように、「入学年」「卒業年」に分けて書きます。途中で学校を辞めた場合は、「中途退学」と明記しましょう。

なお、在学中にほかの学校に移った場合は「転入学」、中退後に途中から履修する場合は「編入学」と書きます。

学歴は高校入学から記載する

履歴書の学歴欄は、高校入学から記載するのが一般的です。「○○高等学校」のように、正式名称で記載しましょう。学科や学部、コース名がある場合は、あわせて記入します。

なお、私立高校や大学の法人名は記載不要です。

中卒ニートの場合は中学卒業から学歴を書く

最終学歴が中学卒業の方は、中学校の卒業年度のみ記載しましょう。高校に進学したものの卒業しなかった場合は、高校入学の次の行に「○○高等学校 中途退学」というように記入します。採用担当者が把握しやすいように、学歴は正しく書きましょう。

高卒認定も学歴に記載する

学校を卒業していなくても、高校卒業程度の学力を証明できる高卒認定試験の合格実績があれば、履歴書に学歴として記載できます。

高卒認定試験とは「高等学校卒業程度認定試験」の通称で、合格すれば高校を卒業していなくても高卒者と同等の学力を認められる試験のことです。最終学歴が高卒になるわけではないものの、大学や短大、専門学校を受験できたり、受験資格が高卒以上の資格試験を受けられたりします。

高等学校卒業程度認定試験の受験を検討しているニートの方は、「高卒認定試験とは?高卒とは違う?試験費用や就活での活用方法を解説」のコラムもあわせてチェックしてみましょう。

職歴欄

職歴欄はアルバイトや派遣社員、正社員として仕事をした経験があるニートの方にとって、重要なアピールポイントです。所属していた会社の入社・退社年月と、従事した業務内容を、以下のように簡潔に記載しましょう。

職歴欄の画像

履歴書に退職理由を記入したくない場合は、「一身上の都合により退職」と添えれば問題ありません。ただし、面接では多くの場合、退職理由やニートになった経緯を聞かれます。スムーズに受け答えできるように、事前に回答を考えておくのがおすすめです。

正社員経験がないニートの方はアルバイトの経歴を記入する

職歴欄には正社員の経歴を記載するのが基本です。とはいえ、正社員として働いたことがない方は、正社員以外の職歴を記載しても問題ありません。

正社員歴がないニートの方は、アルバイトや派遣、パートなど非正規雇用社員として仕事をしていた経歴を以下のように記載しましょう。

正社員経験がないニートの方はアルバイトの経歴を記入するの画像

アルバイト歴を書く際は、応募する業界や企業に関連した職歴を優先して記載するとアピールにつながります。仕事の内容は職務経歴書で詳しく記載するので、履歴書では会社名のみ記載しましょう。

正社員・非正規社員ともに経験のない方は「なし」と書く

職歴がない場合は、下記のように職歴欄に「なし」と記載します。

正社員・非正規社員ともに経験のない方は「なし」と書くの画像

正社員やアルバイト、派遣社員などとして仕事をした経験がないからといって、職歴欄を空欄にするのは避けましょう。職歴に何も記載されていないと、書き忘れとみなされて印象が悪くなることがあるためです。

志望動機

ニートの方が正社員への就職を成功させるには、履歴書の志望動機で入社意欲をアピールすることが大切です。以下では、ニートの方が履歴書を書く際の志望動機の書き方のコツを解説します。

抽象的な表現は避ける

志望動機を書くときは、抽象的な表現を避けるよう心掛けてみてください。「社風が自分に合うと感じたから」「活躍できそうだから」といった具体性に欠ける志望動機は、採用担当者の印象に残りにくい場合があるためです。採用担当者に好印象を与えるためにも、自分なりのエピソードを盛り込んだ具体的な志望動機を作成しましょう。

応募先の企業でなければならない理由を明確にする

志望動機では、応募先の企業でなければならない理由を明確に伝える必要があります。どの業界・会社にも当てはまる志望動機だと、「自社への志望度はそれほど高くないのでは?」と懸念される恐れがあるからです。「数ある業界のなかで、なぜこの業界を選択したのか」「競合他社ではなく自社を選んだのはなぜか」を、具体的に説明しましょう。

志望動機の例文

ニート期間中に読んだ▲▲という本がきっかけで、経理の仕事に興味を持ちました。競合他社のなかでも貴社を選んだ理由は、「△△」という、ほかの会社にはないサービスを提供している点に魅力を感じたからです。現在は、入社後少しでも業務に貢献できるよう、FP技能検定の取得に向けて勉学に励んでいます。

自己PR

履歴書の自己PR欄では、自分自身の性格や適性、強みを伝えられます。自己PRの書き方に悩むニートの方は、以下のポイントを参考に、効果的な自己PRを考えてみましょう。

会社に貢献できる自分の強みをアピールする

自己PR欄では、自分の強みや長所を述べます。ただし、長所なら何でもOKなわけではありません。志望企業の採用ニーズに合った強みを選ぶことが重要です。

自分の強みと企業が求める人材を結びつけ、「▲▲で身につけた△△の強みを、貴社の○○業務に活かします」のようにアピールしましょう。

具体的なエピソードを用いて説得力をもたせる

自己PRに説得力を持たせるには、強みの根拠となる具体的なエピソードを用いることが重要です。自分がその長所を得たり自覚したりするきっかけとなった経験を振り返ってみましょう。自己PRには、自分の人柄をアピールできる、オリジナリティを意識したエピソードを盛り込むことをおすすめします。

自己PRの例文

私の強みは手際の良さです。学生時代に約3年間、飲食店でホールスタッフのリーダーとして仕事をしたことで、複数のタスクを同時にこなす能力が身につきました。また、自分の仕事をただこなすだけでなく、リーダーとして周りのスタッフを気に掛けることも大切にしていました。

店長から、『社員にならないか』と声を掛けていただいたこともあります。当時はほかにやりたいことがあったので断ってしまいましたが、空白期間中に自己分析をした結果、自分の強みを活かしながら人の役に立てる仕事は接客業だと再認識しました。入社後は、手際の良さやリーダーシップ能力を活かし、業務の発展に貢献したいです。

本人希望欄

ニートである場合に限らず、本人希望欄には「貴社の規定に従います」と記入するのが一般的です。給与や待遇に関する希望を書くのは、「条件面しか気にしていないのでは」という印象を与える可能性があるためできるだけ控えましょう。

ただし、募集要項に複数の職種や勤務地が挙げられている場合は、自分の希望を記載しても問題ありません。ほかにも、「持病により働き方に制限がある」「両親の介護の関係で勤務地を変えられない」など、どうしても譲れない条件がある場合は記載しておきましょう。

履歴書の書き方の基本は「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」でもまとめているので、あわせてご一読ください。

ニートの方の履歴書で企業が確認している要素

ニートの方が履歴書を作成する際の5つのポイントの画像

企業の採用担当者は、ニートの方の履歴書から「役立ちそうなスキルを持っているか」「自社とのミスマッチはないか」 といった要素を確認しているようです。企業が注目するポイントを抑えておけば、好印象な履歴書を作成しやすくなるでしょう。以下で企業が履歴書をチェックする際のポイントを解説しているので、参考にしてみてください。

仕事に役立ちそうな経歴やスキルがあるか

採用担当者は、入社後に仕事で役立ちそうな経歴やスキルがあるかを履歴書から読み取りたいと考えています。「自社に貢献してくれる人材を確保したい」という企業側の意図があるためです。

現在は仕事に就いていないニートの方も、過去の経験のなかから志望企業で活かせそうな経歴や資格がないか振り返ってみましょう。前述したように、アルバイトや派遣など非正規雇用の経歴を書いても構いません。「ニートだからアピールできるスキルがない」と諦めずに、自分のこれまでの経験を整理することから始めてみてください。

自社とのミスマッチがないか

「履歴書の内容から自社とのミスマッチがないか確認したい」という採用担当者の意図もあるようです。企業側にとって、せっかく採用した人材が入社後に働き方や業務内容とミスマッチを起こして早期離職してしまうのは避けたいもの。履歴書に書いてある経歴や資格などが自社で役に立ちそうか、志望動機や自己PRから入社意欲が伝わってくるかなどの視点から、企業とのマッチ度を確かめる狙いがあります。

経歴やスキルに自信がないニートの方は、「未経験の志望動機作成のポイント!転職時の書き方や例文を職種ごとに紹介」や「自己PRがない・書けない原因と対処法は?転職やニート向けの書き方も解説」のコラムを参考に、熱意が伝わる志望動機や自己PRを考えてみましょう。

ニートの方が効果的な履歴書を作成するための準備

ここでは、ニートの方が効果的な履歴書を書くための準備を紹介します。

自分に合う履歴書のフォーマットを選ぶ

ニートの方が履歴書を作成するときは、自分にとって書きやすいフォーマットを選択しましょう。企業側からの指定がない限り、どの様式を選んでも問題ありません。フォーマットによってアピールポイントが変わるため、自分に合った様式を選ぶことが大切です。

履歴書のフォーマットには、ベーシックな様式の「JIS規格」や志望動機や自己PR欄が広めな「一般用」、職歴欄が大きく職務経歴書とセットになっていることもある「転職者用」などがあります。職歴が少ないニートの方は、志望動機や自己PRをアピールしやすい「一般用」を選ぶのがおすすめです。

「履歴書の様式はどれを選ぶ?テンプレートの使い方や書き方の参考例も紹介!」のコラムで各フォーマットの特徴を触れているので、参考にしてみてください。

自己分析を行う

ニートの方が就職活動をするときは、履歴書を作成する前に自己分析を行いましょう。

自己分析とは、自分の過去を振り返って性格や価値観、長所・短所などを把握する作業のことです。自己分析を行うと仕事選びの軸が明らかになり、自分に合う企業に就職できる可能性が高まります。特に、今まで働いた経験がないニートの方は、自己分析で自分が仕事をするうえで何を重視するのかを明確にして、就職後のミスマッチを防ぎましょう。

また、自己分析を行うと自分の強み・弱みを把握しやすくなるのもメリットです。履歴書の自己PRには基本的に強みを書きますが、面接では弱みを聞かれることがあるので、どちらも答えられるようにしておくのが望ましいでしょう。自己分析の詳しいやり方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムを参考にしてみてください。

他己分析をするのもおすすめ

履歴書を作成する前の準備として、自己分析とあわせて他己分析をするのもおすすめです。他己分析とは、他人から見た自分の特徴を知って自己理解を深めることです。他己分析のメリットは、自己分析と比べてより客観的な視点で自分を知れること。客観的な意見を取り入れることで、自己分析の内容により説得力をもたせられます。
家族や友人など、自分のことをよく知る身近な人に分析を依頼してみましょう。複数人に依頼することで、より多角的な視点から自分自身を見つめなおせる可能性が高まります。

企業研究を実施する

履歴書を書く前に、企業研究も行いましょう。企業研究とは、興味がある企業や応募する企業について調べることです。企業研究の目的は、企業の特徴を知って自分との相性を見極め、入社後のミスマッチを防ぐこと。また、企業が求める人物像を把握すると、志望動機や自己PRで何をアピールするかを考えるのに役立ちます。

企業研究をする際は、企業のWebサイトを参照して事業内容や社風、理念などの基本情報を調べましょう。採用情報ページがある場合は、教育制度や福利厚生、休暇・休業制度の情報を得られる場合があるので、チェックするようにしてみてください。

志望企業と同業他社との違いも調べよう

企業研究をする際は、志望企業だけでなく同業他社にの情報も調べましょう。志望動機で「他社ではなく応募先企業を選んだ理由」を説明するには、同じようなサービスを提供するほかの企業との違いを知ることが重要です。たとえば、志望企業と競合他社の事業規模や取引先の種類などを比較すると、違いを見出しやすくなります。業界誌や四季報などに目を通し、同業他社についてもチェックしてみましょう。
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ニートの方が履歴書を作成する際の5つのポイント

ニートの方の履歴書で企業が確認している要素の画像

ニートの方が好印象な履歴書を書くには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。以下で5つのポイントを解説しているので、意識しながら履歴書を作成してみてください。

ニートの方が履歴書を作成する際のポイント

  • 嘘や誇張表現を記入しない
  • 結論から書く
  • 履歴書を使い回さない
  • 職歴がない場合は人柄や志望動機のアピールで補う
  • 履歴書を提出する前に第三者に添削してもらう

1.嘘や誇張表現を記入しない

ニートや引きこもり期間をごまかすために、嘘や誇張した経歴を履歴書に記載するのは避けましょう。職歴や学歴、資格などに関する嘘を記載するのは経歴詐称です。嘘がバレた場合、入社前なら内定取り消し、入社後なら懲戒解雇になる可能性があります。最悪の場合、「刑法第百五十九条(私文書偽造等)」や「刑法第二百四十六条(詐欺)」の罪に問われることもあるでしょう。

嘘や誇張表現を使わなくても、空白期間があったことをカバーしつつ、上手に自分自身をアピールする方法はあります。就職活動ではニートや引きこもり期間を隠そうとせず、正直に正しい経歴を履歴書に記載することが大切です。

参照元
e-Gov法令検索
刑法

2.結論から書く

履歴書の志望動機や自己PRを書く際は、結論から記載するように心掛けましょう。最初の一文に結論を書けば、自分が伝えたいことを採用担当者にアピールしやすくなります。

志望動機や自己PRは、基本的に「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)」の順にまとめるのがおすすめです。それぞれの英単語の頭文字をとって「PREP法」と呼ばれる話の伝え方で、就活だけでなくプレゼンや上司への報告などのビジネスシーンにおいても役立ちます。

たとえば、自己PRであれば、冒頭で「私の強みは△△です」と述べたあとに、詳しい理由や強みが発揮されたエピソードを述べましょう。最後に「△△の強みを活かして1日も早く貴社に貢献できるよう頑張ります」というまとめの文を入れます。話の流れにも気を配ることで、「考えや物事を論理的に伝える能力がある」と評価される可能性もあるでしょう。

3.履歴書を使い回さない

就職活動中、履歴書を複数の応募先に使い回すのはおすすめできません。履歴書を使い回していると自己PRや志望動機が応募先の企業とかみ合わず、ちぐはぐな印象を与えるリスクがあります。

また、記入日が前過ぎたり履歴書がよれていたりすることで、採用担当者に使い回しを見抜かれる場合もあるでしょう。就職活動を成功させるためにも、履歴書は企業ごとに新しく作成するのがおすすめです。

4.職歴がない場合は人柄や志望動機のアピールで補う

ニート期間や引きこもり歴が長く、履歴書に書ける職歴がない場合、自己PRや志望動機でアピールするのが効果的です。自分がこれまで努力してきた仕事や経験、将来の目標を述べましょう。

履歴書は、学歴や職歴といった事実を記すだけの書類ではありません。自分がどのような人間で、入社後どのように貢献するのかを伝えるための書類でもあります。就職を成功させるためにも、経歴だけにとらわれ過ぎず、自分の魅力や長所を前向きにアピールすることに注力しましょう。

5.履歴書を提出する前に第三者に添削してもらう

履歴書を提出する際は事前に第三者のチェックを受けましょう。ダブルチェックを行うことで、自分では気づかなかった違和感のある表現や誤字・脱字を見つけられる場合があります。また、内容についての客観的なアドバイスももらえる可能性があるので、第三者に履歴書を見てもらうのがおすすめです。

家族や友人にお願いするのも手ですが「知り合いに見せるのは恥ずかしい」「専門的なアドバイスを受けたい!」という場合は、就職エージェントに相談してみましょう。就職エージェントは就職活動に必要な専門知識を有しているため、的確なアドバイスや添削といった支援を受けられます。

就職エージェントを利用するポイントは、「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」で紹介しているので、チェックしてみてください。

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履歴書でニートの空白期間を説明する方法と回答例文

ニートの方が就職活動を行う場合、働いていない空白期間の長さから早期離職の懸念をもたれやすい傾向があるようです。ただし、就業意欲や継続力をアピールできれば、ニートの方も採用される可能性があります。ここでは、例文を交えながら空白期間の効果的な説明の仕方を解説しているので、参考にしてみてください。

例1:自分に合う仕事を探していた場合

就職せずに自分に合う仕事を探していたニートの方の場合、空白期間を「今後働きたい会社や業界の研究を行っていました」と説明する方法があります。特にニート期間が半年未満と短いときは、「本当にやりたい仕事に就くために就職せず情報収集していました」と説明しても不自然ではありません。

ただし、面接の際に就職活動の内容について深掘りされる可能性がある点には注意が必要です。実際にどのような活動をしていたかの回答も用意しておくと、面接の際にスムーズに受け答えできるでしょう。

例2:スキルアップのために勉強していた場合

ニート期間中に資格の勉強をしたり職業訓練に通っていたりした方は、「就職後、企業に貢献するためスキルを磨いていました」と説明する方法もあるでしょう。向上心をもってスキル習得に励んでいた旨を伝えれば、「就業意欲が高い」「長く働いてくれそう」という好印象につながる可能性があります。

ニート期間中に身につけたスキルを免許・資格欄に記入する

ニート期間中に身に付けたスキルは、履歴書でアピール可能です。以下のように履歴書の免許・資格欄を活用して、空白期間に努力していたことを明示しましょう。

ニート期間中に身につけたスキルを免許・資格欄に記入するの画像

資格や語学の勉強をしている場合も免許・資格欄に書く

ニート期間に資格や語学の勉強をしている場合、履歴書の免許・資格欄に該当の資格や試験名を記載したうえで「取得に向けて勉強中」と記載しましょう。勉強を開始したのが直近のことであっても、「自分のキャリアのために挑戦した」という事実には変わりありません。志望業界や職種、やりたい仕事のために勉強しているという意欲的な姿勢が、採用担当者に評価される可能性があるでしょう。

資格取得は期限を決めて取り組もう

ニートの方が資格取得に取り組む場合は、あらかじめ取得までの期限を決めておくのがおすすめです。「資格を取ってから就職しよう」と考えていると、空白期間が余計に延びてしまう可能性があります。空白期間が長くなるほど就職活動の難易度が上がるため、資格取得に固執し過ぎず、期限を定めたうえで臨機応変に対応しましょう。

例3:ケガや病気の治療をしていた場合

ケガや病気などを理由に仕事ができなかったときは、正直に伝えましょう。履歴書の職歴欄で事情を説明し、現在は体調が回復して問題なく働けることをあわせて伝えれば、企業側の不安軽減につながります。具体的な記載例は、以下を参考にしてみてください。

例3:ケガや病気の治療をしていた場合の画像

例4:特に何もせず過ごしていた場合

空白期間中に特に何もせず過ごしていた場合も、嘘をついたりごまかしたりせず正直に伝えます。「職歴欄」で解説したように、正社員経験もアルバイトの経験もない方は、職歴欄に「なし」と記載しましょう。

また、志望動機や自己PRでは、以下のように説明するのがおすすめです。

1年間ほど就職せず休養にあてていました。空白期間ができてしまったことを深く反省し、先月から就職活動を本格的に始めた次第です。学生時代に飲食店のアルバイトで培ったコミュニケーション力を活かして、貴社の営業職として貢献したいと思っています。

ニート期間を特に何もせず過ごしていたことへの反省を述べたうえで、現在は正社員として働く意欲があることをアピールしましょう。「空白期間が半年から1年以上あると転職に不利?履歴書にはこう書く!」のコラムでも空白期間がある場合の履歴書の書き方を解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

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履歴書がうまく書けないときは転職支援サービスを活用しよう

履歴書がうまく書けないときは転職支援サービスを活用しようの画像

 

履歴書の書き方が分からないときは、就職支援サービスの活用も視野に入れてみましょう。ここでは、ハローワークと就職エージェントの2つのサービスを紹介します。

ハローワーク

ハローワークとは、国が運営する公共職業安定所のこと。あらゆる世代の求職者を対象としたサービスで、ニートの方も、求人紹介や選考対策といったサポートを無料で受けられます。

そのほかに、就活で役立つ職業訓練の相談や申し込みも可能です。厚生労働省の「ハローワーク」のページから全国のハローワークのWebサイトに飛べるので、住居地域を管轄している施設を調べてみましょう。

ハローワークのサービス内容や利用方法は「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」で紹介しているので、チェックしてみてください。

参照元
厚生労働省
雇用

就職エージェント

就職活動を1人で進めるのが不安な方や経歴に自信がないニートの方は、就職エージェントに相談するのも一つの手です。

就職エージェントとは、求職活動を支援する民間のサービスのこと。求職者と企業との間に立ち、マッチングを行っています。担当のキャリアアドバイザーが求人紹介をはじめ、就職に関わるさまざまな相談に乗ってくれるので、就職活動に不慣れな方も安心です。

短大卒業後も就活を続け上京の夢をかなえたEさんの体験談

やりたい仕事や達成したい目標がなく、短大を卒業したあとも就活を続けていたEさん。「なんとなく東京で働きたい」という夢はあったようで、就職エージェントを利用し就職に対する不安を一つずつ解決したそうです。

その結果、短大で勉強していたCADオペレーターへの就職を実現させました。苦手な分野だったそうですが、あえて挑戦したのは就職エージェントのサポートがきっかけだそうです。Eさんのように就職でお悩みのニートの方は就職エージェントに相談するのも一つの手といえるでしょう。

Eさんの体験談を詳しく知りたい方は、「新卒内定を断ったのにやりたいことがない…キャリアを重視した21歳の就職成功談」のコラムをご一読ください。

就職エージェントのハタラクティブは、ニートの方をはじめ、既卒や第二新卒、フリーターなどの若年層に向けた就職支援サービスを行っています。経験豊富なキャリアアドバイザーが、就職活動全般を手厚くサポート。企業とのやり取りも代行するため、職歴がない方やブランクがあり不安な方も安心して利用していただけます。

また、書類の添削も実施しており、履歴書や職務経歴書を書くのが初めての方も効果的な書類が書けるようアドバイスいたします。サービスはすべて無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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ニートから就職を目指す際の履歴書に関するQ&A

ここでは、ニートの方が履歴書を書く際に抱えがちな悩みを、Q&A形式で回答します。ニート期間の書き方やコツについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ニートの経歴は履歴書に書かなくてもOK?

ニートや引きこもり期間は隠さず、正直に書きましょう。ニート期間をごまかすと、嘘が発覚したときに内定を取り消されたり、解雇されたりすることも。また、経歴詐称として罪に問われる恐れもあるので注意が必要です。
経歴詐称のリスクは、「職歴詐称はバレる?経歴に自信がない場合の転職で成功する方法をご紹介!」のコラムで詳しく解説しています。

履歴書は使い回しても大丈夫?

履歴書は使い回さず応募先の企業ごとに用意しましょう。どの企業にも当てはまるアピール内容が書かれた履歴書では使い回ししていることを疑われ、「受かればどこでも構わないのでは」と思われる可能性があります。企業ごとに理念や求める人物像、細かい業務内容などは異なるので、応募先に適した履歴書を作成しましょう。
履歴書ごとに適切な自己PRを作成する方法は、「履歴書に書くアピールポイントの見つけ方は?例文や書き方のポイントも解説」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。

ニートの場合、就職におすすめの資格は?

日商簿記検定や宅地建物取引士などは、応募する職種によっては評価されやすい資格といえます。とはいえ、資格の勉強をしてニート期間を長引かせるより、1日でも早く就職活動をしたほうが採用につながりやすい場合も。
メリット・デメリットを把握したうえで「資格を取得するか決めたい」というニートの方は、「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」のコラムをお役立てください。

経歴に自信がない場合に就職エージェントを選ぶポイントは?

ニートやフリーターなど、経歴に自信がない方の就職支援に特化したエージェントを選びましょう。サービス内容はエージェントごとに異なるので、いくつか登録してみて自分に合うサービスを見つけてみてください。
就職エージェントのハタラクティブはニートやフリーター、第二新卒といった社会人経験が少ない若年層の就職支援に特化しています。未経験歓迎求人の紹介も豊富に揃えているので、まずはお気軽にお問い合わせください。

ハタラクティブ
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こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
  • 働きたいだれもが就職できる社会を目指す「ハタラクティブ」
  • 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談
  • 定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ
  • 厚労省認定「サポステ」で若者の就労支援厚労省認定「サポステ」で若者の就労支援
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