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無職から就職できる?おすすめの仕事と就活でやるべきこと4選を解説!
更新日

この記事のまとめ
- 無職の状態から正社員として就職する際の難易度は、年齢によって変わる
- 無職からの就職では、人材不足の業界や未経験者を歓迎している企業への応募がおすすめ
- 無職から就職をする際は、自己分析や企業研究を十分に行うことが大切
- 面接では「無職だった理由」と「就職したい理由」を明確に答えるのがポイント
- 無職から就職する際は、就職支援サービスを活用しよう
「無職からは就職できない…?」という不安から、正社員になることを躊躇している方もいるでしょう。無職から就職を成功させるには、自己分析や企業研究、面接対策などの事前準備をしっかりと行うことが大事です。
このコラムでは、おすすめの仕事や年齢別の就職活動のポイントをまとめました。また、無職から正社員を目指す際の難易度もご紹介しているので、参考にしながら就活をはじめてみましょう。
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無職から正社員として就職するのは難しい?
無職から正社員へ就職することは可能ですが、年齢によって難易度が変わる傾向があります。
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)平均結果の要約 」によると、2024年の日本における完全失業者数は176万人万人です。「就職活動をはじめたとしても上手く進められないのでは」とお悩みの方もいるでしょう。
ここでは、無職の状態から正社員を目指す際の難易度を解説するので、就職活動をはじめるタイミングを見極めるのにお役立てください。
年齢によって難易度は変わる
ニートやブランク期間のある無職の状態から正社員として就職する難易度は、年齢によって変わります。20代の場合は、スキルよりも若さや柔軟性、将来性といったポテンシャルが評価されるため、経歴にかかわらず採用される可能性が高いでしょう。
しかし、年齢を重ねるとスキルや経歴を重視されるようになり、評価基準が厳しくなりやすいのが一般的。年齢が上がるにつれて無職の状態から正社員になるのは難しくなる傾向があります。
「無職から就職できないかも」と悩むなら即行動しよう
「年齢的に、今のうちに正社員になっておいたほうがいいのかも…」「正社員になりたいけど、無職から採用されるのは難しいのでは…」とお悩みのときは、まずは行動に移してみ
ましょう。考えるよりも先に「就活」という行動に移したほうが、解決の糸口を見いだせる可能性があります。現状にお悩みの場合は、就職・転職エージェントに相談してみるのも方法の一つ。詳しくはこのコラムの「無職からの就活が不安なら就職支援サービスを活用しよう!」で解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2024年(令和6年)平均結果
無職から就職する際のポイント【年代別】
無職から正社員を目指す場合は、年齢にマッチした就職活動を行うことが大事です。以下で、年齢別の就職活動のポイントをご紹介するので、自身の年齢に該当する項目をチェックしてみましょう。
20代
20代で無職から正社員を目指す際は、入社後に取り組みたいことや仕事への熱意、柔軟性などをアピールすることが就職成功のカギです。
20代は年齢が若いため、就職活動をする際のスキルや経験が不足していることを企業側がある程度想定しています。そのため、無職の経歴よりも意欲や積極性といったポテンシャルを重視されやすいのが特徴です。
以下に、20代の就職活動を成功させるためのポイントをまとめました。
- ・若い人材ならではの柔軟性や将来性を武器にする
- ・就業意欲の高さをアピールする
- ・「なぜ無職の状態から正社員になりたいのか」という動機を考える
- ・入社後にやりたいこと(将来のビジョン)を明確にする
- ・ビジネスマナーを身につける
「なぜ無職だったのか」と質問される可能性もあるので、事前に回答を準備しておきましょう。回答する際は、正社員でしか叶えられないポジティブな理由を伝えるのがコツです。
20代で無職からの就活のポイントを知りたい方は、20代を前半と後半に分けて就職活動のポイントを解説している「20代ニートから就職する方法は?正社員の目指し方やおすすめの仕事を紹介」のコラムをチェックしてみてください。
学校を卒業後3年程度なら新卒枠で応募できる可能性も
厚生労働省の「卒業後3年以内の既卒者は、「新卒枠」での応募受付を!」によると、若者雇用促進の観点から、事業主に対し「既卒者が卒業後少なくとも3年間は応募できるように努めること」という指針が定められています。上記の指針を受け、大学や高校を卒業後3年以内であれば「新卒枠」として応募を受け付ける企業も増えているようです。すべての企業が対応しているわけではないものの、卒業後3年以内の既卒者の方は、求職活動をする際の参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について
30代
30代の場合の就職活動で求人を選ぶ際は、自分のスキルや経歴を活かせる求人か、未経験者を歓迎する求人を選ぶのが望ましいでしょう。以下は、30代での就職活動のポイントです。
- ・30代前半まではポテンシャルが評価される可能性もある
- ・30代後半からはマネジメントスキルが求められる場合がある
- ・職歴がない場合は未経験者OKの求人を探す
- ・職歴がある場合は、スキルや経験をアピールする
- ・ビジネスマナーに対する意識を高める
先述したように、30代はポテンシャルより実務経験が評価されやすい傾向があります。20代に比べて就職先の選択肢が少なくなる恐れがあるでしょう。
就職を成功させるためには、30代の人材に求められているポイントを理解しておくことが大切です。
30代前半までに就職するのがポイント
30代で無職から正社員としての就職を目指している方は、できるだけ早く就職活動をスタートすることをおすすめします。企業によっては、キャリア形成の観点から「30代まで」「30代前半可」というように年齢制限を設けていることも。30代後半からの就職活動はよりハードルが上がることが予想されるため、早めに行動をするのが得策です。
30代からの就職事情について知りたい方は、「30代ニートの現状は?就活のコツを知って社会復帰を目指そう」を参考にしてみてください。
40代
40代で無職の状態から正社員を目指す際は、応募するまでに過ごしていた期間の過ごし方を前向きに説明できるように準備しておくことがポイントです。
40代の場合、正社員として就職していた会社を辞め、子育てや介護のために現場を離れていた方もいるでしょう。正社員としての経験がある場合は、働くなかで培ったスキルや経験をアピールポイントにすることが可能です。
以下は、40代での就職活動を成功させるためのポイントになります。
- ・正社員として働いた経験がある場合はアピールする
- ・ブランク(無職期間)の理由と現在の状況を説明できるようにする
- ・ブランク(無職期間)に学んだことがあれば強みにする
- ・職歴なしの場合は、未経験者を歓迎する業界に応募する
- ・自分より若い年齢の人が上司になる可能性を理解する
ブランクがある場合は、その理由をきちんと説明できるようにしておくと安心です。たとえば、「子育てのため現場から離れていたが、子どもが成長したため復帰を考えた」のように、現在の状況と合わせて説明すると、採用担当者の理解を得やすいでしょう。
「未経験可」「経験不問」の求人は経歴にかかわらず挑戦しやすい
無職の期間や職歴に自信がない場合は、「未経験者OK」「未経験者歓迎」「経歴不問」「無資格OK」など、経歴や資格の有無を問わない仕事が多い傾向にある業界を調べるのがコツです。
未経験で挑戦しやすい仕事の特徴としては、業界として成長が見込まれていたり、入社後の教育制度が整備されていたりすることが挙げられます。詳しくは、「未経験でもできる仕事・業界21選!挑戦しやすい職種や業種・仕事の特徴を解説!」のコラムで業界や職種の例をご紹介しているので、参考にしてみてください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
無職からすぐに就職したほうがいい理由
正社員を目指すのを先送りにして年齢を重ねるほど、就職活動の選択肢が減り、ハードルも上がる恐れがあるでしょう。ここでは、なぜ早めに無職の状態から就職活動をはじめたほうが望ましいのかを簡単に解説します。
年齢が上がると就職先の選択肢が減っていく
就職活動では、年齢を重ねるほど選択肢が減っていくことが考えられるでしょう。なぜなら、「会社の若返りを図りたい」「人材のキャリア形成を意識して採用したい」といった意図から若い人材を求められる傾向があり、一定の年齢を超えると応募しにくくなるためです。
もちろん、どのような年齢からも応募できる求人もあるものの、会社のニーズに合わなければ不採用になる場合も。無職から全くの未経験の分野に挑戦する場合、20代〜30代前半までのうちに挑戦したほうが、豊富な選択肢のなかから正社員求人を選べるでしょう。
無職期間が長いと就職が不利になる
無職期間やブランク期間が長くなれば、就職が不利になる可能性もあります。下記は、独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容」から、フリーター期間別に正社員になれた人の割合を示した表です。
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書 No.213 (p.128)」
フリーター期間が1年以内の場合は正社員移行率が68.8%であるのに対し、4年を超えた場合は37.9%という結果になりました。年月を重ねると、正社員移行率も下がっていくことが予想されます。上記の調査は完全失業者ではなくフリーターを対象にしているものの、正社員就職せずに年を重ねた場合の就職の難しさが分かるでしょう。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
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できるだけ早く就職すれば生涯年収を増やせる
できるだけ早く無職から正社員として就職できれば、そのぶん生涯年収を増やすことにつながります。独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 2024(p.302)」によると、大卒・大学院を卒業と同時に正社員になった場合の生涯年収は、男性が2億5,000万円、女性が2億円でした。無職期間中は収入を得られないものの、就職するタイミングが早いほど生涯年収を上記の数字に近づけることは可能です。
生涯年収について詳しく知りたい方は、「生涯賃金とは?学歴別や企業規模別に具体的なデータをご紹介」のコラムをチェックしてみましょう。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
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無職から正社員を目指しやすい仕事
無職の状態から正社員を目指す場合、未経験から挑戦しやすい職業に注目するのがおすすめです。ここでは、未経験から挑戦しやすい特徴がある仕事の例をご紹介します。
なお、未経験者を歓迎している職業だからといって、必ずしも就職が成功するとは限りません。そのことを念頭に置き、参考としてチェックしてみてください。
1.営業職
営業職は、経歴よりも粘り強さやフットワークの軽さといった資質を求められる傾向があります。そのため、未経験者を歓迎する企業が多いのが特徴です。無職から営業職に携わることで、交渉力やスケジュール管理、相手の要望を汲み取る力などが身につきます。
職業情報提供サイトjob tagによると、「住宅・不動産営業」の平均年収は579万5,000円です。成果によってインセンティブを支給する職場もあるので、努力次第で高収入を目指せるでしょう。営業職の詳細は、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムで解説しているので、ご参照ください。
2.警備員
警備員の仕事は必須の学歴や資格がなく、無職の状態からも挑戦可能です。勤務中は一人で業務に就くことが多いので、黙々と仕事に取り組みたい方に向いています。
ただし、警備員の仕事は不規則な生活になりやすいことから、体力や忍耐力が求められるでしょう。
近年ではオフィスビルや商業施設など警備員の活躍の場は広がっており、一定の需要が見込めます。job tagによると、平均年収は「施設警備員」が376万1,000円、「雑踏・交通誘導警備員」が350万2,000円です。
自分が警備員として働けるかどうかを判断したい方は、「警備員の正社員はきつい?主な就職先や向いている人の特徴を解説」のコラムをご一読ください。
3.工場スタッフ
工場スタッフの仕事も、無資格から働けることが多く、無職の方も採用されやすい仕事といえるでしょう。主にライン作業や検品作業などを行うため、集中力があり、マニュアルに沿った仕事が得意な方に向いているといえます。
工場内での荷物の運搬などを行う「工場労務作業員」の平均年収は、340万1,000円です。工場スタッフについては、「工場に就職するメリットを紹介!仕事内容と向いている人の特徴も解説」のコラムで触れているので、あわせてご覧ください。
4.清掃員
清掃員の仕事も未経験から挑戦しやすい傾向があります。「効率的に作業を進めるのが好き」「掃除好き」という方におすすめの仕事といえるでしょう。
ビルやホテルといった施設の清掃だけでなく、一般家庭の清掃を行う場合もあるので、選択肢が幅広いのが特徴です。
job tagによると、「ビル清掃」の平均年収は278万4,000円、「客室清掃・整備担当(ホテル・旅館)」は329万6,000円でした。
正社員だけでなく、パートやアルバイト、派遣など、自分にあった雇用形態を選びやすいのも清掃員の特徴といえるでしょう。
参照元
職業情報提供サイトjob tag(日本版O-NET)
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非正規雇用から無理なくはじめるのも方法の一つ
「無職の状態からいきなり正社員として就職するのはハードルが高い…」とお悩みの場合は、アルバイトや派遣からはじめてみるのがおすすめです。正社員よりも採用されやすく、勤務時間・日数を調整しやすいメリットがあります。
また、正社員雇用制度や紹介予定派遣制度を活かし、経験を積んだあとに正社員を目指すという働き方も可能です。
それぞれの制度について知りたい方は、「正社員になるにはどうすれば良い?フリーターや非正規雇用から就職するコツ」のコラムでご紹介しているのであわせてご覧ください。
無職から正社員を目指すときにやること4選
無職の状態から正社員を目指す場合は、自己分析や情報収集を十分に行ったうえで、自分に合った求人選びや選考対策をすることが重要といえます。
就職活動が初めての場合、「何から手をつければいいのか分からない」と困ってしまうこともあるでしょう。以下で、就職活動の基本を解説するので、内容を参考にしながら実践してみてください。
無職から正社員を目指すときにやること
- 自己分析を行う
- 情報取集を行う(企業研究・業界研究)
- 応募企業を決める
- 選考対策を万全にする
1.自己分析を行う
自己分析とは、自分の経験や思考をもとに強み・弱み・価値観などを明らかにする作業のこと。自分の得意なこと・苦手なことや働くうえで大切にしたい価値観などが分かるので、求人探しや志望動機を作成するときに役立ちます。
詳しくは、自己分析のやり方を動画で説明している「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」をチェックしてみましょう。
2.情報取集を行う(企業研究・業界研究)
無職から就職活動をするときは、世の中の仕事を知るために企業研究や業界研究といった情報収集を行うことが重要です。せっかく正社員として就職しても、企業との相性が合わなければ早期退職の原因になってしまうことも。ミスマッチを防ぐためにも、企業のWebサイトや就職情報誌を活用し、事業内容・理念・業績・成長性などをチェックしましょう。
未経験者歓迎の仕事
前述したように未経験者歓迎の仕事は経歴を問わない傾向があるので、無職からの就職する際にチェックしておくことをおすすめします。入社後の研修やOJTなどによって人材を育成する環境が整っている可能性があるでしょう。
正社員が不足している仕事
人材不足に悩む企業では、採用の機会を増やすため未経験者を歓迎する傾向にあります。下記は、厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年11月)の概況」を参考に、令和6年11月時点で人材不足の傾向にある産業のなかで特に割合が高いものを抜粋したものです。
産業名 | 人材不足の割合 |
---|---|
医療・福祉 | 64% |
建設業 | 58% |
運輸業・郵便業 | 58% |
学術研究,専門・技術サービス業 | 58% |
情報通信業 | 55% |
参照:厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年11月)の概況/表1 産業別正社員等労働者過不足状況及び正社員等労働者過不足判断D.I(p.5)」
上記のような人手不足の傾向がある業界の仕事に挑戦することで、選考通過がスムーズになる可能性があります。また、これまで候補になかった仕事も、改めて調べてみると興味が湧いてきたり適性と合っていると感じたりする場合も。選り好みし過ぎず、幅広い仕事を検討してみるのがおすすめです。
有効求人倍率が高い仕事
有効求人倍率の割合が高い仕事にも注目してみましょう。有効求人倍率とは、求職者1人あたりの求人数を見極める指標の一つ。厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和7年1月分)」によると、2025年1月の有効求人倍率は1.26倍でした。
より求人数が多い仕事への就職を目指すことで、自分の希望に合う選択肢を増やせるでしょう。
有効求人倍率をチェックするポイントは、「有効求人倍率とは?簡単に解説!年度ごとの推移や職種別の値もご紹介」のコラムで詳しく解説しているので、ご一読ください。
参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和7年1月分)について
3.応募企業を決める
自己分析や企業研究が終わったら、応募企業を決めます。応募企業を探す際のポイントは、希望条件に優先順位をつけることです。
ただし、希望が多過ぎると、条件にぴったり当てはまる企業がなかなか見つからず、就職活動が長期化してしまう恐れも。希望条件は、「1.仕事内容、2.勤務地、3.給与」のように優先順位を決め、徐々に企業を絞っていくようにしてみましょう。
ブラック企業に注意しよう
「就職できればどこでもいい」と思いつめるあまり、社員に対して無理な働き方を強いるブラック企業へ入社しないよう注意が必要です。無職からの就職活動では、「早く就職しなくては」という焦りを感じやすいもの。しかし、応募先の情報収集が不足していると、入社後にミスマッチに気づき後悔する恐れがあるでしょう。
ブラック企業には、「いつ見ても掲載されている」「好待遇過ぎる」「仕事内容が詳しく記載されていない」などの特徴があります。求人票だけではブラック企業かどうかを見極めるのは難しいため、口コミやSNSなども利用して会社の内情を調べてみるのも手です。
4.選考対策を万全にする
就職活動で内定獲得の可能性を高めるためには、選考対策を万全にしておくことがポイントです。
面接などの選考を受ける際は多くの方が不安を感じています。若年層向けの転職エージェント・ハタラクティブの「若者しごと白書2025」によると、「選考時に上手く自分を伝えられるか不安」という質問に対して、フリーターの71.4%、正社員の57.6%が「非常に不安/やや不安」と回答しました。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025(p.35)」
選考対策が十分にできていると、面接時に質問される内容の予測をしたり、応募先の求める人材のイメージに合うアピールをしたりなどが可能です。事前準備ができていることが自信となり、不安の解消につながるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
無職からの就職を成功させる面接対策のコツ
無職からの就職活動では、面接で「無職だった理由」と「就職したい理由」を明確に伝えるのがポイントです。ここでは、面接対策のコツを解説するので、自信を持って選考に臨めるよう準備しておきましょう。
「無職だった理由」を答えられるようにしておく
就職活動の面接では、無職だった理由を正直に話すことが大切です。また、無職期間の反省点や就職に対する意気込みがあれば、あわせて伝えましょう。
以下では、無職だった理由を説明する際のポイントをまとめました。
家族の介護をしていた
家族の介護をするために無職だった場合は、やむを得ない理由があったことを採用担当者へ伝えましょう。また、「同じ理由で退職してしまわないか」といった企業側の不安を払拭するために、現在は問題なく働ける旨も付け加えるのがポイントです。
職業訓練を受けていた
無職期間に職業訓練を受けていた方は、「●●の訓練校へ通い、知識を身につけていた」といったように具体的に説明しましょう。職業訓練にはパソコン関連、建築、福祉などのスキルを学べる多種多様な講座があります。就職に対する前向きな姿勢を示せるので、職業訓練の内容を伝えたうえで、入社後どのようにスキルを活かしたいかアピールすると効果的です。
資格取得をしていた
資格取得をしていた場合は、面接の際に、「なぜ取得したいと思ったのか」「日々どのように勉強時間を確保していたか」を説明すると、積極性や継続力をアピールできます。現在勉強中の場合は、取得を目指して努力している姿勢を示すと好印象につながりやすいでしょう。
叶えたい夢があった
夢を叶えるために無職を選択していた場合は、どのように行動し過ごしていたかまで説明することが大切です。ミュージシャンや俳優、スポーツ選手、お笑い芸人などの夢を叶えるため、就職しない道を選ぶ方もいます。このような場合は、目指してきた夢とそれに対する取り組みを具体的に伝えると、チャレンジ精神をアピールできるでしょう。
「就職したい理由」を前向きに伝えられるように考えておく
面接では、無職から正社員として就職を目指す理由も質問されがちです。そのため、「就職したい理由」を前向きに伝えられるように考えておく必要があります。
明確に答えられなければ「正社員じゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性もあるため、下記のポイントを参考に回答の準備をしておきましょう。
将来のため
将来に関する希望を叶えるための就職である場合は、将来について考えるきっかけとなった出来事や、入社後のキャリアプランといった長期的な目標も伝えるのがポイント。「このままでは生活が成り立たなくなるかもしれない」「無職から正社員になって自立したい」のように、将来を考えて就職活動をスタートする方もいるでしょう。将来に向けて具体的にどのように行動していきたいかを伝えることで、説得力をもたせられます。
やりたい職業が見つかった
「やりたい職業が見つかったこと」が就職理由である際は、面接で就職したいと思った理由と応募先でやり遂げたいことを述べると、前向きに正社員を目指していることが伝わるでしょう。
やりたいことがなく無職になった場合、しばらく自分と向き合うことで、興味のある仕事が見つかることもあります。希望の仕事ができる応募先を選ぶことで、入社後の働き方のイメージが浮かびやすくなるでしょう。
誰かの役に立ちたいと思った
誰かの役に立ちたいと考え、無職からの就職を決意する方も。面接では、「誰のために、どのように役立ちたいか」を具体的に伝えるのがポイントです。明確な考えがあり就職活動に臨んでいる姿勢を示すことで、働くことに対する意欲をアピールできるでしょう。
親を安心させたい
「親の病気がきっかけで安心させたいと思った」「親に介護が必要になったときに備えたい」など、自分の親を安心させたいという気持ちから就職を目指す方もいるようです。この場合も、今の正直な気持ちを採用担当者に伝え、就業意欲の高さをアピールしましょう。
このほか、無職から就職を目指す際の面接対策を知りたい方は、「面接練習をして就活・転職を成功させよう!一人で行う方法やよく聞かれる質問も紹介」のコラムを参考にしてみてください。
無職からの就活が不安なら就職支援サービスを活用しよう!
無職からの就活を一人で進めることに不安がある場合は、ハローワークや就職エージェントのような就職支援サービスを活用するのがおすすめです。
無職から正社員を目指すなかで、「どのように応募先を探せばいいか分からない」と不安になることもあるでしょう。また、実際に応募しても「なかなか書類選考を通過できない」という場合も少なくありません。
以下でそれぞれの特徴を紹介するので、就活における不安を解消するのにご活用ください。
ハローワーク
ハローワークは国が運営する就職支援機関で、無職の方をはじめ誰でも利用可能です。全国各地にあり、利用者登録をすれば無料で求人の閲覧や失業時の手続き、窓口での職業相談などができます。ハローワークの利用方法については、「ハローワークを利用する流れは?求職者登録や失業保険の申請方法も解説!」のコラムをご覧ください。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントとは、求人紹介をはじめ、履歴書・職務経歴書の添削や適職のアドバイスを行う民間の就職支援サービスのこと。支援内容はハローワークと似ているものの、一人ひとりに合ったサポートを受けられたり、非公開求人を取り扱っていたりするのが特徴です。
就職・転職エージェントの利用の流れ
就職・転職エージェントを利用する際は、まず会員登録をしましょう。次に、専任のキャリアアドバイザーと対面またはオンラインで面談を行います。自分の学歴や経歴、希望条件、挑戦してみたい仕事などを伝えたあとに、求人を紹介してもらうのが基本の流れです。
就職・転職エージェントをおすすめする理由
ハローワークにはない手厚いサポートを受けられる就職・転職エージェントは、無職から正社員就職を目指す際におすすめのサービス。具体的には、下記のようなサービスを提供しています。
- ・就職相談
- ・求人紹介(非公開求人を含む)
- ・応募書類の添削
- ・面接対策
- ・選考のスケジュール調整
- ・企業との交渉代行
- ・入社後のフォロー
就職・転職エージェントでは、面接スケジュールの調整や、企業への条件交渉も行ってくれるので就活に集中できるでしょう。なお、面談の時点で希望の職種が決まっていない方も、適職を見つけるアドバイスをもらえるので安心して利用できます。
ただし、「就職エージェントを利用すれば必ず内定がもらえる」というわけではありません。担当アドバイザーとの相性が合わないと感じたら変更を申し出たり、自分でも積極的に求人を探したりすることが大切です。より多くの求人のなかから就職先を選択したい場合は、複数の就職エージェントを併用してみましょう。
「長期間無職だったけど就職したい」「無職から正社員になりたい」という方は、若年層の就職支援を行う就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブでご紹介する求人は直接企業へ取材を行っているため、応募前に社内の雰囲気や業務内容などを詳しくお伝えします。専任のキャリアアドバイザーにLINEでいつでも相談できたり、1分程度で適職候補が分かる適職診断が受けられたりするため、じっくりと自分に合った仕事を探すことが可能です。
また、履歴書の添削や応募企業に合わせた模擬面接などの選考対策も行うため、自信を持って選考に臨めるでしょう。ハタラクティブの登録・ご利用はすべて無料なので、ぜひ一度お問い合わせください。
無職からの就職に関するQ&A
ここでは、無職からの就職に関するQ&Aをご紹介します。「無職の状態から就職はできる?」と不安な方は、ぜひチェックしてみましょう。
フリーターは無職ではないですか?
フリーターは、パートやアルバイトとして働いている若者を指す言葉なので、無職には該当しません。
ただし、就職活動の場では、「職歴=正社員としての経歴」を意味する場合があります。そのため、フリーターとして働いた期間を「職歴なし」と捉えられる可能性はあるでしょう。アルバイト経験のアピール方法は、「履歴書の職歴欄にアルバイトは書いて良い?好印象につながる書き方のコツ」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
30代の無職・職歴なしの場合は就職できますか?
30代で職歴がない場合、20代と比べて就職の難易度は高くなる傾向があります。しかし、就職が不可能とは限らないので、前向きに就活を進めましょう。
30代以降の方におすすめの職業について知りたい場合は、「30代から目指せる職業はある?未経験から挑戦できる仕事の特徴をご紹介」のコラムを参考にしてみてください。
無職の高卒は就職できない?
高校を卒業後、就職せず無職になった方も、正社員として就職を目指すことは可能です。20代や30代前半であればポテンシャルを評価してもらえる可能性があるため、できるだけ早く就職活動をはじめることをおすすめします。
一人での就職活動が不安な方は、若年層向けの就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。一人ひとりの適性に合った求人情報をご紹介します。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。