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転職エージェントは使わない方がいい?利用のコツとやめとけといわれる理由
更新日
この記事のまとめ
- エージェントを使わない方がいいといわれる理由は、質のバラつきや手続きの手間にある
- 自分のペースで転職活動を進めたい人は、エージェントを使わない方がいい
- エージェントを使わない方がいいと感じたら、転職サイトやハローワークを活用しよう
- エージェントを利用すると、適性に合った求人や非公開求人に応募しやすくなる
- エージェントを使うと選考対策に集中でき、効率的に転職活動ができる
「転職エージェントは使わない方がいい」という意見を目にして、利用をためらう方もいるでしょう。転職エージェントは、上手に使用することで転職の成功率アップにつながります。
このコラムでは、「転職エージェントは使わない方がいい」といわれる理由や、利用するメリット・デメリットを解説。転職エージェント以外で仕事を探す方法や成功のコツも紹介するので、自分に合った転職方法を見つける参考にしてみてください。
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エージェントを使わない方がいいといわれる6つの理由
エージェントを使わない方がいいといわれる理由は、エージェントによっては信頼性に欠けたり、希望に合う求人を持っていなかったりするためです。また、面談や面接の日程調整のために、エージェントとやり取りをするのが手間だと感じる場合もあるでしょう。ここでは、転職エージェントを使わない方がいいといわれる理由を6つ紹介します。
エージェントを使わない方がいいといわれる理由
- 質が低い転職エージェントも存在するから
- すべての求人を網羅しているわけではないから
- 関心がない求人を提案される場合もあるから
- 情報収集や自己分析は自分で行う必要があるから
- 自力での転職活動と内定率に違いがないから
- 利用手続きやエージェントとの面談が面倒だから
1.質が低い転職エージェントも存在するから
転職エージェントのなかには、転職者に寄り添わない会社があるのも事実です。転職エージェントは、「企業と転職希望者で雇用契約が成立したら、企業から紹介手数料が支払われる」という背景があります。そのため、無理にでも転職希望者を就職させて、利益を得るエージェントも存在するようです。
「相談に行ったら満足に話を聞かないまま求人を紹介された」「利用初日に応募をするよう迫られた」といった場合は、そのエージェントの利用を控えたほうが安心でしょう。
多くの転職エージェントは希望に沿ってくれる
信頼できないエージェントも一部存在するものの、多くの転職エージェントは、求職者の希望に沿った求人を紹介してくれます。というのも、転職を無理強いするのは転職エージェントにもリスクがあるためです。エージェントの紹介で転職した人がすぐに退職した場合、転職エージェントは成果報酬の一部を企業に返金する必要があります。エージェントにとっても、適性のある求人を応募者に紹介する方がメリットが大きいといえるでしょう。
「なかなか良い求人を紹介してもらえない」と感じる場合は、アドバイザーに希望条件がうまく伝わっていないこともあります。自分の求める求人を紹介してもらうには、「希望条件を整理して伝える」「紹介してもらった求人が合わなかった理由を伝える」といった対応がおすすめです。
2.すべての求人を網羅しているわけではないから
転職エージェントは幅広い求人を取り扱っていますが、世の中にあるすべての仕事を網羅しているわけではありません。エージェントを使わなくても多数の応募が来る大企業や有名企業は、紹介が難しい場合もあります。また、採用コストを掛けられないベンチャー企業やスタートアップ企業は、転職エージェントには求人を出していないことも考えられるでしょう。
そのほか、ターゲットを絞って求人を紹介する転職エージェントもあります。たとえば、ハイクラス転職を扱うエージェントでは、第二新卒向けの求人は網羅していません。エージェントを利用する際は、事前にサービスの特徴を調べておくと良いでしょう。
3.関心がない求人を提案される場合もあるから
転職エージェントではアドバイザーがヒアリングを行っているため、基本的には自分の希望に沿った求人を紹介されますが、興味がない求人を提案されることもあります。求職者の希望は最優先となるものの、採用率も考慮されることから、関心がない求人を紹介される場合もあるようです。
「せっかく紹介されたから」と自分に向いていない求人を受け入れてしまうと、あとになって「エージェントを使わないほうが良かった」と感じてしまう可能性も捨てきれません。
4.情報収集や自己分析は自分で行う必要があるから
転職エージェントでは転職活動のサポートをしてくれるものの、企業を選ぶための情報収集や自己分析は自分で行う必要があります。大変な作業なのにエージェントのサポートを受けられないと、1人で転職活動をしている状態と変わらないと判断され、「転職エージェントは使わない方がいい」と言われてしまうこともあるようです。
エージェントによっては、自己分析のサポートを行っているところもあるので、支援内容をよく確認することが重要です。
5.自力での転職活動と内定率に違いがないから
転職エージェントを利用する人のなかには、「自力で転職活動をするときと内定率に差がない」と感じる人もいるようです。エージェントを経由する手間があるにもかかわらず、内定率の差を実感できないと、「転職エージェントは使わない方がいい」と感じることもあるでしょう。
6.利用手続きやエージェントとの面談が面倒だから
転職エージェントを利用するには、カウンセリングを行ったり、応募について連絡を取り合ったりしなければなりません。そのため、面倒なことが生じるから使わない方がいいという意見もあるようです。
しかし、近年ではオンライン面談を行うエージェントも増加しており、自分の都合に合わせて無理のない方法で転職活動を進めることが可能です。
転職エージェントの利用方法に関しては、「転職エージェントの賢い使い方を解説!基本の流れと使い倒すコツ」のコラムでも詳しく述べています。エージェントを利用するべきかお悩みの方は、ぜひ一度目を通してみてください。
使わない方がいい?転職エージェントとは
転職エージェントとは、転職を希望する人と人材を求めている企業の仲介役として、転職活動を支援するサービスのこと。担当のアドバイザーが就いて業界・企業ごとの求人動向や転職に関するノウハウを転職希望者に提供し、転職活動を包括的にサポートします。
転職エージェントがおすすめな人の特徴と利用の流れ
転職エージェントを使った方がいいのは、転職市場に詳しい第三者からキャリアや将来に関するアドバイスをもらいたい人です。また、「自分の市場価値を知りたい」「転職活動に関する知識が少ない」「アピール要素に自信がない」などと考える方も、エージェントの利用がおすすめといえます。
転職エージェントは企業が求める人材の特徴を把握しているため、「どのような強みをアピールすべきか」といったアドバイスを受けながら転職活動を進めることが可能です。また、就活アドバイザーは就職に関する情報や経験が豊富なため、キャリア形成に迷いがある人は、有益な助言が得られるでしょう。
転職エージェント利用の流れ
転職エージェントのサポートを受けるときは、Webサイトで利用登録をし、アドバイザーとのカウンセリングを申し込みます。具体的な利用の流れは、以下の通りです。
- (1)カウンセリングを受ける
- (2)求人を紹介してもらう
- (3)希望の求人に応募する
- (4)書類添削や面接対策を行う
- (5)面接の日程を決める
- (6)面接を受ける
- (7)内定
カウンセリングでは、アドバイザーから「現在の状況」や「転職で実現したいこと」などのヒアリングを受けます。そのあと、いくつかの求人紹介を受け、希望や適性に合致する企業が見つかれば応募が可能です。この際、面接日程を組むことになるので、自分のスケジュールを把握しておきましょう。
面接日の調整はアドバイザー経由で行ってくれるため、希望の日時をある程度確認しておくと安心です。面接日が決まったら、応募書類のアドバイスや本番に向けた面接対策を受けられます。面接を受けたあと、企業側から相性が良いと判断されたら、内定をもらうのが基本的な流れです。
詳細は「転職エージェントの効果的な使い方とは?登録から内定までを徹底解説」でも触れているので、ぜひご覧ください。
転職エージェントを使わない方がいい人の特徴
この項では、無理に転職エージェントを使わなくてもいい人の傾向をご紹介します。転職活動をスムーズに進めるためにも、自分に当てはまる特徴がないかチェックしてみましょう。
何事も自分で決めたい
「自分のペースで転職活動を進めたい」「求人を自分で探したい」という方は、転職エージェントを使わないほうがいい可能性があります。転職エージェントは早めに内定を獲得できるようにサポートしてくれるため、人によってはペースが早いと感じる場合も。比較検討のために複数の求人を紹介されることもありますが、一つ一つ検討したい人にとってはプレッシャーになってしまう場合もあるようです。
人に流されやすい
「人の意見や提案を断るのが苦手」という人も、転職エージェントの利用を慎重に検討しましょう。断れずに適性に合わない仕事の選考を受けて不採用になったり、「希望していた職務内容ではなかった」と早期退職につながる可能性があります。
「必ず転職エージェントを使うべき」とは考えず、自分がどのように転職活動を進めたいのかを明らかにすることが大切です。
応募先が決まっている
「すでに転職したい明確な企業がある」という方は、転職エージェントから求人を紹介してもらう必要はないでしょう。特に前職と同じ業界・職種に転職する場合、業界の事情に精通しているなら転職エージェントのサポートは必要ない可能性があります。
とはいえ非公開求人も検討したい場合や、第二志望・第三志望の企業も探したい場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントのサポートがあれば、第一志望の選考対策に集中しつつ、ほかの企業も検討できます。
転職のマナーや進め方を理解している
転職に慣れており、教えられなくてもマナーや進め方を理解しているという方は、無理に転職エージェントを使わず、自分で活動するほうが合っているでしょう。
ただし、「短期間で転職を複数回繰り返しているため、自分の経歴が不安」という場合は、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。転職エージェントに相談することで、適切なアピール方法を教えてもらえる可能性があります。
エージェントの利用には向き不向きがあるものの、転職のプロに相談することで、自分では知り得えなかった適性やアピールポイントに気がつける点はメリットといえるでしょう。
転職エージェントを利用する10のメリット
転職エージェントを利用するメリットには、「第三者目線のアドバイスがもらえる」「面接対策をしてもらえる」といった内容が挙げられます。以下で詳しく解説するので、転職エージェントの利用を考えている方は参考にしてみてください。
1.無料でプロ目線のアドバイスがもらえる
プロのアドバイスを無料で受けられるのは、転職エージェントの大きなメリットです。転職に関する知識が豊富なエージェントからアドバイスをもらえれば、自分では気づかなかった適性や強みが見つかることもあるでしょう。
転職エージェントでは転職活動を一貫してサポートしているため、その都度適切な助言をもらいながら、抜かりなく準備を進めることが可能です。
すべてのサービスは無料で利用できる
求職者側は、転職エージェントで提供しているサービスを全て無料で利用できます。「うまく活用できるかわからない」とに迷っている場合は、試しに利用してみるのもおすすめです。相談だけでも受け付けていることが多いので、まずは問い合わせてみると良いでしょう。
2.未経験の業界・職種にも転職しやすい
異業界・異職種への転職を希望する方は、転職エージェントを使うのがおすすめです。1人で集められる情報には限界がありますが、転職エージェントを使えば業界・職種の将来性や求められる人材像など、詳細を教えてもらえます。
また、前職で身につけたスキルを応募先でどのように活かすか、異業界・異職種だからこそアピールできるポイントは何かなど、効果的なアドバイスを受けられるのもメリットです。
3.転職市場の実態を教えてもらえる
転職エージェントのアドバイザーは幅広い人事担当者と接しているため、転職市場の動向・実態に詳しいという特徴があります。そのため、志望業界の有効求人倍率や平均年収、福利厚生の傾向などの情報を得ているでしょう。
「良い会社だと思ったが平均より給料が低い」「業界全体の働き方改革が進んでいる」といった豊富な情報をもとに応募先企業を絞れるのは、ミスマッチを避けるうえでメリットといえます。
4.非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用すると、非公開求人を紹介してもらえるのもメリットの一つ。非公開求人とは、通常の転職サイトには公開されていない求人のことです。非公開求人の中には、優良企業や大手企業も含まれていることもあります。一般公開されていない分、応募者数も限られるため、採用の可能性も高まりやすいと考えられるでしょう。
5.応募先の職場環境や内部事情を詳しく知れる
応募先の職場環境や内部事情を詳しく知れるのも、転職エージェントのメリットの一つです。
転職エージェントは扱う企業の詳細や職場環境について、事前に取材しています。「真面目な人柄の社員が多い」「アットホームな雰囲気」といった会社の実情を応募前に教えてもらえることも多く、より自分に合った職場を見つけやすいのが利点です。
6.応募書類の添削をしてもらえる
転職エージェントを利用すれば、履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削をしてもらえます。書類の不備や誤字脱字などは企業側の印象低下につながる恐れがあるため、なるべく避けたいもの。転職エージェントの転職支援では、添削だけでなく盛り込むべきアピールポイントについても細かくチェックしてくれるので、完成度の高い応募書類を作成できるでしょう。
7.面接対策をしてもらえる
転職エージェントでは、面接対策もしてもらえます。応募する企業の特徴や転職市場の動向を踏まえて、よくある質問の回答方法や受け答えのコツを教えてもらえるのが特徴です。自分のしゃべり方や立ち居振る舞いを客観的にチェックしてもらうことで、自信を持って面接に臨めるでしょう。
8.企業とのやり取りを任せられる
担当のアドバイザーが、応募時の手続きや面接の日程調整を代行してくれるのも転職エージェントを使うメリットの一つ。企業とのやり取りを任せることで、転職活動をスムーズに進めやすくなるでしょう。
また、転職エージェントのなかには、自分では難しい年収交渉を代わりに行ってくれるところも。希望する額よりも年収が少ない場合、これまでの経歴や実績をもとに希望年収に近づけるよう働きかけてくれる可能性があります。
9.面接での失敗をフォローしてもらえる
「面接で思うようにアピールできなかった」「用意していた内容を伝えそびれた」といった失敗をしたときに、転職エージェントのアドバイザーが企業へフォローを入れてくれる場合もあります。採用担当者に面接の感想を聞き出してくれるうえ、求職者の強みやスキルといった情報を補足してくれるのです。
また、求職者にも採用担当者の感触をフィードバックしてくれるので、良い結果が出なかったとしても次の選考で活かせます。
10.キャリアプランを踏まえた相談ができる
転職エージェントでは、キャリアプランを踏まえた相談ができるのもメリットといえます。たとえば、「将来的に目指しているポストがある」「特定の職業を極めてスペシャリストになりたい」など、明確なキャリアプランがある場合は、希望に沿った求人を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。また、キャリアプランが明確になっていない場合も、相談すればアドバイザーが一緒に考えてくれます。
転職エージェントは使わない方がいい?3つのデメリット
転職エージェントには、「自分のペースで転職活動を進めにくい」「アドバイザーと相性が合わない可能性がある」「地方の求人が少ない場合がある」などのデメリットがあります。転職エージェントを利用する際は、以下の点に留意して上手に活用する方法を検討してみてください。
転職エージェントは使わない方がいい?考えられるデメリット
- 自分のペースで転職活動を進めにくい
- アドバイザーと相性が合わないこともある
- 地方の求人が少ない場合がある
1.自分のペースで転職活動を進めにくい
転職エージェントを利用すると、基本的にはアドバイザー側が転職のスケジュールを主導することになります。「希望を伝えて求人を探してもらう」「面接のスケジュール調整をしてもらう」など、転職活動が受け身になりやすく、自分のペースを大切にしたい人はやりづらさを感じるでしょう。
「いつ頃までに転職を終えたい」「面談や面接は仕事以外の日にして欲しい」といった明確な希望がある場合は、最初に伝えておくことが大切です。
2.アドバイザーと相性が合わないこともある
転職エージェントを使わない方がいいといわれる理由として、アドバイザーと相性が合わない可能性があることも挙げられます。アドバイザーが自分の志望業界に詳しくなかったり、アドバイザーとしてのスキルが不足していたりすると、信頼関係を作れない場合もあるでしょう。
状況によっては、希望を伝えたつもりがしっかりと伝わっていない場合もあるので、話した内容をメールに残すなど、コミュニケーションの取り方を工夫することで不満が解消できる場合もあります。
3.地方の求人が少ない場合がある
転職エージェントは、地方の求人数が少ない傾向にあります。そのため、UターンやIターンを検討している方は、なかなか希望の求人に出会えないのがデメリット。転職エージェントは主に東京や名古屋、大阪、神戸、福岡、仙台など都市部をメインにオフィスを構えているため、そのほかの地域の求人が少ないようです。地方での就職を検討している方は、ハローワークや地方の求人も網羅している転職サイトを利用すると良いでしょう。
転職エージェントのデメリットは、「転職エージェントのデメリットは?いらないといわれる理由やメリットも解説」のコラムでも紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
転職エージェントを使わないメリットはある?
この項では、転職エージェントを使わない場合のメリットについて解説します。メリットとデメリットを照らし合わせながら、転職エージェントを使うべきかどうかを判断しましょう。
自分のペースを維持できる
転職エージェントを使わない場合、自分のペースを維持して転職活動を進められます。現職が多忙で少しペースを落としたいときや、立ち止まって志望業界を見直したいときに、自分の意思で転職活動を緩められるでしょう。
興味のある求人に的を絞れる
転職エージェントを使わなければ第三者から求人を勧められることがないため、興味のある企業に的を絞れます。応募数を極力減らして一つ一つの選考に集中したい人や、「人から勧められると活動の軸がブレる」という人にとっては、1人のほうが転職活動を進めやすいと感じるようです。
アドバイザーとのやり取りを省ける
転職エージェントを使わなければアドバイザーとのやり取りが省けるのをメリットと感じる人もいるようです。「カウンセリングが面倒」「状況が変わった際に報告するのが手間」という人にとっては、転職エージェントは使わない方がいい可能性があるでしょう。
「使わない方がいいエージェント」を避ける方法
自分にとって使わない方がいいエージェントを避けるには、以下の点に注意する必要があります。転職エージェントの特徴やサービス内容を確認し、自分にとって使うメリットのあるものを選びましょう。
総合型か特化型かを見極める
転職エージェントの利用を考えるときは、総合型なのか特化型なのか、または両方なのかを見極めましょう。総合型は業界・職種や対象者を特定せず、幅広い求人を扱っている転職エージェントです。求人数が多いため、多種多様な企業を比較したい方に向いています。
一方、特化型は「医療系」「IT系」といった業界で求人を絞ったり、「20代」「既卒・第二新卒」のように対象者を限定したりする転職エージェントです。総合型に比べて求人数は少ないものの、自分に合った求人を効率的に探せるのがメリットといえます。
対象者特化型の転職エージェントであれば、年齢や経歴で不利になる求人が少ないため、無駄打ちが減るのも魅力です。ある程度、志望業界・職種が決まっている方や、スキル・経歴に自信がない方は特化型が向いているでしょう。
求人数に注目する
求人数の多さで転職エージェントを決めるのも一つの方法です。求人数が多ければ1件あたりの倍率は下がる傾向にあるため、選考通過率が高いという考え方もあります。思うように選考が進まなくても、似た条件の企業をすぐに紹介してもらえるといったメリットも考えられるでしょう。
求人数は、転職エージェントによって数万〜数十万件もの差があります。より多くの求人から自分に合いそうな企業を探したい方や、場数を踏んで面接の成功率を高めたい方は、求人数の多い転職エージェントを使うのがおすすめ。反対に、選択肢が多過ぎると迷ってしまう方は、求人数だけで転職エージェントを選ぶのは避けるのが無難です。
自分がサービスの対象か確認する
前述の通り、転職エージェントには対象者を絞っているものもあります。40代以上を対象にしたものや、年収1,000万円以上の転職を扱うものなど、転職エージェントによって対象者はさまざまです。
自分が対象外の転職エージェントに登録しても、希望に合った求人は見つかりません。「未経験の職種に挑戦したいのであれば、未経験者を対象としているエージェントを利用する」のように、自分に合った転職エージェントを選ぶのがおすすめです。
なお、紹介できる求人のエリアを限定していることもあるので、働きたい地域が決まっている人は、扱う求人のエリアにも注意する必要があります。
口コミ情報を参考にする
転職エージェントの口コミ情報を参考にするのも一つの方法です。口コミサイトでは、転職エージェントの特徴や利用者の感想などを把握でき、比較検討に役立ちます。ただし、利用者の感想はどこまで本当なのか不透明な部分もあるので、あくまでも参考程度に見ておくのが良いでしょう。
また、転職エージェントに抱く印象は人によって異なるため、ネガティブな感想が書いてあっても自分にとっては良い場合もあります。その点を踏まえて参考にするのが大切です。
使わない方がいいエージェントの特徴とは?
転職エージェントのなかには、おすすめできない特徴を持っているところもあります。たとえば、ヒアリングにあまり時間を割かずに求人を紹介してくるエージェントはミスマッチにつながりやすいため、避けたほうが良いでしょう。また、メール・電話のやり取りが遅かったり、求職者の都合も考えずにしつこく連絡してきたりするエージェントも注意が必要です。
転職エージェントを利用する際の5つのコツ
転職エージェントを利用するときは、「種類によって使い分ける」「サービスはフル活用する」といったコツがあります。以下で5つのコツを解説しているので、転職エージェントを効果的に活用するために参考にしてみてください。
1.目的ごとにエージェントを使い分ける
転職エージェントによって得意な分野は異なるので、いくつか登録して自分の目的ごとに使い分けると良いでしょう。たとえば、業界特化型と対象者特化型を併用したり、求人数の多いエージェントを複数登録して選択肢を広げたりする方法があります。
ただし、あまりにも登録数を増やしてしまうと混乱する恐れがあるため、自分の許容範囲を意識するのが重要です。
2.受けられるサービスはすべて活用する
応募書類の添削や面接練習など、転職エージェントで受けられるサービスはすべて利用して転職活動に役立てましょう。転職エージェントのアドバイザーは、企業が求めている人材、転職を成功させるノウハウなど、豊富な情報と知識をもっています。
転職サイトを利用して自分一人で転職活動を進めるよりも、きめ細かなサポートが受けられるのが特徴です。プロのサポートを無料で受けられる機会をフル活用して、内定獲得率を高めましょう。
3.転職時期の希望ははっきり伝える
担当のアドバイザーに、転職時期の希望をはっきり伝えることも大切です。転職エージェントの担当者は、転職の意思が強い人に力を入れてサポートする傾向にあるため、転職の希望時期は具体的に伝えるのがおすすめ。「すぐに転職したい」「2ヶ月以内に転職したい」など、転職の希望時期をなるべく具体的に伝えましょう。
4.非公開求人やオファーに積極的に応募する
転職エージェントでしか扱っていない非公開求人や、企業から来たオファーに積極的に応募することも、転職の成功率を高めます。アドバイザーに非公開求人を紹介されたり企業からオファーが届いたりしたら、企業の求める人材像と合致している可能性が高いといえるでしょう。「条件の良い求人を逃してしまった」とならないように、非公開求人やオファーはこまめにチェックすることが大切です。
5.担当者が合わない場合は相談する
アドバイザーが合わない場合は、早めにエージェントに相談すれば担当を変更してもらえます。担当するアドバイザーが合わないと、余計なストレスを抱えてしまい、転職関連の相談が思うようにできなくなる可能性も。アドバイザーと相性が合わないのは悪いことではないので、我慢せず変更を申し出るのがおすすめです。
転職エージェント以外で仕事を探す7つの方法
転職情報を探す方法としては、転職エージェント以外にも「ハローワーク」や「転職サイト」「企業のWebサイト」などがあります。「転職エージェントは使わない方がいいかな」と考えている方は、下記の方法で求人を探してみるのも良いでしょう。
1.ハローワークを利用する
ハローワークとは、厚生労働省が主導で運営している公共職業安定所の通称です。仕事を探す人なら誰でも無料で利用可能。求人探し以外にも、職業相談や書類の添削、面接練習など、転職エージェントと同様に総合的なサポートを行っています。
ハローワークで扱う求人は、その地域の企業が多い点が特徴。また、政府主導機関で手数料がかからないため、扱う求人数も豊富です。ただし、掲載が無料のためブラック企業の求人が紛れていることもある点に注意しましょう。
ハローワークの就職支援内容を知りたい方は「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムをご一読ください。
ハローワークを使わない方がいい人は?
大企業を目指したい人や、ブラック企業を見極める自信がない人はハローワークを使わない方がいい可能性があります。大企業は採用にしっかりとコストをかけるため、ハローワークに求人を出すことは少ないでしょう。また、前述の通り、求人掲載が無料のためブラック企業が紛れている場合があるので、「ブラック企業の定義が分からない」「自分では気づかないかも…」という人は転職エージェントを利用するのがおすすめです。
ハローワークと転職エージェントのどちらを利用すべきか悩んでいる方は、「転職エージェントとハローワークの違いを比較!併用は可能?利用方法も紹介」もあわせてチェックしてみてください。
2.求人サイトや転職サイトを利用する
仕事情報をまとめて掲載している求人サイトや転職サイトも、応募先を探すのに役立つツールです。勤務地や職種など希望条件で絞り込んで探せるので、効率良く転職先を見つけられるのが求人サイトや転職サイトの利点といえます。
また、転職エージェントとは違い、求人情報はスマートフォンやパソコンでいつでも閲覧が可能です。仕事の合間や通勤時間などに手軽に求人をチェックして、自分のペースで情報収集できるのはメリットといえるでしょう。
転職サイトによっては、選択した企業に一括応募できたり、サイト上で書類作成ができたりすることも。「短期間で転職したい」「条件から転職先を探したい」といった方に向いています。
3.企業のWebサイトから直接応募する
企業のWebサイト内の「採用ページ」から応募するのも、転職エージェント以外に有効な方法です。なかには、転職サイトや転職エージェントなどの媒体を使用せずに、自社のWebサイト上だけで募集を行う企業もあります。気になる企業の採用情報が転職サイトやエージェントで扱われていなくても、公式Webサイトを確認しておくと良いでしょう。
4.リファラル採用を活用する
リファラル採用とは、会社関係者からの紹介で採用活動を進める方法です。「採用コストが掛からない」「事前に企業情報を伝えられる」「離職に繋がりにくい」など、企業と求職者の双方にメリットがあります。転職を周囲の人に相談することで、リファラル採用につながりやすくなるでしょう。
また、リファラル採用と似た言葉に、「縁故採用」があります。縁故採用の場合、スキルよりも会社関係者との関係性が重視されやすいのがリファラル採用との違いのようです。詳しくは、「縁故採用ってなに?メリット・デメリットとは」のコラムで説明しています。
5.職業訓練校や学校から紹介を受ける
ハローワークの職業訓練校や、資格のための学校が就職先を紹介してくれる場合もあります。講師の出身企業や学校と取引のある会社の求人を紹介してくれたり、選考対策を行ってくれたりする学校も。企業にとっては即戦力の確保につながり、毎年一定数の卒業生を採用している場合もあるようです。
学校で身につけたスキルを活かせる求人に限られるため、途中で希望が変わった人や、幅広く転職先を探したい人には向いていないでしょう。
6.キャリアコーチングサービスを利用する
転職エージェント以外の選択肢として、キャリアコーチングサービスを利用するのも一つの手です。
キャリアコーチングサービスとは、キャリアコーチから自己分析やキャリアプランニング、面接対策などのサポートを行うサービスを指します。転職エージェントと違いサービスは有料ですが、自分のペースを大切にしながら丁寧なサポートを受けられるのがメリットです。
ただし、求人の紹介は行っていない点に注意しましょう。
7.ビジネス特化型のSNSを利用する
転職エージェントを利用せずに転職活動をする場合は、ビジネス特化型のSNSもおすすめです。ビジネス特化型のSNSは、あくまで交流が目的のツールのため、転職活動のサポートはありません。しかし、プロフィール欄に記載されている内容が企業の目に留まり、スカウトにつながる場合もあります。企業に興味を持ってもらえるようプロフィール欄に経歴や実績などを記載し、内容を充実させておくと良いでしょう。
エージェントを使わないで転職する際にやるべきこと
転職エージェントを使わないで転職活動を行う場合、「就職先に求める条件の明確化」「十分な自己分析」「転職活動の期限設定」などが成功のポイントです。以下で解説しているので、参考にしてみてください。
1.転職先に求める条件を明確にする
転職活動では、転職先に求める条件を明確にしてから計画的に行動することが重要です。条件が曖昧なままだと、ハローワークや転職サイトで求人を絞れず、自分に合った会社を見つけるのが難しくなってしまいます。
転職活動を始めるときは、転職の目的や条件を紙に書き出して整理してみてください。目的がぶれることなく転職活動を進められれば、満足のいく結果へと近づけるでしょう。
2.自己分析をしっかり行う
自分一人で転職活動を行うときは、自己分析に力を入れましょう。これまでの経験を振り返り、強みや弱みが理解できれば、「どのような企業が自分に合っているのか」を把握できます。転職エージェントを使わずに転職活動を進める場合、客観的な意見が得られず考えが偏りがちなので、自己分析を通して冷静に自分を理解することが大切です。
「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムでは、自己分析の効果的なやり方を解説しているので、参考にしてみてください。
3.転職理由と志望動機を書き出す
選考では必ずといって良いほど、転職理由と志望動機を聞かれるでしょう。転職理由があいまいな応募者は、「なんとなく新しい仕事がしたい」など目的が不明確で早期離職を懸念されます。また、志望動機は「なぜ、競合他社ではなく我が社が良いのか」を確認するうえで重要なポイント。採用担当者は志望動機の内容によって、志望度の高さをチェックしています。
転職理由と志望動機に矛盾があると説得力に欠けるため、退職に至った理由が応募先企業を選んだ決め手になっていると伝わる内容が良いでしょう。転職理由と志望動機を紙に書き出し、具体的に説明できているか、両者の説明がつながっているかを確認してみてください。
4.幅広く求人を探す
転職エージェントを使わないなら、ターゲットを狭めないように幅広く求人を探すのが大切です。1人での転職活動はプロのサポートがない分、応募数を増やすことで内定獲得率を上げる必要があります。最初から細かい条件を指定してしまうと応募数が減り、転職活動がうまく進まない恐れも。希望条件は緩めに設定し、可能性を広げるように意識してみてください。
5.書類対策・面接対策を行う
転職エージェントを使わない場合は、自分で書類対策・面接対策を行う必要があります。書類対策は、履歴書や職務経歴書で自分を効果的にアピールし、面接へ駒を進めるための大事なステップです。スキルや経験を持っていても、書類でうまく伝えられなければ書類選考を通過できません。そうならないためには、過不足なく記載するのはもちろん、マナーや書き方についても対策が必要です。
面接では限られた時間で好印象を残すため、回答内容や話し方などを練習しておくのも大事な対策。しっかりと対策しておくことで、本番で的確な回答ができるようになります。
6.期限やスケジュール管理を意識する
一人で転職活動をする際は、期限やスケジュール管理を意識しましょう。
自分一人で転職活動を行う場合は、マイペースになりがちな場合も。「良い求人が見つかったら」といった明確な目標のない転職活動は長引きやすく、転職に対して興味や熱意を失ったり、疲れて条件を妥協してしまったりする要因になります。
そのため、あらかじめ「半年以内」「○月まで」と転職活動の期限を決め、メリハリを持って取り組むのがおすすめです。もし期限内に転職できなかった場合は、本当に転職が必要なのかをよく考えてみましょう。活動を継続しても良い結果が出ないときは、一旦転職活動をストップすることも検討してみてください。
7.内定が出たら条件を確認する
雇用条件は応募前に確認しますが、内定が出た際にも改めて確認するのがおすすめです。求人票に記載されている条件は幅を持たせているため、個人に合わせた内容と異なる場合もあります。
内定が出たら「労働条件通知書」が提示されるので、就労時間や勤務地、賃金や契約期間の定めの有無などをチェックしましょう。最終的に双方が合意して条件が確定するので、承諾する前に確認するのが重要です。
転職エージェントを使わない場合の年収交渉方法
転職エージェントを使わない場合の年収交渉は、面接で年収の話題になったときや「何か質問はありますか?」と聞かれたときに行うのがおすすめです。
ただし、一次面接から年収交渉をすると印象が良くないと考える採用担当者もいるので、二次面接以降のタイミングで交渉を検討するのが良いでしょう。「転職時の年収交渉はしてもいい?成功のコツと伝えるタイミング」のコラムで解説しているように、内定承諾後の年収交渉はNGとされているので注意が必要です。
8.退職の手続きを行う
内定が決まったら、退職の手続きを速やかに行いましょう。直属の上司に伝えて退職願を提出します。円満退職をするためにも、提出期限や手続きの流れについては、会社の就業規則を確認しておくのがおすすめです。また、しっかりと引き継ぎを行い、お世話になった同僚や先輩に誠意を尽くすようにしてください。
転職エージェントを使わないで仕事探しをするデメリット
転職エージェントを使わないデメリットは、プロのサポートなしにすべてを自分で行わなければならない点です。この項では、転職エージェントを使わない場合、実際のところ活動にはどのような影響があるのかを解説します。
求人チェックや企業との交渉は自分で動かなければならない
転職エージェントを使わない場合は、自ら能動的に動かなければ活動は進みません。転職サイトの求人をチェックして応募先を選び、エントリーから内定後の交渉まで、すべてを1人で行う必要があります。転職活動では、企業研究や書類作成など時間のかかる作業も多いです。今の仕事が忙しいと思うように活動が進まず、転職が遅くなってしまう恐れもあります。
プロのサポートがない
転職エージェントを使わないとプロのアドバイスを受けられないため、新たな気づきを得にくいのがデメリットです。自分ではアピール材料にならないと思っていたスキルや経験が、実は評価に値する強みである場合もあります。
また、自己評価と転職市場におけるレベルにズレがある場合も。このような状況は、転職事情に詳しいプロのアドバイスがあれば避けられるものです。転職エージェントを使わないと独りよがりな選考対策になる恐れがあり、選考通過率が高めにくい点が不利といえます。
失敗の原因が分かりにくい
転職エージェントを使わずに応募した場合、選考に通らなかった理由を確認できないのがデメリットです。採用担当者に聞けば教えてくれることもありますが、不採用の理由については回答しない会社もあります。自分なりに分析しても合っているのか分からず、次の選考で再び失敗してしまう恐れもあるでしょう。
選択肢の幅が広がりにくい
1人で求人を探す場合、客観的な目線に欠けてしまい、マッチしそうな求人を見逃してしまう場合があります。たとえば、「事務職を経験してきたから次も事務職で」と求人を探している人が、コミュニケーションスキルや提案力が高くて営業職に向いていることも考えられるでしょう。
自分を客観視するのは1人では難しく、十分に自己分析を行ったつもりでも選択肢の幅を狭めてしまっている可能性があります。転職エージェントでは、求職者のキャリアの棚卸しを行い、プロの目線で提案ができるので、自分では想像していなかった適職に出会えるでしょう。
転職エージェントの紹介求人は希望とズレる場合もある?
転職エージェントが客観的な目線で紹介した求人が希望とズレていると感じ、「転職エージェントは使わない方がいい」という人もいるでしょう。しかし、転職エージェントが勧める求人については、求職者の適性と合っていることやメリットが豊富である点についてしっかりと説明し、本人が納得したうえでの応募となります。説明を聞いたうえで気が進まなければ断るのも可能なので、アドバイザーとよく相談して決めましょう。
非公開求人に出会えない
転職エージェントを使わなければ、非公開求人には出会えません。前述の通り、非公開求人は転職サイトには掲載されておらず、個人で見つけるのは原則不可能といえます。転職活動に成功するコツの一つは、幅広く求人を探すことです。自分に合った優良企業を探すうえで、非公開求人と出会えないのはデメリットといえるでしょう。
転職活動に時間がかかる
転職活動では、求人探しから選考対策、スケジュール調整や雇用条件の確認など、やるべきことがたくさんあります。複数の選考を同時進行していると、採用担当者とのやり取りだけでかなりの時間を取られる場合も。そのため、選考対策に集中しにくく、結果的に転職活動がうまく進まない恐れがあるでしょう。
転職エージェントでは求人探しやスケジュール調整を代行してくれるため、求職者は選考対策に集中できます。その結果、本番でうまく自分をアピールでき、早めに内定を獲得しやすいといえるでしょう。
自分の市場価値を掴めない
転職エージェントを利用しない場合、自分の市場価値を掴めないまま転職活動をすることになります。自分の市場価値を把握できていないと、自分の経歴やスキルに見合った企業に出会えるチャンスを逃してしまう可能性が高いでしょう。自分で市場価値を理解するにはある程度の知見がないと難しい傾向にあります。
転職エージェントは、転職に関する知識が深いアドバイザーが所属しているため、市場価値の相談もしやすいでしょう。
エージェントの利用を迷う人は登録するのがおすすめ
転職エージェントの利用を迷っているなら、登録するのがおすすめです。厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、大企業ほど民間の職業紹介機関に求人を出していることが分かります。
事業所規模 | ハローワーク等の公的機関 | 民間の職業紹介機関 | 求人サイト・求人情報誌など | 自社のWebサイト | スカウト | 縁故(友人、知人等) |
---|---|---|---|---|---|---|
1,000人以上 | 49.9% | 52.6% | 59.9% | 66.6% | 18.0% | 27.6% |
300~999人 | 61.1% | 45.0% | 53.4% | 58.5% | 6.7% | 26.6% |
100~299人 | 63.2% | 37.4% | 52.3% | 47.1% | 4.8% | 31.8% |
引用:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況 2.転職者の採用状況(表5、9p)」
志望業界・職種が大企業に多い場合、転職エージェントを使った方がより多くの求人を見つけられるといえるでしょう。
また、転職エージェントは無料で登録できるため、サービスを受けてから合う・合わないを判断してもリスクはありません。転職エージェントを使わないで活動を始めてみたものの、「書類の書き方が分からない」「面接がうまくいかない」と壁にぶつかることもあるでしょう。そのようなときは1人で悩まず、転職エージェントを使うのも一つの方法です。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
どこの転職エージェントを使うべきか悩んでいる方は、ぜひハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、20代を中心とした若年層の転職に特化したエージェント。「未経験歓迎」「経験不問」「学歴不問」といった求人を多く扱っているのが特徴です。
転職活動や就職活動に不慣れな方に向けて、応募先企業ごとの対策も実施。書類の書き方や面接での対応など、あなたの転職活動をしっかりサポートいたします。企業とのやり取りも担当アドバイザーが代行するので安心です。「転職するか悩んでいる」「自分がどのような求人に応募できるか知りたい」といった方のご相談も歓迎です。サービスはすべて無料なので、ぜひ一度お問い合わせください。
転職エージェントに関するQ&A
ここでは、転職エージェントに関する質問にQ&A形式で回答します。「転職エージェントは使わない方がいい?」「エージェントを利用するか悩んでいる」といった方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職エージェント以外で内定を獲得する方法は?
転職エージェント以外では、「ハローワーク」「転職サイト」「企業のWebサイトからの直接応募」などの方法が挙げられます。近年では、会社関係者の推薦を受けて選考に進む「リファラル採用」も普及しつつあるようです。詳しくは、このコラムの「転職エージェント以外で仕事を探す7つの方法」をご覧ください。
新卒はエージェントを使わない方がいい?
内定獲得率を高めたい方は、エージェントを使うのがおすすめです。
エージェントを利用すると、求人紹介だけでなく履歴書の添削や面接対策といったサポートが受けられるので、より内定へと近づきやすくなります。「就活エージェントはいつから使う?就職のスケジュールも解説」のコラムでは、新卒者がエージェントを利用するべき理由を紹介しているので、ぜひご一読ください。
転職エージェントにはひどい会社もある?
希望に沿った求人を紹介してもらえなかったり、応募を急かされたりする場合もあるようです。しかし、その原因は必ずしもエージェントがひどいからとは限りません。たとえば、志望する仕事と求職者のスキルが合っていない場合や、応募期限が迫っているため早めのエントリーを促されただけのことも。「転職エージェントの賢い使い方を解説!基本の流れと使い倒すコツ」のコラムで、転職エージェントを利用するうえで心がけることを紹介していますので、参考にしてみてください。
転職者におすすめのエージェントは?
エージェントによって掲載されている求人やサービス内容は異なるので、複数のエージェントを併用するのがおすすめです。転職エージェントのハタラクティブでは、専任のアドバイザーがあなたの適性や希望に合った仕事をご紹介します。応募書類の添削や面接対策だけでなく、内定後のサポートも充実。「エージェントは使わない方がいい?」「どのエージェントを利用すべきか分からない」といった方も、お気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。