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正社員が仕事を辞めるメリットとは?退職前に考えておきたいポイントも解説
この記事のまとめ
- 仕事を3年未満で辞める正社員は、若年層に限るとおよそ3割と意外と多い
- 新卒1年目の離職率は中卒就職者が高く、正社員を半年や3ヶ月未満で辞める人もいる
- 正社員の仕事を辞めるメリットは「時間を自由に使える」「責任が軽くなる」など
- 「収入が不安定」「福利厚生の適用が限られる」などが、正社員の仕事を辞めるデメリット
- 正社員の仕事を辞めるメリットを考えて、転職するのも一つの手
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「退職前に仕事を辞めるメリットを知っておきたい」と考える人は多いでしょう。正社員の仕事を辞めると、会社に縛られない自由な生活ができる一方で、収入面などの不安要素も出てきます。
このコラムでは、正社員の仕事を辞めることで得られる本当のメリットに焦点を当て、同時に避けて通れないデメリットも正直に解説します。また、退職をスムーズに進めるための具体的なポイントや、今後のキャリアプランを考えるヒントもご紹介。
正社員を辞めるかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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仕事を早期に辞める若手正社員は多い
正社員として働き始めたものの、短期間で辞めるという人は少なくありません。ここでは、就職後早期に退職する若手正社員の割合や、主な退職理由などについて紹介します。
仕事を辞める若年正社員の割合
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況 2これまでの就業状況(2)初めて勤務した会社で現在も働いているかどうか」によると、満15~34歳の若年層の正社員のうち、初めて勤務した会社を辞めた割合は33.3%となっています。つまり、約3人に1人の若年層が一度は会社を辞めたということです。
上記の結果から、若年層の離職率の高さが分かります。厳しい就活を経験して正社員として企業に就職しても、比較的短期間のうちに辞める人が多いのが現状でしょう。
若年層の正社員が仕事を辞める理由
同調査による「仕事を辞めた理由」として大きかったのは、労働条件とのミスマッチや人間関係でした。
退職理由 | 割合 | |
---|---|---|
1位 | 労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった | 33.3% |
2位 | 人間関係がよくなかった | 26.2% |
3位 | 賃金の条件がよくなかった | 25.9% |
4位 | 仕事が自分に合わない | 22.4% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況 2.これまでの就業状況 (3)初めて勤務した会社をやめた主な理由」
正社員になっても「残業続きで自分の時間がない」「職場特有の人間関係がストレスになっている」「仕事量や内容、責任の重さに対する給料が見合っていない」などを理由に、「正社員を辞めてフリーターとして生きたい」と考える人は意外と多いようです。
しかし、何も考えずに会社を辞めてしまうのは注意が必要。辞めてから後悔しないように、計画的に行動することが大切です。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
仕事を辞める人の前兆とは?
仕事を辞めようと考えている人が退職の決断をしやすい時期として、「業務をやり切ったとき」や「有休やボーナスを取得したとき」などが挙げられます。自分の心境が変化する可能性があるタイミングをあらかじめ予測しておくことで、退職までのスケジュールを計画的に進めることができます。仕事を辞める前兆が分かれば、退職までのスケジュールを円満に組めるメリットもあります。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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正社員を短期間で辞める人はどのくらいいる?
正社員を辞めるまでの期間は1年や半年など、人によって異なります。ここでは、正社員として就職してから短期間で辞めた人の割合を紹介するので参考にしてください。
正社員として新卒入社後に1年目で辞める人の割合
厚生労働省の「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」には、新卒1年目で離職した人の割合を表すデータがあります。
離職率の推移を学歴別にまとめると、以下のとおりです。
学歴 | 2020年卒業 | 2021年卒業 | 2022年卒業 | 2023年卒業 |
---|---|---|---|---|
中学 | 32.1% | 31.4% | 32.6% | 33.1% |
高校 | 15.1% | 16.7% | 17.9% | 17.4% |
短大等 | 16.3% | 18.5% | 19.3% | 18.3% |
大学 | 10.6% | 12.3% | 12.1% | 10.9% |
参照:厚生労働省「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」
正社員として新卒入社し1年目で辞めるのは、中卒者が多いことが分かります。4年分の推移を見ても、大卒就職者の離職率は1割程度であるのに対し、中卒就職者は3割以上という結果になりました。
正社員を1ヶ月や半年未満で辞める人もいる
「若者しごと白書2025」によると、正社員の経験があるフリーターが退職するまでの期間は以下のとおりです。
正社員を辞めるまでの期間 | 割合 |
---|---|
1ヶ月未満 | 2.6% |
1~3ヶ月未満 | 5.9% |
3~6ヶ月未満 | 12.8% |
1年未満 | 14.1% |
2年未満 | 20.7% |
3年未満 | 17.5% |
5年未満 | 18.5% |
10年未満 | 6.8% |
10年以上 | 1.1% |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 1-4. 正社員を退職するまでの期間(フリーター)(p.8)」
正社員を辞めるまでの期間で最も多かったのは、2年未満の20.7%でした。3ヶ月から半年で辞めた人の割合は12.8%となっており、2.6%の人は1ヶ月未満で辞める決断をしています。
参照元
厚生労働省
新規学卒者の離職状況
若者しごと白書2025
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正社員の仕事を辞める5つのメリット
ここでは、正社員が「仕事を辞める」「辞めてフリーターになる」選択をした場合のメリットについて紹介します。
正社員の仕事を辞める5つのメリット
- 時間の融通が効く
- 責任が軽くなる
- 仕事を辞めたり変えたりするのが難しくない
- 人間関係の悩みが減る
- 視野が広がる
1.時間の融通が効く
フリーターは正社員に比べて勤務時間や労働日数などに比較的融通が利くため、プライベートの時間を確保しやすいメリットがあります。仕事以外にやりたいことや趣味がある人にとっては魅力的でしょう。正社員として働いているときにはできなかった資格の勉強や、心身を休める時間に充てることもできます。
2.責任が軽くなる
正社員と比べて、フリーターや派遣社員は仕事上の責任が軽い傾向があります。「プレッシャーを感じやすい」「責任感のある仕事にチャレンジするのが得意ではない」といった方にとっては、フリーターや派遣社員の方が働きやすいと感じるメリットもあるようです。
3.仕事を辞めたり変えたりするのが難しくない
フリーターは、正社員に比べてバイト先や職種を変えやすいのもメリットの一つです。そのため、「いろいろな職種や業界を経験したうえで、本当にやりたいことや向いていることを見つけたい」と考えている方には、正社員よりもフリーターや派遣社員が働きやすい場合もあるでしょう。
4.人間関係の悩みが減る
人間関係にストレスを抱えている場合、会社を辞めることでそのストレスから解放されるメリットもあります。
もちろん新しい職場でも人間関係は発生しますが、一度自分に合った環境を改めて探すことで、気持ちに余裕を持てるでしょう。
人間関係のストレスがなくなれば、業務に集中できるだけでなく、プライベートでも気持ちに余裕を持って過ごせるようになるでしょう。これは、仕事のパフォーマンス向上だけでなく、生活全体の質を高めるという、大きなメリットといえます。
5.視野が広がる
仕事を辞めて転職をすることで、同じ職場で働き続けるより視野が広がることも。ひとつの職場で決まった業務を続けていると、考え方や視野が固定化される可能性があります。しかし、正社員を辞めることで働き方から物事への考え方まで、今までとは異なる経験を積めるでしょう。
正社員もリストラや倒産が原因で仕事がなくなる可能性があります。会社都合で職を失ったとしても、転職経験によって仕事のスキルを上げていると再就職しやすい場合も。複数の会社の業務や価値観を知ることで、経験を積めるメリットにつながるでしょう。
正社員の仕事を辞める3つのデメリット
正社員の仕事を辞めるメリットがある一方で、デメリットがあるのもまた事実です。ここでは、デメリットについても着目していきます。
正社員の仕事を辞める3つのデメリット
- 生活が安定しにくい
- 福利厚生の適用範囲が限られる
- ボーナスがもらえない
1.生活が安定しにくい
一般的にフリーターや契約社員は固定給ではなく労働時間により収入が変動する時給制で、正社員の仕事を辞めると経済的に不安定になりやすいといえます。また、非正規雇用の場合、雇用が不安定で不安を抱く人もいるようです。収入や雇用が不安定になることは、正社員を辞めるデメリットといえるでしょう。
2.福利厚生の適用範囲が限られる
勤め先によって違いはありますが、一般的にフリーターや契約社員の場合、福利厚生の適用範囲が限られることがほとんどです。正社員に適用される手当や休暇制度などがない場合が多く、結婚や出産などのライフイベントに対応しづらい点もあります。すべての会社でそうとは限りませんが、福利厚生が限られていることは、大きなデメリットです。
3.ボーナスがもらえない
非正規雇用はボーナスが出ない場合が多く、支給されたとしても正社員より少額なのが実情。ボーナスをもらえている人とそうでない人とでは、生涯年収に差が出ることが多いようです。そのため、正社員の仕事を辞めてフリーターや契約社員として働くと、生涯年収が低くなるため、経済的な計画を立てるのが難しくなるデメリットがあります。
正社員の仕事を辞めるのが望ましいサインとは?
ストレスで心身に支障が出ている場合は、無理せず退職を視野に入れましょう。仕事のストレスをため込むと、働くこと自体にメリットを感じられなくなり、今後の活動に影響が出ることも。また「自分がどれくらいストレスを抱えているのか分からず、仕事を辞めるべきか判断できない」という方は、Webサイトでできるストレス診断テストを受けてみるのもおすすめです。
仕事を辞める前に考えておきたい3つのポイント
正社員の仕事を辞める決断をする前に、考えておきたいことを紹介します。辞めてから後悔することがないよう、参考にしてみてください。
仕事を辞める前に考えておきたい3つのポイント
- 「正社員を辞めた後どうするか」を考えておく
- 業務の引継ぎをする
- 正社員を辞めるときのルールや伝え方を確認する
1.「正社員を辞めた後どうするか」を考えておく
「仕事を辞める」と決めたら、辞めた後のこともある程度考えてから行動に移しましょう。後先考えずに辞めた場合、路頭に迷ったり、退職を後悔したりする可能性も。たとえば、在職中に転職活動を進めておけば、仕事を辞めても転職先が決まっている状態なので、心に余裕を持てます。
ただし、ストレスで心身ともに限界を迎えている場合は、退職してから焦らず今後について考えるのが望ましいでしょう。
2.業務の引継ぎをする
正社員の仕事を辞める際には、担当している業務を引き継ぐ必要があります。辞めた後のことを考慮して計画的に引き継ぎを行っておくと、円満に退社しやすいでしょう。マニュアルを作成し、後任者が業務を把握しやすくするのもおすすめです。
3.正社員を辞めるときのルールや伝え方を確認する
仕事を辞めると決めた場合、まず会社の就業規則から退職のルールについて確認しましょう。また、上司に退職の意思を伝えることも大切です。伝え方のポイントは、「退職理由はポジティブな理由を心掛け、一貫性を持たせる」「仕事を辞めることで迷惑をかけて申し訳ないという気持ちを述べる」「お世話になったことに対する感謝を伝える」などがあります。仕事を辞める際の報告もマナーを守り、会社への印象を考えて退職できるよう心掛けましょう。
正社員を辞める意思を伝えるタイミングは何日前?
退職の意思を伝えるタイミングは、多くの会社の就業規則で定められています。一般的には、退職希望日の1ヶ月~2ヶ月前に伝えるのがマナーです。
事前に伝えておくことで、スムーズな業務引き継ぎが可能となり、会社にも同僚にも迷惑をかけずに済みます。円満退職を目指すためにも、まずは会社の就業規則を確認しておきましょう。
仕事を辞めるメリットを考えて転職も視野に入れよう!
正社員が仕事を辞めることには、メリット・デメリットの両方があります。仕事を辞めるメリットのほうが大きいのであれば、転職も検討してみましょう。
現職の仕事内容や会社の方針が自分に合わないと感じるのは、企業選びや職種選びが上手くできていなかった可能性もあります。長く続けられる会社を見つけるためには、自分の希望条件や適性に合った求人を探すことが大切です。とはいえ、膨大な求人募集情報の中から、自分の希望条件や適性にマッチした仕事を自力で選び出すのは難しいと感じる人も多いでしょう。
一人で転職活動を行うのが不安な方は、転職エージェントを活用するのもおすすめです。ハタラクティブは若年層向けに就職・転職活動をサポートするエージェント。就活や転職事情に精通したキャリアアドバイザーが、求職者一人ひとりに合う求人を的確に紹介します。「転職してもまた同じことの繰り返しになるのでは…」と、正社員の仕事を諦めてしまう前に、誰かに相談するところから始めてみてください。
仕事を辞めるメリットに関するFAQ
ここでは、仕事を辞めるメリットに関する質問をQ&A方式で解決していきます。
仕事を辞めるか、続けるかで迷っています。
正社員の仕事を辞めようか迷っている方は、まず辞めたいと感じた理由を明確にしましょう。辞めたい理由が改善できないか検討したうえで、状況が変わらなかった場合は、今の仕事を辞めるのも一つの手です。しかし、安易に仕事を辞めると収入が途絶えるなど、デメリットも考えられるので注意してください。
正社員を辞めるのはもったいないですか?
正社員を辞めることは、もったいないとは言い切れません。今の仕事環境に不満がある場合、今の仕事環境に不満があるなら、退職することで新しいスキルを身につけたり、本当にやりたい仕事に挑戦したりと、人生の選択肢を広げることも可能です。
正社員を辞めるのが怖いです。
正社員を辞めるのが怖いという方は、退職する際の事前準備や必要な手続きをしっかりと理解することが大切です。また、在職中に転職活動を進めておくと、心に余裕が生まれるでしょう。デメリットをできる限り抑えスムーズな転職活動を進めるためには、計画的な準備が必要です。/useful/2595/
正社員が仕事を辞めて転職するメリットはありますか?
正社員が仕事を辞めて転職するメリットとして、「人間関係の悩みが改善される」「仕事に対する視野が広がる」などが挙げられます。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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