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20代の仕事事情!「やる気が出ない」「何がしたいか分からない」の対処法
この記事のまとめ
- 仕事だけでなく、プライベートも充実させられる働き方を望む20代が多い
- 20代で仕事が見つからないと悩んでいるなら、自己分析や業界・職種調査を行おう
- 目標を決めて先延ばしせず早めに行動することが、20代の仕事探しでは大切
- 20代で仕事探しをする際は、仕事内容から就業条件までしっかり確認しよう
- 経験が浅く不安な20代は、営業やプログラマーなど学びながら働ける仕事がおすすめ
20代で仕事探しをしているものの、「やりたいことが分からない」「仕事が見つからない」と悩む人もいるでしょう。20代で仕事探しに悩んだときは、自己分析をしてやりたいことを探ってみたり、ポイントを把握して求人選びをしたりすることが大切です。
このコラムでは、20代の仕事に対する考え方や、就活成功のポイント、未経験者が挑戦しやすい職種についてもまとめています。適職を見つけたい20代の方はぜひご一読ください。
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20代の仕事に対する考え方
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」では、18~29歳のフリーターと正社員を対象に、仕事についてのアンケート結果を公開しています。20代の仕事に対する考え方や姿勢について、確認してみましょう。
20代はどんな仕事をしている?
以下の表は、20代の仕事状況をランキング形式でまとめたものです。フリーターと正社員に分けて示しました。
フリーター | 正社員 | |
---|---|---|
1位 | 接客(35.5%) | 事務(22.4%) |
2位 | 販売(16%) | 技術職(12.4%) |
3位 | 事務(12.2%) | 公務員(11.1%) |
4位 | 軽作業・物流(9.1%) | 医療・介護・福祉(10.2%) |
5位 | 医療・介護・福祉(7.3%) | 工場・製造(10.1%) |
引用元:若者しごと白書2025「1-1. 現在就業している職種(p.4)」
フリーターの1位は接客業で、35.5%です。2位の販売業と合わせると、51.5%のフリーターがサービス業に従事していることが分かります。一方で、正社員は事務や技術職など、オフィスでの業務が上位に挙がっているのが特徴です。
20代が仕事で重視する価値観
20代が仕事をするうえで大切にしている価値観は、フリーター・正社員ともに大きな違いはありませんでした。以下にまとめています。
フリーター | 正社員 | |
---|---|---|
1位 |
プライベートを大切にできること (40.1%) | プライベートを大切にできること(36.9%) |
2位 | 人間関係の良い職場環境で働くこと(19.6%) | 人間関係の良い職場環境で働くこと(15.9%) |
3位 |
自分らしい生活ができること (16.5%) |
自分らしい生活ができること (12.9%) |
4位 |
より多くのお金をもらうこと (6.2%) |
より多くのお金をもらうこと (9%) |
5位 | 自分の能力やスキルを活かせること(4.9%) |
仕事を通じた成長が実感できること (8%) |
引用元:若者しごと白書2025「2-5. 仕事で一番大切にしている価値観(p.22)」
調査結果から、20代の仕事に対する考え方として、プライベートや友好的な人間関係を重視する傾向にあることが推察できます。20代は、仕事でがむしゃらに働いて出世や昇給を目指すだけでなく、プライベートを充実させ、公私ともに自分らしさを大切にする働き方を理想とする若者が多いようです。
ただし、すべての20代が、仕事よりプライベートを優先しているわけではありません。同資料の「2-3. 仕事に満足している理由(p.18)」では、人間関係だけでなく「仕事の面白さ」が上位にランクインしており、仕事内容も大切にしている若者が少数派ではないことを示しています。
また、「2-4. 仕事に満足していない理由(p.20)」では、フリーター・正社員ともに「仕事におもしろみを感じない」が2位。「仕事の裁量」と回答している人も一定数いることから、仕事にも充実を求めている若者がいるといえます。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
20代で仕事で何がしたいか分からないときの考え方
仕事の探し方が分からない20代の方は、自己分析で自分の強みを知ったり、これまでにやりがいを感じたことから探したりするのがおすすめです。
「何がしたいか分からない…」という方は、以下の方法を実践してみてください。
やりたいこと、自分に合った仕事はどのように見つけたらいいでしょうか?
やりたいことや自分に合った仕事を見つけるために、まずは自分自身をじっくり見つめてみましょう
やりたいことや自分に合った仕事を見つけるには、まず自分自身をじっくり見つめることが大切です。幼い頃から自然とやっていることや時間を忘れて没頭できた経験など、これまでの成功体験を振り返り、何に心が躍るかを考えてみましょう。
例えば、何時間でもテレビを見られるという人は、テレビ業界や番組の制作会社といった候補が挙がります。さらに深く考えると、ドラマのシナリオを書く脚本家やライター、バラエティ番組のプロデューサーなどの選択肢も出てくるでしょう。
一言で「テレビが好き」と言っても、テレビの中でも何が好きなのか、どんなジャンルがいいのか、何に感動するのかなど、とことん追求することでやりたいことが絞られていくはずです。
次に、さまざまな業界や職種の情報を集め、インターンシップやボランティアなど実際に体験する機会を持つことで、具体的なイメージが湧いてきます。小さな一歩を踏み出し、失敗を恐れずチャレンジすることで、自分の情熱と適性に合った仕事に出会えるでしょう。
20代で仕事で何がしたいか分からないときの考え方
自己分析をする
20代で仕事探しに悩んでいる方は、自己分析を通して仕事で活かせる強みや、自身の弱みを理解することから始めてみましょう。自身の特徴や適性を客観的に分析することで、就職活動の軸ができます。
また、経験をもとに失敗や、そこから得た学びなどを整理できるため、選考時に根拠のあるアピールが可能になるという利点も。自己分析のやり方や就活での活かし方については、「フリーターが自己分析するのは何のため?やり方が分からない方へのヒント集」のコラムで解説していますので、ぜひご一読ください。
「仕事をしたくない」と思う20代は自己分析を丁寧に行おう
「仕事をしたくない」という20代の方や、「今の仕事で何がしたいか分からない」という20代の方は、自己分析が足りないために自分の性格や適性と合わない仕事をしている可能性があります。合わない仕事はストレスになり得るほか、「仕事ができないからやめたい」と自信をなくしてしまい、結果的に仕事が続かない原因になることも。
自己分析を丁寧に行うと、自身の適性をきちんと理解したうえで就職活動を行えるでしょう。そうすれば適職に出会いやすくなり、「仕事をしたくない」という気持ちが軽減される可能性があります。
やりがいに感じることを考える
20代で何の仕事をしたいか分からないときは、自分が「充実している」「楽しい」と感じることについて考えてみてください。充実感や楽しさは、仕事のやりがいにつながります。
人によって感じ方が異なるので、「やりがいのある仕事とは?その特徴や見つけ方をご紹介」のコラムを参考に、自分にとってやりがいのあることを見つけてみてください。
やりたくない仕事も考えてみる
やりがいに感じることとあわせて、「やりたくない仕事」も考えてみましょう。やりたくない仕事は、自分に合っていない可能性が高いといえます。正社員であってもフリーターであっても、自分に合わない仕事の場合、早期離職につながる可能性もあるでしょう。
20代のポテンシャルを活かし切れない結果になることも考えられます。やりたくない仕事を考えることで、自分に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。
世の中の仕事を知る
20代で仕事探しがうまくいかない場合、知っている職業が少ないことが原因である可能性があります。転職サイトで特定の業界・職種しか検索していないという方は、「厚生労働省職業分類(令和4年改定)」や転職サイトなどを参考に、世の中にある仕事の種類について知見を広げてみましょう。
また、ハタラクティブの「業界図鑑」や「職種図鑑」でも、多種多様な業界・職種の仕事内容や年収などをご紹介しています。今まで知らなかった仕事のなかから自分に合う職種を見つけられる可能性もあるので、本格的に仕事探しを始める前段階として、転職サイトなどを利用して、さまざまな業界・職種について調査してみましょう。
参照元
厚生労働省
ハローワークインターネットサービス職業分類に関するご案内(令和4年改定)
気になっていた仕事に挑戦する
気になる仕事がある場合は、20代の強みを活かして挑戦してみることをおすすめします。
企業が20代の就職志望者に期待するのは将来性です。そのため、やる気やポテンシャルをアピールできれば未経験から正社員としての就職・転職は十分可能。年齢を重ねると経験や知識が求められるようになるので、20代は挑戦するチャンスともいえるでしょう。
仕事に自信がない20代も挑戦する気持ちが大切
「仕事に対して自信がない…」という20代の方も、やってみたいことや気になる仕事には積極的に挑戦してみるのがおすすめです。若さやポテンシャルが評価される20代のうちなら、たとえ失敗しても挽回することができます。堅実な考え方から若いうちの転職に迷っている場合も、自己分析をもとに挑戦したいことが見つかったなら、勇気を持って挑戦してみる気持ちも大切です。
就職支援機関に相談する
20代で今の仕事について悩んでいるなら、転職サイトやエージェントだけではなく、就職支援機関に相談してみるのもおすすめです。
たとえば、全国各地にあるハローワークでは、求人に関する窓口相談や職業訓練などが基本無料で受けられます。また、民間の就職エージェントや転職サイトではカウンセリングをもとにした求人紹介のほか、面接練習や履歴書の添削などサポートも充実している点が特徴です。
「転職エージェントとハローワークの違いを比較!併用は可能?利用方法も紹介」のコラムを参考に、自分に合った就職支援機関の利用を検討してみてください。
やりたいこと、自分に合った仕事はどのように見つけたらいいでしょうか?
過去の出来事にヒントが隠れているかもしれません。まずは印象的なエピソードを書き出してみましょう
自分がやりたいことや自分に合った仕事を見つけるために、まずは自分自身と向き合う時間を確保しましょう。
過去にチームの中で任された役割や前向きに取り組んだ経験など、いくつかのエピソードを書き出してみると、自分が働くうえで大切にしたい価値観や仕事に活かせる強みが見えてきます。
一人で振り返っているうちに行き詰まってしまう人には、キャリアのプロフェッショナルであるキャリアコンサルタントに相談してみることもおすすめです。コンサルタントとの対話を通じて、自分だけでは気づかなかった視点を得られる可能性があります。
やりたいことの方向性が見えてきてから、仕事に関する情報収集を進めます。インターネットやSNS、書籍、説明会や業界セミナーなどのイベントを活用して、仕事の種類や業務内容を調べてみてください。
その中で興味が湧いた仕事があれば、インターンシップやアルバイトなどで実際に体験してみると、自分に合うかどうかをより判断しやすくなります。
20代が仕事探しを行うときの注意点
20代の仕事探しは、やる気とポテンシャルが武器になるので、先延ばしにしたり、やりたいことが分からないまま進めたりするのは得策ではありません。以下で、20代の仕事探しの注意点を解説します。
「やる気がでない」と先延ばしにしない
20代で仕事探しを考えているなら、「やる気が出ない」などの理由で先延ばしにするのは避けましょう。20代は、社会人としての経験よりポテンシャルを重視される場合が多いので、応募できる企業が豊富にあります。そのため、未経験の業種や職種に挑戦しやすい年代といえるでしょう。
前述したように、先延ばしにして年齢を重ねるごとに、実務経験や実績といった即戦力としての素質を求められるようになります。20代だからこその利点を活かし、やりたいことが見つかったら転職サイトに登録するなど、早めに行動を起こしましょう。
「何がしたいか分からない」という状態で行わない
20代の仕事探しは、時間を無駄にしないためにも「何がしたいか分からない」という状態のまま行わないことが大切。就職活動の軸をしっかりさせないと、仕事探しが長引いてしまう恐れもあります。
また、「とりあえず応募しておこう」といった気持ちで、適性に合っていない業界・職種を選択すると、入社後のミスマッチから早期退職につながる可能性も考えられます。このコラムの「20代で仕事で何がしたいか分からないときの考え方」でご紹介したように、エージェントに相談をして、自己分析をしたり各職種の特徴を調べたりするなど、下準備を行いましょう。
20代ニートの方で仕事探しや就職について悩んでいる方は、「20代のニートが就職する方法は?正社員の目指し方やおすすめの仕事を紹介」のコラムを参考にしてみてください。
20代の仕事の探し方!就職を成功させる6つのポイント
ここでは、20代の方が仕事探しのために確認すべきポイントを6つ紹介します。仕事を探している20代は若さによるポテンシャルが高いため、希望を叶えやすい状況といえるでしょう。仕事探しを成功させるためにも、転職サイトなどで求人情報を見る際は以下のポイントをチェックしてみてください。
20代の就職を成功させるポイント
1.雇用形態を確認する
20代の仕事探しは転職サイトなどで応募可能な求人が多いぶん、正社員だけでなくアルバイトや契約社員、派遣社員など雇用形態もさまざまです。応募したい企業が見つかったら、事前に雇用形態を確認しましょう。確認を怠ると、希望の雇用形態でなかったとあとで気がつく可能性があります。
また、契約社員の求人のなかには、「正社員登用制度あり」としながらも、これまで実際に登用された人はいないというケースもあります。雇用形態や制度だけではなく、実績を確認することも重要です。不安な方は、エージェントに相談してその旨を最初に伝えておくと安心でしょう。
2.給与面を確認する
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況(p.7)」によると、20代の平均賃金は20~24歳で23万2,500円、25~29歳で26万7,200円となっています。世代別の平均賃金を参考に、求人の給与額をチェックしながら仕事を探してみましょう。
また、基本給や残業代、各種手当の内訳の確認も大切です。「極端に基本給が低い」「みなし残業時間が多い」などはブラック企業の特徴でもあります。額面だけを確認するのではなく、内訳を見て判断しましょう。
3.詳細な仕事内容を確認する
イメージや憧れだけで企業を選ぶと、入社後に仕事内容や職場の雰囲気が合わないと感じる可能性があります。20代のうちに仕事を決めたいからといって焦らず、仕事内容の詳細についてしっかり確認しておきましょう。
企業のWebサイトには、採用担当者や職場の雰囲気などの情報が掲載されていることもあります。従業員数や先輩のインタビューから社内の雰囲気をチェックするのがおすすめです。
4.勤務地や転勤の有無を確認する
20代後半からは、ライフスタイルに変化が訪れる方もいるでしょう。
たとえば、結婚して子どもを持てば、「転勤や単身赴任は避けたい」「子育てと仕事を両立するため自宅近くで働きたい」と考えるようになる可能性も。自分のライフプランを考え、勤務地や転勤の有無を確認しながら仕事を探してみましょう。
5.就業条件を確認する
20代で仕事探しを行い内定連絡を受けたら、入社を承諾する前に就業条件について確認しましょう。企業によっては、内定通知と合わせて「労働契約書(雇用契約書)」や「労働条件通知書」などが郵送されてくる場合もあります。
就業条件には福利厚生や転勤異動の有無、契約期間(契約社員の場合)などの項目があるので、不明点があれば入社前に解決しましょう。
6.福利厚生などの待遇を確認する
福利厚生は仕事や生活の充実度に直結するため、20代の仕事探しで確認しておきたい事項です。福利厚生には法律で義務づけられた「法定福利(各種保険の事業主負担など)」と、各企業が任意で支給する「法定外福利(交通費・住宅手当・育児支援・保養施設・健康診断)」があります。
企業は、従業員のモチベーションを高めたり、人材の定着につなげたりするために福利厚生を提供していますが、業績悪化や経営方針の変更などで法定外福利がなくなったり、変更されたりすることも。福利厚生の内容だけで仕事を決めず、あくまで判断材料の1つに留めるのがおすすめです。
どのような仕事が自分に合っているかという価値観は一人ひとり違うものです。6つのポイントから必ず譲れないという条件を見つけることで、より自分の希望に合った仕事と出会う可能性が高まるでしょう。
「『良い仕事』とはどんなもの?見つけ方の3ステップや注意点も紹介!」のコラムでは、自分にとっての良い仕事の見つけ方を解説しているので、ぜひご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査の概況
自分に合う仕事を探すには、自己理解と情報収集から!
仕事を探す際、まず自分自身の価値観や強み、譲れない条件を明確にすることが大切です。自分がどんなライフスタイルを望み、どのようなキャリアを築きたいかを整理して、絶対条件と妥協可能な条件をリストアップしましょう。
たとえばどんなに給料の高い大企業でも、残業や休日出勤が多いと疲弊してしまいます。もちろんたくさん仕事をして経験を積みたい、ということであればマッチしていますが、プライベートも充実させたい場合はバランスを重視すべきでしょう。
また、将来的に結婚・出産を考えている場合は、産休や育休の制度が整っている業界・職種なのかも事前に確認しておくと安心です。
そのため、求人票だけでなく企業の文化や業界の動向、実際に働く人たちの声など、さまざまな情報を集めることがポイント。面接や企業説明会で実際の雰囲気を感じ取り、自分に合うかどうかを見極めることも重要です。こうした情報収集と自己理解が、自分にピッタリの職場を見つけるカギとなります。
20代の仕事探しで事前に収集するべき3つの情報
20代の仕事探しは、応募前の情報収集が大切です。「思い描いていた理想と現実が違った」というミスマッチを防ぐため、その業界と就職を志望する企業について詳しく調べましょう。情報収集の手段としては、「企業セミナーへの参加」「OB・OG訪問」「企業のWebサイトを読み込む」「転職サイトに登録して、エージェントに相談する」などがあります。
20代の仕事探しで事前に収集すべき情報
- 社内の雰囲気
- 企業が求める人材
- 中途採用に至った経緯
1.社内の雰囲気について
20代から正社員として長く働き続けるためには、気になっている企業の社風が自分の適性に合うか調べておくことが大切です。社風は入社しなければ分からないものですが、下調べをしておくことで大まかな雰囲気を把握できます。
転職サイトや企業のWebサイトでは、会社の理念や代表の考え方・人柄、社員のインタビューが載っている場合も。また、会社見学や説明会などに参加できる機会があれば、仕事の進め方や職場の雰囲気についての情報を確認するのも手でしょう。
社内の雰囲気を知る方法については、「会社の雰囲気を見極める方法をご紹介!働きやすい企業の特徴とは?」のコラムで解説しています。あわせてご覧ください。
2.求める人材についての情報
職種や業界によって、求められる能力や適性は異なります。
たとえば、販売やサービスなど接客系の仕事ではコミュニケーション能力やサービス精神、金融系や専門職では緻密性や機敏性などです。そのほかにも、各企業が求めている人物像は求人サイトなどに記載されています。自分と企業が求める人材がマッチしていると就職・転職が成功しやすくなるので、20代で仕事探しをする際は「企業が求める人物像」をチェックしておきましょう。
3.中途採用に至った経緯についての情報
仕事探しの前には、企業が中途採用の募集に至った経緯を調べてみることも大切です。業務拡大や業績好調、組織体制強化による募集であれば「将来性のある仕事」の可能性が高いため、20代から長く働けるでしょう。
しかし、募集の理由が「欠員の補充」の場合、離職者が多い企業の可能性もあります。そのため、事前に離職率を確認しておくのがおすすめです。詳しくは、「離職率の低い業界ランキング!メリット・デメリットや見分け方も解説」のコラムも参考にしてみてください。
20代の仕事探しにおすすめの仕事
ここでは、20代の仕事探しにおすすめの職種を紹介します。20代は未経験での就職や転職がしやすく、応募できる企業が多い年代です。以下を参考に、自分に合った職種を見つけてみましょう。
未経験者を採用する求人は、専門知識よりもやる気や潜在能力を重視する傾向にあるといえるでしょう。入社後は、基礎研修やOJT、定期的なフォローアップ体制などが整備され、業務内容もシンプルな場合が多いです。応募資格に「未経験可」と明記されているため、初めての業界でも安心してチャレンジできる環境が魅力といえるでしょう。まずは自信を持って一歩を踏み出すことが、キャリアのスタートにつながります。
20代の仕事探しにおすすめの仕事
- 人手不足の仕事
- 営業や外回りの仕事
- 事務系の仕事
人手不足の仕事
業界全体で人手が不足しがちな仕事は、年代を問わず募集していることが多いです。そんな中で20代はポテンシャルや体力に期待できるため、転職がしやすいでしょう。
なお、人手不足の業界では、間口を広げるために未経験者の募集や教育制度の充実を図っています。「はじめて正社員に応募する」「前職を短期間で退職している」といった20代の方も挑戦しやすい条件が多いのもポイントです。具体的な仕事に就いては、「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムをチェックしてみてください。
営業や外回りの仕事
営業職は、これまで身につけてきた知識や経験よりも、人柄やコミュニケーション能力など人間性が重視される傾向にあります。そのため、比較的社会人経験の浅い20代も転職がしやすい職種といえるでしょう。
また、営業職はビジネスの基本となる「傾聴力」「スケジュール管理能力」「提案力」などを身に付けられる仕事。初めて正社員として就職する方に向いています。人と話をすることが好き、人とのコミュニケーションがストレスにならない方にもおすすめです。
事務系の仕事
事務職は特別な資格がなくても、基本的なパソコン操作ができれば採用されやすい仕事といえます。コツコツと同じ作業を丁寧で正確にできる人や、単調な作業が苦にならない人に向いているでしょう。
ただし、事務職は年代を問わず人気が高い仕事でもあります。経験者がライバルになることも多いため、20代ならではの強みを活かしてアピールを行いましょう。事務職に興味がある方は「未経験から事務職を目指すのは難しい?役立つ資格や転職成功のコツを紹介!」のコラムもご覧ください。
上記の職業はあくまで一例なので、先述した自己分析やエージェントを通して業界や職種調べを積極的に行いつつ、適性に合った仕事を探してみましょう。
20代の方が未経験で働きやすい仕事についてさらに知りたい方は、「未経験での転職におすすめの業界は?成功のコツや内定を得やすい職種も解説」のコラムもあわせてご覧ください。
未経験の仕事を探す際には、ミスマッチを防ぐための情報収集が欠かせません
未経験の仕事を探す際に気をつけるべきポイントは、主に「未経験の仕事と過去の経験との共通点を見つける」「その仕事に就いている人のリアルな声を聴く」「ゼロから学び直す意欲を持つ」の3点です。
未経験歓迎の仕事にも、あなたが活かせる経験やスキルはあります。過去の経験を振り返り、接点を探してみましょう。たとえば、文書作成能力やコミュニケーション力は多くの仕事に共通する「価値あるスキル」です。
一方で、未経験の仕事は具体的な業務イメージを持ちにくいことも事実です。「実際に働いてみたら、思っていたものと違った」という点は少なからずあるでしょう。ミスマッチによる短期離職を防ぐためにも、ぜひ現場のリアルな声を集め、業務理解度をできるかぎり上げておくようにしましょう。
そして、未経験者に求められるのは学ぶ姿勢と成長意欲です。前向きに仕事に取り組み、積極的に学び続けることが、あなたの成長を促します。
20代の仕事探しで大切なことを理解しよう
20代の仕事探しで大切なのは、「自分が本当にやりたいことは何か」を理解することです。もしも「やりたいことが分からない」という場合は、まず自己分析からはじめてみましょう。
また、就職して短期間で辞めてしまう原因の多くは、仕事選びの準備不足が考えられます。事前に自分のキャリアについてよく考える時間を取りましょう。在職中の方は、今の職場でできることがないかという視点も大切です。
1人での仕事探しに不安を感じる方は、専門のアドバイザーが在籍する就職・転職エージェントを活用してみましょう。
ハタラクティブは、20代の若年層向けの就職・転職支援エージェントです。経験豊富な就活アドバイザーが、丁寧なカウンセリングをもとに一人ひとりの適性を見極め、あなたにぴったりの求人をご紹介。「なんとなく仕事が続かない」「自信がない」という方に寄り添い、面接対策や応募書類の添削もしながら正社員就職をサポートします。
1分程度で行える適職診断も含め、サービスはすべて無料で利用可能です。就職活動に迷いのある方、どの転職サイトに登録しようか悩んでいる方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。
仕事探しに時間がかかればかかるほど「自分に合った仕事なんて見つからないのではないか」と不安に感じる瞬間があります。
仕事探しは、世の中にある多様な仕事を一度に目にすることができる貴重な機会です。仕事探しを通じて視野が広がると思うと、ワクワクしてきませんか?
20代はまだまだ伸びしろの多い時期。選択肢を狭め過ぎず、さまざまな可能性を探っていきましょう。
20代の仕事探しに関するFAQ
20代での仕事探しに不安を感じている方に向け、よくある疑問にお答えします。
今の20代の特徴と仕事の考え方とは?
20代の仕事の考え方として、仕事とプライベートの両立を重視する姿勢がスタンダードになりつつあるようです。
ただし、仕事の内容や待遇を軽視している訳ではなく、仕事におもしろさややりがいを求める20代の人も多いといえます。このコラムの「20代の仕事に対する考え方」で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
20代は仕事で何をしてる?
20代の仕事で多いのは、フリーターの場合は接客などのサービス業、正社員は事務や技術職などオフィス内での業務です。20代は実務経験よりもやる気やポテンシャルが重視されるため、未経験の場合もさまざまな職種に挑戦しやすいといえます。
周りの20代がやっていない仕事であっても、チャンスがあれば挑戦するのがおすすめです。
これから転職サイトに登録して仕事探しをする方は、「20代の転職でおすすめの職種や業界は?未経験から目指せる仕事をご紹介!」のコラムも参考にしてみてください。
20代ニートにおすすめの仕事の探し方は?
20代ニートの方が仕事を探す際は、未経験歓迎の求人や人手不足の業界から探してみるのがおすすめです。20代のうちはポテンシャル採用をしてもらえるため、経験がない職種でもやる気や誠意をアピールすれば就職できる可能性が高いでしょう。20代ニートの就職方法については「20代ニートから就職する方法は?正社員の目指し方やおすすめの仕事を紹介」のコラムをご覧ください。
やりたい仕事が見つからないときは何をすればいいの?
やりたい仕事を見つけるためには、自己分析や転職サイトを見て、業界・職業の知識を増やすことが大切です。自己分析で自分の強みや弱み、やりがいを見つけ、幅広い職業のなかから強みを活かせる仕事を見つけましょう。
自分に合う仕事が分からない場合は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。アドバイザーが適性に合った求人をご紹介します。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。