バイトを辞めるときの言い方は?人間関係や短期で退職する際の伝え方も紹介

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この記事のまとめ

  • バイトを辞める意思ははっきりした言い方で伝えよう
  • 無断退職である「バックレ」はしてはいけない
  • バイトを辞めることは責任者に直接伝えよう
  • バイトを辞めるときは遅くとも1ヶ月前に伝えるのがマナー
  • バイトを辞めることが決まったら引き継ぎや貸与物の返却をしよう

「バイトを辞める!」そうは決めたものの言い方がわからず、辞められないでいる人もいるのではないでしょうか?メールではなく直接伝えるとなると、勇気が必要になることもあるでしょう。
このコラムでは、円滑に辞められる伝え方や言い出すタイミング、理由の例文を解説。人間関係が理由の場合や待遇に不満があるときなどといった、気まずい状況での対応例も紹介しています。
マナーを学んで円満退職を目指しましょう。

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バイトを辞めるときの言い方は?

アルバイトを辞めたいときに伝えるのは、次に紹介する3つです。

1.「辞める」という意思
言い出しづらいこともあると思いますが、はっきりと言ってください。
曖昧な言い方をしてしまうと「辞めたい」という気持ちが伝わらず、だらだらと働きつづけることになる恐れも。辞めることがわかれば責任者側も欠員補充に動けます。お互いのために明確に伝えましょう。

2.辞める時期
いつ辞めようとしているかを知らせましょう。
雇う側はシフトを組んだり人員調整をしたりする必要があります。できるかぎり早めに伝えると迷惑をかけずに済み、円滑な退職に繋がるでしょう。

3.理由
「なぜ辞めるのか」という理由を用意しておいてください。
バイトを辞めることは権利として認められているので、理由が何であれ辞めることは可能です。しかし、理由を用意していないと引きとめられたときに断りづらくなってしまうこともあるでしょう。また、訳があったほうが気持ちよく送り出してくれる可能性が高くなります。
もし正直に言うのが憚られる事情がある場合は、コラム下記の「辞める理由の例」を参考にあらかじめ言い訳を練っておきましょう。

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伝えるタイミングは1ヶ月前が目安

バイトを辞めるときは、1ヶ月前には伝えましょう。
ただし、退職に関して就業ルールで定められていることがあるので、辞める前に確認してください。

遅くとも1ヶ月前には伝える

法律上では2週間前までに退職の意思を伝えれば辞められると定めていますが、シフトの都合上、2週間前では雇用先が困ってしまうことがあります。
滞りなく辞めるためにも、辞めると決意したらできるかぎり早い時期に伝えましょう。遅くとも1ヶ月前には伝えてください。

雇用契約期間内に退職したい場合

雇用期間に定めがあるバイトの場合、契約終了期間までは勤続することが望まれます。契約内容を確認しましょう。
ただし、やむを得ない事由があれば期間内でも辞めることが認められます。以下は一例です。

・自身の健康状態の悪化
・近親者の看病や介護をする必要がある
・賃金が払われていない
・契約時と実際の労働条件が異なる
・パワハラやセクハラがある

就業ルールで独自に期間を定めていることがある

就業規則で、退職を申し出る期間について定めている場合があります。この期間はアルバイト先が新たな人員を確保して問題なく営業するために必要な期間だといえるでしょう。
民法に沿って退職することも可能ですが、トラブルを避けるには会社で定められた期間を守った方が好ましいです。

辞めることは責任者に伝えよう

バイトを辞めるときは、直属の上司や店長などの責任者に伝えましょう。
判断を下すのは責任者であることが多いので、退職の話がスムーズに進みやすいです。また、責任者を経由せずにいきなり社長に伝えるのは責任者に対して失礼にあたるので避けたほうがよいでしょう。

バイト仲間に先に伝えるのも控えてください。
辞めることが噂になって知られてしまう可能性があります。間接的に伝わってしまうのは、マナー面で良くありません。

バックレはマナー違反

無断でバイトを辞める「バックレ」はマナー違反。
バイト先に多大な迷惑がかかりますし、自分自身の品位を落としてしまいます。次の道へ気持ちよく進むためにも、正しい手順を踏んで退職しましょう。

また、給料の受け取りや貸与物の返却のために出向かなければいけないこともあり、バックレた場合は気まずい空気の中バイト先に行くことになります。さらに、罰則や損害賠償の対象になる恐れがあるので、リスクを避けるためにも無断退職はしないようにしてください。

伝える手段は直接?メール?

バイトを辞めることは直接伝えるのが基本です。

直接会って伝えよう

重要な内容なので、対面で伝えるのがマナーです。責任者と直接会って退職を希望する旨を伝えましょう。
また、お互いの表情が見えているとコミュニケーションが取りやすいので、「バイトを辞める」といった気まずさを感じてしまうシチュエーションの場合は、かえって直接のほうが伝えやすいことがあります。

メールや電話はアポイントを取るために使う

退職の意をメールで伝えるのは避けたほうがよいですが、「お話があるのでお時間をいただけませんか?」とアポイントを取る目的でメールや電話を活用するのは問題ありません。
責任者が忙しくてなかなか退職を言い出せない場合は、事前に連絡してスケジュールを押さえてもらいましょう。

辞める理由の例

理由がなくても辞める権利はありますが、引き止められたときに断りやすいように理由を用意しておくとよいでしょう。
以下によくある言い方の例を4つ挙げました。

高校や大学での勉強に専念したい

高校生や大学生などの学生に当てはまることが多い、学業の理由例です。

恥ずかしながら学生の本分である学業が疎かになってしまっている状況です。
勉強に専念するため、〇月〇日にバイトを辞めたいと考えています。

課外活動が忙しい

部活動やサークル活動、ボランティア活動に参加している場合、忙しくなってバイトを続けるのが難しくなることもあると思います。

所属しているボランティア団体で代表を任されたため、安定してシフトに入ることができなくなりました。そのため、〇月末にバイトを辞めさせていただきたいと考えています。

就職活動やインターンシップが始まった

就活中の人やインターンシップに参加する学生に当てはまる理由です。

就職活動が本格化してきて、説明会や選考が増えてきました。事前にシフトを出すのが難しいこと、しっかり対策して就活に望みたいことから、来月中にバイトを辞めさせていただきたいです。

将来のためにインターンシップに参加することを決めました。スケジュールの都合上、バイトを続けるのが困難であるので、〇月までにバイトを辞めたいと考えています。

家庭の事情で出勤が難しい

家族の病気や介護、引っ越しなどの家庭の事情を理由に辞める場合の例です。

母が体調を崩したため、家事を担当しなければならなくなりました。バイトをする時間の余裕がなくなってしまったので、遅くとも〇月〇日までに退職したいと考えています。

辞める理由は人間関係だけど…こんな理由は避けて!

「合わない人がいるから」「時給が低いから」など、人間関係や待遇面が辞める理由になることもあると思いますが、伝えるのは避けたほうがよいです。また、嘘の理由を伝えるのもやめましょう。
以下、根拠とともに解説します。

嘘をつくとバレてしまう可能性があるのでやめましょう。嘘だと判明すると気まずいですし、社会的信用を落としてしまいます。
言いにくい理由の場合は建前で構いませんので、嘘にならない範囲の内容を考えましょう。

人間関係

相性の悪い人がいたり嫌がらせを受けたりすることが理由の場合もあるかと思います。
理由として伝えると本人に伝わってしまう恐れがあるので、平穏に辞めたいのであれば伝えないほうが無難でしょう。多くの場合はバイトを辞めてしまえば関係が途絶えるので、ぐっと堪えるのも一つの手です。

仕事内容

言い訳がましいというマイナスな印象を与えてしまう可能性があるので、後腐れなく辞めるためにも避けましょう。
また、「仕事内容を変えればバイトを続けてくれる」と捉えられることがあります。バイトを続ける気がないならば、理由として伝えるのは避けたほうが安心です。

待遇面

「時給が低い」といった待遇面での理由は伝えないようにしましょう。職場には同じ待遇で働く人たちがいるので、その場の雰囲気を悪くしてしまう恐れがあります。
また、「待遇を改善するから」と言われて引き止めにあう可能性も。その提案をされると理由として成り立たなくなって辞めづらくなってしまうので、別の理由にしてください。

辞めるまでにやること

辞めることが決まったら、退職に向けて動き出しましょう。
以下は一般的な手続きなので、詳細はバイト先に確認してください。

有給休暇について確認する

バイトとしての雇用でも条件を満たしていれば有給休暇が付与されます。
もし付与されていれば、有給の使用について相談しましょう。

最終出勤日を決定する

責任者と話し合って最終出勤日を決めてください。
日時は曖昧にせず、「〇月〇日まで」と明確にしましょう。

業務を引き継ぐ

自分が担当していた業務を誰に引き継ぐのかを確認します。
引き継ぎのためのレクチャーが必要な場合は、自分と引き継ぐ人のシフトを調整してもらいましょう。

借りていたものを返却する

制服や入館カードキー、健康保険証など、バイトを辞める際に返さなければならないものがあります。
返却が必要なものを確認し、期日までに返してください。

退職の挨拶をする

一緒に働くスタッフにいつ伝えるのか、どのように伝えるのかを責任者と確認しましょう。
「朝会を通して全員に告知する」など、バイト先によって方法が決められていることがあるので、勝手に伝えるのは控えたほうがよいです。
辞めることが告知されたら、お世話になった方々にお礼の挨拶をします。快く退職できるでしょう。

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