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既卒から大手企業に就職できる?おすすめの業界や内定を得るコツを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 大手企業は採用人数が多い傾向にあるため、既卒者も努力次第で入社できる
- 卒業から3年以内の既卒者を新卒として採用する大手企業もある
- 既卒から大手企業に就職するメリットは、雇用安定や教育体制が整っていること
- 既卒から大手企業に就職するには、積極的に就活に取り組み行動量を増やすのが重要
- 既卒が大手企業に内定をもらうには、自己分析で適性と適職を知ることが大切
既卒が大手企業に入れる可能性はある?
既卒から大手企業の選考を受け、入社できる可能性はあります。大手企業は採用する人数が多いため、そのぶん既卒者にもチャンスがあるでしょう。昨今では、少子化により新卒採用で十分な人材を確保できないことや従業員の高齢化などを理由に、新卒・既卒を問わず若年層の確保に積極的な企業は増加傾向にあるようです。
既卒とは?
既卒とは、一般的に教育機関を卒業して1〜3年以内の、正社員としての職歴がない人を指す言葉です。卒業後も就活をしていたり、フリーターをしていたりする場合も既卒に該当します。
既卒者の就職については「既卒とは?いつまでを指す?就活のやり方や成功のコツを解説します」のコラムも参考にしてください。
卒業から3年以内であれば新卒枠で応募できる企業もある
厚生労働省が2010年11月に発表した「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」によると、「青少年雇用機会確保指針」の改定が行われた際に、卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で採用する指針が設けられました。この指針は、労働人口の減少や新卒一括採用の改善を目的に設定されています。
卒業後3年以内の方は、企業によって新卒枠で応募できる場合があるので、就職活動の際に確認しておくと良いでしょう。
参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~
既卒と間違えやすい第二新卒とは?
既卒と間違えやすい言葉に、「第二新卒」があります。第二新卒は、一般的に新卒として入った会社を3年程度で退職し、その後転職活動を行っている人のことです。既卒と第二新卒の大きな違いは、大学卒業後に正社員就職したか、していないかといえます。第二新卒について詳しく知りたい方は「第二新卒とは?いつまでが該当する?定義や求職活動を成功させるコツを解説!」もあわせてご覧ください。
大手企業とは?
大手企業に明確な定義はなく、一般的には知名度が高かったり、業界での売上シェア率が高かったりする企業を指す場合が多いようです。大手企業の概念や定義については、「大手企業とは?基準や定義はある?大企業や中小企業との違いも解説」のコラムでご確認いただけます。
大手企業は既卒の採用率が高い
「既卒から大手企業に就職はできるの?」と不安に思っている方もいるでしょう。しかし、大手企業は企業規模が大きいぶん採用者数も多く、既卒が採用される可能性もあるといえます。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査」では、既卒者の新卒枠での採用可否について企業規模別でまとめられています。
前年度卒のみ | 2年程度前卒まで | 3年程度前卒まで | 5年程度前卒まで | 5年程度超前卒まで | 既卒者は対象としていない | |
---|---|---|---|---|---|---|
30人未満 | 35.3% | 5.9% | 17.6% | 5.9% | 0.0% | 11.8% |
30~99人 | 17.0% | 11.3% | 21.9% | 3.0% | 3.5% | 25.6% |
100~299人 | 20.5% | 13.1% | 21.2% | 0.8% | 2.5% | 28.6% |
300~499人 | 21.4% | 11.4% | 21.0% | 2.6% | 4.4% | 32.8% |
500~999人 | 18.4% | 10.6% | 28.7% | 2.7% | 5.5% | 29.4% |
1000人以上 | 12.9% | 9.6% | 34.6% | 1.6% | 7.6% | 30.5% |
合計 | 17.5% | 11.1% | 25.4% | 2.4% | 4.3% | 27.9% |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査 図表 2-43 新規大卒採用において何年前までの既卒者を対象とするか(非該当を除く、企業規模別、単位:%)」
既卒者の卒業年度を「3年程度前卒まで」とする企業の割合は、企業規模が大きいほど高い傾向にあることが分かります。大手企業のほうが既卒者の卒業年度に関する条件が緩く、卒業から時間が経っても挑戦できる企業の割合が高いといえるでしょう。
ただし、卒業から5年経ってしまうと、一気に応募可能となる企業が減る点に注意が必要です。また、「既卒者を対象としない」とした企業も全体で27.9%あり、すべての企業で新卒枠に応募できるわけではないことも留意しておきましょう。
職種にこだわり過ぎなければ既卒から大手就職は難しくない
既卒から大手企業を目指す場合も、職種にこだわり過ぎなければ就職のチャンスは少なくないといえます。逆に、「絶対にこの企業が良い」「この職種以外は応募しない」など条件を厳しくするほど、選択肢が狭まり就職の難易度が上がるでしょう。
そのため、「仕事内容にあまりこだわりはない」「大手企業で働くのが憧れ」という方は、職種に関わらずさまざまな求人情報を探してみるのがおすすめ。このコラムでは既卒から大手企業を目指す際のポイントや注意点、参入しやすい業界を解説しているので、ぜひ読み進めてみてください。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
調査シリーズNo.179 平成30年「企業の多様な採用に関する調査」
既卒から大手企業への就職はハードルが高いのも事実
既卒者を新卒枠で採用する企業が増えている一方で、既卒から大手企業への就職はハードルが高いのも事実です。冒頭でも説明しているように、既卒だからといって大手企業への就職ができないわけではありません。しかし、既卒者は新卒者のように周囲の人と同じタイミングでの就職活動ができないため、情報不足から不利な立場になりがちです。
既卒より新卒採用を重視する企業はまだ多い傾向にある
既卒を積極的に採用する企業も増えつつあるものの、依然として新卒採用に重きを置く企業が多いのが現状といえます。前項で紹介した「調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査」の概要をまとめたプレスリリースによると、「新規学卒採用に重点を置いている」割合は約33.2%、「中途採用に重点を置いている」割合は約27.4%、両者に「ほぼ同じ程度に重点を置いている」割合は約32.0%との調査結果があります。
新規学卒採用に重点を置いている | 中途採用に重点を置いている | ほぼ同時に重点を置いている | なんともいえない | |
---|---|---|---|---|
100人未満 | 22.0% | 38.4% | 29.8% | 6.1% |
~299人 | 32.6% | 27.1% | 34.4% | 3.0% |
~999人 | 43.0% | 16.4% | 35.5% | 2.5% |
1000人以上 | 58.0% | 7.4% | 31.0% | 2.4% |
無回答 | 31.9% | 28.1% | 31.8% | 5.1% |
合計 | 33.2% | 27.4% | 32.0% | 4.4% |
参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「記者発表 企業の多様な採用に関する調査(6p)」
規模の大きな企業ほど新規学卒採用に重点を置く傾向があり、従業員数が1000人以上の「新規学卒採用に重点を置いている」割合は約58.0%、「中途採用に重点を置いている」割合は約7.4%でした。以上のことから分かるように、新卒者を優先的に採用する考えの企業は多いのが実情です。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
調査シリーズNo.179 平成30年「企業の多様な採用に関する調査」
「新卒以上の何か」をアピールすることが大切
既卒から大手企業への就職を目指すなら、新卒の就活生を上回る強みや採用するメリットを示すことが大切です。先述のように、新卒採用が重視されやすい採用市場では、同じスペックの新卒者と既卒者がいた場合に新卒者を優先する可能性があります。新卒の就活時と同じ取り組み方だと、どうしても不利になりやすいといえるでしょう。
そのため、既卒者が大手企業の内定を得るには、新卒者以上に就職活動に真摯に取り組み、企業へ積極的に自分をアピールする必要があります。「既卒だから大手企業は無理」とマイナス思考になるのではなく、「企業に自分の良さを知ってもらおう」と前向きにチャレンジする姿勢が重要です。
既卒が大手企業に就職するメリットは?
既卒者が大手企業に就職するメリットには、「雇用が安定している」「教育体制が整っている」などが挙げられます。それぞれのポイントを下記で紹介していくので、確認してみましょう。
雇用が安定している
既卒者が大手企業に入社するメリットは、雇用が安定していることです。大手企業は事業規模も大きく、業界内でのシェア率も高いため経営が比較的安定しています。そのため、将来を見据えながら安心して働けるでしょう。
また、経営や売上が安定しているため給与や福利厚生が充実している傾向にあり、働きやすい条件が揃っているといえます。
教育体制が整っている
大手企業は従業員数が多く、企業理念や方針を浸透させるために教育体制が整備されています。社員教育に力を入れている環境で、幅広いスキルを身につけられるのは、大きなメリットといえるでしょう。
なお、既卒者と新卒者を同じ条件で採用する場合は、経歴を問わず同じ研修や教育を実施する企業もあるようです。このような職場であれば「既卒だから基礎教育を受けられない」といった事態を避けられ、経歴によって差が生じることも少ないといえます。
大手企業の内定を得やすい既卒者の5つの特徴・ポイント
既卒から大手企業の内定を得るには、特別なスキルや企業にアピールできる強みがあると有利になりやすいでしょう。また、教育機関を卒業してから日数が経っていない方も、内定を得やすい傾向にあるようです。以下で詳しく説明します。
1.業務に活かせるスキルや経験をもっている
業務に活かせるスキルや経験をもっていると、就職活動で評価してもらいやすいようです。たとえば、英語力やプログラミングのスキルは、就職活動において大きなアピールポイントになります。
また、直接業務に活かせる内容でなくても「海外でボランティア活動に参加した」「夏休みに日本一周をした」というように、珍しい経験があると採用担当者の興味を引くでしょう。ただし、単に経験があるだけでは効果的なアピールになりません。どうやって業務に活かすのか、なぜ活かせるのかを根拠とともに伝えられると良いでしょう。
2.既卒になってから日が浅い
教育機関を卒業してから日が浅い既卒者は、大手企業の内定を得やすいでしょう。企業は教育やポテンシャルの観点から若い人材を進んで採用する傾向にあるため、既卒期間が短いほど有利といえます。
また、卒業してから数年経っていると、採用担当者から「この間何をしていたんだろう?」と疑問をもたれる可能性も。その点、教育機関を卒業して数ヶ月〜1年以内であれば、「就活を続けていた」「△△の仕事に就きたく、そのための勉強をしていた」といった理由を説明しやすくなります。
3.学歴やほかの分野で成果を出している
学生時代に勉学や運動で大きく成果を出している既卒者は、大手企業の内定を得やすいといえます。たとえば、スポーツで全国クラスの活躍をしていたり、学業の評価が高かったりすると、「目標を立てて達成できる力がある」「チーム内で力を発揮できる」など、企業から評価されやすくなるでしょう。
また、学歴や運動以外にも新卒にはないスキルや資格をもっていると、選考の際に有利になることも。採用面接では、自分の残した成果やもっているスキルを積極的にアピールすると良いでしょう。
4.やむを得ない理由やポジティブな理由で既卒になった
既卒になった理由が自分ではどうしようもなかったり、前向きな理由だったりする場合は、就職活動への影響は少ない傾向にあります。たとえば、体調不良や卒業後の海外への語学留学が該当するでしょう。
既卒になったことに明確な理由があると、ただ就職活動をしなかったわけではないことが伝わるため、採用担当者の理解を得やすくなります。留学やワーキングホリデーといった前向きな選択をして既卒となった場合は、アピールポイントとして活用することも可能です。
5.就活中の行動量が多い
既卒から大手企業に就職するためには、就活中の行動量が鍵となります。より多くの企業について調べ、自分の適性とマッチする企業に複数応募することで、採用される可能性を高められるでしょう。
また、応募書類を書いたり面接を受けたりする機会が多ければ、それだけ自分自身の強みやアピールポイントを伝える力が上達します。場慣れすることで緊張や不安も軽減できるため、結果的に内定がより近づくといえるでしょう。
大手企業のなかでも既卒が参入しやすい業界8選
大手のなかでも既卒が採用されやすい仕事として挙げられるのは「小売」「運輸」「営業」などです。いずれも経歴や経験以上に、人柄や仕事への熱意を評価される傾向にあるでしょう。この項では、既卒が参入しやすい業界を8つご紹介します。
1.小売
全国展開が主な小売業界は大手企業も多く、チャレンジしやすい業界の一つです。一口に小売業界といってもコンビニエンスストアやスーパー、大手百貨店など業態はさまざまであり、毎日の暮らしに慣れ親しんだ業種でもあります。
アルバイト経験があれば仕事内容や業界についての知識もあるため、自分に向いているか判断しやすいでしょう。また、実務経験があることで即戦力になると評価される可能性もあります。
2.運輸
ネットショッピングの台頭などから需要が高まっている運輸業は、人手不足に悩む業界の一つといわれています。空運や海運などもありますが、未経験から挑戦しやすいのは陸運、なかでも自動車輸送といえるでしょう。
運転免許があれば特別な資格は不要な場合が多く、なかには働きながら大型運転免許や危険物取扱者など業務に必要な資格取得を支援してくれる企業も。「正社員ドライバーになるには?転職成功のポイントや求人の探し方を解説!」を参考に、理解を深めてみましょう。
3.メーカー
メーカーは、食品や化粧品、自動車など、あらゆるモノを製造して販売する業界を指します。業界で扱っている分野が幅広く、生活に必要なさまざまな商品を生み出しているため、馴染みのある企業が多いでしょう。
また、メーカーには既卒を採用している大手企業が多い傾向にあります。自分にとって興味のある分野を取り扱っている企業のなかから、既卒を受け入れている求人を探してみると良いでしょう。
メーカーについては、「メーカーとは?どんな業種がある?主な仕事内容や転職を成功させるコツを紹介!」のコラムでも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
4.金融
金融業界は、銀行や証券会社、保険会社など、お金に関するサービスを取り扱う業界を指します。市場規模が大きく、採用人数も多い傾向にあるため、既卒から目指しやすい業界といえるでしょう。
ただし、同じ銀行でも地方や都市、保険会社は生命保険と損害保険など多種多様な企業があり、それぞれで採用状況が異なる可能性があります。業界全体はもちろん、自分が興味がある分野についてもきちんと分析することが大切です。「金融業界の仕事」のコラムも参考にし、金融業界への理解を深めましょう。
5.サービス系
サービス系は、旅行やアミューズメント・レジャー、フードサービスなど、お客さまにあらゆるサービスを提供する業界を指します。サービス業界は人手不足が深刻な傾向にあるため、新卒・既卒を問わず若手人材を積極的に募集している大手企業も多くあるようです。人と接することが好きな方は、サービス業界も検討してみると良いでしょう。
6.インフラ系
インフラ系は、水道やガス、鉄道など、人々の生活に直結するサービスを提供する業界です。インフラ業界の大手企業は新卒からの人気が高く、既卒で就職するのはハードルが高いといえるでしょう。
しかし、大手企業の子会社を中心に応募することで、インフラ業界にチャレンジできる可能性があります。大手企業を親会社とする子会社の場合、福利厚生や制度が充実している場合があるので、ぜひ検討してみてください。
7.IT系
IT系は、ソフトウェアや通信インフラなど、IT関連のサービスを提供する業界です。IT業界は慢性的な人手不足となっている業界の一つのため、採用する人材の幅が広く、未経験から挑戦しやすい傾向があります。そのため、既卒の方も就職を目指しやすいでしょう。
ただし、技術の進歩が著しい業界であるため、入社後も新しい知識を身につけるために常にアンテナを張り、勉強を続けていく姿勢が求められます。
8.建設
建設業界は、建物や道路などの建設や工事に携わる業界です。建設業界は高齢化が進んでおり、若手の人材が不足している傾向にあります。学歴や特別な資格などが必要ない職種を選べば、既卒の方もスタートしやすいでしょう。体力に自信がある方や、自分が携わった仕事が形として残ることに魅力を感じる方は、建築業界も検討してみるのがおすすめです。
建設業界の仕事について知りたい方は、「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」のコラムも参考にしてみてください。
既卒から大手企業への就職を目指す際におすすめの職種
ここでは、大手企業への就職を目指す既卒の方におすすめの、未経験から挑戦しやすい職種を紹介します。自分に向いている仕事があるかチェックしてみましょう。
営業
営業職はどの企業にも存在する仕事といわれているため、幅広い求人が展開されています。特別なスキルや経歴よりも人柄や熱意を評価されやすいため、既卒から就職しやすい仕事といえるでしょう。
営業職として活躍すれば、「相手の希望をヒアリングする力」「課題を発見して解決する力」「意思疎通を図るコミュニケーション能力」「スケジュール管理能力」「数字を読んで追う力」などが身につきます。いずれも、社会人として身につけておくべき基本スキルであり、営業経験があれば多職種への挑戦も可能になるでしょう。
「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムでは、営業職の具体的な仕事内容や年収についてまとめています。
エンジニア
エンジニアも、既卒から挑戦できる可能性のある仕事の一つです。「7.IT系」でも述べたように、IT業界は人手不足の傾向にあり、エンジニアを必要としている大手企業は多数あります。未経験者を歓迎している企業も多く、既卒から大手企業に就職しやすい仕事といえるでしょう。
「全く知識がない状態からのスタートは不安」「面接でアピールできる程度のスキルは身につけておきたい」という場合は、講座や独学で勉強しておくのがおすすめです。エンジニアについては、「エンジニアとは何をする人?仕事内容や求められる能力をわかりやすく解説!」のコラムでも触れています。
公務員
公務員は試験の結果で採用が決まるため、努力すれば既卒から就職を目指せる仕事といえます。公務員試験には高卒程度、大卒程度といった難易度が設定されていますが、学歴を問わず受検することが可能です。
ただし、国家公務員の公安職は大卒以上の学歴を募集している場合が多い点に注意しましょう。大卒以上の学歴があり、試験に合格できれば、既卒から官公庁の職員として活躍できる可能性もあります。既卒から公務員を目指したい場合は、試験の対策をきちんとしておくことが重要です。
公務員の仕事や試験などについて詳しく知りたい方は、「公務員になるのに学歴は必要?給料は異なる?試験対策のポイントもご紹介」のコラムもあわせてご一読ください。
既卒の就活で内定を得やすい大手企業の特徴はある?
既卒の就活で大手企業を狙うなら、内定を得やすい企業に絞って応募するのがおすすめ。ここでは、狙い目な企業の特徴をご紹介します。
属する業界が人手不足の大手企業
人手不足の業界の企業は、比較的既卒の就活で内定を得やすい傾向にあるようです。新卒・既卒に関わらず採用の間口を広げて若手人材を確保しようとしているため、アピール次第で採用の可能性は高まるといえるでしょう。
また、「既卒が大手企業に入れる可能性はある?」で紹介したような、既卒者を新卒枠で受け入れている企業もおすすめです。大手企業で目指したい仕事がある場合や、興味がある分野の求人がある場合は、このような特徴がないか調べてから応募すると良いでしょう。
既卒が大手企業への就職を目指す際の注意点
既卒が大手企業を目指す際は、「ライバルが多い」「こだわり過ぎて空白期間を長引かせない」といった点に注意が必要です。下記でそれぞれの注意点について詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
既卒が大手企業への就職を目指す際の注意点
- ライバルが多く選考通過が難しいことを理解する
- 大手企業に固執し過ぎて空白期間を長引かせないようにする
- 必ずしも「大手だから安定している」とは限らない
- 企業規模より仕事内容を重視したほうが良い場合もある
ライバルが多く選考通過が難しいことを理解する
既卒から大手企業への就職を目指す場合、ライバルが多く選考の通過が難しい可能性が高いことを念頭に置いておきましょう。
大手企業は知名度が高く、そのぶん応募者が殺到しやすい傾向にあります。既卒が大手企業を目指す場合、新卒やある程度の実務経験がある中途採用者がライバルになるため、競争率や選考通過の難易度が高くなりやすいでしょう。
大手企業に固執し過ぎて空白期間を長引かせないようにする
既卒の方は、大手企業にこだわり過ぎて空白期間を長引かせないように注意しましょう。
先述したように、大手企業は応募者が殺到しやすく、ライバルが多くなるため、選考になかなか通過できない可能性があります。選考通過が困難な大手企業ばかりを狙っているとそのぶん空白期間が長くなり、就職に不利になってしまう恐れがあるでしょう。大手企業だけにこだわらず、広い範囲で仕事を探してみることが大切です。
必ずしも「大手だから安定している」とは限らない
「雇用が安定している」で述べたように、大手企業は雇用が安定している傾向にあります。しかし、「大手企業=安定している」と断言できない点に注意が必要です。
大手企業であっても、世界情勢の変化や景気の悪化などが原因となって、業績悪化や経営破綻などに陥るリスクはあります。民間企業である以上、利益を得られなければ経営状況が不安定になる可能性はゼロではないことも認識しておきましょう。
企業規模より仕事内容を重視したほうが良い場合もある
既卒から就職先を探す際は、「大手企業かどうか」よりも「仕事内容が自分に合っているかどうか」を重視すべき場合もあります。就職後は一日の長い時間を仕事に費やすことになるため、適性や自分のやりたいことに合っていないとストレスや疲労の原因になりかねないためです。結果的に早期退職のリスクも高まり、将来的に後悔してしまう可能性があります。
そのような事態を避けるためには、「自分は仕事で何をしたいのか」「自分には何が向いているのか」を明確にすることがポイント。仕事選びの軸が明確になっていれば、数ある大手企業のなかから自分に合った企業や仕事を見つけられるでしょう。
自分自身の適性や希望を探るには、次の項で紹介している自己分析を試してみてください。
既卒者が大手企業に就職するための8つのコツ
既卒者が大手企業の内定を得るには、面接対策を入念に行ったり、強みになる資格を取得したりする方法があります。また、誰もが知るような有名企業以外にも大手といわれる企業はあるため、視野を広げるのも内定を得るコツです。
1.自己分析で自分の適性やアピールポイントを知る
既卒から大手企業へ就職するためには自己分析をしっかり行い、自分の適性や適職を知ることから始めましょう。自己分析とは、過去の経験を振り返って自分自身の適性や強み、得手不得手などを洗い出す作業のことです。自己分析の結果をもとに自分の能力が活かせる仕事や自分の性格に合った仕事を探すと、就職してからも働きやすかったり、やりがいを感じられたりするでしょう。
また、自己分析で自分の強みを掴むことで、面接時にアピールできるポイントになります。自己分析では経験から強みを言語化できるため、根拠となるエピソードを提示して説得力のあるアピールをすることが可能です。
自己分析のやり方は、紙に自分の特徴を書き出したり、Web上の自己分析ツールを使用したりといった方法があります。「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」も参考にしてみましょう。
2.既卒になった理由を明確にする
面接で説明できるよう、既卒になった理由を明確にしましょう。既卒の面接では、新卒で就職しなかった理由や、その期間に何をしていたかを高確率で聞かれます。自己分析を行って「なぜ既卒になったのか」「反省点は何か」を洗い出し、面接官の理解を得られる説明ができるようにしておきましょう。
既卒になった理由を偽って伝えるのはNG
既卒になった理由によっては、「正直に伝えたら不採用になるのでは?」と不安になり、本当のことを伝えにくいと感じる方もいるでしょう。しかし、採用面接時の嘘が後になって発覚すれば、内定取り消しになる恐れもあります。面接では、言いにくい内容も嘘をつかないことがポイント。空白期間について聞かれた際の答え方は、「面接で空白期間を聞かれたときの答え方」をご覧ください。
3.よくある質問の回答を考え面接対策を入念に行う
既卒の就職活動では、「既卒になった理由」や「卒業から今まで何をして過ごしていたか」など、新卒の就活とは異なる質問をされる可能性があります。あらかじめ聞かれるであろう質問を想定して、上手く返答する練習をしておきましょう。
なぜ既卒になったか
既卒の就活では、「なぜ既卒になったのか」を聞かれることが多いようです。下記の例を参考に、前向きな回答を考えてみましょう。
しかし、既卒期間中に自分を見つめ直し、以前より興味のあった飲食店でキッチンのアルバイトを始めました。バイトリーダーとして新人教育、シフト管理といったマネジメント業務を担当し、経験を積むなかで『正社員として店舗運営に携わりたい』という目標を見つけました。
現在は、学生時代に将来をきちんと考えなかったことを反省しています。御社ではアルバイトでの経験を活かし、5年後にはエリアマネージャーになれるよう研鑽を積んでまいります」
「なんとなく」「やりたいことがなかった」など、既卒になった理由がネガティブなものであった場合は、反省点や気持ちの変化を示すのがポイント。前向きな姿勢を示すことで、就職への意欲が伝わります。
既卒の期間中は何をしていたか
「既卒の期間中に何をしていたか」質問されたら、空白期間中の取り組みを伝えましょう。下記は、夢を追いながらアルバイトをしていた場合の回答例です。
しかし、劇団で活動していた3年間で、仲間と一つのものを作り上げるための協調性や一人ひとりの意見を引き出す傾聴力、パフォーマンスに必要な度胸が身につきました。同年代より就職するタイミングが遅くなってしまったものの、後悔はしていません。
御社では、劇団での活動をとおして培ったスキルを活かし、お客さまに寄り添う営業として売上に貢献したいと考えております。」
ポイントは、空白期間中にやっていたことを伝えるだけでなく、「そこで何を学んだのか」「仕事に活かせる経験や能力はあるか」を盛り込むこと。エピソードを交えつつ自分の強みをアピールすることで、説得力が増すでしょう。
学生時代どのようなことに力を入れたか
既卒の就職活動では、学生時代について聞かれることもあるようです。ここでは、自分自身の強みや魅力を伝えられる回答例をご紹介します。
しかし、先輩の接客を観察しているうちに、原因はお客さまの反応を見ずにマニュアルどおりの接客をしていることだと気づきました。そのため、お客さまの手に取った服の傾向から好みを推測したり、話しかけたときの反応から適切な距離感を模索したりと、一人ひとりに合わせた対応を心掛けました。その結果、1年後にはエリアの売上トップを達成することができました。
お客さま一人ひとりに寄り添ったオーダーメイドアクセサリーを扱っている御社なら、アパレルでの経験で培った傾聴力や観察力を接客に活かせると考えています。」
学生時代に力を入れていたことは、アルバイトや部活、ゼミなど人によってさまざまです。どのような活動でも、主体的に物事に取り組んだ経験を盛り込むことがポイント。また、成果を示す際は具体的な数字を示すと、面接官がイメージしやすくなるでしょう。
なぜ今になって就活しようと思ったか
「新卒ではなく今のタイミングで就活をしようと思ったのはなぜか」も、既卒の就活で聞かれやすい質問といえます。以下の回答例を参考にしてみてください。
しかし、卒業後、仕事とプライベートを両立し、充実した生活を送っている友人に会ってから、『このままで良いのか』と悩むようになりました。そこで、自己分析をやり直し、アルバイトやボランティアなどできるだけ多くの物事に挑戦することを意識しました。児童館でのボランティアをきっかけに、子どもと関わることの面白さや難しさに気づき、『子どもと関わる仕事がしたい』と強く思うようになりました。
上記の経験から得た何事にも挑戦してみる積極性や粘り強さを活かし、御社の子ども支援事業に貢献したいと考えています。」
この質問では、面接官の理解を得られる理由を述べることがポイントです。志望する仕事と出会った経験や考え方を変えるきっかけとなった出来事を示すことで、就職に対する意欲をアピールできるでしょう。
面接ではポジティブな表現にするのが大切
マイナスな内容をそのまま伝えても、採用担当者から良い評価を得られる可能性は低いでしょう。たとえば、資格試験に不合格となり、目標としていた職業に就けず既卒となった場合、ストレートに伝えると「仕方なく就職に切り替えた」との印象をもたれる可能性があるでしょう。そのため、「資格試験に落ちたことでほかの職種への興味が沸いた」「資格試験には落ちたが気持ちを切り替えて就職活動に臨んでいる」など、ポジティブな表現を意識することをおすすめします。
4.仕事に役立つ資格やスキルを取得する
仕事に役立つ資格を取得すると、選考で評価を得られる可能性が高まります。どのような仕事でも活かせる資格で代表的なものは、英語力を測る「TOEIC」や、Microsoftofficeのスキルを示す「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」です。
また、IT業界への就職を目指すのであれば「ITパスポート」、不動産業界なら「宅地建物取引士」というように、専門的な資格を取得すると就活の際に活かせるでしょう。
資格取得には期間を決めて取り組もう
既卒者が就職のための資格を取る際の注意点は「時間をかけ過ぎないこと」です。このコラムの「大手企業の内定を得やすい既卒者の5つの特徴・ポイント」の項目でも説明しているとおり、既卒者は教育機関を卒業してから日が浅いほうが、大手内定を得られる可能性が高まります。そのため、資格の取得に時間がかかって就職活動の開始が遅れると、就活の難易度が上がる場合もあるでしょう。
いくら就職に有利になるとはいえ、なかなか合格できず就職活動に影響が出ては元も子もありません。就職活動のために資格取得を目指す際は、自分の能力や試験勉強にかけられる日数についてよく考えて資格を選ぶのが大切です。
インターンシップならビジネススキルが身につく
インターンシップは既卒の方も参加できるので、大手企業への就職を目指す場合は参加をおすすめします。インターンは短期と長期がありますが、ある程度の社会経験とビジネススキルを身につけたいなら長期に参加すると良いでしょう。興味がある業界やなりたい職種がある場合は、希望に沿ったインターンに応募してみるのがおすすめです。
語学スキルを身につけたいなら留学もおすすめ
語学力を求められる企業に就職したい場合は、語学スキルを身につけるために留学するのも良いでしょう。空白期間が長引かず、ある程度の語学力を身につけたい場合は、半年程度の留学がおすすめです。留学をする際は、きちんと目標をもって本気でスキルを身につけるつもりで臨みましょう。
5.採用選考を受ける企業の数を増やす
応募する企業を絞り過ぎないのも、既卒者が内定を得るコツです。大手企業は採用者数が多いとはいえ、そのぶん応募者も多い傾向にあります。採用選考の競争率が高いことを考慮し、多くの企業の選考を受けることで、内定を得られる可能性が上がるといえるでしょう。
そのため、求人を探す際は企業に求める条件を減らし、選考を受ける企業の範囲を広げてみてください。大手企業への就職が譲れないのであれば、そのほかの勤務地や職種、業界などの選択肢を広げてみることをおすすめします。
6.就職・転職サイトで条件に合う企業を探す
既卒から大手企業を目指すなら、就職・転職サイトを活用すると良いでしょう。就職・転職サイトなら、職種や待遇など条件を設定するだけで気軽に求人検索が行えます。大手企業をはじめとする豊富な求人が掲載されているので、自分の希望に合った企業を見つけやすいでしょう。
また、サイトによっては「既卒応募可」「従業員数××人以上」などの条件で絞り込みできる場合も。新卒向けや20代向けの就職・転職サイトを中心に利用を検討してみてください。
7.既卒者も新卒枠で採用してもらえる企業を狙う
既卒者も新卒枠に応募できる企業なら、中途採用枠で応募するより難易度は低くなる可能性があります。
「大手企業は既卒の採用率が高い」で解説したように、新卒枠で既卒者も受け入れている企業は一定数あるもの。特に、企業規模が大きいほど卒業後3年以内なら応募可とする割合が高く、卒業から時間が経った場合も挑戦できる可能性があります。
8.既卒可の企業に直接エントリーする
既卒可の企業に直接エントリーするのも手です。直接エントリーできる企業を探すなら、企業のリクルートサイトをチェックしたり、企業説明会や合同説明会といったイベントに積極的に参加したりするのがおすすめ。企業について詳しく知れたり実際に働く人の声を聞けたりするため、就職・転職サイトに書いてある内容以上の情報を得られる可能性があります。
また、大学時代の同期や教授などを頼ってみるのもおすすめ。さまざまな情報源に当たることで、自分では探しきれていなかった情報に出会えるでしょう。
既卒から大手企業への就職が難しいと感じたら
既卒として就活を進めるなかで、大手への就職が難しいと感じたら、一旦立ち止まって就職について改めて考えてみましょう。中小企業でスキルや経験を身につけてから大手に転職したり、アルバイトなど採用されやすい雇用形態から始めたりする方法もあります。
大手以外の中小企業にも視野を広げる
既卒者が大手企業の就職を目指すのであれば、有名な企業以外にも視野を広げてみましょう。大手企業は、誰もが知るような有名企業だけではありません。一般的には知名度がなくても、特定の業界では高いシェアを占め、経営状態が安定している会社もあります。
なかでも、BtoB(Business to Business)といわれる企業間でのやり取りを専門で行う企業は、一般的には知名度がなくても業界内では大手企業として知られていることがあるようです。
就職してスキルや経歴を身につけてから転職する
始めから大手企業を目指すのでなく、中小企業に就職してスキルを身につけてから大手企業へ転職するのも一つの方法です。大手企業のみに絞っての就職活動は、難易度が高くなりがち。そのため、同じ業界の中小企業でスキルや経験を積み、成果を出したうえで即戦力として大手企業への転職を目指す方法もあります。また、実際に中小企業で働いてみると、良さややりがいが分かり、大手企業へのこだわりが消えていくこともあるでしょう。
就職がいつまでも決まらず年齢を重ねると、大手企業への就職は難しくなる傾向にあります。大手企業を目指した就職活動に苦戦している既卒者の方は、一旦中小企業で働くのも視野に入れてみましょう。中小企業からの転職に関しては、「大手企業への転職は可能なの?中小にはないメリットなども詳しく紹介!」のコラムでも詳しく触れています。
アルバイトから正社員登用を目指す
正社員登用制度のある企業なら、アルバイトで結果を出した人材を正社員として採用することも。アルバイトから挑戦することで、既卒から大手企業の正社員選考を受けるよりもスムーズに就職できる可能性もあります。
アルバイト中に、企業の雰囲気や社会人としてのビジネスマナーも学べるでしょう。「いきなり大手に就職するのは難しい」と感じている方は、アルバイトから正社員を目指せないか、企業の求人情報や制度をチェックしてみてください。
正社員登用制度を検討する際に注意したいこと
正社員登用制度のある企業のなかには、制度はあっても実用されていなかったり、制度を利用するにあたって一定期間以上の勤務や上司からの推薦など条件を設けていたりすることも。正社員登用制度を検討している場合は、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムを参考に事前に調べておくと安心でしょう。就職・転職エージェントを活用する
既卒から大手企業へ就職するためには、就職・転職エージェントを利用するのも有効な手段です。就職・転職エージェントでは希望に合った求人を提案してくれるだけでなく、応募書類の添削や面接対策などのサポートも行い、求職者を全面的にバックアップしています。エージェントでは非公開求人を紹介してもらえる可能性もあるため、思わぬ大手企業の求人情報と出会えることもあるでしょう。
「既卒向けの就職支援エージェントとは?就活を成功させるサービスをご紹介!」のコラムもご覧ください。
既卒に就職・転職エージェントをおすすめする3つの理由
新卒に比べると既卒は就職が難しい傾向にあります。「就職活動をスムーズに進めたい」「一人では不安」と感じる方は、就職・転職エージェントの利用を検討しましょう。エージェントを利用することで就活ノウハウが分かったり、効率的な就活が実現しやすくなったります。
1.大手に就職するノウハウを身につけられる
就職・転職エージェントを利用すれば、大手就職に役立つノウハウを身につけることが可能です。エージェントのなかには、就活に向けた基礎研修や講座、セミナーなどを実施しているところがあります。また、講座や研修がない場合も、専門知識をもったスタッフによる就職活動のアドバイスを受けることが可能です。
エージェントはサポートが手厚いため、「そもそも就活のやり方や注意点が分からない」「新卒と同じ就活方法で良いのか知りたい」といった不安や就活の疑問を解消できるでしょう。また、応募する企業ごとに有効な対策や面接のコツも教えてもらえます。
2.自分に適した求人を効率的に見つけられる
就職・転職エージェントの利用によって、自分に適した求人を効率良く見つけられるでしょう。転職エージェントを利用すると、専任のキャリアアドバイザーが利用者の経験や適性をもとにマッチする求人を紹介してくれます。第三者が客観的に合う企業を探してくれるので、自分では選ばない業界や企業に出会えることも。新たな発見もあり、視野や可能性が広がるでしょう。
3.短期間で就職が叶いやすい
就職・転職エージェントに登録すると、担当者が希望に合う企業を紹介してくれたり、企業と面接日程を調整してくれたりします。そのため、短期間で就職できる可能性が高まることも。既卒の場合はエージェント側も早く行動することが大切だと理解しているため、スピード感をもってサポートしてくれるでしょう。
大手企業への就職を目指すなら、ハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブは、ニートやフリーターを始めとした若年層向けの就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが、一人ひとりの不安や悩みをヒアリングしたうえで厳選した求人をご紹介。未経験から応募できる求人を扱っており、既卒や第二新卒などで経歴に不安のある方も安心です。
また、履歴書の添削、面接練習など幅広いサポートをすべて無料で行います。既卒での就職活動に不安を感じている方は、お気軽にご相談ください。
既卒で大手企業への就職を目指す人のお悩みFAQ
ここでは、大手企業への就職を目指す既卒者が抱えやすい悩みを、Q&A形式で解決します。
既卒者も大手企業へ就職できますか?
既卒から大手企業へ就職することは可能です。ただし、既卒の就活は新卒時と比較して難易度が上がる可能性があります。既卒になった理由やよくある質問の回答を考えたり、応募する企業を増やしたりして、入念に準備する必要があるでしょう。詳しくは、このコラムの「既卒者が大手企業に就職するための8つのコツ」を参考にしてみてください。
既卒者が大手企業に就職するメリットは?
既卒者が大手企業に就職するメリットは、雇用が安定しているため安心して働けることです。福利厚生や教育体制が充実しているため、働きやすい点もメリットといえるでしょう。「大企業と中小企業の違いは?両者に就職するメリット・デメリットもご紹介」では、大手企業で働くメリットについて触れています。
既卒者は大手企業の面接で何を聞かれる?
「既卒になった理由」や「卒業から今まで何をしていたか」といった質問をされる傾向にあります。よくある質問に答える際は、嘘をつかず正直に答えましょう。
なお、ストレートに伝えると印象が悪くなりそうな場合は、表現方法を工夫し、前向きな表現で言い換えることをおすすめします。詳しくは「既卒の面接でよく聞かれる15の質問と回答例!就職成功のポイントもご紹介」の記事を参考にしてください。
既卒者は中途採用枠と新卒枠のどちらに応募すれば良いですか?
新卒枠に応募できるなら、新卒枠に応募するほうが良いでしょう。新卒枠であればポテンシャルや意欲を評価されやすいほか、入社後に新卒と同じ研修や教育を受けられる可能性があります。
しかし、すべての企業で新卒枠に応募できるわけではない点に注意が必要です。応募前に募集要項をよく確認し、新卒枠に応募できない場合は中途採用枠に挑戦しましょう。
既卒者が大手企業の内定を得るコツは?
既卒者が大手企業への就職を目指すときは、自分自身をよく知るために自己分析をしたり、強みになる資格を取ったりするのがおすすめ。また、面接の練習を入念に行い、本番で自分の魅力や強みを効果的に伝えられるように準備することも重要です。
ハタラクティブでは既卒者のサポートを積極的に行っていますので、就職活動が不安な方はぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。