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ハローワークの面接とは?紹介された求人に応募する際の注意点
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この記事のまとめ
- ハローワークは求職者と事業所を支援する機関で、地域に根付いた求人が多く集まる
- ハローワークを利用するには、求職申込書を提出するところから始める
- ハローワーク経由の面接では、紹介状を応募書類と一緒に提出しよう
- 面接で緊張しないためには、事前準備をしっかり行うことが重要
- 面接対策はハローワークとエージェントを併用して行うのがおすすめ
「ハローワーク経由での面接ってどうやって受けるの?」「紹介状って何?」と疑問に思っている方もいるでしょう。就職や転職の際は、ハローワークで求職申込書を提出し、職業相談をしてみましょう。受けたい企業が決まったら、紹介状を受け取り面接を受けることが可能です。
このコラムでは、ハローワークの利用方法から面接のポイントまでご紹介します。面接のコツを知り転職活動の一歩を踏み出しましょう。
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ハローワークとは?
ハローワークとは、国(厚生労働省)が運営している求職者や事業主の支援をする機関で、正式には公共職業安定所(こうきょうしょくぎょうあんていじょ)といいます。求職者にとっては仕事を斡旋・仲介してくれるところで、事業者にとっては求人を掲載し、応募者を募ってくれる機関といえるでしょう。
ハローワークは全国の自治体に設置されています。民間の求人サイトでは企業が求人を掲載するのに利用料がかかりますが、ハローワークは無料。そのため、中小企業をはじめとする地域に根付いた企業の求人情報を豊富に扱っているのが特徴です。
ハローワークに行くときの服装や持ち物
ハローワークに行くときは、普段通りの格好で構いません。特に決まりはないため、最低限の清潔感を意識していれば、普段着で気軽に利用できます。
ハローワークに行く時の持ち物にも決まりはありません。ただし、2回目以降の利用の際は、後述する「ハローワークカード」を携行しましょう。筆記用具が必要になることもあるので、持っておくと便利です。
なお、雇用保険を受給される方や受給中の方は、必要な持ち物が決まっている場合があります。もらった書類をよく確認し、持ち物を準備しておきましょう。
スーツを着用したほうがいいときもある
ハローワークで面接練習を行ったり、服装や立ち居振る舞い、マナーについての指導を受けたりするときは、私服ではなくスーツを着用するのがおすすめです。実際の面接に近い環境を意識することで、練習の効果が高まるでしょう。また、服装や身だしなみのアドバイスをもらうことも可能です。
ハローワークの営業時間
ハローワークの開庁時間は、基本的に平日の午前8時30分から午後5時15分までです。ただし、平日にハローワークを利用できない方へ向けて、平日の夜間や土曜日に開庁し、求人情報の提供や職業相談および職業紹介業務を行っているハローワークもあります。
ハローワークの利用手順
ハローワークの利用手順は以下のとおりです。
・最寄のハローワークを訪れる
・求職申込書に必要事項を記入する
・ハローワークカード(ハローワーク受付表)を受け取る
※求職申し込みの有効期間は受理した日の翌々月まで
初めて利用する際は、ハローワークの受付で職員に声をかけて、求職者登録をしたい旨を伝えましょう。その際、求職申込書を渡されるので必要事項を記入します。筆記用具は受付にも備えてありますが、持参しておくとスムーズに作業できるでしょう。
ハローワークカードの詳しい内容を知りたい方は、「ハローワークカードとは?作り方や紛失した場合の対処法を解説」のコラムをあわせてご参照ください。
求職申込書とは
求職申込書は、ハローワークで仕事を探すために利用を申し込む書類のことです。希望職種や労働条件などを記入するもので、これが受理されることで希望に合った求人情報を紹介してもらえる仕組みです。求職申込書の提出は、求人倍率の算出に使用される基礎データとしても用いられています。
また、求職申込は失業保険を受給する場合にも必要です。求職者登録をしてからでないと失業保険の手続きができないので注意しましょう。
ハローワークで利用できるサービス
ハローワークが実施しているサービスとして、「求人検索」「面接練習」「就業支援」「雇用保険関連」などが挙げられます。ハローワークは求人情報を提供するだけではなく、雇用保険被保険者資格の取得をはじめ、失業保険の給付金、能力開発に関わる助成金の手続き・支給を受けられる場所です。
求人検索
前述したように、ハローワークは求人情報の掲載料が無料なため、多くの求人情報を有しています。全国のハローワークで扱っている求人を閲覧できるため、「地元の求人が知りたい」「特定の地域で就職したい」と考える方も使いやすいでしょう。気になる求人があれば、相談員に詳細を確認することも可能です。
面接練習
ハローワークでは面接の練習や対策ができます。入室から退室までの一連の流れを練習できるほか、面接で想定される質問とその回答内容や好印象を与える立ち居振る舞いもチェックしてもらえるのがポイント。無料で利用できるので、「面接が苦手」「緊張してうまく回答できない」という方はもちろん、就職活動や転職で面接を経験している方も積極的に利用するのがおすすめです。
ハローワークで実施している面接練習については、「ハローワークの面接練習を活用しよう!申込方法やおすすめの服装は?」のコラムでも解説しています。
公務員志望者向けの面接練習は行っていない
ハローワークでは、公務員の求人の公開および公務員向けの面接練習は行っていないので注意が必要です。ただし、公務員と民間企業を併願する場合などに、ハローワークを利用できます。ハローワークで就活面接の基礎を身につけることで、民間企業だけでなく、公務員試験の面接対策にも役立てられる可能性があるでしょう。
就業支援
ハローワークでは、「自分に合った仕事が分からない」「初めての就職活動でなにから始めればいいか知りたい」といった方や、「求人を探すなかで疑問がある」という方に向けて、就業支援も実施しています。
職業相談
ハローワークの職業相談では、求職活動についての疑問や思ったことを質問することが可能です。自己分析の方法や仕事探しのコツに関するアドバイスももらえるでしょう。
また、求人票に知りたい情報が載っていない場合は、窓口に相談することで企業に問い合わせてくれることも。疑問に思うことがあったり、就職活動の進め方が分からなかったりする場合は、気軽に相談するのがおすすめです。
就活セミナーの開催
支援の一環として、ハローワークが主催するセミナーが多く開催されています。就活の進め方や自己分析の方法といった基本から、書類選考に特化したものや面接対策、特定の業界に関する内容まで幅広いのが特徴。ときには企業が赴いて、面接会を行うこともあるようです。
職業訓練
職業訓練とは、就業に活用できるスキルや資格、知識を習得できる公的制度です。失業保険受給者を対象とした「公共職業訓練(離職者訓練)」と、失業保険を受給できない人を対象とした「求職者支援訓練」があり、いずれも豊富なコースがあります。
職業訓練の種類や主なコースについては、「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や受講給付金制度を解説」のコラムでご確認ください。
失業保険の申し込み
条件を満たした離職者に支給される失業保険は、ハローワークで申し込みすることで受給できます。申し込みや求職活動実績の認定など、必要に応じて活用しましょう。
失業保険の受給条件
ハローワークインターネットサービスの「受給要件」によると、失業保険を受給するには、前提として「過去2年間のうち12か月以上雇用保険に加入している」ことが条件です。また、「働く意欲があり、求職活動を意欲的に行っている」ことも条件の一つ。離職後に失業保険を受給しながら転職活動を進めようと考えている場合は、条件を満たしているか事前に確認しておきましょう。
参照元
ハローワークインターネットサービス
基本手当について
ハローワーク求人の面接を受けるには紹介状が必要
ハローワークで扱っている求人に応募する際は、ハローワークが発行する「紹介状」が必要です。
応募したい求人を決めたら、ハローワーク窓口担当者に相談し、紹介状を発行してもらいます。紹介状があることで、求職者の合否状況がハローワークに通知される仕組みです。紹介状に記載されている内容は、以下のとおりです。
・求職者の氏名
・応募職種、求人区分(正社員、パートなど)
・企業の住所や採用担当者名
紹介状があることで、求職者をどの企業に紹介したのかハローワークにも履歴が残ります。また、紹介状を履歴書と同封して送るか、面接の時に持参するかは企業によって異なるので、よく確認しておきましょう。
紹介状で必ず内定がもらえるわけではない
紹介状があるからといって「内定が取りやすくなる」「他の応募者より有利になる」わけではありません。あくまで本人確認や求職者の専攻状況の把握のための書類なので、内定の評価アップにつながるとは考えないようにしましょう。
紹介状をもらったあとに選考辞退できる?
紹介状を受け取った後でも、しっかりとした理由があれば選考を辞退することは可能です。
辞退したい旨は企業ではなくハローワークに伝えます。その際、辞退したい理由を簡潔に説明しておきましょう。企業への連絡は、ハローワークが行う場合と自分で伝える場合があるので、ハローワークの指示に従います。
なお、紹介状を出してもらったにもかかわらず辞退が続くと、就業意欲がないと判断され紹介状を発行してもらえなくなる可能性も。安易に決めず、よく考えて応募する必要があります。
ハローワーク求人の面接対策
ハローワークで掲載している求人のなかには、書類選考がない選考もあります。職員に相談をすると企業と面接日程が調整され、いきなり面接になる場合も。本番に向けて十分な備えをすることで、当日の緊張や不安を緩和することができます。
面接対策【質問編】
ハローワーク経由に関わらず、選考面接では、以下が一般的によく聞かれる質問です。
・自己紹介
・志望動機
・自己PR
・逆質問
特に、志望動機や自己PRを重視する企業は多い傾向があるでしょう。「なぜその企業に入りたいのか」「その企業で自分の何を活かせるのか」を具体的に話せるよう、準備しておきましょう。
また、逆質問は疑問の解決だけでなく、意欲のアピールにつながります。逆質問の内容や注意点については、「中途採用面接の逆質問で好印象を与えよう!例文や6つの注意点を紹介」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
面接対策【マナー編】
面接では、清潔感やマナーも見られています。身なりやマナーに気を使っていないと、「社会人にふさわしくない」とマイナスイメージをもたれてしまう恐れも。ひげや髪型を整えたり、社会人に求められる言葉遣いや振る舞いを習得したりして、社会人としての最低限の清潔感とマナーを心掛けましょう。
正社員面接の服装やマナーについては、「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」のコラムでも説明しています。また、ハローワークの面接練習の際に質問することで、面接での身だしなみやマナーをアドバイスしてくれる場合もあるでしょう。
面接対策【印象編】
面接では質問の受け答えだけでなく、応募者の印象や表情もよく見られています。好印象を与えるためにも、以下を意識してみましょう。
・こわばらず、笑顔を心がける
・話し手、聞き手を意識(適宜目を見る)
・明るく丁寧な口調
・背筋を伸ばして姿勢を正す
面接はどうしても緊張して、表情がこわばってしまったり、自信がなくなって声が小さくなってしまいがちです。しかし、それが表に出てしまうと「あまり自信がないのかな」と思われてしまう可能性があります。
面接官に良い印象をもってもらうためにも、笑顔でハキハキ話すよう心掛けましょう。質問に自信を持って答えられるようになると、表情も自然と明るくなります。
面接当日の流れについて知りたい方は「面接当日の流れやマナーは?必要な準備についても解説」のコラムも参考にしてみてください。
面接対策ならハローワークとエージェントの併用がおすすめ
ハローワークではさまざまなサポート体制がありますが、利用時間の制限などで使いづらさを感じることも。効率良く就活を進めるなら、気軽に相談ができる民間の転職エージェントとハローワークの両方を併用するのがおすすめです。
民間のエージェントは夜間や土日も対応していたり、チャットで相談できたりする場合もあります。また、ハローワークでは扱っていない求人もあるため、仕事探しの幅が広がるでしょう。
ハローワークと併用して転職エージェントの利用をお考えなら、ハタラクティブにご相談ください。若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブでは、マンツーマンによる丁寧なサポートで、一人ひとりの適性や希望に合った求人をご紹介。未経験から挑戦できる求人を中心に扱っているため、初めての就職活動や新たな職種・業界へ挑戦する場合も安心です。
また、応募書類の書き方のアドバイスや模擬面接も行い、就職・転職活動をトータルサポートします。サービスの登録・利用料はすべて無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ハローワーク求人の面接に関するQ&A
ここでは、ハローワークを利用して面接を受ける場合によくある質問について、Q&Aでお答えします。「面接までの流れは?」「合否までの日数は?」などの疑問にお答えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
面接までの流れを教えてください。
応募したい求人が見つかったら、職業相談員に伝えましょう。
条件等に問題がなければ、相談員が企業へ問い合わせ、選考のセッティングをしてくれます。不明点があれば、相談員を通して応募先企業に確認してもらうことも可能です。その後、ハローワークが発行する紹介状と履歴書を持参して面接に参加しましょう。「ハローワークを利用する流れは?求職者登録や失業保険の申請方法も解説!」で詳しく説明していますので、ご覧ください。
どれくらいで合否がわかりますか?
通常は7〜10日程度で結果がわかります。
面接の場で結果を伝えられることもありますが、電話やメール、郵送で伝えられるのが一般的です。面接から2週間を経過しても連絡がない場合は、ハローワークに直接確認しましょう。面接後の結果が遅くなる理由については「最終面接の結果待ちがつらい!連絡が遅れる理由と不安なときの対処法を解説」で紹介していますので、参考にしてみてください。
同時に複数の面接を受けることはできますか?
面接に必要な紹介状は、同時に複数枚を発行することが可能です。
発行できる枚数はハローワークによって異なります。自分が利用する予定のハローワークに確認しておきましょう。紹介状については「ハローワークの紹介状のもらい方は?ネットや郵送は可能?」で詳しく触れていますので、ぜひ参考にしてください。
内定が出たらハローワークへの報告が必要ですか?
内定をもらったらハローワークに報告しましょう。
失業手当を受給している場合は、ハローワークに報告して手続きをする必要があります。条件を満たしていれば、就職祝い金や再就職手当を受給できる可能性があるでしょう。就職祝い金については、「就職祝い金とは?ハローワークで受け取る方法!いつ・いくらもらえる?」も参考にしてみてください。
ハローワーク求人の面接は採用率が低いって本当ですか?
ハローワークの求人すべてが、採用活動に積極的な企業とは限りません。
ハローワークの求人掲載は無料なため、「人は足りているけど、優秀な人がいれば採用したい」程度の求人もあるようです。ハタラクティブでは、実際に取材した企業を紹介しますので、企業の採用意欲を心配することなく面接に臨めます。ぜひ、お気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。