会社をバックレるリスクは?給料・損害賠償や転職への影響についても解説

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【このページのまとめ】

  • ・仕事での大失敗や過度なストレスなどが会社をバックレる原因になる
  • ・会社をバックレることを続けていると懲戒解雇になることもある
  • ・会社をバックレても損害賠償を請求されることは滅多にない
  • ・会社をバックレることは転職にも悪影響を及ぼすので、無断欠勤は避けよう
  • ・仕事を辞めたくても無計画に会社をバックレることはしないで、転職活動をはじめよう

「会社をバックレると一体どうなってしまうの?」と思いながら辛い仕事を日々こなしている方も多いのではないでしょうか?
無断欠勤を続けると最悪懲戒解雇となり、転職に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
このコラムでは、会社をバックレる理由やそうした場合に起きるリスクについて詳しく紹介します。正しい会社の辞め方や転職の方法についてもまとめているので、今の職場に不満を抱えている方は、ぜひご覧ください。

会社をバックレる4つの理由

まずは、会社をバックレる主な理由を4つ紹介します。

1.仕事で大失敗をしてしまった

仕事で取り返しのつかない大きなミスをしてしまった場合に、怖くなって会社をバックレるケースは多く見られます。
ちょっとした失敗であれば上司や先輩から軽く怒られる程度で済みますが、顧客を怒らせて取引や契約がなくなってしまうような大失敗を自分の責任でしてしまった場合は、罪悪感と激怒される恐怖から会社に行けなくなってしまうようです、

特に普段から怖い上司の下で働いていて頻繁に怒鳴られているような場合は、足がすくんで出社できなくなり、そのまま会社を辞めてしまう人もいます。
部下が会社をバックレる原因は、上司の普段からの指導体制にもあることが理解できるでしょう。

2.能力以上に期待されてプレッシャーが強すぎた

自分の能力以上の仕事を任せられるなどして周囲からの期待が大きくなると、精神的に大きなプレッシャーとなり、耐えられなくなって会社をバックレてしまう人もいます。
また、部署内でノルマを達成できないということで成果を求め過ぎると、プレッシャーになってそこから逃げたいという思いが強くなり過ぎて、バックレるという行動に出てしまう人もいるようです。

部署などの責任者は部下一人ひとりの性格や能力をきちんと把握しておく必要があり、与えて良い仕事量のキャパもきちんと考えなくてはいけません。
会社をバックレさせてしまうのは、上司などに責任があるケースが多いようです。

3.過度なストレスがかかってしまった

人間は過度なストレスがかかると、思いもよらない行動に出てしまうことがあります。自分でも気づかないうちに日々小さなストレスがかかり、それが蓄積されている場合も多く、ある日一気に爆発して会社をバックレる人もいます。
また、仕事上の人間関係や労働条件の不満が積み重なってストレスとなり、突然会社を辞めたくなる人も少なくないようです。

会社をバックレる原因には「企業側が社員を大切にしていないから」という場合もあります。また、福利厚生が充実していないと、過度なストレスがかかりやすい環境といえるでしょう。

4.突発的な事件が起きた

精神的にかなり大きなショックを受けたとき以外にも、実は些細な理由で会社をバックレるという人がいるのも現実です。
たとえば、つい朝寝坊してしまったり、通勤時に電車の中で寝過ごしてしまったりして遅刻が決定して場合、そのままバックレてしまうケースも少なくないようです。

最初は魔が差したというのが、ほとんどの方の無断欠勤をしてしまう正直な理由ですが、一度でも会社をバックレてしまうと、次からはかなり気まずくなったり罪悪感がより強くなったりすることで、会社と連絡を取れなくなる方も多いようです。
そのまま無断欠勤を続けてしまい、最終的にはメールなどで退職することを伝え、フェードアウトしてしまう人もいます。

無断欠勤について詳しく知りたい方は、会社を無断欠勤したことで仕事に及ぼす影響などを紹介しているコラム「無断欠勤は言い訳を言っても済まされない?」をチェックしてみてください。
また、仕事から逃げたいとよく思ってしまう方には、逃げたいときに試してほしいことなどが書かれているコラム「仕事から逃げたいのは甘え?『怖い』『辛い』と感じている時の対処法」がおすすめです。

新卒で退職を考えている方は、退職した場合のリスクやメリットなどを紹介しているコラム「新卒で退職したい。そんな時のリスクやメリットまとめ」を参考にしてみてください。

会社をバックレるリスクは?気になる5つの疑問に回答

会社をバックレることには当然リスクがありますが、ここでは特に気になる5つの疑問に回答しています。
会社をバックレて良いことはありません。実際に無断欠勤した場合にどうなってしまうかをよく考えて行動するのがおすすめです。

1.会社をバックレるとすぐに連絡がくるの?

職場環境にもよりますが、大抵は出勤時間をある程度過ぎた時点で状況確認の連絡がくるのが一般的な流れです。連絡を無視すると、会社側としてはいろいろな心配をします。
たとえば、「通勤途中で事故に遭ったのでは?」「病気で部屋の中で倒れているのでは?」「何かの事件に巻き込まれたのでは?」などが主な心配材料です。

携帯電話や自宅の電話にかけても繋がらなければ、家族に連絡をとり、最終的には警察なども巻き込んだ一大事になってしまうこともあります。
軽い気持ちで無断欠勤をすれば、多くの人たちに迷惑をかけることを認識しておかなくてはいけません。

2.会社をバックレると解雇されるの?

会社をバックレて無断欠勤を続けると、最悪懲戒解雇になってしまう可能性があります。企業が定める就業規則の中には、「14日以上無断欠勤をしたときには解雇とする」という記載があるケースが多いです。

これは、「2週間以上にわたり正当な理由もなく無断欠勤し、出勤の督促にも応じない場合は、会社側から労働者を解雇できる」と厚生労働省が定めているからです。詳しくは、東京労働局が発表している「労働基準法」を参考にしてください。
つまり、会社を短期間だけバックレたとしても、即刻解雇される可能性は低いですが、2週間以上何の連絡もしないで会社を休み続けた場合は、かなり高い確率で解雇されることになるでしょう。

ただし、社員が無断欠勤した理由がパワハラやセクハラなどの職場環境に問題があったり、精神疾患を抱えていたりした場合には、長期の無断欠勤をしても会社側としては解雇の判断を慎重に行うことになります。
なぜなら、ハラスメントが無断欠勤の理由で解雇された労働者が、会社を訴えて裁判になった事例が実際にあるからです。

一方、正当な理由がないまま長期間にわたって無断欠勤を続けて会社に損害を与えた場合には、単なる解雇ではなく「懲戒解雇」の処分を受けるケースもあります。
解雇の中でも最も重い処分が懲戒解雇で、一般的には「殺人や強盗などの重大犯罪」「会社の金銭の横領」「重大なハラスメント」などでなければ、この処分が下されることはありません。

参照元
厚生労働省 東京労働局
労働基準法

3.会社をバックレると損害賠償を請求されるの?

結論から言えば、会社を長期間無断欠勤して会社に損害を与えて懲戒解雇になった場合に、損害賠償を請求される可能性は極めて低くなっています。
なぜなら、損害賠償を請求する際には、それが発生する因果関係をきちんと説明できなくてはいけないからです。

発生した損害の所在が、会社をバックレた社員であることが明確であれば損害賠償を請求されるかもしれません。しかし現実には裁判でその説明は非常に難しく、認められるケースの方が少ないのが現実です。
裁判を起こすためには多額の費用がかかるため、勝訴する可能性の低い裁判は行わない会社の方が多く、たった一人の労働者のためにそこまでの労力をかけようとすることはほとんどありません。

しかし、労働者と結んでいる契約の内容次第では、損賠賠償を請求されることがあります。たとえば、契約の中に「〇日まで勤務する」「〇日までに案件を仕上げる」などの期限の明記があった場合は、裁判を起こされる可能性は高くなります。
したがって、このような契約を交わしていた場合は、仕事の途中でバックレないように気をつけなくてはいけません。

4.会社をバックレると給料や退職金はどうなるの?

基本的には会社をバックレて解雇になったとしても給与を受け取ることは可能です。退職金に関しては、就業規則などによって対応が異なります。
会社には、社員が突然無断欠勤をしてもそれまでに働いた分の給与を支払う義務があります。

バックレた後の給料をもらうことはできませんが、その前に1ヶ月勤務していれば1ヶ月分を、半月勤務していた場合は半月分の給料が支払われることになります。
ただし、無断欠勤をした分が自動的に有給扱いになることはありません。

無断欠勤をしたのは自分の都合だから、給料をもらえるわけがないと思っている方も少なくないようですが、働いた分はきちんと受け取ってから退社をしましょう。
退職金に関しては、就業規則や退職金規定を定めている企業が多く、その内容によって対処の仕方が決まります。

会社としては、前記したように無断欠勤を続けた社員を懲戒解雇することができます。就業規則などで懲戒解雇された社員の退職金は「なし」もしくは「減額」されるとなっているケースが多いため、それに従い、退職金は満額受け取ることができないケースが多いのが現実です。

5.会社をバックレると転職に悪影響はあるの?

転職活動をしているときに、前の職場で仕事をバックレた経験があれば、当然ながら採用には不利にはたらきます。無断欠勤するような人材を採用したいと思う企業はほとんどないでしょう。
特に、「懲戒解雇」の経歴がある人物を積極的に採用しようとは思わないのが一般的な考え方です。

それなら、その事実を隠して転職活動をすればよいのでは?と考える方もいるようですが、離職票や退職証明書の提出を求められるとすぐに嘘だと分かってしまいます。
なぜなら、書類上には「重責処分」と記載されているからです。

必ず離職票などを求められるわけではありませんが、面接などで懲戒解雇の経歴について聞かれて虚偽の報告をして後で嘘だと判明した場合は、「経歴詐称」となってしまいます。
経歴詐称も懲戒解雇の立派な理由となり、嘘が判明した瞬間に再び退職を求められることを覚悟していおかなくてはいけません。

仕事をバックレることが今後の人生にどんな影響を与えるのか知りたい方には、仕事をバックレるとどうなるかなどについて詳しく解説しているコラム「バックレるとどうなる?転職活動に与える影響とは」がおすすめです。
また、仕事を投げ出したくなったときにもし仕事をバックレたらどうなるか知りたい方は、正社員がバックレたときのリスクなどを紹介しているコラム「正社員なのにバックレ?!それって許されることなの?」をおすすめします。

会社が行う解雇の種類とそれぞれのリスクについて知りたい方は、会社をクビになる理由なども紹介しているコラム「なぜ会社をクビに?しっておきたい解雇の種類」をチェックしてみてください。

会社をバックレることは社会人としてのマナー違反

会社をバックレるのには致し方ない理由もありますが、会社員としてすでに独り立ちした立派な社会人が会社をバックレることはマナー違反です。

会社をバックレることをしたり、懲戒解雇の処分を受けたりして、会社を何度も辞めていると、転職活動を不利にしてしまいます。さらに、社会人として必要な経験もスキルも身につけられないことになってしまいます。
それは、年齢を重ねるほど自分を不利な状況に追い込んでしまうことにつながり、高い確率で後悔することになるでしょう。

たとえどうしても我慢ができなくて会社を辞めることになったとしても、退職する際には絶対にバックレることはしないで、引き継ぎ業務をきちんと終えて、お世話になった会社の人たちやクライアントに挨拶をして、社会人としての責務を全うしてください。
そうすることにより、今後の社会人人生を良い方向に進める可能性を高められます。

退職の引き止めに遭っても会社をバックレることはNG

たとえ退職の引き止めに遭ったとしても、無断欠勤という行動に出ることは控えてください。
自分ではバックレるつもりが毛頭ないとしても、会社を辞めたいのに退職を上司などに引き止められて仕方なく行動に移してしまう方もいるようです。

そのような場合は、労働者全てに職業選択の自由があって仕事を辞める権利があることをきちんと主張して、適切な方法で退職しましょう。
なぜなら、民法で「退職の2週間前に退職の告知を行えば問題なく退職できる」ことが定められているからです。詳しくは「民法627条」を参考にしてください。

加えて、上司などからの引き止めを回避するには、退職する確固たる理由と意思を自分の中でしっかり整理して、どんなことを言われても理路整然と話せるように準備しておくことをおすすめします。
また、引き止めてくれることは自分を必要としていることなので、その点には感謝していることを丁寧に伝えて、絶対に意思が変わらないことを主張しましょう。

それでもしつこく引き止め行為に出てきたり、退職するなら損害賠償を請求するなどと理不尽なことを言われたりした場合は、もっと上の役員や人事部などに相談してください。
会社全体で退職を引き止めされるようなら、労働基準監督署に頼るのも良い方法です。

法律では退職する2週間前に告知すればよいと定められていますが、退職希望を伝えるタイミングとしては、退職の1~2ヶ月前というのが一般的です。日にちに余裕を持って退職の意を伝えたほうが、比較的引きとめに遭いにくくなります。
具体的には、退職の意思を退職の1~2ヶ月前に上司に伝えて、退職届を1ヶ月前には提出しましょう。その後、1ヶ月かけて引継ぎや挨拶回りをして退職するのが、退職の正しい手順です。

後で問題が起きないように、退職の希望を伝えるときの退職願は、書面や内容証明郵便などの形で残るものにすることをおすすめします。

参照元
e-Gov法令検索
民法

仕事がどうしても嫌だけど、なかなか上司が辞めさせてくれない方は、円満退社する方法が書かれたコラム「仕事をばっくれたら損害賠償?正式に退職手続きした方が良い理由とは」をチェックしましょう。
また、仕事を辞めるときの正しい流れを知りたい方は、なかなか会社が退社させてくれない場合の悩みなども紹介しているコラム「仕事を辞めさせてくれないときの対処法は?退職の流れや相談窓口をご紹介」を参考にしてください。

どうしても仕事に対してやる気が出なくて退職しようと考えている方には、モチベーションアップの方法などが書かれているコラム「仕事のやる気が出ない…そんなときどうする?」がおすすめです。

無計画に会社をバックレることはせず転職活動しよう

会社をバックレる場合は、後先考えないで無計画に行動に移すのではなく、事前に転職活動を行うことをおすすめします。
転職を成功させるためにも、社会人としての経歴に傷がつく恐れがある無断欠勤をすることは極力回避してください。

転職先が決まっていれば退職の正当な理由になりますし、上司などからの引き止めに遭っても対応がとりやすくなります。
それに、転職先が決まっているなら精神的にも楽になるので、会社をバックレる主な理由を排除できる可能性が高いです。

大失敗をして会社に行きたくなくなっても、過度なストレスがかかって会社をバックレたくなっても、そこを少し我慢して転職活動に踏み切れば、明るい未来が見えてきます。
会社に毎日行かなくてはいけない忙しい中で、どうやって転職活動をすればよいか分からないという方は、転職エージェントを活用してみましょう。
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