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無断欠勤は言い訳をしても済まされない?体調不良で連絡できないときは?
更新日
この記事のまとめ
- 無断欠席は言い訳をしても許されることではない
- 無断欠勤の理由は「寝坊」「過労」「予期せぬトラブル」などが考えられる
- 無断欠勤をすると職場での信頼を損なうだけではなく、自信喪失にもつながる
- 無断欠勤に気が付いた時点ですぐに連絡をし、誠意をもって謝罪する
- 仕事に対するストレスが原因で無断欠勤をした場合、転職を視野に入れることも検討する
無断欠勤は、社会人はもちろん学生でも行ってはいけないこと。しかし、思わぬ事態で自分が無断欠勤をしてしまう可能性は決してゼロではありません。今回は、無断欠勤をしてしまう理由や無断欠勤してしまった場合の対処についてご紹介します。欠勤の連絡を失念した場合は、言い訳をせず出来る限り早く伝えることが大切です。
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無断欠勤は言い訳しない方が自分のため!
無断欠勤をしてしまった場合、上司や先輩、同僚はあなたを心配しています。欠勤している理由が分からないので、「事故や事件にあったのでは…」など必要以上な憶測をし、あなたの身を案じているのは間違いありません。
業務にも影響が出てしまい迷惑がかかってしまいます。無断欠席はそれ以外にも多くのマイナス点があることを理解して、会社に連絡していないと気付いた時点で、すぐに連絡し事情を説明しましょう。その際、下手な言い訳はせず、どんな理由にせよ正直に話すことをおすすめします。その場しのぎの言い訳をすると、後になってバレてしまい信頼を失うことにつながるからです。
無断欠席をしてしまったら、言い訳をせず誠意を持って謝罪し、信頼を取り戻せるように努力しましょう。謝罪は上司だけではなく、迷惑をかけた同僚にも忘れずにしなくてはなりません。
仕事が精神的・体力的にきついときは、正直に相談するのがおすすめ。限界になるまで一人で抱え込んだ結果、心身に大きな負担がかかって仕事ができる状態ではなくなってしまっては手遅れです。「会社を無断欠勤するとどうなる?連絡なしで休む問題点や正しい対処法を解説」では、会社を無断欠勤すると実際に起こることや問題点を解説しています。
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無断欠勤してしまう理由と対処法
無断欠勤の理由として考えられるのは、寝坊や体調不良、予期せぬトラブルなど。意図的な無断欠勤から、予期せぬ事態に見舞われ結果的に無断欠勤になってしまったケースまで、具体的な理由をご紹介します。
寝坊
「起きたらすでに就業時間になっていた」など、寝坊は誰にでも起こり得ること。正直に「寝坊した」と連絡できず、無断欠勤してしまうケースもあるのではないでしょうか。しかし、1、2度までなら言い訳の余地があるかもしれませんが、繰り返すたびに信頼は失墜していくでしょう。
何度も寝坊を繰り返すようであれば、「社会人としての自覚がない」「責任感が無さすぎる」と、雇用を続けるメリットを考えます。注意や指導を受けたにもかかわらず寝坊による遅刻や無断欠勤が続くと「悪質性が高い」と判断されて解雇になる可能性も。
度重なる寝坊を防ぐためには、睡眠時間の確保や快適な入眠対策が必要です。日々の生活リズムを整え、出来るだけストレスを解消しましょう。「寝坊した!言い訳はどうする?正直に言う?会社への伝え方を紹介」のコラムでは、寝坊した場合の伝え方を紹介しています。
過労
残業や休日出勤が続き、過労による疲弊から、無断欠勤をしてしまうことも考えられます。出社しなくてはと思っているのに身体が思うように動かないほど疲れている場合は注意が必要。
厚生労働省によると、労働時間は原則として月45時間、年360時間(限度時間)以内と定められています。また、「過労死ラインとは?長時間労働を続けるリスクなどを紹介」のコラムでも説明しているように、1ヶ月間の時間外・休日労働が100時間を超えた場合は健康状態に大きな影響が出やすくなることに。
あまりにも労働時間が長い場合は、会社に欠勤の連絡をするとともに現在の状況も相談してみましょう。
参照元
厚生労働省
働き方改革特設サイト
会社での悩み
職場での悩みが原因で無断欠勤をしてしまう人は意外と多いもの。人間関係の悩みや仕事の内容自体が合わず、出社が億劫になってしまうことが考えられます。
人間関係が良くないと業務に支障が出るだけでなく、会社で過ごす時間も辛く感じるでしょう。仕事内容が合わないと、努力しているにも関わらず結果につながりにくく、自己嫌悪に陥ってしまう可能性も。
社風や仕事内容が合わずに無断欠勤をしてしまう場合は、長期休暇や休職も合わせて検討するのがおすすめ。また、「仕事を辞めたいほど辛いときの相談先は?窓口機関ややるべきことを紹介」を参考に、誰かに相談して今後について考えてみてもいいでしょう。
不測の事態・予期せぬトラブル
不測の事態により会社に連絡できず、無断欠勤になってしまうこともあるでしょう。急な体調不良や事故に巻き込まれたりしたときは、会社に連絡をする余裕がないはず。しかし、いくら不測の事態とはいえ、無断欠勤は良くありません。連絡できるときに速やかに事情を伝えましょう。また、やむを得ない理由のためあえて言い訳を考える必要はありません。正直に身に起こった事態の説明をし、今後の指示を仰ぎましょう。
無断欠勤と一口に言っても、理由はさまざまですが、会社側に迷惑を掛けてしまうのは明らかです。
「仕事を当日欠勤しても良い?休む理由や注意点を解説」のコラムでは、仕事を当日欠勤する理由など、無断欠勤にならないケースを紹介しています。また、無断欠勤するべきではない理由も解説しているので、会社と良好な関係を保つためにも、参考にしてみましょう。
無断欠勤が仕事に及ぼす影響・リスク
無断欠勤をしてしまった場合、職場の人に仕事上で迷惑を掛けるだけではなく、周囲との信頼関係が崩れてしまうことも考えられます。特に、事前に回避できるような理由で無断欠勤をした場合や繰り返し無断欠勤が続く場合は、企業からの信頼を失うのは当然のことかもしれません。
また、正当な理由がない場合の度重なる無断欠勤は減給や解雇の対象になると考える人もいるでしょう。しかし、労働基準法で解雇のルールを見てみると、就業規則や労働契約書に明示されていたとしても、解雇の理由が「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする」と法律で定められています。
「体調が悪く連絡できないまま無断欠勤をした」といったやむを得ない理由があった場合や、単に「営業成績が悪い」「服装がだらしない」といった理由だけで解雇することはできません。
ただし、欠勤扱いになるため休んだ分の賃金は差し引かれます。また、無断欠勤をしたことで評価が下がり、ボーナス査定など人事評価に影響する可能性も。理由によっては、キャリアアップや昇格のチャンスを逃すことにもつながりかねません。
また、無断欠勤をすることで自分の気持ちにも影響が出るでしょう。
やむを得ない事情ならともかく、一時的な感情や怠慢で無断欠勤をしてしまった場合、「同僚と会うのが気まずい」「ずる休みをして周囲に迷惑をかけてしまった」など、自己嫌悪になる可能性が考えられます。その結果、自信を失ったり業務パフォーマンスが下がったりと、仕事そのものに影響が出るでしょう。
よく仕事をサボりたい衝動に駆られてしまう人は、「サボるのは悪いこと?欠勤する際に使われている言い訳と理解を得るコツ」のコラムを参考に、サボりたいと思う原因を見直してみましょう。
参照元
厚生労働省 東京労働局
労働基準・労働契約関係
無断欠勤をしてしまったときの対応
何らかの理由で会社に連絡をせず無断欠勤をしてしまったら、そのままにせず必ず会社に連絡を入れます。言い訳はせず正直に理由を伝え、会社からの指示を仰ぎましょう。
会社に連絡をする
冒頭でも述べたように、従業員が連絡なしに仕事を休んだ場合、企業はまず安否確認を行います。自宅や形態への電話連絡はもちろん、会社の人が自宅へ確認に来たり、保証人へ連絡が行ったりすることもあるでしょう。
大ごとになってしまうと会社だけでなく親族や周囲の人に大きな迷惑をかけるため、会社に欠勤の連絡を入れていないと気付いた時点で速やかに連絡してください。
上司に詳細を報告する
会社への連絡を終えたら、上司に状況を報告します。連絡方法は、確実かつ直接伝えられる電話がベストです。
体調不良や事故といった場合はもちろん、寝坊や自分のミスによる無断欠勤の場合も、言い訳せず正直に伝えましょう。言いづらいとは思いますが、嘘を述べたり連絡をしなかったりすると、後から真相がわかったときに大きく信頼を失うことにつながります。
無断欠勤を有給に変えることはできる?
当日の急な欠勤を有給として処理してくれるかどうかは、上司の判断や企業の規定によって異なります。欠勤ではなく有給になることで賃金が減ることを避けられるので、気になる場合は相談してみましょう。有給休暇については「有給とは何かを分かりやすく解説!取得条件やもらえないときの対処法」のコラムでご確認ください。
同僚への謝罪とフォローを行う
欠勤した次の出勤時には、同僚へ謝罪とフォローを行いましょう。理由が何であれ仕事を休んだことにより、周囲が代わりに業務を進めてくれたり日程を調整してくれたりと、何らかの対応をしてくれているはずです。
しっかりと謝罪をし、欠勤したぶんを巻き返すように業務に取り組んだり、同僚が休むときは快く業務を引き受けたりと、信頼を失わないよう心がけましょう。なお、取引先などに迷惑をかけていた場合は、電話やメールで謝罪を伝えます。かけた迷惑が大きければ対面で伝えましょう。
「無断欠勤してしまった!その後の流れと対処法について解説」のコラムでは、不意に無断欠勤をしてしまったあとの流れを解説しています。無断欠勤の言い訳をせず、謝罪やその後のフォローをして信頼を回復したい人は参考にしてください。
無断欠勤の理由よっては休職・転職を検討しよう
仕事の過度な負担や人間関係で無断欠勤してしまったという人は、休職や転職を視野に入れることも検討しましょう。ただし、「休職の申請方法を解説!傷病手当はもらえる?仕事に疲れたときの対処法」のコラムでも説明しているとおり、休職は法律で定められた制度ではないため、企業によっては単なる長期の欠勤になる可能性も。また、休職中の給与は支払われないと考えましょう。
それでも、業務量の多さやストレスによって心身が不調のときは、仕事を休むことでリフレッシュにつながります。仕事への取り組み方や考え方、会社との関係などを考えるために休職を活用してみましょう。
「休職を経ても状況が変わらない」「休職中に退職する決意をした」「休職せずとも今の会社を辞める気持ちが強い」といった場合は、転職活動を進めるのがおすすめ。転職をして働く環境を変えることで、無断欠勤の原因や理由が解消される可能性があります。
自分の希望や適性に合った仕事を見つけたいなら、エージェントを活用するのがおすすめです。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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