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一人でできる仕事25選!在宅勤務OKなどタイプ別におすすめの職種を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 一人でできる仕事の特徴は、「人間関係の煩わしさがない」「自分の裁量で働ける」など
- 一人でできる在宅勤務の仕事の例は、「Webライター」「システムエンジニア」など
- 一人で黙々と作業できる仕事の例は、「工場/倉庫作業員」「ビル管理」「警備員」など
- 一人でできる仕事は自分のペースで働きやすいものの、相談相手や代わりがいない場合も
- 一人でできる仕事を見つけるには、就職・転職エージェントに相談してみるのがおすすめ
働き方の多様化が進むなか、「人と関わる仕事」よりも「一人でできる仕事」を選びたいと考える方もいるでしょう。一人でできる仕事には、Webライターやシステムエンジニア、工場/倉庫作業員、などがあります。
このコラムでは、一人でできる仕事を25種類に厳選しました。また、一人でできる仕事に就くメリット・デメリットについても解説しているので、自分に合った働き方を見つけるヒントにしてください。
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一人でできる仕事を探す理由を考えてみよう!
「一人でできる仕事」を探す際は、なぜ「一人」にこだわるのかをはっきりさせておきましょう。
一人でできる仕事と一口にいっても、種類は多岐にわたります。そのため、方針を決めずに漠然と探し始めるのは、骨が折れる作業となってしまうかもしれません。
自分に合った仕事を効率的に探すためにも、まずは「一人で取り組みたい理由」を明確にすることをおすすめします。ここでは、一人でできる仕事を探す際によくある理由をご紹介するので、自分の感じていることに近い内容がないか、確認してみてください。
一人でできる仕事を探す理由
- 人間関係の煩わしさから開放されたい
- 自分の裁量・ペースで働きたい
- 働く場所を自由に選びたい
- 自分の好きなことを仕事にしたい
人間関係の煩わしさから開放されたい
「一人でできる仕事がしたい」と考えるきっかけが、職場の人間関係だという方は少なくないようです。職場内でトラブルがあった場合はもちろんですが、「人付き合いが苦手」「一人でいるほうが楽」という理由で、人間関係が煩わしいと感じる人もいます。
このような場合、一人でできる仕事を選べば必要以上に人と関わる必要はありません。人間関係の煩わしさからくるモチベーションの低下を避けられるので、快適に働けるでしょう。
「人と全く関わらない仕事」はないことを理解しておこう
一人でできる仕事であっても、「人と全く関わらない」というのは難しいことを理解しておきましょう。たとえば、在宅で一人で進められる仕事においても、上司や関係者と話をする機会が出てくる可能性はあります。
どのような仕事でも、最低限の他者との関わりは必要なので、「絶対に人と関わりたくない」とハードルを上げ過ぎないようにすることが大事です。
自分の裁量・ペースで働きたい
自分の裁量やペースで働くために、一人でできる仕事を探したいという方もいます。業務にある程度慣れてくると、自分のやり方やペースで働きたいと思うのは自然なことです。しかし、チームで一つのプロジェクトを進める場合や顧客さまの状況に合わせて仕事を進める必要がある場合などは、自分に裁量権がなく、「思うように仕事が進められない」と感じるかもしれません。
新卒で入社したばかりなど、仕事に対する知識や経験が浅ければ一人で働くことは難しいといえますが、仕事に慣れてきた時期だからこそ、「一人でできる仕事がしたい」と思うこともあるでしょう。
働く場所を自由に選びたい
一人でできる仕事のなかには、在宅勤務や自宅以外の場所で働けるテレワークが可能な仕事も多くあります。「満員電車の通勤がつらい」「通勤時間がもったいない」など、通勤に煩わしさを感じている場合は特に、働く場所を自由に選べる仕事は魅力的に感じるようです。
テレワークが可能な仕事に就くことで、自分の希望する場所で働けるだけでなく、通勤に使っていた時間が自由になるので、ワークライフバランスを実現しやすくなるでしょう。
自分の好きなことを仕事にしたい
自分の好きなこと・やりたいことに集中したいという理由から、「独立して一人でできる仕事はないか」と考えることもあるようです。会社員として働く場合は、任せられる仕事や部署が必ずしも希望通りであるとは限りません。しかし、一定のスキルや経験を得たうえで独立すれば、自分が興味のある仕事を自由に選択できるようになります。
独立するのは簡単なことではないものの、会社員という働き方が合わない場合は、フリーランスが向いている可能性もあります。
一人でできる仕事を選ぶ理由に合わせて仕事を選ぼう
一人でできる仕事にこだわる理由がはっきりしたら、それを仕事選びの条件に加えてみましょう。たとえば、「在宅や好きな場所で働きたい」という場合はテレワークが可能な仕事を、「一人で黙々と作業ができれば通勤はOK」という場合は工場作業員や警備員などの仕事が向いている可能性があります。
このコラムでは、一人でできる仕事を「在宅・好きな場所で働ける仕事」「黙々と作業できる仕事」「ドライバー関連の仕事」「独立・フリーランスの仕事」の4つのカテゴリーに分けてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
- 向いてる仕事なんてあるのかな?
- 避けたいことはあるけれど、
- やりたいことが分からない・・・
【在宅・好きな場所で働ける】一人でできる仕事10選
人間関係や通勤にストレスを感じている場合は、自宅や好きな場所で働ける仕事がおすすめです。
ここでは、在宅勤務OKの傾向がある職種を10種類ご紹介します。
1.Webライター
Webライターは、Webサイトに掲載されるコラムや文章を書く仕事です。企業によって方針は異なるものの、在宅勤務を可能とする求人は多くあります。在宅勤務ならメールやチャットのやり取りのみで業務を進められるため、人と直接的に関わらずに一人でできる仕事といえるでしょう。
ただし、取材がメインの記事を作る場合は、要望の確認や取材先とのやり取りが発生するため、密な連絡が必要になります。
向いている人の特徴
Webライターの仕事は、文章の読み書きが好きな人に向いています。文章の構成力や語彙力に加えて文章のセンスも求められるため、日ごろから本や新聞を読んで腕を磨く努力ができると良いでしょう。専門分野に特化した記事作成の依頼や多彩なテーマを扱う依頼など、扱う内容はさまざまなので、情報収集が得意な人にもおすすめです。
資格
Webライターになるのに必須となる資格はありません。Webライターの仕事は、媒体のターゲットや扱うテーマによって求められる知識が異なります。専門的な立場で書くこともあれば、Webサイト上で評価される文章を依頼されることもあるでしょう。Webライターの仕事をするなら、どの分野にも応用できる基本的な文章力を身につけておくことが大切です。
2.コピーライター
コピーライターとは、商品やサービスへの購買意欲が高まるような宣伝文句を考える仕事です。扱う商材の内容や特徴をよく理解したうえで、消費者の心を掴むような魅力的な文章を考える能力が求められます。メールやチャット、Web会議ツールなどを使用しながら在宅で一人でできる仕事です。
向いている人の特徴
文章力に加えて、独創的な発想力や時代を先取りするセンスなどが求められます。在宅でできる仕事ではあるものの、依頼主とのすり合わせのため何度も打ち合わせを行う場合があるので、最低限のコミュニケーションスキルは必要です。
資格
コピーライターの仕事に就くのに特に資格は必要ありません。ただし、「日本語検定」や「ビジネス著作権検定」といった資格を取得しておくと、選考時に評価される場合もあるようです。
なお、職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「コピーライター」によると、「入職前の訓練期間は特に必要ない」と答えた人は48.3%と半数近い割合でした。
3.データ入力/文字起こし
データ入力の仕事は、ExcelやWordなどを使用して資料をもとに数値や文字を入力する仕事です。雇用形態の幅が広く、職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「データ入力」によると、「正規の職員、従業員」が23.1%で「パートタイマー」が34.6%、「派遣社員」は28.8%となっています。
また、文字起こしは、インタビューや会議の録音データを文章に起こす仕事です。一字一句間違いのないように書き起こす必要があるため、一人で集中して取り組む必要があります。
向いている人の特徴
データ入力や文字起こしの仕事は、集中力が高く効率的に業務を進めるのが得意な人に向いています。正確かつ素早くデータを入力するには、タイピングスキルだけでなく、集中力が必要不可欠です。頻出する言葉を辞書に登録したり、ショートカットキーを追加して効率を上げたりといった工夫ができる人は、企業から重宝されるでしょう。
資格
データ入力の仕事に特別な資格は必要ありません。ただし、「日本語ワープロ検定」や「ビジネスキーボード」といったタイピングに関する資格を取得していると、一定のタイピングスキルがあることを証明できます。
4.翻訳
翻訳は小説や映画などの作品、ビジネス文書などの外国語を日本語に訳す仕事です。小説や映画などの作品を扱う場合は、制作者の意図を読み取る必要があるので、高い語学力が求められます。また、ビジネス文書を扱う際は、専門用語に対する知識が必要になるでしょう。外国語を適切に訳すためには、その国の風習や文化などを知っておくことも重要です。
人と関わるのは打ち合わせ程度であり、納品はメールで対応できます。業務は資料を参考に単独で作業をするため、一人でできる仕事といえるでしょう。
向いている人の特徴
翻訳は、基本的に一人でパソコンに向かう仕事のため、一つのことに黙々と取り組むのが好きな人に向いているでしょう。また、外国語が得意なことはもちろん、文章の読み書きが好きな人にもおすすめです。作業中は知らない言葉が出てくる場面もあるので、積極的に調べて新しい知識を身につけられる人にも適性があります。
資格
翻訳の仕事に必須の資格はありません。しかし、フリーランスの翻訳者を目指すなら、スキルを客観的に証明するためにも、資格を取得しておくと良いでしょう。翻訳者におすすめの資格には、「JTA公認翻訳専門職資格試験」「翻訳実務検定(TQE®)」「JTFほんやく検定」などがあります。また、TOEICは英語力のアピールに役立つのでおすすめです。
取り組み方によっては高収入も可能!
職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「翻訳者」によると、翻訳者の平均年収は697.6万円です。報酬は歩合制が多く、文字数によって金額が変動するため、依頼件数やこれまでの経験値によっては高収入を得られるでしょう。
5.Webデザイナー
Webデザイナーは、企業や個人から依頼されたWebサイトのデザインを作る仕事です。職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「Webデザイナー」によると、平均年収は480.6万円。Webサイト全体の構成やデザインを考え、コーディングも行います。スキルがあれば、一連の作業を一人で進めることが可能です。
ただし、クライアントの要望に沿ってイメージに合わせたものを制作する必要があるため、細かなコミュニケーションが求められます。また、正社員として会社に所属する場合、業務を細分化しチームのメンバーと手分けして進めることもあるでしょう。
向いている人の特徴
Webデザイナーの仕事は、Webデザインに興味のある人やものを作ることが好きな人に向いています。また、htmlやCSSといったプログラミング言語を修得したり扱ったりすることが好きな人であれば、より仕事を楽しめるでしょう。
資格
Webデザイナーに必須の資格はありません。ただし、「ウェブデザイン技能検定」や「Webクリエイター能力認定試験」といった資格を保有していると、選考で有利にはたらく可能性もあります。また、HTMLやCSSを用いたコーディングの知識はあったほうが良いでしょう。
正社員
webデザイナー
-
年収 343万円 ~ 437万円
-
未経験OK,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
6.プログラマー
プログラマーとは、システムエンジニアが作成した仕様書をもとにプログラムを構築する仕事です。パソコンに向かって一人で進める作業が多く、会社やスキル次第では在宅ワークも可能になります。依頼主やシステムエンジニアとの打ち合わせがあるため、メールやチャットなどでのやり取りは必要です。
向いている人の特徴
プログラムが正常に作動するまで、試行錯誤を繰り返す根気強さが求められます。また、依頼主である企業の内部情報に触れることもあるため、ITリテラシーの高い人もプログラマーに向いているといえるでしょう。
資格
プログラマーの仕事に就くために、必須となる資格はありません。職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「プログラマー」においても、入職前の訓練期間について、「特に必要ない」と答えた人は31.3%でした。とはいえ、プログラミングやコーディングの基礎知識を身につけておけば、選考時のアピール材料として役立つでしょう。
正社員
アプリケーションエンジニア
-
年収 340万円 ~ 650万円
-
残業少なめ,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
7.システムエンジニア
システムエンジニアの主な仕事は、システム開発における要件定義や設計、テストなどです。クライアントの要望を聞き、実現に向けて全体の仕様書を作ります。プログラミングを行うのはプログラマーの役目ですが、会社によってはシステムエンジニアが担う場合もあるようです。クライアントや関係各所とのやり取りは必要ですが、基本的には一人でできる作業を担当する場面が多いでしょう。
向いている人の特徴
システム開発では予期せぬトラブルが起こることもあるため、責任感が強い人に向いています。困難な課題に直面しても、最後まで解決に向けて取り組む姿勢が大切です。また、システムエンジニアは設計を行ううえで全体の流れを理解する必要があるため、プログラミングの知識が必須となります。
資格
システムエンジニアになるために特別な資格は必要なく、技術があれば仕事ができます。ただし、「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」に合格すれば一定のIT技術を証明でき、就職や転職に有利にはたらく場合があるでしょう。
ITエンジニアはフリーランスとして働く方法もある
プログラマーやシステムエンジニアといったITエンジニアがフリーランスになれば、クラウドソーシングを使用して仕事を得ることが可能です。IT業界は、インターネット技術の発展により人手不足が見込まれるため、今後も需要が高まることが予想されます。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「システムエンジニア(Webサイト開発)」によると、システムエンジニアの平均年収は550.2万円。知識や技術を身につければ、より高い収入を目指せるでしょう。
8.イラストレーター
イラストレーターは、依頼主の希望に沿ったイラストを製作する仕事です。主な依頼主は、広告会社や出版社、印刷会社など。製作方法は、絵具や色鉛筆などを使うアナログ手法と、パソコンやペンタブレットを使用するデジタル手法に分けられます。企業に属してイラスト作成を行うほかに、フリーランスとして個人で仕事を請け負う人もいるようです。依頼主とのやり取りはオンラインで行えるため、在宅で一人でできる仕事といえるでしょう。
なお、職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「イラストレーター」によると、イラストレーターの平均年収は466.7万円です。
向いている人の特徴
オリジナリティのある表現方法やアイデアだけでなく、鑑賞者に受け入れられるようなセンスも必要です。依頼主の要望を汲み取ったり、締め切りまでに作品を完成させたりするような対応力も求められるでしょう。
資格
イラストレーターになるために資格は必須ではありません。ただし、基礎的な画力は自分自身でしっかりと身につけておく必要があるでしょう。コンクールでの入選経験が実績として評価され、仕事の依頼につながることもあるようです。
9.カスタマーサポート
カスタマーサポートとは、電話やメールで顧客さまからの製品やサービスに関する相談対応を行う仕事です。会社によっては、「お客さま窓口」「カスタマーサービス」のように呼ぶこともあります。カスタマーサポートでは、顧客さまからの相談のほか、注文の受け付けやクレームに対応することも。問い合わせに対して真摯に対応し、自社の製品やサービスの品質向上に努めるのが役割です。
向いている人の特徴
カスタマーサポートでは、顧客さまからの苦情やクレームに対応することも少なくありません。苦情やクレームを伝える際に感情的になり強い口調になる顧客さまもいるので、萎縮したり慌てたりせず、仕事は仕事と割り切って冷静に対応できる人が向いているでしょう。
資格
カスタマーサポートになるのに必須となる資格はありません。業務をマニュアル化している職場がほとんどなので、基本的には記載通りに従えば一人で対応できるでしょう。詳しくは、「カスタマーサポートとは?仕事内容や向いている人の特徴を紹介」のコラムでまとめているので、興味のある方は参考にしてみてください。
正社員
カスタマーサポート
-
年収 353万円 ~ 403万円
-
大手企業,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
10.CADオペレーター
CADオペレーターとは、コンピューター上で図面を作成するツールであるCAD(Computer Aided Design)を用いて設計図を作成する仕事です。職業情報提供サイト(日本版O-NET)「CADオペレーター」によると、平均年収は449.6万円、平均年齢は41.6歳となっています。
向いている人の特徴
CADオペレーターの作業は、黙々と設計図を作成する傾向にあります。一人で進めることができる仕事なので、自分の裁量で働きたい人に向いているでしょう。ただし、CADオペレーターの仕事には納期があるため、期日を守るために計画的に作業ができる人でなければ続けるのは難しいかもしれません。
資格
CADオペレーターになるのに必須となる資格はないものの、CADを使用するための専門スキルは必要です。CADに関する資格には、「CAD利用技術者試験」「建築CAD検定」などがあります。詳しくは、「CADオペレーターの仕事」のコラムをご参照ください。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
まず、自分自身について深く理解することからはじめましょう!
自分に合った仕事を見つけるためには、「自分自身について深く理解すること」が重要だと言われています。可能な限り、学生時代含めた過去を振り返り「どんな条件が揃えば楽しかったり、負担なく働けたか」を振り返ってみてください。
自己分析で考えるポイント
・好きなこと、得意なこと(何に熱中できる?どんなスキルがある?)
・価値観、仕事をするうえで大切にしたいこと (例:自由な時間、社会貢献、安定収入など)
・強み・弱み(集中力、コミュニケーション能力、計画性など)
これらの要素と、一人でできる仕事の特徴(独立性、自己管理能力の必要性、孤独感など)を照らし合わせてみましょう。
一人でできる仕事の例として、Webデザイナー、ライター、プログラマー、コンサルタント、オンライン講師などが挙げられます。自己分析を基に、興味のある分野の仕事内容や働き方を具体的に調べてみてください。
【黙々と作業できる】一人でできる仕事7選
続いて、一人で黙々と作業しやすい仕事をご紹介します。在宅勤務以外で、「人とコミュニケーションをとるのは最低限に留めたい」と考える方におすすめです。
【黙々と作業できる】一人でできる仕事
1.工場作業員/倉庫作業員
工場・倉庫の作業員の仕事は、ライン作業やピッキング、荷物の積み下ろしなど多岐にわたります。ライン作業とは、ベルトコンベアに流れてくる物の加工や検品、梱包などの仕事のこと。現場で扱う製品によって、作業内容は異なります。たとえば、機械を作る工場では溶接や塗装、クリーニング工場ではシミ抜きやアイロンがけを行うのが一般的です。ピッキングは、指示書や伝票を見ながら指定されたものを倉庫から取り出す作業です。現場にはほかの従業員もいますが、作業自体は一人でできる仕事といえます。
なお、職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、「工場労務作業員」の平均年収は333.1万円、「倉庫作業員」の平均年収は384.4万円です。
向いている人の特徴
ライン作業は黙々と作業に集中できるので、ルーティンワークが苦ではない人に向いています。また、欠陥品を出さないように注意深く作業に取り組む必要があるため、集中力や正確さも大切です。荷物の積み下ろしやピッキングは、取り扱う製品によっては力が必要な場合があります。
先述したように、工場や倉庫の仕事は一人でできる作業がメインとなりますが、チームで作業する場合もあるので、応募する前に業務内容をきちんと確認しましょう。
資格
工場・倉庫の作業員は、資格の有無や経歴に関わらず採用される傾向があります。しかし、最大積載荷重が1トン以上のフォークリフトを使用する場合は、厚生労働省の「登録教習機関一覧」に記載されている施設での「運転技能講習」の受講が必要です。
参照元
厚生労働省
登録教習機関一覧
正社員
製造・物流(作業員)
-
年収 277万円 ~ 353万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
2.検針員
検針員は、ガスメーターや水道メーターから契約者の使用量をチェックする仕事です。ハンディタイプの検針機で各戸を巡回しながら調べ、出力された検針票をポストへ投函します。住人と会った際には挨拶を交わしますが、基本的には単独作業のため、一人でできる仕事といえるでしょう。
なお、職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「検針員」によると、平均年収は454.4万円です。
向いている人の特徴
検針員の仕事は、担当エリアを自転車や原付バイク、徒歩で巡回します。季節を問わず屋外を移動するので、体力に自信がある人や、身体を動かすことが好きな人に向いているでしょう。
資格
検針員になるための特別な資格はありませんが、移動に車を使う場合があるので「普通自動車第一種運転免許」を取得しておくと役立ちます。なお、ガスの検針員は、消費設備の点検・調査業務を行える「保安業務員」や「調査員」の資格を持っていると有利になるでしょう。
3.ビル管理/ビルメンテナンス
ビル管理やビルメンテナンスの仕事は、オフィスビルや商業施設、病院など、規模の大きい建物の維持や管理を行います。業務を覚えるまでは先輩スタッフと一緒に巡回しますが、慣れてからは一人でできる作業がメインです。空調機や電気設備、ボイラーなどの点検を行うため、専門性の高いスキルや知識を習得できます。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「ビル施設管理」によると、ビルメンテナンスの平均年収は432.9万円。専門的なスキルを身につけたり資格を取得したりすれば、年収アップを目指せる可能性があります。
向いている人の特徴
ビルメンテナンスは技術系の仕事なので、機械や工具を使ったもの作りが好きな人におすすめです。また、ビルメンテナンスに関する資格があると、就職や転職、その後のキャリアアップで有利になるため、資格取得に対する意欲がある方にも向いています。
資格
ビルメンテナンスの仕事に必須の資格はありません。とはいえ、「危険物取扱者乙種第4類」「二級ボイラー技士」「第二種電気工事士」「第三種冷凍機械責任者」などの資格を取得すると、就職や転職の際に役立つでしょう。
正社員
設備管理職(ビルメンテナンス)
-
年収 330万円 ~ 510万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
4.清掃員
清掃員は、オフィスビルや商業施設、学校、病院などを清掃する仕事です。担当する場所によっては、早朝や深夜に作業することもあります。人がいる場所であっても会話をすることは少ないため、一人でできる仕事といえるでしょう。ただし、職場によってはチームで清掃する場合もあるので、応募する前に求人の内容をよく確認することが大切です。
なお、職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、「ビル清掃」の平均年収は279.5万円、「鉄道車両清掃」と「ハウスクリーニング」の平均年収は382万円、「客室清掃・整備担当(ホテル・旅館)」の平均年収は314.8万円です。
向いている人の特徴
清掃員の仕事は、掃除が好きな人や細かな点に気付ける人に向いています。また、決められた時間内に清掃を終わらせる必要があるため、計画性を持って仕事ができる人にも向いているでしょう。
資格
清掃の仕事に就くために必須となる資格はありません。厚生労働省が認定する「ビルクリーニング技能士」や「ハウスクリーニング技能士」などの資格を取得すれば、スキルの証明に役立ちます。
「清掃業の主な仕事場と業務内容」のコラムでは、清掃員の仕事について詳しくご紹介しています。興味のある人はあわせてご参照ください。
正社員
清掃職
-
年収 306万円 ~ 472万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
5.警備員
警備員の仕事内容は、施設内での警備業務と、工事現場や雑踏での交通整理業務に分けられます。施設内の見回りや車の誘導などを行うため、人とコミュニケーションをとる機会は少なく、一人でできる仕事といえるでしょう。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、「施設警備員」の平均年収は334.3万円、「雑踏・交通誘導警備員」の平均年収は311.7万円です。
向いている人の特徴
警備員の仕事は人々の安全を守ることが目的のため、責任感のある人に向いているでしょう。また、勤務場所によっては夜勤があったり立っている時間が長かったりするため、体力に自信がある人にもおすすめです。
資格
警備員の仕事に就くために必須となる資格はありません。働きながら「警備員指導教育責任者」「施設警備業務検定」「交通誘導警備業務」といった公的検定資格を取得することで、キャリアアップを目指せるでしょう。
正社員
セキュリティースタッフ職
-
年収 267万円 ~ 412万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
6.新聞配達員/ポスティング
新聞配達員は、バイクや自転車を使い、担当エリアにある各家庭のポストに新聞を投函する仕事。投函作業のほか、新聞への広告折込といった作業も発生します。販売店にいる間はスタッフ同士のコミュニケーションが発生しますが、配達は一人でできる作業です。
ポスティングは、各家庭の郵便受けにチラシを投函する仕事です。日給制と歩合制の2種類があり、日給制の場合はノルマを達成することで、歩合制の場合はチラシを投函した枚数によって、収入を得ることが可能です。
向いている人の特徴
新聞配達は早朝の勤務になることもあるため、早起きが苦でない人に向いているでしょう。また、配達先によってはエレベーターがなく階段を使用して届けることもあり、体力が求められることもあります。また、ポスティングは一人で行うため、自分のペースで仕事をしたい人に向いています。マンションや住宅の多いエリアであれば効率的にポスティングできるので、業務を早く終えられれば残り時間を自由に使うことも可能です。計画的に行動できる人や時間を自由に使いたい人に適しています。
資格
新聞配達やポスティングの仕事をするにあたって、必須となる資格はありません。ただし、バイクを使って配達を行う場合は、運転免許証をもっていると選考で有利に働く可能性があります。
7.ドリンク補充員(自販機補充員)
ドリンク補充員は、担当エリア内に設置してある自動販売機を管理する仕事です。具体的には、担当エリアをトラックなどでまわり、ドリンクや商品の補充や売上金の回収、設置したゴミ箱の中身の回収・清掃などを行います。また、商品のラインナップや数を検討したり、自動販売機の設置を提案したりすることもあります。
基本的には一人でエリア内を回りますが、設置数などによっては2人以上のチームで行動することもあるようです。応募する際は、一人でできる仕事かどうか、確認しておくようにしましょう。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「清涼飲料ルートセールス」によると、平均年収は384.4万円です。
向いている人の特徴
ドリンク補充員に向いているのは、効率よく担当エリアを回ったりスムーズにドリンクを補充したりといった工夫ができる人です。1日に複数箇所回ることになるので、効率的に動かなければ、時間がかかってしまうでしょう。自分の工夫次第で業務の効率化が図れることは、働くうえでのやりがいになるでしょう。
資格
ドリンク補充員になるには、業務で使用する車やトラックに関わる運転免許が必要です。トラックを運転する場合、「中型自動車第一種免許」などが必要になることもあります。ただし、入社後に資格取得を支援してくれる職場もあるので、必ずしも事前の取得が求められるわけではありません。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
人と関わらず黙々と働ける仕事は他にもある?
大工やパティシエ、陶芸家といった「職人」も、人と関わる機会が少ない仕事です。「コツコツできる仕事とは?タイプ別の職種や正社員を目指すポイントを紹介!」では、自分のペースでできる職種についてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
作業中心の仕事は、確かに一人で黙々と集中できる時間が多いかもしれませんね。ただし、職人のような仕事であっても、顧客の要望を聞く、納期や価格の交渉を行う、他の職人さんと連携して作業を進めるなどの場面は出てきます。
「人とまったく関わらない」仕事は存在しないと言っても過言ではありません。自分の許容範囲内でコミュニケーションを最小限に抑えながら、自分の世界に没頭できる仕事を見つけることが重要です。
【ドライバー関連】一人でできる仕事3選
ここでは、一人で仕事を進めやすい「ドライバー関連」の仕事を3つご紹介します。「車を運転するのが得意」「自分のペースでできるドライバー職に興味がある」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
【ドライバー関連】一人でできる仕事
- タクシードライバー
- 配送ドライバー
- 長距離トラックドライバー
1.タクシードライバー
タクシードライバーは、乗客を目的地まで送り届けることが仕事です。目的地を伺ったり会計をしたりする際の接客や、送迎中のコミュニケーションはあるものの、基本的に一人で仕事を進められる仕事といえます。道を覚えるまでは苦労することもありますが、乗客から直接感謝の言葉を聞ける場合があるなど、やりがいを感じられる仕事です。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「タクシー運転手」によると、平均年収は361.3万円でした。
向いている人の特徴
タクシードライバーは乗客の命を預かる仕事であるため、安全運転ができる人に向いています。乗客が急いでいるときは、最短ルートや渋滞していない道を選ぶなど、臨機応変に対応できる人は重宝されるでしょう。歩合制のタクシー会社も多いので、自分の努力が給与に反映されることにやりがいを感じる人にもおすすめです。
資格
タクシードライバーになるには、「第二種運転免許」が必要です。会社によっては、「第一種運転免許」を取得して3年以上経過していれば、入社後に「第二種運転免許」の取得のサポートをしてくれる場合もあります。
正社員
タクシードライバー
-
年収 224万円 ~ 286万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,安定的な仕事,諸手当あり
2.配送ドライバー
車両を運転し、荷物の運搬を行うのが配送ドライバーの主な仕事です。配送ドライバーが行うルート配送は、ある程度決まった取引先や個人宅に荷物を届けることになります。配送先の相手とコミュニケーションはあるものの、移動中は一人で行動するのが一般的です。
なお、職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、「ルート配送ドライバー」の平均年収は384.4万円でした。
向いている人の特徴
配送ドライバーは長時間運転をするため、運転が好きな人はもちろん、体力に自信がある人に向いています。日によって異なる配送先に向かう場合もあり、地理に詳しい人にもおすすめです。
正社員
法人向けルート営業
-
年収 345万円 ~ 439万円
-
大手企業,未経験OK,土日祝休み,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
資格
配送ドライバーは、使用する車両の種類に応じた運転免許が必要です。事業用自動車を運転する軽貨物ドライバーであれば「普通自動車第一種運転免許」、2トントラックのドライバーであれば「準中型第一種自動車免許」が求められます。
3.長距離トラックドライバー
長距離トラックドライバーは、中型、もしくは大型のトラックを運転し、大量の貨物を長時間掛けて輸送するのが仕事です。積荷の上げ下ろし作業時に取引先とのやり取りが発生することもありますが、長い運転中は一人でいられます。
なお、職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、「トレーラートラック運転手」の平均年収は477.4万円です。
向いている人の特徴
長距離トラックドライバーは、長距離の運転や、大きなトラックの運転に抵抗のない方に向いているといえるでしょう。特に、大型トラックの運転には免許取得のために時間や技術が求められます。運転に自信があれば、運転するトラックの種類を増やせるでしょう。
資格
3.5トン未満の小型トラックの運転までは、「普通自動車第一種運転免許」のみで可能です。しかし、3.5トン以上は「準中型第一種自動車免許」、7.5トン以上は「中型自動車第一種(二種)運転免許」、11トン以上「大型自動車第一種(二種)運転免許」にように、トラックの車両総重量と最大積載量に合わせた特別な免許が必要になります。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
ドライバーは一人で運転する時間が多いですが、荷物の積み下ろしで人と接したり、顧客の方と納品のやり取りをしたり、時には商品について質問される場面もあります。やむを得ない遅延の場合に、理由などを伝えるコミュニケーションが発生することも想定しておきましょう。
ドライバーの仕事も様々な種類があります。運転自体は好きだとしても、「顧客とのコミュニケーションが多いか少ないか」など、具体的な仕事内容まで確認しましょう。
【独立・フリーランス】一人でできる仕事5選
ここでは、独立して会社を立ち上げたり、フリーランスになったりするなどして、一人でできる仕事を5つご紹介します。「自分一人の力で仕事がしたい」という方は、参考にしてみてください。
動画編集・動画クリエイター
動画編集・動画クリエイターの仕事は、動画の撮影から編集、公開までを一貫して手掛ける場合と、クライアントからの依頼に応じて画像を編集・制作する場合の2パターンあります。動画の撮影や編集技術があれば一人でできるため、独立してフリーランスとして自由に活躍しやすい仕事です。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「動画制作」によると、平均年収は579.8万円と高めです。センスやスキルによっては、高収入を目指すこともできるでしょう。
エステティシャン/ネイリスト
エステティシャンは顔や身体の美容施術を行う仕事、ネイリストは爪を美しく整える仕事です。エステティシャンやネイリストとして働くために必須となる資格はないものの、基礎的なスキルの習得のために民間資格を取得する人もいるようです。「自宅で開業しやすい」という点も、エステティシャンやネイリストを目指すメリットといえるでしょう。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、平均年収は「エステティシャン」と「ネイリスト」どちらの場合も322.8万円でした。
整体師/鍼灸師
整体師や鍼灸師は、指圧法・解剖学を学び、技術によってお客さまの体のケア・治療を行う仕事です。整体師になるのに必須となる資格はありませんが、民間資格を取得して就業するのが一般的。業務の幅を広げたい場合は「あん摩マッサージ指圧師」や「柔道整復師」といった国家資格の取得を目指すと良いでしょう。一方、鍼灸師になるには、指定学校での知識・技能の履修が必要で、国家試験である「はり師試験」「きゅう師試験」に合格しなければなりません。
税理士/公認会計士
税理士は個人・企業の税金に関わるサポートを行う仕事で、公認会計士は、監査・会計の専門家として企業・組織の財務に関する書類の監査や誤りがないことを証明する仕事です。
国税庁の「令和5年度(第73回)税理士試験結果表(試験地別)」によると、2023年度の税理士試験の合格率は21.7%でした。また、金融庁の「令和5年公認会計士試験の合格発表の概要について」によると、2023年の公認会計士試験の合格率は7.6%となっています。
どちらも難易度の高い仕事ですが、資格を取得すれば専門分野のスペシャリストとして長く活躍できるでしょう。
参照元
国税庁
税理士試験
金融庁
令和5年公認会計士試験の合格発表について
ハンドメイド作家
ハンドメイド作家は、手作りのオリジナル作品を販売する仕事です。ハンドメイドの服やバッグ、アクセサリー、小物、アートなど、さまざまなカテゴリーのなかから、自分の得意なジャンルを選んで仕事にできる魅力があります。フリマアプリやハンドメイド専用サイトのように、ハンドメイド作家が活躍する販売サイトも幅広く存在しているので、制作から販売まで一人で管理できるでしょう。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
一人でできる仕事に向いているのはどんな人?
一人でできる仕事に向いているのは、「自分でスケジュール管理ができる人」「自主的に努力できる人」「責任感のある決断ができる人」などです。以下でそれぞれ解説します。
自分でスケジュール管理ができる
スケジュール管理がしっかりとできる人は、一人で仕事をしても無理なく進められるでしょう。一人で仕事をするなら、適度に体を動かしたり頭を休めたりして健康面に気を配ることも大切です。特に、フリーランスの場合は周りのサポートがないため、休日や勤務時間をすべて自分で管理することになります。ある程度決められたスケジュールのなかで仕事をしたいという方は、一人でできる仕事をすると苦労する可能性があるので気をつけましょう。
自主的に努力できる
自主的に努力できる人も、一人でできる仕事に向いています。一人で仕事をする場合、情報収集を行ったり資格取得のために勉強したりするなど、スキルを磨くことが大切です。周りのサポートがない環境でも、努力してスキルアップできる人は着実に成果を出していけるでしょう。
責任感・決断力がある
一人でできる仕事をするなら、責任感や決断力が求められます。前述のとおり、一人で働く場合は同僚や上司などからのフォローはなく、すべてを自分で決めなくてはなりません。自分の役割を理解し、正しい判断ができる人は、一人で仕事をしても最後までやり遂げられるでしょう。
マルチタスクが得意
仕事をするのが自分一人の場合、納期や依頼に合わせて作業を同時進行する必要が出てくる可能性もあります。そのようなときに、仕事の優先順位を立て、複数の仕事をこなせるようなマルチタスクスキルのある人は、一人でも苦にならずに仕事ができるでしょう。
「なぜ一人でできる仕事がしたいのか」を明確にしよう
一人でできる仕事を探す際は、「なぜ一人でできる仕事がしたいのか」をはっきりさせましょう。漠然と「一人でできる仕事がしたい」というだけでは、自分に合った求人を絞りにくく、企業に対して就職意欲が伝わらないからです。
私たちハタラクティブは、専任のキャリアアドバイザーがあなたの希望をヒアリングしたうえでぴったりのお仕事をご提案します。企業の雰囲気や具体的な業務内容などの情報もお伝えできるので、お気軽にご相談くださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
一人でできる仕事に就くために役立つ資格・スキル
ここでは、一人でできる仕事をお探しの方が、持っておくと役立つ資格やスキルをご紹介します。あくまで一例ですが、参考にしてみてください。
MOS(マイクロオフィススペシャリスト)
MOSは、WordやExcelといったパソコンで文書作成や編集を行うためのソフトウェアを使いこなすスキルがあることを証明する資格です。業務にパソコンを使用する企業は多いため、一人でできる仕事に限らず、MOSの資格は幅広い職種で活かせるでしょう。MOSを取得すれば、データのグラフ化や研修の準備、書類の作成などを効率的に進めることが可能です。
TOEICスコア600点以上
TOEICのスコアが600点以上を取れている場合は、履歴書に書くと企業へのアピールになることがあります。TOEICは、英語のリーディングとリスニングスキルを測る資格です。一人でできる仕事として、翻訳の仕事や海外の方とやり取りをする場合には、700〜850点以上のスコアが役立ちます。なお、「TOEFL」も英語力を証明するのに役立ちますが、日本の企業ではTOEICのほうが一般的のようです。
日商簿記2級以上
日商簿記(商工会議所簿記検定試験)は経理に関する資格で、1級、2級、3級、初級、原価計算初級の5種類に分かれています。転職活動では、2級以上が評価の対象となるでしょう。2級以上であれば、初心者向けの仕事や単発の案件を一人でできたり、就職・転職の際に有利になったりする可能性があります。
就職に役立つ資格については、「就職に役立つ資格8選!就活で有利になるアピール方法も解説」のコラムも参考にしてください。目指したい業界や職種に応じて資格を取得すれば、必要な知識や技術を身につけられるでしょう。
一人でできる仕事に必要な資格にはどのようなものがありますか?
どんな働き方をしたいのかを明確にした上で、必要な資格について調べましょう!
一人でできる仕事とひとくちに言っても、業種や職種によって必要な資格は様々。例えば、以下のようなものがあります。
・専門スキル・知識を活かす仕事
Webデザイナー、プログラマー:Webデザイン技能検定や情報処理技術者試験などの資格を取得することで、スキルを客観的に示せる場合があります。
・手に職をつける仕事
美容師、理容師、調理師: 国家資格が必要。専門学校に通い試験に合格する必要があります。
セラピスト、整体師:民間資格を取得することが一般的です。
・その他
トラック運転手:中型自動車免許や大型自動車免許など、業務内容に応じた運転免許が必要です。
不動産業:宅地建物取引士の資格があると、業務の幅が広がります。
資格取得には、費用や学習時間が必要となります。まずは、どんな仕事に興味があるのか、どんな働き方をしたいのかを明確にした上で、必要な資格について調べるようにしましょう。
一人でできる仕事に就くメリット
一人でできる仕事にはメリットもあれば、デメリットもあります。ここでは、一人でできる仕事に就くメリットを解説するので、チェックしてみましょう。
一人でできる仕事のメリット
- 人間関係のストレスが少ない
- 自分のペースで仕事ができる
- 仕事によっては在宅勤務が可能
- 副業として本職と両立しやすい
人間関係のストレスが少ない
一人でできる仕事に就くメリットは、人間関係のストレスをそれほど感じることなく働ける点です。一人でできる仕事は、上司や同僚に気を使ったり緊張したりすることがないため、コミュニケーションに苦手意識がある方も無理なく仕事を進められます。人と一緒に行動するのが苦手な人や、人間関係の構築に苦手意識がある人、ほかの人がいると緊張して実力が出せないという人にとって、一人でできる仕事を選ぶメリットは大きいでしょう。
自分のペースで仕事ができる
自分のペースで働けることも、一人でできる仕事を選ぶメリットです。一人で仕事をしていれば、ほかの人から急に仕事を振られたり、話しかけられてペースを乱されたりすることはありません。仕事に集中しやすいので、作業効率や生産性のアップが見込めるでしょう。また、裁量権のある仕事であれば、自分でスケジュール管理をしながら進め方を決められるのもメリットといえます。
仕事によってはリモートワークが可能
職場の方針にもよりますが、個人で作業を進められる仕事はリモートワークが可能な場合があります。在宅勤務を選べる仕事であれば、通勤時間を削減でき、一人の時間を確保しやすいのがメリットです。特に、フリーランスの場合は、自宅以外にカフェやコワーキングスペースなど、場所を問わず作業ができるのも魅力といえます。
副業として本職と両立しやすい
リモートワークが可能な仕事は、副業としてすきま時間に作業がしやすいのも特徴です。退勤後の一人の時間を使って本業と違った仕事をすれば、スキルや経験値を上げることができるでしょう。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、副業の経験率は、2022年度の19.2%から2024年度26.9%に上昇しています。社会情勢によることもありますが、最近は意識的に副業に取り組む若者も増えてきていることが窺えるでしょう。
ただし、本業で副業が禁止されている場合もあります。副業をする場合は、就業規則をきちんと確認してから始めるようにしてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
一人でできる仕事に就くデメリット
一人でできる仕事には、メリットがある一方で代わりがいなかったり自分の力で案件を獲得しなければならなかったりする大変さもあります。メリットばかりに注目すると、就業後にミスマッチを感じる恐れがあるので、メリットとデメリットの両方を把握したうえで、仕事として続けられそうか判断することが大切です。
一人でできる仕事のデメリット
- 仕事の相談相手・代わりがいない
- 仕事のオン・オフを切り替えにくい
- フリーランスの場合は自分で案件を獲得する必要がある
- 確定申告の手続きが必要なこともある
仕事の相談相手・代わりがいない
一人でできる仕事は、気兼ねなく作業を進められる一方で、業務の相談相手や体調不良などで休みたいときの代わりを見つけづらく、不便さを感じる場合があるでしょう。
たとえば、業務上でミスが発生した際、職場に同僚や上司がいれば、相談したりアドバイスをもらったりするなど、頼ることは可能です。しかし、単独の業務で周りを頼れない場合、自分の力で問題を解決する必要があるので、人によってはその点をデメリットに感じる可能性はあります。
仕事のオン・オフを切り替えにくい
一人で仕事を行う場合、仕事のオン・オフを切り替えにくいと感じる可能性もあります。オフィスワークの場合、就業開始時間や休憩のタイミングが重なるため、仕事のオンオフの切り替えがしやすいでしょう。しかし、自分に裁量権がある場合、「仕事に集中しすぎて休憩を忘れてしまった」ということも。一人でできる仕事に就く場合は、自分なりのオンオフの切り替え方法を考えておくのがおすすめです。
フリーランスの場合は自分で案件を獲得する必要がある
フリーランスの場合、会社員と違って上司から仕事を割り振られることはありません。案件は自分で獲得する必要があるので、仕事を得られなければ収入がゼロになるリスクもあるでしょう。
また、納期がある仕事の場合は休みづらさを感じるかもしれません。体調を崩して仕事ができなくなると、納期を守るのが難しくなり、次の仕事の依頼に悪影響を及ぼす恐れがあるのもデメリットです。
確定申告の手続きが必要なこともある
フリーランスとして働く場合、確定申告が必要になる可能性があります。会社に勤めている場合は企業側で年末調整を行ってくれますが、一人で働きながら一定の収入を得ている場合は自分で確定申告を行わなければなりません。人によっては、確定申告の計算や手続きをすることを手間に感じるかもしれません。確定申告をしなかった場合、支払うべき税金に加えて追加徴税が行われる可能性があるので、注意が必要です。
一人でできる仕事の求人を探す4つの方法
一人でできる仕事の求人を探す方法は、ハローワークやエージェントの利用など、さまざまです。以下で仕事探しの方法をご紹介するので、自分に合ったやり方を試してみましょう。
一人でできる仕事の求人を探す方法
- 就職・転職サイトで求人を探す
- ハローワークで紹介してもらう
- クラウドソーシングサイトで仕事を受注する
- 就職・転職エージェントを利用する
1.就職・転職サイトで求人を探す
就職・転職サイトとは、求人情報をインターネット上に掲載しているWebサイトのこと。好きな時間に閲覧でき、経験の有無や休日数、職種などの幅広い条件を絞って求人検索ができるのが魅力です。一人でできる仕事を探す際は、検索窓に「在宅勤務OK」「自分のペースで働ける」といったワードを入力して検索すると、効率よく探せる可能性があります。
ただし、就職・転職サイトを利用する場合、求人選びや応募、面接の日程調整などはすべて自分で行わなければならないため、スケジュール管理を徹底することが大切です。
希望する仕事に就くためには早めの行動がおすすめ
「一人でできる仕事をしたい」と就職や転職をお考えの方には、早めに行動することをおすすめします。ポテンシャルが評価されやすい20代のうちは、スキルや経験が浅くても採用される可能性が高く、選べる仕事の幅が広いからです。
30代、40代と年齢を重ねるにつれて即戦力が重視されるようになり、異業種への挑戦は難しくなる傾向があります。将来の選択肢が多いうちに行動を起こしましょう。
2.ハローワークで紹介してもらう
ハローワークで一人でできる仕事を探すのもおすすめです。ハローワーク(公共職業安定所)とは、厚生労働省が運営を行う就職支援サービス。求人の掲載が無料のため求人の数が多く、選択肢を多くもちたい型に向いています。ハローワークの相談窓口を利用すれば、職業相談や紹介状の作成、応募書類の作成支援などのサービスを受けられるのもメリットです。
「ハローワークを利用する流れは?初めての応募申し込みや失業保険の申請方法」では、ハローワークのサービスについて詳しくまとめているので、ぜひご確認ください。
3.クラウドソーシングサイトで仕事を受注する
クラウドソーシングサイトを利用して、一人でできる案件を探してみるのも良いでしょう。クラウドソーシングサイトとは、企業がインターネット上で不特定多数の業者や個人に業務を発注するサービスです。特定の業者・個人に業務を委託するアウトソーシングとは異なり、受注側は自分のスキルを活かし、時間や場所、仕事の内容を自由に選べる点がメリット。また、時給ではなく納品する成果物によって単価が発生する傾向にあります。
4.就職・転職エージェントを利用する
一人で仕事を探すのがうまくいかない場合は、就職・転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。就職・転職エージェントとは、求職活動全体をサポートしてくれる民間サービスのこと。専任のアドバイザーが付き、求職者の適性に合った求人の紹介を受けられます。一般的に出回っていない非公開求人を紹介してくれたり、応募書類の作成や面接対策に関するフィードバックをもらえたりするのもメリットです。
「一人でできる正社員求人の探し方が分からない」「そもそも自分にどんな仕事が合っているのか分からない」など、求職活動に不安を感じている人は、就職・転職エージェントを利用してみることをおすすめします。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、フリーターや第二新卒、既卒など、若年層向けに就職・転職支援サービスを提供しています。経験豊富なキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートするため、キャリア形成にお悩みの方も相談しやすいでしょう。
また、チャットツールを用いた相談にも対応しており、直接コミュニケーションを取ることが苦手な方も安心してご利用いただけます。未経験者歓迎の求人を多数ご用意しているので、初めて就活を行う方も自分に合う仕事を探しやすいはずです。サービスはすべて無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
一人でできる仕事に関するよくある質問
ここでは、「一人でできる仕事がしたい」と考えている方によくある質問をQ&A方式でまとめました。一人でできる仕事について、「正社員も可能?」「高収入を狙える?」などの疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
一人で黙々とできる正社員の仕事は?
一人で黙々とできる仕事のなかでも正社員求人が多いのは、「システムエンジニア」や「ビルメンテナンス」「警備員」などです。ドライバー関連なら、「タクシードライバー」や「配送ドライバー」なども正社員求人を出しています。
一人でできる仕事については、「人と関わらない仕事はある?高収入・在宅勤務・正社員で働ける職種を紹介」のコラムでもご紹介しているので、ご参照ください。
一人でできる仕事で高収入を狙えますか?
一人でできる仕事のなかでも高収入を狙いやすいのは、「ITエンジニア職」「翻訳者」といった専門スキルに特化した職種です。働き方によっては、在宅勤務やフリーランスを目指すことが可能なので、必要以上に人と関わらずに済むでしょう。
高収入を得やすい仕事については、「高収入の仕事とは?無資格・未経験者も挑戦できる?年収アップを目指すには」のコラムで解説しているので、あわせてご覧ください。
女性におすすめの「人と関わらない仕事」は?
人と必要以上に関わらない仕事のなかで女性におすすめなのは、「Webライター」「データ入力」などの在宅勤務が可能になりやすい職種です。性別問わずできる仕事ではあるものの、比較的女性の割合が高い傾向があります。
また、エステティシャンやネイリストといった女性のお客さまが多い職種もおすすめ。サロンで一定期間の業務経験を積んだあとで独立・開業すれば、自分一人で仕事を進められます。手に職を付けたい女性は、「手に職をつけたい女性におすすめの仕事一覧!転職する際の注意点も紹介」のコラムも参考になるかもしれません。
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