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薄給とはいくらぐらいの金額を指す?年代別の平均年収を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 「薄給」に明確な基準はない
- 自分の年収が平均より低かったり生活が苦しかったりすると「薄給」と感じることがある
- 年齢が上がるにつれて年収も高くなる傾向にあるが、女性は20代後半から変化が少ない
- 1人暮らしで快適な生活を送るためには、月に18万円ほど必要
- 薄給であっても正社員として働くメリットは多い
- 「昇給が望めない」「副業ができない」といった場合は、転職を検討してみるのも手
「薄給」がどの程度の金額を指すのか、知らない方も多いのではないでしょうか。給与は地域や学歴、年齢などによって金額が異なります。そのため、薄給に明確な基準はありません。しかし、同年代の平均年収を下回っているときや生活が苦しいときなどに、薄給だと感じる人は多いようです。このコラムでは、薄給の定義や1人暮らしに必要な金額などを紹介。薄給から抜け出すための方法などもまとめています。
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薄給とはいくらぐらいの金額を指すのか
薄給に明確な基準はありません。また、給与は地域や学歴、年齢などによって金額が異なるため、一概に「いくらからが薄給」とはいえないでしょう。ただし、自分の収入が同年代の平均収入を下回っているときや、生活が苦しいときなどに「薄給」だと感じることがあるようです。
年代別の平均年収とは
では、平均年収はどの程度の金額なのでしょうか。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」を参考に、以下で平均年収を年代別にまとめました。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
10代後半~ | 137万円 | 114万円 |
20~24歳 | 291万円 | 253万円 |
25~29歳 | 420万円 | 349万円 |
30~34歳 | 485万円 | 338万円 |
35~39歳 | 549万円 | 333万円 |
40~44歳 | 602万円 | 335万円 |
45~49歳 | 643万円 | 346万円 |
引用:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
上記はあくまで全体の平均金額なので、地域や職種によって年収は異なります。しかし、同年代より自分の給与が下回っていると、「薄給」だと感じてしまう人は多いようです。また、男性は年齢が上がるにつれて収入が増えていくのに対し、女性は25歳~29歳を超えると平均年収があまり変わりません。そのため、女性の方が収入に不満を抱くケースが多い傾向にあるといえます。
参照元
国税庁
民間給与実態統計調査
快適な生活を送るために必要な金額は
前述したように、生活が苦しくなったときに薄給だと感じる人もいます。では、1人暮らしで快適な生活を送るためには、どのくらいの費用が必要なのでしょうか。総務省の「家計調査(2024年1月~3月)」のデータを参考に、以下で34歳までの単身世帯の生活費平均額をまとめました。
支出項目 | 平均支出額 |
---|---|
食費 | 3万7,672円 |
住居費 | 2万3,213円 |
光熱水道費 | 7,224円 |
交通通信費 | 2万5,529円 |
被服費 | 6,873円 |
家具・家事用品 | 4,662円 |
医療費 | 8,187円 |
交際費 | 1万2,440円 |
教養娯楽費 | 2万2,687円 |
その他雑費 | 2万8,526円 |
計 | 17万7,013円 |
参照:e-Stat 政府統計の総合窓口「2024年1月~3月 家計調査 / 家計収支編 第2表」
上記の数値はあくまで全国平均のため、住居費や交通通信費などは住む場所によって異なります。しかし、1人暮らしをする場合、最低でも手取りで18万円ほどの月収が必要と考えられます。
参照元
e-Stat 政府統計の総合窓口
2024年1月~3月 家計調査 / 家計収支編 第2表
薄給の正社員のメリットとは
正社員の給料よりバイトや派遣社員など、時給で働いた方が稼げるといった理由から、フリーターとして働くことを選ぶ人もいます。しかし、薄給であっても正社員として働くメリットとして、以下のようなものが考えられます。
- ・雇用期間の定めがないため、長期的に安定した環境で働ける
- ・社会的信用を得やすい
- ・賞与や昇給を期待できる
- ・福利厚生が充実している
- ・任される仕事の幅が広く、スキルアップを目指しやすい
上記のように、正社員には雇用期間の定めがなく、長期的に安定した環境で働けるという安心感がある点が大きなメリットといえます。会社によっては長期的に勤務することで昇給や昇進などを目指すことができるため、モチベーションを保ちながら業務に取り組めるでしょう。正社員として働くメリットについては、「正社員のメリットを解説します!非正社員との違いは?」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
薄給から抜け出すためには
では、薄給から抜け出して高給与を得るには、どのような方法があるのでしょうか。以下で紹介していきます。
昇給や昇進を目指す
薄給から抜け出すためには、今の職場での昇格や昇給を目指してみるのも1つの方法です。「長期的に就業する」「新しいことにも積極的にチャレンジする」など、高評価を得られるように努めてみましょう。
副業を始める
副業を始めることで、収入を増やす手段もあります。しかし、会社によっては副業が禁止されている場合もあるため、まずは就業規則を確認してみましょう。「正社員は副業してOK?働く際の注意点と確定申告の基礎知識」のコラムでは、副業の種類やはじめるメリット、注意点などについてまとめているので参考にしてみてください。
転職を検討する
「会社で副業が禁止されている」「長く勤めても昇給や昇進に望みを持てそうにない」といった場合は、転職を考えてみるのも1つの方法です。転職を考える際は、まず現在の生活水準を見直してみましょう。自分では薄給だと思っていても、他人から見れば十分な金額だということもあります。生活するために本当に必要な金額を、一度きちんと計算してみることが大切です。
薄給だと感じるのは、仕事内容に満足していないからというケースもあります。希望通りの仕事をしている方の中には、意外と給料のことは気にならないという方も。また、賃金に見合わないほどの激務だと感じる場合には、職場環境や業務内容を見直してみたり、上司に相談してみたりすると良いでしょう。
「同年代と比べて薄給な気がする」「もう少し給与を上げたい」「頑張りを評価してくれる職場で働きたい」などとお考えの場合は、ハタラクティブの利用を検討してみませんか。
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薄給に関するFAQ
ここでは、収入に関するお悩みにQ&A方式で回答しています。
給与が少なく生活が不安です。
給料が少ない場合は、「生活費を節約して出費をできるだけ抑える」「給料アップを会社に交渉する」「副業して足りない分を補う」などの方法があります。根本的な解決を望むなら、条件の良い会社へ転職するのも一つの手でしょう。詳しくは「給料が安いから仕事を辞めるのはあり?収入アップの方法もご紹介」のコラムを参考にしてください。
年収350万円でひとり暮らしは厳しいですか?
年収350万の場合、所得税や住民税、社会保険料などを差し引くと、手取り年収は250~280万円ほどになります。月計算では20万~24万円ほどとなり、20万円代前半が毎月の手取りになるでしょう。家賃の相場にもよりますが、多少余裕をもって1人暮らしができるはずです。年収350万円の人の生活については、「年収350万の手取りはいくら?生活スタイルや貯蓄のポイントについて解説」のコラムをチェックしてみてください。
20代の平均年収が知りたいです。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」の調査によると、20代の平均年収は、男女計で20~24歳が273万円、25~29歳が389万円でした。男女別の平均は、このコラムの「薄給とはいくらぐらいの金額を指すのか」をご覧ください。学歴別の平均年収については「高卒の平均年収は?大卒と変わらない?給与の高い仕事と収入アップのコツ」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
参照元
国税庁
令和4年分 民間給与実態統計調査
年収が高い仕事って?
総合商社やコンサル、メガバンクなどの業界、医師や弁護士といった職種は年収が高いといわれています。また、住宅や保険の販売、自動車のディーラーは、歩合制で高収入を得られる可能性もあるでしょう。それぞれの仕事の詳細が知りたい方は、「給料が高い仕事とは?ランキング形式で紹介!」のコラムを参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。