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田舎暮らしの仕事とは?求人の実態や探し方と移住時に確認したい項目を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 田舎暮らしに魅力を感じ、移住先の地方で仕事をしようとする人は増えている
- 田舎でできる仕事には「専門的な資格」「働く場所を問わない」などの特徴がある
- 田舎で仕事をするメリットには、優良中小企業が多く若手が重宝されることなどがある
- 田舎で仕事を探すときは、自治体などの提供する情報を利用して就活することがポイント
田舎で仕事をしたいと考えていても、自分に向いているのか不安に感じている方もいるでしょう。近年、地方自治体が移住者を積極的に受け入れたり、都市部から離れても働きやすい環境を整えたりしている地域も増えているようです。しかし「田舎は仕事が少ない」との声もよく聞くでしょう。このコラムでは、田舎での仕事の実態や就活のポイント、自分にあった仕事を見つけるためのポイントなどを紹介します。
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田舎には「仕事がない」と言われるのはなぜ?
田舎には「仕事がない」と言われる背景には、都会に比べて企業数が少なく求人や仕事の選択肢が少ないことが理由として挙げられます。しかし、近年では地方に進出する企業も増えており、「田舎には仕事がない」というのは間違ったイメージともいえるでしょう。
選択肢が少ないから
田舎は都会に比べて人口が少なく経済活動も控え目なため、業種や職種が少なく選択肢が限られてしまいます。「多くの選択肢から選ぶ」という都会のような就活スタイルが通用しないことが、田舎には仕事がないと言われる理由の一つとして考えられるでしょう。
田舎暮らしに誤ったイメージを持っているから
「移住先には仕事がない」「田舎暮らしでは就活が思うようにいかない」というのは、誤ったイメージです。
経済産業省と中小企業庁の「4 地方と大都市における業種構造の違いについて」の調査によると、大都市より郡部の方が倍率の高い業種として、「その他の業種(鉱業、採石業、砂利採取業、電気・ガス・熱供給・水道業、複合サービス事業を集計)」「建設業」「製造業」「小売業」などが挙げられています。
東京特別区+政令指定都市 | 郡部の町村 | |
---|---|---|
情報通信業 | 1.1倍 | 0.1倍 |
学術研究,専門・技術サービス業 | 2.8倍 | 1.0倍 |
不動産業,物品賃貸業 | 4.2倍 | 1.7倍 |
卸売業 | 4.4倍 | 1.8倍 |
金融業,保険業 | 0.8倍 | 0.4倍 |
教育,学習支援業 | 1.4倍 | 1.0倍 |
医療,福祉 | 3.6倍 | 2.7倍 |
宿泊業,飲食サービス業 | 6.7倍 | 5.2倍 |
運輸業,郵便業 | 1.2倍 | 1.2倍 |
サービス業(他に分類されないもの) | 3.0倍 | 3.0倍 |
生活関連サービス業,娯楽業 | 3.7倍 | 3.8倍 |
小売業 | 7.8倍 | 8.6倍 |
製造業 | 3.5倍 | 4.6倍 |
建設業 | 3.4倍 | 5.3倍 |
その他の業種 | 0.2倍 | 0.6倍 |
出典:経済産業省 中小企業庁「4 地方と大都市における業種構造の違いについて」
また「生活関連サービス業・娯楽業」「運輸業・郵便業」などの業種では、大都市との差がわずかとなっているのが特徴です。この結果から、田舎・地方に仕事がないわけではなく、業種によって差があるといえるでしょう。
参照元
経済産業省 中小企業庁
2016年版小規模企業白書
条件にこだわっているから
田舎で仕事を探したときに思うように見つからないのは、条件にこだわっているから。都会の仕事条件が念頭にあるため、給与や待遇などのミスマッチを起こしやすい傾向があるようです。
田舎は都会に比べて給与水準が低い傾向があるため、同じ仕事内容で同じ給与をもらうのは難しいでしょう。田舎の事情に合わせて条件を再考する必要があります。
田舎暮らしで就活する際のメリットやデメリットについては、「Iターンとは?UターンやJターンとの違いやメリット・デメリットをご紹介」のコラムでも詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。
実際に田舎で仕事をすることを選んだ理由ときっかけ
U・I・Jターンなどで田舎で仕事をすることを選んだ理由やきっかけについて、2017年に総務省が実施した「「田園回帰」に関する調査研究報告書」を元に男性・女性別と合計の割合を見てみましょう(複数回答可)。
移住した理由 | 全体 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
ふるさと(出身地)で暮らしたいと思ったから | 25.1% | 32.9% | 16.5% |
ふるさとではないが、なじみのある地域で暮らしたいから | 15.9% | 13.3% | 18.9% |
家族(配偶者、子ども、親)と一緒に暮らしたいから | 22.1% | 20.3% | 24.4% |
家族や親せきが近くにいるところで暮らしたいから | 21.4% | 19.6% | 23.6% |
気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから | 47.2% | 48.3% | 46.5% |
環境にやさしい暮らし(ロハス)やゆっくりとした暮らし(スローライフ)、自給自足の生活を送りたいと思ったから | 19.6% | 19.6% | 19.7% |
安くて新鮮で安心・安全な食料が手に入るところで暮らしたかったから | 9.6% | 7.7% | 11.8% |
農林水産業など都市地域ではできない仕事がしたかったから | 8.9% | 11.9% | 5.5% |
自分の資格や知識、スキルを活かした仕事や活動がしたかったから | 15.9% | 15.4% | 16.5% |
都市地域より安くて広い土地や住宅が手に入るから | 12.9% | 14.0% | 11.8% |
豊かな自然に恵まれた良好な環境の中で子どもを育てたかったから | 13.3% | 10.5% | 15.7% |
アウトドアスポーツなど趣味を楽しむ暮らしがしたかったから | 19.9% | 24.5% | 14.2% |
テレビや新聞、雑誌などを見て、田舎暮らしに魅力を感じたから | 4.4% | 2.1% | 7.1% |
移住先の自治体が実施する移住・定住の支援施策に魅力を感じたから | 8.1% | 7.7% | 8.7% |
それまでの働き方や暮らし方を変えたかったから | 30.3% | 25.2% | 36.2% |
新しい土地で新しい人間関係を築きたかったから | 10.7% | 10.5% | 11.0% |
都会の喧騒を離れて静かなところで暮らしたかったから | 27.3% | 24.5% | 30.7% |
引用:総務省「過疎地域への移住者に対するアンケート調査 資料 2(15p)」
全体で最も多かった回答は「気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから」というものです。次いで「それまでの働き方や暮らしを変えたかったから」「都会の喧騒を離れて静かなところで暮らしたかったから」となっています。
田舎への移住といえば「定年後に自然の多い場所でゆったり暮らしたい」という、年配の方々を想像する人も多いでしょう。しかし、最近では年配の方だけでなく、若者や単身者の間でも移住に人気が出てきています。
参照元
総務省
「田園回帰」に関する調査研究報告書の公表
田舎の仕事にある3つの特徴
一般的に、田舎は都会に比べて仕事が少ないといわれますが、地域の需要や働き方を考慮すれば見つかる可能性が高くなります。田舎でできる仕事の主な特徴を3つご紹介しましょう。
1.地域ごとにニーズの高い仕事
田舎でできる仕事の特徴として、各地域でニーズの高い仕事が挙げられます。田舎と呼ばれる地域では、高齢化が進んでいたり、一次産業が盛んであったりすることが主な特徴です。
農業など地域ごとにニーズの高い仕事であれば、求人が多い傾向があります。また、観光地を有する地域であれば、旅館やホテルなどの宿泊業や観光に関わる仕事なども需要が大きいでしょう。
2. 専門的な資格が必要な仕事
資格が必要な仕事は、田舎でも求人があるものです。病院・保育園・学校・介護施設などは、地域によっては人手不足に悩んでいるところもあります。専門職の資格を持っていれば、どの地域でも通用するので、仕事を見つけやすいといえるでしょう。
3. 働く場所を問わない仕事
場所に関係なく働ける仕事に就いていることも、移住で田舎暮らしをする人に見られる主な特徴の一つです。たとえば、インターネット環境とパソコンがあればできる仕事や、ものづくりのように材料があればできる仕事が挙げられます。
近年では出社を不要とするリモートワーク制度を整えている企業も増えており、勤務先に制度があれば転職する必要はありません。働く場所を問わないため、田舎だからといって「仕事がない」と困ることもないでしょう。「リモートワークができる職種は?仕事の始め方や注意点などとあわせて紹介」のコラムもご覧ください。
田舎の仕事で活躍できる主な職業
田舎でも活躍できる仕事は多くあります。各地域のニーズに合わせた職業を見つけて、その中から自分に合った仕事を見つけましょう。どんな職業があるのか、主な職業を6つご紹介します。
1.旅館などの観光業
有名な観光地がある田舎では、旅館やペンションなど、観光客向けの宿泊施設での仕事が多いでしょう。日本各地からだけでなく海外からも観光客が来る地域では、語学力を活かして働くことも可能です。また、地域の観光名所や自然を案内するガイドの仕事もあります。
2.農業・畜産業などの一次産業
農業・畜産業・漁業・林業などの一次産業では、人手不足から自治体で募集をかけていることもあります。田舎の自治体では移住希望者向けに説明会を実施していたり、助成金のある移住プランを用意していたりするので、仕事の話を聞いてみるのもおすすめです。
また、地域起こしのために活動をしているグループに入るのも一つの方法。地元の一次産業の人と交流、協力しながらその土地に根ざした一次産業を目指しているため、地域の人と一緒に働けるでしょう。
3.リモートワークができる仕事
パソコンを使ってリモートワークができる仕事も、田舎暮らしに向いています。インターネットがつながれば通勤が必要ないので、都市部など居住地から離れた会社に所属することが可能に。
また、田舎ならではの仕事というわけではないので、今までしていた仕事を継続できるのも魅力です。田舎で仕事をするにあたって、一番始めやすい仕事といえるでしょう。
4.専門的スキルを活かした仕事
田舎に移住して働くなら、看護師・保育士・教員、または英語力に長けているなど、自分の持っている資格や専門スキルを活かす仕事もおすすめです。特に田舎では人手不足に悩む地域も多く、ほかの仕事に比べて求人を見つけやすい傾向があります。
5.ものづくりに携わる職業
田舎でものづくりに関わる職業は需要があり、携わる人も多いようです。ものづくりに関わる仕事には、大工・陶芸家・木工職人などがあります。
家を作る大工のほか、自分の工房を持っている陶芸家や木工職人など、原材料のあるところの近くに住んで活動している人も少なくありません。自然を活かし、静かな環境で仕事に没頭できるのが大きな魅力といえるでしょう。
田舎暮らし・Uターン転職など、地元での仕事に関する情報は「地元就職先の探し方!成功するための方法とは?」でも解説しています。就活アドバイザーの活きた情報を得られるため、ぜひ参考にしてください。
田舎暮らしで仕事をする5つのメリット
田舎で暮らし、仕事をするメリットは「満員の通勤電車からの解放」「都会での経験がアピールになる」「年齢が若いと重宝されることがある」などです。
1.通勤電車から解放される
通勤電車から解放されることは、移住の大きなメリットです。都会の企業で働く場合、一般的には毎日電車通勤をするケースがほとんど。都市部は人口が多いので、通勤電車はいつもほぼ満員です。朝から混んでいる電車に揺られるのが憂鬱に感じる人も多いでしょう。
田舎の通勤手段は車が多く、時間帯によっては渋滞することがあるものの、満員電車で窮屈な思いをする必要はありません。毎日、長時間を通勤電車で費やす人にとっては、満員電車からの解放は魅力的なメリットといえるでしょう。
2.優良な中小企業が多い傾向がある
テレビのCMや就職サイトの影響などで都会の大企業が注目を集めがちですが、中小企業の割合は全企業の99%以上といわれています。中小企業は退職者が出たときのみの採用が多く、求人も出にくいですが、独自の強みを持ち、定着率の高い企業も多いのが特徴です。田舎にはそういった優良企業が多いので、良い転職のチャンスがあるといえるでしょう。
3.都会からの転職の場合は経験をアピールしやすい
都会からの転職であれば、経験を活かして地方企業の発展に貢献できます。田舎では、大企業の高い技術力や市場規模の大きさを学びたいと考える企業が多いので、都会での経験やスキルが重宝される傾向があるようです。
地方の企業より規模の大きい企業で働いていた場合は即戦力としてみなされることが多く、良い待遇や活躍できる仕事を提供してもらえる可能性が高いでしょう。
4.高い年齢層の社員が多く若手は重宝されやすい
田舎では主な年齢層が都市部より高いので、企業を構成する社員の年齢も高い傾向があります。フレッシュな若手社員はこれからを担う人材として重宝されるでしょう。
5.都市部の大企業の地方移転が進んでいる
都市部の大企業の地方移転が進んでいることも、注目したいメリットです。これまで、大企業は都市部に集中していましたが、近年では地方に移転する企業も増えてきています。そのため、地方にいながら大企業で働けるチャンスもあるといえるでしょう。
地方で就職するメリットについては「田舎に就職すると後悔する?都会よりつまらない?地方就職のメリットとは」のコラムで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
田舎で仕事をする4つのデメリット
田舎へ転居・転職を検討しているなら、「給与が低い傾向がある」「仕事の選択肢が少な目」といった田舎ならではのデメリットにも目を向ける必要があります。
1.給料が都会の水準より安い
地方の給料は、都会より安い基準で設定されていることが多いようです。「平均収入の実態を年代・男女・地域別に紹介!年収アップの方法も解説」のコラムでも説明しているように、東京と地方では数万円の差があることも。これまで都会で働いていた人は、田舎暮らしで同じ仕事をしても給料が下がる可能性があるでしょう。
昇給ペースも、都会の企業と比べるとゆっくりであることが多いようです。また、成果主義よりは年功序列型である企業も都市部に比べて多い傾向があります。田舎の企業で一生懸命仕事をしても、給料に反映されるという実感はやや少ないでしょう。
2.田舎は仕事の種類が都会に比べて少なめ
田舎では、都会と比較すると仕事の種類が少ないのもデメリットの一つです。「田舎には仕事がない」「移住したけど仕事が見つからずどうするべきか」と悩む人もいるでしょう。都会は人や企業の多さから多種多様な仕事のニーズがありますが、地方ではそれほど多くの仕事にニーズがありません。仕事の種類も少ない傾向があるため、田舎では選べる仕事が少ない印象を受ける人もいるでしょう。
3.お店や娯楽が少ない
地方は都市部に比べて人口が少ないので、その分お店や娯楽の数も少なめです。比較的働きやすい飲食業や娯楽業などが少ないと、より仕事の選択肢が狭いという印象を持つことも。勤務先という捉え方だけでなく、余暇の過ごし方にも影響するため、物足りなさを感じる可能性があるでしょう。
4.公共交通機関のアクセスが良くない
都市部では交通網が非常に発達しているのに比べ、地方では公共交通機関のアクセスが悪く、車社会であることがほとんど。都会に比べると田舎の交通の便は比較的良くない傾向があることがデメリットといえるでしょう。車を運転できれば不自由は感じにくいですが、そもそも免許を持っていなければ取得する必要があります。
地方での就職に関するデメリットについては「地方と都市、就職するなら?メリット・デメリットを知って後悔しない選択を」のコラムでも詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
田舎で仕事をする際にチェックしておきたい生活環境
田舎に移住して仕事をすると決めたら、求人だけでなくその地域の生活環境にも目を向ける必要があります。仕事に満足できても、日常生活が不便だと後悔する可能性も。ここでは、田舎で就職して仕事をする際に、前もってチェックしておきたい生活環境について紹介します。
居住地周辺の生活環境
仕事を探すと同時に引っ越し先も検討する必要があるため、予定している地域にあるスーパーマーケットや病院など、生活を送るうえで必要な施設の有無やアクセスをチェックしましょう。地方では、都会に比べて24時間利用できるコンビニや夜遅くまで空いているお店が少ない場合もあるため、自分の生活リズムを振り返り、住みやすい環境であるかを確認しましょう。
田舎に移住する際にかかるコスト
田舎と都会では物価や家賃が異なります。一般的に、地方は都会に比べると家賃や駐車場といった土地に係る費用は低め。家賃は毎月の支出の中でも大きな割合を占めるため、都会より生活コストが下がることもあるでしょう。しかし、車を持つ必要があれば駐車場代やガソリン代などが必要になります。
また、都会から田舎に引っ越すのであれば、引っ越し費用や家具家電代、敷金礼金などが必要に。「一人暮らしには手取りがどのくらい必要?生活費の内訳を確認してみよう!」のコラムも参考に、総合的にどのくらいのコストがかかるのか、事前にシミュレーションしておきましょう。
生活圏内の交通アクセス
田舎で生活を送るのであれば、交通アクセスは大切なポイントです。移住先の公共交通機関の種類や本数を事前に確認しましょう。特に田舎では、最寄り駅まで徒歩1時間以上、バスが1日数本などのケースも少なくありません。そのため、必要に応じて自家用車の購入や免許の取得も検討してください。
地域コミュニティの実態
田舎では、地域コミュニティとの関わりが都会に比べて深くなる傾向です。地域の行事や祭りなどは、地域住民との交流の場として大切な役割を果たしています。また、集会所や図書館、地域センターなどの利用状況を把握しておけば、地域住民とのつながり方が見えてくるでしょう。移住前に地域特有の風習を調べたり、役所の担当者や移住経験者に聞いてみたりするのもおすすめです。
田舎で自分に合った仕事を見つけるための4つの方法
田舎で自分に合った仕事を見つけ、満足できる生活を送るには「田舎暮らしで実現したいこと」をイメージして目的を明確化することが大切です。ここでは、田舎で自分に合う仕事を見つけるコツをまとめました。
1.田舎暮らしで実現したいことをイメージする
移住をして田舎暮らしをすることで何を実現したいのか、目的を明確にしましょう。たとえば、「結婚・出産などを機に田舎へ戻りたい」「都会に疲れてしまった」「リモートワークをしながら田舎でゆっくり生活がしたい」「田舎暮らしに憧れていた」など、人によって理由が異なるはずです。
引っ越して生活を送るなかで「思っていたのと違った」「都会のほうが自分に合っていた」と後悔しても、再び引っ越しや転職を行うのは大変なこと。事前にしっかりと目的を決め、ミスマッチのないよう準備しておきましょう。
2.自治体開催の移住者向け説明会や相談会に参加する
田舎暮らしを希望する場合は、自治体の開催している移住希望者向けの説明会や相談会へ参加するのがおすすめです。多くの地方自治体では、町の活性化や土地・建物の再利用のため、田舎暮らしを希望する移住者を募集しています。
説明会はオンラインで行っている自治体もあるため、実際に出向かなくても情報を得ることは可能です。各自治体で独自に募集している仕事の紹介や、どんな仕事があるかなどの説明もあります。基本的に参加費はかからないので、複数の自治体で情報収集を行うのが良いでしょう。
3.U・Iターンや移住者向け転職サイトを見る
地元へ戻って仕事をする「Uターン就職」や、都心で働いていた人が地方へ移住する「Iターン」などによって田舎暮らしをすることも選択肢の一つとして考えられています。
U・Iターン転職ができる求人サイトや自治体の制度を調べて、移住が自分に適しているかどうかを判断してみましょう。多くのサイトでは移住と仕事探しの双方を行えます。
4.自治体主催の移住体験ツアーに参加する
自治体によっては、移住後のギャップを生まないために、移住体験ツアーを行っています。実際に短期間生活をしてみることで田舎暮らしを経験できる取り組みです。体験ツアーには、あらかじめ日程やプログラムが設定されているものや、自分で設定できるものもあり、その人が体験したいことが組み込めるいろいろなツアーが自治体ごとに用意されています。
移住先が地元やゆかりのある土地ではない場合は、体験ツアーに参加するのがおすすめ。旅行とは異なり、自治体の担当者から具体的な話が聞けたり、移住経験者との懇談会が日程に含まれていたりします。より具体的に「移住後の仕事・生活」をイメージできるでしょう。
「田舎で働きたいけどどんな仕事があるか分からない」「そもそも田舎と都会どちらで働くのが良いかアドバイスが欲しい」とお悩みの方は、20代、30代若年層向け就職エージェントのハタラクティブにご相談を。ハタラクティブでは、ご相談者の性格や適性、希望をもとにおすすめの求人を紹介します。田舎と都会で悩んでいる場合も、第三者目線からのアドバイスを実施。ご登録、ご利用はすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
田舎での仕事探しに関するQ&A
田舎での仕事を探す方の参考になるような質問と回答をご紹介します。
田舎で仕事をするとどんなメリットがありますか?
田舎で仕事をするメリットは、通勤が比較的楽、優良中小企業で働ける可能性があるなどのメリットがあります。また、田舎での生活コストは安い傾向があるので、都市部よりお金をかけずに生活することも可能です。「Iターンのメリットとは?支援制度はある?デメリットもあわせて解説」のコラムでは、都会から地方に就職するメリットとデメリットについて解説していますので、こちらも併せて参考にしてください。
田舎で仕事が見つかるか不安です…
確かに田舎での仕事探しは、都会よりも選択肢が少ないのが特徴です。
しかし、地域のハローワークを活用したり、自治体の地域振興の取り組みを利用したりと仕事を探す手段はたくさんあります。まずは不安がらずに、自治体などの公式な情報を集めるため行動をおこしてみてください。自分が田舎暮らしに何を求めているのかを明確にすれば、仕事選びの軸も定まるでしょう。「県外就職は難しい?後悔しないコツと面接で納得される理由を解説」のコラムでは、都会から地方へ県外就職する場合の注意点を紹介しています。
田舎で良い仕事を探すためのポイントは?
田舎で良い仕事を探すためのポイントは、とにかく情報収集をすることです。
自分が田舎でどんな生活をしたいのかをはっきりさせたうえで、自治体やハローワーク、地域の人の話などから、自分に合った仕事のヒントを見つけてください。
田舎で仕事をして高収入を目指せますか?
田舎で高収入を目指すなら働き方を工夫しましょう。
たとえば、都会会社に就職して、リモートワークとして田舎で仕事をするのも一つの手段です。所属は都会にある企業なので、田舎の企業に比べて給与水準が高い可能性があるでしょう。リモートワークに興味のある方は「未経験からリモートワークに挑戦できる?正社員を狙いやすい職種とは」も参考に、自分い向いている働き方かチェックしてみてください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。