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仕事が暇すぎる…辛いと感じる原因や帰りたい状況から脱却する方法も紹介
更新日

この記事のまとめ
- 仕事が暇すぎて辛い理由には、時間を持て余す苦痛ややることがない罪悪感などがある
- 仕事が暇すぎるときはスキルアップのための勉強や、社内資料の作成などがおすすめ
- 暇すぎて帰りたい状態から脱却するには、業務に積極的に取り組む姿勢を示すことが大事
- 暇つぶしにネットサーフィンや居眠り、頻繁な離席などは避ける
- 仕事が暇すぎる状況を自分一人で解決できない場合は、転職に踏み切るのも一つの方法
「仕事が暇すぎる…もう辞めたい」「時間を持て余しているが何をしたら良いのか分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。仕事が暇すぎるときは、資格の勉強や社内資料の作成などを行い、時間を有意義に使うことがおすすめです。このコラムでは、仕事が暇で辛いと感じる原因や、現状から脱却する対処法を解説します。「周りは忙しいのに自分だけが暇」「出勤してただ座っているだけ」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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仕事が暇で辛いと感じる6つの理由
業務量が少なくやることがなかったり、一時的な閑散期だったりして仕事が暇すぎる状態が続くと、1日の勤務時間を無駄に過ごすことになりかねません。また、「会社の役に立てていない」「そもそも仕事が暇なのは自分のせいなのでは?」など、ネガティブな感情をもつ可能性もあります。
ここでは、仕事が暇で辛いと感じる主な理由を6つご紹介。自分に当てはまるものがあるか確認してみましょう。
仕事が暇で辛いと感じる理由
- 時間を持て余すのが苦痛に感じる
- 仕事を振られず暇で自己肯定感が低くなる
- やることがなくて罪悪感がある
- 周囲よりもみじめに感じる
- やりがいを感じられない
- 会社の将来に不安がある
1.時間を持て余すのが苦痛に感じる
何もしていない「退屈」な状態が長く続くと、何もやる気が起きず、精神的なストレスを引き起こすことがあります。
たとえ仕事が暇すぎる状態であっても、体調不良や家庭の事情などのやむを得ない事情がない限り出勤する必要があります。多くの企業は8時間勤務のため、「長い時間を無駄にするのがつらい」「毎日座っているだけなのが辛い」と感じる可能性も。趣味や勉強など仕事以外にやりたいことがある方も、時間を持て余すことにストレスやフラストレーションを抱えやすいでしょう。
2.仕事を振られず暇で自己肯定感が低くなる
会社で仕事を振られず、やるべき仕事がない状態が続くと「暇すぎるのは自分の能力が低いから」と自己肯定感が下がりやすくなります。仕事に対するやる気はあるのに行うべき業務がない状態は、フラストレーションが溜まったり、目標を失ったりする原因になることもあるでしょう。自分が会社に貢献できていないように思えてしまい、ネガティブな感情が大きくなりやすい傾向があります。
3.やることがない状態で給料をもらうことに罪悪感がある
仕事が暇すぎる状態でやることがないと、「仕事量に合った給料ではないのでは」という考えから、罪悪感をおぼえる方もいます。会社と雇用関係があれば、たとえ業務量が少なくても休職中以外は給与は支払われるもの。しかし、人によっては「やることがないのに給料をもらうのは申し訳ない」といった後ろめたさから、仕事に行くのが辛いと感じることもあるでしょう。
4.周囲と比べて孤独・疎外感をおぼえる
周りと比べて自分だけが明らかに暇すぎる状態だと、「辛い」と感じやすくなるでしょう。
入社直後や部署異動になって間もないころは、周囲は忙しそうに仕事をしているのに自分だけ業務がない状態になりやすいものです。任されている業務が少なければ、必然的に周りと連携する機会も減ってしまいます。組織に属していながら人との関わりが少ないと、孤独感や疎外感をおぼえて辛いと思うこともあるでしょう。
5.やりがいを感じられない
仕事に対する意欲はあるのに業務が振られず暇すぎる状態が続いたり、簡単な業務だけを任されたりすると、「やりがいが感じられずに辛い」「面白くない」と感じる方もいるでしょう。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025(2-3. 仕事に満足している理由)」では、現在の仕事に「非常に満足している」「やや満足している」と回答したフリーターと正社員に対し、「仕事に満足している理由」について調査しています。結果は以下のとおりです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025(仕事に満足している理由【雇用形態別】)(p18)」
上記のグラフをみると、仕事に満足している理由で「仕事の面白さ」を挙げている方がフリーターで14%、正社員で19.6%と比較的多いことが分かります。
自身の仕事に対して、やりがいや面白さを重要視する方が多いところをみると、キャリアアップを目指して経験を積みたい人ほど、現実とのギャップで辛くなりやすかったり、仕事に対するモチベーションが低下したりする可能性も考えられるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
6.会社の将来に不安がある
仕事が暇で辛いと感じる背景には、会社の経営状況の悪さがあることも。たとえば、会社の倒産やリストラの可能性があると、仕事量の減少や賞与カット、役員の辞職などがみられる場合があります。このような状況から将来への不安を察知し、「仕事が暇なのは倒産やリストラの前兆?」「これからどうなるのだろうか…」と感じることも少なくありません。
万が一、会社都合で解雇されることになった場合には次の職場を探す必要があるため、自分のキャリアや経済面に不安を抱える原因にもつながるでしょう。
仕事が暇すぎる状況を放置するデメリットはある?
仕事が暇すぎる状況をそのままにしてしまうと、仕事を通して新しいスキルや経験を身につける機会がなくなってしまう可能性があるでしょう。たとえば、コミュニケーションスキルやトラブルに対する対応力、チームで働くうえでの協調性などは実際に経験しないと身につかないものです。
スキルや経験がないままだと、やりたいことを実現するための力が備わらなかったり、企業側が求める能力がなかったりして将来のキャリアパスに影響を及ぼす可能性も。「あのときやっておけば良かった…」と後悔しないためにも、暇すぎる時間を自己成長のために使うのがおすすめです。
時間を有効活用する具体的な方法については、このあと解説する「仕事が暇すぎるときは?有意義に過ごす7つの方法」をぜひ参考にしてみてください。
仕事が暇すぎると感じる原因とは?
「仕事が暇すぎる…」という状態になってしまう原因は、大きく分けて「労働者側に問題がある場合」「会社側に問題がある場合」の2つです。もしいずれかに心当たりがある場合は、自身の働き方、あるいは今置かれている職場環境を見直してみましょう。
労働者側に原因があるとき
仕事が暇すぎる原因が労働者側にある場合、以下のような理由が考えられます。
仕事に対して受け身の状態でいる
「仕事が暇すぎる」と感じる原因の一つに、労働者が仕事に対して受け身の姿勢であることが挙げられます。仕事への意欲が低く「与えられた仕事だけをこなせば良い」という考えをもっていると、仕事がなくなっても自分から動こうとせず、暇な状態になりがちです。
また、仕事がすぐ終わってしまっても自分から動こうとせず、上司からの指示を待つだけで結果暇になる人もいます。
入社後すぐで周囲や職場環境に馴染めていない
入社後や異動後などで周囲との信頼を築く段階だったり、職場に馴染む前だったりする場合、仕事が回ってくることが少ない点も仕事が暇になりやすい原因の一つです。仕事を覚える段階であれば、上司から「もう少し様子をみよう」と判断され、一時的に任される仕事が少なくなる可能性があるでしょう。
会社で多くの業務を円滑にこなすためには、周りとの信頼関係構築も重要です。「仕事が失敗続きで辛い…ミスが続く際の対処法と気持ちの切り替え方を解説」を参考に、ミスを減らす努力をして「この人になら仕事を任せても安心できる」と思ってもらえるような振る舞いを意識してみましょう。
会社側に原因があるとき
仕事が暇すぎる原因が会社側にある場合、以下のような理由が考えられます。
業務の配分に偏りがある
会社側の事情が原因で仕事が暇すぎる状態になる場合は、社員に対して仕事が適切に配分されていないことが考えられます。仕事の管理体制が整っていない会社では、各社員の業務量を的確に把握できず、業務配分に偏りが生じてしまうこともあるでしょう。たとえば、経験豊富な社員に業務が集中し、経験の浅い社員が手すきになる状況です。
また、職場の経営状態が悪くなったり、繁忙期・閑散期によって仕事量にばらつきがあったりすると、一時的に仕事が少なくなる可能性もあるでしょう。
上司からパワハラを受けている
仕事を十分にこなしており周囲との折り合いも悪くないのに、パワハラをする上司に目を付けられてわざと仕事を回してもらえないこともあります。酷い状況の場合、上司から必要な業務関連の情報を教えてもらえなかったり、全員参加の会議に参加させてもらえなかったりと、意図的に孤立させられて仕事を割り振られないこともあるようです。
上司が原因で仕事が暇すぎる状態になっている可能性がある場合は、「パワハラの定義とは?3つの要素や対処法について解説!」のコラムで、パワハラの定義を確認してみてください。
仕事が暇すぎるときは?有意義に過ごす7つの方法
「仕事が暇すぎてやることがない」という状況に陥ったときは、普段の業務でできないことをするのがおすすめです。資格の勉強や、PCのスキルアップなどを行い、時間を有効に活用しましょう。
ここでは、仕事が暇すぎるときに有意義な時間を過ごす方法を7つご紹介します。
1.周りの仕事をサポートする
自分の仕事が終わって一段落ついたときは、同僚など周りの仕事をサポートできないか確認してみましょう。業務に追われている人がいれば、積極的に声をかけてみてください。自分に直接関わりのない仕事でも、手伝える業務がある可能性があります。手すきの時間を有効活用できるだけでなく、同僚の仕事を手伝うことで良好な関係を築くのにも役立つでしょう。
仕事を手伝うときはあくまでサポート役に徹し、自分のやり方を押し付けないことが重要です。いつもとは違う業務に関わることで、自分の仕事に活用できる気付きが得られる可能性もあります。
2.資格取得の勉強をして専門的な知識を付ける
仕事が暇でやることがなければ、上司に許可を取ったうえで資格の勉強を行うのも一つの方法です。業務で大いに活用できる資格なら、上司から許可を得やすい可能性があります。空いた時間を無駄にせず資格獲得を目指す姿勢を見せれば、「向上心がある」と好意的に評価される可能性もあるでしょう。
「取りやすい国家資格とは?取得するメリットや選ぶときのポイントを解説」のコラムでは、国家資格を中心に取りやすいといわれる資格を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3.社内資料を作成する
暇すぎる時間を利用して、忙しいときに後回しになっていた資料作成を進めるのも有意義に過ごす方法。今後のスケジュールを見越したうえで、必要になりそうな資料の作成や情報収集、データの分析などをしておくのもおすすめです。
事前に準備をしておくことで、業務を効率良く進めるのに役立ちます。自分だけでなく、周囲にも作成すべき資料やまとめるデータがないか確認してみましょう。
4.業務改善点の見直しを行う
仕事をさらにスムーズに進めるため、業務の改善点がないかの見直しも、暇すぎる時間を有効活用する方法の一つです。「手が空いたらやろう」と思っていたマニュアルやフローの確認などを兼ねて行うと、時間を有意義に使えるでしょう。
業務の中で効率化できる箇所を洗い出して改善法を探り、より良い進め方を確立すれば、周りからの評価を得られる可能性もあります。また、これまで身についたことや学んだことなどをまとめてマニュアル化しておけば、今後引継ぎが必要になった際に役立つでしょう。
業務の進め方を改善したい場合は、「仕事の進め方が上手い人とは?効率を上げる方法も紹介」のコラムも参考にしてください。
5.ExcelやWordなどPCスキルの向上を図る
仕事が暇すぎる時間をPCスキルの強化に活用してみましょう。仕事が暇なときを見計らってExcel(エクセル)やWord(ワード)のスキルを身につければ、データを扱う業務や資料作成時の効率化につながります。プレゼンテーションの機会が多い場合は、PowerPoint(パワーポイント)のスキル向上を目指すのもおすすめです。
6.身の回りを整理整頓する
仕事が暇すぎるときは、デスク周りを整理整頓するのも有効な時間の使い方です。身の回りを整理整頓するのは、日々の業務が忙しいと整理整頓も後回しになりがち。自分のデスク周りだけでなく、共用スペースや資料室なども整理整頓することで、部署や社内全体の仕事効率化につながる可能性もあります。古い書類を整理したり、パソコン内の不要なデータやメールを処理したりするのもおすすめです。
7.有給休暇を取る
一時的に仕事が落ち着いて余裕が生まれた場合は、思い切って有給休暇を取るのもおすすめです。仕事が忙しいと休みにくいものの、余裕があれば休暇を取りやすいでしょう。仕事が暇すぎるとやることもなく、会社でただ時間を過ごすよりも、休暇を取って自分のやりたいことに時間を費やすほうが有意義に過ごせる可能性があります。休暇を取ってリフレッシュできれば、休み明けには新たな気持ちで仕事に取り組めるでしょう。
仕事が暇すぎる…避けるべき行動とは?
仕事が暇すぎるからといって「時間つぶし」で居眠りをしたり、暇つぶしにゲームをしたりするのは厳禁。就業時間内に業務とは関係のない行為を行うことで、自分の評価が下がることもあります。
以下で解説する、仕事や職場に関係のない行動は避けましょう。
仕事が暇すぎるときに避けるべき行動♮暇つぶしにゲームやネットサーフィンなどをする
- 居眠りをする
- 不満や愚痴を言う
- 頻繁に席を立つ
- あえて仕事の進捗スピードを落とす
暇つぶしにゲームやネットサーフィンなどをする
仕事が暇すぎるからとゲームをしたり、ネットサーフィンをしたりするのは避けましょう。私用でのスマホの使用はもちろん、会社のパソコンを使ってゲームをしたり、プライベートで使っている個人アカウントにログインしたりするのは厳禁です。会社によっては就業規則に違反する場合があるほか、コンピューターウイルスを持ち込んでしまう可能性もあります。何気ない行動一つで会社全体に影響を及ぼす危険性があるため、業務以外で会社のパソコンを使用しないように注意しましょう。
居眠りをする
仕事が暇すぎる時間を使って居眠りをするのも、避けるべき行動です。たとえ仕事が暇だとしても、勤務中は賃金が発生しています。居眠りしていることがバレた場合、悪い印象を与えてしまうでしょう。また、何度も居眠りを繰り返してしまうと、就業規則違反で懲戒処分になる恐れも。社会人として、勤務中は職務に専念するのが鉄則です。
不満や愚痴を言う
仕事が暇すぎる不満や愚痴を周囲に漏らすのは避けましょう。ストレスや苛立ちが募ると、誰かに愚痴をこぼしたくなるもの。しかし、不満を口に出したからといって根本的な問題は解決しません。また、愚痴を繰り返していると「自分はこのまま現状を変えられない」といったネガティブな感情が生まれやすく、結果的に自己肯定感が下がってしまう可能性があります。
仕事が暇すぎる現状が不満なのであれば、自分にできることや解決策などを考えるほうへ力を使うのがおすすめです。
頻繁に席を立つ
仕事が暇すぎるからと頻繁に離席するのも、避けるべき行動といえます。もちろん、トイレや会議に向かうなど必要な状況で席を立つのは問題ありません。しかし、1時間に何度もトイレに行ったり、休憩時間を過ぎても帰ってこなかったりすると、特別な事情がない限りは上司から指摘を受ける可能性があるでしょう。「仕事が暇すぎるときは?有意義に過ごす7つの方法」で解説した内容を参考にして、暇すぎる時間を有効に使う方法を見つけてみてください。
あえて仕事の進捗スピードを落とす
暇すぎる時間をつぶすために、あえて仕事の進捗スピードを落とすのは避けましょう。たとえば、本来1日で完了する業務に対して、数日かけて終わらせようとするといった行為です。しかし、仕事の進捗はチーム内で管理されていることが多いため、簡単にバレてしまうでしょう。あまりに仕事が遅いと、「スキル不足の人」「仕事の配分がうまくできない人」などと誤解されてしまう可能性もあります。自分の評価を落とさないためにも、業務は真面目に取り組み、素早く完了させるようにしましょう。
仕事が暇すぎて帰りたい状況から脱却する5つの対処法
仕事が暇すぎて帰りたい…そのような状態から脱却するには、自ら行動を起こす必要があります。仕事が暇すぎる状態になっている原因を明確にして対策を講じ、快適に仕事ができる環境に変えていきましょう。
仕事が暇すぎて帰りたい状況から脱却する対処法
- 頼まれた仕事には真摯に取り組む
- 上司に相談して自分から働く
- 周囲とのコミュニケーションを積極的にとる
- 新規事業の提案を行い業務の幅を広げる
- 転職を検討する
1.頼まれた仕事には真摯に取り組む
小さな仕事も、自分に回ってきたら真摯な姿勢で取り組みましょう。仕事を任せてもらえず暇すぎるのであれば、真剣に仕事に取り組む姿勢をきちんと成果で示すことが大切です。結果を残せられれば、「また仕事を任せたい」とポジティブな印象を与えられます。また、成果を積み上げていくことで周りからの信頼も得られ、より大きな仕事を任せてもらえるようになるでしょう。
2.上司に相談して自分から働く
仕事が暇すぎるときは自分から動き、仕事に積極的な姿勢を示しましょう。与えられた仕事だけをこなし、常に「指示待ち」の姿勢でいては何も変わりません。上司に現状を相談したり、ほかに仕事はないか聞いたりして、業務を任せてもらえる状況を作りましょう。
なかなか指示待ちの状態から脱却できないなら、「指示待ち人間になる原因とは?周囲に与える影響や直し方、改善策などを解説」のコラムを参考に原因を探ってみてください。原因を知ることが改善につながる可能性もあります。
3.周囲とのコミュニケーションを積極的にとる
コミュニケーション不足が暇すぎる原因になっている場合は、できるだけ積極的に周囲と関わりをもつよう意識しましょう。周囲との信頼関係を築けると、仕事の依頼が増える可能性があります。チーム内で人間関係を築いておけば、業務で何か困ったことがあった場合も相談しやすくなるでしょう。
4.新規事業の提案を行い業務の幅を広げる
業務時間に余裕が生まれたら新規事業の提案を行い、自ら業務の幅を広げるのも一つの手です。提案や施策が通れば、新規事業を任せてもらえる可能性もあります。暇すぎる状態を脱却し有意義な時間にするとともに、実績を残せばキャリアアップにもつながるでしょう。
5.転職を検討する
前述した対処法を試しても状況が解決しない場合は、転職を検討するのもおすすめです。このとき、仕事の暇すぎる時間を使って職場で履歴書を書いたり、企業研究をしたりするのは避けましょう。転職活動をしていることが上司や同僚にバレた場合、居心地が悪くなったり知られたくない情報が漏れてしまったりして、退職時にトラブルとなる可能性があります。
パワハラが原因なら専門窓口に相談する
パワハラにより意図的に仕事をさせてもらえない場合、会社の窓口や第三者機関に相談することをおすすめします。上司が原因で仕事に支障をきたしている状況なら、自分一人の力で解決するのは困難です。
一人で抱え込まず、会社や労働組合の窓口、労働基準監督署の総合労働相談コーナーなど、然るべき場所に相談しましょう。パワハラの相談窓口については「パワハラはどこに相談する?24時間無料の窓口や労働基準監督署などを紹介」のコラムも参考にしてください。
仕事が暇すぎるから辞めたい…転職するべき?
「仕事が暇すぎるからもう辞めたい…」と考えるのは自然なことといえます。苦痛を感じながら暇すぎる時間を我慢するよりも、転職に踏み切るのが得策であることも。以下を参考に、自分は転職すべきかどうか考えてみましょう。
「暇すぎて気が狂う!」と悩むなら辞めるのが賢明
「仕事が暇すぎて気が狂いそうだ!」と感じるのであれば、すでに心身の限界を超えている可能性があるため、すぐに仕事を辞めるのがおすすめです。
仕事が暇すぎる時間が続くとストレスを感じたり、フラストレーションが溜まってしまったりする人も少なくありません。このまま耐え続けると、人によっては体調を崩してしまう恐れも。自分自身のためにも、限界を迎える前に現状から抜け出す行動をとることが重要です。
仕事を辞めるべきかどうかを見極めよう
現在の仕事を辞めるべきかどうかを見極めるには、以下の観点から考えてみましょう。
- ・自分の強みが活かせるか
- ・自分のキャリアに必要なスキルや経験を身につけられるか
- ・自分がもつ仕事の価値観に沿っているか
もし、現在の仕事が自分の叶えたい目標や働く目的などと合わないのであれば、暇すぎる時間を我慢してまで留まる必要はありません。また、正社員就職は年齢を重ねるごとに難しくなる傾向にあります。自分の限られた時間を無駄にしないためにも、早めに転職をするのが賢明といえるでしょう。
「仕事が暇すぎる」と感じにくい仕事とは
暇すぎると感じにくい仕事には、「任される裁量が大きい仕事」「自分のスキルを活かせる仕事」「知識が必要となる仕事」などが挙げられます。以下の詳細をもとに仕事を選ぶことによって、「仕事が暇」と感じる状況になりにくいでしょう。
任される裁量が大きい仕事
裁量が大きい仕事は、業務の進め方を自分で決められることが多く責任感もより増えるため、「仕事が暇すぎる」と感じにくくなるでしょう。自分で自由に決められる仕事の範囲が広いことに加え、仕事に掛ける熱量によって企業の業績にも影響を及ぼしやすい状況になり得ます。担当する仕事の細かな点までこだわることが求められるため、「仕事が暇すぎる」と感じることが減るでしょう。
自分のスキルを活かせる仕事
自分の強みやスキルを活かせる仕事は活躍できる範囲が広く、「仕事が暇すぎる」と感じにくいでしょう。スキルを活かして成果を上げることができれば、上司から評価され仕事を振られやすくなる可能性が高くなります。また、タスクが増えることによって暇が減り、充実した時間を過ごせるでしょう。
知識が必要となる仕事
会社で扱う商品やサービスについて知識が必要となる仕事は、「仕事が暇すぎる」と感じにくいといえます。特にITや医療関係などの専門的な知識が必要な仕事や、扱っている商材が多い仕事は、暇な時間を勉強にあてることが多いでしょう。また、知識を付ければ対応できる業務の幅も広がり、仕事で暇になりにくいといえます。
自分がやりたいと感じる仕事
自分がやりたいことや興味・関心がある仕事は、意欲的に取り組めるようになり、「暇すぎる」と感じにくくなるでしょう。転職をして新たな分野に挑戦する方法もありますが、現職で興味のある仕事があった場合、部署異動によって仕事が暇すぎる現状を変えることも期待できます。もし、やりがいのなさから仕事が暇だと感じているなら、「自分がやりたいことは何なのか」を改めて振り返ってみるのもおすすめです。
仕事が暇で転職を検討するときの注意点
前述したように、置かれている環境でどれだけ努力しても暇な時間が減らず、現状が改善しない場合は、転職を検討するのも一つの方法です。しかし、転職すればすべてが解決するわけではありません。
仕事が暇で辞めたいと思ったら、次の4つの点を押さえたうえで転職を検討しましょう。
仕事が暇で転職を検討するときの注意点
- 仕事が暇な原因を把握する
- 転職後一時的に年収が下がる可能性がある
- 転職によって労働条件が好転するとは限らない
- 自分の適性に合う仕事を探す
1.仕事が暇な原因を把握する
転職を検討する前に、仕事が暇すぎる原因を明確にすることが重要です。もし、仕事に対する姿勢や周囲との関係性が原因で自分に仕事が回らなくなっているなら、転職しても同じ状況になる可能性が高くなります。会社の経営不振や上司の采配の問題など、外的要因が大きい場合は、転職が有効な手段になるでしょう。
しかし、原因が自分にもある場合は、安易に転職するのではなく、今の職場で改善できることから試すのが得策です。
2.転職後一時的に年収が下がる可能性がある
転職先の職種や評価制度などの違いがある場合、一時的に年収が下がる可能性があるでしょう。たとえば、現職でインセンティブがあったり資格手当などがついていたりすると、転職後はこれまでの手取り額より下がる場合があります。
転職後、一時的でも年収を下げないためには、資格や経験などを活かして即戦力をアピールできる企業を選ぶのがおすすめ。また、年収水準が高い企業や、成長性のある分野の企業などに転職すると、今後の昇給が期待できるでしょう。
3.転職によって労働条件が好転するとは限らない
転職して仕事が暇すぎる状態が改善されたとしても、労働条件が良くなるとは限りません。転職前と同等の給与でありながら、仕事量が多く長時間労働になることは十分にありえます。前職より待遇が悪ければ、仕事量が増えるだけで手当が付かずに手取りが減ることもあるでしょう。
また、同業種に転職した場合、業界全体が落ち込み気味であれば、同業他社に転職しても状況があまり変わらない可能性もあります。転職したからといって、状況が好転するケースばかりではないことを認識しておきましょう。
4.自分の適性に合う仕事を探す
転職してやりがいのある仕事に就くためには、自分の適性を見極めて探すことが大事です。今の仕事に意欲的になれなかったり、ミスが多くて仕事が回ってこなかったりしている場合、仕事が自分に向いていない可能性があります。自分の強みを活かせる仕事に就けば、積極的に業務に関われ、暇すぎる状態になりにくいでしょう。結果につながれば、周囲からの信頼を得て仕事を任せてもらえるようになることもあります。転職前に自己分析をしっかり行い、適性に合う仕事を探してみてください。仕事の探し方が知りたい方は、「自分の適性に合う仕事の探し方とは?」のコラムもおすすめです。
しっかり検討したうえで転職すれば、自分に合った職場を見つけられるとともに、スキルや年収がアップする可能性もあります。ハローワークや転職エージェントを活用し、新しい環境で再スタートを切りましょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブなら、丁寧なアドバイスやカウンセリングを受けながら、理想の職場環境やスキルに見合ったお仕事をご紹介します。ハタラクティブでご紹介する企業は、実際に足を運んで取材を行っているため、事前に仕事内容や職場の雰囲気を詳しく知れるのが魅力です。
また、自己分析が苦手な方もご安心ください。あなたの得意なことや興味のあることなどから、転職活動で活かせる強みを引き出します。「今の職場では成長できない…」「仕事が回ってこなくてスキルを活かせない…」といったお悩みを抱えている方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。
仕事が暇すぎる…とお悩みの方のQ&A
最後に、現在仕事が暇すぎると悩んでいる方のお悩みや質問にQ&A方式で回答します。
仕事が暇なときにみじめな気持ちになります…
仕事が暇で時間を持て余すと、やることがなく、みじめな気持ちになる人もいるでしょう。そのような場合は、資格取得の勉強や社内資料の作成など、自分にできることを行うのがおすすめです。目標を設定すればモチベーションアップにつながり、みじめな気持ちも和らぐでしょう。
どのような資格を取得すれば良いか分からない方は「就職に役立つ資格8選!効果的なアピール方法も解説」のコラムを参考にしてください。
自分の仕事は暇なのですが周りは忙しいみたいです…
自分だけ暇な状態にある場合は、周囲の人に声をかけたりできることがないか探したりしてみましょう。業務改善や会議用資料の作成など、できることがあるかもしれません。
どうしても仕事が見つからない場合は「『仕事がない』と感じるときの解決法は?社内失業の原因と対策を解説」のコラムで紹介している対処法を試してみてください。
仕事が暇なときは座ってるだけでも大丈夫?
仕事が暇なときに「ただ座っているだけ」は避けましょう。「仕事が暇でつらい」という方は、暇な状況を脱却する対処法を試してみるのも良いでしょう。たとえば忙しいときにはできないような、身の回りの整理整頓や、資格の勉強などをするのがおすすめです。
詳しくは「仕事が暇すぎるときは?有意義に過ごす7つの方法」で確認してみてください。
事務職が暇すぎるときは何する?
事務職で暇すぎる時間を有効に使う方法には、デスク周りの整理整頓や資料の見直し、Word・Excelの使用スキルを磨くなどが挙げられます。
たとえば、Excelを用いた資料で「もう少し見やすくできないか」「使いやすい機能はないか」などを調べ、実際に機能を使って作ってみるのもおすすめ。働きながら新たな知識や知見を身につけられるだけでなく、業務の効率化を図れる可能性もあるでしょう。
新人ですが仕事が暇すぎて行きたくないです…
やりがいのある仕事を任せてもらえず、仕事が暇で辞めたいと感じる場合は、転職も一つの手です。特に、今の会社で実績を積めず、自分が目指すキャリアプランを叶えるのが難しい場合は、転職を検討しましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。