短期離職は転職に不利?成功させるコツや辞めないほうが良いケースを解説
「短期離職は転職活動に不利になる?」と悩む方もいるでしょう。どのような理由であれ、短期離職は採用担当者から見てマイナスイメージになる可能性があります。短期離職後の転職の際には、離職理由や仕事への熱意を伝えることが大切です。
このコラムでは、短期離職のデメリットや転職活動を成功させるコツを解説します。退職しないほうが良いケースも解説していきますので、検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
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短期離職は転職に不利になる?
短期離職が必ずしも転職に不利になるとは限りません。離職理由や転職への熱意を伝えれば、志望する業界や企業への再就職も十分目指せるでしょう。ただし、短期離職の回数があまりにも多い場合には、採用担当者から「また短期間で退職してしまうのでは?」と疑われてしまう可能性があります。離職理由が明確に説明できないと、信用を得られず、マイナスの評価を受ける恐れもあるようです。
そのため、短期離職を検討する際は、納得してもらえる理由での離職かどうかを考える必要があるでしょう。
新卒入社で3年以内に短期離職する人の割合
厚生労働省が実施した調査「新規学卒就職者の離職状況」によると、2021年3月に大学を卒業して就職した新卒社員のうち、3年以内に短期離職する人の割合は34.9%というデータが出ています。その内、1年以内での短期離職する人の割合は約3分の1にあたる12.3%です。

引用:「新規学卒就職者の離職状況」
上記のグラフを見ると、3年以内の離職率はどの年の新卒社員も30%前後であることが分かります。つまり、3年以内の早期離職は珍しくないといえるでしょう。
参照元:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します」
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短期離職して転職するリスク
入社前にしっかり企業研究をして、「この会社で頑張りたい」と決意して入社しても、いざ入ってみると「こんなはずじゃなかったのに…」と、がっかりすることは誰にでも起こり得ます。しかし、どのような理由であれ、短期離職はいくつかのリスクを抱えることも事実です。
以下では、短期離職して転職するリスクを3つご紹介します。デメリットを理解したうえで、それでも辞めたいと思うか、下記を参考によく考えてみてください。
短期離職して転職するリスク
- 経済面が不安定になりやすい
- 実績として評価されにくい
- 選考の難易度が上がる
経済面が不安定になりやすい
次の就職先が決まらない状態で短期離職をしてしまう場合、収入が絶たれてしまうリスクがあります。経済面に不安を抱えたまま転職活動を進めると、焦りから妥協した条件で転職先を決めてしまう恐れも。自分に合うかどうかを確かめられずに転職すると、短期離職を繰り返す原因になってしまう可能性があるでしょう。
実績として評価されにくい
勤務していた期間が極端に短い場合、評価対象となる実績に至らないことが多いため、自己PRの材料が少ない状態で転職活動を進めることになります。
もちろん、人柄や意欲も評価のポイントですが、職歴にマイナス要素があることで内定を獲得するのが難しくなり、「短期離職後の転職先が決まらない…」という状況に陥る可能性もあるでしょう。
選考の難易度が上がる
短期離職によって、選考の難易度が上がるデメリットもあります。短期離職は、会社の採用担当者から見て不安要素の1つ。「何か職場で問題を起こして退職したのでは?」「同じ理由でまたすぐに辞めてしまうかも…」など、採用したときのリスクを感じさせてしまいます。
「転職先が決まらない」という状況にならないためにも、短期離職からの転職活動では、退職理由について採用担当者が納得できる説明が必要です。
20代のうちはポテンシャルを見込んで採用してもらえる可能性がありますが、30代・40代で短期離職を繰り返していると、年齢に即した経験やスキルが不足していると判断され、転職先がなかなか決まらないなど不利になりやすくなるので注意しましょう。
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短期離職を待ったほうが良いとされる退職理由
短期離職したいと考える理由によっては、今の仕事を続けるほうが良い結果につながる可能性もあります。以下では、短期離職を待ったほうが良いとされる退職理由をご紹介するので、自分の状況に当てはめて、もう一度よく考えてみてください。
短期離職を待ったほうが良いとされる退職理由
- 人間関係の悩み
- 業務内容のギャップ
- 残業時間の多さ
人間関係の悩み
短期離職をしたい理由が人間関係の悩みの場合、退職せずに様子をみたほうが良い可能性もあります。入社してから、人間関係について悩みをもつ方は多いでしょう。出会ってすぐの人と親友にはなれないように、お互いのことを知らないと良好な関係を築くことは難しいものです。
「社内のそれぞれの人がどのような仕事をしているのか」「業務量が多い人は誰なのか」「忙しい時期はいつなのか」、それを分からず接している新人のうちは、うまく意思疎通ができず、関係がギクシャクしてしまうことも多々あります。
仕事で関わるなかで周囲の人のことが理解できるようになる可能性が高いため、お互いのことをよく知る前の短期離職はおすすめできません。
人間関係で転職しても良いケースは?
人間関係はお互いの関係性の変化によって好転する可能性があります。コミュニケーションが不足しているなら、挨拶や少しの雑談から始めて、自発的に改善を試みるのも一つの方法です。また、退職をしなくても社内の異動によって解決することもあるでしょう。
ただし、ハラスメントがあったり改善を試みても変化がなかったりする場合は、転職も選択肢のひとつです。自分の悩みが、時間経過や努力によって改善できるものかどうかを見極めてみましょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
業務内容のギャップ
業務内容に理想とのギャップを感じ、短期離職を検討しているなら、しばらく待ってみるのもおすすめです。「業務内容が思っていたものと違った」「思ったより大変だった」という悩みは、特に未経験から就職した場合に多いようです。
しかし、理想の仕事に辿りつくためのステップだと思えば、業務に対する見方が変わることも。最初から思いどおりの仕事ができる人は極めてまれです。経験を積めば、自分が希望する業務を担当できることもあるでしょう。
会社にもよりますが、「入社してから一定期間だけ営業職を経験したうえで、専門職に異動」というスタイルを導入しているところもあるようです。自分のキャリアプランについて想像することが難しければ、上司や採用担当者に相談してみましょう。その回答を聞いてからでも、退職の判断は遅くありません。
残業時間の多さ
「聞いていたより残業が多い」といった場合は、転職を決意する前に残業の実態について理解することをおすすめします。
たとえば、繁忙期やプロジェクト立ち上げ、急な退職による人材不足など、一過性の原因による残業の可能性が考えられます。また、早く仕事を切り上げて帰っている社員がいれば、会社として残業が多いわけではないと判断できることもあるでしょう。
そもそも、入社して間もない場合は仕事の全体像や進め方を十分に把握しておらず、作業が遅くなりがちです。「自分が成長することで残業が解消するかどうか」を建設的に考えて、短期離職すべきかどうかを検討してみてください。
前述したように、どのような理由であれ、短期離職は採用担当者からするとマイナスイメージになることがあります。上記3つの項目はどの会社でも起こりうることであり、それを理由に退職すると転職活動で不利になってしまう可能性があるでしょう。焦らずに、よく考えてから決断しましょう。
短期離職者が転職活動を成功させるコツ
短期離職者が転職を成功させるには、退職理由や将来のプランを明確にし、自己分析や企業研究に取り組む必要があります。以下で、転職活動を成功させるためのポイントをまとめたので、「短期離職してしまうと人生終わりかもしれない」と悩んでいる方はぜひご一読ください。
短期離職者が転職活動を成功させるコツ
- 短期離職したい理由と将来のプランを明確にする
- 自己分析と企業研究を徹底する
- 転職エージェントに相談する
短期離職したい理由と将来のプランを明確にする
転職を決める前に、なぜ短期離職したいのか、理由を明確にしましょう。理由が曖昧なままでは、転職しても同じ理由で再度転職活動をすることになる恐れも。退職理由を明確にすることで、転職先の会社を選ぶ基準が定まり、短期離職を繰り返す事態を避けやすくなります。
さらに、新しい会社に自分が何を求めるのか、どのようにキャリアアップしたいのかを明確にすることも重要です。しっかりとしたキャリアプランを伝えることで、なぜ短期離職したのかを企業の担当者に納得してもらえるようになるでしょう。
自己分析と企業研究を徹底する
短期離職の理由と自分のキャリアプランが定まったら、自己分析と企業研究を改めて行いましょう。自己分析によって何を優先するかが見えてくることで、自分とマッチした企業が見つかりやすくなり、短期離職の再発を防ぐことにつながります。
また、企業分析によって企業の求める人材を知ると、選考で何をアピールすべきかを見極めやすくなります。さらに社風や職場の雰囲気などの情報を得られれば、人間関係の悩みを防げる可能性もあるでしょう。
転職エージェントに相談する
短期離職をした方が転職活動をスムーズに進めるには、転職のプロに相談するのがおすすめです。転職エージェントを利用すれば、プロのキャリアアドバイザーが短期離職の理由を分析し、自分の適性や希望にマッチする会社を紹介してくれます。
また、自己分析や書類の添削、面接対策など細かなサポートを受けることができます。一人で取り組むよりも、効率的かつ効果的に転職活動を進めることができるでしょう。
【まとめ】納得のいく働き方を見つめ直そう
短期離職を考えている方は、「実績を残すまで」「会社に慣れるまでは頑張ってみる」という目標をもつことをおすすめします。安易に短期離職を選んでしまうと、後悔するだけでなく、キャリア形成に影響が出ることもあるでしょう。「また転職すれば良いや」という考えで仕事に取り組んでいると、短期離職を繰り返し、転職活動がさらに険しいものにもなりかねません。
短期離職が抱えるリスクと現在の状況、自分の気持ちについてよく考えてから、転職するかどうか決断しましょう。ただし、自分の置かれた状況や将来を見据えて、判断するのがポイント。パワハラやセクハラなどを受けていたり、体調を崩したりしている場合は、無理は禁物です。
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短期離職での転職に関するよくある質問
ここでは、短期離職に関するよくある疑問にQ&A形式でお答えします。短期離職後の転職にお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。
短期離職すると人生終わり?
短期離職をしたからといって、人生が終わるわけではありません。このコラムでも解説したとおり、入社後3年以内に離職する人は少なくないといえます。短期離職をネガティブに捉え過ぎず、自分の可能性を広げる機会と考えましょう。
20代で短期離職2回目は多過ぎる?
一概に多過ぎると断言することはできませんが、2回とも同じような理由で退職した場合には注意が必要です。
短期離職を繰り返してしまう場合はやみくもに転職活動を進めず、退職に至った経緯を整理しましょう。短期離職の原因を突き止め、再発を防止しやすい会社の特徴を考えてみてください。
短期離職をしたせいで転職が決まらないときはどうする?
転職先が決まらないのが、本当に短期離職のせいなのかを見極める必要があります。短期離職ではなく、「応募書類で自分の魅力を伝えられていない」「面接マナーを押さえられていない」などが選考に通らない原因の可能性もあります。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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