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エンジニアとは何をする人?仕事内容や求められる能力をわかりやすく解説!
更新日

この記事のまとめ
- エンジニアとは工学に関する専門知識やスキルを持った人のことで、技術者とも呼ばれる
- エンジニアには、システムエンジニアやプログラマーなどさまざまな職種がある
- エンジニアの年収は500万円以上だが、業務内容や役職によって異なる
- エンジニアになるには、オンライン学習の利用や専門スクールに通う方法などがある
エンジニアとは、どのような仕事か詳しく知りたい方もいるでしょう。エンジニアとは、工学に関する専門的な知識やスキルを持った人を指します。このコラムでは、エンジニアの種類や仕事内容、求められる能力などについて解説。また、エンジニアに向いている人の特徴も紹介しています。エンジニア職への就職や転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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エンジニアとは?
エンジニアとは、工学(エンジニアリング)に関する専門的な知識・スキルを持った人を指します。別名は、「技術者」です。インフラに関わるエンジニアは「インフラエンジニア」、営業に関わるエンジニアは「セールスエンジニア」というように、分野によってエンジニアの種類が分かれています。
近年注目!IT・AI関連のエンジニアとは?
近年におけるインターネットやAI技術などの普及から、IT需要は今後も拡大する傾向にあります。そのため、IT技術の発展に合わせた知識やスキルを持つITエンジニアが求められるでしょう。
また、AIの開発に携わるAIエンジニアや、AIを動かす半導体の製造・集積回路設計を行う半導体エンジニアなどは、将来的にも注目されている職種です。IT業界は専門性の高さから人材不足が懸念されているものの、今後もIT化によりエンジニアのニーズは高まっていくと予想されます。
プロンプトエンジニアとは?
プロンプトエンジニアとは、メッセージやコマンドなどを使用してAIから最適な回答を得るために指示を出す役割を担う仕事です。
たとえば、文章や画像作成が可能なAIサービスを使用する際に、人間のリクエストに応じたコンテンツを生成するよう指示を出します。しかし、AIにリクエストを送るプロンプトが適切でなければ、期待どおりの答えは得られません。プロンプトエンジニアの技術によって、人間のリクエストに対し、AIが適切な回答ができるようプロンプトを設計し、指示どおりのコンテンツを生成させます。
ITエンジニアの分類
ITエンジニアは大きく分けて3つの職種に分類できます。
- ・開発系エンジニア
- ・インフラ系エンジニア
- ・その他(IT関連エンジニア)
開発系エンジニアとは、ITシステムやソフトウェアの設計・開発に携わる職種です。家電製品の設計や自動車のソフトウェア開発、スマートフォンのアプリケーション作成など、エンジニアとして関わる分野は多岐にわたります。
インフラ系エンジニアとは、生活の基盤となるITインフラの設計・構築・運用・保守を手掛ける職種のことです。
また、開発系やインフラ系以外のエンジニア職のなかには、エンジニアの技術的知見を活かしてサポートを行う業務が存在します。クライアントとの橋渡し役を務めるセールスエンジニアや、社内で最適なシステム・アプリケーションを運用する社内SEなども該当。また、課題の解決方法を提案するソリューションエンジニアもIT関連のエンジニアといえます。
機械の分野で活躍するレコーディングエンジニアとは?
エンジニアは、IT系以外にも機械を扱う分野で活躍する人も多く存在しています。たとえば、レコーディングエンジニアは、音響機器を使用しスタジオで音量や音質を調整するほか、音源のレコーディングやミキシング、マスタリングを行うのが仕事です。
レコーディングエンジニアと似ている仕事にPAエンジニアがあります。PAエンジニアは、ライブやコンサート会場において、音響機器の操作・調整を行い、音響プロデュースを行うのが仕事です。
【開発系エンジニアとは?】主な職種10選
以下では、開発系エンジニアの主な職種を10選ご紹介します。開発系エンジニアに該当する職種にはどういった仕事があるのかチェックしてみましょう。
1.システムエンジニア(SE)
システムエンジニアとは、顧客の要望をもとにコンピュータシステムを設計する人を指します。システムの設計以外にも、開発の提案や予算・人員・進捗の管理といったマネジメント業務などを担当する場合も。システムエンジニアの仕事内容や年収を詳しく知りたい方は、「システムエンジニアの仕事」もチェックしてみてください。
2.Webエンジニア
Webエンジニアとは、WebサイトやWebサービスなどのシステム設計・構築・運用を行う人のことです。以下では、「フロントエンジニア」「バックエンドエンジニア」「Webアプリケーションエンジニア」について解説します。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアとは、Webサイト上で利用者が閲覧したり、取り扱ったりする部分(フロントエンド)に関わるシステム開発・設計を担う人です。開発には、HTMLやCSS、JavaScriptなどが使われます。
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアとは、利用者による閲覧や操作が行えない部分(バックエンド)のデータ処理や保存業務を担う人のことです。データを保存するためのベース設計や構築、バックエンドに関わるシステム運用にも携わります。
Webアプリケーションエンジニア
Webアプリケーションエンジニアの仕事は、Web上で提供される機能やアプリケーションの開発や実装、運用を行うことです。開発・実装の業務内容としては、Web上での予約機能や受注および決済、メールの送受信機能、動画配信機能などが挙げられます。
Webアプリケーションエンジニアの仕事は多岐にわたるため、フロントエンドの開発か、バックエンドの開発なのかによっても、求められるスキルや言語は異なるでしょう。
Webエンジニアについては、「Web系の仕事を10種類紹介!SIer企業との違いや必要なスキルも解説」でも解説しているので、Web系の仕事に興味がある方はご一読ください。
3.プログラマー
プログラマーとは、システムエンジニアが作った設計書に基づいてプログラミングを行う人のことです。設計書どおりにプログラミングしてもシステムがきちんと動かないときは、システムエンジニアに設計書の不備を相談します。会社によっては、エンジニアがプログラマーの業務を兼任することも。プログラマーの仕事内容の詳細は、「プログラマーの仕事内容は?種類別にわかりやすく解説」のコラムもあわせてご覧ください。
4.ゲームエンジニア
ゲームエンジニアとは、仕様書に沿ってゲーム開発する人を指します。ゲームのシステムが問題なく動くように品質を管理するのも仕事の一つです。
なお、ゲームとひと口にいっても、家庭用ゲームやスマートフォンゲーム、ソーシャルゲームなど、会社によって携わる分野は異なります。ゲーム会社で働きたい方は、「ゲーム会社への就職は難易度が高い?未経験や文系出身からの目指し方」もチェックしましょう。
5.R&Dエンジニア
R&D(Research & Development)エンジニアとは、医療機器や自動車といった分野で新たなIT技術や知見などを生み出す人です。「研究開発エンジニア」とも呼ばれています。開発する主なサービスは、ソフトウェアやハードウェア、言語、インターフェースなどさまざまです。
6.制御・組み込みエンジニア
制御・組み込みエンジニアとは、ソフトウェアの開発・設計を行う人を指します。ソフトウェアは、パソコンやスマートフォン、洗濯機、時計、カーオーディオ(車載機器)といった電気製品に搭載されているプログラムのことです。制御・組み込みエンジニアとして活躍するには、ソフトウェアが組み込まれているハードウェアの知識も習得する必要があります。
7.ソフトウェアエンジニア
ソフトウェアエンジニアは、ソフトウェアの設計や開発、プログラミングなどを行います。ソフトウェアに関する業務を幅広く担うため、パソコンのソフトのほか、スマートフォンで使用するアプリケーションや電化製品などを担当する場合も。また、ソフトウェアエンジニアは、担当業務によってはプログラマーやシステムエンジニアの領域に関わる場合もあります。
8.RPAエンジニア
RPA(Robotic Process Automation)エンジニアは、ロボットを使ったツールの導入や開発、運用を行います。RPAはソフトウェア上で働くロボットとして事務作業をサポートできるため、注目されているようです。
企業がRPAを導入する際にクライアントをサポートするのも、RPAエンジニアの仕事の一つ。RPAエンジニアは、RPAを活用するクライアントとの要件定義や設計、運用などを行うなど、仕事内容も多岐にわたります。
9.フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアには、明確な業務領域はありません。たとえば、1人でフロントエンドとバックエンドのエンジニア業務を両方行うなど、システム開発・運用において幅広い技術を持つエンジニアを指します。設計や開発以外にも、保守や管理も行えるため、エンジニア業界でのマルチプレイヤーとして活躍が期待される仕事です。
正社員
フルスタックエンジニア
年収 660万円 ~ 1,020万円
-
諸手当あり
10.IoTエンジニア
IoT(Internet of Things)とは、身の回りのモノをインターネットにつなぐ技術のことです。IoTエンジニアは、IoTに関連のシステムや技術開発を行います。主な仕事内容は、「制御設計」「ネットワーク設計」「Webソフトウェアの開発」「製品企画」です。IoT市場が拡大する一方で、IoTエンジニアは不足しているため、需要のある職種といえるでしょう。
【インフラ系エンジニアとは?】主な職種5選
以下では、ITサービスの拡大により、需要が高まっているインフラ系エンジニアの職種をご紹介します。インフラ系エンジニアに該当する職種や仕事の領域を解説するので、興味のある方はチェックしてみてください。
インフラ系エンジニアの主な職種
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- セキュリティエンジニア
- データベースエンジニア
- クラウドエンジニア
1.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアとは、ネットワークシステムの設計・構築・運用・保守を行うエンジニアです。ルーターやメールシステム、ファイアウォールといったネットワーク関連システムに携わります。ネットワーク環境の整備だけでなく、回線の配置を行うこともあるため、配線の知識も必要です。詳しい業務内容や将来性は、「ネットワークエンジニアの仕事」に掲載しています。
正社員
ネットワークエンジニア
年収 268万円 ~ 414万円
-
未経験OK,土日祝休み,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
2.サーバーエンジニア
サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築・運用・保守などを行う人を指します。Webサイトやアプリケーションを利用するためのサーバーを設置したり、サーバー上で起きるシステムの障害対策を行ったりするのが主な役割です。
SREエンジニアとの違いは?
SREエンジニアとは、サービスやWebサイトなどの信頼性向上を図り、最適なシステム運用を行うエンジニアを指します。SREエンジニアは、アプリケーション開発に関する知識が必要だったり、仕事の進め方が企業を問わず共通していたりするなど、インフラエンジニアよりも許容範囲が広いのが特徴です。
3.セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアとは、顧客に必要なセキュリティシステムの提案・設計・実装を行う人のことです。近年はサイバー攻撃が高度化していることもあり、より強化されたセキュリティ対策が求められています。セキュリティエンジニアとして顧客の個人情報を保護するには、企業の業務内容や形態に合ったセキュリティシステムの構築が必要です。
正社員
インフラエンジニア
年収 352万円 ~ 544万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
4.データベースエンジニア
データベースエンジニアとは、データベースの設計・開発・運用・保守を行う人です。大規模なデータから必要なデータをすぐに取り出せるよう、システムを構築・運用します。近年のビッグデータの流通により、データベースエンジニアの活躍の幅は広がっているようです。
5.クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、インフラの整備によって業務を円滑に進める役割を担います。たとえば、クラウドを利用したサーバー設計やネットワークの整備などです。ほかにも、クラウド環境の構築や、運用・保守などを行うこともあります。
【その他のIT関連エンジニアとは?】主な職種4選
IT化の流れに伴い、システム設計やソフトウェア開発に精通していないユーザーをサポートできる人材も必要とされてきています。以下では、開発系・インフラ系以外のIT関連のエンジニア職について解説。ぜひチェックしてみてください。
その他のIT関連エンジニアの主な職種
- 社内SE
- データサイエンティスト
- セールスエンジニア
- ソリューションエンジニア
1.社内SE
社内SEとは、社内のコンピュータシステムの構築・運用・保守を担当する人のことです。社内システムに不明点や疑問点がある社員のフォローも行います。「社内SEとは?システムエンジニアとの違いや必要なスキルについて解説」のコラムでは、社内SEとシステムエンジニアの違いを解説しているので、あわせてご参照ください。
正社員
社内SE
年収 504万円 ~ 779万円
-
賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
2.データサイエンティスト
データサイエンティストとは、ビジネス上の課題を解決するために、ビッグデータの収拾や分析、加工を行う人のことです。膨大なデータの中から問題点を見つけ、課題解決のために施策を立てます。統計学や確率、データ分析ツールで使用される言語など、幅広い知識やスキルが問われる仕事です。
データベースエンジニアとの違いは?
データサイエンティストとデータベースエンジニアの違いは、業務を担当する範囲です。データベースエンジニアがビッグデータの「設計~保守」を行うのに対し、データサイエンティストは「分析・加工」を行います。データベースエンジニアが整理したデータを、データサイエンティストが活用するイメージです。
3.セールスエンジニア
セールスエンジニアは、エンジニアとしてのスキルや知識を活かし営業のサポートを行います。セールスエンジニアの主な仕事内容は以下のとおりです。
- ・営業の現場に同席し、製品やサービスの説明を行う
- ・営業部と技術部の間に立ち、商談成立後のフォローを行う
- ・納品後もクライアントからの質問に回答するなど、サポートを行う
セールスエンジニアには、社内の営業担当者が説明できない専門的な質問に回答したり、ITに関連する内容を分かりやすく伝えたりするスキルが求められるでしょう。
4.ソリューションエンジニア
ソリューションエンジニアとは、IT分野における顧客の課題を見つけたり解決方法を提案したりする人のことです。設計や開発を行うシステムエンジニアとは異なり、ソリューションエンジニアは、IT技術や知識を活かし、クライアントの問題を解決することを専門とします。
エンジニアの魅力とは?
エンジニアの魅力は、設計や開発の完成によって達成感を味わえる点や、仕事の成果が目に見えやすい点などです。何をモチベーションにして働くべきか悩んでいる方は、以下を参考にしてみましょう。
プロジェクトに一定期間を要するので達成感を味わえる
エンジニアは、一定の期間を掛けて一つのプロジェクトに従事します。案件によって作業期間は異なるものの、月単位~年単位で業務を進める場合も。成果物が出来上がるまでにある程度の期間を要するため、完成後の達成感は大きくなります。
また、基本的にチームプレイで業務を進めるため、仲間と一緒に一つのものを作り上げる楽しさや充足感も味わえるでしょう。
成果が目に見えるのでモチベーションを維持しやすい
エンジニアは成果が目に見えるため、モチベーションを維持しやすい仕事です。たとえば、Web開発を行うエンジニアの場合、Webシステムが実際に稼働している様子やWebアプリケーションが活用されている様子を目の当たりにした際にやりがいを感じるでしょう。
エンジニアに求められるスキル・資格とは?
エンジニアに求められる能力は、主に以下の5つです。
- ・1.プログラミングの知識・スキル
- ・2.マネジメント能力
- ・3.コミュニケーション能力
- ・4.ITに関する知識
- ・5.文章作成能力
上記のほか、英語力も強みになります。プログラミングで使用される言語は、英語がベースとなっている場合が多いため、用語を覚える際に役立つでしょう。また、英語に関連する資格を持っていると、就活の際に企業から評価してもらえる可能性もあります。エンジニア職に興味のある方は、習得を検討してみましょう。
エンジニアの仕事に役立つ資格とは?
エンジニアの仕事に役立つ主な資格は、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」「情報セキュリティスペシャリスト試験」「オラクルマスター」「マイクロソフト認定プロフェッショナル」「システムアーキテクト試験」「ネットワークスペシャリスト試験」「ITパスポート試験」の8つです。会社によっては取得が必須の資格もあるため、募集要項をしっかりと確認しましょう。
エンジニアの年収
エンジニアの年収は、職種や業務内容、スキルによっても異なります。
厚生労働省の「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」調査報告書の「IT・デジタル人材の職種別・役職別の賃金相場」(p.20)によると、エンジニアを含む人材の年収は、一般社員レベルで設計や構築を行うシステムアーキテクトやソフトウェア開発、AIシステムエンジニアなどの賃金相場の平均的な中央値は、500万円とされているようです。また、役職が上がるにつれて、賃金相場も高くなっていることが明らかとなりました。
引用:厚生労働省「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」調査報告書/IT・デジタル人材の職種別・役職別の賃金相場
「システムエンジニアの年収は高い?安い?収入アップの方法も紹介」のコラムでは、システムエンジニアの年収について詳しく解説しています。興味がある方は、あわせてご参照ください。
参照元
厚生労働省
「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」調査報告書(令和6年3月)
エンジニアに向いている人の5つの特徴とは?
エンジニアに向いている人の特徴は、新しい知識を常に習得し続けられる・業務に根気強く取り組めるなどです。特に、IT系のエンジニアへの転職を迷っている方は、以下を参考に、自分に向いているかどうかチェックしてみてください。
1.論理的な思考力を持っている
エンジニアには、物事に対する根拠や筋道を立てて体系的に考える論理的思考力が求められます。論理的思考能力は、顧客にとって最適なシステムを導き出すのに役立ちます。そのため、直感よりも明確な根拠をもとに仕事を進められる人が、エンジニアには向いているといえるでしょう。
2.新しい知識の学習に意欲的
新しい知識や最新技術を意欲的に習得し続けられる人は、エンジニアに向いています。IT技術は日々目まぐるしく発展していくため、最新技術に「ついていく」よりも「先取りする」意識でいると、さらに活躍が期待できるでしょう。
3.業務に根気強く取り組める
業務に根気強く従事できる人は、エンジニアに向いているといえます。エンジニアの仕事は、システムやソフトウェアを設計・開発するだけでなく、正常に作動させるためのトライアンドエラーも必要です。何事にも前向きに挑戦できる人にとっては、適性がある仕事といえるでしょう。
4.周囲と協議できるコミュニケーション能力がある
プロジェクト一つに対して非常に多くの人が関わるため、周囲の人と協働できるコミュニケーション能力がある人もエンジニアに向いています。
エンジニアの仕事は、プロジェクトに関わるさまざまな職種のメンバーとの意思疎通が必要です。また、クライアントの要望を正確に把握するためのヒアリングも重要なため、周囲の人と円滑にコミュニケーションが取れる人に向いている仕事といえるでしょう。
5.ものづくりが好き
「新しいものを生み出したり作ったりするのが好き」という気持ちも、エンジニア職に必要な資質といえるでしょう。使用するツールは異なるものの、エンジニアの仕事はものづくりの工程と似ています。
また、自分が試行錯誤して開発したものが役立ったり喜ばれたりした際は、ものづくりと同様に大きな達成感が得られるでしょう。
エンジニアを目指すには?4つの学習方法
エンジニアになるための学習方法には、オンライン学習や独学、会社の研修などがあります。以下ではそれぞれの特徴を解説するので、自分に合った学習方法を見つけてください。
エンジニアになるための学習方法
- オンライン学習
- 専門のスクール
- 独学
- 会社の研修
1.オンライン学習で学ぶ
オンライン学習とはインターネットを介した学習方法で、パソコンとインターネット環境があればどこででも学習可能です。プログラミング言語やデータベースなどさまざまな講座があり、自分のレベルに合った内容を選べます。スケジュールの自由度が高く、エンジニアに関する知識を計画的に学習できるのが魅力です。スクールに通う時間がない方や、在宅で学びたい人におすすめします。
2.専門のスクールへ通う
エンジニアを目指す方は、専門スクールに通うのもおすすめです。専門スクールはエンジニアについて集中的に学べる環境なので、知識や技術を効率的に身につけられます。なかには、実際の開発現場を想定してカリキュラムを構成している施設もあるようです。エンジニアを目指す仲間と一緒に学べるので、独学よりもモチベーションを保ちやすい環境といえます。
3.独学で知識を得る
エンジニアの勉強は、独学でも行えます。スクールに通うよりも低コストで済んだり、勉強スケジュールを自分の都合で組めたりするのがメリットです。ただし、オンライン学習や専門スクールとは異なり、使用する教材や学習方法を自分で考える必要があるため、勉強の計画を立てるのが苦手な場合はほかの方法を検討してみてください。
4.会社の研修を受ける
会社の研修を利用するのも、エンジニアを目指す方法の一つです。研修内容は会社によって異なるものの、エンジニア業務に必要な知識や技術を一貫して学べるメリットがあります。なかには、入社後の資格取得支援を行っている会社もあるので、募集要項をよく確認しましょう。
未経験からエンジニアへ挑戦する方法とは?
未経験からエンジニアに就職したいと考えている方は、自ら積極的に転職活動を行うことが重要です。「近年注目!IT・AI関連のエンジニアとは?」でも述べたように、IT系の仕事は人手不足のため、未経験者を歓迎している企業が多い傾向にあります。そのため、エンジニア求人を探す際は「未経験可」の募集を探すのがおすすめです。また、面接でアピールできるよう事前に知識を身につけておきたい方は、スクールに通ってみるのも良いでしょう。何から始めれば良いか分からない場合は、就職・転職エージェントを活用して求人を紹介してもらうのも有効な手段です。
IT系のエンジニアを目指したい方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、大手企業の求人も多数ご用意。経験豊富なキャリアアドバイザーが個別にカウンセリングをしたうえで、求職者一人ひとりに合った求人をご提案します。
応募書類の添削や模擬面接、入社日の調整やアフターフォローといったサポートも行うため、転職活動が初めての方も安心です。サービスは無料で利用できるので、興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
エンジニアに関するQ&A
この項では、エンジニアに関する疑問にQ&A方式で回答します。エンジニアに転職するか悩んでいる方は、ぜひお役立てください。
エンジニアとは簡単にいうとどんな仕事ですか?
エンジニアとは、工学(エンジニアリング)に関する専門的な知識・スキルを使って、設計・開発・運用などを行う仕事です。
エンジニア職の種類は多数あるため、業務領域によって求められる知識や技術は異なります。詳細は、このコラム内「ITエンジニアの分類」をご参照ください。
未経験からエンジニアになれる?
可能です。近年は、IT技術の急速な発展によりエンジニア不足が加速しています。それに伴い、未経験者の採用を積極的に行っている会社も増えているようです。
研修や教育制度が充実していたり、資格取得支援制度を導入したりしている会社もあるので、制度を上手く活用しましょう。未経験者歓迎の求人が上手く探せない場合は、就職・転職エージェントのハタラクティブの利用もご検討ください。
エンジニアの主な就職先やキャリアパスは?
エンジニアの主な就職先は、IT企業です。企業によってシステムやソフトウェア開発に関わるのか、ゲーム開発に関わるのかといった違いがあるので、興味のある会社を選ぶと良いでしょう。
また、ITエンジニアのキャリアパスは、プログラマーからシステムエンジニア、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーを目指すといった道があります。フリーランスエンジニアとして、個人で案件を獲得するのも選択肢の一つです。
QAエンジニアとは?
QA(Quality Assurance:品質保証)エンジニアとは、完成した製品やサービスの品質を担保するために、動作確認を行う人のことです。テストエンジニアが開発中の不具合を修正するのに対し、QAエンジニアは完成後の製品が正常に作動するかのテストをします。
必須の資格はないものの、「ソフトウェア品質技術者資格認定」や「JSTQB認定テスト技術者資格」などを持っていると、転職で有利になる場合があるようです。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。