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仕事を辞めてよかったと感じるのは?退職を伝えるタイミングや伝え方も解説
更新日
この記事のまとめ
- 仕事を辞めてよかったと感じるのは、悩みの原因がが解消されたとき
- 仕事を始めて日が浅かったり感情的になっていたりするときは、退職は控えるべき
- 退職を伝えるのは転職先が決まってからが望ましい
- 上司に退職を伝えるときは、強い意志とポジティブな理由を用意しよう
仕事を辞めてよかったと思える転職をしたい方へ。このコラムでは仕事を辞めてよかったと感じる理由を紹介するとともに退職を決意した理由や上司に伝えるタイミングをまとめています。辞めたい気持ちを抱えたまま我慢して働き続けてもスキルが身につかなかったり前向きになれなかったりと、良い効果は期待できないでしょう。多くの人が仕事を辞める理由や退職の手順をまとめていますので、参考にしてください。
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仕事を辞めてよかったと感じる理由
転職を検討したのち、「仕事を辞めてよかった」と思えるのは、人間関係や労働環境といった悩みが解決できたとき。ここでは、「仕事を辞めてよかった」「退職してスッキリした」と感じる具体的な理由を紹介します。
人間関係に悩まされずに済んだ
仕事を辞めたい理由としてよく挙げられるのが職場の人間関係です。「人間関係で仕事を辞めるのはあり?ストレスになる理由や対処法などを解説」でも述べているとおり、人間関係を理由に離職する人は少なくありません。合わない上司や同僚がおり、仕事にストレスを感じていた人は、転職したときに仕事を辞めてよかったと感じることが多いでしょう。
仕事で毎日顔を合わせる人たちとの相性は大切です。合わないと感じた場合、まずは上司や人事に相談を行い、それでも解決できない場合は転職も視野に入れましょう。
労働環境の悪い職場を脱出できた
仕事を辞めて転職すると、残業が毎日続いている、休日出勤が多いなど劣悪な環境の職場を脱出できます。また、サービス残業が横行している会社など劣悪な環境にいる場合、仕事を辞めてよかったと思うことは多いでしょう。労働環境が整っていない会社で働き続けると、身体を壊すおそれがあるため、転職も視野に入れるのがおすすめです。
体調を崩さずに済んだ
環境の合わない会社で働いていた場合、転職して労働環境が整うことで生活が安定し、体調を崩す前に仕事を辞めてよかったと感じることも多いようです。労働環境が整っていない職場や、人間関係でトラブルが発生している職場で働き続けていると身体的にも精神的にも疲弊し、体調を崩してしまうおそれがあります。
将来性のない会社を辞めて成長のできる仕事に就けた
将来性のない会社を辞めて、自分自身が成長できる職に就けたとき、仕事を辞めてよかったと感じることもあるようです。業界自体が縮小していたり、売上が伸び悩んでいたりする会社は、将来的に年収アップが望めない可能性もあるでしょう。一時的に年収が下がったとしても、将来性のある会社や自分のやりたいことができる仕事に転職するのも一つの手段です。
仕事を辞める理由
仕事を辞める理由は人によって異なるものの、その多くが待遇や人間関係、勤務環境といえます。
厚生労働省が実施している雇用動向調査によると、仕事を辞めた理由として最も多かったのは労働条件の悪さでした。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
仕事内容に興味を持てなかった | 4.5% | 5.9% |
能力・個性・資格を生かせなかった | 4.0% | 4.3% |
人間関係が好ましくなかった | 8.3% | 10.4% |
会社の将来が不安だった | 7.1% | 4.4% |
給料等収入が低かった | 7.6% | 6.8% |
労働時間・休日など労働条件が悪かった | 9.1% | 10.8% |
引用:厚生労働省「令和4年 雇用動向調査結果 3 転職入職者の状況 (2)転職入職者が前職を辞めた理由」※一部抜粋
男女ともに労働条件や人間関係を退職理由にあげていることがポイント。どれだけ収入が高くても、長時間労働や少ない休日、社内の人間関係が悪ければ働きにくさを感じてしまうでしょう。「退職理由は建前を伝えてもいい?仕事を辞める本当の理由」のコラムも参考にしてください。
参照元
厚生労働省
雇用動向調査
仕事を辞めないほうがいいケース
「仕事を辞めたい!」「退職したい!」と考えていても、退職を控えるべきケースもあります。感情的に考えず、本当に退職すべきか下記を参考にしながら、冷静に考えましょう。
仕事を辞めないほうがいいケース
- 仕事を始めて日が浅い
- 感情だけで退職を考えている
- 転職先が決まっていない
仕事を始めて日が浅い場合
仕事を始めて日が浅い場合は、仕事内容を十分に理解できなかったりミスが多かったりするのが当たり前です。この状態を「仕事が合っていないのでは」「成果が出ない」とネガティブに捉えて退職するのは避けるべき。
仕事や環境に慣れることで改善される可能性が高いからです。「仕事についていけない!辞める前に試すべき対処法を解説!」のコラムも参考にしてください。
感情だけで退職を考えている場合
上司から強く言われたり、何らかの嫌なことが起きたりして感情的になり退職を決意するのも良くありません。この場合は退職の本質が分からなくなっているため、退職後に後悔したり、転職時に退職理由を聞かれて答えられなかったりとリスクが大きくなります。理不尽な出来事やストレスで「会社を辞める!」と考えても、冷静に退職の理由を考えましょう。
突発的な離職は再就職に時間がかかることもある
突発的に仕事を辞めてしまうと、辞めた理由が曖昧になるため転職先を探したり、再就職したりするまで時間がかかる可能性があります。転職活動が長引けば金銭的に厳しい状態も続くため、焦って転職してしまい、また不満を覚えて離職…といった行動につながる恐れも。いっときの感情で仕事を辞めるのではなく、「なぜ辞めたいのか」「辞めてどうするのか」「何を目的に転職したいのか」などを冷静に分析することが大切です。転職先が決まっていない場合
転職先が決まっていない状態での退職も、できる限り避けるべきです。心身の不調や家庭の事情などやむを得ない場合は別ですが、できる限り転職先を決めてから退職しましょう。転職先が決まっていない状態で仕事を辞めると、無職になります。失業保険はもらえるものの自己都合退職の場合は支給まで数ヶ月かかるため、経済的に厳しくなる可能性が高いでしょう。
また、経歴も空白期間ができてしまうため、転職活動に影響します。「転職先が決まってから退職するときの手順とは?伝え方や必要な手続きを解説」のコラムでも、退職前の転職活動についてまとめています。
仕事を辞める前に知っておきたい退職の流れ
仕事を辞めることを考え始めたら、退職の流れについて確認しておきましょう。いきなり「辞めます」と伝えても即日に退職できるわけではありません。転職活動のスケジュールも含めて考え、スムーズな退職を叶えましょう。
退職を決意したら転職活動を始める
前述したように、転職先が決まっていない状態で仕事を辞めるのはリスクが高いといえます。転職活動・退職手続きともに時間がかかるため、退職を決意した段階で転職活動をはじめ、企業から内定が出たら退職を伝えるスケジュールでOK。
退職を伝えてしまってから転職活動を始めると、退職日が迫ることで焦ってしまい、希望と異なる転職になってしまう可能性もあります。
退職の目処が立ったら上司に相談する
転職先の目処が立つなど退職後のことが決まり次第、上司に伝えましょう。ただし、「転職先が決まったので来週辞めます」というのはルール違反。法律では退職日の2週間前に伝えればいいと定められているものの、多くの企業は就業規則で退職を伝える期日を定めています。
引き継ぎや人材確保にかかる時間として1~3ヶ月前を設けていることが多いため、必ず事前に就業規則を確認しておきましょう。なお、上司に退職を伝えるときは口頭で。周りに人のいない場所を選んで退職の意志が固いことを述べましょう。
退職届の作成と提出を行う
ドラマなどで上司に退職届を突きつけるシーンがありますが、実際に行うのはマナー違反。まず直属の上司に相談し、同意を得てから退職届を作成しましょう。提出の有無や提出方法、テンプレートなどは企業によって異なります。「退職届はいつまでに出す?提出のスケジュールと必要な手続きをご紹介」のコラムもご確認ください。
業務の引き継ぎを行う
退職届が受理されたら、担当業務の引き継ぎに入りましょう。後任者が決まっていないこともあるので、引き継ぎ内容はノートや文書ファイルにまとめておくのがおすすめ。なお、取引先など関係者に退職を伝えていいかどうかは、上司に確認してからにしましょう。
保険などの手続きを行う
退職日が近づいてきたら、保険や年金の手続きが始まります。退職当日までに受け取るのは、年金手帳や源泉徴収票、雇用保険被保険者証。また、健康保険証は退職当日に会社に返却します。詳しくは「退職後の健康保険に必要な手続きとは?制度の違いと切り替えの方法を解説!」のコラムでご確認ください。
保険などの手続き以外にも、企業から貸与されているものを整理して返却することも忘れずに行いましょう。
円満な退職を叶えるためのコツ
円満な退職を叶えるには、退職のタイミングや伝え方に注意を払う必要があります。良好な人間関係や円滑な退職手続きのためにも、「どうせ辞めるから」と投げやりに考えず誠実に対応しましょう。
円満な退職を叶えるためのコツ
- 繁忙期に退職は避ける
- 退職理由はできるだけポジティブに伝える
- 最後の挨拶や引き継ぎはしっかり行う
繁忙期に退職は避ける
仕事が忙しい繁忙期に退職するのは避けるべき。繁忙期は通常に比べて業務量が増える時期です。通常業務が多いなかで退職者の対応をするのは難しく、場合によっては「退職時期を繁忙期が終わるまで延ばしてほしい」など言われることも。退職の手続きや対応がおざなりになる可能性もあります。退職をするときは上司や同僚に負担の少ない状況を選びましょう。
退職理由はできるだけポジティブに伝える
「今の会社はやりたいことができないから」「業務量に対して給料が低いから」など、ネガティブな退職理由を伝えるのは良くありません。引き止めに合うだけでなく、働き続ける人に対する失礼な態度となり、反感を買う可能性が高まります。「前向きな退職理由で好印象を与えよう!転職時の面接のコツや例文を紹介」のコラムを参考にしてください。
最後の挨拶や引き継ぎはしっかり行う
それまでお世話になった会社や人に対して、しっかりと感謝を伝えましょう。挨拶はできる限り対面で行うのがベスト。「退職の挨拶はメールでも良い?社内・社外向けのメッセージ例文を紹介」のコラムでは、退職の挨拶についてまとめています。
また、引き継ぎもできる限り丁寧に行うのが望ましいです。口頭で伝えるだけでなく文章に残し、誰が見ても分かりやすいよう情報を整理しておきましょう。引き継ぎが不十分だと退職後も確認や問い合わせがきてしまい、自分も相手も手間取ってしまいます。
仕事を退職するときは冷静に考えることが大切
仕事を辞めたい、退職したいと考えるときは気持ちがネガティブになっていたり、感情的になっていたりすることも珍しくありません。しかし、冷静な状態でなければ自分にとって不利な状況で退職を決めてしまう可能性も。
退職を考えたら退職したい理由を紙に書いたり、転職活動のスケジュールを確認したりして気持ちを落ち着け、本当に退職すべきか、転職先はどうするかをしっかり考えましょう。
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退職に関する手続きなどの相談、自分に合った求人の紹介などにも対応するので、転職活動を始める際はぜひ一度ご相談ください。
退職に関するQ&A
最後に、仕事を退職することに関してよくある質問に回答をしていきます。
退職を会社に伝えるのはいつが良いですか?
退職を上司や会社に伝えるのは、1ヶ月〜3ヶ月ほど前が良いでしょう。
会社の就業規則で退職を申し出るタイミングが明記されている可能性があるので、退職を決断したら、確認してください。なお、法律的観点から見ると、退職する14日前までに会社に伝えれば良いとなっていますので、14日前までに伝えれば法的に問題はありません。「退職は何ヶ月前に伝えるのが常識?相談の時期や法律上のルールを紹介」のコラムで詳しく紹介していますので、参考にしてください。
仕事が精神的に限界。辞めてもいいですか?
精神的限界に至るまで追い詰められている場合、仕事を辞めてリフレッシュが必要です。
仕事は世の中にいくらでもありますが、あなた自身は1人しかいません。仕事を我慢し続ければ、つらい気持ちが大きくなり、より長い期間の療養が必要になる可能性も。自分自身を最優先に考えて、退職の決断をしましょう。退職後の手続きなどは「会社を辞めたあとの手続きとは?順番や必要なものを簡単に解説します!」のコラムにて紹介していますので、一歩を踏み出してみてください。
人手不足で退職するのが難しいです
人手不足は会社や上司が解決しなければならない事情であるため、気にする必要がありません。
「仕事が回らなくなるのでは」「残った人に迷惑がかかるのでは」という気持ちから、退職・転職したいという気持ちをおさえて働き続けても自分のためにならないはず。「仕事を辞められない理由は人手不足?退職を叶えるコツとトラブル対処法」のコラムを参考に、しっかりと退職の意志を伝えましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。