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新卒1年目で転職したい!成功させるコツや転職した人の体験談を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 新卒1年目~3年目の転職活動は「第二新卒」として行うのが一般的
- 第二新卒での転職は、社会人経験を持つ若い働き手として評価される場合もある
- 新卒1年目の転職には「早期離職を懸念される」「年収が下がる」などのリスクもある
- 新卒1年目の転職活動は、タイミングを考慮して計画的に取り組むのがコツ
- 第二新卒の面接では、転職理由を前向きに伝えるのがおすすめ
「新卒1年目で転職したいけどタイミングが早過ぎるのでは?」と迷う方もいるでしょう。新卒1年目〜3年目で転職する人は「第二新卒」と呼ばれ、若い人材として企業のニーズが高まりつつあります。そのため、厳しい側面はあるものの、必ずしも選考で不利になるとは限りません。このコラムでは、新卒1年目〜3年目の転職事情や転職成功のコツを解説します。また、第二新卒で転職した人の体験談も紹介しているので、ぜひご一読ください。
新卒1年目〜3年目の転職は難しい?
新卒1年目〜3年目での転職は厳しい目で見られる可能性もありますが、成功させることは可能です。面接では、基本的なビジネスマナーや仕事に対する姿勢、転職の目的などをアピールしましょう。以下では、新卒で有利な点と難しい点を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
第二新卒として転職で有利になることもある
一般的に、新卒1年目〜3年目で会社を退職し、転職活動を行う人は「第二新卒」と呼ばれます。第二新卒は、短期間とはいえ社会人としての就労経験があるため、企業側から経験やスキルを評価されやすいようです。第二新卒のポテンシャルに期待している企業も多くあるので、転職の目的や方向性をきちんと固めておくと良いでしょう。
「第二新卒とは?いつまでが該当する?定義や求職活動を成功させるコツを解説!」でも、第二新卒として転職するリスクやメリットについて解説しているので、ぜひご覧ください。
第二新卒を採用したい企業は増加傾向にある
近年は少子化の影響から若い人材の確保が難しくなりつつあるため、第二新卒の採用を積極的に行う企業は増えているようです。また、新卒の応募が大手に集中しがちなことから、特に中小企業で第二新卒のニーズは高いという意見も。20代前半は求人の選択肢も多く、未経験の仕事にも転職しやすいでしょう。
「新卒1年目の転職は厳しい?」「転職するなら入社して何年目くらいがいい?」と不安や疑問を抱いている方は、「新卒入社後の転職におすすめのタイミングは?在職期間別にコツを紹介」もあわせてチェックしてみてください。
新卒3年以内に離職する人の割合
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」では、新卒者の就職後3年以内の離職率は中卒が52.9%と最も高く、大卒が32.3%と最も低い値となっています。一番低くても3割を超えているため、第二新卒になる人は一定数いるといえるでしょう。なお、同省のデータによると、新規高卒・大卒就職者の3年以内離職率は事業所の規模が大きいほど低い結果でした。参照元
厚生労働省
報道発表資料 2023年10月
新卒入社後に短期間で転職するリスク
この項では、新卒入社して1年目や2年目で転職するリスクとその対策について解説します。転職を迷っている方は、下記も踏まえたうえで自分が納得のいく決断をしましょう。
採用ハードルが高く転職先を妥協してしまう
新卒1〜3年目の転職では、転職先を妥協することになりがちです。なぜなら、入社して1年目~3年目で転職をしようと思っても、スキルや経験が十分とはいえないため自分の条件に合う求人は少なく、応募できる求人が限られてしまうからです。
忍耐力などの点で厳しく見られる
前職の在籍期間が短いほど、早期離職を懸念され採用基準が厳しくなります。特に新卒1年目での転職は、説得力のある退職理由がなければ「仕事で嫌なことがあると乗り越えられないのでは」「自己分析ができてないのでは」と思われ、採用につながらないことも。早期離職をしているため、企業の採用担当者は志望度の高さや自社とのマッチ度を厳しくチェックするでしょう。
第二新卒の転職活動では、退職理由や志望動機で「転職しなければならない理由」や「応募先企業を選んだ動機」を明確にし、ライバルと差をつける必要があります。
年収が下がる可能性がある
新卒1年目〜3年目で転職する場合、スキルや経験が十分ではなく即戦力になりにくいため、年収が下がる可能性もあります。未経験の仕事に転職すれば一から出直しとなり、各種手当がなくなる場合もあるでしょう。
判断が早すぎて転職後に後悔することがある
新卒1年目〜3年目で転職を決意するのは、判断が早過ぎる恐れもあります。転職の判断を下すには経験や情報が不足していることも多く、転職先で「向いていないと思っていた仕事も、ただ新人でまだ力がついていないだけだった」「転職してみて初めて恵まれた環境だと気づいた」などと後悔するリスクがあるでしょう。
特に、新卒1年目は社会人になったばかりで、ビジネスの常識や会社の文化などを学んでいる最中です。今抱えている不満を乗り越えたほうが成長につながる場合もあるので、転職の判断は急がず慎重に行いましょう。
新卒1年目で転職したいと思うのは甘え?
理由によっては新卒1年目でも転職したほうが良い場合もあるため、一概に「新卒1年目で転職したい=甘え」とはいえないでしょう。仕事を辞めたあとの明確なビジョンがある、過酷な労働環境で体調を崩しているといった場合は、転職を考えるのも手です。新卒1年目〜3年目で転職したいと思っている方は、「新卒2年目で転職は厳しい?社会人歴が少なめで会社を辞めたら甘えになる?」のコラムもチェックしてみてください。新卒1年目〜3年目で転職すべきか悩んだときの判断基準
ここでは、新卒1年目~3年目で転職すべきか悩んだときの判断の目安をご紹介します。いくつかのケースを例に挙げて説明しているので、自身の現状や転職したい理由と照らし合わせてみましょう。
転職を考えたほうが良い場合
新卒で入社した会社の残業や休日出勤があまりに多い場合は、転職を検討した方が良いでしょう。労働環境の改善は、企業全体を改革しないと難しいケースも多いからです。例えば労働基準法の法律に36協定というものがあり、基本的に残業は月45時間、年間360時間が上限とされています。これを超える残業が常態化しているときは労働法に違反している可能性もあるため、転職を検討したほうが良いでしょう。
また、自分がパワハラやセクハラに遭っているのはもちろん、自分は対象にはなっていないものの社内でハラスメントが横行している場合も、転職を検討すべき。、事業主には「パワーハラスメント防止措置」が義務付けられています。会社に相談しても現状が改善されない場合は、転職を検討してみてください。
そのほか、「思い描いていた業務に就けず、日々スキルが上がったと感じられない」「もともと希望していた部署に配属されず、他部署に配属された」というケースも転職を検討する理由になるでしょう。ただし、何も行動せずに転職を決めるのではなく、異動願いを出すなどできる限りの会社側と相談をおこなう等の対策を行うことが先。また、企業によっては下積み期間として「入社してから数年は別の部署に配属する」という場合もあるので、その点は確認が必要です。
参照元
厚生労働省
36(サブロク)協定とは
職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)
転職をとどまったほうが良い場合
職場の人間関係の悪さは、新卒に限らず転職を考える要因となります。ただし、特定の人物との不和や意見の食い違いは、部署異動や転勤によって改善されることもあるので、まずは上司に相談してみましょう。
また、「もっとやりがいがある仕事だと思っていた」「実際仕事に就いたら地道な作業ばかりだった」など、今の仕事と自分の理想にギャップを感じ、転職したいと思う新卒社員の方もいるようです。しかし、入社して間もないころは仕事の基礎を身につける期間に充てられるのが一般的。その段階で退職すると後悔するリスクがあるため、仕事を続けることも検討してみるのがおすすめです。将来的には重要な業務を任されたり、仕事の醍醐味に気づけたりする可能性もあります。
転職すべきかどうか悩んでいる方は、「転職する時期は社会人何年目が良い?判断するポイントを解説」もぜひ参考にしてみてください。
少しでも「合わない」と感じたら転職すべき?
仕事を辞めたい理由が明確でなかったり、現職と合わない部分よりも合う部分が多かったりする場合は、すぐに転職を考えなくても良いでしょう。また、新卒入社から3カ月〜半年以内では転職における判断材料が少な過ぎる可能性が高いため、慎重に考えたほうが良いといえます。ただし、会社で理不尽な扱いを受けていたり、心身に過大な負担を感じていたりする場合は、早めに環境を変えるのがおすすめ。「新卒1年目での転職は厳しいのでは…」と不安な方は、第二新卒向けに就職支援を行うエージェントに相談してみるのも良いでしょう。ハタラクティブでも随時相談を受け付けていますよ。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
他の新卒はどうしてる?転職率と転職理由
転職率を年齢下記級別に分けて調査をしたところ、20〜24歳なら男性で14.7%、女性で14.7%、25〜29歳なら男性で15.3%、女性で14.1%となりました。厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、年齢・男女別の転職入職率は以下のとおりです。なお、下記の調査対象にはパートタイム労働者も含まれます。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳~24歳 | 14.2% | 14.2% |
25歳~29歳 | 15.3% | 14.1% |
30歳~34歳 | 9.5% | 14.0% |
35歳~39歳 | 7.7% | 10.7% |
参照元
厚生労働省
「3 転職入職者の状況(1)年齢階級別転職入職率 図4-1 性、年齢階級別転職入職率(令和4年(2022))、14p」
上記から、男女ともに20代の転職入職率が高いことが分かります。同資料(図6-2、15p)の就業形態別にみた女性の転職入職率はパートのほうが高くなっていますが、20代での転職率が高い点は変わりません。
新卒1年目~3年目で「転職したい」と思う理由
ここでは、正社員として働く若者が「転職したい」と思う理由を見ていきましょう。ハタラクティブの「若者しごと白書2023(39p)」によると、新卒を含む正社員(18〜29歳)が転職したい理由ランキングは以下のとおりでした。
1位:今より多くの収入を得たい
2位:今よりもやりがいのある仕事がしたい
3位:新しい経験やスキルを得たい
4位:福利厚生が充実したところで働きたい
5位:残業時間を減らしたい
アンケートの結果から分かる通り、転職したいと思う理由で1位だったのが、「今より多くの収入を得たい」でした。これは今の会社で給与が上がらず生活が苦しい、将来のためにもう少し年収を上げたいと考えている若者が多いためだと考えられます。
しかし、転職したから絶対に収入が増えることは無く、実際は先に説明した通り年収が下がるケースもあるので注意が必要です。第2位も同じように、年齢が若いと「自分にとってやりがいとは何なのか」が不明瞭な人も多いので、しっかりとした自己分析が必要です。これらのランキングを参考に、自身の転職したい気持ちに当てはまるか今一度問うこともおすすめです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023
新卒でも市場価値はある?転職前に考えたいこと
新卒で転職を検討した際は、以下2つのポイントを考えましょう。転職に失敗しないためにも、慎重に検討することが大切です。
今の会社では続けられない理由を明確にする
新卒で転職する際は自己分析を徹底的に行い、やりたい仕事や得意なことが今の会社では本当にできないのかよく考えてみましょう。
「本当にやりたいことに関する部署がない」「労働環境の改善を試みたが見込めない」など、今の会社で社会人を続けられない理由が明確なら、企業からのマイナスイメージリスクが下がります。また、「文句を言うだけで行動を起こさない」「不満から転職している」といった懸念点も払拭されるでしょう。
転職市場での強みを客観的に分析する
転職市場での自分の強みを客観的に分析することも大切です。他社でも通用するスキルや専門的な資格・経験を持っていると、転職時に他の候補者と比較された際、有利になることがあります。
他にも最近では企業のDX化が進められていたり、将来的にIT人材が不足するといわれていたりするので、IT周りの知識・経験があれば市場価値は高くなりやすいでしょう。もし自分で判断できなければ転職エージェントに相談するのもおすすめです。
新卒1年目~3年目の転職を成功させる7つのコツ
新卒1年目〜3年目の転職を成功させるコツは、希望条件の優先度を整理したうえで計画的に転職活動を進めることです。7つのポイントを詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
1.計画的に転職活動を進める
新卒1年目〜3年目の転職活動は、綿密な計画を立てながら実行することが大切です。そのためにも、まずは転職活動期間を大まかに定めておく必要があります。
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(20p)」をみると、在職中に転職活動を始めてから仕事を辞めるまでの期間は「1ヶ月以上3ヶ月未満」が最も高い割合でした。半年以上かける人は少ない傾向です。転職活動期間の設け方に迷う場合は、自分の転職したい時期から逆算して半年以内を目安にすると良いでしょう。転職活動の詳しいスケジュールについては、「転職はどれくらいかかる?準備期間の目安や早めに終わらせるコツを解説」をご参照ください。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
転職したい時期を事前に決めておこう
第二新卒としての転職を検討している方は、いつまでに転職したいかを事前に決めておきましょう。目標を決めておけば、転職活動の不必要な長期化を防げます。ハタラクティブの「若者しごと白書2022(49p)」によると、高卒の場合は「1〜2年後まで」、大卒の場合は「3〜4年後まで」と、比較的長いスパンで転職を考えている人が多いようです。現状に応じて、転職したい時期を設定してみてください。参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2022
2.自己分析を丁寧に行う
転職後のミスマッチを防ぎ、後悔のない転職をするには、自己分析が効果的です。新卒1年目や2年目で転職を検討している場合、就活時の自己分析不足が企業とのミスマッチを引き起こしている可能性があります。また、自己分析が不十分だと、自分の求めているものを勘違いしたまま転職してしまい、転職した後に気づいて困る可能性も。
自分にマッチした企業を見つけるためにも、改めて自己分析を行いましょう。社会人経験が増えたことで、仕事や物事に対する考え方が変化している可能性もあります。「第二新卒に自己分析は必要?転職時や採用面接に活用できるやり方を紹介」のコラムでは、第二新卒の自己分析のやり方や注意点などを紹介しているので、ぜひご一読ください。
3.業界・企業研究をして情報収集する
新卒1年目〜3年目で転職する際は、業界・企業研究をして情報を集めましょう。特に、労働条件や社風が合っておらず転職する場合、企業研究を疎かにしてしまうと再び早期離職につながる可能性があります。在職中でリサーチに手が回らない場合は、転職エージェントを利用し、アドバイザーから求人紹介を受けつつ情報を入手するのも手です。
4.希望条件を整理してから会社を選ぶ
新卒1年目〜3年目の転職活動を成功させるには、求人選びで優先すべき条件を明確にすることも大切です。たとえば、転職したい理由が「労働環境の悪さ」の場合は、年間休日数や残業の有無といった条件を軸に企業を選ぶと良いでしょう。ただし、希望条件があり過ぎると、条件にマッチする求人が見つからない場合があるので注意してください。
人気企業だけに絞ると就活が長期化しやすいので注意
志望先を有名企業や大手企業だけに絞り込んでしまうと、転職活動が長引きやすいので注意しましょう。有名企業や大手企業は基本的に新卒一括採用に注力しており、経験者が応募する中途採用枠の倍率も高い傾向にあるからです。第二新卒として求人を探す際は、幅広い企業に目を向け、自分らしく働ける環境を探しましょう。5.転職後のキャリアビジョンを明確にする
第二新卒としての転職を成功させるコツは、将来像を具体的にイメージすることです。「何年後にはこのポジションに就きたい」「新規事業を立ち上げたい」など、将来的に成し遂げたいことを明らかにすると、「そのキャリアを実現できるか」という視点で企業を探せます。
なりたい将来像に向けてどのようなスキルが求められるのか、どういった仕事なら実力をつけられるかが分かれば、入社後のミスマッチも防げるでしょう。
6.転職理由をポジティブな表現に言い換える
新卒1年目〜3年目の転職活動では、転職理由をポジティブに言い換える工夫をしましょう。後ろ向きな転職理由をそのまま伝えると、採用担当者にマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。
虚偽の内容を伝えてはいけませんが、言葉の選び方で与える印象を変えることは可能です。たとえば、「仕事内容が合わなかった」という転職理由の場合は、「ほかに興味のある仕事が見つかった」と言い換えると、意欲的な印象につなげられます。
7.転職サイトやエージェントを有効活用する
新卒1年目〜3年目で転職を考えている方は、転職サイトや就職・転職エージェントを活用するのもおすすめです。転職サイトでは「第二新卒歓迎」「業種・職種未経験可」といった条件で求人を探してみてください。また、就職・転職エージェントも併用すると、就活ノウハウを持つアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を円滑に進めることが可能です。
退職するのは転職先が決まったタイミングがおすすめ
新卒で入社した企業を辞めるタイミングは、転職先の決定後が理想です。転職先が決定する前に退職すると、無収入の焦りから冷静な判断を失う可能性があります。自分の希望条件に合った仕事を見極めるためにも、働きながら転職活動を進めるのがおすすめです。新卒1年目~3年目の転職活動で効果的なアピール内容
新卒1年目〜3年目の転職活動では、仕事での成功体験や経験から得たものを積極的にアピールするのが効果的です。企業のニーズを踏まえたうえで、採用担当者からの評価を高めるような伝え方を考えましょう。
仕事の実績や成功体験
新卒1年目〜3年目の方は、仕事で得た実績・成功体験を面接や履歴書でアピールしましょう。たとえば、「営業職として顧客ごとのニーズに寄り添って提案を続けた結果、契約件数が○件から○件に増えた」というように、努力したことと成し遂げた経験を伝えるのがコツです。
まだ実績や成功体験がない場合は、「スキルアップのために日々こういう勉強をしていた」「早く成果を出すために日々こんなふうに工夫して仕事をしていた」など、今後の成長性・ポテンシャルを感じさせる内容をアピールしましょう。「面接で成功体験を聞かれる理由は?思いつかないときの対策や例文も紹介」のコラムでは、面接で伝えるときのポイントをまとめています。企業側が質問する意図を汲み取り、最適な回答を用意しましょう。
困難を乗り越えた経験
転職活動の自己PRとしては、「仕事で体験した困難をどのように乗り越えたか」を伝えるのも有効です。採用担当者は、応募者が困難に直面したときの乗り越え方を知ることで対応力や忍耐力を判断します。伝え方のポイントは「『挫折経験』を面接で伝えるコツとは?聞かれる理由も解説」で紹介しているので、あわせてご参照ください。
長期的なビジョン
前述の通り、第二新卒の転職では将来のキャリアビジョンを明確に持つのが大切です。さらに、キャリアビジョンを面接でアピールするのも忘れないようにしましょう。5年後、10年後のビジョンを持っている応募者は早期離職のリスクが低いため、採用担当者に好印象を残しやすくなります。
なお、長期的なビジョンのアピールでは「その企業で実現可能な内容であること」が重要です。したがって、基礎となるビジョンは持ちつつ、細かい部分は企業ごとに少しずつ合わせていきましょう。
自分を採用するメリット
第二新卒が採用で重視されるのは「伸びしろ」です。スキルや経験ではキャリアが長い転職者に叶わないため、人柄や意欲が評価基準となります。
企業にメリットを感じてもらうためには、採用後、今よりもっと成長するという伸び代を感じてもらう必要があります。たとえば、「1年間の営業職経験を活かして、営業とバックオフィスの橋渡し役になる」など、自分だからこそ貢献できるポイントを押さえると効果的です。
新卒1年目~3年目の転職で注意すべきこと
新卒1年目〜3年目の転職者は、社会人経験が少ないゆえの思い込みで転職活動に失敗してしまうケースも少なくありません。この項では、第二新卒の転職活動における3つの注意点を解説します。
1.職務経歴書の内容が少ない
「第二新卒は経験が少ないから」と空欄が目立つ職務経歴書を提出してしまうと、書類選考に通過しにくくなります。職務経歴書は前職での実績や身につけたスキルを記載する書類であり、新卒1年目〜3年目では内容が少なくなるのは採用担当者も承知していること。
しかし、「経験や書けることがないから」と空欄のまま提出すると、「アピールする気持ちがないのでは」という印象につながります。目安8割は埋めるように心がけ、仕事に対する姿勢や工夫したことなどをアピールして評価につなげましょう。
2.現状への不満から同職種を避けてしまう
第二新卒は他社のやり方を知らないため、現職に不満があると業界・職種ごと選択肢から外してしまう場合があります。しかし、同業界・同職種でも企業によって雇用条件や職場環境は異なるため、仕事そのものが自分に合わないと決めつけるのはやめましょう。
1年〜2年でも経験のある職種は転職成功の可能性が高いので、選択肢から外してしまうのはむしろもったいないといえます。仕事自体に不満がないなら、転職先の候補として検討してみましょう。
3.引継ぎ期間を考えていない
転職は新卒の就活と違い、後任者への引き継ぎも必要です。また、今の会社から慰留されたり、退職時期を交渉されたりして、すぐに辞められない場合もあります。転職スケジュールを立てる際は、その点も含めて考えておくのが大切です。
自分でスケジュール管理をするのが苦手な方は、就職・転職エージェントを利用するのもおすすめ。退職のステップを教えてくれるほか、転職先との交渉も代行してくれるため、スケジュール調整がしやすくなります。
第二新卒から転職した人の体験談
最後に、転職エージェントのハタラクティブを利用して、第二新卒から転職した人の体験談をご紹介します。
Tさん(23歳)の転職成功談
施工管理技士をしていたTさんは、祖母との同居をきっかけに介護と両立できる職場への転職を考えます。働きながらの転職活動に難しさを感じ、ハタラクティブに登録。応募1社目で内定し、これまでの経験が活かせる職場への転職を叶えました。就活アドバイザーに細かくサポートしてもらえたことで選考に集中でき、内定までスムーズだったそうです。詳しくは、「施工管理技士の経験を活かし、建設現場のプロフェッショナルを目指す!」をご覧ください。
Sさん(22歳)の転職成功談
Sさんは新卒で就職した会社を半年で退職。その後に始めたドラッグストアのアルバイトで医薬品に興味を持ちました。周りに触発されて就活を始めたものの、なかなか思うような結果が得られず、ハタラクティブを利用することにしたそうです。就活アドバイザーから希望に合った求人を紹介してもらい、調剤併設型ドラッグストアの販売職に転職が決まりました。詳しくは、「働くことに疲れてフリーターに。医薬品への興味からドラッグストアで再び正社員の道へ」でご紹介しています。
第二新卒としての転職を考えている方は、転職エージェントのハタラクティブを利用してみませんか?ハタラクティブは、第二新卒や既卒、フリーターなどの若年層に特化した就職・転職支援サービスを提供しています。
アドバイザーがキャリアカウンセリングを行い、一人ひとりの適性に合った求人をご紹介。また、応募企業に合わせて応募書類の添削や面接対策などを行うため、「新卒の就活が上手くいかなかった」「1人での転職活動は不安…」という方も安心です。サービスの利用はすべて無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
新卒1年目~3年目で転職したい方向けのお悩みQ&A
ここでは、新卒入社した会社を辞め、転職を考えている人が抱える悩みとその回答をご紹介します。転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
第二新卒と既卒の違いは?
社会人経験の有無が違います。
社会人経験がある人は第二新卒、一度も正社員の経験がない人は既卒です。ただし、どちらも明確な定義はないので、会社によって判断が異なるケースもあります。「既卒と第二新卒の違いは?どちらが有利?定義やメリット・デメリットを解説」のコラムで、既卒を第二新卒として扱う企業もあることを紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。
新卒が転職しやすいタイミングは?
新卒が第二新卒として転職しやすいのは1〜3月もしくは7〜9月です。
1〜3月は4月入社のタイミングと重なるため、企業が新卒と併せて多くの募集を行っています。7〜9月は、新卒者の内定辞退や早期離職によって不足した人員を補うために、求人が増加するようです。詳細は「新卒1年目の時期に転職するのは厳しい?成功しやすいタイミングはある?」に載せているので、あわせてチェックしてみてください。
書類や面接でアピールすべきことは?
書類や面接では、仕事の成功体験や困難を乗り越えた経験などをアピールしましょう。
大きな成果や実績である必要はありません。小さな成功体験であっても、その経験から何を学んだのかを明確に伝えれば、採用担当者への効果的なアピールが可能です。具体的なアピール方法は、このコラムの「新卒1年目で転職したい!成功させるコツや転職した人の体験談を紹介」でご確認ください。
転職先の選び方は?
「現職の嫌なところがない会社」という判断基準だけでなく、将来像をイメージするのがおすすめです。自分が5年後10年後にどうなりたいのかを想像したうえで、「それを達成するために必要な経験が積める会社かどうか」を前提に判断しましょう。転職先の選び方は「転職における会社選びの決め手は?複数内定で迷ったときの転職先の決め方」でも紹介しています。また、転職先選びに悩んだら、転職エージェントのハタラクティブに相談するのもおすすめです。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。